JP2007211672A - ロータリ圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】シリンダ室の高圧側へ油を流れやすくして、冷媒ガスの過熱ロスを抑制すると共に、シリンダ室の高圧側から低圧側へ冷媒ガスが漏れ出すことを防止するロータリ圧縮機を提供する。
【解決手段】第1のシリンダ室122を有する第1のシリンダ121と、上記第1のシリンダ室122を閉鎖するように上記第1のシリンダ121の開口端に取り付けられるプレート70とを有する。上記プレート70の孔部71における上記第1のシリンダ室122の吐出室124側の内面を、上記プレート70の上記孔部71における上記第1のシリンダ室122の吸入室123側の内面よりも、上記第1のシリンダ室122の中心軸122aから遠い位置にしている。このように、吐出室側油通路82の流路抵抗を、吸入室側油通路81の流路抵抗よりも小さくしている。
【選択図】図4
【解決手段】第1のシリンダ室122を有する第1のシリンダ121と、上記第1のシリンダ室122を閉鎖するように上記第1のシリンダ121の開口端に取り付けられるプレート70とを有する。上記プレート70の孔部71における上記第1のシリンダ室122の吐出室124側の内面を、上記プレート70の上記孔部71における上記第1のシリンダ室122の吸入室123側の内面よりも、上記第1のシリンダ室122の中心軸122aから遠い位置にしている。このように、吐出室側油通路82の流路抵抗を、吸入室側油通路81の流路抵抗よりも小さくしている。
【選択図】図4
Description
この発明は、例えばエアコンや冷蔵庫等に用いられるロータリ圧縮機に関する。
従来、ロータリ圧縮機としては、シリンダ室を有するシリンダと、上記シリンダ室を閉鎖するように上記シリンダの両方の開口端に取り付けられる一対の端板部材と、上記シリンダ室の内面に沿って上記シリンダ室の中心軸の回りを運動するローラと、上記ローラとともに上記シリンダ室を冷媒ガスの吸入室と冷媒ガスの吐出室とに仕切るブレードとを備えたものがある(特開平6−58277号公報:特許文献1参照)。
上記プレートと上記ローラの端面との間に、上記ローラの内側から上記シリンダ室の上記吸入室に油を流すための吸入室側油通路と、上記ローラの内側から上記シリンダ室の上記吐出室に油を流すための吐出室側油通路とが、形成されている。
特開平6−58277号公報
しかしながら、上記従来のロータリ圧縮機では、上記端板部材は、上記ローラの端面を露出せず、上記ローラの端面の径方向の幅寸法は、周方向にわたって、一定であるので、上記吐出室側油通路の流路抵抗と、上記吸入室側油通路の流路抵抗とは、同一となる。
したがって、上記油は、低圧の上記吸入室と高圧の上記吐出室との差圧により、低圧の上記吸入室に流れやすくなる。上記油が、低圧の上記吸入室に流れると、上記吸入室内の低圧の上記冷媒ガスと、上記油との、温度差は大きいので、上記冷媒ガスの過熱ロスが大きくなる問題があった。
また、高圧である上記吐出室に給油されにくくなって、上記シリンダ室の内周面と上記ローラの外周面との間を、高圧である上記吐出室側から、上記油にて、シールできず、上記吐出室内の高圧の上記冷媒ガスが、低圧である上記吸入室側に漏れ出す問題があった。
そこで、この発明の課題は、上記シリンダ室の高圧側へ上記油を流れやすくして、上記冷媒ガスの過熱ロスを抑制すると共に、上記シリンダ室の高圧側から低圧側へ上記冷媒ガスが漏れ出すことを防止するロータリ圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のロータリ圧縮機は、
シリンダ室を有するシリンダと、
上記シリンダ室を閉鎖するように上記シリンダの少なくとも一方の開口端に取り付けられるプレートと、
上記シリンダ室の内面に沿って上記シリンダ室の中心軸の回りを運動するローラと、
上記シリンダ室に進退自在に上記シリンダに支持されると共に上記ローラとともに上記シリンダ室を冷媒ガスの吸入室と冷媒ガスの吐出室とに仕切るブレードと
を備え、
上記プレートと上記ローラの端面との間に、上記ローラの内側から上記シリンダ室の上記吸入室に油を流すための吸入室側油通路と、上記ローラの内側から上記シリンダ室の上記吐出室に油を流すための吐出室側油通路とが、形成され、
上記プレートは、上記ローラの端面を露出するが上記ローラの外周面を露出しない孔部を有し、
上記プレートの上記孔部における上記シリンダ室の上記吐出室側の内面を、上記プレートの上記孔部における上記シリンダ室の上記吸入室側の内面よりも、上記シリンダ室の上記中心軸から遠い位置にして、上記吐出室側油通路の流路抵抗を、上記吸入室側油通路の流路抵抗よりも小さくしたことを特徴としている。
シリンダ室を有するシリンダと、
上記シリンダ室を閉鎖するように上記シリンダの少なくとも一方の開口端に取り付けられるプレートと、
上記シリンダ室の内面に沿って上記シリンダ室の中心軸の回りを運動するローラと、
上記シリンダ室に進退自在に上記シリンダに支持されると共に上記ローラとともに上記シリンダ室を冷媒ガスの吸入室と冷媒ガスの吐出室とに仕切るブレードと
を備え、
上記プレートと上記ローラの端面との間に、上記ローラの内側から上記シリンダ室の上記吸入室に油を流すための吸入室側油通路と、上記ローラの内側から上記シリンダ室の上記吐出室に油を流すための吐出室側油通路とが、形成され、
上記プレートは、上記ローラの端面を露出するが上記ローラの外周面を露出しない孔部を有し、
上記プレートの上記孔部における上記シリンダ室の上記吐出室側の内面を、上記プレートの上記孔部における上記シリンダ室の上記吸入室側の内面よりも、上記シリンダ室の上記中心軸から遠い位置にして、上記吐出室側油通路の流路抵抗を、上記吸入室側油通路の流路抵抗よりも小さくしたことを特徴としている。
この発明のロータリ圧縮機によれば、上記プレートの上記孔部の上記吐出室側内面を、上記プレートの上記孔部の上記吸入室側内面よりも、上記シリンダ室の上記中心軸から遠い位置にして、上記吐出室側油通路の流路抵抗を、上記吸入室側油通路の流路抵抗よりも小さくしているので、上記シリンダ室の上記吐出室に上記油が流れやすくなる。したがって、上記吐出室内の高圧の上記冷媒ガスと、上記油との、温度差は小さいので、上記冷媒ガスの過熱ロスを抑制できる。
また、高圧である上記吐出室に給油することで、上記シリンダ室の内周面と上記ローラの外周面との間を、高圧である上記吐出室側から、上記油にて、シールできて、上記吐出室内の高圧の上記冷媒ガスが、低圧である上記吸入室側に漏れ出すことを防止できる。
また、一実施形態のロータリ圧縮機では、上記シリンダは、複数あり、この複数のシリンダは、各上記シリンダ室の上記中心軸が一直線になるように、配列され、上記プレートは、隣り合う上記シリンダの間のそれぞれに、配置されている。
この実施形態のロータリ圧縮機によれば、上記プレートは、隣り合う上記シリンダの間のそれぞれに、配置されているので、一つの上記プレートにて、2つの上記シリンダを同時に、上記吐出室側油通路の流路抵抗を上記吸入室側油通路の流路抵抗よりも小さくできて、部品数を減少できる。
また、一実施形態のロータリ圧縮機では、上記ブレードが上記シリンダ室に最も突出した状態で、上記ローラの端面の上記プレートに対向する面積は、上記シリンダ室の上記吸入室側よりも、上記シリンダ室の上記吐出室側のほうが、小さい。
この実施形態のロータリ圧縮機によれば、上記ローラの端面の上記プレートに対向する面積は、上記シリンダ室の上記吸入室側よりも、上記シリンダ室の上記吐出室側のほうが、小さいので、上記吐出室側油通路の流路抵抗を、上記吸入室側油通路の流路抵抗よりも、一層確実に小さくできる。
また、一実施形態のロータリ圧縮機では、上記プレートの上記孔部は、略真円であり、上記シリンダ室の上記中心軸よりも、上記シリンダ室の上記吐出室側に偏心している。
この実施形態のロータリ圧縮機によれば、上記プレートの上記孔部は、略真円であるので、上記孔部を簡単に形成できる。
また、一実施形態のロータリ圧縮機では、上記プレートの上記孔部は、非円形である。
この実施形態のロータリ圧縮機によれば、上記プレートの上記孔部は、非円形であるので、上記吐出室側油通路の流路抵抗を、上記吸入室側油通路の流路抵抗よりも、一層確実に小さくできる。
この発明のロータリ圧縮機によれば、上記プレートの上記孔部の上記吐出室側内面を、上記プレートの上記孔部の上記吸入室側内面よりも、上記シリンダ室の上記中心軸から遠い位置にして、上記吐出室側油通路の流路抵抗を、上記吸入室側油通路の流路抵抗よりも小さくしているので、上記シリンダ室の高圧側へ上記油を流れやすくして、上記冷媒ガスの過熱ロスを抑制すると共に、上記シリンダ室の高圧側から低圧側へ上記冷媒ガスが漏れ出すことを防止する。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明のロータリ圧縮機の第1実施形態である縦断面図を示している。このロータリ圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮要素2と、上記密閉容器1内に配置され、上記圧縮要素2を上記シャフト12を介して駆動するモータ3とを備えている。このロータリ圧縮機は、いわゆる高圧ドーム型であって、上記密閉容器1内に、上記圧縮要素2を下に、上記モータ3を上に、配置している。
図1は、この発明のロータリ圧縮機の第1実施形態である縦断面図を示している。このロータリ圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮要素2と、上記密閉容器1内に配置され、上記圧縮要素2を上記シャフト12を介して駆動するモータ3とを備えている。このロータリ圧縮機は、いわゆる高圧ドーム型であって、上記密閉容器1内に、上記圧縮要素2を下に、上記モータ3を上に、配置している。
上記モータ3は、ロータ6と、このロータ6の径方向外側にエアギャップを介して配置されたステータ5とを有する。上記ロータ6には、上記シャフト12が取り付けられている。上記密閉容器1内に、上記ステータ5が取り付けられている。
上記ロータ6は、例えば積層された電磁鋼板からなるロータ本体と、このロータ本体に埋設された磁石とを有する。上記ステータ5は、例えば鉄からなるステータ本体と、このステータ本体に巻かれたコイルとを有する。
上記モータ3は、上記コイルに電流を流して上記ステータ5に発生する電磁力によって、上記ロータ6を上記シャフト12と共に回転させ、このシャフト12を介して、上記圧縮要素2を駆動する。
上記密閉容器1には、冷媒ガスを吸入する吸入管11が取り付けられ、この吸入管11にはアキュームレータ10が連結されている。つまり、上記圧縮要素2は、上記アキュームレータ10から上記吸入管11を通して冷媒ガスを吸入する。
この冷媒ガスは、このロータリ圧縮機とともに、冷凍システムの一例としての空気調和機を構成する図示しない凝縮器、膨張機構、蒸発器を制御することによって得られる。
上記ロータリ圧縮機は、圧縮した高温高圧の吐出ガスを、上記圧縮要素2から吐出して上記密閉容器1の内部に満たすと共に、上記モータ3の上記ステータ5と上記ロータ6との間の隙間を通して、上記モータ3を冷却した後、吐出管13から外部に吐出するようにしている。上記密閉容器1内の高圧領域の下部に、油9を溜めている。
上記圧縮要素2は、上記シャフト12の回転軸に沿って上から下へ順に、上側の端板部材50と、第1のシリンダ121と、プレート70と、第2のシリンダ221と、下側の端板部材60とを有する。
上記上側の端板部材50および上記プレート70は、上記第1のシリンダ121の上下の開口端のそれぞれに取り付けられ、上記第1のシリンダ121の第1のシリンダ室122を閉鎖する。
上記プレート70および上記下側の端板部材60は、上記第2のシリンダ221の上下の開口端のそれぞれに取り付けられ、上記第2のシリンダ221の第2のシリンダ室222を閉鎖する。
上記上側の端板部材50は、円板状の本体部51と、この本体部51の中央に上方へ設けられたボス部52とを有する。上記本体部51および上記ボス部52は、上記シャフト12に挿通されている。上記本体部51には、上記第1のシリンダ室122に連通する吐出口51aが設けられている。
上記本体部51に関して上記第1のシリンダ121と反対側に位置するように、上記本体部51に吐出弁131が取り付けられている。この吐出弁131は、例えば、リード弁であり、上記吐出口51aを開閉する。
上記本体部51には、上記第1のシリンダ121と反対側に、上記吐出弁131を覆うように、カップ状の第1のマフラカバー340が取り付けられている。この第1のマフラカバー340は、ボルト8によって、上記本体部51に固定されている。上記第1のマフラカバー340は、上記ボス部52に挿通されている。
上記第1のマフラカバー340および上記上側の端板部材50によって、第1のマフラ室342を形成する。上記第1のマフラ室342と上記第1のシリンダ室122とは、上記吐出口51aを介して、連通されている。
上記下側の端板部材60は、円板状の本体部61と、この本体部61の中央に下方へ設けられたボス部62とを有する。上記本体部61および上記ボス部62は、上記シャフト12に挿通されている。上記本体部61には、上記第2のシリンダ室222に連通する(図示しない)吐出口が設けられている。
上記本体部61に関して上記第2のシリンダ221と反対側に位置するように、上記本体部61に(図示しない)吐出弁が取り付けられ、この吐出弁は上記吐出口を開閉する。
上記本体部61には、上記第2のシリンダ221と反対側に、上記吐出弁を覆うように、第2のマフラカバー240が取り付けられている。この第2のマフラカバー240は、ボルト8によって、上記本体部61に固定されている。上記第2のマフラカバー240は、上記ボス部62に挿通されている。
上記第2のマフラカバー240および上記下側の端板部材60によって、第2のマフラ室242を形成する。上記第2のマフラ室242と上記第2のシリンダ室222とは、上記吐出口を介して、連通されている。
上記2のマフラ室242と上記第1のマフラ室342とは、上記下側の端板部材60、上記第2のシリンダ221、上記プレート70、上記第1のシリンダ121および上記上側の端板部材50に形成された(図示しない)孔部によって、挿通されている。
上記第1のマフラ室342と上記第1のマフラカバー340の外側とは、上記第1のマフラカバー340に形成された(図示しない)孔部によって、連通されている。
上記端板部材50,60、上記プレート70、上記シリンダ121,221、および、上記マフラカバー240,340は、ボルト8によって、一体に締め付けられ固定されている。上記圧縮要素2の上記上側の端板部材50は、溶接等によって、上記密閉容器1に取り付けられている。
上記シャフト12の一端部は、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60に支持されている。すなわち、上記シャフト12は、片持ちである。上記シャフト12の一端部(支持端側)は、上記第1のシリンダ室122および上記第2のシリンダ室222の内部に進入している。
上記シャフト12には、上記第1のシリンダ室122内に位置するように、第1の偏心部126を設けている。この第1の偏心部126は、第1のローラ127に嵌合している。この第1のローラ127は、上記第1のシリンダ室122内で、上記第1のシリンダ室122の中心軸を公転可能に配置され、この第1のローラ127の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
上記シャフト12には、上記第2のシリンダ室222内に位置するように、第2の偏心部226を設けている。この第2の偏心部226は、第2のローラ227に嵌合している。この第2のローラ227は、上記第2のシリンダ室222内で、上記第2のシリンダ室222の中心軸を公転可能に配置され、この第2のローラ227の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
上記第1の偏心部126と上記第2の偏心部226とは、上記シャフト12の回転軸に対して、180°ずれた位置にある。
図2に示すように、上記第1のシリンダ121には、上記吸入管11の近傍に、上記第1のシリンダ室122に開口する孔150が設けられている。この孔150は、径方向外側に順に直列状に配列された第1の孔部151および第2の孔部152を有する。上記第1の孔部151および上記第2の孔部152は、上記第1のシリンダ室122の上記中心軸122aの方向からみて、円形に形成されている。
上記第1のローラ127には、ブレード128が一体に固定され、上記第1のローラ127および上記ブレード128が、上記第1のシリンダ室122を冷媒ガスの吸入室123と冷媒ガスの吐出室124とに仕切っている。
すなわち、上記ブレード128の右側の室は、一の上記吸入管11が上記第1のシリンダ室122の内面に開口して形成された上記吸入室(低圧室)123である。一方、上記ブレード128の左側の室は、(図1に示す)上記吐出口51aが上記第1のシリンダ室122の内面に開口して形成された上記吐出室(高圧室)124である。
上記第1の孔部151には、略半円柱状の二つのブッシュ125,125が、揺動自在に設けられている。つまり、上記ブッシュ125の外周面が、上記第1の孔部151の内周面に、摺動自在に、嵌め込まれている。
上記ブレード128の両面には、上記二つのブッシュ125,125の平面が密着して、シールを行っている。上記ブレード128と上記ブッシュ125,125の間、および、上記ブッシュ125と上記第1のシリンダ121の間は、上記油9で潤滑を行っている。
上記二つのブッシュ125,125は、上記ブレード128を上記第2の孔部152に揺動自在にかつ進退自在に支持している。上記ブレード128は、上記第1のローラ127の公転運動にともなって、上記第1の孔部151の中心軸151aの周りを揺動しつつ上記第2の孔部152に進退する。つまり、上記第2の孔部152は、上記ブレード128の動きを邪魔しない逃げ孔である。
次に、上記第1のシリンダ室122の圧縮作用を説明する。
上記第1の偏心部126が、上記シャフト12と共に、偏心回転して、上記第1の偏心部126に嵌合した上記第1のローラ127が、この第1のローラ127の外周面を上記第1のシリンダ室122の内周面に接して、公転する。
上記第1のローラ127が、上記第1のシリンダ室122の内面に沿って公転するに伴って、上記ブレード128は、このブレード128の両側面を上記ブッシュ125,125によって保持されて進退動する。すると、上記吸入管11から低圧の冷媒ガスを上記吸入室123に吸入して、上記吐出室124で圧縮して高圧にした後、(図1に示す)上記吐出口51aから高圧の冷媒ガスを吐出する。
その後、図1に示すように、上記吐出口51aから吐出された冷媒ガスは、上記第1のマフラ室342を経由して、上記第1のマフラカバー340の外側に排出される。
一方、上記第2のシリンダ室222の圧縮作用も、上記第1のシリンダ室122の圧縮作用と同様である。つまり、他の上記吸入管11から低圧の冷媒ガスを上記第2のシリンダ室222に吸入し、上記第2のシリンダ室222内で上記第2のローラ227の公転運動で冷媒ガスを圧縮して、この高圧の冷媒ガスを、上記第2のマフラ室242および上記第1のマフラ室342を経由して、上記第1のマフラカバー340の外側に排出する。
上記第1のシリンダ室122の圧縮作用と上記第2のシリンダ室222の圧縮作用とは、180°ずれた位相にある。
図3に示すように、上記プレート70は、略真円である孔部71を有する。上記孔部71は、上記プレート70の中心70aに対して偏心して、形成されている。つまり、図2の仮想線に示すように、上記孔部71は、上記第1のシリンダ室122の上記中心軸122aよりも、上記第1のシリンダ室122の上記吐出室124側に偏心している。
図4の底面図に示すように、上記プレート70の上記孔部71における上記第1のシリンダ室122の上記吐出室124側の内面を、上記プレート70の上記孔部71における上記第1のシリンダ室122の上記吸入室123側の内面よりも、上記第1のシリンダ室122の上記中心軸122aから遠い位置にして、吐出室側油通路82の流路抵抗を、吸入室側油通路81の流路抵抗よりも小さくしている。
具体的に述べると、上記ブレード128が上記第1のシリンダ室122に最も突出した状態で、上記第1のローラ127の端面の上記プレート70に対向する面積は、上記第1のシリンダ室122の上記吸入室123側よりも、上記第1のシリンダ室122の上記吐出室124側のほうが、小さい。
詳しく述べると、上記第1のシリンダ室122に最も突出した状態の上記ブレード128の中心と上記第1のシリンダ室122の上記中心軸122aとを通る中心平面S1を境界として、上記第1のシリンダ室122の上記吸入室123側よりも、上記第1のシリンダ室122の上記吐出室124側のほうが、上記第1のローラ127の端面の上記プレート70に対向する面積が、小さい。
さらに、上記ブレード128が上記第1のシリンダ室122に最も突出した状態で、上記第1のローラ127における上記第1のシリンダ室122の上記吐出室124側の端面が、上記孔部71から露出している。そして、上記第1のローラ127の運動中、上記孔部71は、上記第1のローラ127の端面を露出するが上記第1のローラ127の外周面を露出しない。
上記吸入室側油通路81は、上記第1のローラ127の内側から上記第1のシリンダ室122の上記吸入室123に油9を流すように、上記プレート70と上記第1のローラ127の端面との間に、形成されている。
上記吐出室側油通路82は、上記第1のローラ127の内側から上記第1のシリンダ室122の上記吐出室124に油9を流すように、上記プレート70と上記第1のローラ127の端面との間に、形成されている。
図1と図4に示すように、上記シャフト12は、上記密閉容器1内の下部に連通する主油通路91と、この主油通路91から分岐して上記第1の偏心部126と上記第1のローラ127との間に連通する副油通路92とを有する。
そして、上記密閉容器1内の下部に溜められた油9を上記主油通路91からくみ上げて、上記副通路92を介して、上記第1の偏心部126と上記第1のローラ127との間に流す。
その後、上記油9は、上記吸入室側油通路81および上記吐出室側油通路82を介して、上記第1のシリンダ室122に流れる。上記油9によって、上記第1のローラ127の端面と上記プレート70との間の潤滑を行うと共に、上記第1のシリンダ室122の内周面と上記第1のローラ127の外周面との間をシールして冷媒ガスの漏れを防止する。
このとき、上記プレート70の上記孔部71の上記吐出室124側の内面を、上記プレート70の上記孔部71の上記吸入室123側の内面よりも、上記第1のシリンダ室122の上記中心軸122aから遠い位置にし、上記吐出室側油通路82の上記第1のローラ127径方向の長さを、上記吸入室側油通路81の上記第1のローラ127径方向の長さよりも短くして、上記吐出室側油通路82の流路抵抗を、上記吸入室側油通路81の流路抵抗よりも小さくしているので、上記第1のシリンダ室122の上記吐出室124に上記油9が流れやすくなる。したがって、上記吐出室124内の高圧の上記冷媒ガスと、上記油9との、温度差は小さいので、上記冷媒ガスの過熱ロスを抑制できる。
また、高圧である上記吐出室124に給油することで、上記第1のシリンダ室122の内周面と上記第1のローラ127の外周面との間を、高圧である上記吐出室124側から、上記油9にて、シールできて、上記吐出室124内の高圧の上記冷媒ガスが、低圧である上記吸入室123側に漏れ出すことを防止できる。
上記第2のシリンダ221においても同様に、上記プレート70によって、上記吐出室側油通路82の流路抵抗を、上記吸入室側油通路81の流路抵抗よりも小さくしている。
つまり、図5に示すように、上記第2のシリンダ室222は、上記第2のローラ227とこの第2のローラ227に一体に固定されたブレード228とによって、冷媒ガスの吸入室223と冷媒ガスの吐出室224とに仕切られている。
上記プレート70の上記孔部71の上記吐出室224側の内面は、上記プレート70の上記孔部71の上記吸入室223側の内面よりも、上記第2のシリンダ室222の上記中心軸222aから遠い位置にある。
このように、上記吐出室側油通路82の上記第2のローラ227径方向の長さを、上記吸入室側油通路81の上記第2のローラ227径方向の長さよりも短くして、上記吐出室側油通路82の流路抵抗を、上記吸入室側油通路81の流路抵抗よりも小さくしているので、上記第2のシリンダ室222の上記吐出室224に上記油9が流れやすくなる。
したがって、上記冷媒ガスの過熱ロスを抑制すると共に、上記第2のシリンダ室222の高圧側から低圧側へ上記冷媒ガスが漏れ出すことを防止する。
上記構成のロータリ圧縮機では、上記ローラ127,227の外周面は、略真円であり、上記ローラ127,227の端面の径方向の幅寸法は、周方向にわたって、略一定であるが、上記孔部71を偏心させるだけで、容易に、上記吐出室側油通路82の流路抵抗を上記吸入室側油通路81の流路抵抗よりも小さくできる。
また、一つの上記プレート70にて、2つの上記シリンダ121,221を同時に、上記吐出室側油通路82の流路抵抗を上記吸入室側油通路81の流路抵抗よりも小さくできて、部品数を減少できる。
また、上記ローラ127,227の端面の上記プレート70に対向する面積は、上記シリンダ室122,222の上記吸入室123,223側よりも、上記シリンダ室122,222の上記吐出室124,224側のほうが、小さいので、上記吐出室側油通路82の流路抵抗を、上記吸入室側油通路81の流路抵抗よりも、一層確実に小さくできる。
また、上記プレート70の上記孔部71は、略真円であるので、上記孔部71を簡単に形成できる。
なお、上記ローラ127,227の上記プレート70に対向する端面で、上記吐出室124,224側に、窪み段差を設けて、上記吐出室側油通路82の流路抵抗を一層減らすようにしてもよい。
また、上記吐出室124,224側の上記ブッシュ125の高さを低くして、上記第2の孔部152から上記吐出室124,224に、上記油9が流れ込むようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図6は、この発明のロータリ圧縮機の第2の実施形態を示している。図3に示す上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、プレートの孔部の形状が相違する。
図6は、この発明のロータリ圧縮機の第2の実施形態を示している。図3に示す上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、プレートの孔部の形状が相違する。
つまり、図6に示すように、この第2の実施形態のプレート170の孔部171は、非円形である。具体的に述べると、この孔部171の形状は、径の大きい半円と、径の小さい半円とを連結した形状である。
そして、径の大きい半円を、上記シリンダ室122,222の上記吐出室124,224側に配置し、径の小さい半円を、上記シリンダ室122,222の上記吸入室123,223側に配置して、上記プレート170の上記孔部171における上記シリンダ室122,222の上記吐出室124,224側の内面を、上記プレート170の上記孔部171における上記シリンダ室122,222の上記吸入室123,223側の内面よりも、上記シリンダ室122,222の上記中心軸122a,222aから遠い位置にする。
したがって、上記プレート170の上記孔部171は、非円形であるので、上記吐出室側油通路82の流路抵抗を、上記吸入室側油通路81の流路抵抗よりも、一層確実に小さくできる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記プレートの上記孔部は、真円以外に、楕円形や、長孔であってもよい。また、上記プレートの上記孔部の中心が上記プレートの中心と一致するように、上記プレートに上記孔部を形成して、上記プレートを上記シリンダに上記孔部が偏心するように取り付けてもよい。
また、上記シャフト12の外周面に螺旋溝を設けて、上記密閉容器1内の下部に溜められた油9を、上記ローラ127,227に流すようにしてもよい。
また、上記シリンダを3つ以上設けてもよく、このとき、上記3つ以上のシリンダを、各上記シリンダ室の上記中心軸が一直線になるように、配列し、上記プレートを、隣り合う上記シリンダの間のそれぞれに、配置する。
また、上記圧縮要素2として、ローラとブレードが別体であるロータリタイプでもよい。また、上記第1のマフラカバー340の外側に、上記第1のマフラ室342および上記第2のマフラ室242に連通する第3のマフラカバーを設けて、二段マフラとしてもよい。
1 密閉容器
2 圧縮要素
3 モータ
5 ステータ
6 ロータ
9 油
12 シャフト
121,221 シリンダ
122,222 シリンダ室
122a,222a 中心軸
123,223 吸入室
124,224 吐出室
125 ブッシュ
127,227 ローラ
128,228 ブレード
70,170 プレート
71,171 孔部
81 吸入室側油通路
82 吐出室側油通路
2 圧縮要素
3 モータ
5 ステータ
6 ロータ
9 油
12 シャフト
121,221 シリンダ
122,222 シリンダ室
122a,222a 中心軸
123,223 吸入室
124,224 吐出室
125 ブッシュ
127,227 ローラ
128,228 ブレード
70,170 プレート
71,171 孔部
81 吸入室側油通路
82 吐出室側油通路
Claims (5)
- シリンダ室(122,222)を有するシリンダ(121,221)と、
上記シリンダ室(122,222)を閉鎖するように上記シリンダ(121,221)の少なくとも一方の開口端に取り付けられるプレート(70,170)と、
上記シリンダ室(122,222)の内面に沿って上記シリンダ室(122,222)の中心軸(122a,222a)の回りを運動するローラ(127,227)と、
上記シリンダ室(122,222)に進退自在に上記シリンダ(121,221)に支持されると共に上記ローラ(127,227)とともに上記シリンダ室(122,222)を冷媒ガスの吸入室(123,223)と冷媒ガスの吐出室(124,224)とに仕切るブレード(128,228)と
を備え、
上記プレート(70,170)と上記ローラ(127,227)の端面との間に、上記ローラ(127,227)の内側から上記シリンダ室(122,222)の上記吸入室(123,223)に油を流すための吸入室側油通路(81)と、上記ローラ(127,227)の内側から上記シリンダ室(122,222)の上記吐出室(124,224)に油を流すための吐出室側油通路(82)とが、形成され、
上記プレート(70,170)は、上記ローラ(127,227)の端面を露出するが上記ローラ(127,227)の外周面を露出しない孔部(71,171)を有し、
上記プレート(70,170)の上記孔部(71,171)における上記シリンダ室(122,222)の上記吐出室(124,224)側の内面を、上記プレート(70,170)の上記孔部(71,171)における上記シリンダ室(122,222)の上記吸入室(123,223)側の内面よりも、上記シリンダ室(122,222)の上記中心軸(122a,222a)から遠い位置にして、上記吐出室側油通路(82)の流路抵抗を、上記吸入室側油通路(81)の流路抵抗よりも小さくしたことを特徴とするロータリ圧縮機。 - 請求項1に記載のロータリ圧縮機において、
上記シリンダ(121,221)は、複数あり、この複数のシリンダ(121,221)は、各上記シリンダ室(122,222)の上記中心軸(122a,222a)が一直線になるように、配列され、
上記プレート(70,170)は、隣り合う上記シリンダ(121,221)の間のそれぞれに、配置されていることを特徴とするロータリ圧縮機。 - 請求項1に記載のロータリ圧縮機において、
上記ブレード(128,228)が上記シリンダ室(122,222)に最も突出した状態で、
上記ローラ(127,227)の端面の上記プレート(70,170)に対向する面積は、上記シリンダ室(122,222)の上記吸入室(123,223)側よりも、上記シリンダ室(122,222)の上記吐出室(124,224)側のほうが、小さいことを特徴とするロータリ圧縮機。 - 請求項1に記載のロータリ圧縮機において、
上記プレート(70)の上記孔部(71)は、略真円であり、上記シリンダ室(122,222)の上記中心軸(122a,222a)よりも、上記シリンダ室(122,222)の上記吐出室(124,224)側に偏心していることを特徴とするロータリ圧縮機。 - 請求項1に記載のロータリ圧縮機において、
上記プレート(170)の上記孔部(171)は、非円形であることを特徴とするロータリ圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006031901A JP2007211672A (ja) | 2006-02-09 | 2006-02-09 | ロータリ圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006031901A JP2007211672A (ja) | 2006-02-09 | 2006-02-09 | ロータリ圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007211672A true JP2007211672A (ja) | 2007-08-23 |
Family
ID=38490337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006031901A Pending JP2007211672A (ja) | 2006-02-09 | 2006-02-09 | ロータリ圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007211672A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111852863A (zh) * | 2020-07-30 | 2020-10-30 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 旋转压缩机和制冷循环系统 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6024890A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-07 | 株式会社日立製作所 | 二槽式洗たく機 |
JPH0579483A (ja) * | 1991-09-18 | 1993-03-30 | Daikin Ind Ltd | 多気筒ロータリ圧縮機 |
JP2001329983A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-30 | Hitachi Ltd | ロータリ圧縮機 |
-
2006
- 2006-02-09 JP JP2006031901A patent/JP2007211672A/ja active Pending
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