JP2007213934A - 質量分析装置及び質量分析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力レベルの異なる2つのイオン源を切り替えて測定できる質量分析装置を提供する。
【解決手段】GCカラム1により分離された試料ガスを分岐し、第1のイオン源(たとえばAPCIイオン源)2及び第1のイオン源より圧力レベルの低い第2のイオン源(例えばEIイオン源)3にそれぞれ別個に導入する。また、APCIイオン源2に導入する試料ガス流量をEIイオン源3に導入する試料ガス流量より多くなるようにして、各イオン源の圧力が維持できるようにした上で、感度面でバランスよく、各イオン化による分析を行えるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスクロマトグラフィにより分離された試料ガスを分析する質量分析装置及びそれを用いた分析方法に関する。
以下では、ガスクロマトグラフィをGC(Gas Chromatography)、液体クロマトグラフィをLC(Liquid Chromatography)、質量分析計をMS(Mass Spectrometer)、ガスクロマトグラフィと質量分析計を結合した装置をGC/MS(Gas Chromatography / Mass Spectrometer)、大気圧化学イオン化をAPCI(Atmospheric Pressure Chemical Ionization)、化学イオン化をCI(Chemical Ionization)、電子衝撃イオン化をEI(Electron Impact)、エレクトロスプレーイオン化をESI(Electro-spray Ionization)と 、それぞれ略記する。
GC/MSは良く知られた分析技術である。APCI/MSは、イオン−分子反応を用いて混合試料中の微量成分をイオン化し高感度に検出する装置であり、環境試料、生体試料中の微量成分の分析に利用されている。特開平9−15207号公報には、半導体製造用の特殊ガスを含む各種微量不純物分析を行うGCとAPCI/MSとを結合した高感度分析装置が記載されている。この装置は、GCのカラムで分離された試料ガスをキャリアガスと混合してラインを介してAPCI源へ導入し、分析する。特開平11−307041号公報には、CI用の第1イオン化室、EI用の第2イオン化室、及び質量分析部を直列に隣接させ、各イオン源の間はイオンが通過するための通過口が設けた装置が記載されている。試料ガスは、第1イオン化室に入り、通過口を通して、第2イオン化室に導入される。CI動作時にはEI動作を停止した状態で試料ガスをイオン化し、EI動作時にはCI動作を停止した状態で試料ガスをイオン化して、導入された試料を2つのイオン源を切り替えて分析する。特開2000−357488号公報には、1台のLCから流出する成分を分岐ティーで分流し、ESIとAPCIの2つのイオン源に送る装置が記載されている。イオン源を切り替えることにより、2つのイオン化方式で分析することができる。また、特開2001−93461号公報には、針電極を用いたコロナ放電によるAPCIイオン化で、ガスの流れをイオンの進む方向と異なるようにして、感度を向上させる構成が記載されている。
特開平9−15207号公報 特開平11−307041号公報 特開2000−357488号公報 特開2001−93461号公報
GC/MSによる分析は、混合試料中の複数の成分、とくに揮発性の高い成分の分離分析に適している。一般に、GC/MSに用いられるイオン源として、EIイオン源がある。EIイオン化で得られるマススペクトルについては、フラグメントイオンのスペクトルパターンがデータベースによって公開されており、分子構造情報を得ることが出来る。EIイオン源は、10-3 Torr以下程度の真空下でイオン化を行う。
一方、イオン源としてAPCIを用いた場合、試料のイオン化は大気圧下で行われ、大気圧下のイオン源から真空下の質量分析部にイオンを輸送するための差動排気部が設けられる。イオン源からのイオンは、直径0.1mm〜0.5mm程度のイオン導入細孔を経由して真空部に導入される。APCIのイオン源にコロナ放電を用いた場合、放電の安定な持続のためには、0.1L/min〜1L/min程度の流量のガス(1次イオン発生用ガス(放電用ガス))を定常的にイオン源に流すことが必要である。APCIイオン化によるマススペクトルは、分子イオンピークがメインとなるので、分子の質量情報を得やすい。
特開平9−15207号公報では、GCのカラムで分離された試料ガスはAPCIイオン源のみで分析される。特開平11−307041号公報では、試料ガスの導入口が、CI用イオン源のイオン通過口に限定されるため、EI動作時に、EIイオン源内のイオン生成効率がより高い位置に試料ガスを導くことが困難である。また、CI用イオン化室圧力(0.1〜1 Torr)とEI用イオン化室圧力(10-3 Torr以下)とが異なるため、両イオン化室の間の導入口は十分小さくないと、EIイオン化室の真空度が維持できないが、導入口が小さくなると、CI動作時にイオンが導入口を通過しにくくなるという課題がある。特開2000−357488号公報には、ほぼ大気圧で用いられる2種類のイオン化法(APCIとESI)で分析する方法が記載されているが、1台のカラムで分離されたサンプルガスを、圧力レベルが大きく異なる複数のイオン源で切り替えて分析する方法についての開示は無い。
本発明の目的は、APCIとEI、CIとEI、APCIとCIなどの圧力レベルの異なる2つのイオン源を切り替える構成を有する質量分析計を提供すること、この質量分析計を用いて、未知イオンを同定するための情報を多く収集できる、GC−APCI/EI質量分析計及び質量分析方法を提供することにある。
本発明の質量分析装置では、GCカラムにより分離された試料ガスを分岐し、第1の試料イオン源(たとえばAPCIイオン源)及び第1のイオン源より圧力レベルの低い第2の試料イオン源(例えばEIイオン源)にそれぞれ別個に導入する。また、それぞれの試料イオン源に導入する試料ガス流量を、第1の試料イオン源に導入する流量が第2の試料イオン源に導入する試料ガス流量より多くなるようにして、各試料イオン源の圧力が維持できるようにした上で、感度面でバランスよく、各イオン化による分析を行えるようにする。
本発明の1つの構成では、APCIイオン源とEIイオン源を質量分析部に対して直列に設けるが、2つのイオン源に別々に分岐したカラムを接続することにより、各イオン化法で高感度に分析することができる。また、別の構成では、分岐したカラムの長さを変えることにより、APCIイオン源に分離された成分が導入される時間と、EIイオン源に分離された同じ成分が導入される時間がずれるようにする。このような構成にすることにより、複数の成分が混ざった試料を分析する場合に、APCIイオン化によりGCカラムで分離された成分を逐次測定しておき、同定できない未知成分が観測された時点で、APCIイオン化からEIイオン化に切り替え、時間遅れを伴ってEIイオン源に導入された同じ未知成分をEIイオン化で分析することができる。こうしてAPCIイオン化による質量情報と、EIイオン化による分子構造情報の2つを1回の測定で得ることにより、迅速な同定を行うことができる。
本発明によれば、1回の測定で圧力レベルの異なる2つのイオン源による質量スペクトルが得られ、より多くの情報を取得して未知成分の迅速な成分同定を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下では、第1のイオン源にAPCIイオン源を、第2のイオン源にEIイオン源を用いた場合を例にとって説明するが、本発明は、第1のイオン源がCIで第2のイオン源がEIである場合や、第1のイオン源がAPCIで第2のイオン源がCIである場合のように、第1のイオン源のイオン化室圧力より第2のイオン源のイオン化室圧力の方が低い2種類のイオン源の組み合わせに対して適用することができる。
図1は、本発明によるGC−APCI/EI−MS装置の実施例を示す概略図である。サンプルは、GCカラム1の上流に導入され、GCカラム1によりサンプル中の各成分が分離される。GCカラム1を流れてきたサンプルガスは分岐6で2つに分けられる。分流された試料ガスは、それぞれAPCIイオン源2とEIイオン源3に導入される。APCIイオン源2とEIイオン源3とは細孔8及び細孔20が設けられた中間差動排気部21によって隔てられている。中間差動排気部21及びEIイオン源3は、真空ポンプにより排気口24から排気されている。APCIイオン源2は、図1に示すように針電極5を用いたコロナ放電を用いたものでも良いし、放射線源を用いたものでも良い。以下、コロナ放電を用いた場合について説明する。放電を安定に持続するために、放電用ガス(空気など)を0.5〜1.0l/min程度、APCIイオン源2に導入する。図1では、放電用ガスが針電極5の前方から先端に向かって流れるようにしているが、放電ガスが針電極5の根元側から先端方向に流れるようにしてもよい。
放電用ガスに乾燥空気を用いた場合、下式(1)又は(2)に示す反応により、1次イオン(N あるいはN )が生成する(The Journal of Chemical Physics, Vol.53, 212-229(1970)参照)。
→N +e …(1)
+2N→N +N …(2)
引き出し電極16には、直径約2mmの1次イオン導入細孔17があり、生成した1次イオンが電界によりAPCIイオン源11に導入される。APCIイオン源11では、コロナ放電で生成した1次イオンと、GCカラムの出口の終端18から導入される試料ガスとが反応(イオン−分子反応)して、試料ガスのイオン(2次イオン:試料イオン)が生成される。生成された試料イオンは、細孔8、細孔20、細孔25を経由して質量分析部23に導入されて分析される。
APCIイオン源2に導入するサンプルガスは、1次イオンが通過する1次イオン導入細孔17の中心と、試料イオンが移動していく細孔8の中心とを結ぶ軸の近傍の位置からAPCIイオン源11に、GCカラムの終端18から直接導入される。図9に示すように、1次イオン導入細孔17の半径をR、1次イオン導入細孔17の中心と細孔8の中心とを結ぶ軸からのGCカラムの終端の開口の中心までの距離をrとする時、GCカラムの終端18の開口の中心を、1次イオン導入細孔17のイオン出口の中心と、試料イオン移動細孔8のイオン入口の中心とからほぼ等しい距離で、r≦2Rを満たす位置に配置する。この条件を満たすことにより、1次イオン導入細孔17から導入された1次イオンとGCカラムの終端から導入された試料ガスが共存する滞在時間を長くでき、イオン−分子反応が進行する十分な時間を確保することができるため、高い感度を得ることができる。
GCカラムの終端の開口18の中心が細孔8に近づきすぎると、試料ガスの殆ど全量が試料イオン移動細孔8から排出される。イオン−分子反応の場に、1次イオンと試料分子が共存する滞在時間が短くなり、イオン−分子反応が進行する十分な時間を確保できないため、試料イオンの生成量が低下し、感度が低下してしまう。また、GCカラムの終端の開口18の中心が1次イオン導入細孔17に近づきすぎると、試料ガスの殆ど全量が1次イオン導入細孔17から排出される。この時も、イオン化されずに1次イオン導入細孔17から試料ガスが排出されてしまうため、上記と同様に、イオン−分子反応の場に、1次イオンと試料分子が共存する滞在時間が短くなり、イオン−分子反応が進行する十分な時間を確保できず、試料イオンの生成量が低下し、感度が低下してしまう。
つまり、高感度化を実現するためには、1次イオン導入細孔17と細孔8の間で、GCカラムの終端の開口18より導入した試料ガスが、1次イオン導入細孔17と細孔8とから、バランス良く排出される位置に、GCカラムの終端の開口18の中心を配置することにより、イオン−分子反応の場に、1次イオンと試料分子が共存する滞在時間を十分長くして、イオン−分子反応が進行する十分な時間を確保して、試料イオンの生成量を増大させて、感度を向上させることができる。GCカラムの終端の開口18を流れる試料ガスの流量をQ、Qのうち細孔8を経由して中間差動排気部21へ排出される流量をQ’とする時、0.02Q≦Q’≦0.95Qを満たすように、図9に一点鎖線で示す軸の方向での、GCカラムの終端の開口18の中心位置を調整し、さらに1次イオンの濃度が高い一点鎖線で示す軸近傍にr≦2Rとなる位置に開口18の中心位置を調整するのが好ましい。
EIイオン源3では、イオン源内に設けた電子生成装置(フィラメント7)から放射された電子が、GCカラムの出口の終端19から導入された試料分子と衝突することによりイオン化される。GCカラムの出口の終端19も、細孔20と細孔25を結ぶ軸の近傍に配置されるのが好ましい。
APCIとEIイオン源の切り替えは、コントローラ10からの信号により行う。APCIイオン化を行う場合は、針電極の電源4をOnするように信号14を送り、EIイオン源のフィラメント電源13をOffにするように信号15を送る。EIイオン化を行う場合は、逆に、針電極への電源4をOffにして、フィラメント電源13をOnにする。
APCIあるいはEIでイオン化された成分は質量分析部23で分析され、質量スペクトルとして、データ収集部9で質量スペクトルとして表示あるいは保存される。用いる質量分析計としては、四重極型質量分析計、イオントラップ質量分析計、イオントラップTOF(飛行時間)型質量分析計、磁場型質量分析計などが、適用可能である。
APCIイオン源2の圧力はほぼ大気圧、EIイオン源3の圧力は10−3[torr]のオーダーであるが、1段目の細孔8が十分小さく、EIイオン源3の圧力が10−3[torr]レベルに維持できる場合は、図2に示すように、差動排気部を省略してもよい。
図1及び図2に示す実施例では、GCカラム1により分離された成分が、APCIイオン源2に導入されるタイミングと、EIイオン源3に導入されるタイミングはほぼ同時であり、GCカラムで分離された一つの成分が検出されている時間内にAPCIとEIを切り替えて分析する。成分ガスは分割されて同時に2つのイオン源に導入され、使用していない方のイオン源に導入された試料ガス成分はイオン化されずに排出されるため、測定感度面で不利になる。
そこで、図3に示すとおり、APCIイオン源2に導入された成分の溶出終了後に、EIイオン源3に同じ成分が導入されるように、分岐後のカラム保持時間に時間差を設ければ、両方のイオン源で、成分を効率よくイオン化することができる。この場合、同じ成分が2つのイオン源に導入される時間の差は、検出されるピークの幅よりも長いことが好ましい。時間差をつける方法として、分岐後のカラム長さを変えることが最も簡単な方法である。例えば、微量なアセトンをAPCIとEIで時間差をつけて分析する場合には、GCカラムにVarian社製Porabond Q 、直径0.53mm×長さ10m、膜厚10μmを用い、注入部ヒーター温度を200℃、カラム温度を140℃(一定)、キャリアガスをヘリウム(82kPa)とするとき、アセトンの保持時間は70秒で、ピーク幅は約8秒であるので、EIイオン源に導入するカラムは、分岐後の長さを1.2m長くすると、APCIイオン源で検出された8秒後にEIイオン源にアセトンの成分を導入することが出来る。
図1の例では、EIイオン源3に導入する試料ガスは、APCIイオン源2に導入する試料ガスとは別個にしてあるが、特開平11−307041号公報と同様に、カラムの分岐6を無くし、試料ガスがカラムの終端18からAPCIイオン源2を経由してEIイオン源3に導入される構成にすると、以下のとおり、EIイオン化時の感度が低下する。
細孔8に導入されるガスは、放電用ガスとGCカラムからの試料ガスの混合ガスになるが、細孔8で真空部側に導入されるガス流量を300[ml/min]、細孔20の穴径を0.9[mm]、中間差動排気部21とEIイオン源3の圧力をそれぞれ、1[Torr]、4×10−4[Torr]とすると、細孔20を通過するガス流量Q20[Pa・m3/s]は、以下の式から求められる。
20=C×(P-P)
ただし、C:細孔20でのコンダクタンス[m3/s]、P:中間差動排気部の圧力[Pa]、P:EIイオン化室の圧力[Pa]である。細孔20がオリフィスの場合、コンダクタンスCは近似的に次式で求められる。
C=116×A
ここでAはオリフィスの穴面積であり、A=π/4×(0.9×10−3=6.36×10−7[m2]となるから、Q20=9.8×10−3[Pa・m3/s]となる。
細孔8から導入されたガス量300[ml/min]=0.488[Pa・m3/s]のうちの2%がEIイオン源3に導入されることになる。仮に細孔8で導入されたガス量の中に、GCカラム出口18から導入された試料ガスが全量入っていたとしても、その内の2%しかEIイオン源3に導入されないため、微量な濃度のサンプルを分析する場合、感度が足りなくなることが考えられる。そこで、図1に示すようにAPCIイオン源とEIイオン源に別々に試料ガスをバランス良く導入することが感度の面から重要である。
例えば図3の場合で、APCIイオン化で測定する場合とEIイオン化で測定する場合のイオンの生成効率が同じと仮定すると、APCIイオン源に導入される流量とEIイオン源に導入されるガス流量比に応じた、信号量が得られる。そこで、微量な濃度のサンプルを分析する場合は、図4に示すように、APCIとEIで分析する時間及び流量を配分するのが良い。図4は、ひとつのGC分離ピークを拡大したものであるが、用いる質量分析計がイオントラップ型質量分析計など、MS/MS(タンデム質量分析法)分析が出来る質量を用いた例で説明する。まず、APCIイオン化でMS/MSを用いない通常のスキャン(MSと記載)で質量スペクトルを得る。次に得られた質量スペクトル上の主要な各ピーク(図4の場合は、A,Bの2本)について、MS/MS分析(MS−A、MS−Bと記載)を行う。MS/MS分析終了後、イオン化法をAPCIからEIに切り替えてEIによる質量スペクトルを入手する。このように、一つの成分に対して複数の分析を行う場合、その分析スキャン数の割合に応じてAPCIイオン源に導入する流量とEIイオン源に導入する流量を決めればよい。
すなわち、図4に示した例の場合は、APCIイオン化で分析するスキャン数は、MS、MS-A、MS-Bの3つ(測定に必要な時間はほぼ同じと仮定)に対して、EIが1つなので、(APCIイオン源に導入する流量):(EIイオン源に導入する流量)=3:1となるようにすると、各スキャンに対して、試料の導入量が均等に割り振られることになり、バランスよく分析できる。同様に、APCIイオン化で分析した際の主要ピークが1つの場合には、(APCIイオン源に導入する流量):(EIイオン源に導入する流量)=2:1となる。従って、APCIイオン源に導入する流量はEIイオン源に導入する流量の2倍以上にしておくのがよい。流量を変えるために、図10に示したように、分岐6後のカラムにバルブ26を設ける。あるいは、配管径を変えて流量を調節することもできる。
図1の例のように時間差をつけない場合は、図5に示すように、APCI、EIイオン化の各スキャンに必要な時間を、GCカラム分離によるピークが出現している時間に対して、均等に割り振るようにすれば、感度面でバランスよく分析できる。例えば、APCIイオン化のMSで、データベースと合致しないピークを検知した場合に、MSの質量スペクトル上のピークが2本ある場合、各ピークのMSスペクトル(MS−A、MS−B)とEIスペクトルの3つの質量スペクトルを得るべく、クロマトグラム上の残りのピーク幅を3つに均等にわけて、イオン取り込み時間を配分する。
図3に示すように成分の導入時間に時間差をつけて、APCIイオン化とEIイオン化を切り替えると、図6のブロック図に示すような測定シーケンスで未知成分を分析することが可能となる。図7は、このとき検出されるピークの様子を示す模式図である。
まず、試料をGCカラム上流に添加する(S11)。APCIイオン源をOn、EIイオン源をOffにして、APCI質量スペクトルを測定する(S12)。測定データを予め取得しておいたデータベース内の情報と照合し(S13)、検出されたピーク101のスペクトルが既知のもの(データベースと合致するもの)であれば、そのまま、APCIイオン化で測定を続ける。ここで用いるデータベースには、標準試料の質量スペクトル及びGCカラムの保持時間の情報がデータとして格納されており、測定対象のサンプルを分析して得られた質量スペクトル及び保持時間がデータベース内のいずれかのデータと合致するかどうかを確認する。そして、ある時点で検出されたピーク104のAPCI質量スペクトルがデータベース内のデータと合致しなくて、ピークの同定が出来ない場合、APCIイオン源へのピークの溶出終了後に、コントローラからイオン化の切り替え信号を送り、APCIイオン源の針電極電源をOffにし、EIイオン源のフィラメント電源をOnにする(S14)。EIに切り替えて、EIイオン源に溶出した未知成分のピーク105のEI質量スペクトルを取得後に、再びコントローラから切り替え信号を出し、APCIイオン源の針電極電源をOn、EIイオン源のフィラメント電源をOffにしてAPCIイオン化に切り替え(S16)、ステップS12に戻って、次の溶出ピークのAPCI質量スペクトルを測定する。
このとき、同じ成分を2つのイオン源に導入する時間差が大きい場合、APCIイオン化からEIイオン化に切り替えた後に、図8に示すようにAPCIイオン化でデータベース上に合致することを確認済みのピークがEIイオン化でもピーク106として検出されることがあるが、EIイオン化による既知成分の質量スペクトルもデータベース上に登録しておくことにより、APCIイオン化で確認済みのピークかどうかデータベースから情報を得て、どのピークが未知成分のピークかを確認することができる。こうして、APCIイオン化で未知成分のピーク104をEIイオン源にピーク105として溶出し、EIイオン化してそのEIスペクトルを取得することができる。
GCにより分離された試料ガスを、APCIとEIなど圧力レベルの異なる2種類のイオン源を切り替えて分析し、未知成分の同定に必要な情報をより多く得ることが可能な質量分析装置(例えば、GC−APCI/EI−MS)及び質量分析方法を提供できる。
本発明による質量分析装置の構成例を示す概略図。 APCIイオン源とEIイオン源の間の差動排気部を省略した構成例を示す図。 APCIイオン源とEIイオン源に試料を導入するGCカラムの長さが異なる構成例を示す図。 APCIイオン化とEIイオン化を切り替えた分析例を示す図。 APCIイオン化とEIイオン化を切り替えた分析例を示す図。 測定シーケンスの例を説明するフロー図。 APCIイオン化とEIイオン化を切り替えた分析例を示す図。 APCIイオン化とEIイオン化を切り替えた分析例を示す図。 APCIイオン源内部の構成図。 APCIイオン化とEIイオン化の時間差をつけるための構成例を示す図。
符号の説明
1…GCカラム、2…APCIイオン源、3…EIイオン源、4…針電極の電源、5…針電極、6…分岐、7…フィラメント、8…細孔、9…データ収集部、10…コントローラ、11…APCIイオン源、12…EIイオン源、13…フィラメント電源、14,15…信号、16…引き出し電極、17…1次イオン導入細孔、18,19…GCカラムの出口の終端、20…細孔、21…中間差動排気部、22…放電用ガス導入口、23…質量分析部、24…排気口、25…細孔、26…バルブ、101,106…データベース上で既知物質のピーク、104,105…データベース上で未知物質のピーク。

Claims (16)

  1. 第1の試料イオン源と、
    前記第1の試料イオン源のイオンの進行方向に対して下流側に設けられ前記第1の試料イオン源より圧力の低い第2の試料イオン源と、
    前記第2の試料イオン源のイオンの進行方向に対して下流側に設けられた質量分析部とを備え、
    1本の試料導入路から分岐された第1の試料導入口と第2の試料導入口のうち前記第1の試料導入口が前記第1の試料イオン源に設置され、前記第2の試料導入口が前記第2の試料イオン源に配置されていることを特徴とする質量分析装置。
  2. 請求項1記載の質量分析装置において、前記第1の試料イオン源による試料のイオン化と前記第2の試料イオン源による試料のイオン化を制御するコントローラを備え、前記コントローラは、前記第1の試料イオン源と前記第2の試料イオン源を択一的に動作させることを特徴とする質量分析装置。
  3. 請求項1記載の質量分析装置において、前記第1の試料導入口から前記第1の試料イオン源に導入される試料流量が前記第2の試料導入口から前記第2の試料イオン源に導入される試料流量より大きいことを特徴とする質量分析装置。
  4. 請求項1記載の質量分析装置において、前記第1の試料導入口から前記第1の試料イオン源に導入される試料流量が前記第2の試料導入口から前記第2の試料イオン源に導入される試料流量の2倍以上であることを特徴とする質量分析装置。
  5. 請求項1記載の質量分析装置において、前記試料導入路はガスクロマトグラフィカラムに接続されていることを特徴とする質量分析装置。
  6. 請求項1記載の質量分析装置において、前記第1の試料イオン源は大気圧化学イオン化によって試料イオンを生成し、前記第2の試料イオン源は電子衝撃イオン化によって試料イオンを生成することを特徴とする質量分析装置。
  7. 請求項6記載の質量分析装置において、前記第1の試料イオン源は、コロナ放電を発生させる針電極と、細孔を有し前記針電極に対向する引き出し電極とを備え、前記第1の試料導入口は前記引き出し電極のイオンの進行方向に対して下流側に位置することを特徴とする質量分析装置。
  8. 請求項5記載の質量分析装置において、前記第1の試料導入口から溶出した試料成分が前記ガスクロマトグラフィカラムで分離されたピーク幅以上の時間遅れをもって前記第2の試料導入口から溶出するように、前記試料導入路の分岐部から前記第1の試料導入口までの長さと前記第2の試料導入口までの長さの間に差が設けられていることを特徴とする質量分析装置。
  9. ガスクロマトグラフィによって分離された試料を第1の経路と第2の経路に分流する工程と、
    前記第1の経路の試料を第1の試料イオン源に導入し、前記第2の経路の試料を前記第1の試料イオン源のイオンの進行方向に対して下流に位置し前記第2の試料イオン源より圧力の低い第2の試料イオン源に導入する工程と、
    前記第1の試料イオン源をオンにし前記第2の試料イオン源をオフにして、前記第1の経路から溶出した試料成分を前記第1の試料イオン源でイオン化して質量スペクトルを測定する工程と、
    前記第1の試料イオン源をオフにし、前記第2の試料イオン源をオンにする工程と、
    前記第2の経路から溶出した試料成分を前記第2の試料イオン源でイオン化して質量スペクトルを測定する工程と
    を有することを特徴とする質量分析方法。
  10. 請求項9記載の質量分析方法において、前記第1の試料イオン源は大気圧化学イオン化によって試料イオンを生成し、前記第2の試料イオン源は電子衝撃イオン化によって試料イオンを生成することを特徴とする質量分析方法。
  11. 請求項10記載の質量分析方法において、前記第1の試料イオン源でイオン化して質量スペクトルを測定する工程ではタンデム質量分析を行うことを特徴とする質量分析方法。
  12. 請求項9記載の質量分析方法において、前記第1の試料イオン源でイオン化して質量スペクトルを測定する工程の次に、測定した質量スペクトルを既知の質量スペクトルと照合する工程を有し、前記測定した質量スペクトルが既知の質量スペクトルと合致しないとき前記第2の試料イオン源でイオン化して質量スペクトルを測定する工程を実行することを特徴とする質量分析方法。
  13. 請求項9記載の質量分析方法において、前記第1の試料イオン源に導入された試料成分は前記ガスクロマトグラフィで分離されたピーク幅以上の時間遅れをもって前記第2の試料イオン源に導入され、同じ試料成分を前記第1の試料イオン源でイオン化して質量スペクトルを測定した後に、前記第2の試料イオン源でイオン化して質量スペクトルを測定することを特徴とする質量分析方法。
  14. 請求項13記載の質量分析方法において、前記第1の経路を流れる試料流量は前記第2の経路を流れる試料流量より大きいことを特徴とする質量分析方法。
  15. 請求項13記載の質量分析方法において、前記第1の経路を流れる試料流量は前記第2の経路を流れる試料流量の2倍以上であることを特徴とする質量分析方法。
  16. 請求項9記載の質量分析方法において、前記ガスクロマトグラフィで分離された試料成分を前記第1のイオン源と第2のイオン源にほぼ同時に導入し、
    前記第1の試料イオン源でイオン化して質量スペクトルを測定する工程で取得したMSスペクトルに主要なピークがn本含まれていたとき、当該試料成分の残りの溶出時間を(n+1)等分し、最初のn個の期間に前記主要なピークを1つずつMS/MSスペクトルを取得し、最後の1個の期間に前記第2の試料イオン源でイオン化して質量スペクトルを測定することを特徴とする質量分析方法。
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