JP2007218857A - 無線測位装置、無線測位方法および無線測位のためのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明では、少なくも3つの基地局から測位信号パルスを送信して、移動端末の位置座標を決定する無線測位装置であって、前記基地局は、1つの主基地局と複数の従基地局を含み、前記主基地局は、同期信号パルスを前記従基地局に送信する手段を備え、前記従基地局は、前記主基地局から送信された同期信号パルスと前記従基地局のクロックとのクロックのずれ時間を決定する手段と、前記主基地局の同期信号パルスの受信時刻から、前記クロックのずれ時間を含む時間差をつけた時刻に、測位信号パルスを前記移動端末に送信する手段と、前記時間差のデータを前記移動端末に送信する手段とを備えたことを特徴とする無線測位装置を用いる。
【選択図】 図16
Description
電波を発信するタイミングが一致または固定であれば、移動端末側で到達時間差を求めることができる。そのためには、各基地局が時間同期している必要がある。
少なくも3つの基地局から測位信号パルスを送信して、移動端末の位置座標を決定する無線測位装置であって、前記基地局は、1つの主基地局と複数の従基地局を含み、前記主基地局は、同期信号パルスを前記従基地局に送信する手段を備え、
前記従基地局は、前記主基地局から送信された同期信号パルスと前記従基地局のクロックとのクロックのずれ時間を決定する手段と、前記主基地局の同期信号パルスの受信時刻から、前記クロックのずれ時間を含む時間差をつけた時刻に、測位信号パルスを前記移動端末に送信する手段と、前記時間差のデータを前記移動端末に送信する手段と、を備えたことを特徴とする無線測位装置を用いる。
好ましくは、請求項1記載の基地局は、移動端末に送信する測位信号パルスを、前記主基地局と従基地局からの測位信号パルスが前記移動端末において時間的に重ならない時間差をつけた所定の時刻に送信する手段と、前記時間的に重ならない時間差のデータを前記移動端末に送信する手段と、を備えたことを特徴とする基地局を用いる。
(3)また、請求項1記載の移動端末は、前記測位信号パルスを受信した時刻を、前記主基地局と前記従基地局から送信された、クロックのずれ時間を含む所定の時間差のデータを用いて、所定の周期で補正する手段と、前記測位信号パルスを受信した時刻と、前記移動端末に保存した前記主基地局と前記従基地局の位置座標とを用いて、前記移動端末の位置座標を決定する手段と、を備えたことを特徴とする移動端末を用いる。
好ましくは、請求項1記載の移動端末は、前記移動端末で決定された前記移動端末の位置座標を、識別された特定の他の移動端末のユーザに、前記基地局の少なくも1つを介して伝える手段と、識別された特定の固定端末のユーザに、前記基地局に接続されたネットワークを介して伝える手段と、を備えたことを特徴とする移動端末を用いる。
好ましくは、請求項1記載の移動端末は、前記同期信号パルスの機能を備えた前記測位信号パルスを受信した時刻を、前記基地局から受信した時間差のデータを用いて、所定の周期で補正する手段を備えたことを特徴とする移動端末を用いる。
(4)本発明では、少なくも3つの基地局から測位信号パルスを送信して、移動端末の位置座標を決定する無線測位方法であって、前記基地局は、1つの主基地局と複数の従基地局を含み、前記主基地局が、前記従基地局に同期信号パルスを送信するステップと、前記移動端末に測位信号パルスを前記同期信号パルスの送信終了後の所定の時刻に送信するステップと、前記従基地局が、前記主基地局から送信された同期信号パルスと、前記従基地局のクロックとのクロックのずれ時間を決定するステップと、前記移動端末に対し、前記主基地局の同期信号パルス受信時刻から時間差をつけた時刻に、測位信号パルスを送信するステップと、前記時間差のデータを送信するステップと、前記移動端末が、少なくも3つの前記測位信号パルスの受信時刻を、前記従基地局から受信した前記時間差のデータを用いて、所定の周期で補正するステップと、前記主基地局と前記従基地局から前記移動端末までの、各々の前記測位信号パルスの伝播遅延時間の差を決定するステップと、前記各々の伝播遅延時間の差と、前記主基地局と前記従基地局の位置座標を用いて、前記移動端末の位置座標を決定するステップと、を含む無線測位方法を用いる。
(5)本発明では、1つの主基地局から複数の従基地局に同期信号パルスを送信して、前記従基地局が、移動端末に送信する測位信号パルスの送信時刻を決定する、無線測位のためのプログラムであって、前記従基地局が備えたコンピュータを、前記主基地局における前記同期信号パルスの送信終了時刻から、前記測位信号パルスの送信開始時刻までの時間Taと、前記主基地局から前記従基地局までの前記測位信号パルスの伝播遅延時間Tpiと、前記主基地局のクロックに対する前記従基地局のクロックのずれ時間T0iと、前記主基地局におけるクロック周期Tkとを入力する手段、加減算、除算の整数部分の計算、および乗算により、Ti={(Ta−Tpi+T0i)divTk}×Tkの演算を行う手段、および前記演算結果Tiを、前記従基地局が、前記主基地局の前記同期信号パルスを受信した時刻から、前記測位信号パルスを送信する時刻までの時間差として出力する手段、として機能させるための無線測位のためのプログラムを用いる。
・「実施例1の無線測位システムの通信ルート構成」
本実施例における無線測位システムの原理的な通信ルート構成を図3に示し、実際的な通信ルート構成を図4に示す。
・「実施例1の無線測位システムの装置構成と動作」
本実施例における基地局Aのブロック図を図5に、基地局Bのブロック図を図6に、送信データフォーマットを図7にそれぞれ示す。
基地局A501における送信動作を、図5と図7により説明する。
基地局B302の送信動作は、前記基地局Aと同じである。
基地局Bにおけるタイミング補正方法を図10により説明する。
・ 式により、基地局Aに対する基地局Bのタイマのずれが分かる。
例えば、Ta=1000nsec、Tpb=104nsec、T0b=1nsecの時、Tb={(1000−104+1 1) div10}×10=890となる。Par1001とPbr1003は、クロックがずれているため、同時に出すことはできず、Pbr1003はPar1001に対してT0bだけ時刻がずれて送信される。このクロックのずれT0bを基地局B302からの測位信号D103にデータとして乗せて、移動端末M305に送信する。
・「実施例1の各局における信号の送信と受信のタイミング」
図11に各局における信号の送信と受信のタイミングを示す。
図4における移動端末M305では、各基地局からの測位信号電波の到着時刻差を求めるが、例えば、基地局A401と基地局B302とでは、同時に測位信号が出ておらず、T0bだけずれているため、移動端末M305で求まった到着時間差に対して、T0bを差し引いて補正する。
基地局C304については、基地局A401に対し、前記T0bと同様にして求めた送信時刻のずれT0cを用いて、補正した到着時刻trc0が求められ、(4)式となる。
(5)、(6)、(7)式から、未知数xm、ym、raを含む連立方程式を表すマトリクスの式(10)が得られる。
a11=2(xb−xa) a12=2(yb−ya)
a21=2(xc−xa) a22=2(yc−ya)
Bは2行1列のマトリクスで、各要素は、
b1=2c(tra−trb0)
b2=2c(tra−trc0)
Cは2行1列のマトリクスで、各要素は、
c1=−xa 2+xb 2−ya 2+yb 2−c2(tra−trb0)2
c2=−xa 2+xc 2−ya 2+yc 2−c2(tra−trc0)2
(10)式より、detA≠0の条件でxm、ymを求めると、Aの逆マトリクスA−1を用いて(11)式となる。
未知数xm、ymを含まない、未知数raに関する2次式となり、raは、各基地局の座標と、各基地局で測定された移動局M305からの信号到着時間差により表現された解として求まる。得られた解raを、(11)式に代入すれば、求める移動局Mの座標値xmとymがそれぞれ求められ、移動局M305の位置が決定される。
・「実施例2の無線測位システムの通信ルート構成」
本実施例における無線測位システムの通信ルート構成は、実施例1と同じで図4に示す。
・「実施例2の各局における信号の送信と受信のタイミング」
図14に、実施例2による各局からの信号の送信と受信のタイミングを示す。
図6における基地局B302の受信部の相関器616で、図14の同期信号受信1406内のプリアンブルが検出され、基準パルスが検出されたならば、その時の精密タイマーの値tsb1407がラッチされ、MPU601に取り込まれる。MPU601はその時点から、(13)式によりTbの演算を行い、Tb後を周期タイマ−605で測定し、その時刻に、測位信号パルス列1408の送信が開始される。
図4における移動端末M305では、各基地局からの測位信号電波の到着時刻差を求めるが、例えば、基地局A401と基地局B302とでは、同時に測位信号が出ておらず、Twbだけずれているため、移動端末M305で求まった到着時間差に対して、Twbを差し引いて補正する。
基地局C304については、基地局A401に対し、前記Twbと同様にして求めた送信時刻のずれTwcを用いて、補正した到着時刻trc0が求められ、(17)式となる。
・「実施例3の無線測位システムの通信ルート構成」
本実施例における無線測位システムの通信ルート構成は、実施例1と同じで図4に示す。
・「実施例3の各局における信号の送信と受信のタイミング」
図16に、実施例3による各局からの信号の送信と受信のタイミングを示す。
移動端末M305の構成は、実施例2の場合と同じく図15に示される。
(付記1)
少なくも3つの基地局から測位信号パルスを送信して、移動端末の位置座標を決定する無線測位装置であって、
前記基地局は、1つの主基地局と複数の従基地局を含み、
前記主基地局は、同期信号パルスを前記従基地局に送信する手段を備え、
前記従基地局は、前記主基地局から送信された同期信号パルスと前記従基地局のクロックとのクロックのずれ時間を決定する手段と、
前記主基地局の同期信号パルスの受信時刻から、前記クロックのずれ時間を含む時間差をつけた時刻に、測位信号パルスを前記移動端末に送信する手段と、
前記時間差のデータを前記移動端末に送信する手段と、
を備えたことを特徴とする無線測位装置。
(付記2)
付記1記載の基地局は、前記移動端末への測位信号パルスの送信を、所定の周期で繰り返す手段を備えたことを特徴とする基地局。
(付記3)
付記1記載の基地局は、インパルス化された超広帯域無線信号を送信することを特徴とする基地局。
(付記4)
付記1記載の基地局は、所定の擬似ランダムディジタル信号が、任意のディジタル信号によりパルス位置変調され、該パルス位置変調された擬似ランダムディジタル信号のチップ幅の特定位置でインパルス化された信号を送信することを特徴とする基地局。
(付記5)
付記1記載の基地局は、生成する擬似ランダムディジタル信号として、リードソロモン符号によりパルス位置変調された信号を用いることを特徴とする基地局。
(付記6)
付記1記載の基地局は、送信するインパルス化された信号を所定の帯域通過濾波器で帯域制限する手段を備えたことを特徴とする基地局。
(付記7)
付記1記載の従基地局は、同期信号パルスの受信時刻の決定を、前記従基地局が受信し検出した信号と、前記従基地局が備えた前記主基地局と同じ擬似ランダムディジタル信号との相関による時間比較により行う手段を備えたことを特徴とする基地局。
(付記8)
付記1記載の従基地局は、同期信号パルスの受信時刻の決定を、前記従基地局が備えた基準クロックを基準として、前記基準クロックで動作する粗タイマーと、前記基準クロックよりも細かい刻みで動作する精密タイマーを用いて行うことを特徴とする基地局。
(付記9)
付記1記載の基地局は、移動端末に送信する測位信号パルスを、前記主基地局と従基地局からの測位信号パルスが前記移動端末において時間的に重ならない時間差をつけた所定の時刻に送信する手段と、
前記時間的に重ならない時間差のデータを前記移動端末に送信する手段と、
を備えたことを特徴とする基地局。
(付記10)
付記1記載の基地局は、前記時間的に重ならない時間差で行なう測位信号パルスの送信と、前記時間差のデータの送信を、所定の周期で繰りかえす手段を備えたことを特徴とする基地局。
(付記11)
付記1記載の従基地局は、前記主基地局より受信した同期信号パルスの受信時刻の決定を、前記従基地局が備えた基準クロックを基準として、前記基準クロックで動作する粗タイマーと、前記基準クロックよりも細かい刻みで動作する精密タイマーを用いて行うことを特徴とする基地局。
(付記12)
付記1記載の従基地局は、前記時間的に重ならない時間差をつけて測位信号パルスを送信する時刻の決定を、前記従基地局が備えた基準クロックを基準として、前記基準クロックで動作する粗タイマーと、前記基準クロックよりも細かい刻みで動作する精密タイマーを用いて行なうことを特徴とする基地局。
(付記13)
付記1記載の主基地局は、前記同期信号パルスの機能を備えた測位信号パルスを送信する手段を備えたことを特徴とする基地局。
(付記14)
前記主基地局は、同期信号パルスの機能を備えた測位信号パルスの前記移動端末への送信を、所定の周期で繰り返す手段を備えたことを特徴とする基地局。
(付記15)
付記1記載の基地局は、所定の擬似ランダムディジタル信号が、任意のディジタル信号によりパルス位置変調される手段と、
前記パルス位置変調された擬似ランダムディジタル信号のチップ幅の特定位置でインパルス化した超広帯域無線信号を生成する手段と、
前記インパルス化した超広帯域無線信号により、前記同期の機能を備えた測位信号パルスを送信する手段と、
を備えたことを特徴とする基地局。
(付記16)
付記1記載の従基地局は、前記主基地局から受信した、前記同期の機能を備えた測位信号パルスの受信時刻の決定を、前記従基地局が備えた基準クロックを基準として、前記基準クロックで動作する粗タイマーと、前記基準クロックよりも細かい刻みで動作する精密タイマーを用いて行うことを特徴とする基地局。
(付記17)
付記1記載の移動端末は、前記測位信号パルスを受信した時刻を、前記主基地局と前記従基地局から送信された、クロックのずれ時間を含む所定の時間差のデータを用いて、所定の周期で補正する手段と、前記測位信号パルスを受信した時刻と、前記移動端末に保存した前記主基地局と前記従基地局の位置座標とを用いて、前記移動端末の位置座標を決定する手段と、
を備えたことを特徴とする移動端末。
(付記18)
付記1記載の移動端末は、
前記移動端末で決定された前記移動端末の位置座標を、識別された特定の他の移動端末のユーザに、前記基地局の少なくも1つを介して伝える手段と、
識別された特定の固定端末のユーザに、前記基地局に接続されたネットワークを介して伝える手段と、
を備えたことを特徴とする移動端末。
(付記19)
付記1記載の移動端末は、前記主基地局と前記従基地局からの測位信号パルスの受信時刻の決定を、該移動端末が受信し検出した信号と、該移動端末に備えた前記主基地局と前記従基地局に固有の擬似ランダムディジタル信号との相関による時間比較により行う手段を備えたことを特徴とする移動端末。
(付記20)
付記1記載の移動端末は、前記時間的に重ならない時間差のデータを用いて、前記移動端末で決定された前記移動端末の位置座標を、識別された特定の他の移動端末のユーザに、前記基地局の少なくも1つを介して伝える手段と、
識別された特定の固定端末のユーザに、前記基地局に接続されたネットワークを介して伝える手段と、
を備えたことを特徴とする移動端末。
(付記21)
付記1記載の移動端末は、前記基地局から受信した前記移動端末において時間的に重ならない時間差のデータを用いて、前記基地局から測位信号パルスを受信した時刻を、所定の周期で補正する手段を備えたことを特徴とする移動端末。
(付記22)
付記1記載の移動端末は、前記基地局から前記時間差で送信された測位信号パルスの受信時刻の決定を、前記移動端末が受信し検出した信号と、前記移動端末に備えた前記各基地局に共通の擬似ランダムディジタル信号との相関による時間比較により行う手段と、
前記測位信号パルスの受信時刻を、前記前記基地局から受信した時間差のデータで補正する手段とを備えたことを特徴とする移動端末。
(付記23)
付記1記載の移動端末は、前記同期信号パルスの機能を備えた測位信号パルスの受信時刻を用いて決定された前記移動端末の位置座標を、識別された特定の他の移動端末のユーザに、前記基地局の少なくも1つを介して伝える手段と、
識別された特定の固定端末のユーザに、前記基地局に接続されたネットワークを介して伝える手段と、
を備えたことを特徴とする移動端末。
(付記24)
付記1記載の移動端末は、前記同期信号パルスの機能を備えた前記測位信号パルスを受信した時刻を、前記基地局から受信した時間差のデータを用いて、所定の周期で補正する手段を備えたことを特徴とする移動端末。
(付記25)
付記1記載の移動端末は、前記基地局から受信した同期信号パルスの機能を備えた測位信号パルスの受信時刻の決定を、該移動端末が受信し検出した信号と、該移動端末に備えた前記基地局に共通の擬似ランダムディジタル信号との相関による時間比較により行うことを特徴とする移動端末。
(付記26)
少なくも3つの基地局から測位信号パルスを送信して、移動端末の位置座標を決定する無線測位方法であって、
前記基地局は、1つの主基地局と複数の従基地局を含み、
前記主基地局が、前記従基地局に同期信号パルスを送信するステップと、
前記移動端末に測位信号パルスを前記同期信号パルスの送信終了後の所定の時刻に送信するステップと、
前記従基地局が、前記主基地局から送信された同期信号パルスと、前記従基地局のクロックとのクロックのずれ時間を決定するステップと、前記移動端末に対し、前記主基地局の同期信号パルス受信時刻から時間差をつけた時刻に、測位信号パルスを送信するステップと、前記時間差のデータを送信するステップと、
前記移動端末が、少なくも3つの前記測位信号パルスの受信時刻を、前記従基地局から受信した前記時間差のデータを用いて、所定の周期で補正するステップと、
前記主基地局と前記従基地局から前記移動端末までの、各々の前記測位信号パルスの伝播遅延時間の差を決定するステップと、前記各々の伝播遅延時間の差と、前記主基地局と前記従基地局の位置座標を用いて、前記移動端末の位置座標を決定するステップと、
を含む無線測位方法。
(付記27)
1つの主基地局から複数の従基地局に同期信号パルスを送信して、前記従基地局が、移動端末に送信する測位信号パルスの送信時刻を決定する、無線測位のためのプログラムであって、
前記従基地局が備えたコンピュータを、
前記主基地局における前記同期信号パルスの送信終了時刻から、前記測位信号パルスの送信開始時刻までの時間Taと、前記主基地局から前記従基地局までの前記測位信号パルスの伝播遅延時間Tpiと、前記主基地局のクロックに対する前記従基地局のクロックのずれ時間T0iと、前記主基地局におけるクロック周期Tkとを入力する手段、
加減算、除算の整数部分の計算、および乗算により、
Ti={(Ta−Tpi+T0i)divTk}×Tk
の演算を行う手段、および
前記演算結果Tiを、前記従基地局が、前記主基地局の前記同期信号パルスを受信した時刻から、前記測位信号パルスを送信する時刻までの時間差として出力する手段、
として機能させるための無線測位のためのプログラム。
102 基地局B
103 基地局C
104 基地局D
105 移動端末M
106 双曲線
107 双曲線
201 衛星A
202 衛星B
203 衛星C
204 地上制御局
205 地上移動端末M
301 基準局
302 基地局B
303 基地局C
304 基地局D
305 移動端末M
401 基地局A
501 MPU(マイクロプロセッサーユニット)
502 送信データ
503 PPM(パルス位置変調)データ変調部
504 PN系列発生部
505 基準クロック
506 インパルス生成部
507 送信BPF(バンドパスフィルタ)
508 PA(電力増幅器)
509 送信アンテナ
601 MPU(マイクロプロセッサーユニット)
602 送信データ
603 PPM(パルス位置変調)データ変調部
604 PN系列発生部
605 周期タイマー
606 インパルス生成部
607 送信BPF(バンドパスフィルタ)
608 PA(電力増幅器)
609 送信アンテナ
610 基準クロック
611 受信アンテナ
612 受信BPF(バンドパスフィルタ)
613 LNA(低雑音増幅器)
614 パルス検出部
615 精密タイマー
616 相関器
617 ラッチ
618 PN系列発生部
711 1チップ分の位置ホッピング
712 1チップ分の位置ホッピング
800 入力信号
811 第1の遅延回路
812 第2の遅延回路
813 第3の遅延回路
814 第4の遅延回路
819 第9の遅延回路
820 DFF(Delay Flip Flop)
830 遅延0の出力
831 遅延1の出力
832 遅延2の出力
833 遅延3の出力
834 遅延4の出力
839 遅延9の出力
901 エンコード値を粗タイマーでラッチする時刻
902 エンコード値を粗タイマーでラッチする時刻
903 エンコード値を粗タイマーでラッチする時刻
1000 同期信号パルスPas
1001 測位信号パルスPar
1002 同期信号パルスPbs
1003 測位信号パルスPbr、
1101 同期信号送信
1102 同期基準パルス送信時刻tsa
1103 測位信号A送信
1104 基準パルスA送信時刻tta
1105 基地局Aデータ送信
1106 同期信号受信
1107 同期基準パルス受信時刻tsb
1108 測位信号B送信
1109 基準パルスB送信時刻ttb
1110 基地局Bデータ送信
1111 同期信号受信
1112 測位信号A受信
1113 測位信号B受信
1114 基準パルスA受信時刻tra
1115 基準パルスB受信時刻trb
1116 基地局Aデータ受信
1117 基地局Bデータ受信
1201 MPU(マイクロプロセッサーユニット)
1202a 受信ブロックA
1202b 受信ブロックB
1202c 受信ブロックC
1203 ラッチ
1204 ラッチ
1205 PN系列発生部
1206 受信データ
1207 PPMデータ復調部
1208 相関器
1209 基準クロック
1210 粗タイマー
1211 精密タイマー
1212 パルス検出部
1213 LNA(低雑音増幅器)
1214 受信BPF(バンドパスフィルタ)
1215 受信アンテナ
1401 同期信号送信
1402 同期基準パルス送信時刻tsa
1403 測位信号A送信
1404 基準パルスA送信時刻tta
1405 基地局Aデータ送信
1406 同期信号受信
1407 同期基準パルス受信時刻tsb
1408 測位信号B送信
1409 基準パルスB送信時刻ttb
1410 同期信号受信
1411 測位信号A受信
1412 基準パルスA受信時刻tra
1413 測位信号B受信
1414 基準パルスB受信時刻trb
1415 基地局Aデータ受信
1501 MPU(マイクロプロセッサーユニット)
1502 ラッチ
1503 ラッチ
1504 PN系列発生部
1505 受信データ
1506 PPMデータ復調部
1507 相関器
1508 基準クロック
1509 粗タイマー
1510 精密タイマー
1511 パルス検出部
1512 LNA(低雑音増幅器)
1513 受信BPF(バンドパスフィルタ)
1514 受信アンテナ
1601 測位信号A送信
1602 基準パルスA送信時刻tta
1603 基地局Aデータ送信
1604 測位信号A受信
1605 基準パルスA受信時刻tsb
1606 測位信号B送信
1607 基準パルスB送信時刻ttb
1608 測位信号A受信
1609 基準パルスA受信時刻tsc
1610 測位信号C送信
1611 基準パルスB送信時刻ttb
1612 測位信号A受信
1613 基準パルスA受信時刻tra
1614 測位信号B受信
1615 基準パルスB受信時刻trb
1616 測位信号C受信
1617 基準パルスC受信時刻trc
1618 基地局Aデータ受信
Claims (5)
- 少なくも3つの基地局から測位信号パルスを送信して、移動端末の位置座標を決定する無線測位装置であって、
前記基地局は、1つの主基地局と複数の従基地局を含み、
前記主基地局は、同期信号パルスを前記従基地局に送信する手段を備え、
前記従基地局は、前記主基地局から送信された同期信号パルスと前記従基地局のクロックとのクロックのずれ時間を決定する手段と、
前記主基地局の同期信号パルスの受信時刻から、前記クロックのずれ時間を含む時間差をつけた時刻に、測位信号パルスを前記移動端末に送信する手段と、
前記時間差のデータを前記移動端末に送信する手段と、
を備えたことを特徴とする無線測位装置。 - 請求項1記載の基地局は、所定の擬似ランダムディジタル信号を、任意のディジタル信号によりパルス位置変調する手段と、
前記パルス位置変調された擬似ランダムディジタル信号のチップ幅の特定位置でインパルス化した超広帯域無線信号を生成する手段と、
前記インパルス化した超広帯域無線信号により、同期信号パルスと測位信号パルスを送信する手段とを備えたことを特徴とする基地局。 - 請求項1記載の移動端末は、前記従基地局から受信した時間差のデータを用いて、測位信号パルスを受信した時刻を、所定の周期で補正する手段を備えたことを特徴とする移動端末。
- 少なくも3つの基地局から測位信号パルスを送信して、移動端末の位置座標を決定する無線測位方法であって、
前記基地局は、1つの主基地局と複数の従基地局を含み、
前記主基地局が、前記従基地局に同期信号パルスを送信するステップと、
前記移動端末に測位信号パルスを前記同期信号パルスの送信終了後の所定の時刻に送信するステップと、
前記従基地局が、前記主基地局から送信された同期信号パルスと、前記従基地局のクロックとのクロックのずれ時間を決定するステップと、前記移動端末に対し、前記主基地局の同期信号パルス受信時刻から時間差をつけた時刻に、測位信号パルスを送信するステップと、前記時間差のデータを送信するステップと、
前記移動端末が、少なくも3つの前記測位信号パルスの受信時刻を、前記従基地局から受信した前記時間差のデータを用いて、所定の周期で補正するステップと、
前記主基地局と前記従基地局から前記移動端末までの、各々の前記測位信号パルスの伝播遅延時間の差を決定するステップと、前記各々の伝播遅延時間の差と、前記主基地局と前記従基地局の位置座標を用いて、前記移動端末の位置座標を決定するステップと、
を含む無線測位方法。 - 1つの主基地局から複数の従基地局に同期信号パルスを送信して、前記従基地局が、移動端末に送信する測位信号パルスの送信時刻を決定する、無線測位のためのプログラムであって、
前記従基地局が備えたコンピュータを、
前記主基地局における前記同期信号パルスの送信終了時刻から、前記測位信号パルスの送信開始時刻までの時間Taと、前記主基地局から前記従基地局までの前記測位信号パルスの伝播遅延時間Tpiと、前記主基地局のクロックに対する前記従基地局のクロックのずれ時間T0iと、前記主基地局におけるクロック周期Tkとを入力する手段、
加減算、除算の整数部分の計算、および乗算により、
Ti={(Ta−Tpi+T0i)divTk}×Tk
の演算を行う手段、および
前記演算結果Tiを、前記従基地局が、前記主基地局の前記同期信号パルスを受信した時刻から、前記測位信号パルスを送信する時刻までの時間差として出力する手段、
として機能させるための無線測位のためのプログラム。
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