JP2007215238A - 通信網におけるリソース予約システム、リソース予約方法及びリソース予約装置 - Google Patents

通信網におけるリソース予約システム、リソース予約方法及びリソース予約装置 Download PDF

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Abstract

【課題】移動端末機が移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行って途切れることなく通信を継続することができる通信網におけるリソース予約システムを提供する。
【解決手段】移動予測装置92で、移動端末機10の移動予測ルートを求め、サービス制御装置91で、その求められた移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機10のリソースを予約するエリアを特定する。リソース管理装置44で、その特定エリアにリソースを予約してハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機10に割り当てることにより、移動端末機10は移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機や自動車電話機などの移動端末機が、移動先の無線エリア(以下、単にエリアともいう)へ移動する際にハンドオーバーによって通信を継続するための通信網におけるリソース予約システム、リソース予約方法及びリソース予約装置に関する。
一般に、移動通信網では、携帯電話機などの移動端末機を所持する全ユーザが、同時に通信を行えるだけのリソース(無線通信を行うためのハードウェア及びソフトウェア資源)を保持することはコストが高くなり効率的ではない。このため、統計的に算出したリソース量を基に移動通信網を設計している。
この設計の場合、例えば年始のおめでとうコールに代表されるように、ある瞬間に統計的に算出した設計リソース量を超える大量の通信が発生すると、全ての通信に対してリソースを提供することが出来ない。このような状況が生じた場合、先に通信を開始したユーザの通信を、後から通信を開始したユーザの通信よりも優先させる(以降、優先権と記載)ことで移動通信網のリソースの効率利用と公平性を確保している。
また、一般に、移動通信網においては、リソースの効率利用を目的として複数のエリア毎にリソースの割当てを行っており、ユーザの移動に伴ってエリアを跨ぐ(以降、ハンドオーバーと記載)場合には、移動先のエリアで新たなリソースを割当てることで連続した通信サービスを提供している。
例えば、図18に示すように、基地局CS0の電波により形成されるエリアA0において、ユーザU0が時刻t0に移動端末機PS0にて通信を開始し、その後、時刻t2に基地局MS1のエリアA1に到達したとすると、この場合にハンドオーバーによってエリアA1のリソースが割り当てられ、継続して通信が行えるようになっている。
このように継続した通信を行うための技術として、下記の特許文献1に記載された「再接続型チャネル切換え方式」がある。この内容は、通話をしながら移動した移動端末機が移動先エリアに入った後も、移動前のエリアで使用していた通信チャネルを切断せずに確保しておき、ハンドオーバーが失敗したとき、移動端末機に対して移動前のエリアへの復帰移動を促すことにより通話を継続させて呼を救済するといったものである。
即ち、移動端末機と無線基地局と主装置とから構成される移動通信システムにおいて、主装置は、移動端末機の移動時に行われるハンドオーバーの際に移動端末機が通話しながら現在在圏するエリアからこれとは異なるエリアへ移動したとき移動先のエリア内の全通信チャネルが使用中であれば空き通信チャネルがないために通信できないことを無線基地局に通知する。
無線基地局は、その通知を受けたとき移動端末機に対して移動前の在圏エリアへ復帰移動するよう促すとともに、この移動前に使用していたエリアの通信チャネルを解放せずに確保しておく。そして、移動端末機が移動前の在圏エリアに復帰移動したとき、その確保しておいた通信チャネルを移動端末機に割り当てて接続する。これによって、ユーザが、移動先エリアにおける再発呼の操作を行わずに通話を継続することができるようになっている。
この他、前述したように優先権を確保するため、即ちハンドオーバー処理において先に通信を開始したユーザの通信の継続させるための1方法として、ハンドオーバー先のリソースを事前に予約しておく方法が考えられる。
この種の方法として、下記の特許文献2に記載された「移動局の移動先の基地局判定方法および移動体通信システム」がある。この内容は、予め定められたルートを移動する移動局の移動先の基地局を正確に判定するといったものである。即ち、予め定められたルートを移動する列車などの移動体に搭載された移動局の移動先の基地局判定方法であって、移動体の現在位置と当該移動体が移動する予め定められたルートより、当該移動体に搭載された移動局が次に通信を行うべき基地局を判定するようになっている。
特開平8−140139号公報(要約書及び特許請求の範囲) 特開2000−168556号公報(要約書及び特許請求の範囲)
しかし、従来のリソースを割当てる方法においては、ある移動端末機がハンドオーバーする際に、ハンドオーバー先のエリアにおいて、その通信に必要なリソースが不足していた場合、リソース不足によりハンドオーバーを行うことができず、通信が切断されるという問題がある。
また、図18を参照した従来例において、移動端末機PS0がエリアA0で時刻t0に通信を開始し、時刻t2にエリアA1にハンドオーバーする場合に、例えばエリアA1において、時刻t0とt2の間の時刻t1で他のユーザU1が移動端末機PS1で通信を開始したとする。この場合、ユーザU1がユーザU0の通信に必要なエリアA1のリソースを利用しているので、ユーザU0がハンドオーバーを行うことができず、通信が切断されるという問題がある。
また、特許文献1の内容においては、通話中の移動端末機が移動先のエリアでハンドオーバーが失敗した際に、この通信を継続するためには移動前のエリアへ戻らなければならないので、移動先のエリアにハンドオーバーを行うことができず、通信が切断されるという問題がある。
更に、特許文献2の内容においては、予め定められたルートを移動する移動局の移動先の基地局を判定する点に上位概念のポイントがあって、実質的には、走行ルートが定められている列車の走行位置をもとに、移動先の基地局を判定して無線チャネルを予約する方法に特化している。このため、走行ルートが定められていない移動体の移動端末機では、移動先の基地局の判定並びに無線チャネルの予約を行うことができないので、移動先のエリアにハンドオーバーが行えず、通信が切断されるという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、移動端末機が移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行って途切れることなく通信を継続することができる通信網におけるリソース予約システム、リソース予約方法及びリソース予約装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1による通信網におけるリソース予約システムは、無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約することによって通信を継続する通信網におけるリソース予約システムにおいて、前記移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求め、この移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める移動予測手段と、前記移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求め、この予測通信継続時間内に、前記移動予測手段で求められた移動予測ルート上の各エリアの中から前記移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間とハンドオーバー予測時刻との比較により特定する制御手段と、前記制御手段により特定されたエリアに、前記移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定し、予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行い、この予約リソースを、前記移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てる管理手段とを備えたことを特徴としている。
この構成によれば、移動端末機の移動予測ルートを求め、この求められた移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機のリソースを予約するエリアを特定し、この特定エリアにリソースを予約してハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機に割り当てるようにしたので、移動端末機は移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行うことができる。従って、移動端末機は、移動しながら途切れることなく通信を継続することができる。
また、本発明の請求項2による通信網におけるリソース予約システムは、請求項1において、前記管理手段は、前記制御手段により特定されたエリアにリソース不足で前記移動端末機のリソースが予約不可能と判定された際に、そのリソースが予約可能となるまで予約待ちを行い、予約可能となった時点で前記リソースの予約を行うことを特徴としている。
この構成によれば、移動先エリアへのリソース予約時に、リソース不足で予約ができない場合、空きリソースができるまで待って予約を行うようにしたので、移動先エリアへのリソースが不足していても、直ぐにリソース予約処理を終了するのではなく、その予約を待機状態としてリソース予約処理を継続することができる。従って、リソース予約を効率よく行うことができる。
また、本発明の請求項3による通信網におけるリソース予約システムは、請求項2において、前記管理手段は、前記リソースの予約を行うための予約リソース群と通常の通信を行うための通常リソース群とを同一エリア内で区分けしておき、前記予約リソース群において前記予約待ちが行われている状態にあって、この予約待ちのエリアに該当移動端末機からのハンドオーバーの依頼が行われた場合、前記通常リソース群の割当で前記依頼のハンドオーバー処理が可能であれば、前記予約待ちを解除し、当該ハンドオーバー処理を行うことを特徴としている。
この構成によれば、リソースの予約待ちを行っているエリアに、その予約待ちを行った移動端末機からハンドオーバーの依頼があった場合に、通常リソース群でのハンドオーバー処理が可能であれば、それを用いてハンドオーバーを行うことができる。この際、リソースの予約待ちを解除するので、エリアのリソースを効率よく活用することができる。
また、本発明の請求項4による通信網におけるリソース予約システムは、請求項2において、前記管理手段は、前記リソースの予約を行うための予約リソース群と通常の通信を行うための通常リソース群とを同一エリア内で区分けしておき、前記予約リソース群において前記予約待ちが行われている状態にあって、この予約待ちのエリアに該当移動端末機からのハンドオーバーの依頼が行われた場合、前記通常リソース群の割当で前記依頼のハンドオーバー処理が不可能であれば、当該移動端末機に係る全エリアの予約待ちを解除し、当該ハンドオーバー処理を中止することを特徴としている。
この構成によれば、移動端末機が移動先エリアでハンドオーバーが行えないと判定された場合に、そのハンドオーバー処理を中止すると共に、当該移動端末機のリソース予約待ちの解除を全エリアにおいて行うようにしたので、エリアのリソースを無駄遣いすることなく効率的に使用することができる。
また、本発明の請求項5による通信網におけるリソース予約システムは、請求項1から4の何れか1項において、前記移動予測手段は、前記移動予測ルートを移動する前記移動端末機の速度が変更された場合に、その変更後の速度をもとに前記ハンドオーバー予測時刻を新規に求め、前記制御手段は、前記移動予測ルート上の各エリアの中から該当移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間と前記新規に求められたハンドオーバー予測時刻との比較により特定するを備えたことを特徴としている。
この構成によれば、移動端末機の移動速度が変更されても、その変更に応じて移動端末機のハンドオーバー予測時刻を求め、移動端末機が移動中の移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機のリソースを予約するエリアを特定するようにしたので、移動端末機が実際にハンドオーバーすると予測されるエリアにリソースを適正に予約することができる。従って、ハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機に割り当てて、確実にハンドオーバーを行うことができる。
また、本発明の請求項6による通信網におけるリソース予約システムは、請求項1から4の何れか1項において、前記移動予測手段は、求めた移動予測ルートが変更された場合に、その変更後の移動予測ルートを求め、この変更後の移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測される新規のハンドオーバー予測時刻を求め、前記制御手段は、前記予測通信継続時間内に、前記移動予測手段で求められた前記変更後の移動予測ルート上の各エリアの中からハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間と前記新規のハンドオーバー予測時刻との比較により特定することを特徴としている。
この構成によれば、移動端末機の移動予測ルートが変更されても、このルート変更に応じて移動端末機のリソースを予約するエリアを特定するようにしたので、移動端末機の実際の移動ルート上に存在するエリアにリソースを適正に予約することができる。従って、ハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機に割り当てて、確実にハンドオーバーを行うことができる。
また、本発明の請求項7による通信網におけるリソース予約システムは、請求項1から4の何れか1項において、前記管理手段は、前記移動予測手段で求められたハンドオーバー予測時刻から予め定められた時間内に前記移動端末機からのハンドオーバーが行われなかった場合、当該移動端末機のリソース予約を解除し、この解除したことを前記制御手段へ通知することを特徴としている。
この構成によれば、リソース予約を行った移動端末機が、予め定められた時間内にハンドオーバーを行わなかった場合に、そのリソース予約を解除するようにしたので、エリアのリソースを無駄遣いすることなく効率的に使用することができる。また、その解除を制御手段も知ることができるので、制御手段での無駄なリソース予約のための制御を無くすことができる。
また、本発明の請求項8による通信網におけるリソース予約システムは、請求項1から4の何れか1項において、前記制御手段は、前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間を経過しても継続されているか否かを検知し、前記管理手段は、前記制御手段によって前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間経過後も継続していることを検知した際に、当該移動端末機のリソースの予約を解除することを特徴としている。
この構成によれば、リソース予約のためのパラメータの1つである予測通信継続時間を過ぎても移動端末機が通信を行っているので、移動端末機が停止して通信を行っている可能性などが考えられる。従って、その予測通信継続時間を経過した通信を検知することで該当移動端末機のリソース予約を解除すれば、エリアのリソースを無駄遣いすることなく効率的に使用することができる。
また、本発明の請求項9による通信網におけるリソース予約システムは、請求項1から4の何れか1項において、前記制御手段は、前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間を経過しても継続されているか否かを検知し、前記管理手段は、前記制御手段によって前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間経過後も継続していることを検知した際に、前記制御手段により特定されたエリア以外の近隣エリアに、当該移動端末機のリソース予約を行うことを特徴としている。
この構成によれば、リソース予約のためのパラメータの1つである予測通信継続時間を過ぎても移動端末機が通信を行っているので、移動端末機がリソース予約を行ったエリア以外のエリアへ移動する可能性などが考えられる。この場合に、移動端末機が移動すると予測されるリソース予約未実施のエリアに、リソース予約を行うことができるので、移動端末機は、移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行うことができる。
また、本発明の請求項10によるリソース予約方法は、通信網で無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約することによって通信を継続するリソース予約方法において、前記移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求める第1のステップと、前記第1のステップで求められた移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める第2のステップと、前記移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求める第3のステップと、前記第3のステップで求められた予測通信継続時間内に、前記第1のステップで求められた移動予測ルート上の各エリアの中から前記移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記第2のステップで求められた予測通信継続時間とハンドオーバー予測時刻との比較により特定する第4のステップと、前記第4のステップで特定されたエリアに、前記移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定する第5のステップと、前記第5のステップにおいて予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行う第6のステップと、前記第6のステップで予約されたリソースを、前記移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てる第7のステップとを含むことを特徴としている。
この方法によれば、移動端末機の移動予測ルートを求め、この求められた移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機のリソースを予約するエリアを特定し、この特定エリアにリソースを予約してハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機に割り当てるようにしたので、移動端末機は移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行うことができる。従って、移動端末機は、移動しながら途切れることなく通信を継続することができる。
また、本発明の請求項11によるリソース予約装置は、無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約するリソース予約装置において、前記移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求め、この移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める移動予測手段と、前記移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求め、この予測通信継続時間内に、外部の移動予測装置で求められた移動予測ルート上の各エリアの中から前記移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間と前記移動予測装置で求められた前記移動端末機のハンドオーバー予測時刻との比較により特定する制御手段と、前記制御手段により特定されたエリアに、前記移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定し、予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行い、この予約リソースを、前記移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てる管理手段とを備えたことを特徴としている。
この構成によれば、移動端末機の移動予測ルートを求め、この求められた移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機のリソースを予約するエリアを特定し、この特定エリアにリソースを予約してハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機に割り当てるようにしたので、移動端末機は移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行うことができる。従って、移動端末機は、移動しながら途切れることなく通信を継続することができる。
以上説明したように本発明は、通信網で無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約することによって通信を継続する際に、移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求め、この移動予測ルート上の各エリアへ移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める。また、移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求め、この予測通信継続時間内に、先に求められた移動予測ルート上の各エリアの中から移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、予測通信継続時間とハンドオーバー予測時刻との比較により特定する。この特定されたエリアに、移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定し、予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行い、この予約リソースを、移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てるようにした。
つまり、移動端末機の移動予測ルートを求め、この求められた移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機のリソースを予約するエリアを特定し、この特定エリアにリソースを予約してハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機に割り当てるようにしたので、移動端末機が移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行って途切れることなく通信を継続することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムの構成を示すブロック図である。但し、本明細書中の全図において、同等部分には同一符号が付してある。
図1に示すように、本実施の形態によるリソース予約システムは、移動通信網11中に、各基地局31,32,33と、各基地局31〜33の電波によって形成される各無線エリア21,22,23と、各基地局31〜33のリソース管理を行うリソース管理装置41,42,43と、基地局31から33までの通信路を集約する通信路集約装置61と、通信路集約装置61のリソース管理を行うリソース管理装置44と、移動通信網11内の全ての通信の管理を行う通信管理装置93と、ユーザの移動端末機10の移動予測を行う移動予測装置92と、通信管理装置93及び移動予測装置92に接続され、リソース予約の判断を行いリソース管理装置41〜44にリソース予約を指示するサービス制御装置91とを備えて構成されている。
但し、移動端末機10は、ユーザが直接使用する携帯電話機などの移動通信端末機である。ユーザの移動端末機を、以降、混同が生じない限り単にユーザと表現する場合もある。また、本リソース予約システムでは、音声呼の他、Webアクセスやファイルダウンロード等で使用されるパケット通信も制御対象とする。図1中のリソース管理装置41〜43は、各基地局31〜33と信号線71〜73で接続され、通信管理装置93とは信号線94〜96で、サービス制御装置91とは信号線81〜83で接続されている。
通信路集約装置61は、各基地局31〜33と通信路51〜53で接続されており、全ての通信路を集約している。リソース管理装置44は、通信路集約装置61と信号線74で、通信管理装置93と信号線97で、サービス制御装置91と信号線84で接続されている。
サービス制御装置91は、通信管理装置93と信号線86で接続され、後述する通信中のユーザ識別子及び通信識別子を受け取り、この結果を踏まえて、信号線85で接続される移動予測装置92に問い合わせを行い、後述する移動予測可能なユーザ識別子及び予測移動ルートと時刻を入手する。
このように接続される各装置が協調してサービス制御を行うことによって、先述した課題を解決することができる。
なお、本リソース予約システムを採用するネットワークは、回線交換のネットワークであっても良いし、パケット通信ネットワークであってもよい。
また、移動予測装置92の移動予測によって求められる予測移動ルートは、移動端末機10をユーザと共に移動させる移動体が、列車や路線バスなどの予め定められたルートを移動するものである場合は、その管理システムから求めることができる。
また、一般の車などの様にシステムで管理されていない移動体では、ナビゲーション装置を搭載している場合に、ナビゲーションシステムから求めることが可能である。これは、歩行者が所持する移動端末機にナビゲーション機能が搭載されている場合にも同様に求めることが可能である。
次に、本リソース予約システムを構成する各装置の内部構成例について説明する。
サービス制御装置91は、図2に示すように、問い合わせ実行管理部101と、実行管理部102と、遠隔制御管理部103と、通信毎の予約エリアを管理する通信識別情報・予約エリア管理部104と、通信種別毎の平均通信時間及び必要リソース量を管理する属性管理部105とを備えて構成されている。
通信管理装置93及び移動予測装置92は、複数存在することもあるが、同一ユーザ移動端末機10の通信管理が異なる通信管理装置93によって行われることや、同一ユーザ移動端末機10の移動予測が異なる移動予測装置92で行われることはないため、通信管理及び移動予測が2重に行われることはない。
また、サービス制御装置91も複数存在することが一般的である。このため複数のサービス制御装置91で、全ての通信管理装置93及び全ての移動予測装置92を網羅するように接続される。
リソース管理装置41(42及び43も同様であるためここでは41についてのみ記載する)は、図3に示すように、制御管理部121と、リソース全体の状態を管理するリソース管理部124と、リソース予約状態を管理するリソース予約管理部125と、リソース予約待ち状態を管理するリソース予約待ち管理部126と、リソースの割当処理を行う実行管理部122と、基地局31(リソース管理装置42、43はそれぞれ基地局32、33となる)に接続された遠隔制御管理部123とを備えて構成されている。
また、基地局31は、複数で構成されることが一般的であり、それぞれ別のエリアを有することとなる。
リソース管理装置44は、図4に示すように構成されており、図3に示したリソース管理装置41との違いは、基地局31の代わりに通信路集約装置61に接続されている点にある。
次に、サービス制御装置91の機能動作を、図5及び図6に示すフローチャートを、図2と併用して説明する。
最初に、図5を参照して、サービス制御装置91がリソース予約時に行う処理を説明する。
まず、ステップA1において、問い合わせ実行管理部101は、リソース予約時に、通信管理装置93に通信中ユーザの移動端末機10の問い合わせを行い、ステップA2において、そのユーザ識別子、通信識別子、通信開始時刻を取得する。ここで、同一ユーザの移動端末機10が複数の通信を行っている場合は、通信識別子と通信開始時刻は、それぞれ通信数分、取得されることとする。これら取得内容を解釈することによって、ステップA3で通信中ユーザの移動端末機10があるか否かを判定する。この結果、無ければリソース予約を終了する。
一方、通信中ユーザの移動端末機10があれば、問い合わせ実行管理部101は、ステップA4において、後述するリソース予約処理あるいはリソース予約待ち処理を既に行っているユーザの通信を除く、通信中のユーザの移動端末機10を対象として移動予測装置92に移動予測の可否を問い合わせる。
この問い合わせ結果、ステップA5において、移動予測不可能と判定結果が返ってきた場合は、リソース予約を終了する。
一方、移動予測可能と判定結果が返ってきた場合は、その移動予測可能な対象通信分のユーザの移動端末機が行っている通信に対して、ステップA6において、移動予測装置92から問い合わせ実行管理部101に、ユーザ識別子と、移動予測ルートと、移動予測ルート上の各エリアへのハンドオーバー予測時刻との対が通知される。これらを受信した問い合わせ実行管理部101は、実行管理部102に情報を通知する。
実行管理部102は、前述の通信識別子を属性管理部105に問い合わせることで、その通信の予測通信時間及び必要となるリソース量を取得し、この取得した予測通信時間と、前述の通信開始時刻と、現在時刻とから予測残通信時間(予測通信継続時間)を算出し、この算出された予測残通信時間と前述の移動予測ルートと、移動予測ルート上の各エリアへのハンドオーバー予測時間とから、予約を行うべきエリアを判別する。
また、実行管理部102は、ステップA7において、遠隔制御管理部103を介してリソース管理装置41〜44の中で予約が必要だと判断したリソース管理装置に対して、前述のハンドオーバー予測時刻及び次のエリアへのハンドオーバー予測時刻と、必要となるリソース量と、通信識別子とにより予約を指示する。そして、その予約指示を行ったリソース管理装置の識別子と通信識別子とを、通信識別情報・予約エリア管理部104に格納する。これにてサービス制御装置91によるリソース予約が終了する。
次に、図6を参照して、サービス制御装置91がリソース予約を解除する処理を説明する。
この場合、ステップB1において、実行管理部102が、遠隔制御管理部103を介して後述の予約解放通知を受信した、あるいは、問い合わせ実行管理部101を介して通信管理装置93から通信終了を受信した場合に、この受信情報に含まれる通信識別子を通信識別情報・予約エリア管理部104に問い合わせることで、通信に対してリソース予約を行っている予約エリアを識別する。
この識別によって、ステップB2において、予約開放通知を受信した場合の該当エリアを除く、全予約エリア及び通信路集約装置61のリソースを管理するリソース管理装置41に対して、遠隔制御管理部103を介して予約解放指示を行い、通信識別情報・予約エリア管理部104に格納していた予約情報を削除する。これにてサービス制御装置91によるリソース予約の解除が終了する。
次に、リソース管理装置41〜44の機能動作を説明する。
実行管理部122は、通信管理装置93から制御管理部121を介して通信開始及びハンドオーバーが通知された場合に、リソース管理部124に、前述のタイミングで同時に通知された必要となるリソース量を問い合わせ、空きがある場合には通信開始処理及びハンドオーバー処理を継続し、空きがない場合には通信切断処理を行っている。
この処理は、従来と同様のリソース管理処理であるが、本発明では、その処理に次の処理を加えた。
即ち、リソース予約管理部125が、全体のリソース量のうち予め定められた一定リソース量をリソース予約のために確保して管理し、リソース予約待ち管理部126が、その確保されたリソース量を超えたリソース予約指示をサービス制御装置91から受けた場合に予約待ちを行う。そして、リソース予約管理部125の状態変更に伴って、リソース予約待ち管理部126で管理されるリソース予約待ち通信をリソース予約管理部125に移動するようにした。
更に、リソース管理装置41〜44の機能動作を、図7〜図10に示すフローチャートを、図3及び図4と併用して説明する。但し、リソース管理装置41を代表して説明する。
最初に、図7を参照して、リソース管理装置41がリソース予約時に行う処理を説明する。
まず、ステップC1において、例えばリソース管理装置41の実行管理部122は、前述の通りサービス制御装置91からのリソース予約指示を、制御管理部121を介して受信する。そして、ステップC2において、実行管理部122は、その指示されたリソース量を、ハンドオーバー開始から次のエリアへのハンドオーバー開始までの指定された時間の間、予約が可能かどうかリソース予約管理部125に問い合わせる。つまり、リソース予約管理部125の予約テーブル(図示せず)を確認することによって予約可能可否の判定をステップC3において行う。
この判定結果、予約可能である場合にはステップC4において、リソース予約管理部125で、通信識別子と、予約リソース量と、指定時間を対で管理する。つまり、予約テーブルの更新を行う。一方、予約が出来なかった場合は、ステップC5において、リソース予約待ち管理部126で、通信識別子と、予約リソース量と、指定時間を対で管理する。つまり、リソース予約待ち管理部126の予約待ちテーブル(図示せず)の更新を行う。これにてリソース予約時の処理が終了する。
次に、図8を参照して、リソース管理装置41がリソース予約待ち時に行う処理を説明する。
まず、通信終了及び通信の別エリアへのハンドオーバーが行われる場合には、その通信が使用しているリソースが解放されるため、ステップD1において、リソース予約管理部125で管理している情報が変化する。つまり、予約テーブルの更新が検出される。
この場合、実行管理部122は、リソース予約待ち管理部126で管理されている予約待ちの通信の中で、予約可能になる通信があるか否かを判定する。即ち、ステップD2において、予約待ちテーブルを検出して予約可能になる通信のリストアップを行い、ステップD3において、該当があるか否かを判定する。この結果、該当が無ければ、リソース予約待ち処理を終了する。
一方、予約可能になる通信があれば、ステップD4に進む。ここで、予約可能になる通信が複数ある時には、よく知られているラウンドロビン方式や、先に受信したリソース予約指示を優先させる方法や、指定時刻が早い通信を優先させる方法や、指定時間が短い通信を優先させる方法や、リソース量が少ない通信を優先させる方法などにより、優先的にリソース予約する通信を選択する。
次に、ステップD5において、その予約可能通信をリソース予約管理部125に移動することによって予約テーブルを更新する。これによって、リソース予約管理部125に、その予約可能通信を管理させる。そして、ステップD6において、リソース予約管理部125の予約待ちテーブルから先に移動した予約可能通信を削除することによって、予約待ちテーブルを更新する。これにて、リソース予約待ち処理を終了する。
次に、図9を参照して、リソース管理装置41がハンドオーバー(図には、HOと記載)時に行う処理を説明する。
まず、ステップE1において、実行管理部122は、通信管理装置93から制御管理部121を介して、ある通信のハンドオーバーが通知された場合、これと合わせて通知された通信識別子を判断する。次に、ステップE2において、その通信識別子をもとに、その通信のリソース予約を行っているかどうかをリソース予約管理部125に確認する。つまり、予約テーブルを検索し、ステップE3において、該当識別子があるか否かを判定する。この結果、該当識別子がある場合、即ち、リソース予約を行っていた場合は、ステップE4において、実行管理部122が、予約していたリソースをその通信に割当て、ステップE5において、リソース予約管理部125で管理している予約テーブルの予約情報を解除することでハンドオーバー処理を完了させる。
一方、ステップE3の判定において、該当識別子が無い場合、つまり、予約を行っていない場合、ステップE6において、実行管理部122は、リソース予約待ち管理部126にリソース予約待ちを行っているかどうかを確認する。つまり、予約待ちテーブルを検索し、ステップE7において、該当識別子があるか否かを判定する。
この判定結果、該当識別子が無い、即ちリソース予約待ちを行っていなかった場合は、ステップE8において、実行管理部122は通常のハンドオーバー処理を行って、ハンドオーバー処理を終える。
また、ステップE7の判定結果、該当識別子が有る、即ちリソース予約待ちを行っていた場合、ステップE9〜E11において、リソース管理部124は、空きリソースがあるかどうか(HO可能か)を確認し、ある場合には、空きリソースをその通信に対して割当て、リソース予約待ち管理部126で管理している予約待ち情報を解除することでハンドオーバー処理を完了させる。
一方、ステップE11のHO可能か否かの判定結果において、空きリソースがない場合は、ステップE12において、実行管理部122は、制御管理部121を介して予約解放通知をサービス制御装置91に通知する。更に、ステップE13において、実行管理部122は、リソース予約待ち管理部126で管理していた予約待ち情報を解除し、通信管理装置93に制御管理部121を介してハンドオーバー処理失敗を通知することで通信が切断される。
この他、ハンドオーバーを通知された実行管理部122が、リソース予約管理部125及びリソース予約待ち管理部126に該当識別子を確認した結果、どちらでも管理されていない場合には、リソース管理部124に問い合わせを行う。この結果、空きリソースがある場合は、その通信への割当てを行うことでハンドオーバー処理を完了し、空きリソースがない場合は、通信管理装置93にハンドオーバー失敗を通知することで通信が切断される。
次に、図10を参照して、リソース管理装置41がリソース予約解除時に行う処理を説明する。
ステップF1において、実行管理部122が、上述で説明したように通信終了又は別のエリアでのハンドオーバー失敗により、サービス制御装置91からの予約解除指示を、制御管理部121を介して受信したとする。この場合、ステップF2において、実行管理部122は、予約解除指示の中で通知された通信識別子をもとに、リソース予約管理部125及びリソース予約待ち管理部126に対して予約解除を通知することによって、予約テーブル及び予約待ちテーブルの検索を行う。これによってステップF3で、その通知に応じて各管理部125,126が、管理しているリソース予約又はリソース予約待ちを解除する。これにて、リソース予約解除が終了する。
次に、本リソース予約システム全体によるリソース予約及びハンドオーバー処理の動作を、図11に示すフローチャートと図1を併用して説明する。但し、説明を分かりやすくするため、移動端末機10をターゲットとする。
まず、ステップG1において、リソース予約を行う際に、通信中ユーザの識別を行う。即ち、サービス制御装置91が、通信管理装置93に通信中ユーザの移動端末機の問い合わせを行い、そのユーザ識別子、通信識別子、通信開始時刻を取得する。この取得内容を解釈することによって通信中ユーザの移動端末機があるか否かを判定する。ここでは、通信中ユーザの移動端末機が移動端末機10であるとする。
次に、ステップG2において移動予測可能か否かを判定する。これは、サービス制御装置91は、リソース予約処理又はリソース予約待ち処理を既に行っているユーザの通信を除く、通信中ユーザの移動端末機10を対象として移動予測装置92に移動予測の可否を問い合わせることによって行われる。
その判定結果、移動予測装置92から移動予測不可能と応答が返ってきた場合は、サービス制御装置91は処理を終了する。
一方、移動予測可能と応答が返ってきた場合は、その移動予測可能な通信中ユーザの移動端末機10が行っている通信をもとに、移動予測装置92からサービス制御装置91に、通信識別子と、移動予測ルートと、移動予測ルート上の各エリア21〜23へのハンドオーバー予測時刻との対が通知される。
これらの通知を受信したサービス制御装置91は、その通信識別子をもとに、移動端末機10の通信の予測通信時間及び必要となるリソース量を取得し、ステップG3において、その取得されたリソース量を確認し、また、ステップG4において、その取得された予測通信時間と、上記の通信開始時刻と現在時刻とから予測通信継続時間を算出する。
そして、ステップG5において、その算出された予測通信継続時間と上記の移動予測ルートと、この移動予測ルート上の各エリア21〜23へのハンドオーバー予測時間とから、予約を行うべき対象エリアを決定する。ここでは、エリア21が決定されたとする。
また、サービス制御装置91は、リソース管理装置41〜43の中で予約が必要だと判断したリソース管理装置(この場合、リソース管理装置41)に対して、前述のハンドオーバー予測時刻及び次のエリア22へのハンドオーバー予測時刻と、必要となるリソース量と、通信識別子とにより予約を指示する。そして、その予約指示を行ったリソース管理装置41の識別子と通信識別子とを格納する。これにてサービス制御装置91によるリソース予約が終了する。
次に、ステップG6において、サービス制御装置91から上記のリソース予約指示を受けたリソース管理装置41は、予約可能か否かを判定する。即ち、リソース管理装置41は、その指示されたリソース量を、ハンドオーバー開始から次のエリア22へのハンドオーバー開始までの指定された時間の間、予約が可能かどうか判定する。
この判定結果、予約可能な場合はステップG7において、リソース管理装置41は、通信識別子と、予約リソース量と、指定時間を予約テーブルに対で管理する。つまり、リソース予約処理を行う。
一方、予約不可能な場合はステップG8において、リソース管理装置41は、通信識別子と、予約リソース量と、指定時間を予約待ちテーブルに対で管理する。つまり、リソース予約待ち処理を行う。
このリソース予約待ち処理時に、ステップG9において、リソース管理装置41は、空きリソースがあるか否かを判定する。つまり、通信終了及び通信の別エリアへのハンドオーバーが行われる場合には、その通信が使用しているリソースが解放されるため、リソース管理装置41で管理しているリソースに空きができ、この結果、予約待ちの通信の中から予約可能になる通信ができる。
このように空きリソースができた場合は、ステップG7へ進んでリソース予約処理を行う。このリソース予約処理後、ステップG10において、リソース管理装置41は、該当エリア21へのハンドオーバーが検出されたか否かを判定する。
この判定結果、ハンドオーバーが検出されたとする。つまり、リソース管理装置41は、通信管理装置93から通信中ユーザの移動端末機10のハンドオーバーが通知された場合、これと合わせて通知された通信識別子をもとに、その移動端末機10の通信のリソース予約を行っているかどうかを確認する。ここで、該当識別子が存在してリソース予約が行われているとすると、ステップG11において、リソース管理装置41は、予約されているリソースを、その移動端末機10の通信に割当てる。
そして、ステップG12において、リソース管理装置41で管理している予約情報を開放することで、ハンドオーバー処理を完了させる。
一方、ステップG9の判定において空きリソースがない場合は、ステップG13において、リソース管理装置41は、該当エリア21へのハンドオーバーが検出されたか否かを判定する。この結果、検出されなければステップG9へ戻って、空きリソース検索処理を行う。
一方、ハンドオーバーが検出された場合、ステップG14において、リソース管理装置41は、管理している予約待ち情報を開放し、ステップG15において、通常のハンドオーバー処理に移行する。そして、ステップG16において、そのハンドオーバー処理が可能か否かを判定する。但し、同一エリアにおいて、予約待ちが行われるリソース群は、通常の通信を行うためのリソース群と分けられているものとする。
その判定結果、可能であれば、リソース管理装置41は、ハンドオーバー処理を完了させる。一方、不可能であれば、ステップG17において、リソース管理装置41は、該当移動端末機に係る全エリア21〜23の予約を解放する処理を行い、ハンドオーバー処理を終える。
次に、移動予測装置92による移動予測が誤った場合の処理について説明する。但し、その移動予測の誤りを、以降、移動予測失敗と表現する。
移動予測失敗は、例えば、ユーザが電車等の交通機関を利用していた場合に、その交通機関のダイヤが乱れた時や、普段、自宅から学校へ直接向かうユーザが通学途中で忘れ物に気付いて一度家に戻る場合などが例として挙げられる。
移動予測失敗は、サービス制御装置91が移動予測装置92に問い合わせることで得られたユーザの移動予測が、実際のユーザの移動と異なっている場合に判定することができる。
この移動予測失敗の判定は、サービス制御装置91が、後述する第1から第3の方法の内、1つ以上の方法を用いて行う。そして、移動予測失敗と判定された場合に、サービス制御装置91が、新たな移動予測に基づいたリソース予約及び、リソース予約の解除を実施するようになっている。
即ち、図12のフローチャートに示すように、サービス制御装置91が、ステップH1において、移動予測装置92に新たなユーザの移動予測を問い合わせて取得する。次に、ステップH2において、その取得したユーザの移動予測と、事前に保持していた移動予測とが同一か否かを判定する。この結果、同一でなければステップH3において、新たな移動予測に基づいたリソース予約の修正を行う、同一であればステップH4において、予測情報の誤り通知を行い、ステップH5において、該当ユーザのリソース予約の解除処理を行う。
第1の移動予測失敗判定方法は、移動予測装置92が、事前にサービス制御装置91からの問い合わせに対して応答通知した、あるユーザの移動予測が変更されたことを契機として、サービス制御装置91に新たな移動予測情報を通知する方法である。
第2の移動予測失敗判定方法は、リソース管理装置41〜44の少なくとも1つが、ある通信に対して予測されたハンドオーバー時刻から予め定められた一定時間内に、ハンドオーバーが行われなかったことを検知し、これを契機として、サービス制御装置91に予約解放通知を行う方法である。
第3の移動予測失敗判定方法は、サービス制御装置91において、予測された通信継続時間経過後も通信が継続されていることを検知し、これを契機とする方法、又は、予測された通信継続時間に予め定められた時間分だけ近づいた時刻において、通信が継続されていることを検知し、これを契機とする方法である。
これらのような第1〜第3の移動予測失敗判定方法には、後述する移動速度の予測が失敗(移動速度予測失敗)した場合と、移動方向の予測が失敗(移動方向予測失敗)した場合と、通信継続時間の予測が失敗(通信継続時間予測失敗)した場合との3つのケースが存在する。
次に、その3つのケースの予測失敗時に行う処理の具体例を説明する。
まず、移動速度予測失敗の場合の処理について説明する。
サービス制御装置91は、移動速度の予測が失敗したことを検知すると、移動予測装置92への問い合わせによって得られる新たな移動予測に基づき、事前の予約を解除し、新たな予約を行う。移動予測装置92への問い合わせによって新たな移動予測が得られなかった場合、即ち、事前に入手した移動予測と同一の移動予測が得られた場合、この移動予測情報は誤りであることが判明しているため、サービス制御装置91から移動予測装置92に予測情報誤りを通知し、予約を解除する。この場合の具体例を示したのが図13である。
図13において、あるユーザの移動端末機が通信を開始した時刻をt00とし、通信を開始したエリアをエリア21とする。また、ユーザの移動予測をユーザの移動予測151とし、ユーザの移動予測151によってユーザがエリア21から移動すると予測されるエリアをそれぞれ、エリア22、エリア23、エリア24、エリア25とする。また、それぞれのエリアにハンドオーバーすると予測される時刻をそれぞれ、t01,t02,t03とし、ユーザの通信が終了すると予測される時刻をt04とし、実際のユーザの移動を実際のユーザの移動152とし、実際のユーザの移動152により再予測されるユーザの新たな移動予測をユーザの新たな移動予測153として記載している。
図13において、通信開始からエリア22にハンドオーバーする前までの間にサービス制御装置91においてリソース予約処理が行われたとする。この場合、サービス制御装置91では、移動予測装置92から得たユーザの移動予測151と、算出した通信継続時間とからエリア22〜24に対してリソース予約を行う。
図13では、実際のユーザの移動152がユーザの移動予測151と比較して、同一ルート上ではあるが、速度が遅かった状態を示している。この状態を、サービス制御装置91が、第1及び第2の移動予測失敗判定方法の何れかの方法で検知すると、サービス制御装置91は、移動予測装置92に再度ユーザの移動予測を問い合わせ、これによりユーザの新たな移動予測153を得る。
このユーザの新たな移動予測153によれば、通信終了予測時刻t04において、エリア24にハンドオーバーすることはない。このため、サービス制御装置91は、事前にエリア24のリソース管理を行っているリソース管理装置43に対して行っていたリソース予約を解除し、同時にエリア23に対して行っていたリソース予約でのハンドオーバー予測時刻の修正を、エリア23のリソース管理を行っているリソース管理装置43に通知する。
但し、ここでは、リソース管理装置43がエリア24のリソース管理を行っており、このリソース管理装置43以外にエリア24における通信のリソース管理を行っているリソース管理装置が他にないと仮定した。また、エリア23のリソース管理もリソース管理装置43で行っていると仮定する。
このようなリソース管理装置43への通知によって、ユーザの移動速度の予測151が失敗した場合には、リソース予約状態を修正することで実際のユーザ152の移動に合わせたリソース予約が可能となる。また、実際のユーザの移動152の速度が、ユーザの移動予測151の速度よりも速かった場合にも、同様にリソース予約状態を修正することで対応が可能であるが、ここでは説明は省略する。
次に、移動方向予測失敗の場合の処理について説明する。
サービス制御装置91は、移動方向の予測が失敗したことを検知すると、移動予測装置92への問い合わせによって得られる新たな移動予測に基づき、事前の予約を解除し、新たな予約を行う。また、移動予測装置92への問い合わせによって新たな移動予測が得られなかった場合、即ち事前に入手した移動予測と同一の移動予測が得られた場合、この移動予測情報は誤りであることが判明している。このため、サービス制御装置91から移動予測装置92に予測情報誤りを通知し、予約を解除する。この場合の具体例を示したのが図14である。
図14において、あるユーザの通信開始時刻を時刻t00とし、通信開始エリアをエリア21とし、ユーザの移動予測151に基づいてエリア22,23,24にハンドオーバーされると仮定し、それぞれのエリア22〜24へのハンドオーバー予測時刻を、それぞれ時刻t01,t02,to3とする。また、実際のユーザの移動152によりエリア22の次にハンドオーバーするエリアを順にエリア26,27,28とし、通信終了予測時刻を時刻t04とする。
図14において、エリア22〜24を管理するリソース管理装置43に対して、ユーザの移動予測151に従ったリソース予約が行われていた場合に、サービス制御装置91が、時刻t02以降に、移動方向予測が失敗したことを第1及び第2の移動予測失敗判定方法の何れかの方法で検知したとする。この場合、サービス制御装置91は、エリア23と24を管理するリソース管理装置43に対して行っていたリソース予約を解除すると共に、移動予測装置92に移動予測を問い合わせる。この問い合わせした結果、移動予測が更新されていた場合は、新たな移動予測に基づいた予約処理を行い、移動予測が更新されていなかった場合は、移動予測装置92に対して予測情報誤りを通知して予約を解除する。
次に、通信継続時間予測失敗の場合の処理について説明する。
ここでは、通信継続予測時間内に通信が終了しなかった場合を記載する。逆に通信継続予測時間の間に通信が終了した場合には、前述の方法により処理が行われる。
サービス制御装置91は、第3の移動予測失敗判定方法によって通信継続予測時間内に通信が終了しなかったことを検知すると、次の方法A,B,Cの何れか1つの方法で処理を行う。
図15は、第3の移動予測失敗判定方法の内の方法Aによる具体例を示す図である。
図15において、サービス制御装置91は、ユーザの移動予測151と通信終了予測時間とからエリア22〜24のリソースを管理するリソース管理装置43に対してリソース予約を行っている。この場合に、サービス制御装置91は、通信継続予測時間内に通信が終了しなかったことを検知すると、これを契機として、以降はリソース予約を行わない。この場合、図13に示すようにエリア25,26に対しては、通常のハンドオーバー処理が行われる。この方法Aによれば、通信継続予測時間を越える通信に対しては、リソース予約が行われないため方法B,方法Cで説明するような複雑な処理を行う必要がない。
図16は、第3の移動予測失敗判定方法の内の方法Bによる具体例を示す図である。
図16においては、図7と同様にエリア24までのリソース予約が行われており、サービス制御装置91が、通信継続予測時間内に通信が終了しなかったことを検知すると、これを契機として、移動予測装置92に対して問い合わせを行った結果をもとに、近隣のエリア群に対して追加でリソース予約を行う。近隣のエリア群としては隣接する単一エリアとする場合や、隣接する複数のエリア群とする場合などがある。
追加で行われるリソース予約は、前述のリソース予約と同等に予測されるリソース量154と同量のリソース155を事前予約する。時刻t06において、もしくは、時刻t06に近い時刻において、更に通信が継続された場合には、方法A〜Cの何れかの方法により処理が継続されるが、更に通信が継続された場合のエリア群の選定方法は順次変更することがある。例えば処理が継続されるに従って、対象エリア群を狭めるのが一般的である。
図17は、第3の移動予測失敗判定方法の内の方法Cによる具体例を示す図である。
図17においては、図15及び図16と同様に、エリア24までのリソース予約が行われており、サービス制御装置91が通信継続予測時間内に通信が終了しなかったことを検知すると、これを契機とし、移動予測装置92に対して問い合わせを行った結果と、通信種別毎の平均追加通信時間とから追加通信継続時間t11を算出し、この時間t11に移動すると予測されるエリア25のリソースを管理するリソース管理装置に対して、追加でリソース予約を行う。
時刻t06において、もしくは、時刻t06に近い時刻において、更に通信が継続された場合には、方法A〜Cの何れかの方法により処理が継続されるが、更に通信が継続された場合の平均追加通信時間は順次変更することがある。例えば処理が継続されるに従って平均追加通信時間は狭められるのが一般的である。
このように、本実施の形態の移動通信網におけるリソース予約システムによれば、移動予測装置92によって、移動端末機10が移動すると予測される移動予測ルートを求め、この移動予測ルート上の各エリアへ移動端末機10がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める。また、サービス制御装置91によって、移動端末機10の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求め、この予測通信継続時間内に、移動予測装置92で求められた移動予測ルート上の各エリアの中から移動端末機10がハンドオーバー可能なエリアを、予測通信継続時間とハンドオーバー予測時刻との比較により特定する。更に、リソース管理装置(例えば41)によって、サービス制御装置91により特定されたエリアに、移動端末機10の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定し、予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行い、この予約リソースを、移動端末機10の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てるようにした。
つまり、移動端末機10の移動予測ルートを求め、この求められた移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機10のリソースを予約するエリアを特定し、この特定エリアにリソースを予約してハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機10に割り当てるようにしたので、移動端末機10は移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行うことができる。従って、移動端末機10は、移動しながら途切れることなく通信を継続することができる。
また、リソース管理装置41が、サービス制御装置91により特定されたエリアにリソース不足で移動端末機10のリソースが予約不可能と判定された際に、そのリソースが予約可能となるまで予約待ちを行い、予約可能となった時点でリソースの予約を行うようにした。つまり、移動先エリアへのリソース予約時に、リソース不足で予約ができない場合、空きリソースができるまで待って予約を行うようにしたので、移動先エリアへのリソースが不足していても、直ぐにリソース予約処理を終了するのではなく、その予約を待機状態としてリソース予約処理を継続することができる。従って、リソース予約を効率よく行うことができる。
また、リソース管理装置41が、リソースの予約を行うための予約リソース群と通常の通信を行うための通常リソース群とを同一エリア内で区分けしておき、予約リソース群において予約待ちが行われている状態にあって、この予約待ちのエリアに該当移動端末機10からのハンドオーバーの依頼が行われた場合、通常リソース群の割当で依頼のハンドオーバー処理が可能であれば、予約待ちを解除し、当該ハンドオーバー処理を行うようにした。つまり、リソースの予約待ちを行っているエリアに、その予約待ちを行った移動端末機10からハンドオーバーの依頼があった場合に、通常リソース群でのハンドオーバー処理が可能であれば、それを用いてハンドオーバーを行うことができる。この際、リソースの予約待ちを解除するので、エリアのリソースを効率よく活用することができる。
また、リソース管理装置41が、リソースの予約を行うための予約リソース群と通常の通信を行うための通常リソース群とを同一エリア内で区分けしておき、予約リソース群において予約待ちが行われている状態にあって、この予約待ちのエリアに該当移動端末機10からのハンドオーバーの依頼が行われた場合、通常リソース群の割当で依頼のハンドオーバー処理が不可能であれば、当該移動端末機10に係る全エリアの予約待ちを解除し、当該ハンドオーバー処理を中止するようにした。つまり、移動端末機10が移動先エリアでハンドオーバーが行えないと判定された場合に、そのハンドオーバー処理を中止すると共に、当該移動端末機10のリソース予約待ちの解除を全エリアにおいて行うようにしたので、エリアのリソースを無駄遣いすることなく効率的に使用することができる。
また、移動予測装置92が、移動予測ルートを移動する移動端末機10の速度が変更された場合に、その変更後の速度をもとにハンドオーバー予測時刻を新規に求め、サービス制御装置91が、移動予測ルート上の各エリアの中から該当移動端末機10がハンドオーバー可能なエリアを、予測通信継続時間と新規に求められたハンドオーバー予測時刻との比較により特定するようにした。つまり、移動端末機10の移動速度が変更されても、その変更に応じて移動端末機10のハンドオーバー予測時刻を求め、移動端末機10が移動中の移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機10のリソースを予約するエリアを特定するようにしたので、移動端末機10が実際にハンドオーバーすると予測されるエリアにリソースを適正に予約することができる。従って、ハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機10に割り当てて、確実にハンドオーバーを行うことができる。
また、移動予測装置92が、求めた移動予測ルートが変更された場合に、その変更後の移動予測ルートを求め、この変更後の移動予測ルート上の各エリアへ移動端末機10がハンドオーバーを行うと予測される新規のハンドオーバー予測時刻を求め、サービス制御装置91が、予測通信継続時間内に、移動予測装置92で求められた変更後の移動予測ルート上の各エリアの中からハンドオーバー可能なエリアを、予測通信継続時間と新規のハンドオーバー予測時刻との比較により特定するようにした。つまり、移動端末機10の移動予測ルートが変更されても、このルート変更に応じて移動端末機10のリソースを予約するエリアを特定するようにしたので、移動端末機10の実際の移動ルート上に存在するエリアにリソースを適正に予約することができる。従って、ハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機10に割り当てて、確実にハンドオーバーを行うことができる。
また、リソース管理装置41が、移動予測装置92で求められたハンドオーバー予測時刻から予め定められた時間内に移動端末機10からのハンドオーバーが行われなかった場合、当該移動端末機10のリソース予約を解除し、この解除したことをサービス制御装置91へ通知するようにした。つまり、リソース予約を行った移動端末機10が、予め定められた時間内にハンドオーバーを行わなかった場合に、そのリソース予約を解除するようにしたので、エリアのリソースを無駄遣いすることなく効率的に使用することができる。また、その解除をサービス制御装置91も知ることができるので、サービス制御装置91での無駄なリソース予約のための制御を無くすことができる。
また、サービス制御装置91が、移動端末機10の通信が予測通信継続時間を経過しても継続されているか否かを検知し、リソース管理装置41が、サービス制御装置91によって移動端末機10の通信が予測通信継続時間経過後も継続していることを検知した際に、当該移動端末機10のリソースの予約を解除するようにした。この場合、リソース予約のためのパラメータの1つである予測通信継続時間を過ぎても移動端末機10が通信を行っているので、移動端末機10が停止して通信を行っている可能性などが考えられるが、上記構成によって、その予測通信継続時間を経過した通信を検知することで該当移動端末機10のリソース予約を解除すれば、エリアのリソースを無駄遣いすることなく効率的に使用することができる。
また、サービス制御装置91は、移動端末機10の通信が予測通信継続時間を経過しても継続されているか否かを検知し、リソース管理装置41が、サービス制御装置91によって移動端末機10の通信が予測通信継続時間経過後も継続していることを検知した際に、サービス制御装置91により特定されたエリア以外の近隣エリアに、当該移動端末機10のリソース予約を行うようにした。この場合、リソース予約のためのパラメータの1つである予測通信継続時間を過ぎても移動端末機10が通信を行っているので、移動端末機10がリソース予約を行ったエリア以外のエリアへ移動する可能性などが考えられるが、上記構成によって、移動端末機10が移動すると予測されるリソース予約未実施のエリアに、リソース予約を行うことができるので、移動端末機10は、移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行うことができる。
本発明の実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムの構成を示すブロック図である。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置の構成を示すブロック図である。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるリソース管理装置の構成を示すブロック図である。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおける他のリソース管理装置の構成を示すブロック図である。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置がリソース予約時に行う処理を説明するためのフローチャートである。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置がリソース予約を解除する処理を説明するためのフローチャートである。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるリソース管理装置がリソース予約時に行う処理を説明するためのフローチャートである。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置がリソース予約待ち時に行う処理を説明するためのフローチャートである。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置がハンドオーバー時に行う処理を説明するためのフローチャートである。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置がリソース予約解除時に行う処理を説明するためのフローチャートである。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システム全体によるリソース予約及びハンドオーバー処理を説明するためのフローチャートである。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置による移動予測が誤った場合(移動予測失敗)の処理を説明するためのフローチャートである。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおいて移動速度予測失敗時の処理の具体例を説明するための図である。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおいて移動方向予測失敗時の処理の具体例を説明するための図である。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおいて第3の移動予測失敗判定方法の内の方法Aによる処理の具体例を説明するための図である。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおいて第3の移動予測失敗判定方法の内の方法Bによる処理の具体例を説明するための図である。 上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおいて第3の移動予測失敗判定方法の内の方法Cによる処理の具体例を説明するための図である。 従来のハンドオーバー処理を説明するための図である。
符号の説明
10 移動端末機
11 移動通信網
21,22,23 無線エリア
31,32,33 基地局
41,42,43,44 リソース管理装置
51〜53 通信路
61 通信路集約装置
91 サービス制御装置
92 移動予測装置
93 通信管理装置
71〜74,81〜86,94〜97 信号線
101 問い合わせ実行管理部
102 実行管理部
103 遠隔制御管理部
104 通信識別情報・予約エリア管理部
105 属性管理部
121 制御管理部
122 実行管理部
123 遠隔制御管理部
124 リソース管理部
125 リソース予約管理部
126 リソース予約待ち管理部

Claims (11)

  1. 無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約することによって通信を継続する通信網におけるリソース予約システムにおいて、
    前記移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求め、この移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める移動予測手段と、
    前記移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求め、この予測通信継続時間内に、前記移動予測手段で求められた移動予測ルート上の各エリアの中から前記移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間とハンドオーバー予測時刻との比較により特定する制御手段と、
    前記制御手段により特定されたエリアに、前記移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定し、予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行い、この予約リソースを、前記移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てる管理手段と
    を備えたことを特徴とする通信網におけるリソース予約システム。
  2. 前記管理手段は、前記制御手段により特定されたエリアにリソース不足で前記移動端末機のリソースが予約不可能と判定された際に、そのリソースが予約可能となるまで予約待ちを行い、予約可能となった時点で前記リソースの予約を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信網におけるリソース予約システム。
  3. 前記管理手段は、前記リソースの予約を行うための予約リソース群と通常の通信を行うための通常リソース群とを同一エリア内で区分けしておき、前記予約リソース群において前記予約待ちが行われている状態にあって、この予約待ちのエリアに該当移動端末機からのハンドオーバーの依頼が行われた場合、前記通常リソース群の割当で前記依頼のハンドオーバー処理が可能であれば、前記予約待ちを解除し、当該ハンドオーバー処理を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信網におけるリソース予約システム。
  4. 前記管理手段は、前記リソースの予約を行うための予約リソース群と通常の通信を行うための通常リソース群とを同一エリア内で区分けしておき、前記予約リソース群において前記予約待ちが行われている状態にあって、この予約待ちのエリアに該当移動端末機からのハンドオーバーの依頼が行われた場合、前記通常リソース群の割当で前記依頼のハンドオーバー処理が不可能であれば、当該移動端末機に係る全エリアの予約待ちを解除し、当該ハンドオーバー処理を中止する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信網におけるリソース予約システム。
  5. 前記移動予測手段は、前記移動予測ルートを移動する前記移動端末機の速度が変更された場合に、その変更後の速度をもとに前記ハンドオーバー予測時刻を新規に求め、
    前記制御手段は、前記移動予測ルート上の各エリアの中から該当移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間と前記新規に求められたハンドオーバー予測時刻との比較により特定する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の通信網におけるリソース予約システム。
  6. 前記移動予測手段は、求めた移動予測ルートが変更された場合に、その変更後の移動予測ルートを求め、この変更後の移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測される新規のハンドオーバー予測時刻を求め、
    前記制御手段は、前記予測通信継続時間内に、前記移動予測手段で求められた前記変更後の移動予測ルート上の各エリアの中からハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間と前記新規のハンドオーバー予測時刻との比較により特定する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の通信網におけるリソース予約システム。
  7. 前記管理手段は、前記移動予測手段で求められたハンドオーバー予測時刻から予め定められた時間内に前記移動端末機からのハンドオーバーが行われなかった場合、当該移動端末機のリソース予約を解除し、この解除したことを前記制御手段へ通知する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の通信網におけるリソース予約システム。
  8. 前記制御手段は、前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間を経過しても継続されているか否かを検知し、
    前記管理手段は、前記制御手段によって前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間経過後も継続していることを検知した際に、当該移動端末機のリソースの予約を解除する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の通信網におけるリソース予約システム。
  9. 前記制御手段は、前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間を経過しても継続されているか否かを検知し、
    前記管理手段は、前記制御手段によって前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間経過後も継続していることを検知した際に、前記制御手段により特定されたエリア以外の近隣エリアに、当該移動端末機のリソース予約を行う
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の通信網におけるリソース予約システム。
  10. 通信網で無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約することによって通信を継続するリソース予約方法において、
    前記移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求める第1のステップと、
    前記第1のステップで求められた移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める第2のステップと、
    前記移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求める第3のステップと、
    前記第3のステップで求められた予測通信継続時間内に、前記第1のステップで求められた移動予測ルート上の各エリアの中から前記移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記第2のステップで求められた予測通信継続時間とハンドオーバー予測時刻との比較により特定する第4のステップと、
    前記第4のステップで特定されたエリアに、前記移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定する第5のステップと、
    前記第5のステップにおいて予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行う第6のステップと、
    前記第6のステップで予約されたリソースを、前記移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てる第7のステップと
    を含むことを特徴とするリソース予約方法。
  11. 無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約するリソース予約装置において、
    前記移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求め、この移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める移動予測手段と、
    前記移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求め、この予測通信継続時間内に、外部の移動予測装置で求められた移動予測ルート上の各エリアの中から前記移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間と前記移動予測装置で求められた前記移動端末機のハンドオーバー予測時刻との比較により特定する制御手段と、
    前記制御手段により特定されたエリアに、前記移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定し、予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行い、この予約リソースを、前記移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てる管理手段と
    を備えたことを特徴とするリソース予約装置。
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