JP4166187B2 - Dlpプロジェクタ装置 - Google Patents

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本発明は、DLPプロジェクタ装置、より詳細には、DLP素子を有し、そのDLP素子によって生成した投射画像光を投射するDLPプロジェクタ装置に関する。
DLP(Digital Light Processing)素子を用いて画像を投射するDLPプロジェクタ装置が現在広く普及している。DLPプロジェクタ装置は、光源となるランプ,該ランプからの光をRGBの3原色に時分割するカラーホイール,及び投射レンズを含む光学系等からなる光学部と、光源を時分割した3原色を入射させて投射画像を生成するDLP素子,入力された映像信号を処理する映像処理回路,及び該映像処理回路で処理された映像信号に従ってDLP素子を駆動するDLP駆動回路からなる電気回路部とを有している。
DLP素子は、DMD(Digital Micromirror Device)を利用した素子であり、画素を構成する微小なマイクロミラーを多数(例えば数十万枚)ワンチップに集積し、個々のマイクロミラーを制御して光の反射方向を切り替える。そしてこのときに、マイクロミラーを一秒間に数千回の速度で動作させることによって画像を描く。このように、DLPプロジェクタ装置においては、DLP素子のひとつの画素でRGBの光を制御してカラー映像を生成する。
DLP素子に対して3原色に時分割した光を入射させるために、上記のカラーホイールが用いられる。カラーホイールは、例えば、図6に示すように構成される。カラーホイール20は、ランプからの白色光を色分離するための扇型のR,G,Bの色分離フィルタ20r,20g、20bを円盤上に順次配置してなり、これを回転させることにより、入射する光源光を時分割でR,G,Bに色分離してそれぞれの単色光を順次DLP素子の表示領域全面に入射させるものである。例えばフィールドで構成される映像を表示する場合、1枚の画像を表示するにはそれぞれの単色の画像をカラーホイールと同期させ、順次R,G,B,R,G,B・・といったように表示していくことで映像表示が実現される。
上記のようなDMDを用いたDLP素子において、例えば、特許文献1には、個々のDMDの表面を所定の曲率とすることによって、隣接するDMDの表面のマイクロミラー間のクリアランスを小さくし、画像を投影した際のピクセレーションを低減した投影装置が開示されている。
特開2004―21200号公報
上記のように、DLPプロジェクタ装置に使用するカラーフィルタは、RGBの単色を得るために、RGBのうちの特定の色のみを透過させるフィルタを使用する。1つのフィルタにおいて、その透過色以外の色成分の光は反射されるため、投影画像光として利用できる光の光量は、カラーフィルタ透過前の白色光に比べて1/3以下になってしまう。すなわち、Rの画像を表示しているときはBGの光は使用できず、Gの画像を表示しているときはBRの光は使用できないことになり、光の利用効率が悪くなるという課題がある。
また、カラーホイールは、モータ等を用いて機械的に回転させる必要があるため、その騒音対策が必要である。
また、カラーホイールを用いたDLPプロジェクタ装置は、RGBの各色で画面全体を順次作っていくフィールドシーケンシャルと呼ばれる方式で画像表示を行うため、カラーブレーキング現象と呼ばれる一種の残像現象が発生し、カラー映像の再現においてデメリットとなっている。
また上記の特許文献1にも、光利用効率の低下に対する対策や、機械的騒音に対する対策については開示されていない。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、光の利用効率を増大させて明るい映像を提供でき、カラーブレーキング現象を起こさずに高品位な映像の提供が可能なDLPプロジェクタ装置であって、カラーホイールを動作させるためのモータ等の機械的な要素を必要とせず機械的な騒音、振動等の問題が生じないDLPプロジェクタ装置を提供することを目的とする。
第1の技術手段は、DLP素子によって生成した投射画像光を投射するDLPプロジェクタ装置において、DLPプロジェクタ装置は、光源光をRGBに色分離するためのR反射ダイクロイックミラー,G反射ダイクロイックミラー,及びB反射ダイクロイックミラーと、各ダイクロイックミラーで色分離された各光を同時に入射させ、出射光の出射方向を切り替える第1のDLP素子と、第1のDLP素子を出射した光を入射させて投射画像を生成する第2のDLP素子と、第2のDLP素子で生成した投射画像を投射する投射レンズとを有し、R反射ダイクロイックミラー,G反射ダイクロイックミラー,及びB反射ダイクロイックミラーは、隣接する2つのダイクロイックミラーが互いに角度αをもち、隣接する2つのダイクロイックミラーを出射した光が互いに角度2αをもって出射するように配置され、第1のDLP素子は、第1のDLP素子を構成するマイクロミラーの傾斜角が−β度,0度,+β度の3つの状態をとりうるように設定され、3つの状態を順次連続的に切り替えることにより、それぞれの出射角度が互いに異なるRGBの各光を、その相対的な関係を維持したまま前記3つの状態に応じた異なる出射角度に切り替えることを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、角度αとβは等しいことを特徴としたものである。
の技術手段は、第または第の技術手段において、DLPプロジェクタ装置は、第1のDLP素子を出射した光を入射させるマイクロレンズアレイを有し、マイクロレンズアレイは、入射したRGBの各色を、それぞれ第2のDLP素子のマイクロレンズに振り分けて入射させ、かつ第1のDLP素子の3つの状態毎に、RGBの各色を入射させる第2のDLP素子のマイクロミラーが異なってくるように構成されていることを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、マイクロレンズアレイは、第2のDLP素子のマイクロミラーの列または行ごとに同一の色を入射させるようにRGBの各色を振り分けることを特徴としたものである。
の技術手段は、第1ないし第のいずれか1の技術手段において、フィールドにより規定している映像信号を表示する際に、第1のDLP素子は、3つの状態が各フィールドの1/3の時間毎に順に切り替えられる動作を行い、第2のDLP素子は、第1のDLP素子の動作に同期して動作し、第2のDLP素子の全てのマイクロミラーは、フィールドの1/3の時間毎にRGBの光が切り替えられて入射することを特徴としたものである。
の技術手段は、第1ないし第のいずれか1の技術手段において、DLPプロジェクタ装置は、各ダイクロイックミラーと第1のDLP素子との間の光路上に第1のTIRプリズムを有し、各ダイクロイックミラーで色分離された光は、第1のTIRプリズムで反射作用を受けた後、第1のDLP素子に入射することを特徴としたものである。
の技術手段は、第1ないし第のいずれか1の技術手段において、DLPプロジェクタ装置は、第1のDLP素子と第2のDLP素子との間の光路上に第2のTIRプリズムを有し、第1のDLP素子を出射した光は、第2のTIRプリズムで反射作用を受けた後、第2のDLP素子に入射することを特徴としたものである。
本発明によれば、従来のカラーホイールに代えて3枚のダイクロイックミラーを用い、ランプからの白色光をRGBに分離して、その分離光を最終の第2のDLP素子の画面全体に入射させるので、光の利用効率を増大させて明るい映像を提供することができる。
しかも、第2のDLP素子では、どの瞬間においてもRGBの各色の表示が行われているので、カラーブレ−キング現象を起こすことなく、高品位な映像の提供が可能である。またカラーホイールを動作させるためのモータ等の機械的な要素を必要とせず、動作は全て電気的に行われるため、機械的な騒音、振動等の問題が生じない。
図1は、本発明によるDLPプロジェクタ装置の一実施例を説明するための図で、図中、1はランプ、1aはランプ1が備えるリフレクタ、2bは青反射用ダイクロイックミラー、2gは緑反射用ダイクロイックミラー、2rは赤反射用ダイクロイックミラー、3は第1のTIRプリズム(全反射プリズム)、4は映像処理回路、5は第1DLP駆動回路、6は第2DLP駆動回路、7は第1のDLP素子、7mは第1のDLP素子が備えるマイクロミラー、8はマイクロレンズアレイ、9は第2のDLP素子、9mは第2のDLP素子が備えるマイクロミラー、10は第2のTIRプリズム(全反射プリズム)、11は投射レンズである。
DLPプロジェクタ装置は、光源となるランプ1,該ランプ1からの光をRGBの3原色に分割するダイクロイックミラー2b,2g,2r,マイクロレンズアレイ8等を含む光学系等からなる光学部と、光源光を分割した光の出射角度を切り替える第1のDLP素子7,光源光を分割した光から画像を生成する第2のDLP素子9,入力された映像信号を処理する映像処理回路4,該映像処理回路4で処理された映像信号に従って第1及び第2のDLP素子7,9をそれぞれ駆動する第1及び第2DLP駆動回路5,6等からなる電気回路部とを有している。
ランプ1から出力された光は、リフレクタ1aまたは図示しないコンデンサレンズにより集光され、3枚のダイクロイックミラー2b,2g,2rでB(青),G(緑),R(赤)の光に分離される。これら3枚のダイクロイックミラー2b、2g、2rのうち隣接する2つのダイクロイックミラーは、それぞれ互いに角度α度を持って配置される。
図1の構成では、3枚のダイクロイックミラー2b,2g,2rは、入射側から順に、青反射、緑反射、赤反射ダイクロイックミラーを配しているが、これらの配列順序は限定されず、適宜選択することが可能である。
上述したように、隣接する2つダイクロイックミラーの角度がα度開いて配置されているので、ダイクロイックミラー2b、2g、2rにて反射して色分離されたR、G、Bの単色光のうちの隣接するダイクロイックミラーからの出射光は、互いに2αの角度差を有して出射する。
図2は、第1のDLP素子7における作用について説明するための図で、第1のDLP素子7を構成するマイクロミラー7mが−α度傾いた状態を図2(A)に、マイクロミラー7mが0度の状態を図2(B)に、マイクロミラー7mがα度傾いた状態を図2(C)に示すものである。
ダイクロイックミラー2b,2g,2rで色分離された光は、第1のTIRプリズム3により1回反射されて、第1のDLP素子7へ入射する。一般にDLP素子は、上述のように、画素となるマイクロミラーを縦横に並べて配置したマトリックス型の表示デバイスであり、マイクロミラーを2方向へ高速で傾けることにより入射した光を2方向へ反射させ、2方向のうち片方を投射レンズに導き、また投射レンズ側とそうでない側とを時間的に切り替えるPWM動作を行うことで映像の階調を表現する。このときに2方向の中間位置(フラットの位置)もとることができる。本実施形態では、第1のDLP素子7のマイクロミラー7mの角度位置は、α度、0度、−α度のいずれかとする。実際のDLP素子では、この角度αは、10度から12度に設定されている。
図2において、第1のDLP素子7のひとつのマイクロミラー7mに入射したRGBの光は、前記したように角度差2αで入射してくる。
このときマイクロミラー7mが、−α度傾いた状態にあると(図2(A))、そのマイクロミラー7mにおける反射光は、図2(A)に示されるような方向になる。またマイクロミラー7mの角度が0度のときのフラットな状態では(図2(B))、反射光の反射方向が図2(A)より、2α度シフトする。またマイクロミラー7mがα度傾いた状態になると(図2(C))、さらに図2(B)の状態から2α度シフトする。
すなわち、第1のDLP素子7のマイクロミラー7mに入射するRGBのそれぞれの角度を(−2α度、0度、2α度)とするとき、マイクロミラー7mの傾く角度が(−α度、0度、α度)の状態をとれば、反射光の角度はそれに応じて(0度、−2α度、−4α度)、(2α度、0度、−2α度)、(4α度、2α度、0度)の3つの状態をとることができる。
上記の図2(A)ないし図2(C)は、マイクロミラー1画素に入射する光の反射状態を説明するものであるが、実際には、DLP素子は、これらのマイクロミラーを表示領域全面にマトリクス状に配してなる。ここで、第1のDLP素子7は、全てのマイクロミラー7mが同時に同一方向に傾くように動作させる。
図3は、第1のDLP素子7の動作状況を説明するための図である。第1のDLP素子7において、全てのマイクロミラー7mを同一方向に向くように動作させることにより、ダイクロイックミラー2b,2g,2rで色分離され第1のTIRプリズム3を通った光が、恰も1枚の大きな(第1のDLP素子7の表示面積に等しい)鏡で反射する作用と等価な作用が実現される。ここでは、第1のDLP素子7のマイクロミラー7mが傾くことによって、その反射光が第1のDLP素子7の全領域において、角度2αずつシフトして反射する。
第1のDLP素子7より反射された出力光は、第2のTIRプリズム10の入射面手前に配されたマイクロレンズアレイ8に入射する。マイクロレンズアレイ8を構成する個々のレンズ要素は、第2のDLP素子9の隣り合う3つの画素(1つのマイクロミラー9mが1画素に相当)または画素列に対して、1個または1組の割合で配される。
図4は、マイクロレンズアレイ8から第2のDLP素子9への入射光路のパターンを説明するための図で、第1のDLP素子7がとりうる3つのマイクロミラー9mの傾き状態に応じた光路をそれぞれ図4(A),図4(B),図4(C)に示すものである。
図1に示すように、本実施形態においては、マイクロレンズアレイ8を通った光は第2のTIRプリズム10で1回反射して第2のDLP素子9に入射するが、図4は、説明のため第2のTIRプリズム10を省いており、また第2のDLP素子9への入射角度についても考慮していない。
上述したように、第1のDLP素子により(0度、−2α度、−4α度)、(2度、0度、−2α度)、(4α度、2α度、0度)の3つの状態をとることができるRGBの光がマイクロレンズアレイ8に入射すると、上記3つの状態に応じてそれぞれ図4(A),図4(B),図4(C)のように、第2のDLP素子9の画素となるマイクロミラー9mへの入射パターンが得られる。
マイクロレンズアレイ8を構成する1つのレンズ要素、あるいは光路上にマイクロレンズアレイを複数枚設けたとき(図4の例は2枚)の積層方向における光路上の一組のレンズ要素は、入射したRGBの光を、第2のDLP素子9の隣接する3つのマイクロミラー9mに入射させるように構成されている。ここで第2のDLP素子9の隣接する3つのマイクロミラー9mには、RGBのいずれかが入射し、隣接するマイクロミラー9m同士の色は異なっている。
そして、図4(A)〜図4(C)に示すように、第1のDLP素子7のマイクロミラー7mの状態を切り替えることにより、上下(左右でもよいが)1画素分シフトしたパターンが得られる。換言すれば、このようなパターンが得られるように、マイクロミラー9mが設計される。これは上記第1のDLP素子7の3つの状態に応じて、第2のDLP素子9の全画素の色が列または画素ごとに切り替えられることを意味する。
また、図4の例ではマイクロレンズアレイ8を2枚のレンズアレイで構成し、2枚の距離を適当に選ぶことで第2のDLP素子9に結像させることを容易にしているが、マイクロレンズアレイ8の配置は設計事項であって、適宜選択できる。
第2のDLP素子9は、第1のDLP素子7と異なり、カラーホイールを用いた従来のDLPプロジェクタ装置と同じように、入射した光を−α度とα度の2方向へ反射させ、2方向のうち片方を投射レンズ11に導き、また投射レンズ11側とそうでない側とを時間的に切り替えるPWMの動作をさせることで映像の階調を表現する動作を行う。すなわち、第2のDLP素子9が映像を作り出す要素となる。
ここで、上記第1のDLP素子7の3つの状態に応じて、第2のDLP素子9の全画素(マイクロミラー9m)の色が列または画素ごとに切り替えられるため、従来と同じような第2のDLP素子9の画面全体に例えばRの光が入射しているときにRの映像を表示する、という動作ではなく、第2のDLP素子9の列または画素ごとにそれぞれの色の光が入射しているときにはその色の映像を表示する動作を行わせる。また第1のDLP素子7による光の切り替え動作と、第2のDLP素子9の表示の動作とは必然的に同期している。
また、フィールドで構成される電気的な映像信号を連続して表示する動作に際しては、ひとつのフィールド期間を3分割し、第1のDLP素子7と第2のDLP素子9の動作を同期させながら、分割した期間を第1のDLP素子7の3つの状態にふりわけ、図2(A),図2(B),図2(C)の状態及びこれらにそれぞれ対応する図4(A),図4(B),図4(C)の状態を順次切り替えて繰り返し動作させる。切り替えに要する時間としては、第1のDLP素子7の全てのマイクロミラー7mが同一方向に傾くまでの時間が必要であるが、第1のDLP素子7のマイクロミラー7mの傾く時間は数マイクロ秒であるため高速な切り替えが可能で、従って映像表示に使用できるPWMの期間を十分確保できる。
図5は、映像の表示パターンの一例を説明するための図で、第2のDLP素子9に対する光の照射パターンの切り替え状態を模式的に示す図である。第1のDLP素子7の3つの状態に応じて、第2のDLP素子9では図5のS1→S2→S3→S1・・・のように映像が切り替えられ、この映像が投射レンズを介してスクリーン等に拡大されて映し出される。
なお、上記の実施形態では、隣接する2つのダイクロイックミラーの角度差はαで、第1のDLP素子7のマイクロミラー7mの動作角度は−α,0,+α度として設定したが、マイクロミラー7mの動作角度をαとは異なる−β,0,+β度としてもよい。このとき、光学系の最適化により、上記実施形態と同様の機能を実現できればよい。
なお、第2のDLP素子9は映像を作り出す部分であるから、全てのマイクロミラー9mが正常に動作する必要がある。ある特定のマイクロミラー9mが動作しなければ、その部分は欠陥となって映像を作り出せなくなるためである。
DLP素子の製造過程においては、この欠陥を無くす努力がなされているが必ずしも無欠陥なものが高い歩留まりでは製造できていない。欠陥のあるものは不良となり、その時点で無価値のゴミとなってしまう。
本実施形態における第1のDLP素子7は、全てのマイクロミラー7mを同一の方向に傾ける駆動を行うが、第2のDLP素子9と同じものを使用することができる。ここでは、全てのマイクロミラー7mが動作しなくてはならないという理由はない。光の反射方向を変えてマイクロレンズアレイ8に入射させるのであるから、ある程度の欠陥があってもよい。従って映像表示を行う目的では不良となったDLP素子であっても、本実施形態の第1のDLP素子7として使用可能になる。言い換えれば第1のDLP素子7のコストは非常に低くすることができる。DLP素子をふたつ用いる本発明においては、DLP素子のコストは1個+α分ですむ。従って本発明の構成を低コストで実現できる。
本発明によるDLPプロジェクタ装置の一実施例を説明するための図である。 第1のDLP素子における作用について説明するための図である。 第1のDLP素子の動作状況を説明するための図である。 マイクロレンズアレイから第2のDLP素子への入射光路のパターンを説明するための図である。 映像の表示パターンの一例を説明するための図である。 DLPプロジェクタ装置に適用されるカラーホイールの構成例を示す図である。
符号の説明
1…ランプ、1a…リフレクタ、2b…青反射用ダイクロイックミラー、2g…緑反射用ダイクロイックミラー、2r…赤反射用ダイクロイックミラー、3…第1のTIRプリズム(全反射プリズム)、4…映像処理回路、5…第1DLP駆動回路、6…第2DLP駆動回路、7…第1のDLP素子、7m…第1のDLP素子が備えるマイクロミラー、8…マイクロレンズアレイ、9…第2のDLP素子、9m…第2のDLP素子が備えるマイクロミラー、10…第2のTIRプリズム(全反射プリズム)、11…投射レンズ、20…カラーホイール、20r,20g、20b…色分離フィルタ。

Claims (7)

  1. DLP素子によって生成した投射画像光を投射するDLPプロジェクタ装置において、該DLPプロジェクタ装置は、光源光をRGBに色分離するためのR反射ダイクロイックミラー,G反射ダイクロイックミラー,及びB反射ダイクロイックミラーと、各前記ダイクロイックミラーで色分離された各光を同時に入射させ、出射光の出射方向を切り替える第1のDLP素子と、該第1のDLP素子を出射した光を入射させて投射画像を生成する第2のDLP素子と、該第2のDLP素子で生成した投射画像を投射する投射レンズとを有し、
    前記R反射ダイクロイックミラー,前記G反射ダイクロイックミラー,及び前記B反射ダイクロイックミラーは、隣接する2つのダイクロイックミラーが互いに角度αをもち、該隣接する2つのダイクロイックミラーを出射した光が互いに角度2αをもって出射するように配置され、前記第1のDLP素子は、該第1のDLP素子を構成するマイクロミラーの傾斜角が−β度,0度,+β度の3つの状態をとりうるように設定され、該3つの状態を順次連続的に切り替えることにより、それぞれの出射角度が互いに異なるRGBの各光を、その相対的な関係を維持したまま前記3つの状態に応じた異なる出射角度に切り替えることを特徴とするDLPプロジェクタ装置。
  2. 請求項1に記載のDLPプロジェクタ装置において、前記角度αとβは等しいことを特徴とするDLPプロジェクタ装置。
  3. 請求項1または2に記載のDLPプロジェクタ装置において、該DLPプロジェクタ装置は、前記第1のDLP素子を出射した光を入射させるマイクロレンズアレイを有し、該マイクロレンズアレイは、入射したRGBの各色を、それぞれ前記第2のDLP素子のマイクロミラーに振り分けて入射させ、かつ前記第1のDLP素子の3つの状態毎に、RGBの各色を入射させる前記第2のDLP素子のマイクロミラーが異なってくるように構成されていることを特徴とするDLPプロジェクタ装置。
  4. 請求項3に記載のDLPプロジェクタ装置において、前記マイクロレンズアレイは、前記第2のDLP素子のマイクロミラーの列または行ごとに同一の色を入射させるようにRGBの各色を振り分けることを特徴とするDLPプロジェクタ装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1に記載のDLPプロジェクタ装置において、フィールドにより規定している映像信号を表示する際に、前記第1のDLP素子は、前記3つの状態が各フィールドの1/3の時間毎に順に切り替えられる動作を行い、前記第2のDLP素子は、前記第1のDLP素子の動作に同期して動作し、該第2のDLP素子の全てのマイクロミラーは、フィールドの1/3の時間毎にRGBの光が切り替えられて入射することを特徴とするDLPプロジェクタ装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1に記載のDLPプロジェクタ装置において、該DLPプロジェクタ装置は、前記各ダイクロイックミラーと前記第1のDLP素子との間の光路上に第1のTIRプリズムを有し、前記各ダイクロイックミラーで色分離された光は、前記第1のTIRプリズムで反射作用を受けた後、前記第1のDLP素子に入射することを特徴とするDLPプロジェクタ装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1に記載のDLPプロジェクタ装置において、該DLPプロジェクタ装置は、前記第1のDLP素子と前記第2のDLP素子との間の光路上に第2のTIRプリズムを有し、前記第1のDLP素子を出射した光は、前記第2のTIRプリズムで反射作用を受けた後、前記第2のDLP素子に入射することを特徴とするDLPプロジェクタ装置。
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