JP2007211682A - アキシャル型斜板式ピストンポンプ・モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】軸受けのクリープ現象を抑制することができる油圧ポンプ・ピストンの提供。
【解決手段】フロント軸受け5が隙間嵌めされたフロントケーシング部材3の嵌合孔の近傍におけるフロントケーシング部材3内部に、油室30が設けられている。潤滑油となる圧油を吐出管路4bから斜板13とクレードル12の間に導く潤滑油供給用管路20と油室30とが管路31により接続されている。つまり、吐出管路4bの油圧が潤滑油供給管路31、管路31により油室30に供給されることによって、フロントケーシング部材3の嵌合孔の内周面3aが変形し、内周面3aとフロント軸受け5とフロントケーシング部材3との隙間が小さくなったり、内周面3aがフロント軸受け5に接触したりするように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に備えられ、軸受けがケーシングに隙間嵌めされたアキシャル型斜板式ピストンポンプ・モータに関する。
油圧ショベル等の建設機械に備えられる油圧ピストンポンプ・モータとしては、例えば特許文献1に示される従来技術がある。この従来技術はアキシャル型斜板式ピストンポンプである。この従来技術では、ドライブシャフトが軸受けによってケーシングに対して回転自在に支持されている。
特開2005−315217公報
前述した従来技術であるアキシャル型斜板式ピストンポンプでは、駆動時の吐出側の圧力によってシリンダブロック、ドライブシャフトを介して軸受けが押圧されるために、ドライブシャフトから軸受けが受ける力が偏る。軸受けはケーシング部材に隙間嵌めされているため、軸受けとケーシング部材との隙間の大きさによっては、軸受けがドライブシャフトから偏った力を受けることでケーシング部材に対して回転する現象、すなわちクリープ現象が起こる。このクリープ現象が起こると、ケーシング部材と軸受けとの隙間嵌め部が磨耗して、ケーシング部材と軸受けの間にガタが生じたり、軸受けが異常磨耗したりする。
本発明は、前述の実状を考慮してなされたもので、その目的は、軸受けのクリープ現象を抑制することができる油圧ポンプ・ピストンを提供することにある。
〔1〕 本発明は、軸受けがケーシング部材に隙間嵌めされたアキシャル型斜板式ピストンポンプ・モータにおいて、前記軸受けが隙間嵌めされた前記ケーシング部材の嵌合孔の近傍において前記ケーシング部材内部に形成された油室と、この油室に油圧を供給する油圧供給手段とを備えたことを特徴とする。
このように構成された本発明では、油圧供給手段により油室に油圧が供給されると、ケーシング部材の嵌合孔の内周面が、油室内の圧力により押圧されて軸受けに近接する方向へ弾性変形するので、嵌合孔の内壁面と軸受けとの隙間が小さくなったり、嵌合孔の内壁面が軸受けに接触したりする。これにより、軸受けのクリープ現象を抑制することができる。
〔2〕 本発明は、「〔1〕」記載の発明において、潤滑油となる圧油をケーシング部材内の高圧側の管路から所定の摺動部に導く潤滑油供給用管路を備え、前記油圧供給手段が、前記潤滑油供給用管路から分岐して前記油室に接続された管路からなることを特徴とする。
このように構成された本発明では、所定の油圧源と油室とを接続する管路の一部が潤滑油供給用管路からなるので、油圧供給手段を容易に設けることができる。
〔3〕 本発明は、「〔1〕」または「〔2〕」記載の発明において、前記油室が前記軸受けを囲む円環状に形成されたことを特徴する。
このように構成された本発明では、軸受けのクリープ現象をより強く抑制することができる。
本発明によれば、前述したように軸受けのクリープ現象を抑制することができるので、ケーシングと軸受けの間のガタの発生や、軸受けの異常磨耗の発生を抑えることができる。
本発明のアキシャル型斜板式ピストンポンプ・モータの一実施形態について、図1,2を用いて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す断面図、図2は図1に示す油室及びその周辺(1点鎖線で囲んだ部分)の拡大図であって、(a)は油室に油圧が供給されていない状態を示し、(b)は油室に油圧が供給された状態を示す。
本実施形態は、図1に示すアキシャル型斜板式ピストンポンプ1である。このポンプ1は、フロントケーシング部材3とリアケーシング部材4を結合して形成されるケーシング2を備えている。フロントケーシング部材3及びリアケーシング部材4のそれぞれにはフロント軸受け5、リア軸受け6が設けられていて、これらの軸受け5,6によってドライブシャフト7がケーシング2に対して回転可能に支持されている。
フロント軸受け5は、フロントケーシング部材3に隙間嵌めされて設けられている。このため、図2(a)に示すように、フロント軸受け5の外輪5aと、このフロント軸受け5が隙間嵌めされたフロントケーシング部材3の嵌合孔の内周面3aとの間には、隙間Sが形成されている。
フロントケーシング部材3内において、ドライブシャフト7は、シリンダ9が複数形成されたシリンダブロック8とスプライン結合している。シリンダブロック8の各シリンダ9には、ピストン10が摺動可能に挿入されている。シリンダブロック8とリアケーシング部材4との間には、シリンダブロック8に摺接する弁板11が配置されている。この弁板11には、リアケーシング部材4に形成された吸込み管路4aや吐出管路4bに、シリンダ9を連通させるための吸込みポート11a及び吐出しポート11bが形成されている。
シリンダブロック8の前端面(図1における右側の端面)に対向するフロントケーシング部材3の内壁面には、クレードル12が固定されている。このクレードル12は、斜板13を摺動可能に保持するとともに斜板13の傾転をガイドするようになっていて、これにより斜板13がクレードル12に対して摺動しながら傾転するようになっている。斜板13とピストン10との間には、カムプレート14とシュー15とが介在している。つまり、斜板13の傾転がカムプレート14とシュー15を介してピストン10に伝達されて、シリンダ9内におけるピストン10の可動範囲、すなわち押し退け容積が決まるようになっている。
フロントケーシング部材3の上部にはサーボピストン16が設けられている。サーボピストン16には凹部(図示しない)が形成されていて、サーボプレート17が嵌め込まれている。斜板13からはこの斜板13と一体のアーム13aが延びていて、サーボプレート17に挿入されている。つまり、サーボピストン16の動作をアーム13a等により斜板13に伝達することで、斜板13の傾転角の調節が可能になっている。
また、本実施形態は、潤滑油となる圧油をケーシング2内の高圧側の管路、すなわち吐出管路4bから所定の摺動部、例えば斜板13とクレードル12の間に導く潤滑油供給用管路20を備えている。
また、本実施形態は、フロント軸受け5が隙間嵌めされたケーシング部材3の嵌合孔の近傍においてフロントケーシング部材3内部に形成された油室30と、この油室30に油圧を供給する油圧供給手段、例えば管路31とを備えている。油室30は、例えばフロント軸受け5を囲む円環状である。管路31は潤滑油供給用管路20から分岐したものであって油室30に接続されている。
このように構成された本実施形態では、駆動時の吐出管路4bの油圧が潤滑油供給管路31、管路31に導かれて油室30に供給されると、油室30内の圧力が上昇して、油室30の内壁が押圧される。これにより、フロントケーシング部材3の嵌合孔の内周面3aが、図2(b)で示すようにフロント軸受け5に近接する方向へ弾性変形する。この結果、内周面3aとフロント軸受け5との隙間は、同図2(a)に示す隙間S1から図2に示す隙間S2に変化する。つまり、フロントケーシング部材3の内周面3aとフロント軸受け5との隙間が小さくなったり、内周面3aがフロント軸受け5に接触したりする。図2では、内周面3aとフロント軸受け5との隙間S1,S2や、フロントケーシング部材3の変形量を、説明を分かりやすくするために強調してあり、実際は内周面3aの変形量を肉眼で確認することはできない。
なお、油室20の位置は、フロント軸受け5を取外す場合も考慮して、ポンプの停止時には隙間S1が確保されるように設定されている。つまり、油室20内の油圧が最大リリーフよりも小さい所定圧力以上のときにフロントケーシング部材3が弾性変形する位置であって、油室20内の油圧が最大リリーフ圧のときにフロントケーシング部材3が塑性変形したり破壊されたりしない程度の強度が確保される位置に設定されている。
本実施形態によれば次の効果を得られる。
本実施形態では、駆動時に吐出管路4bの油圧が潤滑油供給管路31と管路31とにより油室30に供給され、フロントケーシング部材3の嵌合孔の内周面3aがフロント軸受け5に近接する方向へ弾性変形して、内周面3aとフロント軸受け5との隙間が小さくなったり、内周面3aがフロント軸受け5に接触したりする。これにより、フロント軸受け5のクリープ現象を抑制することができる。したがって、フロントケーシング部材3とフロント軸受け5の間のガタの発生や、フロント軸受け5の異常磨耗の発生を抑えるこができる。
また、本実施形態では、潤滑油供給用管路20を備えていて、油圧供給手段が潤滑油供給用管路20から分岐する管路31からなるので、油圧供給手段を容易に設けることができる。
また、本実施形態では、油室30がフロント軸受け5を囲む円環状に形成されているので、フロント軸受け5のクリープ現象をより強く抑制することができる。
なお、本実施形態の油室30は、フロント軸受け5を囲む円環状に形成されている例であるが、本発明の油室はこれに限るものではなく、フロント軸受け5を囲むように断続的に形成されるものであってもよいし、フロント軸受け5を囲んでいないものでもよい。
また、本実施形態の油圧供給手段は、潤滑油供給用管路20から分岐して油室30に接続された管路31からなる例であるが、本発明の油圧供給手段はこれに限るものではなく、潤滑油供給用管路20とは別に設けられ吐出管路4bと油室30とを接続する管路からなっていてもよい。また、油室30への油圧源は、アキシャル型斜板式ピストンポンプ内部の吐出管路4bに限るものではなく、アキシャル型斜板式ピストンポンプ外部の油圧回路における高圧部分であってもよい。
また、本実施形態は、本発明をアキシャル型斜板式ピストンポンプに適用した例であるが、本発明はこれに限るものではなく、アキシャル型斜板式ピストンモータに適用したものであってもよい。
本発明の一実施形態を示す断面図である。 図1に示す油室及びその周辺(1点鎖線で囲んだ部分)の拡大図であって、(a)は油室に油圧が供給されていない状態を示し、(b)は油室に油圧が供給された状態を示す。
符号の説明
1 アキシャル型斜板式ピストンポンプ
2 ケーシング
3 フロントケーシング部材
4 リアケーシング部材
5 フロント軸受け
6 リア軸受け
7 ドライブシャフト
8 シリンダブロック
9 シリンダ
10 ピストン
12 クレードル
13 斜板
16 サーボピストン
20 潤滑油供給用管路
30 油室
31 管路(油圧供給手段)
S1,S2 隙間

Claims (3)

  1. 軸受けがケーシング部材に隙間嵌めされたアキシャル型斜板式ピストンポンプ・モータにおいて、
    前記軸受けが隙間嵌めされた前記ケーシング部材の嵌合孔の近傍において前記ケーシング部材内部に形成された油室と、この油室に油圧を供給する油圧供給手段とを備えたことを特徴とするアキシャル型斜板式ピストンポンプ・モータ。
  2. 請求項1記載の発明において、
    潤滑油となる圧油をケーシング部材内の高圧側の管路から所定の摺動部に導く潤滑油供給用管路を備え、
    前記油圧供給手段が、前記潤滑油供給用管路から分岐して前記油室に接続された管路からなることを特徴とするアキシャル型斜板式ピストンポンプ・モータ。
  3. 請求項1または2記載の発明において、
    前記油室が前記軸受けを囲む円環状に形成されたことを特徴するアキシャル型斜板式ピストンポンプ・モータ。
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