JP2007214284A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多層配線部からAVAI層間絶縁膜に亘る領域にMIM素子およびヒューズを形成し易い構造の半導体装置を得ること。
【解決手段】半導体基板10と、半導体基板に形成された回路素子20,30と、回路素子を覆うようにして半導体基板上に形成された多層配線部50と、多層配線部における最も上の層間絶縁膜45に形成されたヒューズ75と、多層配線部上に形成されたMIM素子70と、多層配線部を覆う最外層間絶縁膜60とを備えた半導体装置100を作製するにあたり、多層配線部における最も上の層間絶縁膜に形成された下部電極62と、下部電極上に形成された電気絶縁膜64と、電気絶縁膜上に形成された上部電極66とによってMIM素子を構成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、多層配線部に形成されたヒューズと多層配線部上に形成されたMIM(Metal Insulator Metal) 素子とを備えた半導体装置に関するものである。
今日では、電子機器の小型化、低コスト化を図るために、1つの半導体チップに種々の集積回路を混載して1つの半導体装置が構成されるようになってきており、これに伴って個々の回路素子の小型化および高集積化も進められている。また、回路素子の配置の多様化も進んでおり、例えば、不良のメモリセルを冗長回路上の良品のメモリセルに電気的に置き換えるためのヒューズを多層配線部における最も上の層間絶縁膜に形成したり、消費者のニーズに応じた所定性能をオプションとして扱う場合に前記所定性能の実現に必要なMIM素子を多層配線部上に形成したりすることも行われている。
例えば、多層配線部における最も上の層間絶縁膜にヒューズを形成し、かつ多層配線部上にMIM素子としての容量素子を形成する場合には、まず、多層配線部上にシリコン酸化物等によって最外層間絶縁膜が形成される。ヒューズは、多層配線部における最も上の層間絶縁膜に該層間絶縁膜での配線の一部として形成される。また、最外層間絶縁膜は、MIM素子の形成の場を提供する。
次いで、最外層間絶縁膜に所定形状の凹部を形成し、さらに、多層配線部における最も上の層間絶縁膜に形成されている所定の配線と上記の凹部の所定箇所とを繋ぐビアホールを形成する。これらの凹部およびビアホールそれぞれの表面上に例えばタンタルや窒化タンタルによりバリアメタル層を形成してから、当該凹部およびビアホールをタングステンやタングステン−アルミニウム合金等の電極材料で埋め、最外層間絶縁膜上に堆積した余剰の電極材料およびバリアメタルを化学的機械研磨(CMP;Chemical Mechanical Polishing) によって除去する。このCMPまで行うことにより、上記の凹部には容量素子の下部電極が形成され、上記のビアホールにはコンタクトプラグが形成される。
このとき、最外層間絶縁膜の表面の平坦性が低いと上記余剰の電極材料および余剰のバリアメタルをCMPで除去する際の研磨量が多くなり、結果として容量素子の下部電極の薄肉化や消失をまねくことになるので、下部電極の形成に先だって最外層間絶縁膜にCMPを施し、その表面を平坦化しておく。
次いで、下部電極を覆うようにして、例えばシリコン窒化物により容量絶縁膜を形成し、その上に例えばチタン窒化物によって容量素子の上部電極を形成する。この上部電極まで形成することにより、容量素子が得られる。この後、容量素子の上部電極を覆うようにして、最外層間絶縁膜上に例えばアルミニウムによりパッドを形成する。
必要に応じて、上記のパッドおよび最外層間絶縁膜の露出面を覆うようにして、シリコン窒化物やシリコン酸窒化物等からなるパッシベーション膜を形成する。パッシベーション膜を形成する場合には、パッド上に例えばチタン窒化物からなるバリアメタル層が予め形成される。また、パッシベーション膜を形成するにあたっては、その元となる膜のうちでパッド上に位置している領域、およびヒューズ上に位置している領域を例えばエッチングによりそれぞれ除去する。
この後、パッシベーション膜を形成したか否かに拘わらず、最外層間絶縁膜のうちのヒューズ上に位置している領域を例えばエッチングにより除去して、ヒューズを化学的に保護することができる厚さを有すると共に、必要時にヒューズを容易に溶断することが可能な厚さを有する保護部を形成する。多層配線部における最も上の層間絶縁膜に形成されている配線が銅配線である場合には、通常、当該最も上の層間絶縁膜上にシリコン炭窒化物等によってライナー膜が形成されるので、最外層間絶縁膜のうちのヒューズ上に位置する領域をエッチングにより除去して上記のライナー膜をヒューズの保護部として残す。
多層配線部上にMIM素子を形成する場合には、上述のように下部電極の形成に先だって最外層間絶縁膜にCMPが施されて、その上面が平坦化される。このとき、下地である多層配線部の上面が必ずしも平坦ではないことから、上面が平坦化された最外層間絶縁膜の膜厚にはバラツキが生じる。ヒューズ上での保護部の形成は、最外層間絶縁膜の膜厚にバラツキが生じた後に行われることになる。このため、従来の半導体装置ではヒューズ上に保護部を形成する際のエッチング条件の制御が困難であり、結果として、所望の性能あるいは信頼性を有するメモリ素子を形成することが困難である。
この発明は上記に鑑みてなされたものであり、多層配線部における最も上の層間絶縁膜に形成されたヒューズと多層配線部上に形成されたMIM素子とを備えた半導体装置であって、前記のヒューズ上に所望の厚さの保護部を形成し易い半導体装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するこの発明の半導体装置は、半導体基板と、この半導体基板に形成された回路素子と、この回路素子を覆うようにして半導体基板上に形成された多層配線部と、この多層配線部における最も上の層間絶縁膜に形成されたヒューズと、多層配線部上に形成されたMIM素子と、多層配線部を覆う最外層間絶縁膜とを備え、MIM素子は、多層配線部における最も上の層間絶縁膜に形成された下部電極と、この下部電極上に形成された電気絶縁膜と、この電気絶縁膜上に形成された上部電極とを有し、MIM素子を構成いている上部電極の上面が最外層間絶縁膜の上面に連なっていることを特徴とするものである。
この発明の半導体装置では、多層配線部における最も上の層間絶縁膜に、ヒューズとMIM素子の下部電極とを形成するので、最外層間絶縁膜自体にCMPを施さなくても所望のMIM素子を容易に形成することができ、かつ、最外層間絶縁膜自体にCMPを施さないことからヒューズ上に所望の厚さの保護部を形成することも容易になる。したがってこの発明によれば、多層配線部における最も上の層間絶縁膜にヒューズが形成され、多層配線部上にMIM素子が形成された所望性能の半導体装置を得易くなる。
以下、この発明の半導体装置の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、この発明の半導体装置の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す半導体装置100は、半導体基板10と、半導体基板10に形成された回路素子20,30と、回路素子20,30を覆うようにして半導体基板10上に形成された多層配線部50と、多層配線部50を覆う最外層間絶縁膜60と、多層配線部50上に形成されたMIM素子70と、多層配線部50に形成された複数のヒューズ75(図1には1個のみ現れている。)とを備えている。
この半導体装置100はメモリ素子と該メモリ素子用の冗長回路とを有しており、複数のヒューズ75の一部は、不良のメモリセルを冗長回路上の良品のメモリセルと電気的に置き換えるために例えばレーザブローによって溶断されている。また、MIM素子70は、オプションとして扱われる所定性能を実現するために半導体装置100に設けられたものである。
上記の半導体基板10は、シリコンのような元素半導体からなる基板であってもよいし、ガリウムヒ素のような化合物半導体からなる基板であってもよい。さらには、SOI(Silicon On Insulator)基板であってもよい。半導体基板10の所定箇所には、該半導体基板10に形成しようとする回路素子の種類に応じた所定の素子領域(ウェル)と、所定形状の素子分離領域とが形成される。図示の半導体基板10は、P- 型シリコン基板1の所定箇所にN型ウェル3およびP型ウェル5を形成し、さらに、各素子領域3,5を平面視上区画するようにして素子分離領域7を形成したものである。
回路素子としてどのような素子を形成するかは、半導体装置100に求められる機能等に応じて適宜選定される。図1に示す回路素子20,30は、いずれも電界効果トランジスタ(以下、「電界効果トランジスタ20」、「電界効果トランジスタ30」という。)である。電界効果トランジスタ20は、N型ウェル3に形成されたソース領域12およびドレイン領域14と、半導体基板10上にゲート絶縁膜16を介して配置されたゲート電極18とを有している。また、電界効果トランジスタ30は、P型ウェル5に形成されたソース領域22およびドレイン領域24と、半導体基板10上にゲート絶縁膜26を介して配置されたゲート電極28とを有している。
多層配線部50は、複数の層間絶縁膜と、これらの層間絶縁膜それぞれに形成されたコンタクトプラグと、各コンタクトプラグを所定のパターンで電気的に接続して集積回路を形成する多数の配線とを備えている。最も下の層間絶縁膜である第1層間絶縁膜35には、電界効果トランジスタ20,30に接続された第1層コンタクトプラグと第1層配線(図1には現れていない。)とが形成されており、第(n−1)層間絶縁膜40には、第(n−1)層コンタクトプラグと第(n−1)層配線とが形成されている。そして、最も上の層間絶縁膜である第n層間絶縁膜45には、第n層コンタクトプラグと、第n層配線と、MIM素子70の下部電極62と、ヒューズ75とが形成されている。また、各層間絶縁膜上には、例えばシリコン窒化物やシリコン炭窒化物等によって形成されたライナー膜が設けられている。ライナー膜は、その下の層間絶縁膜に例えば銅製の配線を形成したときに該配線の酸化や腐食、あるいは銅原子の拡散を防止する。なお、上記の「n」は3以上の整数を表すが、「n」を2として多層配線部を構成することも可能である。
図1においては、各層間絶縁膜に形成されているコンタクトプラグおよび配線のうち、4つの第1層コンタクトプラグ32a〜32dと、1つの第(n−1)層コンタクトプラグ37と、3つの第(n−1)層配線39a〜39cと、1つの第n層コンタクトプラグ42と、2つの第n層配線44a〜44bとが現れている。また、各層間絶縁膜上に形成されているライナー膜のうち、第(n−1)層間絶縁膜40上に形成されている第(n−1)ライナー膜40Lと、第n層間絶縁膜45上に形成されている第nライナー膜45Lとが現れている。
多層配線部50における各コンタクトプラグは、例えばタングステン、タングステン−アルミニウム合金、銅等の導電材料によって形成される。また、多層配線部50における各配線ならびに下部電極62およびヒューズ75は、例えばアルミニウム、銅等の導電材料によって形成される。通常、コンタクトプラグと層間絶縁膜との間、およびコンタクトプラグと該コンタクトプラグに接続する配線との間には、コンタクトプラグの材料に応じて、所定の無機材料からなるバリアメタル層が設けられる。例えば、アルミニウムによってコンタクトプラグを形成する場合にはチタン窒化物等からなるバリアメタル層が設けられ、タングステンや銅によってコンタクトプラグを形成する場合には、チタン窒化物、タンタル、タンタル窒化物等からなるバリアメタル層が設けられる。層間絶縁膜に設けられる配線、下部電極62、およびヒューズ75についても同様である。ただし、層間絶縁膜の材質によってはバリアメタル層を省略することも可能である。
図1に示す各配線39a〜39c,44a〜44cはいずれもダマシン法により形成された銅製の埋め込み配線であり、上述した各コンタクトプラグ32a〜32d,37,42、下部電極62、およびヒューズ75もダマシン法により形成された銅製のものであるが、バリアメタル層については図示を省略している。
多層配線部50を覆う最外層間絶縁膜60は、例えばシリコン酸化物等により形成されて、MIM素子70の形成の場を提供する。この最外層間絶縁膜60は、第n層配線44bの上方、下部電極62の上方、およびヒューズ75の上方それぞれに貫通孔を有している。第n層配線44bの上方の貫通孔内には、第n層配線44bを外部回路に接続するコンタクトプラグ52が例えばタングステン、タングステン−アルミニウム合金、銅等の導電材料によって形成されている。このコンタクトプラグ52と最外層間絶縁膜60との間、および該コンタクトプラグ52と第n層配線44bとの間には、図示を省略したバリアメタル層が介在している。また、下部電極62の上方の貫通孔内には、MIM素子70の電気絶縁膜64および上部電極66が設けられており、電気絶縁膜64と上部電極66との間にも、図示を省略したバリアメタル層が介在している。ヒューズ75の上方の貫通孔TH内には何も設けられておらず、その一端には第n層ライナー膜45Lの表面が露出している。
MIM素子70は、下部電極62、電気絶縁膜64、図示を省略したバリアメタル層、および上部電極66を備えた容量素子である。このMIM素子70を構成する電気絶縁膜(容量絶縁膜)64は、上記下部電極62の上方の貫通孔の壁面と下部電極62の上面とを覆うようにしてシリコン酸化物、シリコン酸炭化物、シリコン酸窒化物等を堆積させることで3次元的に形成されている。下部電極62が銅により形成されている場合には、銅原子の拡散を防止するうえから、例えばシリコン窒化物やシリコン炭窒化物等のように酸素原子を含有していない無機化合物によって電気絶縁膜64を形成することが好ましい。
また、MIM素子70を構成する上部電極66は、タングステン、タングステン−アルミニウム合金等によって電気絶縁膜64上(図示を省略したバリアメタル層上)に形成されて、電気絶縁膜64およびバリアメタル層と共に上記の貫通孔を埋めている。この上部電極66は、上面を露出させた状態で最外層間絶縁膜60に埋め込まれている。電気絶縁膜(容量絶縁膜)64と上部電極66との間に介在している前述のバリアメタル層は、上部電極66を形成している原子の拡散を防止するものであり、例えばタングステンによって上部電極66を形成する場合にはチタン窒化物、タンタル、タンタル窒化物等によって当該バリアメタル層が形成される。
ヒューズ75は、第n層配線44a〜44bと一緒に第n層間絶縁膜45に形成されたものであり、第n層配線44a〜44bを銅により形成する際には当該ヒューズ75も銅により形成される。第n層ライナー膜45Lのうちでヒューズ75の上方に位置する領域は、ヒューズ75を化学的に保護することができる厚さを有すると共に、必要時にフーズ75を容易に溶断することが可能な厚さを有する保護部として機能する。
上述した半導体基板10、回路素子(電界効果トランジスタ)20,30、多層配線部50、最外層間絶縁膜60、MIM素子70、およびヒューズ75を具備した半導体装置100においては、MIM素子70の上部電極66が例えばアルミニウム製のパッド80によって覆われており、コンタクトプラグ52の一端が例えばアルミニウム製のパッド82によって覆われている。これらのパッド80,82は、いずれも、最外層間絶縁膜60上に形成されている。
必要に応じて、各パッド80,82および最外層間絶縁膜60の露出面をそれぞれ覆うようにして、例えばシリコン窒化物やシリコン酸窒化物等によりパッシベーション膜を形成してもよい。ただし、パッシベーション膜には、パッド80,82上に位置する各領域、およびヒューズ75の上方に位置する領域に貫通孔(開口部)を設ける。また、パッシベーション膜を設ける場合には、各パッド80,82上に例えばチタン窒化物等からなるバリアメタル層を設けることが好ましい。
このような構造を有する半導体装置100では、多層配線部50における最も上の層間絶縁膜45にMIM素子70の下部電極62とヒューズ75とが形成されるので、最外層間絶縁膜60自体にCMPを施さなくても所望の下部電極62、電気絶縁膜64、および上部電極66を有するMIM素子70を容易に形成することができる。そして、最外層間絶縁膜60自体にCMPを施さなくてもよいことから当該最外層間絶縁膜60での膜厚のバラツキが抑えられ、結果として、ヒューズ75上に所望の厚さの保護部を形成することが容易になる。さらに、MIM素子70の形成に必要なマスクの数を1つ減らすことができる。
したがって、半導体装置100のベースとなる半導体装置、すなわち、半導体基板10上に多層配線部50まで形成された半導体装置(以下、「ベース半導体装置」という。)を一旦開発した後では、該ベース半導体装置に消費者のニーズに合ったオプション機能が付加された半導体装置100を容易に得ることができる。
上述の技術的効果を奏する半導体装置100は、例えば、以下に説明する最外層間絶縁膜形成工程、無機絶縁膜形成工程、および上部電極形成工程をこの順番で行うことによって製造することができる。以下、図1で用いた参照符号を適宜引用して、これらの工程について詳述する。
(最外層間絶縁膜形成工程)
最外層間絶縁膜形成工程では、半導体基板に回路素子と多層配線部とが形成され、かつ多層配線部における最も上の層間絶縁膜にMIM素子用の下部電極とヒューズとが形成されたベース半導体装置に、下部電極の上方に貫通孔が設けられた状態で多層配線部を覆う最外層間絶縁膜を形成する。この最外層間絶縁膜は、例えば、該最外層間絶縁膜の元となる無機絶縁膜を化学的気相蒸着法(CVD法)により成膜し、その上に所定形状のレジストパターンを設けた後に、該レジストパターンをエッチングマスクとして用いて上記の無機絶縁膜をエッチングすることで得られる。
図2−1は、最外層間絶縁膜形成工程で形成される最外層間絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す最外層間絶縁膜60aは、図1に示した最外層間絶縁膜60の元となるものであり、下部電極62の上方に位置する領域に貫通孔TH1 が設けられた状態で多層配線部(第n層間絶縁膜45)を覆っている。上記の貫通孔TH1 は、最外層間絶縁膜60aを貫通した後に更にライナー膜45Laを貫通して、下部電極62の上面に達している。
(無機絶縁膜形成工程)
無機絶縁膜形成工程では、MIM素子用の下部電極と最外層間絶縁膜工程で形成した最外層間絶縁膜とを覆うようにして、MIM素子用の電気絶縁膜の元となる無機絶縁膜を成膜した後、これらの電気絶縁膜および最外層間絶縁膜を貫通して所定の第n層配線の上面に達するビアホールを形成する。無機絶縁膜の成膜は例えばCVD法により行われ、ビアホールの形成は例えば所定形状のエッチングマスクを用いたエッチングにより行われる。この無機絶縁膜形成工程を行った段階で、図2−1に示したライナー膜45Laが図1に示した第n層ライナー膜45Lとなる。
図2−2は、無機絶縁膜形成工程で形成される無機絶縁膜およびビアホールそれぞれの一例を概略的に示す断面図である。同図に示す無機絶縁膜64aは、最外層間絶縁膜60a(図2−1参照)の上面と、貫通孔TH1 (図2−1参照)の壁面と、貫通孔TH1 の一端に露出している下部電極62の上面とを覆うようにして成膜した無機絶縁膜にビアホールVH1 を形成することによって得られたものである。この無機絶縁膜64aを形成することにより、貫通孔TH1 が形成されていた箇所には、周囲を無機絶縁膜64aで画定されたキャビティCV1 が形成される。
一方、ビアホールVH1 は、無機絶縁膜64a、最外層間絶縁膜60a(図2−1参照)、およびライナー膜45La(図2−1参照)を貫通して、第n層配線44bの上面に達している。図2−2においては、ビアホールVH1 が形成された後の最外層間絶縁膜60aを参照符号「60b」で示している。以下、ビアホールVH1 を形成した後の最外層間絶縁膜を「最外層間絶縁膜60b」という。また、上述したようにビアホールVH1 を形成することでライナー膜45Laは第nライナー膜45Lとなるので、図2−2には第nライナー膜45Lを示してある。
(上部電極形成工程)
上部電極形成工程では、無機絶縁膜形成工程で形成した無機絶縁膜をパターニングしてMIM素子用の電気絶縁膜を形成すると共に、MIM素子用の上部電極を形成する。また、無機絶縁膜形成工程で所定の第n層配線線上に形成したビアホール内にコンタクトプラグを形成する。
これらの電気絶縁膜、上部電極、およびコンタクトプラグを形成するにあたっては、まず、無機絶縁膜形成工程で形成した無機絶縁膜、ならびに無機絶縁膜形成工程で形成したビアホールの壁面および該ビアホールの一端から露出して第n層配線の上面をそれぞれ覆うようにして、バリアメタル層の元となる無機膜を例えば物理的気相蒸着法(PVD法)により成膜する。次いで、前述したキャビティおよびビアホールを埋めるようにして所望の電極材料を例えばCVD法により堆積させた後、余剰の電極材料とその下の無機膜(バリアメタル層の元となるもの)および無機絶縁膜(無機絶縁膜形成工程で形成したもの)をCMPにより除去して、最外層間絶縁膜を露出させる。このCMPまで行うことにより、MIM素子用の電気絶縁膜および上部電極、ならびに所定の第n層配線線に接続されたコンタクトプラグが得られる。MIM素子用の電気絶縁膜と上部電極との間には、バリアメタル層が介在する。
図2−3は、上部電極形成工程で形成されるMIM素子用の電気絶縁膜および上部電極、ならびにコンタクトプラグそれぞれの一例を概略的に示すに断面図である。同図に示すように、MIM素子用の電気絶縁膜64は、無機絶縁膜形成工程で形成した無機絶縁膜64a(図2−2参照)のうちで貫通孔TH1 (図2−1参照)の壁面上および下部電極62の上面上に成膜された領域からなり、MIM素子用の上部電極66は電気絶縁膜64によって画定されるキャビティCV2 を埋めている。電気絶縁膜64と上部電極66との間にはバリアメタル層が介在しているが、図2−3においてはその図示を省略している。また、コンタクトプラグ52は、無機絶縁膜形成工程で形成したビアホールVH1 内に形成されて、第n層配線44bに接続している。この上部電極形成工程まで行うことにより、図1に示したMIM素子70が得られる。
この後、上部電極66を覆うパッド、およびコンタクトプラグ52の一端を覆うパッドを最外層間絶縁膜60b上にそれぞれ形成する。これらのパッドは、例えば、最外層間絶縁膜60b上にパッドの元となる導電層をPVD法またはCVD法により形成した後に該導電層をパターニングすることで形成される。
図2−4は、最外層間絶縁膜上に形成されるパッドの一例を概略的に示す断面図である。同図には、MIM素子70の上部電極66を覆うようにして形成されたパッド80と、第n層間絶縁膜44bに接続されているコンタクトプラグ52の一端を覆うようにして形成されたパッド82とが示されている。
図1に示した半導体装置100は、上述のようにして所定個のパッドを形成した後に、最外層間絶縁膜60bのうちでヒューズ75の上方に位置している領域をエッチングにより除去して、該最外層間絶縁膜60bに第nライナー膜45Lの上面に達する貫通孔TH(図1参照)を形成することで得られる。この貫通孔THを形成することにより、上述の最外層間絶縁膜60bが図1に示した最外層間絶縁膜60になる。必要に応じて、所定箇所のヒューズ75を例えばレーザブローにより溶断する。
実施の形態2.
上述した実施の形態1の半導体装置100では、MIM素子70の電気絶縁膜64(図1参照)が3次元的に設けられているが、この発明の半導体装置においては、MIM素子の電気絶縁膜を平面的に設けることもできる。
図3は、MIM素子の電気絶縁膜が平面的に設けられている半導体装置の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す半導体装置200は、図1に示したMIM素子70とは異なる構造のMIM素子170を有しており、該MIM素子170を構成する電気絶縁膜164は、下部電極62を覆うようにして第n層間絶縁膜45上に平面的に設けられている。この電気絶縁膜164の平面視上の大きさは下部電極62の平面視上の大きさよりも大きく、その縁部は第n層ライナー膜45Lによって覆われている。MIM素子170を構成する上部電極66は、最外層間絶縁膜60のうちで下部電極62上に位置する領域に形成された貫通孔全体を埋めており、該上部電極66の上面は最外層間絶縁膜60の上面に連なっている。半導体装置200における電気絶縁膜164以外の構成は図1に示した半導体装置100の構成と同様であるので、該半導体装置200を構成する電気絶縁膜164以外の構成要素については、MIM素子170を除き、図1で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
上述の構成を有する半導体装置200においても、前述した半導体装置100と同様に、最外層間絶縁膜60自体にCMPを施さなくても所望の下部電極62、電気絶縁膜164、および上部電極66を有するMIM素子170を容易に形成することができ、かつヒューズ75上に所望の厚さの保護部を容易に形成することができる。
この半導体装置200は、例えば、以下に説明する電気絶縁膜形成工程、最外層間絶縁膜形成工程、および上部電極形成工程をこの順番で行うことによって製造することができる。以下、図3で用いた参照符号を適宜引用して、これらの工程について詳述する。
(電気絶縁膜形成工程)
電気絶縁膜形成工程では、半導体基板に回路素子と多層配線部とが形成され、かつ多層配線部における最も上の層間絶縁膜にMIM素子用の下部電極とヒューズとが形成されたベース半導体装置に、上記の下部電極を覆うようにしてMIM素子用の電気絶縁膜を形成する。
上記の電気絶縁膜は、例えば、その元となる無機絶縁膜を上記最も上の層間絶縁膜上にCVD法により成膜した後、所定形状のエッチングマスクを用いたエッチングにより当該無機絶縁膜をパターニングすることで得られる。多層配線部における最も上の層間絶縁膜上に設けられる第nライナー膜45L(図3参照)は、MIM素子用の電気絶縁膜を形成した後に形成する。したがって、ここでいう「ベース半導体装置」は、多層配線部における最も上の層間絶縁膜上にライナー膜が形成されていないものを意味する。
図4−1は、MIM素子用の電気絶縁膜の元となる無機絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す無機絶縁膜164aは、多層配線部における最も上の層間絶縁膜(第n層間絶縁膜45)の上面、該第n層間絶縁膜45に形成されている第n層配線(図4−1においては第n層配線44bのみが現れている。)、MIM素子用の下部電極62、およびヒューズ75を覆うようにして成膜されている。
図4−2は、電気絶縁膜形成工程で形成されるMIM素子の電気絶縁膜の一例を概略的示す断面図である。同図に示す電気絶縁膜164は、下部電極62を覆うようにして第n層間絶縁膜45上に形成されており、第n層配線44bやヒューズ75は覆っていない。
(最外層間絶縁膜形成工程)
最外層間絶縁膜形成工程では、MIM素子用の下部電極の上方に貫通孔が設けられた状態で多層配線部を覆う最外層間絶縁膜を形成する。多層配線部における最も上の層間絶縁膜上に設けられる第nライナー膜45L(図3参照)は、上記の最外層間絶縁膜と共に当該最外層間絶縁膜形成工程で形成する。そのため、この最外層間絶縁膜形成工程では、第nライナー膜の元となるライナー膜を多層配線部における最も上の層間絶縁膜上に成膜し、該ライナー膜上に最外層間絶縁膜の元となる無機絶縁膜を成膜した後に、これらの無機絶縁膜およびライナー膜を例えば所定形状のエッチングマスクを用いたエッチングにより一緒にパターニングする。
図4−3は、上記のライナー膜および無機絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。同図に示すように、第nライナー膜の元となるライナー膜45Laは、MIM素子用の電気絶縁膜62を覆うようにして、多層配線部における最も上の層間絶縁膜(第n層間絶縁膜45)上に成膜され、最外層間絶縁膜の元となる無機絶縁膜60aは、ライナー膜45La上に成膜される。
図4−4は、最外層間絶縁膜形成工程で形成される第nライナー膜および最外層間絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。同図に示す第nライナー膜45Lおよび最外層間絶縁膜60bは、上述の無機絶縁膜およびライナー膜を一緒にパターニングして得たものであり、下部電極62の上方に位置する貫通孔TH2 および第n層配線44bの上方に位置するビアホールVH2 を有している。第nライナー膜45Lは、第n層間絶縁膜45の露出面およびヒューズ75の上面をそれぞれ覆うと共に、電気絶縁膜164の上面および第n層配線44bの上面それぞれの縁部を覆っている。また、最外層間絶縁膜60bは、第nライナー膜45Lと平面視上重なるようにして、該第nライナー膜45Lを覆っている。貫通孔TH2 の下端には電気絶縁膜164の上面が露出しており、ビアホールVH2 の下端には第n層配線44bの上面が露出している。
(上部電極形成工程)
上部電極形成工程では、最外層間絶縁膜形成工程でMIM素子用の下部電極の上方に形成した貫通孔内にMIM素子用の上部電極を形成すると共に、第n層配線上に形成したビアホール内にコンタクトプラグを形成する。これらの上部電極およびコンタクトプラグは、例えば、上記の貫通孔内およびビアホール内にそれぞれ所望の電極材料をCVD法により堆積させた後、余剰の電極材料をCMPにより除去することで形成される。
実施の形態1で説明した半導体装置におけるのと同様に、上部電極の形成に先立って貫通孔TH2 の底に露出している電気絶縁膜上、貫通孔TH2 の壁面上、ビアホールVH2 の底に露出している第n層配線上、およびビアホールVH2 の壁面上にバリアメタル層(図3においては図示していない。)を形成する。この上部電極形成工程まで行うことにより、図3に示したMIM素子170が得られる。
この後、前述した実施の形態1の半導体装置100を製造する場合と同様にして、最外層間絶縁膜60b(図4−4参照)上にMIM素子の上部電極を覆うパッド、およびコンタクトプラグの一端を覆うパッドを形成する。
図4−5は、最外層間絶縁膜上に形成されるパッドの一例を概略的に示す断面図である。同図には、MIM素子170の上部電極66を覆うようにして形成されたパッド80と、第n層間絶縁膜44bに接続されているコンタクトプラグ52の一端を覆うようにして形成されたパッド82とが示されている。
図3に示した半導体装置200は、上述のようにして所定個のパッドを形成した後に、最外層間絶縁膜60bのうちでヒューズ75の上方に位置している領域をエッチングにより除去して、該最外層間絶縁膜60bに第nライナー膜45Lの上面に達する貫通孔TH(図3参照)を形成することで得られる。この貫通孔THを形成することにより、上述の最外層間絶縁膜60bが図3に示した最外層間絶縁膜60になる。必要に応じて、所定箇所のヒューズ75を例えばレーザブローにより溶断する。
実施の形態3.
この発明の半導体装置においては、MIM素子の電気絶縁膜をシリコン酸化物、シリコン酸炭化物、シリコン酸窒化物等、酸素原子を含有した無機化合物によって形成することができる。上記の無機化合物によってMIM素子の電気絶縁膜を形成する場合には、MIM素子の下部電極と電気絶縁膜との間にバリアメタル層を介在させることが好ましい。
図5は、下部電極上にバリアメタル層を介して電気絶縁膜が設けられているMIM素子を備えた半導体装置の一例を概略的に示す断面図である。同図に示すように、この半導体装置300を構成するMIM素子270においては、下部電極62を覆うようにして例えばタンタル、タンタル窒化物、チタン窒化物等からなるバリアメタル層263が形成されており、バリアメタル層263を覆うようにして上記酸素原子を含有した無機化合物からなる電気絶縁膜164が形成されている。MIM素子270を構成する上部電極66は、最外層間絶縁膜60のうちで下部電極62上に位置する領域に形成された貫通孔全体を埋めている。
半導体装置300におけるバリアメタル層263以外の構成は図3に示した半導体装置200の構成と同様であるので、該半導体装置300を構成するバリアメタル層263以外の構成要素については、MIM素子270を除き、図3で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
MIM素子270が上述の構成を有していることから、たとえ下部電極62を銅により形成した場合でも、電気絶縁膜164への銅原子の拡散がバリアメタル層263によって防止される。このため、MIM素子270では、電気絶縁膜164の材料としてシリコン酸化物、シリコン酸炭化物、シリコン酸窒化物等、誘電率がシリコン窒化物に比べて低い無機化合物を用いて静電容量の小さい容量素子を構成することが容易になる。
このようなMIM素子270を有する半導体装置300においても、前述した半導体装置200と同様に、最外層間絶縁膜60自体にCMPを施さなくても所望の下部電極62、バリアメタル層263、電気絶縁膜164、および上部電極66を有するMIM素子270を容易に形成することができ、かつヒューズ75上に所望の厚さの保護部を容易に形成することができる。
この半導体装置300は、MIM素子の下部電極上にバリアメタル層を介してMIM素子の電気絶縁膜を形成する以外は、実施の形態2で説明した半導体装置200を製造する場合と同様にして電気絶縁膜形成工程、最外層間絶縁膜形成工程、および上部電極形成工程をこの順番で行うことにより製造することができる。以下、図5で用いた参照符号を適宜引用して、これらの工程について詳述する。
(電気絶縁膜形成工程)
電気絶縁膜形成工程では、半導体基板に回路素子と多層配線部とが形成され、かつ多層配線部における最も上の層間絶縁膜にMIM素子用の下部電極とヒューズとが形成されたベース半導体装置に、MIM素子用の下部電極を覆うようにしてバリアメタル層を形成し、このバリアメタル層上にMIM素子用の電気絶縁膜を形成する。
上記のバリアメタル層と電気絶縁膜とは、例えば、バリアメタル層の元となる無機化合物膜をCVD法により上記最も上の層間絶縁膜上に成膜し、MIM素子用の電気絶縁膜の元となる無機絶縁膜をCVD法により上記の無機化合物膜上に成膜した後、所定形状のエッチングマスクを用いたエッチングによりこれらの無機絶縁膜および無機化合物膜を一緒にパターニングすることで得られる。上記最も上の層間絶縁膜上に設けられる第nライナー膜45L(図5参照)は、バリアメタル層およびMIM素子用の電気絶縁膜を形成した後に形成する。したがって、ここでいう「ベース半導体装置」は、多層配線部における最も上の層間絶縁膜上にライナー膜が形成されていないものを意味する。
図6−1は、バリアメタル層の元となる無機化合物膜とMIM素子用の電気絶縁膜の元となる無機絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。同図に示すように、バリアメタル層の元となる無機化合物膜263aは、多層配線部における最も上の層間絶縁膜(第n層間絶縁膜45)の上面、該第n層間絶縁膜45に形成されている第n層配線(図6−1においては第n層配線44bのみが現れている。)、MIM素子用の下部電極62、およびヒューズ75を覆うようにして成膜される。また、MIM素子用の電気絶縁膜の元となる無機絶縁膜164aは、無機化合物膜263aを覆うようにして、該無機化合物膜263a上に成膜される。
図6−2は、電気絶縁膜形成工程で形成されるバリアメタル層およびMIM素子用の電気絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。同図に示すバリアメタル層263は、下部電極62を覆うようにして第n層間絶縁膜45上に形成されており、MIM素子用の電気絶縁膜164は、平面視したときにバリアメタル層263と重なるようにして該バリアメタル層263上に形成されている。
(最外層間絶縁膜形成工程)
最外層間絶縁膜形成工程では、MIM素子用の下部電極の上方に貫通孔が設けられた状態で多層配線部を覆うようにして最外層間絶縁膜を形成する。多層配線部における最も上の層間絶縁膜上に設けられる第nライナー膜は、上記の最外層間絶縁膜と共に当該最外層間絶縁膜形成工程で形成する。
この最外層間絶縁膜形成工程での最外層間絶縁膜および第nライナー膜それぞれの形成は、実施の形態2で説明した半導体装置200を製造する際の最外層間絶縁膜形成工程での最外層間絶縁膜および第nライナー膜それぞれの形成と同様にして行われるので、ここではその説明を省略する。
図6−3は、最外層間絶縁膜形成工程で成膜されるライナー膜および無機絶縁膜、すなわち、第nライナー膜の元となるライナー膜、および最外層間絶縁膜の元となる無機絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。また、図6−4は、当該最外層間絶縁膜形成工程で成膜される第nライナー膜および最外層間絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。図6−3または図6−4に示した各構成要素は、図4−3、図4−4、または図6−2を参照して既に説明したものであるので、これらの構成要素については図4−3、図4−4、または図6−2で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
(上部電極形成工程)
上部電極形成工程では、最外層間絶縁膜形成工程でMIM素子用の下部電極の上方に形成した貫通孔内にMIM素子用の上部電極を形成すると共に、第n層配線上に形成したビアホール内にコンタクトプラグを形成する。これら上部電極およびコンタクトプラグそれぞれの形成は、実施の形態2で説明した半導体装置200を製造する際の上部電極形成工程での上部電極およびコンタクトプラグそれぞれの形成と同様にして行われるので、ここではその説明を省略する。この上部電極形成工程まで行うことにより、図5に示したMIM素子270が得られる。
この後、前述した実施の形態2の半導体装置200を製造する場合と同様にして、最外層間絶縁膜60b(図6−4参照)上にMIM素子の上部電極を覆うパッド、およびコンタクトプラグの一端を覆うパッドを形成する。
図6−5は、最外層間絶縁膜上に形成されるパッドの一例を概略的に示す断面図である。同図には、MIM素子270の上部電極66を覆うようにして形成されたパッド80と、第n層間絶縁膜44bに接続されているコンタクトプラグ52の一端を覆うようにして形成されたパッド82とが示されている。
図5に示した半導体装置300は、上述のようにして所定個のパッドを形成した後に、最外層間絶縁膜60bのうちでヒューズ75の上方に位置している領域をエッチングにより除去して、該最外層間絶縁膜60bに第nライナー膜45Lの上面に達する貫通孔TH(図5参照)を形成することで得られる。この貫通孔THを形成することにより、上述の最外層間絶縁膜60bが図5に示した最外層間絶縁膜60になる。必要に応じて、所定箇所のヒューズ75を例えばレーザブローにより溶断する。
実施の形態4.
この発明の半導体装置においては、多層配線部における最も上の層間絶縁膜上にライナー膜を設け、このライナー膜の一領域をMIM素子の電気絶縁膜として利用することができる。
図7は、ライナー膜の一領域をMIM素子の電気絶縁膜として利用して構成された半導体装置の一例を概略的に示す断面図である。同図に示すように、この半導体装置400においては多層配線部50における最も上の層間絶縁膜45上に例えばシリコン窒化物やシリコン炭窒化物等によって第nライナー膜345Lが形成されており、該第nライナー膜345LはMIM素子370の下部電極62も覆っている。MIM素子370を構成する上部電極66は、最外層間絶縁膜60のうちで下部電極62上に位置する領域に形成された貫通孔全体を埋めるようにして、第nライナー膜345L上に設けられている。すなわち、第nライナー膜345Lのうちで下部電極62上に位置する領域が、MIM素子370の電気絶縁膜として機能する。
なお、図7においては図示を省略しているが、上部電極66と第nライナー膜45Lとの間、上部電極66と最外層間絶縁膜60との間、コンタクトプラグ52と第n層配線44bとの間、およびコンタクトプラグ52と最外層間絶縁膜60との間には、それぞれバリアメタル層が介在している。
上述の第nライナー膜345Lの材料および膜厚は、ライナー膜としての性能とMIM素子370に求められる性能とを考慮して、適宜選定される。半導体装置400における第nライナー膜345L以外の構成要素は、MIM素子370を除き図1に示した構成要素と共通するので、該共通する構成要素については図1で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
MIM素子370を有する半導体装置400においても、前述した半導体装置100(図1参照)と同様に、最外層間絶縁膜60自体にCMPを施さなくても所望の下部電極62、電気絶縁膜(第nライナー膜絶縁膜345L)、および上部電極66を有するMIM素子370を容易に形成することができ、かつヒューズ75上に所望の厚さの保護部を容易に形成することができる。
この半導体装置400は、第nライナー膜の一領域をMIM素子の電気絶縁膜として用いる以外は、実施の形態2で説明した半導体装置200を製造する場合と同様にして電気絶縁膜形成工程、最外層間絶縁膜形成工程、および上部電極形成工程をこの順番で行うことにより製造することができる。以下、図7で用いた参照符号を適宜引用して、これらの工程について詳述する。
(電気絶縁膜形成工程)
電気絶縁膜形成工程では、半導体基板に回路素子と多層配線部とが形成され、かつ多層配線部における最も上の層間絶縁膜にMIM素子用の下部電極とヒューズとが形成されたベース半導体装置に、上記最も上の層間絶縁膜を覆うようにして、MIM素子用の電気絶縁膜としても機能し得るライナー膜を形成する。このライナー膜は、例えばCVD法により成膜されて、上記最も上の層間絶縁膜の上面を覆うと共に該層間絶縁膜に設けられている第n層配線、MIM素子用の下部電極、およびヒューズそれぞれの上面を覆う。したがって、ここでいう上記の「ベース半導体装置」は、多層配線部における最も上の層間絶縁膜上にライナー膜が形成されていないものを意味する。
勿論、上記最も上の層間絶縁膜上にMIM素子用の電気絶縁膜としても機能し得るライナー膜が予め形成されている場合には、上記の電気絶縁膜形成工程を省略することができる。電気絶縁膜形成工程は、ベース半導体装置の多層配線部における最も上の層間絶縁膜上にライナー膜が形成されていないか、MIM素子用の電気絶縁膜として機能し得ないライナー膜が形成されているときに行われる。MIM素子用の電気絶縁膜として機能し得ないライナー膜がベース半導体装置における上記最も上の層間絶縁膜上に形成されているときには、該ライナー膜を除去してからMIM素子用の電気絶縁膜として機能し得るライナー膜を成膜してもよいし、MIM素子用の電気絶縁膜として機能し得ない上記のライナー膜上に所望の無機絶縁膜を成膜して、MIM素子用の電気絶縁膜として機能し得る積層構造のライナー膜を得てもよい。
(最外層間絶縁膜形成工程)
最外層間絶縁膜形成工程では、MIM素子用の下部電極の上方に貫通孔が設けられた状態で多層配線部を覆う最外層間絶縁膜を形成する。この最外層間絶縁膜形成工程での最外層間絶縁膜の形成は、最外層間絶縁膜の元となる無機絶縁膜を成膜した後に、所定形状のエッチングマスクを用いたエッチングにより該無機絶縁膜をパターニングすることで行われる。
図8−1は、MIM素子用の電気絶縁膜として機能するライナー膜、および最外層間絶縁膜の元となる無機絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。同図に示すように、上記のライナー膜345Laは、第n層配線(図8−1においては第n層配線44bのみが現れている。)、MIM素子用の下部電極62、およびヒューズ75を覆うようにして、多層配線部における最も上の層間絶縁膜(第n層間絶縁膜45)上に成膜されており、最外層間絶縁膜の元となる無機絶縁膜60aは、ライナー膜345La上に成膜されている。
図8−2は、最外層間絶縁膜形成工程で形成される最外層間絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す最外層間絶縁膜60bは、上述の無機絶縁膜60aをパターニングして得たものであり、下部電極62の上方に位置する貫通孔TH3 および第n層配線44bの上方に位置するビアホールVH3 を有している。貫通孔TH3 の下端およびビアホールVH3 の下端には、それぞれ、ライナー膜345Laの上面が露出している。
(上部電極形成工程)
上部電極形成工程では、最外層間絶縁膜形成工程で形成したビアホールをその下の第n層配線の上面まで延長させて新たなビアホールとした後、該ビアホール内にコンタクトプラグを形成すると共に、最外層間絶縁膜形成工程でMIM素子用の下部電極の上方に形成した貫通孔内にMIM素子用の上部電極を形成する。
上記新たなビアホールの形成は、例えば、所定形状のレジストパターンを最外層間絶縁膜60b(図8−2参照)に形成し、このレジストパターンをエッチングマスクとして用いてライナー膜345La(図8−2参照)をエッチングすることで行われる。
図8−3は、上記のレジストパターンの一例を概略的に示す断面図である。同図に示すレジストパターンRは、最外層間絶縁膜形成工程で形成した貫通孔TH3 を埋めるようにして最外層間絶縁膜60b(図8−2参照)上に形成されており、最外層間絶縁膜形成工程で形成したビアホールVH3 (図8−2参照)上には開口部OPを有している。このレジストパターンRをエッチングマスクとして用いてライナー膜345La(図8−2参照)をエッチングするにより、ビアホールVH3 が第n層配線44bの上面まで延長されて、新たなビアホールVH4 となる。このビアホールVH4 の形成に伴って、ライナー膜345La(図8−2参照)が図7に示した第nライナー膜345Lとなる。
MIM素子用の上部電極およびコンタクトプラグそれぞれの形成は、上述のビアホールVH4 の形成後に、実施の形態2で説明した半導体装置200を製造する際の上部電極形成工程での上部電極およびコンタクトプラグそれぞれの形成と同様にして行われるので、ここではその説明を省略する。この上部電極形成工程まで行うことにより、図7に示したMIM素子370が得られる。
この後、前述した実施の形態2の半導体装置200を製造する場合と同様にして、最外層間絶縁膜60b(図8−3参照)上にMIM素子の上部電極を覆うパッド、およびコンタクトプラグの一端を覆うパッドを形成する。
図8−4は、最外層間絶縁膜上に形成されるパッドの一例を概略的に示す断面図である。同図には、MIM素子370の上部電極66を覆うようにして形成されたパッド80と、第n層間絶縁膜44bに接続されているコンタクトプラグ52の一端を覆うようにして形成されたパッド82とが示されている。
図7に示した半導体装置400は、上述のようにして所定個のパッドを形成した後に、最外層間絶縁膜60bのうちでヒューズ75の上方に位置している領域をエッチングにより除去して、該最外層間絶縁膜60bに第nライナー膜45Lの上面に達する貫通孔TH(図7参照)を形成することにより得られる。この貫通孔THを形成することにより、上述の最外層間絶縁膜60bが図7に示した最外層間絶縁膜60になる。必要に応じて、所定箇所のヒューズ75を例えばレーザブローにより溶断する。
以上、4つの形態を挙げてこの発明の半導体装置について具体的に説明したが、この発明は上記の形態に限定されるものではなく、多層配線部における最も上の層間絶縁膜にヒューズが形成され、多層配線部上にMIM素子が形成される種々の用途、種々の構成の半導体装置に適用することができる。半導体装置に求められる機能や該半導体装置の用途等に応じて、様々な変形、修飾、組合せ等が可能である。
この発明の半導体装置の一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置を製造する際に行われる最外層間絶縁膜形成工程で形成される最外層間絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。 図1に示した半導体装置を製造する際に行われる無機絶縁膜形成工程で形成される無機絶縁膜およびビアホールそれぞれの一例を概略的に示す断面図である。 図1に示した半導体装置を製造する際に行われる上部電極形成工程で形成されるMIM素子用の電気絶縁膜および上部電極、ならびにコンタクトプラグそれぞれの一例を概略的に示すに断面図である。 図1に示した半導体装置を製造する際に最外層間絶縁膜上に形成されるパッドの一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の他の例を概略的に示す断面図である。 図2に示した半導体装置を製造する際に行われる電気絶縁膜形成工程で形成される無機絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。 図2に示した半導体装置を製造する際に行われる電気絶縁膜形成工程で形成されるMIM素子用の電気絶縁膜の一例を概略的示す断面図である。 図2に示した半導体装置を製造する際に行われる最外層間絶縁膜形成工程で形成されるライナー膜および無機絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。 図2に示した半導体装置を製造する際に行われる最外層間絶縁膜形成工程で形成される第nライナー膜および最外層間絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。 図2に示した半導体装置を製造する際に最外層間絶縁膜上に形成されるパッドの一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の更に他の例を概略的に示す断面図である。 図5に示した半導体装置を製造する際に行われる無機絶縁膜形成工程で形成される無機化合物膜および無機絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。 図5に示した半導体装置を製造する際に行われる電気絶縁膜形成工程で形成されるバリアメタル層およびMIM素子用の電気絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。 図5に示した半導体装置を製造する際に行われる最外層間絶縁膜形成工程で成膜されるライナー膜および無機絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。 図5に示した半導体装置を製造する際に行われる最外層間絶縁膜形成工程で成膜される第nライナー膜および最外層間絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。 図5に示した半導体装置を製造する際に最外層間絶縁膜上に形成されるパッドの一例を概略的に示す断面図である。 この発明の半導体装置の更に他の例を概略的に示す断面図である。 図7に示した半導体装置を製造する際に行われる最外層間絶縁膜形成工程で形成されるライナー膜および無機絶縁膜それぞれの一例を概略的に示す断面図である。 図7に示した半導体装置を製造する際に行われる最外層間絶縁膜形成工程で形成される最外層間絶縁膜の一例を概略的に示す断面図である。 図7に示した半導体装置を製造する際に行われる上部電極形成工程で形成されるレジストパターンの一例を概略的に示す断面図である。 図7に示した半導体装置を製造する際に最外層間絶縁膜上に形成されるパッドの一例を概略的に示す断面図である。
符号の説明
10 半導体基板
20,30 回路素子(電界効果トランジスタ)
35 第1層間絶縁膜
40 第(n−1)層間絶縁膜
40L 第(n−1)ライナー膜
45 第n層間絶縁膜
45L 第nライナー膜
50 多層配線部
60 最外層間絶縁膜
62 下部電極
64,164 電気絶縁膜
66 上部電極
70,170,270,370 MIM素子
75 ヒューズ
80,82 パッド
100,200,300,400 半導体装置
263 バリアメタル層
345L ライナー膜

Claims (7)

  1. 半導体基板と、該半導体基板に形成された回路素子と、該回路素子を覆うようにして前記半導体基板上に形成された多層配線部と、該多層配線部における最も上の層間絶縁膜に形成されたヒューズと、前記多層配線部上に形成されたMIM素子と、前記多層配線部を覆う最外層間絶縁膜とを備え、
    前記MIM素子は、前記多層配線部における最も上の層間絶縁膜に形成された下部電極と、該下部電極上に形成された電気絶縁膜と、該電気絶縁膜上に形成された上部電極とを有し、前記上部電極が上面を露出させた状態で前記最外層間絶縁膜に埋め込まれていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記最外層間絶縁膜は前記下部電極の上方に貫通孔を有し、前記上部電極は前記貫通孔を埋めていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記電気絶縁膜は酸素原子を含有していない無機化合物からなることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記下部電極は銅により形成され、該下部電極上にバリアメタル層を介して前記電気絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記電気絶縁膜は酸素原子を含有した無機化合物からなることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記多層配線部における最も上の層間絶縁膜上に形成されたライナー膜を更に備え、該ライナー膜は前記下部電極の上方に形成された貫通孔を有することを特徴する請求項1〜5のいずれか1つに記載の半導体装置。
  7. 前記多層配線部における最も上の層間絶縁膜を覆うライナー膜を更に備え、該ライナー膜のうちで前記下部電極上に位置する領域が前記電気絶縁膜として機能することを特徴する請求項1〜5のいずれか1つに記載の半導体装置。
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