JP4251360B2 - ユーザの移動情報を使用したネットワーク資源予約方法、アクセス提供システム、ネットワーク資源予約プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

ユーザの移動情報を使用したネットワーク資源予約方法、アクセス提供システム、ネットワーク資源予約プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、ユーザの移動情報を使用したネットワーク資源予約方法、アクセス提供システム、ネットワーク資源予約プログラム、および、記録媒体に関する。
ネットワークの使用前に、そのネットワーク帯域の予約を行うシステムが提案されている(特許文献1など)。これにより、先だって帯域の予約を行った通信端末は、ネットワークの接続時には、既に予約されている帯域を即座に活用できる。よって、通信端末をネットワークに接続した後で、そのネットワークの帯域が確保できないという事態を防ぐことができ、通信端末の通信利用を円滑に行うことが可能となる。
特開平2001−177555号公報(段落[0010])
ここで、ネットワークの使用前に、そのネットワーク資源の予約を行う際には、予め分かっている通信端末の利用スケジュールを活用する方式と、利用スケジュールを活用しない方式とに分類できる。
まず、通信端末の利用スケジュールを活用する方式は、その利用スケジュールに従ってネットワーク資源の予約処理を行うことにより、利用しないネットワーク資源を無駄に予約するなどの処理のオーバーヘッドが生じることがないため、処理効率および通信回線の利用効率がよい。しかし、通信端末の移動中のトラブル(交通渋滞など)による利用スケジュールの変更が生じた場合、変更前の利用スケジュールに基づくネットワーク資源の予約処理は活用できないので、利用スケジュールの変更に弱い(あるいは変更を許容しない)。
一方、通信端末の利用スケジュールを活用しない方式(特許文献1など)は、通信端末の挙動を予測して、利用するであろうネットワークの資源を予約する。よって、予測が外れた場合には、利用しないネットワーク資源を無駄に予約するため、処理効率が悪いとともに、通信回線の利用効率も悪くなる。また、特許文献1に記載の技術は、通信端末の位置情報を基に通信端末の挙動を予測するため、利用するネットワークが、利用する直前になって判明することとなってしまう。そのため、利用する直前にネットワークの帯域予約を行うので、帯域予約が完了するまでの間、通信端末の利用を待たせてしまうこととなってしまう。しかし、利用スケジュールを活用しない方式は、ネットワーク資源の予約処理は、通信端末の移動中のトラブル(交通渋滞など)の影響を受けずに済むため、環境の変動に強い。
このように、利用スケジュールを活用する方式と、活用しない方式は、長所短所がそれぞれ異なっており、いずれの方式を採用するかどうかは、ユーザの選択によるものである。従って、ユーザにとって、いずれの方式を選択するかを検討するための多大な手間がかかり、ユーザの負担になっていた。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、スケジュールの変動に強く、かつ、信頼性の高いネットワーク資源の利用前予約方式を提案することを主な目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載のネットワーク資源予約方法は、
移動体に伴って移動する通信端末がネットワークを利用する前に、前記ネットワークの資源を予約するアクセス提供システムによるネットワーク資源予約方法であって、
前記アクセス提供システムは、
_前記移動体の最新の運行スケジュールを管理する移動体運行管理装置と、
前記通信端末のネットワークの資源の予約を代行する予約代行装置と、
前記ネットワークの資源を管理するネットワーク資源管理装置とを含めて構成され、
前記移動体運行管理装置が、
前記移動体の到着予定地での滞在期間を示す運行スケジュールを管理する手順と、
前記移動体の運行スケジュールを最新のものに更新する手順と、
利用開始地点と利用終了地点とを含む前記移動体の利用情報を基に、前記移動体の前記運行スケジュールを取得する手順と、を実行し、
前記予約代行装置が、
_前記通信端末のID、前記移動体のID、および、利用開始地点と利用終了地点とを含む前記移動体の利用情報を特定するための移動情報の入力を受け付ける手順と、
前記移動体運管理装置に対して、前記入力を受け付けた前記移動体の利用情報を送信して、前記移動体運行管理装置が取得した前記移動体の前記運行スケジュールを受信しその受信した前記運行スケジュールから、前記移動体の到着予定地のネットワークを管理する前記ネットワーク資源管理装置を特定する手順と、
前記移動体運行管理装置から受信した前記運行スケジュールから特定される前記移動体の前記到着予定地での滞在期間について、前記通信端末のIDに対応する通信端末のネットワークの資源の予約を、前記特定された前記ネットワーク資源管理装置の記憶手段に対して行う手順と、
を実行することを特徴とする。
これにより、最新の移動体の運行スケジュールに連動したネットワーク資源の予約を行うので、スケジュールの変動に強く、かつ、信頼性の高いネットワーク資源の利用前予約が可能となる。よって、無駄な予約を抑制することにより、ネットワーク機器および通信同線の使用効率が良く、ユーザにとって利便性の高いネットワークの利用を提供することができる。
請求項2に記載のネットワーク資源予約方法は、請求項1に記載のネットワーク資源予約方法であって、前記利用情報は、前記移動体における座席位置を特定する情報を含めて構成されることを特徴とする。
これにより、無線通信用電波の到達範囲などの技術的制約により、1つの移動体が複数のネットワークに接続されるような構成においても、利用するネットワークを特定することが可能となる。
請求項3に記載のネットワーク資源予約方法は、請求項1または請求項2に記載のネットワーク資源予約方法であって、前記アクセス提供システムは、前記ネットワークにアクセスする端末を認証するネットワーク認証装置をさらに含めて構成され、
前記予約代行装置が、前記運行スケジュールから、前記移動体の到着予定地のネットワークに関するネットワーク認証装置を特定する手順と、
前記予約代行装置が、前記特定されたネットワーク認証装置に、前記通信端末のIDに対応する通信端末の認証を行う手順と、
を実行することを特徴とする。
これにより、最新の移動体の運行スケジュールに連動したネットワークの事前認証を行うので、ネットワークを利用する直前ではなく、時間的な余裕をもって、認証を完了することができる。その結果、ユーザを認証のために待たせてしまうことが少なくなり、円滑なネットワークの利用を提供することができる。
請求項4に記載のネットワーク資源予約方法は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のネットワーク資源予約方法であって、前記ネットワーク資源管理装置は、前記移動情報から特定される通信端末のネットワーク資源の予約を記憶手段に行う手順において、前記ネットワーク資源を既に予約または利用している端末に割り当てた資源の一部を、前記特定される通信端末の予約に再割り当てすることを特徴とする。
これにより、ネットワーク資源の予約時にネットワーク資源が不足していた場合でも、限りあるネットワーク資源を効率的に活用することができる。
請求項5に記載のネットワーク資源予約方法は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のネットワーク資源予約方法であって、前記予約代行装置は、前記移動情報の入力を受け付ける手順において、前記移動情報が記録されたチケットから読み取られた前記移動情報の入力を受け付けることを特徴とする。
これにより、移動情報を送信する操作の手間を省略できる。
請求項6に記載のネットワーク資源予約方法は、請求項5に記載のネットワーク資源予約方法であって、前記予約代行装置は、前記移動情報の入力を受け付ける手順において、前記移動体の乗降場所に到着するために通過する改札口のチケット読み取り装置が、前記チケットから読み取った移動情報の入力を受け付けることを特徴とする。
これにより、移動情報を送信する操作の手間を省略できる。
請求項7に記載のアクセス提供システムは、
移動体に伴って移動する通信端末がネットワークを利用する前に、前記ネットワークの資源を予約するアクセス提供システムであって、
前記アクセス提供システムは、
_前記移動体の最新の運行スケジュールを管理する移動体運行管理装置と、
前記通信端末のネットワークの資源の予約を代行する予約代行装置と、
前記ネットワークの資源を管理するネットワーク資源管理装置とを含めて構成され、
前記移動体運行管理装置は、
前記移動体の到着予定地での滞在期間を示す運行スケジュールを管理する運行スケジュール管理手段と、
前記移動体の運行スケジュールを最新のものに更新する運行スケジュール更新手段と、
利用開始地点と利用終了地点とを含む前記移動体の利用情報を基に、前記移動体の前記運行スケジュールを取得する運行スケジュール取得手段とを有し、
前記予約代行装置は、
_前記通信端末のID、前記移動体のID、および、利用開始地点と利用終了地点とを含む前記移動体の利用情報を特定するための移動情報の入力を受け付ける移動情報入力手段と、
前記移動体運行管理装置に対して、前記移動情報入力手段が入力を受け付けた前記移動体の利用情報を送信して、前記運行スケジュール取得手段が取得した前記移動体の前記運行スケジュールを受信し、その受信した前記運行スケジュールから前記移動体の到着予定地のネットワークを管理する装置を特定するネットワーク特定手段と、
前記移動体運行管理装置から受信した前記運行スケジュールから特定される前記移動体の前記到着予定地での滞在期間について前記通信端末のIDに対応する通信端末のネットワークの資源の予約を、前記特定された前記ネットワーク資源管理装置の記憶手段に対して行う資源予約手段とを有することを特徴とする。
これにより、最新の移動体の運行スケジュールに連動したネットワーク資源の予約を行うので、スケジュールの変動に強く、かつ、信頼性の高いネットワーク資源の利用前予約が可能となる。よって、無駄な予約を抑制することにより、ネットワーク機器および通信同線の使用効率が良く、ユーザにとって利便性の高いネットワークの利用を提供することができる。
請求項8に記載のアクセス提供システムは、請求項7に記載のアクセス提供システムであって、前記利用情報は、前記移動体における座席位置を特定する情報を含めて構成されることを特徴とする。
これにより、無線通信用電波の到達範囲などの技術的制約により、1つの移動体が複数のネットワークに接続されるような構成においても、利用するネットワークを特定することが可能となる。
請求項9に記載のアクセス提供システムは、請求項7または請求項8に記載のアクセス提供システムであって、前記アクセス提供システムは、前記ネットワークにアクセスする端末を認証するネットワーク認証装置をさらに含めて構成され、
前記予約代行装置は、前記ネットワーク特定手段により特定されたネットワークの前記ネットワーク認証装置に対して、前記通信端末のIDに対応する通信端末の認証を行う認証手段をさらに含めて構成されること
特徴とする。
これにより、最新の移動体の運行スケジュールに連動したネットワークの事前認証を行うので、ネットワークを利用する直前ではなく、時間的な余裕をもって、認証を完了することができる。その結果、ユーザを認証のために待たせてしまうことが少なくなり、円滑なネットワークの利用を提供することができる。
請求項10に記載のネットワーク資源予約プログラムは、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のネットワーク資源予約方法を、コンピュータに実行させることを特徴とする。
これにより、最新の移動体の運行スケジュールに連動したネットワーク資源の予約を行うので、スケジュールの変動に強く、かつ、信頼性の高いネットワーク資源の利用前予約が可能となる。よって、無駄な予約を抑制することにより、ネットワーク機器および通信同線の使用効率が良く、ユーザにとって利便性の高いネットワークの利用を提供することができる。
請求項11に記載の記録媒体は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のネットワーク資源予約方法を、コンピュータに実行させるためのネットワーク資源予約プログラムを格納することを特徴とする。
これにより、最新の移動体の運行スケジュールに連動したネットワーク資源の予約を行うので、スケジュールの変動に強く、かつ、信頼性の高いネットワーク資源の利用前予約が可能となる。よって、無駄な予約を抑制することにより、ネットワーク機器および通信同線の使用効率が良く、ユーザにとって利便性の高いネットワークの利用を提供することができる。
本発明は、最新の運行スケジュールに連動したネットワーク資源の予約を行うことを特徴とする。これにより、スケジュールの変動に強く、かつ、信頼性の高いネットワーク資源の利用前予約が可能となる。よって、無駄な予約を抑制することにより、ネットワーク機器および通信同線の使用効率が良く、ユーザにとって利便性の高いネットワークの利用を提供することができる。
以下に、本発明が適用されるアクセス提供システムの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施形態のアクセス提供システムの構成について、図1および図2を参照して説明する。
図1は、アクセス提供システムの構成図である。アクセス提供システムは、通信端末11がネットワーク40を利用する前に、ネットワーク40の資源を予約する機能を有する。そして、アクセス提供システムは、通信端末11が、列車などの交通機関である移動体12に伴って移動することを前提とする。さらに、アクセス提供システムは、移動体12の最新の運行スケジュールを管理する移動体運行管理装置20と、通信端末11の資源の予約を代行する予約代行装置30と、を含めて構成される。なお、アクセスポイント41は、通信端末11がネットワーク40を利用する際の接点となるゲートウェイ装置である。
ここで、ネットワーク40の資源は、例えば、回線の最低通信速度やネットワーク内の平均遅延時間、利用不能時間の上限などのサービス品質を、ネットワーク40が提供するためのネットワークに関するリソースである。また、ネットワーク40の資源は、ネットワーク40を構成する通信機器の計算機資源(演算装置、メモリなど)を含んでも良い。
なお、ネットワーク40は、移動体12の各到着予定地から、アクセス可能な場所に位置している。例えば、図7(A)は、各到着予定地が駅である場合(つまり、移動体12が列車である)における東京駅からアクセス可能な第1ネットワーク、名古屋駅からアクセス可能な第2ネットワーク、新大阪駅からアクセス可能な第3ネットワーク、の3つの例を示している。
ここで、運行スケジュールは、移動体12の運行を管理する交通システムなどが提供する情報である。例えば、列車の運行スケジュールは、予め決められた運行ダイアグラムが、現在の運行状況にあわせて、更新されたものである。そして、人身事故などの不測の事態が発生しても、運行スケジュールは、その事態に併せて交通システムなどにより適宜修正(到着時刻の遅延、迂回路の選択など)される。よって、最新の運行スケジュールは、現在の運行状況によって更新されたスケジュールとなる。
図2は、アクセス提供システムの装置構成を詳細に説明する構成図である。移動体運行管理装置20は、移動体12の運行スケジュールを管理する運行スケジュール管理手段21と、移動体の運行スケジュールを最新のものに更新する運行スケジュール更新手段22と、移動体のID、および、移動体12の利用情報を基に移動体の運行スケジュールを取得する運行スケジュール取得手段23と、を含めて構成される。
予約代行装置30は、通信端末のID、移動体のID、および、利用開始地点と利用終了地点とを含む移動体12の利用情報を特定するための移動情報の入力を受け付ける移動情報入力手段31と、運行スケジュールから移動体12の到着予定地のネットワークを管理する装置を特定するネットワーク特定手段32と、運行スケジュールから特定される移動体の到着予定地での滞在期間について通信端末のIDに対応する通信端末のネットワーク資源の予約を行う資源予約手段33と、通信端末のIDに対応する通信端末の認証を行う認証手段34と、を含めて構成される。
なお、移動体のIDは、基本的には、運行スケジュールの所定の期間に運行される移動体(列車など)を一意に特定するためのIDである。よって、3月10日に東京駅(午前9時発)から新大阪駅(午前11時着)までを走行する所定の新幹線と、同日に新大阪駅(午前11時20分発)から名古屋(午後0時20分着)までを走行する同一車両(同一ハードウェア)の新幹線とは、利用する車両は同一でも、運行スケジュール上は、別の車両(上りと下りとの差)となるため、割り当てられる移動体12のIDは、別のものとなる。
さらに、移動体のIDは、1つの列車に対して、複数のIDが割り当てられてもよい。これは、所定の移動体が、始点から終点までの間の中継地で、分岐する場合などに対処したものである。その場合、分岐後に分割される2つの列車それぞれに、移動体のIDが割り当てられるものとする。
ネットワーク40は、通信端末11をネットワーク40にアクセスさせるためのアクセスポイント41と、ネットワーク40の資源を管理するネットワーク資源管理装置42と、ネットワークにアクセスする端末を認証するネットワーク認証装置43と、を含めて構成される。なお、ネットワーク資源管理装置42は、ネットワーク40の資源の予約結果を記憶する予約記憶手段42Aを有し、ネットワーク認証装置43は、端末の認証結果を記憶する認証記憶手段43Aを有する。
ここで、移動情報入力手段31が入力を受け付ける利用情報が、利用開始地点と利用終了地点とを含むこととするのは、移動体12の乗客が、移動体12の運行スケジュールにおける始点から終点までの全経路において、移動体12に乗るとは限らないという事象を反映することによる。つまり、移動体12の乗客が、経路の一部のみで移動体12内に乗車することが、チケットの予約において予め分かっていることがあり、その場合には、移動体12の乗客が移動体12に乗らない区間におけるネットワーク資源の予約処理は、不要である。そこで、ネットワーク資源の予約処理に使用される運行スケジュールを、移動体12の乗客が利用する区間に限ることにより、無駄なネットワーク資源の予約処理を抑制することが可能となる。
なお、移動情報入力手段31が入力を受け付ける利用情報は、移動体12における座席を特定する情報を含めて構成されてもよい。これは、所定の移動体12が、同時に複数のネットワーク40に接続する形態において、複数のネットワーク40のうち、いずれのネットワーク40に接続されるかを、特定するための情報となる。例えば、移動体12が16両編成の新幹線である場合に、新幹線の最前列(1両目)の車両と、最後尾(16両目)の車両とでは、距離が離れてしまう。よって、無線通信用電波の到達範囲などの技術的制約により、1つのネットワーク40では、1つの新幹線の車両全体を通信可能にすることができないこととなってしまう。その場合、1つの新幹線が、車両の位置に応じて、接続するネットワーク40を変更するような構成となる。そして、座席の位置を特定する情報を用いることにより、その座席近辺にある通信端末11の接続するネットワーク40が、一意に特定される。
以上、アクセス提供システムの構成について、説明した。次に、本実施形態のアクセス提供システムの動作について、図1および図2を参照しつつ、図3および図4に沿って説明する。
図3は、アクセス提供システムのネットワーク予約処理を示すフローチャートである。
まず、通信端末11は、移動情報を、予約代行装置30に送信する(S101)。次に、予約代行装置30は、受信した移動情報を含めて、運行スケジュールを、移動体運行管理装置20に要求する(S102)。そして、移動体運行管理装置20は、移動情報から取得された運行スケジュールを、予約代行装置30に送信する(S103)。
なお、移動体運行管理装置20が移動情報から運行スケジュールを取得する際には、運行スケジュール取得手段23は、移動体のIDをキーとして、運行スケジュール管理手段21から、その移動体のIDに対応する運行スケジュールを取得する(図7(B)参照)。
さらに、予約代行装置30は、運行スケジュールからの移動先のネットワーク40を特定する(S104)。これは、運行スケジュールにおける各到着予定地から、利用可能なネットワークを検索する処理となる。よって、予約代行装置30は、図7(C)に示すような、ネットワーク対応表を元に、ネットワーク40を特定する。なお、このネットワーク対応表は、予約代行装置30自身が有していてもよいし、別の装置が有していてもよい。
そして、予約代行装置30は、移動先のネットワーク40についての通信端末11の認証を、ネットワーク認証装置43に要求する(S105)。さらに、ネットワーク認証装置43は、通信端末11の認証結果を、予約代行装置30に送信する(S106)。
そして、予約代行装置30は、ネットワーク資源管理装置42に対して、通信端末11の認証結果を基にネットワーク資源予約を要求する(S107)。さらに、ネットワーク資源管理装置42は、通信端末11のネットワーク資源予約結果を、予約代行装置30に送信する(S108)。
そして、予約代行装置30は、ネットワーク予約の結果を、通信端末11に通知する(S109)。
図4は、アクセス提供システムの運行スケジュールの変更に関する処理を示すフローチャートである。
まず、予約代行装置30は、変更された運行スケジュールを、移動体運行管理装置20に通知する(S201)。次に、予約代行装置30は、通信端末11の認証結果を基にネットワーク資源予約を、ネットワーク資源管理装置42に要求する(S202)。そして、ネットワーク資源管理装置42は、通信端末のネットワーク資源予約結果を、予約代行装置30に送信する(S203)。さらに、予約代行装置30は、ネットワーク予約の結果を、通信端末11に通知する(S204)。
以上説明した本発明は、以下のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で広く変形実施することができる。
例えば、アクセス提供システムは、ネットワーク資源を既に予約または利用している端末に割り当てた資源の一部を、今回行う通信端末11の予約に再割り当てすることとしてもよい。以下、具体例で説明する。
図5は、アクセス提供システムの帯域予約に関する説明図である。図5(A)は、3つの通信(通信1、通信2、通信3)が既に予約されている状態であり、図5(B)は、3つの通信に加えて、1つの通信(通信4)が新たに予約されている状態を示している。そして、図5におけるクラスAは、高品質(例えば100Mbps)の帯域が割り当てられる通信を意味し、クラスBは、低品質(例えば10Mbps)の帯域が割り当てられる通信を意味する。よって、通信4を予約する際に、クラスAの残りの利用可能な通信数が足りない場合には、既にクラスAを使用している通信のいずれか(例えば通信1)を、クラスBに降格することによって、通信4をクラスAの品質で予約することが可能となる(図5(B)参照)。
また、アクセス提供システムは、移動体12の乗降場所に到着するために通過する改札口のチケット読み取り装置が、チケットから読み取った移動情報の入力を受け付けることとしてもよい。図6は、アクセス提供システムのチケット読み取り装置13を介する移動情報の入力を示す構成図である。これにより、予約代行装置30は、チケット読み取り装置13がチケットから読み取った移動情報を元に、ネットワークの認証および資源予約を行う。
さらに、アクセス提供システムは、移動体12として、駅に停車する列車のほかに、様々な移動体を対象とすることができる。例えば、空港に着陸する飛行機や、港に停泊する船舶、停留所に停車するバスなどの、ダイヤ(運行表)のあるあらゆる乗り物が、移動体として利用可能である。
本発明の一実施形態に関するアクセス提供システムの構成図である。 本発明の一実施形態に関するアクセス提供システムの装置構成を詳細に説明する構成図である。 本発明の一実施形態に関するアクセス提供システムのネットワーク予約処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関するアクセス提供システムの運行スケジュールの変更に関する処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関するアクセス提供システムの帯域予約に関する説明図である。 本発明の一実施形態に関するアクセス提供システムのチケット読み取り装置を介する移動情報の入力を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するアクセス提供システムの運行スケジュールの説明図である。
符号の説明
11 通信端末
12 移動体
13 チケット読み取り装置
20 移動体運行管理装置
21 運行スケジュール管理手段
30 予約代行装置
31 移動情報入力手段
32 ネットワーク特定手段
33 資源予約手段
34 認証手段
40 ネットワーク
41 アクセスポイント
42 ネットワーク資源管理装置
43 ネットワーク認証装置

Claims (11)

  1. 移動体に伴って移動する通信端末がネットワークを利用する前に、前記ネットワークの資源を予約するアクセス提供システムによるネットワーク資源予約方法であって、
    前記アクセス提供システムは、
    _前記移動体の最新の運行スケジュールを管理する移動体運行管理装置と、
    前記通信端末のネットワークの資源の予約を代行する予約代行装置と、
    前記ネットワークの資源を管理するネットワーク資源管理装置とを含めて構成され、
    前記移動体運行管理装置が、
    前記移動体の到着予定地での滞在期間を示す運行スケジュールを管理する手順と、
    前記移動体の運行スケジュールを最新のものに更新する手順と、
    利用開始地点と利用終了地点とを含む前記移動体の利用情報を基に、前記移動体の前記運行スケジュールを取得する手順と、を実行し、
    前記予約代行装置が、
    _前記通信端末のID、前記移動体のID、および、利用開始地点と利用終了地点とを含む前記移動体の利用情報を特定するための移動情報の入力を受け付ける手順と、
    前記移動体運管理装置に対して、前記入力を受け付けた前記移動体の利用情報を送信して、前記移動体運行管理装置が取得した前記移動体の前記運行スケジュールを受信しその受信した前記運行スケジュールから、前記移動体の到着予定地のネットワークを管理する前記ネットワーク資源管理装置を特定する手順と、
    前記移動体運行管理装置から受信した前記運行スケジュールから特定される前記移動体の前記到着予定地での滞在期間について、前記通信端末のIDに対応する通信端末のネットワークの資源の予約を、前記特定された前記ネットワーク資源管理装置の記憶手段に対して行う手順と、
    を実行することを特徴とするネットワーク資源予約方法。
  2. 前記利用情報は、前記移動体における座席位置を特定する情報を含めて構成されることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク資源予約方法。
  3. 前記アクセス提供システムは、前記ネットワークにアクセスする端末を認証するネットワーク認証装置をさらに含めて構成され、
    前記予約代行装置が、前記運行スケジュールから、前記移動体の到着予定地のネットワークに関するネットワーク認証装置を特定する手順と、
    前記予約代行装置が、前記特定されたネットワーク認証装置に、前記通信端末のIDに対応する通信端末の認証を行う手順と、
    を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のネットワーク資源予約方法。
  4. 前記ネットワーク資源管理装置は、前記移動情報から特定される通信端末のネットワーク資源の予約を記憶手段に行う手順において、前記ネットワーク資源を既に予約または利用している端末に割り当てた資源の一部を、前記特定される通信端末の予約に再割り当てすることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のネットワーク資源予約方法。
  5. 前記予約代行装置は、前記移動情報の入力を受け付ける手順において、前記移動情報が記録されたチケットから読み取られた前記移動情報の入力を受け付けることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のネットワーク資源予約方法。
  6. 前記予約代行装置は、前記移動情報の入力を受け付ける手順において、前記移動体の乗降場所に到着するために通過する改札口のチケット読み取り装置が、前記チケットから読み取った移動情報の入力を受け付けることを特徴とする請求項5に記載のネットワーク資源予約方法。
  7. 移動体に伴って移動する通信端末がネットワークを利用する前に、前記ネットワークの資源を予約するアクセス提供システムであって、
    前記アクセス提供システムは、
    _前記移動体の最新の運行スケジュールを管理する移動体運行管理装置と、
    前記通信端末のネットワークの資源の予約を代行する予約代行装置と、
    前記ネットワークの資源を管理するネットワーク資源管理装置とを含めて構成され、
    前記移動体運行管理装置は、
    前記移動体の到着予定地での滞在期間を示す運行スケジュールを管理する運行スケジュール管理手段と、
    前記移動体の運行スケジュールを最新のものに更新する運行スケジュール更新手段と、
    利用開始地点と利用終了地点とを含む前記移動体の利用情報を基に、前記移動体の前記運行スケジュールを取得する運行スケジュール取得手段とを有し、
    前記予約代行装置は、
    _前記通信端末のID、前記移動体のID、および、利用開始地点と利用終了地点とを含む前記移動体の利用情報を特定するための移動情報の入力を受け付ける移動情報入力手段と、
    前記移動体運行管理装置に対して、前記移動情報入力手段が入力を受け付けた前記移動体の利用情報を送信して、前記運行スケジュール取得手段が取得した前記移動体の前記運行スケジュールを受信し、その受信した前記運行スケジュールから前記移動体の到着予定地のネットワークを管理する装置を特定するネットワーク特定手段と、
    前記移動体運行管理装置から受信した前記運行スケジュールから特定される前記移動体の前記到着予定地での滞在期間について前記通信端末のIDに対応する通信端末のネットワークの資源の予約を、前記特定された前記ネットワーク資源管理装置の記憶手段に対して行う資源予約手段とを有すること
    を特徴とするアクセス提供システム。
  8. 前記利用情報は、前記移動体における座席位置を特定する情報を含めて構成されることを特徴とする請求項7に記載のアクセス提供システム。
  9. 前記アクセス提供システムは、前記ネットワークにアクセスする端末を認証するネットワーク認証装置をさらに含めて構成され、
    前記予約代行装置は、前記ネットワーク特定手段により特定されたネットワークの前記ネットワーク認証装置に対して、前記通信端末のIDに対応する通信端末の認証を行う認証手段をさらに含めて構成されること
    特徴とする請求項7または請求項8に記載のアクセス提供システム。
  10. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のネットワーク資源予約方法を、コンピュータに実行させるためのネットワーク資源予約プログラム。
  11. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のネットワーク資源予約方法を、コンピュータに実行させるためのネットワーク資源予約プログラムを格納した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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