JP2007216672A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】活性部が複数の吐出グループに分けられている液滴吐出装置において、活性部に印加する駆動電圧をすべての吐出グループでほぼ同じにする。
【解決手段】圧電アクチュエータ2の活性部54の変位により、キャビティユニット1の圧力室36の容積を変化させて、圧力室36の液体をノズルから吐出するように構成された液滴吐出装置において、活性部54は長さ寸法が相違する(Pb>Pc)複数の吐出グループに分けられ、複数の吐出グループの活性部54に印加する駆動電圧をすべての吐出グループで実質的に同じにするべく、活性部54の長さ寸法の長い吐出グループは当該活性部54の幅寸法を広く、活性部54の長さ寸法の短い吐出グループは当該活性部54の幅寸法を狭くする(wb>wc)。
【選択図】図5

Description

本発明は、圧電アクチュエータにおける活性部の変位によりキャビティユニットから液滴を吐出する液滴吐出装置に関するものである。
液滴吐出装置としてはインクジェットヘッド等がある。本出願人は、特許文献1(特開2004−291543号公報)等において、ノズルを備えたキャビティユニットに、圧電アクチュエータから吐出圧力を与えて、前記ノズルからインク滴を吐出するインクジェットヘッドを開示している。特許文献1において、略扁平形状のキャビティユニットの内部には、キャビティユニットの一方の面に形成された複数の圧力室から他方の面に形成された複数のノズルに至るインク流通路がノズル毎に形成されている。
圧電アクチュエータは、複数の圧電層と、圧力室にそれぞれ対応する複数の個別電極と、共通電極とを有しており、個別電極と共通電極とで挟まれた圧電層の領域が、個別電極と共通電極との間に印加した駆動電圧によって変位する活性部を形成している。キャビティユニットの前記一方の面には、圧電アクチュエータが複数の圧力室に跨った状態で積層され、キャビティユニットに固着されている。ここで、圧電アクチュエータは、活性部が圧力室にそれぞれ対応するように、キャビティユニットの前記一方の面に配置されている。
このように形成されたインクジェットヘッドでは、活性部が変位することで、圧力室の容積が変化し、圧力室に充填されたインクがノズルから吐出する。所定量のインク滴を所定の速度で吐出するためには、圧力室の容積を所定量変化させる必要がある。
特開2004−291543号公報(図5及び図7参照)
液滴吐出装置において、ノズルによって吐出量及び/又は吐出速度を変えることが望まれる。例えば、カラー記録のための複数の色のインクを備えているインクジェットヘッドでは、吐出するインクの色に応じて吐出量を変えることが望まれる場合がある。具体的には、主にテキストの記録に用いられるブラックインクの場合には、1滴当たりの吐出量を多くして記録速度を速めたいという要望がある一方で、主に画像記録に用いられるイエロー、マゼンタ、シアン等のカラーインクの場合には、1滴当たりの吐出量を少なくして高精彩に記録したいという要望がある。
インクの色に応じて吐出量を変化させるために、インク色に対応して、活性部に印加する駆動電圧の値を変えることによって、活性部が圧力室に与える容積変化を変える方法もある。しかしながら、この方法では、駆動電圧を制御する制御装置(駆動IC等)に、あらかじめ複数の駆動電圧値を設定しておく必要があり、制御装置のコストがアップするという問題があった。
本発明は、複数の吐出グループに分けられた活性部が形成された液滴吐出装置において、すべての吐出グループに属する活性部に印加する駆動電圧をほぼ同じにすることを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の第1の態様に従えば、物体に液体の滴を吐出する液滴吐出装置であって、複数のノズル、及び、前記ノズルにそれぞれ対応し第1の方向に長い複数の圧力室を有するキャビティユニットと、複数の前記圧力室を覆って前記キャビティユニットに積層される圧電アクチュエータであって、前記圧力室にそれぞれ対応して配置され、所定の駆動電圧が印加されることにより圧力室の容積を変化させ、且つ、第1の方向に長い複数の活性部を有する圧電アクチュエータとを備え、前記複数の活性部、前記ノズル及び前記圧力室は第1の吐出グループと第2の吐出グループとを形成し、第1の吐出グループに含まれる前記活性部の第1の方向の長さは、第2の吐出グループに含まれる前記活性部の第1の方向の長さよりも長く、第1の吐出グループに含まれる前記活性部の、第1の方向に直交する第2の方向の長さは、第2の吐出グループに含まれる前記活性部の第2の方向の長さよりも長く、第1の吐出グループに含まれる活性部に印加する駆動電圧と、第2の吐出グループに含まれる活性部に印加する駆動電圧とが同じである液滴吐出装置が提供される。
本発明の第1の態様によれば、第1の吐出グループと第2吐出グループとにおいて、活性部の長さ(第1方向の長さ)及び幅(第2方向の長さ)を相違するように調節して、これらの吐出グループで活性部の駆動電圧をほぼ同じにしている。そのため、駆動電圧を制御する制御装置(駆動IC等)において、駆動電圧値を吐出グループ毎に個別に設定する必要が無く、制御装置のコストダウンを図ることができる。なお、第1の吐出グループの活性部の幅は、第2の吐出グループの活性部の幅よりも約3%以上大きいことが望ましい。
本発明の液滴吐出装置において、第1の吐出グループから吐出される液体の物性と、第2の吐出グループから吐出される液体の物性が異なってもよく、第1の吐出グループと、第2の吐出グループにおいて吐出条件が異なってもよい。
本発明の液滴吐出装置によれば、第1の吐出グループと第2の吐出グループにおいて、例えば、液体の物性(粘度、表面張力、色等)及び/又は、吐出条件(ノズル径、吐出量、吐出速度等)が相違していても、活性部の長さ及び幅を調節することにより、これらの吐出グループの駆動電圧を実質的に同じにして、制御装置のコストダウンを図ることができる。
本発明の液滴吐出装置では、第1の吐出グループ及び第2の吐出グループにおいて、前記駆動電圧で前記ノズルから吐出される液体の速度がほぼ同じであってもよい。
この場合にも、制御装置のコストダウンを図ることができる。さらに、ノズルから吐出される液体の速度がほぼ同じであるので、例えば、液滴吐出装置がインクジェトヘッドである場合に、ノズルから吐出されるインク滴の記録状態(着弾位置)が、吐出グループ間でばらつくことを防止でき、記録画質の向上を図ることができる。
本発明の液滴吐出装置において、第1の吐出グループ及び第2の吐出グループは、吐出量が異なるように設定され、第1の吐出グループ及び第2の吐出グループのうち、吐出量の多い吐出グループの前記活性部の第1の方向の長さ及び第2の方向の長さは、それぞれ、吐出量の少ない吐出グループの前記活性部の第1の方向の長さ及び第2の方向の長さに比べて大きくてもよい。
この場合には、吐出量の多い吐出グループは、吐出量の少ない吐出グループに比べて活性部の長さ(第1方向の長さ)と幅(第2方向の長さ)をいずれも大きくすることで、活性部の面積が大きくなるから、同じ駆動電圧でも、活性部の変位の総量を大きくすることができ、吐出量を多くすることができる。
本発明の液滴吐出装置において、前記吐出量の多い吐出グループのノズルの径は、吐出量の少ない吐出グループのノズルの径よりも大きくてもよい。
この場合には、吐出グループに応じて、ノズルの径の大きさを変えることで、吐出グループに応じての液体の吐出量を相違させることができ、例えば液体がインクである場合には、記録画質の向上を図ることができる。
本発明の液滴吐出装置において、前記吐出量の多い吐出グループのノズルから吐出する前記液体は、顔料インクであってもよく、前記吐出量の少ない吐出グループのノズルから吐出する前記液体は、染料インクであってもよい。
この場合、吐出量の多い吐出グループは顔料インクを吐出するグループであり、吐出量の少ない吐出グループは染料インクを吐出するグループである。換言すれば、顔料インクの吐出量を染料インクの吐出量よりも多くしているから、顔料インクが、染料インクに比べて滲み難い場合であっても、記録媒体に着弾したときの顔料インクと染料インクの広がり(面積)のバランスを良くすることができる。
本発明の液滴吐出装置において、前記顔料インクは、ブラックインクであってもよく、前記染料インクは、カラーインクであってもよい。
この場合には、顔料インクがブラックインクであり、染料インクがその他のカラーインクであるから、記録媒体でのブラックインクとその他のカラーインクの1滴当たりの広がりのバランスが向上され、記録品質を良好にすることができる。
本発明の液滴吐出装置において、前記圧電アクチュエータは積層された複数の圧電層を有してもよい。この場合には、圧電アクチュエータの変形を大きくすることができ、活性部に印加する駆動電圧を低く押さえることができる。
本発明の液滴吐出装置において、第1の吐出グループに含まれる圧力室の第1の方向の長さは、第2の吐出グループに含まれる圧力室の第1の方向の長さよりも長くてもよい。この場合には、例えば黒インクのように大量に使用される液体について、容量の大きな圧力室を利用することができる。
本発明の液滴吐出装置において、前記液滴吐出装置は、インクの滴を吐出するインクジェットヘッドであってもよい。この場合には、各吐出グループに応じた駆動電圧を設定する必要が無いので、電源及びこれを制御する制御部を簡素化することができる。
以下に、本発明の基本的な実施形態を、図1〜図8を用いて説明する。
図1は、液滴吐出装置の実施形態であるインクジェットヘッド100の分解斜視図である。複数のプレートを備えるキャビティユニット1に板状の圧電アクチュエータ2が接合され、圧電アクチュエータ2の上面には、外部機器との接続のためのフレキシブルフラットケーブル3が接合されている。キャビティユニット1の下面に開口するノズル4(図3参照)から、下向きにインクが吐出される。
図2に示すように、前記キャビティユニット1は、ノズルプレート11、スペーサプレート12、ダンパープレート13、2枚のマニホールドプレート14a、14b、サプライプレート15、ベースプレート16、及びキャビティプレート17の8枚の薄い平板を備え、これらの平板を積層して、接着剤で接合して形成されている。
本実施形態では、各プレート11〜17の厚さは40〜150μm程度である。ノズルプレート11はポリイミド等の合成樹脂で形成されており、その他のプレート12〜17は42%ニッケル合金鋼板で形成されている。前記ノズルプレート11には、微小間隔で並ぶ複数のノズル4が形成されている。各ノズル4の径は、17〜21μm程度である。ノズル4は、ノズルプレート11の長辺方向(X方向)に沿って5列に配列されている。
インクジェットヘッド100は、カラー記録のために、ブラックインク(Bk)、イエローインク(Y)、マゼンタインク(M)、シアンインク(C)の4色のインクを吐出できる。インクジェットヘッド100には、5つのノズル列が形成されている。各ノズル列に属するノズルからは同一の色のインクが吐出される。ブラックインクの吐出用に2つのノズル列が用いられ、他のカラーインク(イエロー、マゼンタ、シアン)用にそれぞれ1つのノズル列が用いられる。
図3に示すように、ノズル4は、スペーサプレート12、ダンパープレート13、2枚のマニホールドプレート14a、14b、サプライプレート15、ベースプレート16に形成された貫通路38を介して、キャビティプレート17に形成された圧力室36に連通している。
図2に示すように、キャビティプレート17には、複数の圧力室36がキャビティプレート17の長辺(X方向、第2の方向)に沿って5列に配列されている。各圧力室36は細長い形状に形成されており、圧力室36の、インクの流れる方向に平行な長さは、これに直交する幅よりも大きい。圧力室30の長手方向は、キャビティプレート17の短辺方向(Y方向、第1の方向)に沿っている。圧力室30は、キャビティプレート17を貫通する貫通孔として形成されている。図3に示すように、各圧力室36の長手方向の一端36aは、後述する連通孔37及び接続流路40を介して共通インク室7と連通する。各圧力室36の長手方向の他端36bは、前記貫通路38と連通する。ノズル列に対する4色のインクの割り当てに対応して、5列に配列された圧力室36において、ブラックインク用に2つの圧力室列が用いられ、他の3色のカラーインク(イエロー、マゼンタ、シアン)用にそれぞれ1つの圧力室列が用いられる。
キャビティプレート17の下に配置されたベースプレート16には、圧力室36の一端36aに接続する連通孔37が形成されている。ベースプレート16の下に配置されたサプライプレート15には、共通インク室7から圧力室36へインクを供給するための複数の接続流路40が形成されている。図3に示すように、接続流路40には、共通インク室7からインクが流入する入口孔(流入孔)40aと、連通孔37と対向して開口する出口孔40bと、入口孔と出口孔との間に形成され、接続流路40において最も大きな流路抵抗を持つように小さな断面積に形成された絞り部40cとが備えられている。この絞り部は、圧力室36に吐出圧力が加えられたときに、インクが共通インク室7側へ逆流することを防止してインクを効率よくノズル4側に流すことによって、インクをノズル4から吐出するために形成されている。
2枚のマニホールドプレート14a,14bには、その長辺方向(X方向)に長い5つの共通インク室(マニホールド室)7が形成されている。共通インク室7は、前記ノズル4の列に沿って延びる貫通孔として形成されている。図3に示すように、2枚のマニホールドプレート14a、14bを積層し、かつその上面及び下面をそれぞれサプライプレート15及びダンパープレート13で覆うことにより、5つの共通インク室7が形成される。各共通インク室7は、平面視で(各プレートの積層方向から見て)、前記圧力室36の一部と重なっており、且つ、圧力室36の列方向(ノズル4の列方向)に沿って延在している。
図2及び図3に示すように、マニホールドプレート14aの下に配置されたダンパープレート13の下面側には、共通インク室7と隔絶されたダンパー室41が溝(凹部)として形成されている。図2に示すように、平面視におけるダンパー室41の位置および形状は、共通インク室7と一致する。ダンパープレート13は、弾性変形可能な金属素材で形成されているため、ダンパー室41の上部の薄い板状の天井部は、共通インク室7側及びダンパー室41側に自由に振動することができる。インク吐出時に、圧力室36で発生した圧力変動が共通インク室7に伝播した場合であっても、前記天井部は、弾性変形して振動することにより、前記圧力変動を吸収減衰させるダンパーとして機能する(ダンパー効果)。従って、圧力変動が他の圧力室36へ伝播する現象(クロストーク)を抑制することができる。
図2に示すように、キャビティプレート17の一方の短辺側の端部には、キャビティユニット1へのインクの流入口として4つのインク供給口42が形成されている。ベースプレート16とサプライプレート15の、インク供給口42と重なる位置には、それぞれ接続口43が形成されている。インク源から供給されたインクが、インク供給口42及び接続口43を介して、共通インク室7の長手方向の一方端部に供給される。キャビティプレート17には、4つのインク供給口42に対応する濾過部20aを有するフィルタ体20が、インク供給口42を覆って、接着剤等で貼着されている。
この実施形態では、インク供給口42及び接続口43がそれぞれ4つ設けられている。これに対して共通インク室7は5つ設けられている。図2における左端に位置するインク供給口42は、2つの共通インク室7にインクを供給する。本実施形態では、ブラックインクがその他のカラーインクに比べて使用頻度が高いことを考慮して、2つの共通インク室7にインクを供給するインク供給口42には、ブラックインクが供給される。他のインク供給口42には、イエロー、マゼンタ、シアンの各インクがそれぞれ供給される。
前記圧電アクチュエータ2には、特開2002−254634号公報等に開示された公知のものと同様に、全ての圧力室を覆うことができる大きさの平板状の形状であって、その面方向と直交する方向(厚さ方向)に積層された複数のセラミックス層と、複数のセラミックス層の面上に配置される複数の電極(電極層)とが備えられている。ここで、圧電アクチュエータ2は以下のように形成される。先ず、セラミックス粉末、バインダ、溶剤の混合物を、15〜40μm程度の厚さのシートに成形して、複数の圧電セラミックス素材のシート(グリーンシート)を形成する。グリーンシートの表面上に、印刷法等によって導電性ペーストで電極を形成する。電極が形成された複数のグリーンシートを積層して焼成することで、圧電アクチュエータ2が形成される。
電極は、駆動電極(圧力室36に対応して形成される個別電極46と複数の圧力室24に跨って形成される共通電極47)と、表面電極48とを含む。個別電極46と共通電極47とは、セラミックス層の積層方向に、セラミックス層を挟んで交互に配置されている。表面電極48は、圧電アクチュエータ2の最上面(キャビティユニット側とは反対側の面)に配置されている。表面電極48は、個別電極46及び共通電極47と、電気的なスルーホールを介して接続され(図1参照)、各表面電極48はフレキシブルフラットケーブル3に電気的に接続される。
このように電極が層状に配置された圧電アクチュエータ2では、公知のように個別電極46と共通電極47との間に高電圧を印加することで、両電極に挟まれたセラミックス層の部分が分極される。分極されたセラミックス層の部分は、圧電特性を有する活性部54となる。この実施形態では、後述するように複数のセラミックス層(以下ベース圧電層51という)に活性部54が形成されており、これらの活性部54は、圧電層の積層方向に重なっている。図5に示すように、個別電極46は圧力室36の形状に対応した細長い形状に形成されており、共通電極47は複数の圧力室36を覆う幅広い形状に形成されているから、多層に重ねられた活性部54の形状は、個別電極46と共通電極47との重なり部分の形状に等しい。図5では、活性部54がハッチングにより図示されている。
セラミックス層は、個別電極46と共通電極47とで挟まれた活性部54が形成されたベース圧電層51と、ベース圧電層51とキャビティユニット1との間に配置され活性部54を含まないボトム層52と、ベース圧電層51の、キャビティユニット1と反対側に配置され、活性部54を含まないトップ層53とを含む。
トップ層53は、活性部54が圧力室36と反対側(トップ層53側)に凸となるように変形しないように、活性部54を抑圧して、活性部54の変位(変形)を圧力室36側に効率よく伝達させるために設けられている。ボトム層52は、圧力室36の開口を覆う圧電アクチュエータ2に圧力室36のインクが浸透して電極間が短絡することを防止するために設けられている。この実施形態の圧電アクチュエータ2には、単層のボトム層52と、多層のベース圧電層51及びトップ層53が形成されている。図4には、4つのベース圧電層51と、1つのボトム層52と、2つのトップ層53によって形成された圧電アクチュエータ2が例示されている。なお、本願において、1つの層とは、一枚のグリーンシートから形成されるセラミックス層を指す。例えば、電極層を挟まずに2枚のグリーンシートが重ねられて焼成され、見掛け上、2枚のグリーンシートが一体化していても、2つの層が形成されているものとする。
プレート型の圧電アクチュエータ2は、圧電層の積層方向と、圧電アクチュエータ2とキャビティユニット1との積層方向とが一致するように、キャビティユニット1に重ねられて、接着剤などにより固定される。このとき、圧電アクチュエータ2の個別電極46とキャビティユニット1に形成された圧力室36とが、それぞれ重なるように配置する。圧電アクチュエータ2の上面には、前記フレキシブルフラットケーブル3(図3参照)が接合され、フレキシブルフラットケーブル3のパターン配線(図示せず)が、表面電極48に電気的に接合される。
実施形態のインクジェットヘッド100では、ノズルを高密度で配置するために、ノズルピッチ(X方向の解像度)を75ドットパーインチ(dpi)に設定している。圧力室36は、ノズルピッチ75dpiに対応するピッチで、キャビティプレート17に形成される。キャビティプレート17に圧力室36を形成する際における製造上の安定性等を確保するためには、圧力室36のインクの流れに直交する方向の幅W(図5参照)は、260±20μmであることが望ましい。この場合、圧力室列において、隣接する圧力室36の間の間隔W0は約80μmとなる。なお、ノズルピッチが75dpi以上となるように、ノズルをさらに高密度で配置してもよい。
インクジェットヘッド100では、カラーインク(イエロー、マゼンタ、シアン)は、主に画像記録に使用され、ブラックインクは主にテキスト記録に使用される。ブラックインクの1滴当たりの吐出量を、カラーインクよりも多くして、記録速度を高速化したいという要望があった。さらに、文字記録などでブラックの先鋭度を高め、且つ、カラーを鮮やかにするために、ブラックインクとして顔料インクを使用し、他の3色のインクとして染料インクを使用する場合がある。この場合には、顔料インクが滲みにくい性質を有していることから、同じ体積の顔料インクと染料インクとを記録媒体に吐出してドットを形成しても、顔料インクのドットは染料インクのドットよりも小さく形成される。従って、顔料インクであるブラックインクと染料インクであるカラーインクとのドットバランス(記録品質)を改善するためにも、ブラックインクの1滴当たりの吐出量を多くしたいという要望があった。
そのために、本実施形態では、ブラックインク用のノズル4の径を、カラーインク用のノズル4の径よりも大きくするとともに、ブラックインク用の圧力室36の容積を、カラーインク用の圧力室36の容積よりも大きくした。ここでは、ブラックインク用のノズルの径は20.5μmであり、カラーインク用のノズルの径は17.0μmである。
圧力室36の幅は、前述の75dpiのノズルピッチを維持するように規定されており、圧力室36の深さは、キャビティプレート17が均一な厚みであることによって規定されている。しかしながら、ブラックインク用の圧力室36の長手方向の長さは、カラーインク用の圧力室36の長手方向の長さよりも長く形成されているので、ブラックインク用の圧力室36の容積は、カラーインク用の圧力室36との容積よりも大きい。詳細には、ブラックインク用の圧力室36の長さLbは、1.4±0.1mm〜1.5±0.1mm(以下1.4mmという)であり、他のカラーインク(イエロー、マゼンタ、シアン)用の圧力室36の長さLcは、1.1±0.1mm〜1.2±0.1mm(以下1.1mmという)である。
活性部54の変形(変位)を効率よく圧力室36に伝達するために、活性部54は、圧力室36よりもひと回り小さい形状に形成されている(図5参照)。ブラックインク用の圧力室36の長さとカラーインク用の圧力室36の長さが異なることに対応して、ブラックインク用の活性部54は、カラーインク用の活性部54よりも長く形成されている。ここでは、ブラックインク用の活性部54の長さPbは、1.2mmであり、他のカラーインク(イエロー、マゼンタ、シアン)用の活性部54の長さPcは、0.9mmである(Pb>Pc)。
本願の出願人は、活性部54の幅を決定するにあたり、まず、ブラックインク用の活性部54の幅wb及びカラーインク用の活性部54の幅wcを、160μm(wb=wc=160μm)として、活性部の長さのみが異なるインクジェットヘッドを用いて吐出実験を行った。図6に吐出実験の結果を示す。
吐出実験では、16個(No.1〜No.16)のインクジェットヘッド100について、インク滴を所定の吐出速度(9m/s)で吐出させるのに必要な、ブラックインク用(「Bk」と図示)の活性部54の駆動電圧と、インク滴を所定の吐出速度(9m/s)で吐出させるのに必要な、カラーインク用(「CL」と図示)の活性部54の駆動電圧とを調べた。図6中の「電圧差」の項目に、ブラックインク用の活性部54の駆動電圧とカラーインク用の活性部54の駆動電圧との差を示している。16個のインクジェットヘッド100の平均は、0.6Vであることが判明した。このように、黒インク用の活性部54の幅とカラーインク用の活性部54の幅を同じにした場合には、電圧差が0.6Vになるので、駆動電圧を制御する制御装置(駆動IC等,図示せず)において、ブラックインク用の駆動電圧値とカラーインク用の駆動電圧値とを別個に設定しておく必要があり、制御装置のコストがアップする。
そこで、本願の出願人は、ブラックインク用の活性部54とカラーインク用の活性部54において、長さだけでなく幅も相違させて、前述と同様の吐出実験を繰返し行った。その結果、ブラックインク用の活性部54の幅wbを160μmとし、カラーインク用の活性部54の幅wcを154μmとすることで、活性部54に印加する駆動電圧がほぼ同じになることを確認した。この吐出実験の結果を、図7に示す。なお、活性部54の長さは、図6に示した実験における活性部54の長さと同様である。図7は、26個のインクジェットヘッド100に対して行った測定の結果を示している。所定速度(9m/s)でインク滴を吐出する場合の、ブラックインク用の駆動電圧とカラーインク用の駆動電圧との「電圧差」の平均は、0.1Vであった。このような小さい電圧差であれば、制御装置に設定する駆動電圧値を、ブラックインク用とカラーインク用とで同じ値にあらかじめ設定しても、同じ吐出速度でインク滴を吐出できる。
すなわち、ブラックインクの1滴あたりの吐出量を、他のカラーインクの1滴当たりの吐出量よりも多くする場合であっても、長い活性部54(ブラックインク用)の幅を広くし、短い活性部54(その他のカラーインク用)の幅を狭くすることで、すべての活性部54を同じ駆動電圧で駆動でき、且つ、吐出される液滴の吐出速度を同じにすることができる。
ところで、キャビティユニット1と圧電アクチュエータ2との接合(組み立て)に伴って、圧力室36と活性部54に位置ズレが生じることがある。この位置ズレ量が大きいと、活性部54の変位が効率よく圧力室36に伝達されず、その結果、インク滴を所定速度よりも低い速度でしか吐出できなくなる。
本願出願人の実験によると、ブラックインク用の活性部54がカラーインク用の活性部54よりも長く且つ幅が同じである場合には、図8に示すように、活性部54の幅方向の位置ズレ量に対する吐出速度の低下は、ブラックインク用の活性部よりもカラーインク用の活性部の方が敏感であることが判明した。これは、カラーインク用の活性部54の面積の方がブラックインク用の活性部54の面積よりも小さく、変位のエネルギーが小さいから、同じ位置ズレ量であっても、吐出される液滴が受ける影響が大きくなるためと考えられる。
カラーインク用の活性部54の幅をブラックインク用の活性部54の幅よりもを狭くする、つまり、短い活性部54の幅を、長い活性部の幅よりも狭くすると、前述したような駆動電圧を同じにできる効果に加えて、前記幅方向への位置ズレに対する吐出低下の感度を鈍くすることができるという効果も得られる。これにより、キャビティユニット1と圧電アクチュエータ2との接合時に、仮に位置ズレが生じても、ブラックインクとその他のカラーインクとで吐出特性のバラツキが生じることを抑制することができる。
なお、上記実施形態では、液滴吐出装置として、インクを吐出するインクジェットヘッドを例示したが、本発明は、着色液体を媒体に塗布する装置、媒体に薄膜を形成する装置、あるいは1または複数の液体を定量的に吐出する装置などにも適用することができる。
また、上記実施形態では、活性部(及び活性部に対応する圧力室、ノズル)を、吐出する液体の色(吐出量の違い)に応じて2つの吐出グループ(第1の吐出グループ及び第2の吐出グループ)に分け、全ての吐出グループで、同じ駆動電圧で且つ同じ吐出速度となるように、活性部54の長さと幅とを決定していた。しかしながら、吐出グループの分け方は、液体の色に限定するものではなく、目的に応じて、液体の他の物性(例えば表面張力、粘度等)に応じて分けてもよく、ノズル径や吐出速度、吐出量等の吐出条件の相違によって分けてもよい。例えば、吐出グループ毎に異なる吐出速度を設定してもよいし、物性の相違で吐出グループを分け、且つ吐出量が同じになるように設定してもよい。
液滴吐出装置としてのインクジェットヘッドの分解斜視図である。 キャビティユニットの分解斜視図である。 図1のIII−III線矢視断面図である。 図3のIV−IV線矢視断面図である。 圧力室と活性部との位置関係を示す説明図である。 吐出実験の結果を示す図である。 別の吐出実験の結果を示す図である。 位置ズレ量に対する吐出速度の低下を示す図である。
符号の説明
1 キャビティユニット
2 圧電アクチュエータ
3 フレキシブルフラットケ−ブル
4 ノズル
36 圧力室
46 個別電極
47 共通電極
48 表面電極
54 活性部
100 インクジェットヘッド

Claims (11)

  1. 物体に液体の滴を吐出する液滴吐出装置であって、
    複数のノズル、及び、前記ノズルにそれぞれ対応し第1の方向に長い複数の圧力室を有するキャビティユニットと、
    複数の前記圧力室を覆って前記キャビティユニットに積層される圧電アクチュエータであって、前記圧力室にそれぞれ対応して配置され、所定の駆動電圧が印加されることにより圧力室の容積を変化させ、且つ、第1の方向に長い複数の活性部を有する圧電アクチュエータとを備え、
    前記複数の活性部、前記ノズル及び前記圧力室は第1の吐出グループと第2の吐出グループとを形成し、
    第1の吐出グループに含まれる前記活性部の第1の方向の長さは、第2の吐出グループに含まれる前記活性部の第1の方向の長さよりも長く、
    第1の吐出グループに含まれる前記活性部の、第1の方向に直交する第2の方向の長さは、第2の吐出グループに含まれる前記活性部の第2の方向の長さよりも長く、
    第1の吐出グループに含まれる活性部に印加する駆動電圧と、第2の吐出グループに含まれる活性部に印加する駆動電圧とが同じである液滴吐出装置。
  2. 第1の吐出グループから吐出される液体の物性と、第2の吐出グループから吐出される液体の物性が異なる請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 第1の吐出グループと、第2の吐出グループにおいて吐出条件が異なる請求項1に記載の液滴吐出装置。
  4. 第1の吐出グループ及び第2の吐出グループにおいて、前記駆動電圧で前記ノズルから吐出される液体の速度がほぼ同じである請求項1に記載の液滴吐出装置。
  5. 第1の吐出グループ及び第2の吐出グループは、吐出量が異なるように設定され、第1の吐出グループ及び第2の吐出グループのうち、吐出量の多い吐出グループの前記活性部の第1の方向の長さ及び第2の方向の長さは、それぞれ、吐出量の少ない吐出グループの前記活性部の第1の方向の長さ及び第2の方向の長さに比べて大きい請求項1に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記吐出量の多い吐出グループのノズルの径は、吐出量の少ない吐出グループのノズルの径よりも大きい請求項5に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記吐出量の多い吐出グループのノズルから吐出する前記液体は、顔料インクであり、前記吐出量の少ない吐出グループのノズルから吐出する前記液体は、染料インクである請求項5に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記顔料インクは、ブラックインクであり、前記染料インクは、カラーインクである請求項7に記載の液滴吐出装置。
  9. 前記圧電アクチュエータは積層された複数の圧電層を有する請求項1に記載の液滴吐出装置。
  10. 第1の吐出グループに含まれる圧力室の第1の方向の長さは、第2の吐出グループに含まれる圧力室の第1の方向の長さよりも長い請求項1に記載の液滴吐出装置。
  11. 前記液滴吐出装置は、インクの滴を吐出するインクジェットヘッドである請求項1に記載の液滴吐出装置。
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