JP2007214213A - 発光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハンダ付け作業を要することなく、回路基板に対するLEDの実装および接続を容易かつ迅速に行なうことができ、これにより作業能率の向上が図れると共に、LEDのリード線と回路基板の配線とのコンタクト性を従来以上に確実に行なうことができる発光装置を提供する。
【解決手段】ソケット本体と、ソケット本体に装着された極性を有する発光素子と、弾性変形により復元力を発生させる湾曲部を有する第1脚部と、ソケット本体が回路基板の挿入穴へ実装されたときに第1脚部で発生する復元力により前記ソケット本体が回路基板の挿入穴から離脱しないよう保持するための爪部を有する第2脚部と、発光素子のリード部を回路基板の配線部へ接触可能なように巻回して構成されたリード保持部とを有し、復元力によりリード保持部が回路基板方向に付勢されることで、発光素子のリード部が配線部へ圧接され、実装されることを特徴とする発光装置とする。
【選択図】図1
【解決手段】ソケット本体と、ソケット本体に装着された極性を有する発光素子と、弾性変形により復元力を発生させる湾曲部を有する第1脚部と、ソケット本体が回路基板の挿入穴へ実装されたときに第1脚部で発生する復元力により前記ソケット本体が回路基板の挿入穴から離脱しないよう保持するための爪部を有する第2脚部と、発光素子のリード部を回路基板の配線部へ接触可能なように巻回して構成されたリード保持部とを有し、復元力によりリード保持部が回路基板方向に付勢されることで、発光素子のリード部が配線部へ圧接され、実装されることを特徴とする発光装置とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、ソケットに装着した極性を有する発光素子、特に、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)を回路基板に取付けて発光させる発光装置に関する。
従来の発光装置として、例えば、回路基板の挿入孔に対するソケットの挿入により、第1弾性部材および第2弾性部材が弾性変形し、これら弾性変形より生じる復元力でソケット本体が回路基板に保持されるものがある。この保持に際し、電球から導出されている導線が、回路基板上の導電パターンに直に接する。これによれば、ハンダ付け作業を要することなく、基板に対する電球の取付および接続を容易かつ迅速に済ませることができ、これにより作業能率の向上が図れるとともに、電球への熱的影響あるいは損傷および部品の溶融などが解消できる(例えば、特許文献1)。
特開平7−335348号公報
しかし、特許文献1によれば、電球に替えてLEDに適用しようとすると、LEDでは極性を有することから、実装作業において極性を間違えることが多く、かつ、高い生産性で回路基板に実装することは難しい。また、動作電圧の小さいLEDでは、LEDのリード線と回路基板の配線とのコンタクト性を従来以上に確実に行なうことも必要になる。
従って、本発明の目的は、ハンダ付け作業を要することなく、回路基板に対するLEDの実装および接続を容易かつ迅速に行なうことができ、これにより作業能率の向上が図られると共に、LEDのリード線と回路基板の配線とのコンタクト性を従来以上に確実に行なうことができる発光装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、配線部を有する回路基板の挿入穴へ着脱可能なソケット本体と、前記ソケット本体に装着された極性を有する発光素子と、前記ソケット本体に設けられ、弾性変形により復元力を発生させる湾曲部を有する第1脚部と、前記ソケット本体に設けられ、前記ソケット本体が前記回路基板の挿入穴へ実装されたときに前記第1脚部で発生する復元力により前記ソケット本体が回路基板の挿入穴から離脱しないよう保持するための爪部を有する第2脚部と、前記ソケット本体に設けられ、前記発光素子のリード部を前記回路基板の配線部へ接触可能なように巻回して構成されたリード保持部とを有し、前記復元力により前記リード保持部が前記回路基板方向に付勢されることで、前記発光素子のリード部が前記配線部へ圧接され、前記発光素子が前記回路基板へ実装されることを特徴とする発光装置を提供する。
本発明の実施の態様によれば、例えば、ハンダ付け作業を要することなく、また、極性を間違えることなく回路基板に対するLEDの実装および接続を容易かつ迅速に行なうことができ、これにより作業能率の向上が図れると共に、LEDのリード線と回路基板の配線とのコンタクト性を従来以上に確実に行なうことができる発光装置を提供することができる。
(第1の実施の形態)
(第1の実施の形態の構成)
(第1の実施の形態の構成)
図1は、第1の実施の形態を示す斜視図である。発光装置1は、ソケット本体2及びLED3を有して構成されている。
ソケット本体2は、LED保持部10、第1脚部20、第2脚部30、リード保持部40を有して構成され、ソケット本体2を構成するこれらの部分は、一体的に形成されたものでも、別体として形成されたものが一体的に合体されたものでもよい。本実施の形態では、以下において、ソケット本体2は一体的に形成されたものとして説明する。ソケット本体2は、樹脂で形成され、第1脚部10、第2脚部20等と一体的に形成される場合は、弾性復元力に優れ、耐光性、高耐熱性、耐薬品性、耐加水分解性等を有する樹脂が好ましく、PES、PCあるいはPFS等が好ましいが、特に、ポリエーテルサルホン(PES)が好ましい。
ここで、第1脚部10の幅はW1、第2脚部20の幅はW2であって、異なる脚部幅を有するように構成されている。
図2は、第1の実施の形態に係る発光装置1が、回路基板に実装された状態を示す図である。図2においては、実装状態の1つの発光装置1が図示されているが、実際には、照明又は表示対象に応じて複数の発光装置1が所定の配置で回路基板50に実装される。
図3は、ソケット本体2に装着されるLED3を示す図である。LED3は、発光部3a、リード部であるアノード3b及びカソード3cで構成される。LED3は、極性を有し、実装時に所定の方向に取り付ける必要があるため、アノード3b及びカソード3cは区別できるよう形状等が識別可能に形成されている。本実施の形態では、アノード3b及びカソード3cのリード部長さが異なっている。発光部3aは、照明装置として使用される場合は、主に可視光領域に発振波長を有する発光素子を発光部3aの内部に備え、アノード3b及びカソード3cから所定の印加電圧で駆動されることにより、所定の発光スペクトルで発光する。尚、LED3の替わりに、レーザダイオードであっても、本発明に同様に適用できる。
図4は、発光装置1を実装するための挿入穴である取付け穴部51及び配線部としての配線パターン52を有する回路基板50を示す図である。回路基板50上面には、照明又は表示対象に応じて所定の位置に配置される複数の発光装置1であるLED3の各アノード3b及びカソード3cが接触できる位置に、所定のパターンで配線パターン52が形成されている。配線パターン52は、極性を有するLED3のアノード3b及びカソード3cに所定の電圧を印加できるようにアノード用配線52a及びカソード用配線52bに区別され、図示しない電源部に接続されている。
取付け穴部51は、上記のLED3の極性を間違えずに実装可能なように、穴部形状が非対称性を有するよう形成され、発光装置1が一定の方法にのみ装着可能に形成されている。具体的には、図4に示すように、取付け穴部51の穴幅が両端部で異なる形状に形成されている。すなわち、第1脚部10の幅W1及び第2脚部20の幅W2に対応して、各々W3、W4の穴幅が形成され、W3はW1よりもわずかに大きく、また、W4はW2よりもわずかに大きく形成されている。そして、W2は、W3よりも大きく設定されて形成されているので、発光装置1は取付け穴部51の一方向にのみ実装できる。
図5は、図2のA−A断面を示す図であり、回路基板に発光装置が実装された状態の第1脚部及び第2脚部の断面を含む図である。
第1脚部20は、ソケット本体2の下部に、第2脚部30と共に、下側に一旦突出し、第2脚部30から離れるように湾曲して形成された湾曲部20aを経て、第1脚部20の端部に至る。端部には、回路基板50の取付け穴部51の側面及び下面(配線部と反対の面)に当接する第1当接面20b及び第2当接面20cが形成されている。第1当接面20bと第2当接面20cは、互いに略直角に形成されている。
第2脚部30は、ソケット本体2の下部に、第1脚部20と共に、下側に突出している。ソケット本体2が回路基板50から離脱せず、アノード3b及びカソード3cが回路基板50の配線パターン52に接触状態を維持可能なように、第2脚部30の先端部に取付け穴部51の側面及び下面に当接してロックするための爪部30aを有する。爪部30aには、回路基板50の取付け穴部51の側面及び下面(配線部と反対の面)に当接する第3当接面30b及び第4当接面30cが形成されている。また、第4当接面30cの下部には、ソケット本体2を回路基板の取付け穴部に実装あるいは抜去する場合に取付け穴部51の側面との過大な摩擦を防止して取り付け又は取りはずしが容易になるよう一部または全部に曲面を有する斜面部30dが形成されている。尚、斜面部30dは、曲面を有しない形状でも構成可能である。
図6は、図2のB−B断面を示す図であり、回路基板50に発光装置1が実装された状態のソケット本体2、リード保持部40、LED3のアノード3b及びカソード3c及び回路基板50の断面を含む図である。
ソケット本体2のLED保持部10は、内側に凹部に有し、LED3の発光部3aを収容する。LED保持部10の内側凹部の下面には、発光部3aから引き出されているアノード3b及びカソード3cを通すためのリード穴2aがLED保持部10及びリード保持部40を貫通して形成されている。リード穴2aは、アノード3b及びカソード3cを各々通すように2本形成されていても、アノード3b及びカソード3cを纏めて通すように1本で形成されていてもよい。アノード3b及びカソード3cは、リード穴2aを通ってリード保持部下端面40aから出され、各々略反対方向にリード保持部下端面40aに沿って折り曲げられ、リード保持部40の側部に折り返される。アノード3b及びカソード3cは、リード保持部下端面40aに沿って取り付けられているので、リード保持部下端面40aよりも回路基板50側に突出している。このため、アノード3b及びカソード3cは、配線パターン52に確実に接触することになる。尚、上記のリード保持部下端面40aに浅い溝を形成し、アノード3b及びカソード3cが沿いやすくしてもよく、この場合でも、アノード3b及びカソード3cがリード保持部下端面40aよりも回路基板50側に突出するよう浅い溝が形成される。
(発光装置1の取り付け作用)
図7は、発光装置1を回路基板50に取り付ける場合を示し、図2におけるA−A断面を示す図である。
図7は、発光装置1を回路基板50に取り付ける場合を示し、図2におけるA−A断面を示す図である。
発光装置1を回路基板50に取り付けるには、まず、発光装置1全体を傾け、第1脚部20先端から回路基板50の取付け穴部51に挿入していく。ここで、図4に示したように、取付け穴部51は非対称な形状に形成されているので、発光装置1は所定の方向からしか挿入できないようになっている。
ここで、第1脚部20の第1当接面20bと第2脚部30の第3当接面30bとの間隔D2は、取付け穴部51の両端部の間隔D1よりも大きく形成されている。さらに第1脚部20の第2当接面20cの属する部分や第2脚部30の爪部30aが間隔D2以上に突出しているので、上記のように、まず、発光装置1全体を傾けて実装を開始することになる。このとき、第1当接面20bと第2当接面20cは、取付け穴部51の一端側に接した状態になっている(図7(a))。
第1脚部20は、弾性復元力に優れた樹脂で形成され、また、湾曲部20aを有しているので、たわみ易く、第1当接面20bと第2脚部30の第3当接面30bとの間隔D2を減少させる方向に力を加えながら、爪部30aを取付け穴部51に挿入する。このとき、第1当接面20bと第2脚部30の第3当接面30bとの間隔D3は、D2よりも小さくなっている。間隔D2を減少させる力は、ソケット本体2を指先で把持し、第1当接面20bの方向へ力を加えることで容易に行える(図7(b))。
上記の状態から、発光装置1全体を下方向へ押し込み、爪部30aが取付け穴部51を抜け出て、第2脚部30の第4当接面30cが回路基板50の下面に当接するまで力を加える。
爪部30aが取付け穴部51を抜け出ると、挿入中にたわんでいた第1脚部20及び第2脚部30が弾性復元力によりもとの形状に戻ろうとするので、第1当接面20bと第2脚部30の第3当接面30bとの間隔は、D1となる。D1は、取付け穴部51の両端部の間隔D1であり、D2より小さいので、第1脚部20及び第2脚部30は、取付け穴部51の両端部で、外側へ回路基板50を押す力、F1及びF2を発生させる。さらに、主に湾曲部20aの弾性復元力により、発光装置1全体を下方向へ付勢する力、F3を発生させる(図7(c))。
上記の力、F1及びF2により、発光装置1は、回路基板50に平行な方向に固着されると共に、F3の力により、回路基板50に垂直な下方向に圧着される。ここで、アノード3b及びカソード3cは、リード保持部下端面40aよりも回路基板50側に突出しているので、アノード3b及びカソード3cは配線パターン52に確実に圧接されることになる。さらに、図7(b)から図7(c)の挿入過程において、アノード3b及びカソード3cはT方向に回転しながら配線パターン52に圧接されて図7(c)の状態に固着されるので、アノード3b及びカソード3cの一部と配線パターン52とがすべりながら圧接状態となる。
図7(c)の実装状態では、回路基板50上面では、アノード3b及びカソード3cが配線パターン52に圧接されており、回路基板50下面では、第1脚部20の第2当接面20c及び第2脚部30の第4当接面30cが回路基板50下面に圧着されているので、発光装置1は、上下左右方向に固定された状態になっている。
上記の固定状態で、配線パターン52に所定の電圧を印加すると、アノード3b及びカソード3cを介して通電し、LED3の発光部3aが主に回路基板50上方に向けて発光する。
(発光装置1の取り外し作用)
発光装置1を回路基板50から取り外す場合は、図7(a)、(b)、(c)に示した逆の順序で行なう。
発光装置1を回路基板50から取り外す場合は、図7(a)、(b)、(c)に示した逆の順序で行なう。
爪部30aが取付け穴部51の内側に入るよう、図7(c)において、右方向に付勢する。例えば、LED保持部10に指先で力を加えて、湾曲部20aがたわんで、第1脚部20と第2脚部30との間隔D1を減少させる。その状態で、発光装置1を図7(b)に示されるように、右回転によって爪部30aが取付け穴部51から上方向へ抜けるまで力を加える。爪部30aが取付け穴部51から抜けた状態で、第1脚部20の第2当接面20cを図7(a)において左方向へスライドさせた後に、発光装置1を上方向に取り外す。
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態によれば、ソケット本体2を回路基板50の取付け穴部51に挿入して、回路基板50側へ力を加えながら押し込むだけで発光装置1の極性間違いもなく、発光装置1の回路基板50への実装が可能となる。また、機器メンテナンス等の場合に、発光不良の発光装置1を、簡単な操作で回路基板50から取り外しが可能である。
第1の実施の形態によれば、ソケット本体2を回路基板50の取付け穴部51に挿入して、回路基板50側へ力を加えながら押し込むだけで発光装置1の極性間違いもなく、発光装置1の回路基板50への実装が可能となる。また、機器メンテナンス等の場合に、発光不良の発光装置1を、簡単な操作で回路基板50から取り外しが可能である。
従って、ハンダ付け作業を要することなく、回路基板に対するLEDの実装および接続を容易かつ迅速に行なうことができ、これにより作業能率の向上が図られると共に、LEDのリード部と回路基板の配線部とのコンタクト性を従来以上に確実に行なうことができる発光装置を提供することができる。
特に、図7(b)から図7(c)の挿入過程において、アノード3b及びカソード3cはT方向に回転しながら配線パターン52に圧接されて図7(c)の状態に固着されるので、アノード3b及びカソード3cの一部と配線パターン52とがすべりながら圧接状態となり、より確実な電気的接続が可能となる効果を有する。
また、第1脚部20及び第2脚部30等を一体に形成し、材料として、ポリエーテルサルホン(PES)を用いることにより、特に弾性復元力の長期安定性に優れた発光装置が可能になる効果を有する。
本実施の形態を照明器具、信号装置、電光板、遊戯機器、あるいは、自動販売機等に適用する場合においては、特に以下のような効果を有する。
すなわち、上記示した機器等では、照明効果を高めたり、遊戯方法や販売方法の指示を行なうため、盤面や化粧パネルの内側に多数のLEDを設け、これらの光を盤面や化粧パネルを通して外に発するようにしている。回路基板上の各LEDは、回路基板に形成されているリード穴に挿入され、その状態で回路基板上の導電パターンにハンダ付けされていた。しかし、これらの機器では使用するLEDの数が多いため、ハンダ付け作業には多くの工数を要すると共に、ハンダ付け作業時の熱によりLEDが破壊される場合もあった。LEDの一部に発光不良が生じた回路基板の補修には、LEDの取り外しに手間がかかり、機器メンテナンスにおいても問題を有していた。
第1の実施の形態によれば、照明用のLEDを多く使用する機器においては、発光装置1の回路基板50への取り付けが容易であると共に、発光装置1の交換修理が極めて簡単にできるので、これらの機器の製造及び機器メンテナンスに特に効果を有する。
(第2の実施の形態)
図8は、第2の実施の形態を示す斜視図である。発光装置1は、ソケット本体2及びLED3を有して構成されている。
図8は、第2の実施の形態を示す斜視図である。発光装置1は、ソケット本体2及びLED3を有して構成されている。
ソケット本体2は、LED保持部10、第1脚部20、第2脚部30、リード保持部40を有して構成され、ソケット本体2を構成するこれらの部分は、一体的に形成されたものでも、別体として形成されたものが一体的に合体されたものでもよい。本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、次のような相違点がある。
第1脚部20の先端部において、第2当接面20cが図8の奥側に張出すように、第1突起部20dを有すると共に、第2脚部30の爪部30aが図8の手前側に張出すように、第2突起部30eを有する。
また、回路基板50の取付け穴部51には、第1の実施の形態と比較して、第1拡張部51aと第2拡張部51bが追加して形成されている。第1拡張部51aと第2拡張部51bは、第1の実施の形態における取付け穴部51に、発光装置1が所定の角度、例えば、10度だけ捩じられた状態で、第1の実施の形態と同様に実装可能なように拡張されている。
発光装置1を回路基板50の取付け穴部51に実装する場合は、実装完了時の姿勢から所定の角度、例えば、10度だけ捩じられた回転方向に発光装置1をセットし、第1拡張部51aと第2拡張部51bに挿入して、第1の実施の形態と同様の実装作業を行なう。本実施の形態では、上記の実装作業後に、発光装置1を図8に示すR方向に、10度だけ捩じることで、発光装置1は所定の位置に実装されることになる。この場合、第1の実施の形態と同様に、第2当接面20c及び第4当接面30cが回路基板50の裏面に接して、発光装置1が容易には回路基板50から抜けないようになっていると共に、第1突起部20d及び第2突起部30eの上面が回路基板50の裏面に接するので、さらに抜け防止効果が向上する。
従って、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、発光装置1の実装時の抜け防止効果がさらに向上し、特に、回路基板50の厚さばらつきがある場合に効果を有する。
(第3の実施の形態)
図9は、第3の実施の形態を示す斜視図である。第1の実施の形態では、ソケット本体2に保持されたLED3は回路基板50に対して略垂直に実装されているので、LED3の発光部3aが主に回路基板50上方に向けて発光する。
図9は、第3の実施の形態を示す斜視図である。第1の実施の形態では、ソケット本体2に保持されたLED3は回路基板50に対して略垂直に実装されているので、LED3の発光部3aが主に回路基板50上方に向けて発光する。
これに対して、第3の実施の形態では、LED保持部10は、第1の実施の形態に対して略90度傾いて形成されている。従って、LED保持部10に保持されたLED3は、回路基板50に対して略水平に実装される。
尚、発光装置1において、LED保持部10は回路基板50に対して略水平には限定されず、LED保持部10と回路基板50表面とのなす角度は任意に設定できる。LED保持部10と回路基板50表面とのなす角度がゼロのときは、第1の実施の形態に相当し、90度のときは、図9に示した実施の形態に相当するが、例えば、30度、45度、60度等、任意の角度に設定してもよい。
第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、次のような効果を有する。
すなわち、第1の実施の形態では、回路基板50から主に上方向に発光装置1の光が照射されるが、例えば、照明器具、信号装置、電光板、遊戯機器、あるいは、自動販売機等では、回路基板50から垂直方向以外に発光装置1の光を照射したい場合が多い。しかし、従来のようにLEDをリード穴に挿入してハンダ付けする実装方法では、LEDをリード線を所定の角度に曲げて回路基板にハンダ付けする必要があるので、光の照射方向の精度及びLEDの信頼性等において問題があった。
本実施の形態では、LED保持部10と回路基板50表面とのなす角度がソケット本体2の形成時に所定の値に形成されているので、発光装置1を回路基板50に第1の実施の形態と同様の方法で実装するだけで、所定の光の照射方向が得られ、LEDの信頼性も向上するという効果を有する。
1…発光装置 2…ソケット本体
2a…リード穴 3…LED
3a…発光部 3bアノード
3c…カソード
10…LED保持部 20…第1脚部
20a…湾曲部 20b…第1当接面
20c…第2当接面 20d…第1突起部
30…第2脚部 30a…爪部
30b…第3当接面 30c…第4当接面
30d…斜面部 30e…第2突起部
40…リード保持部 40a…リード保持部下端面
50…回路基板
51a…第1拡張部 51b…第2拡張部
51…取付け穴部 52…配線パターン
52a…アノード用配線 52bカソード用配線
2a…リード穴 3…LED
3a…発光部 3bアノード
3c…カソード
10…LED保持部 20…第1脚部
20a…湾曲部 20b…第1当接面
20c…第2当接面 20d…第1突起部
30…第2脚部 30a…爪部
30b…第3当接面 30c…第4当接面
30d…斜面部 30e…第2突起部
40…リード保持部 40a…リード保持部下端面
50…回路基板
51a…第1拡張部 51b…第2拡張部
51…取付け穴部 52…配線パターン
52a…アノード用配線 52bカソード用配線
Claims (4)
- 配線部を有する回路基板の挿入穴へ着脱可能なソケット本体と、
前記ソケット本体に装着された極性を有する発光素子と、
前記ソケット本体に設けられ、弾性変形により復元力を発生させる湾曲部を有する第1脚部と、
前記ソケット本体に設けられ、前記ソケット本体が前記回路基板の挿入穴へ実装されたときに前記第1脚部で発生する復元力により前記ソケット本体が回路基板の挿入穴から離脱しないよう保持するための爪部を有する第2脚部と、
前記ソケット本体に設けられ、前記発光素子のリード部を前記回路基板の配線部へ接触可能なように巻回して構成されたリード保持部とを有し、
前記復元力により前記リード保持部が前記回路基板方向に付勢されることで、前記発光素子のリード部が前記配線部へ圧接され、前記発光素子が前記回路基板へ実装されることを特徴とする発光装置。 - 前記極性を有する発光素子は、LEDであることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
- 前記第1脚部、及び、第2脚部は、前記回路基板の挿入穴の誤った方向への挿入を防止するよう、異なる形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
- 前記ソケット本体は、ポリエーテルサルホンであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の発光装置。
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CN116741912A (zh) * | 2023-08-11 | 2023-09-12 | 宜宾精显电子科技有限公司 | 一种led显示屏 |
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2006
- 2006-02-07 JP JP2006030310A patent/JP2007214213A/ja active Pending
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