JP2007216328A - 主軸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主軸剛性と高速回転をより確実に両立できる軸受の予圧切換技術を備えた、高速運転が可能でコンパクトな主軸装置を提供する。
【解決手段】主軸装置Sは、一端に工具Tをクランプする回転軸1と、回転軸1の工具側を支承する前側軸受2と、回転軸1の反工具側を支承する後側軸受3と、前側軸受2の外輪2aを固定するハウジング4と、前側軸受2と後側軸受3との間に配置され、回転軸1と一体的に回転するロータ5と、ロータ5の周囲に配置され、ロータ5に回転力を発生させるステータ6と、前側軸受2の外輪2aと後側軸受3の外輪3aとの間に一定の軸方向荷重を作用させ、前側軸受2と後側軸受3とに予圧荷重を発生させる予圧付勢機構60と、前側軸受2とロータ5との間に配置される予圧切換用軸受9と、予圧切換用軸受9の予圧方法を切換える予圧切換機構63,64と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主軸装置に関し、特に、軸受の予圧切換技術を有する工作機械の主軸装置に関する。
従来、工作機械の主軸装置において、軸受にかける予圧荷重を、低速回転時には重予圧とし、高速回転時には軽予圧とすることにより、あるいは連続的に予圧を可変することにより、低速時の剛性と高速回転を両立することを目的とした、軸受の予圧切換技術または予圧可変技術が知られている。
(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1に記載の主軸装置100は、図8、図9に示すように、ハウジング101に複数の前後部軸受111,131 を介して回転可能に支持された主軸102 を有し、各軸受111,131の内輪を主軸102に、前部軸受111の外輪を前部ハウジング110に固定し、後部軸受131 の外輪を後部ハウジング130に軸方向に移動可能に支持された軸受ホルダ150に固定する。さらに、主軸装置100は、中部ハウジング120に対して軸方向に移動可能に支持されて軸受ホルダ150と共に軸方向に移動可能な移動部材134と、後部ハウジング130に対して軸受ホルダ150を軸方向に移動させる駆動装置132,133と、移動部材134の外周に接触して中部ハウジング120に対し半径方向に移動可能に支持され外周溝状油室122を有する薄壁リング121とを備えている。
この主軸装置100では、外周溝状油室122へ図示しない流体圧供給装置から加圧流体が導入され、外周溝状油室122に加圧流体圧力が加えられることにより、薄壁リング121が半径方向に移動変形して移動部材134の外周を押し、軸受ホルダ150を定位置に固定する。つまり、前後部軸受111,131の位置が固定されて定位置予圧を行うことができ、低速高負荷用に使用でき、且つ主軸102の剛性を高くできるものとなっている。
また、特許文献2に記載の主軸装置200では、主軸204がハウジング203内に、転がり軸受205,206を介して回転自在に支持されており、可動スリーブ部材207と、押圧部材208と、後側ピストン部材209と、後側ストッパ部材210と、固定スリーブ部材212と、前側ピストン部材213と、前側ストッパ部材214と、中間部材216と、予圧ばね217とを具備している。
可動スリーブ部材207は、転がり軸受205の外輪に嵌着されるとともに戻し用油圧室Raを形成してハウジング203に主軸204の軸方向に移動自在に嵌挿される。押圧部材208は、予圧用後側油圧室Rbを有し、可動スリーブ部材207の前端部に一体に固定される。後側ピストン部材209は、予圧用後側油圧室Rb内に軸方向に移動自在に装入され、押圧部材208を後側に移動させて転がり軸受205の外輪に予圧をかける。後側ストッパ部材210は、押圧部材208の前端部に固定され、後側ピストン部材209の前側への移動を阻止する。固定スリーブ部材212は、予圧用前側油圧室Rcを有し、予圧用前側油圧室Rcを予圧用後側油圧室Rbに向き合わせてハウジング203に一体に固定される。前側ピストン部材213は、予圧用前側油圧室Rc内に軸方向に移動自在に装入される。前側ストッパ部材214は、固定スリーブ部材212の後端部に後側ストッパ部材210に向き合わせて設けられ、前側ピストン部材213の後側への移動を阻止する。中間部材216は、後側ピストン部材209と前側ピストン部材213との間及び押圧部材208と固定スリーブ部材212との間に軸方向に移動自在に設けられる。予圧ばね217は、後側ストッパ部材210と前側ストッパ部材214の部分にそれらの間隔が大きくなるように付勢して設けられる。
この主軸装置200は、図10に示すように、戻し用油圧室Raを脱圧し、予圧用後側油圧室Rbと予圧用前側油圧室Rcに作動油を供給すると、定位置の重予圧となり、油圧室Ra,Rbを脱圧し、油圧室Rcに作動油を供給すると、定位置の中予圧となり、油圧室Ra,Rcを脱圧し、油圧室Rbに作動油を供給すると(Δ2 >Δ1 )、定位置の低予圧となる。また、油圧室Ra,Rbに作動油を供給して油圧室Rcを脱圧すると定圧予圧となる。この場合、予圧ばね17の力を含めた設定油圧力よりも軸受内部の予圧が高くなると、後側ピストン部材209が前側に移動し外輪スパンLを短くして予圧の上昇を抑える。なお、油圧室Rbの受圧面積A2は油圧室Raの受圧面積A1よりも大きく設定されている。
さらに、特許文献3に記載の主軸装置300は、図11に示すように、主軸315を支承する転がり軸受317,319と、該軸受317,319の外輪または内輪に作用して予圧を与えるピエゾ素子321からなる予圧手段を有する。さらに、主軸装置300は、軸受317,319等の温度変化を検出または主軸315の回転数の変化を検出または回転数の指令により予圧手段に積極的に連続的な寸法変化を起こさせる入力を与え、予圧を広範囲にわたり適正圧とする入力手段を含んだ転がり軸受用自動予圧調整装置を有している。
特開2000−61705号公報(第5頁、第1図) 特許第3613753号公報(第12頁、第1図) 特公平5−54565号公報(第28頁、第3図)
ところで、特許文献1に記載の主軸装置100は、ロータ129をはさんで、前後部軸受111,131が配置されているため、前部軸受111と後部軸受131との軸方向距離が長くなる。したがって、この主軸装置100を運転したとき、ロータ129、前部軸受111、後部軸受131の発熱により、主軸102の温度が上昇し熱膨張したときの、前部軸受111と後部軸受131との軸方向距離変化が大きく、定位置予圧時に予圧抜けが容易に発生し、剛性が低下して本来の目的を達成できない。このようにビルトインモータタイプの主軸装置100において、ロータ129を挟んだ前後の軸受111,131で定位置予圧を行うことは主軸102の熱膨張がある限り実現しない。
一方、特許文献2に記載の主軸装置200は、定位置予圧をかける軸受の組合せを、ロータ218bより工具側で構成することにより、上記特許文献1の問題を解決している。しかしながら、ロータ218bより反工具側を支承する軸受221は、主軸204の熱膨張を吸収するために、円筒ころ軸受221を用いてアキシアル方向荷重を逃がす構造としている。ところが、この円筒ころ軸受221は玉軸受に比べ高速回転性能が低いため、主軸装置200の最高回転速度はロータ218bより反工具側を支承する軸受221によって決まり、工具側の軸受205,206の性能を完全に生かしきれず高速性が制限される。
また工具側の軸受205、206は4列組合せで剛性が高いが、その分主軸204の全長が長くなり、高速運転には向かない。
また、特許文献3に記載の主軸装置300は、予圧荷重の発生源をピエゾ素子321とすることによって、特許文献1の主軸装置100よりは主軸315の熱膨張に対し追従性があると言える。しかしながら、ロータ314をはさんで、前軸受317、後軸受319が配置されているため、前軸受317と後軸受319との軸方向距離が長くなることに変わりは無く、主軸315の熱膨張による前軸受317と後軸受319との軸方向距離変化に、ピエゾ素子321の一般的なストローク量では高速主軸装置には対応することができない。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、主軸剛性と高速回転をより確実に両立できる軸受の予圧切換技術を備えた、高速運転が可能でコンパクトな主軸装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 一端に工具をクランプする回転軸と、
回転軸の工具側を支承する前側軸受と、
回転軸の反工具側を支承する後側軸受と、
前側軸受の外輪を固定するハウジングと、
前側軸受と後側軸受との間に配置され、回転軸と一体的に回転するロータと、
ロータの周囲に配置され、ロータに回転力を発生させるステータと、
前側軸受の外輪と後側軸受の外輪との間に一定の軸方向荷重を作用させ、前側軸受と後側軸受とに予圧荷重を発生させる予圧付勢機構と、
軸方向において前側軸受とステータとの間に配置される予圧切換用軸受と、
予圧切換用軸受の予圧方法を切換える予圧切換機構と、
を有することを特徴とする主軸装置。
(2) 軸方向における前側軸受とステータとの間に、ハウジングに対し軸方向に摺動自在に設けられた軸受スリーブと、をさらに備え、
予圧切換用軸受は、回転軸に外嵌される内輪と、軸受スリーブに内嵌される外輪とを有することを特徴とする(1)に記載の主軸装置。
(3) 後側軸受は、玉軸受であることを特徴とする(1)に記載の主軸装置。
(4) 予圧切換機構は、定位置予圧と定圧予圧のいずれかの方法に予圧切換用軸受の予圧方法を切換えることを特徴とする(1)に記載の主軸装置。
(5) 予圧切換機構は、圧電素子によって予圧切換用軸受の予圧を連続的に変化する予圧方法に切換えることを特徴とする(1)に記載の主軸装置。
(6) 予圧切換機構は、定位置予圧と定圧予圧のいずれかの方法に予圧切換用軸受の予圧方法を切換える第1予圧切換機構と、圧電素子によって予圧切換用軸受の予圧を連続的に変化する予圧方法に切換える第2予圧切換機構と、を併用することを特徴とする(1)に記載の主軸装置。
(7) 予圧切換機構は、前記予圧切換用軸受の予圧方法を油圧によって切換えるための切換用ピストンと、該切換用ピストンによって押圧可能に配置され、前記予圧切換用軸受の予圧を連続的に変化する予圧方法に切換える圧電素子と、備えることを特徴とする(1)に記載の主軸装置。
(8) 予圧切換機構は、予圧切換用軸受の予圧荷重を回転軸の回転数における切削負荷に応じて変化する予圧方法に切換えることを特徴とする(1)に記載の主軸装置。
本発明によれば、ビルトインモータの主軸装置において、前側軸受の外輪と後側軸受の外輪との間に一定の軸方向荷重を作用させ、前側軸受と後側軸受とに予圧荷重を発生させる予圧付勢機構と、前側軸受とステータとの間に配置される予圧切換用軸受と、予圧切換用軸受の予圧方法を切換える予圧切換機構と、を備えるので、前側軸受と予圧切換用軸受に付与される予圧が、回転軸の熱膨張によって変化する軸方向距離の影響を回避でき、定位置予圧時に回転軸の熱膨張によって予圧抜けが発生することがなく、高い剛性が得られる。また、回転軸の熱膨張を吸収するために円筒ころ軸受のようなアキシアル方向荷重を逃がす構造のラジアル軸受を使う必要がないので、軸受の性能を完全に発揮することができ、高速回転が可能となる。また、工具側軸受の列数を増やさなくても高い剛性が得られるので、回転軸を短くすることができ、コンパクトな構成でさらなる高速回転が可能となる。
以下、本発明に係る各実施形態の主軸装置について図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図5を参照して、第1実施形態のビルトインモータ構造を有する工作機械の主軸装置Sについて説明する。
主軸装置Sでは、その軸方向中心部に中空状の回転軸1が設けられており、回転軸1の軸芯には、ドローバ16が摺動自在に挿嵌されている。ドローバ16は、工具ホルダT2に取付けられたプルスタッドT3を、クランプボール18を介して、皿ばね17の力によって反工具側方向(図の右方向)に付勢しており、工具ホルダT2は、回転軸1のテーパ面24と嵌合する。工具ホルダT2には切削工具T1が取り付けられており、この結果、回転軸1には、一端(図の左側)に工具Tがクランプされる。
また、回転軸1は、その工具側を支承する2列の前側軸受2と、反工具側を支承する2列の後側軸受3と、これら軸受2,3との間で支承する1列の予圧切換用軸受9によって回転自在となる。前側軸受2、後側軸受3、予圧切換用軸受9はアンギュラ玉軸受であり、前側軸受2はラジアル荷重及び工具Tを押し付ける方向(図の右方向)のアキシアル荷重を受けることができ、後側軸受3及び予圧切換用軸受9は、ラジアル荷重及び工具Tを引き抜く方向(図の左方向)へのアキシアル荷重を受けることができる。また、各軸受2,3,9は潤滑ノズル23から供給される潤滑油によって潤滑され、供給された潤滑油はドレン経路43から排出される。
前側軸受2の外輪2aはハウジング4に内嵌されており、且つハウジング4にボルト締結された前側軸受外輪押え19によってハウジング4に対し軸方向に固定されている。
後側軸受3の外輪3aは後軸受ハウジング12に内嵌されており、且つ後軸受ハウジング12にボルト締結された後側軸受外輪押え21によって後軸受ハウジング12に固定されている。なお、前側軸受外輪押え19の工具側端面には、フロントカバー20がボルト固定されている。
ハウジング4は、外筒11の一端にボルト25によって固定されており、外筒11の他端には後蓋13が図示しないボルトにより固定されている。また、外筒11は、そのフランジ11aを介して工作機械本体Mにボルト32で締結されており、主軸装置Sを工作機械本体Mに取り付ける。
前側軸受2と後側軸受3間における回転軸1の外周面には、ロータ5が焼き嵌めされており、ロータ5の周囲に配置されるステータ6は、ステータ6に焼き嵌めされた冷却ジャケット29を外筒11に内嵌することで、外筒11に固定される。従って、ロータ5とステータ6はモータを構成し、回転軸1を回転させる。
後蓋13には、後側軸受外輪押え21が固定された後軸受ハウジング12が摺動自在に内嵌されている。後蓋13の反工具側(図の右側)には、前側軸受2の外輪2aと後側軸受3の外輪3aとの間に一定の軸方向荷重を作用させ、前側軸受2と後側軸受3とに予圧荷重を発生させる予圧付勢機構60が設けられている。
具体的に、予圧付勢機構60では、後蓋13と後側軸受外輪押え21との間に定圧予圧ピストン7が設けられており、油圧ポンプ27で発生させた作動油を、減圧弁61が設けられた油路28を経由して油圧室26に導くことにより、定圧予圧ピストン7が反工具側方向(図の右方向)に付勢される。さらに、定圧予圧ピストン7は後側軸受外輪押え21を反工具側方向(図の右方向)に付勢し、以って、後軸受ハウジング12を反工具側へ一定の荷重で付勢する。これにより、前側軸受2及び後側軸受3には定圧予圧がかかるようになっている。また、ロータ5の発熱により回転軸1が熱膨張した場合には、熱膨張した分定圧予圧ピストン7が追従するので、前側軸受2及び後側軸受に対して一定の予圧を維持することができる。
なお、後側軸受外輪押え21には、定圧予圧ピストン7と軸方向に当接する仮予圧ばね54が設けられており、油圧ポンプ27の電源が入っておらず油圧により全く予圧がかからない場合にも最低限の予圧を付与し、ガタの発生による軸受損傷等の危険を回避することができる。
また、後蓋13には、工具アンクランプピストン15を摺動自在に内嵌した工具アンクランプシリンダ14が固定されている。よって、工具Tを交換する際には、油路30から油圧室31に作動油を導き、工具アンクランプピストン15を工具側(図の左側)へ前進させることにより、ドローバ16を工具側(図の左側)へ前進させて、工具Tをアンクランプする。
図2に示すように、予圧切換用軸受9は、軸方向において前側軸受2とステータ6との間に配置され、前述したように、接触角の向きが工具を引き抜く方向(図の左方向)の荷重を受ける向きであるアンギュラ玉軸受である。予圧切換用軸受9の内輪9bは回転軸1に外嵌され、且つ前側軸受2との間に配置された内輪間座62と、回転軸1に設けられた環状凸部1bによって回転軸1に対して軸方向に固定されている。また、予圧切換用軸受9の外輪9aは軸受スリーブ8に内嵌され、且つ軸受スリーブ8にボルト固定された予圧切換用軸受外輪押え22によって軸受スリーブ8に対し軸方向に固定されている。
軸受スリーブ8は、ハウジング4に対して軸方向に摺動自在に内嵌されており、軸受スリーブ8を反工具側(図の右側)方向へ付勢することにより前側軸受2及び予圧切換用軸受9に予圧がかかるように構成される。
また、軸受スリーブ8の近傍には、予圧切換用軸受9の予圧方法を切換えるための予圧切換機構として、第1及び第2予圧切換機構63,64が設けられている。第1予圧切換機構63は、軸受スリーブ8の外周面とハウジング4の内周面との間に、軸方向に移動可能に配置される切換用ピストンである定位置予圧用ピストン10と、定位置予圧用ピストン10、軸受スリーブ8、及びハウジング4によって画成される油圧室39にソレノイドバルブ46を介して油圧ポンプ27からの作動油を油路37を経由して供給する油圧供給部65と、ハウジング4にボルト41で固定され、定位置予圧用ピストン10の軸方向移動を規制するストッパ40と、所定の軸方向長さを有し、軸受スリーブ8の外周面とストッパ40の内周面との間で、定位置予圧用ピストン10と予圧切換軸受用外輪押え22の両方と当接可能に配置される定位置予圧間座33と、定位置予圧間座33を工具側に向けて付勢するようにストッパ40に支持される戻しばね34と、を備える。
また、第2予圧切換機構64は、一端が調整ねじ45によってハウジング4に支持され、他端が軸受スリーブ8の端面を押圧可能な圧電素子35を備えている。なお、図中、圧電素子35は、一個しか記載されていないが、図示しない別の断面に、円周方向に均等に複数個配置されている。圧電素子35には圧電素子ケーブル44から電圧を印加することにより、圧電素子35の全長を自在に制御できる。
即ち、第1及び第2予圧切換機構63,64は、互いに固定される予圧切換用軸受外輪押え22と軸受スリーブ8を介して予圧切換用軸受9の予圧方向を切換えている。
さらに、油圧室39より工具側の位置には、軸受スリーブ8の外周面の段差部分とハウジング4の内周面の段差部分とによって他の油圧室38が画成されており、油圧室38には、ソレノイドバルブ47と減圧弁48とを介して油圧ポンプ27からの作動油が油路36を経由して供給される。
なお、ハウジング4には、軸受スリーブ8と軸方向に当接する仮予圧ばね42が設けられており、仮予圧ばね54と同様、油圧ポンプ27の電源が入っておらず油圧により全く予圧がかからない場合にも前側軸受2と予圧切換用軸受9に最低限の予圧を付与し、ガタの発生による軸受損傷等の危険を回避することができる。
上記のように構成される主軸装置Sは、ステータ6に電力を供給することでロータ5に回転力を発生させ、回転軸1を介して切削工具T1を所望の回転数、トルクで回転し、図示しないワークを加工する。
そして、加工を行う際には、図3の曲線Aに示すように、回転軸1の回転数に応じて軸受への予圧の付与方法が切換えられる。低速域で主軸装置Sが使用される場合には、前側軸受2と予圧切換用軸受9との間に定位置予圧で予圧荷重を発生させる。定位置予圧の場合には、ソレノイドバルブ46及びソレノイドバルブ47が励磁される。すると油圧ポンプ27で発生させた作動油が、油路37を経由して油圧室39へ導かれ、定位置予圧用ピストン10を反工具側(図の右側)方向へ付勢する。このとき、定位置予圧用ピストン10は、ハウジング4に固定されたストッパ40のストッパ面40aに突き当たった位置で固定される。
さらに、定位置予圧用ピストン10は、隣接する定位置予圧間座33を介して、軸受スリーブ8に固定された予圧切換軸受用外輪押え22を反工具側(図の右側)へ付勢し、前側軸受2と予圧切換用軸受8との間に定位置予圧を発生させる。このとき、ソレノイドバルブ47も励磁しているので、作動油は油路36を経由して油圧室38へ導かれ、軸受スリーブ8が反工具側(図の右側)方向へ付勢され、且つ定位置予圧用ピストン10は、油圧室39に形成された受圧面積A1×油圧圧力P1の荷重F1で付勢されるが、軸受スリーブ8は定位置予圧間座33の長さ寸法によって決まる予め定められた量の予圧分しか作用しないので、定位置予圧となる。
定位置予圧の状態では回転数が高くなるにしたがって、遠心力による内輪膨張、玉に働く遠心力による内部荷重の発生、内外輪温度差などの影響を受け、予圧が増大する。
なお、工具Tをアンクランプするとき、工具アンクランプピストン15の荷重を軸受で受けるが、後側軸受3は定圧予圧であるため、定圧予圧荷重より大きな推力を受けると後軸受ハウジング12が前進(図の左方向)してしまい、アンクランプ荷重を受けることができない。このとき、本実施形態では、定位置予圧用ピストン10を付勢する作動油の圧力を十分高く設定しておくことができるため、予圧切換用軸受9を定位置予圧にしておくことにより、アンクランプ荷重を予圧切換用軸受9で受けることができる。
次に、高速域で主軸装置Sが使用される場合には、前側軸受2と予圧切換用軸受9との間に定圧予圧で予圧荷重を発生させる。定圧予圧の場合には、ソレノイドバルブ47は励磁されたまま、ソレノイドバルブ46の励磁を切る。すると油圧ポンプ27で発生させた作動油は、油路36を経由して油圧室38へ導かれ、軸受スリーブ8を反工具側(図の右側)方向へ付勢するのみとなる。定位置予圧用ピストン10は、油圧室39が脱圧されているため、戻しばね34によって工具側(図の左側)へ付勢され、軸受スリーブ8には力を及ぼさない。
軸受スリーブ8は油圧室38に形成された受圧面積A2×油圧圧力P2の荷重F2で付勢され、結果として前側軸受2と予圧切換用軸受9との間に予圧荷重としてF2がそのまま作用する。したがって油圧室38に発生させる圧力は、F2が適正な予圧荷重となるよう、減圧弁48で圧力を調整できるようになっている。
この定圧予圧の状態では、回転数が高くなっても、遠心力による内輪膨張、玉に働く遠心力による内部荷重の発生、内外輪温度差などの影響により予圧が上がろうとするのを、軸受スリーブ8が工具側(図の左側)へ逃げることによって、常に一定の予圧荷重を発生させるようになる。
次に、中速域で主軸装置Sが使用される場合には、前側軸受2と予圧切換用軸受9における予圧荷重を、回転軸1の回転数における切削負荷に応じて連続的に変化させるように、第2予圧切換機構64を用いて可変予圧を付与する。
例えば、図4に示すように、第1予圧切換機構63のみを用いて定位置予圧と定圧予圧とを切換える場合、予圧荷重は軸受のサイズやスピンドルの最高回転数によって適正な値に決められるが、低速での剛性を高くし、同時に最高回転数を上げようとすればするほど、定位置予圧から定圧予圧への切換時において予圧荷重の落差が大きくなる。
図中曲線Bは、低速域での主軸剛性を満足するために、組込み時予圧Bを高く設定した時の回転中の予圧変化を表したものである。この場合、低速域での剛性は高いが、中速域において予圧が焼付限界境界線に達してしまうので、高速域用の定圧予圧荷重まで落とす必要があり、中速域の剛性が低くなってしまう。一方、図中曲線Cは、中速域の剛性をカバーするために組込み時予圧Cを下げ、その分定位置予圧Cの範囲を中速域まで達するようにしたものだが、低速域の剛性が著しく低くなる。
また、図3、図4に示すように、スピンドルに作用する切削負荷は、定位置予圧の曲線とは逆に低速域で大きく、高速域で小さくなる漸次減少する傾向になるのが一般的である。これは、低速では切削速度(工具の周速)が上がらないため、比較的直径が大きく剛性の高い工具を使用することになり、切り込み量を増やして加工能率を上げようとする結果、スピンドルへの負荷が大きくなる。一方、高速域では切削速度が上がりすぎるので直径が小さく剛性の低い工具しか使えず、切り込みを大きくできないためスピンドルへの負荷が小さくなる傾向にあるためである。また、アルミ等のワークの場合、鉄系材質のワークに比べ切削速度を上げることができるため、高速でも剛性の高い工具を使うことができるが、この場合でもアルミ系ワークは比切削抵抗が小さいので、やはり高速域におけるスピンドルへの負荷が小さい傾向に変わりはない。
従って、図3の曲線Aに示すように、中速域での予圧を可変として低速域と高速域の間を補う予圧をかけることが望ましく、回転軸1の回転数における切削負荷に応じて変化させるように可変とすることで、回転数ごとのスピンドル剛性曲線の傾向を切削負荷の傾向に近くし、軸受の性能をより引き出すことになる。
第2予圧切換機構64は、まず、図5(a)に示すように、調整ねじ45の端面から定位置予圧状態時に位置する軸受スリーブ8の端面までの距離Lmaxが、圧電素子35に最大電圧を印加した状態の長さと等しくなるよう、事前に調整ねじ45の長さaを調整しておき、その後、圧電素子35を調整ねじ45に取り付ける。
そして、回転数が図3に示す低速域にある時点から、圧電素子35に最大電圧Vを印加しておく。この状態では定位置予圧用ピストン10が軸受スリーブ8を付勢した状態なので、定位置予圧用ピストン10に反力Fr1が働く(図5(b)参照)。なお、圧電素子35に最大電圧Vを印加しておかなくても定位置予圧にはなるが、切換をスムーズに行なうため本実施形態では予め電圧印加している。
この状態から、ソレノイドバルブ47を励磁したまま、ソレノイドバルブ46の励磁を切ると軸受スリーブ8の反力Fr2は圧電素子35に作用するようになる(図5(c)参照)。次に回転数に応じて予め決めておいた予圧荷重になるように圧電素子35に印加する電圧を制御し、圧電素子35を短くすることによって予圧荷重を減らしていく。
この場合はオープンループ制御であり、構造は簡単になるが、さらに厳密に予圧制御をする場合は、圧電素子35と軸受スリーブ8との間に作用する荷重を測定する機構を設けて、測定した荷重に基づいて圧電素子35を制御するクローズドループ制御とすることが好ましい。荷重測定機構としては、例えば、圧電素子35と軸受スリーブ8との間に適当なヤング率の部材を挟み、この部材にひずみゲージを貼り付けて、予圧荷重を直接測定する方法等がある。
また、高速域に達した時点で圧電素子35に印加する電圧をゼロとすることで、圧電素子35は軸受スリーブ8と接触しない位置まで短くなり、軸受スリーブ8の反力Fr3は油圧室38に形成された受圧面から作動油に働き、定圧予圧となる(図5(d)参照)。
以上説明した本実施形態によれば、ビルトインモータの主軸装置Sにおいて、前側軸受2の外輪2aと後側軸受3の外輪3aとの間に一定の軸方向荷重を作用させ、前側軸受2と後側軸受3とに予圧荷重を発生させる予圧付勢機構60と、軸方向において前側軸受2とステータ5との間に配置される予圧切換用軸受9と、予圧切換用軸受9の予圧方法を切換える第1及び第2予圧切換機構63,64と、を備えるので、前側軸受2と予圧切換用軸受9に付与される予圧が、回転軸1の熱膨張によって変化する軸方向距離の影響を回避でき、定位置予圧時に回転軸1の熱膨張によって予圧抜けが発生することがなく、高い剛性が得られる。また、回転軸1の熱膨張を吸収するために円筒ころ軸受のようなアキシアル方向荷重を逃がす構造のラジアル軸受を使う必要がないので、軸受の性能を完全に発揮することができ、高速回転が可能となる。また、工具側軸受の列数を増やさなくても高い剛性が得られるので、回転軸1を短くすることができ、さらに高速回転が可能となる。
また、前側軸受2と予圧切換用軸受9に付与される予圧が、回転軸1の熱膨張によって変化する軸方向距離の影響を回避できるので、圧電素子35によって予圧切換用軸受9の予圧が連続的に変化され、圧電素子35の一般的なストローク量でも追従可能なビルトインモータの主軸装置Sが構成できる。
また、予圧切換機構は、定位置予圧と定圧予圧のいずれかの方法に予圧切換用軸受9の予圧を切換える第1予圧切換機構63と、圧電素子35によって予圧切換用軸受9の予圧を連続的に変化する予圧方法に切換える第2予圧切換機構64と、を併用しているので、定位置予圧の低速域と定圧予圧の高速域との間の中速域において、圧電素子35による可変な予圧切換により適正な予圧をかけることができ、より広い回転速度域において剛性を高めることができる。
さらに、第2予圧切換機構63は、予圧切換用軸受9の予圧荷重を回転軸1の回転数における切削負荷に応じて変化する予圧方法に切換えるので、回転数ごとのスピンドル剛性曲線の傾向を切削負荷の傾向と近くすることで、軸受の性能をより引き出すことになる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の主軸装置Sについて、図6及び図7を参照して説明する。なお、第1実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
第1実施形態の主軸装置Sでは、第1予圧切換機構63は軸受スリーブ8に対し直接予圧荷重を作用するように構成されているが、本実施形態の主軸装置Saでは、第1予圧切換機構70の定位置予圧用ピストン71が、第2予圧切換機構である圧電素子72を介して軸受スリーブ8に予圧荷重を作用するように構成される。即ち、第1予圧切換機構70は、ハウジング4に形成された段付きの軸方向孔4a内に軸方向に摺動自在に配置される定位置予圧用ピストン71と、軸方向孔4a内で前側軸受外輪押え73と定位置予圧用ピストン71との間に画成される油圧室74にソレノイドバルブ75を介して油圧ポンプ27からの作動油を油路76を経由して供給する油圧供給機構77と、を備える。
定位置予圧用ピストン71と軸受スリーブ8との間には、第2予圧切換機構78の圧電素子72が配置されている。この圧電素子72は、定位置予圧用ピストン71の端面に固定されている。従って、第1予圧切換機構70は、第2予圧切換機構78の圧電素子72を介して軸受スリーブ8を作動させ、前側軸受2と予圧切換用軸受9の予圧方法を切換える。
なお、本実施形態では、仮予圧ばね42は、予圧切換用軸受外輪押え22を押圧する位置で、ハウジング4に設けられている。
上記のように構成される主軸装置Saでは、図7に示すように、低速域と高速域の2段階で予圧切換が行われる。即ち、低速域では、ソレノイドバルブ75及びソレノイドバルブ47を励磁し、かつ圧電素子72を電圧制御する。そして、高速域では、ソレノイドバルブ75の励磁を切り、定圧予圧とする。これにより、最低速から焼付限界境界線に近い予圧を付与することができ、低速域での剛性を高くすることができる。すなわち、回転数ごとのスピンドル剛性曲線の傾向を最低速域から切削負荷の傾向に近くし、軸受の性能を最大限に引き出すことになるので非常に効率が高い。
さらに、第一実施形態では、圧電素子35のストロークのうち、定圧予圧にするための逃がしストローク(図5(d)に示すΔ)が必要であるため、圧電素子35の全ストロークを予圧可変に使うことができないのに対し、本実施形態では定圧予圧にするための逃がしは定位置予圧用ピストン71で逃がせるので、圧電素子72の全ストロークを使用することができる。また、第1予圧切換機構70は第一実施形態の機構63と比べて簡素化され、且つ前側軸受近傍に配置することで予圧切換用軸受9周辺の構造も簡素化される。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
第一及び第2実施形態は、2列の前側軸受、2列の後側軸受2列、1列の予圧切換用軸受を有しているが、切削条件、最高回転数、設定予圧荷重などの条件を鑑み、必要に応じて各軸受の列数を増減してもよい。
また、第1実施形態では、予圧切換機構として、第1及び第2予圧切換機構63,64を有しているが、例えば、第1予圧切換機構63のみを有するものであってもよく、図4に示すような定位置予圧と定圧予圧のいずれかの方法に切換えるものであってもよい。
さらに、本発明のハウジング4は、少なくとも前側軸受2の外輪2aを固定するものであればよく、外筒11や前側軸受外輪押え19の形状に応じて適宜一体形成可能である。
本発明に係る第1実施形態の主軸装置を油圧経路とともに示す断面図である。 図1の予圧切換機構を示す拡大断面図である。 中速域において可変予圧を行う第1実施形態の場合における、予圧切換用軸受の予圧荷重と回転数との関係を示す図である。 定位置予圧と定圧予圧の切換のみを行った場合における、予圧切換用軸受の予圧荷重と回転数との関係を示す図である。 圧電素子による予圧切換を説明するための軸受スリーブ以外のハッチングを省略した図であり、(a)は初期設定を、(b)は定位置予圧状態を、(c)は予圧可変状態を、(d)は定圧予圧状態をそれぞれ示している。 本発明に係る第2実施形態の主軸装置を油圧経路とともに示す断面図である。 第2実施形態の場合における、予圧切換用軸受の予圧荷重と回転数との関係を示す図である。 従来の主軸装置を示す断面図である。 図8の要部拡大断面図である。 従来の他の主軸装置を示す断面図である。 従来のさらに他の主軸装置を示す断面図である。
符号の説明
1 回転軸
2 前側軸受
2a 外輪
3 後側軸受
3a 外輪
4 ハウジング
5 ロータ
6 ステータ
7 定圧予圧ピストン
8 軸受スリーブ
9 予圧切換用軸受
10 定位置予圧用ピストン
11 外筒
35 圧電素子
60 予圧付与機構
63 第1予圧切換機構(予圧切換機構)
64 第2予圧切換機構(予圧切換機構)
S 主軸装置
T 工具

Claims (8)

  1. 一端に工具をクランプする回転軸と、
    前記回転軸の工具側を支承する前側軸受と、
    前記回転軸の反工具側を支承する後側軸受と、
    前記前側軸受の外輪を固定するハウジングと、
    前記前側軸受と前記後側軸受との間に配置され、前記回転軸と一体的に回転するロータと、
    前記ロータの周囲に配置され、前記ロータに回転力を発生させるステータと、
    前記前側軸受の外輪と前記後側軸受の外輪との間に一定の軸方向荷重を作用させ、前記前側軸受と前記後側軸受とに予圧荷重を発生させる予圧付勢機構と、
    軸方向において前記前側軸受と前記ステータとの間に配置される予圧切換用軸受と、
    前記予圧切換用軸受の予圧方法を切換える予圧切換機構と、
    を有することを特徴とする主軸装置。
  2. 軸方向における前記前側軸受と前記ステータとの間に、前記ハウジングに対し軸方向に摺動自在に設けられた軸受スリーブと、をさらに備え、
    前記予圧切換用軸受は、前記回転軸に外嵌される内輪と、前記軸受スリーブに内嵌される外輪とを有することを特徴とする請求項1に記載の主軸装置。
  3. 前記後側軸受は、玉軸受であることを特徴とする請求項1に記載の主軸装置。
  4. 前記予圧切換機構は、定位置予圧と定圧予圧のいずれかの方法に前記予圧切換用軸受の予圧方法を切換えることを特徴とする請求項1に記載の主軸装置。
  5. 前記予圧切換機構は、圧電素子によって前記予圧切換用軸受の予圧を連続的に変化する予圧方法に切換えることを特徴とする請求項1に記載の主軸装置。
  6. 前記予圧切換機構は、定位置予圧と定圧予圧のいずれかの方法に前記予圧切換用軸受の予圧を切換える第1予圧切換機構と、圧電素子によって前記予圧切換用軸受の予圧を連続的に変化する予圧方法に切換える第2予圧切換機構と、を併用することを特徴とする請求項1に記載の主軸装置。
  7. 前記予圧切換機構は、前記予圧切換用軸受の予圧方法を油圧によって切換えるための切換用ピストンと、該切換用ピストンによって押圧可能に配置され、前記予圧切換用軸受の予圧を連続的に変化する予圧方法に切換える圧電素子と、備えることを特徴とする請求項1に記載の主軸装置。
  8. 前記予圧切換機構は、前記予圧切換用軸受の予圧荷重を前記回転軸の回転数における切削負荷に応じて変化する予圧方法に切換えることを特徴とする請求項1に記載の主軸装置。
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