JP2007211513A - テント屋根の熱遮蔽構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱線遮蔽層は夏季及び昼間にのみ必要とされる又加熱器は冬季及び夜間にのみ必要とされる、相反する二つを同時に一般及び特殊テント屋根に、自然界及び屋外において雨や風圧に吹き飛ばされないように確り積層することが出来るようにすると共に、それが不要となる冬季・夏季及び不要時には専門業者によらず素人でも簡単に取り払えるようにする。
【解決手段】マグネットシートの表面に熱線遮蔽層を積層し発熱体を内蔵して成るマグネットシートをテント屋根に、該マグネットシートと固定用磁石の磁力によって磁着させる。
好ましくは、マグネットシートのテントの前後側の端縁の木口を、テント屋根に固定した縁取で被覆する。
【選択図】図1
【解決手段】マグネットシートの表面に熱線遮蔽層を積層し発熱体を内蔵して成るマグネットシートをテント屋根に、該マグネットシートと固定用磁石の磁力によって磁着させる。
好ましくは、マグネットシートのテントの前後側の端縁の木口を、テント屋根に固定した縁取で被覆する。
【選択図】図1
Description
本発明は、自然界や屋外で使用するテント屋根において日中の直射日光を遮断し、且つ夜間の寒気を遮蔽すると共に加温をおこなうことができるテント屋根の熱遮蔽構造に関するものである。
国際社会の一員である日本国は、国内だけの災害時の救護活動や援助活動はもとより海外においても同様の活動が求められていることは周知の通りである。気象条件で言えば国内では存在し難い砂漠・高冷地・厳寒地・猛暑地等の地においても上記の活動が求められている。活動地・活動条件・活動目的・活動時間等が多様化の時代においてテント自体の基本的機能は進化しているとは考え難い。ましてや活動時間・期間は長期化の傾向にあり、テントを生活の基盤としている人達にとっては、従来の一般的対応の寝袋・日よけ・扇風機・風・毛布でなく、コンパクトで軽量化され機能が一体化された抜本的機能を備えたテントを求めているが現段階では未だ提供されていない。
様々なニーズに対して一つのアイテムで対応出来るテント屋根、例えば昼間摂氏40度夜間0度以下の場所では遮熱と加温を一日で同時に行える機能が必要であり、例えば氷点下20度以下の場所ではテント内温度を0度以上にする機能が必要であるが、この様な機能を持ったテントは無かった。
災害時の救護活動や援助活動において、活動に携わる大多数の人達は数名単位で一つのテントを基盤としているが、従来のテント様式ではプライバシーが確保できずストレスの最大要因であります。理由としてテント内は狭空間でありテント生地が布製であるので両面テープでの接着は不可であり、安全ピン等は防水機能を破損するので不可、磁石等は取り付けが不可である。そのため、テント内自由にどこにでもカーテンレール・フック等プライバシー確保のための備品が取り付けられる機能を持ったテントは無かった。
布やテント生地に備品を取り付けるために、磁石同士で挟み天井や壁に取り付けることは知られている。(例えば、特許文献1参照)。
テントの快適な居住環境を造り出すために、断熱層形成材としてエアテントが用いられることは知られている。(例えば、特許文献2参照)。
テントを使用する人数は複数とは限らない。またテント中央部に鏡を取り付ける場合、内側は手が届くので問題ないが、外側の場合手が届かない場合があります。ましてや一人で取り付けることは困難であり利便性に欠ける。
テントの利便性は、コンパクト・短時間(設営・撤去)・最低限の安全性である。この点においてエアテント構造は撤去後のコンパクト性に劣り、エア入れや抜きに時間を要し、極悪環境においては風圧に対し無防備且つ飛来物に対する強度不足である。
特に、テント内は狭いために人体頭部がテント屋根に極接近し、テント屋根からの強い輻射熱を受けるので、人体頭部のテント屋根を介して直射日光から受ける影響が極めて大きく、熱線遮蔽層のテント屋根への適用が望まれる。とは言え、熱線遮蔽層を必要とするのは夏季及び昼間だけであり、冬季及び夜間には熱線遮蔽層は直射日光によるテント内の保温の妨げとなる。
特に、テント内温度はテント生地一層のみで覆われているため、テント全体から強い寒気を受けるので外気温から受ける影響が極めて大きく、加熱器を備えたテントの開発が望まれる。とは言え、加熱器を必要とするのは冬季及び夜間だけである。
特に、テント内温度はテント生地一層のみで覆われているため外気温に左右されるので、
一日の昼夜寒暖の差が激しい盆地・山間部・砂漠等々の場所では、遮熱・加熱両方の機能を併せ持った商品の適用が望まれる。
一日の昼夜寒暖の差が激しい盆地・山間部・砂漠等々の場所では、遮熱・加熱両方の機能を併せ持った商品の適用が望まれる。
特に、自然界・屋外においては電源(発電機等)の確保が困難と予測される、そこで本発明は、太陽熱を利用し取り外しが簡単でしかも運搬性の良い商品の適用が望まれる。
そこで本発明は、解体及び組み立てが簡単で利便性が追求されているテントにおいて遮熱・加温他様々な機能を併せ持つマグネットシートを覆い、設置中に受ける風圧により、マグネットシートが吹き飛ばされないようにすると共に、それが不要となる冬季及び目的終了後には専門業者によらず素人でも簡単に取り払うことが出来る、テント屋根の熱遮蔽構造を提供することを目的とする。
本発明に係るマグネットシートは、該マグネットシートの表面に熱線遮蔽層を積層し発熱体を内蔵して成るマグネットシートをテント屋根に、マグネットシートと固定用磁石の磁力によって、挟み込むようにして貼り合わせたものである。
本発明に係るマグネットシートは、マグネットシートのテントの前後側の端縁の木口を、テント屋根に固定した縁取で被覆したものである。
本発明に係るマグネットシートは、縁取をテントの前後方向に向けて尖った尖端形断面形状にしたものである。
本発明に係るマグネットシートは、縁取のテントの前後方向に、縁取の上面からテントの前後方向に向けて突出した廂を突設したものである。
本発明に係るマグネットシートは、発熱体を内蔵しテント内温度を高めるものである。
本発明に係るマグネットシートは、太陽光蓄電池を装着させることにより発電機及び電気設備のない自然界及び屋外においても、電源を確保し、上記発熱体によりテント内温度を高めたものである。
本発明に係る第一の特徴は、種々の市販テントを現状のまま利用し、マグネットシートを該テント生地にかぶせ、テント生地裏面より磁石で挟みこむことで磁石同士の相乗効果により磁着したので、一人でも簡単に取り外しが可能になった。
本発明に係る第二の特徴は、縁取をテントの前後方向に向けて尖端形断面形状にし、且つ先端に廂を突設することにより風圧の方向を変えるようにしたので、マグネットシートをテントに押さえつけることが可能になった。
本発明に係る第三の特徴は、発熱体をマグネットシートの間に内蔵したので、テント内を加温出来ると共に、発熱体を雨・雪等から守り腐蝕を防止する事が出来る。
本発明に係る第四の特徴は、太陽光蓄電池を装着させることにより電源確保が困難な自然界や屋外においても、電源を確保でき発熱体を加温することにより、テント内温度を高めることが可能になった。
本発明に係る第五の特徴は、テント屋根全面をマグネットシートで被覆してあることで、テント内において固定用磁石やマグネットフック等を自由にあらゆる場所に取り付けが可能になった。
本発明に係る第六の特徴は、固定用磁石を介してマグネットシートをテント屋根に磁着する工法は、端縁部分を除き両面テープ・粘着材等一切使用することなく、雨・水・砂埃等々の防水を含む自然現象に対応が可能になった。
本発明に係る第七の特徴は、マグネットシートはテント内温度の調整だけでなく、簡単に脱着できるためテント内で居住しないときには取り外し、外部での行動・作業時等の際の日除けとして、あるいはテント本来の機能であるシートとしての利用が見込める。
本発明によるテント屋根の熱遮蔽構造の最良の形態を図面により詳細に説明する。図1は本発明に係る斜視図であり、2はマグネットシート・3は係止手段・4はテント屋根・5は発熱体・6は端縁・12は太陽光蓄電池・15は取り付け用金物・16は側縁・19はプラグである。
マグネットシート2は、磁性粉末をゴム組成分や熱可塑性樹脂組成物(熱可塑性ポリマー)に配合して成形されていて可撓性に富み、その全面において磁性粉末が磁化されているので、テント屋根4の複雑な起伏にもよく馴染んで強固に密着し、自然界及び屋外において吹き飛ばされることがない程度にテント屋根4に強固に密着して保持される。
係止手段3は図1に大きなテントを例にあげ説明するが、マグネットシート2をテント屋根4に対し横手方向に3枚繋ぐための手段である。その際の接続方法としては、TPO(時間・場所・目的)に合わせガムテープ・両面テープ・マジックテープ(登録商標)・ボタン・チャック・ファスナー等の係止手段3があるが、最良の形態としてはチャック・ファスナーが利便性・簡易性・強度等多方面において最適である。但しテントが小さくマグネットシート2が一枚で覆うことができる場合、特に設ける必要はない。
マグネットシート2は、磁性粉末をゴム組成分や熱可塑性樹脂組成物(熱可塑性ポリマー)に配合して成形されていて可撓性に富み、その全面において磁性粉末が磁化されているので、テント屋根4の複雑な起伏にもよく馴染んで強固に密着し、自然界及び屋外において吹き飛ばされることがない程度にテント屋根4に強固に密着して保持される。
係止手段3は図1に大きなテントを例にあげ説明するが、マグネットシート2をテント屋根4に対し横手方向に3枚繋ぐための手段である。その際の接続方法としては、TPO(時間・場所・目的)に合わせガムテープ・両面テープ・マジックテープ(登録商標)・ボタン・チャック・ファスナー等の係止手段3があるが、最良の形態としてはチャック・ファスナーが利便性・簡易性・強度等多方面において最適である。但しテントが小さくマグネットシート2が一枚で覆うことができる場合、特に設ける必要はない。
テント屋根4は出入り口を除く殆どの部分を言い、該テント屋根4で居住空間を形成するものであり、マグネットシート2はテント屋根4全体を覆うものである。
発熱体5はマグネットシート2に内蔵しているので図1の中では点線で示しているが、テント内温度の加温の役割を果たすものである。内蔵方法としては、鋳込む方法とマグネットシート2の間に挟みこむ方法により内蔵する。但し仕様として該発熱体5は、絶縁体で覆われサーモスタット機能を、備えたものが望ましい。尚プラグ19は発熱体5と接続している。発熱体5が絶縁体で覆われたものを使用する理由としては、磁力は電流により効力を損なわれる点にあるので、マグネットシート2自体の磁力が低下することは微少であるので耐用年数に対して影響はない。発熱体5はサーモスタットが付いたものを使用する。理由として磁力は高熱により効力を損なわれる点にあるので、不必要にテント内温度を上げる必要は無い。例えば外気温がマイナス5度であるならばプラス5度にテント内温度がなれば充分に暖かくなったと感じる(外気温プラス10度)のが人間である。
発熱体5の内蔵方法は、テント屋根4の外側の面には絶熱板を設け、熱効率を高めることによりテント内温度を効率よく高くする。発熱体5をマグネットシート2の中に内蔵する場合は、マグネットシート2の中央部に限定するものではない。
テント前後に設置している端縁6は、テント屋根4とマグネットシート2が風圧等で剥離することを防御する役割をしている。なお上記端縁6の取り付け方法としては、テント屋根4に付けても、マグネットシート2に付けてもどちらでも可である。マグネットシート2の前後側の端縁6を、テント屋根4に固定した縁取8で被覆することで、マグネットシート2のテントの前後側の端縁6が強い風圧を受ける強風下での自然界及び屋外においても、マグネットシート2がズレ移動せず、端縁6の一部に風圧が集中してマグネットシート2が吹き飛ばされることが回避される。
発熱体5はマグネットシート2に内蔵しているので図1の中では点線で示しているが、テント内温度の加温の役割を果たすものである。内蔵方法としては、鋳込む方法とマグネットシート2の間に挟みこむ方法により内蔵する。但し仕様として該発熱体5は、絶縁体で覆われサーモスタット機能を、備えたものが望ましい。尚プラグ19は発熱体5と接続している。発熱体5が絶縁体で覆われたものを使用する理由としては、磁力は電流により効力を損なわれる点にあるので、マグネットシート2自体の磁力が低下することは微少であるので耐用年数に対して影響はない。発熱体5はサーモスタットが付いたものを使用する。理由として磁力は高熱により効力を損なわれる点にあるので、不必要にテント内温度を上げる必要は無い。例えば外気温がマイナス5度であるならばプラス5度にテント内温度がなれば充分に暖かくなったと感じる(外気温プラス10度)のが人間である。
発熱体5の内蔵方法は、テント屋根4の外側の面には絶熱板を設け、熱効率を高めることによりテント内温度を効率よく高くする。発熱体5をマグネットシート2の中に内蔵する場合は、マグネットシート2の中央部に限定するものではない。
テント前後に設置している端縁6は、テント屋根4とマグネットシート2が風圧等で剥離することを防御する役割をしている。なお上記端縁6の取り付け方法としては、テント屋根4に付けても、マグネットシート2に付けてもどちらでも可である。マグネットシート2の前後側の端縁6を、テント屋根4に固定した縁取8で被覆することで、マグネットシート2のテントの前後側の端縁6が強い風圧を受ける強風下での自然界及び屋外においても、マグネットシート2がズレ移動せず、端縁6の一部に風圧が集中してマグネットシート2が吹き飛ばされることが回避される。
太陽光蓄電池12は図1の中で便宜上マグネットシート2の上に明記しているが、太陽光蓄電池12には取り付け位置・取り付け方法等については、特に限定するものではない。太陽光蓄電池12は、コンパクトでしかも丈夫なものを使用する。理由としては悪条件、例えば砂漠及び夏季の場合と山間部及び冬季の場合とではおのずと違ってくる、但し、山間部及び冬季の場合、外気温が低いことと装備の違いで使用時間の短縮が見込めるので、電流の使用量を極力抑えることが可能且つ移動が不可欠のため、TPOに合わせた商品設定が重要である。尚図示していないが、太陽光蓄電池12は発熱体4に接続されており加温する。
側縁16はテント屋根4の最下部の一方に固定し、マグネットシート2の収納の役割をしており、もう片方は取付け用金物15が設置してあり、マグネットシート2とテント屋根4を接続する。側縁16は基本的にテントの外側にあるが、地面に設置し且つテントに隣接しているので、自然界及び屋外において風圧を受けることが皆無のため、前後側の端縁6を取り付ける必要はない。
側縁16はテント屋根4の最下部の一方に固定し、マグネットシート2の収納の役割をしており、もう片方は取付け用金物15が設置してあり、マグネットシート2とテント屋根4を接続する。側縁16は基本的にテントの外側にあるが、地面に設置し且つテントに隣接しているので、自然界及び屋外において風圧を受けることが皆無のため、前後側の端縁6を取り付ける必要はない。
図2は本発明に係る図1のX―X線における要部拡大断面図であり、1は熱線遮蔽層・2はマグネットシート・4はテント屋根・5は発熱体・6は端縁・7は木口・8は縁取・9は固定用磁石・10は粘着材・11はテント骨組み・14は廂・17は段差である。尚同図中、図1と同じ符号のものは、同一物を示し詳細な説明を省略する。
熱線遮蔽層1は、酸化ジルコニウムや酸化イットリウム・酸化インジウム・チタン酸ナトリウム・6ホウ化物・ホウ化ランタン等遮断顔料の配合された塗料で形成され、マグネットシート2の表面に塗布されている。熱線遮蔽層1は、マグネットシート2と固定用磁石9の磁力によってテント屋根4を挟持して磁着させるので、時季及び目的に応じテント屋根4より随時取り外すことが出来る。
木口7は少しの隙間で風圧を受けるので端縁6で被覆する。縁取8は端縁6の曲線部分である。なお廂14は縁取8の先端部分を言う。又段差17は端縁6の下部に位置し、マグネットシート3が風圧によりズレたり飛ばないようにする役割である。テント屋根4に、縁取8に代用し得る畝状に突き出した部材が予め取り付けられているときは、その部材に木口7を突き合わせてマグネットシート2をテント屋根4に敷き込めば良い。縁取8は、木口7への風圧を避けるために利用されている部材であるから、マグネットシート2の断面形状を作用方向に向けて尖った尖端形にすると良いが、自然界及び屋外は風流が一定していないため、前後双方共に向かい合った形で設置することが無難である。その尖端形断面における尖った角度は25〜35度にするとよい、そうすると縁取8を越えて通過した気流が、分厚い縁取8の角度により渦流となり、風圧によってマグネットシート2の端縁6がテント屋根4へと押し付けるように作用するので、マグネットシート2が風圧を受けて剥離する危険が更に少なくなる。そのためにはマグネットシート2の端縁6の表面を被覆する程度の廂14を高くして、縁取8の表面とマグネットシート2の表面との間に段差17が出来るようにする。
熱線遮蔽層1は、酸化ジルコニウムや酸化イットリウム・酸化インジウム・チタン酸ナトリウム・6ホウ化物・ホウ化ランタン等遮断顔料の配合された塗料で形成され、マグネットシート2の表面に塗布されている。熱線遮蔽層1は、マグネットシート2と固定用磁石9の磁力によってテント屋根4を挟持して磁着させるので、時季及び目的に応じテント屋根4より随時取り外すことが出来る。
木口7は少しの隙間で風圧を受けるので端縁6で被覆する。縁取8は端縁6の曲線部分である。なお廂14は縁取8の先端部分を言う。又段差17は端縁6の下部に位置し、マグネットシート3が風圧によりズレたり飛ばないようにする役割である。テント屋根4に、縁取8に代用し得る畝状に突き出した部材が予め取り付けられているときは、その部材に木口7を突き合わせてマグネットシート2をテント屋根4に敷き込めば良い。縁取8は、木口7への風圧を避けるために利用されている部材であるから、マグネットシート2の断面形状を作用方向に向けて尖った尖端形にすると良いが、自然界及び屋外は風流が一定していないため、前後双方共に向かい合った形で設置することが無難である。その尖端形断面における尖った角度は25〜35度にするとよい、そうすると縁取8を越えて通過した気流が、分厚い縁取8の角度により渦流となり、風圧によってマグネットシート2の端縁6がテント屋根4へと押し付けるように作用するので、マグネットシート2が風圧を受けて剥離する危険が更に少なくなる。そのためにはマグネットシート2の端縁6の表面を被覆する程度の廂14を高くして、縁取8の表面とマグネットシート2の表面との間に段差17が出来るようにする。
固定用磁石9は、その有する磁力でマグネットシート2をテント屋根4に磁着するためのものである。固定用磁石9を介して、マグネットシート2をテント屋根4に磁着する工法は、磁石同士の相乗効果を利用したものであり、容積及び面積が小さくても金属を介したものに比べ効果・機能は絶大である。固定用磁石9を介してマグネットシート2をテント屋根4に磁着する工法は、布及び化学繊維から成るテント素材自体に何ら施すこと無く、磁力が生地を通る原理を利用して、磁着できると共に素材を傷めることは一切ない。布及び化学繊維素材自体に直接熱線遮蔽層を施すことが出来ないことを解消した。固定用磁石9は、テント屋根4の素材の厚み又マグネットシート2の磁力等々により、固定用磁石9の大きさ・磁力量を変化させることで、総てのアイテムに対応できる。
粘着材10は、端縁6をマグネットシート3もしくはテント屋根4に、接続・接着するための手段である。
テント骨組み11は便宜上、断面円形で示しているが、特に限定するものではない。
粘着材10は、端縁6をマグネットシート3もしくはテント屋根4に、接続・接着するための手段である。
テント骨組み11は便宜上、断面円形で示しているが、特に限定するものではない。
図3は本発明に係る図1のY―Y線における断面図であり、2はマグネットシート・4はテント屋根・9は固定用磁石・11はテント骨組み・13はマグネットフック・15は取り付け用金物・16は側縁・18は電灯・20は布製敷物である。同図中、図1・図2と同じ符号のものは、同一物を示し、詳細な説明を省略する。
マグネットフック13は目的・用途に合わせ、大きさ・種類を変えることにより、テント内生活を快適にするための必要アイテムを掛け止めするものである。マグネットフック13を用いることにより、狭空間であるテント内において電灯18・鏡・ラジオ・虫除け・小物入れ・プライバシーを守るためのカーテンレール等々が、簡単にしかもテント内総ての場所での取り付けが可能である。理由はマグネットシート2が下地材の役割も果たしているからである。電灯18を吊るすと、明るく快適に過ごせる。
マグネットフック13は目的・用途に合わせ、大きさ・種類を変えることにより、テント内生活を快適にするための必要アイテムを掛け止めするものである。マグネットフック13を用いることにより、狭空間であるテント内において電灯18・鏡・ラジオ・虫除け・小物入れ・プライバシーを守るためのカーテンレール等々が、簡単にしかもテント内総ての場所での取り付けが可能である。理由はマグネットシート2が下地材の役割も果たしているからである。電灯18を吊るすと、明るく快適に過ごせる。
テント屋根に利用するものとは別に、熱線遮蔽層を塗布していない、発熱体を内蔵したマグネットシート2を利用した場合、テント内床暖房システムである。極悪環境(厳寒地等)やテント内生活・居住を、より快適にするために、発熱体を内蔵したマグネットシートをテント内に敷き、地面・地表からの水分・湿気を防ぐと共に、図3には図示していないが、マグネットシート2内に発熱体5が内蔵されており、テント内の床を暖房し、且つマグネットシート2表面に敷く。布製敷物20(毛布・シーツ等)を固定用磁石9とマグネットシートの間に挟み込み固定することにより、ズレ・捲れ等が起こりやすい床において、快適な環境が出来る。
1: 熱線遮蔽層
2: マグネットシート
3: 係止手段
4: テント屋根
5: 発熱体
6: 端縁
7: 木口
8: 縁取
9: 固定用磁石
10: 粘着剤
11: テント骨組み
12: 太陽光蓄電池
13: マグネットフック
14: 廂
15: 取り付け用金物
16: 側縁
17: 段差
18: 電灯
19: プラグ
20: 布製敷物
2: マグネットシート
3: 係止手段
4: テント屋根
5: 発熱体
6: 端縁
7: 木口
8: 縁取
9: 固定用磁石
10: 粘着剤
11: テント骨組み
12: 太陽光蓄電池
13: マグネットフック
14: 廂
15: 取り付け用金物
16: 側縁
17: 段差
18: 電灯
19: プラグ
20: 布製敷物
Claims (7)
- 表面に熱線遮蔽層を積層して成るマグネットシートをテント屋根に、マグネットシートと固定用磁石の磁力によって磁着した、テント屋根の熱遮蔽構造。
- 上記マグネットシートの間に発熱体を内蔵したことを特徴とする前掲請求項1に記載のテント屋根の熱遮蔽構造。
- 上記マグネットシートのテントの前後側の端縁の木口を、テント屋根に固定した縁取で被覆したことを特徴とする前掲請求項1と2に記載のテント屋根の熱遮蔽構造。
- 縁取をテント前後に取り付けたことを特徴とする前掲請求項1と2と3の何れかに記載のテント屋根の熱遮蔽構造。
- 縁取の上面からテントの前後方向に向けて突出した廂を突設したことを特徴とする前掲請求項1と2と3と4の何れかに記載のテント屋根の熱遮蔽構造。
- 上記マグネットシートのテントの前後の端縁において、該マグネットシートとテント屋根との間に粘着剤を介在させ、その粘着材及び固定用磁石を介して該マグネットシートをテント屋根に磁着することを特徴とした前掲請求項1と2と3と4と5の何れかに記載のテント屋根の熱遮蔽構造。
- 太陽光蓄電池を電源として発熱体を作動するようにしたことを特徴とする前掲請求項1と2と3と4と5と6の何れかに記載のテント屋根の熱遮蔽構造。
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- 2006-02-10 JP JP2006033699A patent/JP2007211513A/ja active Pending
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