JP2007218092A - ピストンポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吐出弁50を、バルブシート部材51と、そのバルブシート部材のバルブシート面51aに接離させる弁体52と、その弁体52を一端で前記バルブシート面51aに押圧するコイルスプリング53と、このコイルスプリング53の他端を支持するリテーナ54とで構成し、リテーナ54をバルブシート部材51に設けた位置決め面cf2に当接させて軸線方向に位置決めし、このリテーナ54とプラグ6との間に弾性部材12を配置し、この弾性部材12を介してリテーナ54をバルブシート部材51とプラグ6とで挟持する構造にした。
【選択図】図2
Description
(1)前記プラグを、ポンプハウジングに設けられた位置決め面に当接させて軸線方向に位置決めし、位置決め点にプラグを固定してこのプラグのバルブシート部材側への移動を前記位置決め面で規制する。
(2)前記弾性部材を、前記リテーナのコイルスプリング支持部よりもリテーナ径方向外側に配置する。
(3)前記弾性部材を前記リテーナに一体に形成する。
(4)前記リテーナを樹脂の成形体で形成する。
(5)前記リテーナに、バルブシート部材の位置決め面に当接させる鍔とその鍔に連なる筒部とを形成し、前記筒部をバルブシート部材に設けられた突出部の外周に外嵌または内周に圧入してリテーナをバルブシート部材で保持する。
(6)前記リテーナに吐出弁の弁体のリテーナ径方向移動量を規制する規制部を備えさせる。
(7)前記リテーナに、吐出弁の弁体のリフト量を規制するストッパを備えさせる。
(8)樹脂の成形体で前記リテーナを形成し、前記ストッパをリテーナと同一材料で前記リテーナに一体に形成する。
(9)前記ストッパを前記コイルスプリングの内側に配置される凸状に形成して、前記コイルスプリングの傾倒を抑制可能なスプリング内径ガイド部として兼用する。
(10)前記ストッパの弁体リフト量規制面に、リフトした弁体に入口が塞がれて内部に液体を封じ込める窪みを設ける。
(11)前記リテーナに、前記コイルスプリングの外周を囲うスプリング外径ガイド部を設け、そのスプリング外径ガイド部に、前記コイルスプリングの外周と当接してコイルスプリングの傾倒を抑制可能な内周面と、内径が前記弁体の外径よりも小さい小径部とを設け、前記小径部を前記弁体と当接可能に配置してその小径部で前記ストッパを形成する。
位置決め面によって位置決め点からのプラグのバルブシート部材側へのさらなる移動が規制されるので、組み付け時にプラグが仮に強い力で押し込まれたとしても弾性部材の一定量を越えた圧縮が防止され、リテーナの位置決めに係るバルブシート部材の位置決め面の変位抑制の効果がより高まる。
。この吐出弁50は、バルブシート部材51と、このバルブシート部材51に接離させて出口通路を開閉する弁体52と、一端で弁体52をバルブシート部材51のバルブシート面51aに押圧するコイルスプリング53と、コイルスプリング53の他端を支持するリテーナ54を備えている。
54eは、小径円筒部54aに設けた窓孔であり、ポンプ室9から吐出されたブレーキ液はその窓孔54eを通り抜け、プラグ6とバルブシート部材51との間の液室を通って吐出路11に流れる。
ており、鍔54cの部分に一体成形して設けられたプラグ6側に突出する弾性変形可能な突起54f(図3参照)を周方向に間隔をあけて複数個(好ましくは3個以上)備えている。その突起54fが弾性部材12としてバルブシート部材51とプラグ6との間に介在される。この突起54fは、ポンプハウジング1に取り付けられるプラグ6に押圧されて弾性変形する。その弾性変形によってプラグ6による押圧力が吸収されるため、位置決め面cf2に対する鍔54cの押し付け圧が小さくなり、リテーナ54を軸方向に位置決めする部分の変形、ひいては変位が抑制されてリテーナ54と弁体52の位置関係が安定する。また、コイルスプリング53のセット荷重よりも大きな弾性復元力を生じる突起54fがプラグ6との間に挟まれることによって、円筒部54dに対する突出部51bの圧入が軽度に行われている場合にもリテーナ54が押さえ込まれて図の位置に安定して保持される。
なお、上述したピストンポンプのように、弾性部材12をリテーナ54のコイルスプリング支持部よりも径方向外側に配置する構成は好ましいが、必須ではない。図1〜図3のリテーナに設けられる突起54fや図4のリテーナに設けられる弾性爪54gは、リテーナのコイルスプリング支持部である底壁54bよりも径方向外側に配置されており、この突起54fや弾性爪54gが軸線方向に押圧されても底壁54bの変位は起こらないという効果を奏する。
1a 塑性変形部
2 シリンダ
3 ピストン
4 カム
5 スプリング
6 プラグ
6a 環状凸部
7,8 シールリング
9 ポンプ室
10 吸入路
11 吐出路
12 弾性部材
13 ストッパ
14 窪み
15 スプリング外径ガイド部
40 吸入弁
50 吐出弁
41,51a バルブシート面
42,52 弁体
43,53 コイルスプリング
44,54 リテーナ
51 バルブシート部材
51b 突出部
54a 小径円筒部
54b 底壁
54c 鍔
54d 円筒部
54e 窓孔
54f 突起
54g 弾性爪
cf1〜cf3 位置決め面
Claims (12)
- 一面がポンプ室(9)に臨むピストン(3)をポンプハウジング(1)に形成されたシリンダ(2)内で往復運動させて液体の吸入・吐出を行うピストンポンプであって、前記ポンプ室(9)の出口部に配置される吐出弁(50)を、前記シリンダ(2)内で前記ポンプハウジング(1)に固定されるバルブシート部材(51)と、そのバルブシート部材のバルブシート面(51a)に接離させる弁体(52)と、その弁体(52)を一端で前記バルブシート面(51a)に押圧するコイルスプリング(53)と、前記バルブシート部材(51)とこのバルブシート部材が挿入される前記シリンダ(2)の入口を閉鎖するプラグ(6)との間に配置されて前記コイルスプリング(53)の他端を支持するリテーナ(54)とで構成し、前記リテーナ(54)を前記バルブシート部材(51)に設けた位置決め面(cf2)に当接させて軸線方向に位置決めし、このリテーナ(54)と前記プラグ(6)との間に弾性部材(12)を配置し、この弾性部材(12)を介して前記リテーナ(54)を前記バルブシート部材(51)と前記プラグ(6)とで挟持したことを特徴とするピストンポンプ。
- 前記プラグ(6)を、ポンプハウジング(1)に設けられた位置決め面(cf3)に当接させて軸線方向に位置決めし、位置決め点に前記プラグ(6)を固定してこのプラグ(6)の前記バルブシート部材(51)側への移動を前記位置決め面(cf3)で規制するようにした請求項1に記載のピストンポンプ。
- 前記弾性部材(12)を、前記リテーナ(54)のコイルスプリング支持部よりもリテーナ径方向外側に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のピストンポンプ。
- 前記弾性部材(12)を前記リテーナ(54)に一体に形成した請求項1〜3のいずれかに記載のピストンポンプ。
- 前記リテーナ(54)を樹脂の成形体で形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のピストンポンプ。
- 前記リテーナ(54)に、前記バルブシート部材(51)の位置決め面(cf2)に当接させる鍔(54c)とその鍔(54c)に連なる筒部(54d)とを形成し、前記筒部(54d)を前記バルブシート部材(51)に設けられた突出部(51b)の外周に外嵌または内周に圧入してリテーナ(54)をバルブシート部材(51)で保持した請求項1〜5のいずれかに記載のピストンポンプ。
- 前記リテーナ(54)に前記弁体(52)のリテーナ径方向移動量を規制する規制部を備えさせた請求項1〜6のいずれかに記載のピストンポンプ。
- 前記リテーナ(54)に、前記弁体(52)のリフト量を規制するストッパ(13)を備えさせたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のピストンポンプ。
- 樹脂の成形体で前記リテーナ(54)を形成し、前記ストッパ(13)をリテーナ(54)と同一材料でリテーナ(54)に一体に形成したことを特徴とする請求項8に記載のピストンポンプ。
- 前記ストッパ(13)を、前記コイルスプリング(53)の内側に配置される凸状に形成して、前記コイルスプリング(53)の傾倒を抑制可能なスプリング内径ガイド部として兼用するようにしたことを特徴とする請求項8又は9に記載のピストンポンプ。
- 前記ストッパ(13)の弁体リフト量規制面に、リフトした弁体(52)に入口が塞がれて内部に液体を封じ込める窪み(14)を設けたことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載のピストンポンプ。
- 前記リテーナ(54)に、前記コイルスプリング(53)の外周を囲うスプリング外径ガイド部(15)を設け、そのスプリング外径ガイド部(15)に、コイルスプリング(53)の外周と当接してコイルスプリング(53)の傾倒を抑制可能な内周面と、内径が前記弁体(52)の外径よりも小さい小径部とを設け、前記小径部を前記弁体(52)と当接可能に配置してその小径部で前記ストッパ(13)を形成したことを特徴とする請求項8又は9に記載のピストンポンプ。
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