JP3227268U - 輻射冷却構造及び製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】エネルギー消費ゼロの降温を実現し、降温効果がよい輻射冷却構造及び輻射冷却製品を提供する。【解決手段】輻射冷却構造10は、基材層11、第1輻射冷却層12、及び第1カバー層13を備える。第1輻射冷却層は基材層における外に向かう側に塗布され、第1輻射冷却層は第1機能塗層121を備え、第1機能塗層の厚さは20μm〜80μmであり、第1機能塗層は可視光及び近赤外光を反射するとともに赤外輻射方式により大気ウィンドウから熱を放射可能とする。第1カバー層は、基材層から離れた第1輻射冷却層の表面に塗布される。日光が輻射冷却構造の表面に照射された時、第1機能塗層が可視光及び近赤外光を反射することにより、輻射冷却構造の過度の熱蓄積を避け、輻射冷却構造表面及び内側空間の熱を大気ウィンドウから波長域赤外線形式により外へ放射させ、エネルギー消費ゼロの降温を実現する。【選択図】図1

Description

<関連出願>
本願は、2019年11月29日に出願された、出願番号は201922101232.7であり、名称は“帽子”である中国特許出願と、2019年10月8日に出願された、出願番号は201921666403.4であり、名称は“輻射冷却帽”である中国特許出願と、2019年12月31日に出願された、出願番号は201922501876.5であり、名称は“テント”である中国特許出願と、2019年12月31日に出願された、出願番号は201922498340.2であり、名称は“車体カバー”である中国特許出願と、2020年4月7日に出願された、出願番号は202020488029.Xであり、名称は“傘面構造及び傘具”である中国特許出願の優先権を主張し、ここで、その全ての内容を援用して参照とする。
本願は、輻射冷却の技術分野に関し、特に輻射冷却構造及び製品に関する。
市場において、例えば、日除け帽、サンシェード車体カバー、サンシェードテント、日除け傘、日除けカーテン等の様々なサンシェード製品がある。サンシェード製品の表面には、太陽光が照射された時、サンシェード製品が紫外線輻射、太陽直射等を遮断することにより、サンシェードの効果を達成する。暑い夏において、サンシェード製品が直射日光の下で日光を吸收して昇温し続け、その表面に過度の熱が蓄積され、それによりユーザーの快適性が低下する。伝統的なサンシェード製品は、太陽光の透過を阻隔し、太陽光の一部を反射するだけであるが、受動式降温機能を実現できず、使用のニーズを満たすことができない。
これにより、輻射冷却構造及び製品を提供する必要があり、エネルギー消費ゼロの降温が実現され、降温効果がよりよい。
輻射冷却構造は、
基材層と、
前記基材層における外に向かう側に塗布され、厚さが20μm〜80μmであり可視光及び近赤外光を反射するとともに赤外輻射方式により大気ウィンドウから熱を放射可能とする第1機能塗層を有する第1輻射冷却層と、
前記基材層から離れた前記第1輻射冷却層の表面に塗布される第1カバー層とを備える。
その一実施例において、前記第1輻射冷却層は、第2機能塗層をさらに備え、前記第2機能塗層は、前記基材層から離れた前記第1機能塗層の側に積層設置され、前記第2機能塗層は、紫外光を阻隔するとともに赤外輻射方式により大気ウィンドウから熱を放射可能とし、前記第2機能塗層の厚さは、10μm〜30μmである。
その一実施例において、前記第1カバー層は、シリコン層、有機フッ素層の少なくとも一つであり、前記第1カバー層の厚さは、10μmより小さい。
その一実施例において、前記輻射冷却構造は、前記基材層の表面熱を伝導する熱伝導層をさらに備え、前記熱伝導層は、前記基材層と前記第1輻射冷却層との間に設けられる。
その一実施例において、前記輻射冷却構造は、第1界面層をさらに備え、前記第1界面層は、前記基材層と前記熱伝導層との間に設けられる。
その一実施例において、前記輻射冷却構造は、前記マトリックス層表面熱を伝導する熱伝導層をさらに備え、前記熱伝導層は、前記第1輻射冷却層から離れた前記マトリックス層の表面に設けられる。
その一実施例において、前記輻射冷却構造は、第2カバー層をさらに備え、前記第2カバー層は、前記基材層から離れた前記熱伝導層の表面に設けられ、前記第2カバー層は、シリコン層、有機フッ素層の少なくとも一つであり、前記第2カバー層の厚さは、10μmより小さい。
その一実施例において、前記輻射冷却構造は、第2界面層をさらに備え、前記第2界面層は、前記基材層と前記第1輻射冷却層との間に設けられる。
輻射冷却製品は、縦棒、骨格、及び上記の輻射冷却構造からなる日除け傘面又はサンルーフ面とを備え、前記骨格は、前記縦棒に設けられ、前記日除け傘面又はサンルーフ面は、前記骨格に設けられる。
前記輻射冷却製品は、吸着固定具及び上記の輻射冷却構造からなる車体カバー体を備え、前記吸着固定具は、前記車体カバー体に設けられ、前記吸着固定具は、車体に吸着する。
その一実施例において、前記吸着固定具は、磁性吸着層を有し、前記磁性吸着層は、前記基材層と前記第1輻射冷却層との間に積層設置される。
その一実施例において、前記吸着固定具は、磁性体をさらに有し、前記磁性体は、前記車体カバー体のエッジ位置に設けられる。
前記輻射冷却製品は、テント骨格及び上記の輻射冷却構造からなる外テントを備え、前記外テントは、前記テント骨格外をカバーする。
その一実施例において、輻射冷却製品は、裏地付きテント及び底テントをさらに備え、前記裏地付きテントは、前記輻射冷却構造の内側に設けられ、前記底テントは、前記裏地付きテントの底部に設けられ、前記裏地付きテントが、前記テント骨格接続される。
その一実施例において、前記輻射冷却製品は、着脱部をさらに備え、前記着脱部は、前記外テントに着脱可能に接続され、又は前記着脱部は、前記裏地付きテントに着脱可能に接続され前記外テントの部分に露出し、
前記着脱部は、基布層及び第2輻射冷却層を有し、前記第2輻射冷却層は、前記基布層の外面に塗布される。
その一実施例において、前記輻射冷却製品は、給電アセンブリ、センサー、警報機、及びコントローラをさらに備え、前記センサー、前記警報機、前記コントローラは、それぞれ前記給電アセンブリに電気的に接続され、前記コントローラは、それぞれ前記センサー、前記警報機に電気的に接続される。
前記輻射冷却製品は、上記の輻射冷却構造からなる帽体を備え、前記帽体が頭部が置くチャンバーを形成する。
その一実施例において、前記帽体には、透気孔が設けられ、前記透気孔は、前記帽体の内壁から前記帽体の外壁まで延びる。
その一実施例において、前記輻射冷却製品は、日除けカーテンをさらに備え、前記日除けカーテンは、前記チャンバーの底部に位置し、前記日除けカーテンの外面には、第3輻射冷却層が塗布される。
その一実施例において、輻射冷却製品は、収納袋をさらに備え、前記収納袋は、前記日除けカーテンに設けられる。
前記輻射冷却製品は、上記の輻射冷却構造からなるカーテン体を備え、前記カーテン体は、日除けカーテンの一部を形成する。
本願の輻射冷却構造及び製品において、基材層における外に向かう側に第1輻射冷却層が塗布され、第1輻射冷却層は第1機能塗層を有する。輻射冷却構造の表面に日光が照射された時、第1機能塗層が太陽光における可視光及び近赤外光を反射することにより、輻射冷却構造の過度の熱蓄積を避け、輻射冷却構造の表面以及び輻射冷却構造の内側空間の熱を8μm〜13μm大気ウィンドウから波長域赤外線形式により外へ放射させ、エネルギー消費ゼロの降温を実現することにより、ユーザーの快適感を向上する。そして、第1輻射冷却層の外面に第1カバー層を塗布することにより、第1カバー層が第1輻射冷却層を保護でき、第1輻射冷却層に傷を付けることを避け、輻射冷却構造の輻射冷却効果が保証される。
本願の一実施例における輻射冷却構造の構造概念図である。 本願の他の実施例における輻射冷却構造の構造概念図である。 本願の一実施例における輻射冷却製品1の構造概念図である。 本願の一実施例における輻射冷却製品2が車体に設けられる構造概念図である。 図4に示された輻射冷却製品2の構造概念図である。 本願の一実施例における輻射冷却製品3の外テントの構造概念図である。 本願の一実施例における輻射冷却製品3のテント骨格の構造概念図である。 本願の一実施例における輻射冷却製品3の着脱部の構造概念図である。 本願の一実施例における輻射冷却製品3の着脱部が外テントに取り付けられた構造概念図である。 本願の一実施例における輻射冷却製品3の着脱部が裏地付きテントに取り付けられた構造概念図である。 本願の一実施例における輻射冷却製品3の給電アセンブリが着脱部に取り付けられた構造概念図である。 本願の一実施例における輻射冷却製品3の給電アセンブリ、センサー、コントローラ及び警報機の回路図である。 本願の一実施例における輻射冷却製品4の構造概念図である。 図13に示された輻射冷却製品4の構造分解図である。 本願の一実施例における輻射冷却製品5の構造概念図1である。 図15に示された輻射冷却製品5の構造概念図2である。 図15に示された輻射冷却製品5の構造概念図3である。 本願の一実施例における輻射冷却製品6の構造概念図である。
本願が提供する輻射冷却生地、製品を以下にさらに説明する。
本願が提供する輻射冷却構造は、図1と図2を参照して、基材層11、第1輻射冷却層12、及び第1カバー層13を備える。第1輻射冷却層12が基材層11における外に向かう側に塗布され、第1輻射冷却層12は第1機能塗層121を有し、第1機能塗層121の厚さは20μm〜80μmであり、第1機能塗層121が可視光及び近赤外光を反射するとともに赤外輻射方式により大気ウィンドウから熱を放射可能とする。第1カバー層13が基材層11から離れた第1輻射冷却層12の表面に塗布される。
上記の輻射冷却構造10において、基材層11における外に向かう側に第1輻射冷却層12が塗布され、第1輻射冷却層12は第1機能塗層121を有する。輻射冷却構造10の表面に日光が照射された時、第1機能塗層121が太陽光における可視光及び近赤外光を反射することにより、輻射冷却構造10の過度の熱蓄積を避け、輻射冷却構造10表面及び内側空間の熱を8μm〜13μm大気ウィンドウから波長域赤外線形式により外へ放射させ、エネルギー消費ゼロの降温を実現することにより、ユーザーの快適感を向上する。第1輻射冷却層12の外面に第1カバー層13を塗布することにより、第1カバー層13が第1輻射冷却層12を保護でき、第1輻射冷却層12の酸化、脱落及び黄変の現像を避け、第1輻射冷却層12のエージング速度が緩和され、輻射冷却構造10の輻射冷却効果が延長される。
なお、本願における「輻射冷却構造10の内側空間」とは、太陽から離反する輻射冷却構造10の側であり、「基材層11における外に向かう側」とは、使用する状態で、基材層11における太陽に向かう表面である。
具体的には、第1機能塗層121は第1樹脂マトリックス及び第1充填材粒子を有し、第1充填材粒子が第1樹脂マトリックスに分散される。第1充填材粒子が熱を赤外輻射方式により大気ウィンドウから放射させることにより、輻射冷却構造10表面及び内側空間の温度を低下させる。第1樹脂マトリックスは、エポキシ樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル樹脂、及びシリコン樹脂の1つ以上であり、第1充填材粒子は、ケイ酸アルミニウム、真珠光沢粉末、シリカ、重質カルシウム粉末、硫酸バリウム、タルク粉末、二酸化チタン、硫化亜鉛、セラミック粉末、セラミックビーズ、及びガラスビーズの1つ以上である。
上記の第1機能塗層121の厚さは20μm〜80μmである。理解できるのは、第1機能塗層121の厚さが厚いほど、第1充填材粒子の含有量が多くなり、輻射冷却構造10のサンシェード及び輻射冷却効果がよりよい。しかし、第1機能塗層121厚さが厚すぎると、第1充填材粒子の含有量が多すぎ、輻射冷却構造10の防皺性が悪くなり、特に輻射冷却構造10が複数回折り畳んだ後、その表面には多くのしわがあり、それは外観に影響を与えるだけではく、輻射冷却構造10の機能にも一定の影響を与える。しかし、第1機能塗層121が薄すぎるか、または第1充填材粒子が少な過ぎると、第1機能塗層121の反射及び輻射冷却機能が悪くなる。第1機能塗層121の厚さは20μm〜80μmである時、400nm〜2500nm波長域の可視光及び近赤外光に対する第1機能塗層121の平均反射率は80%より大きく、8μm〜13μm大気ウィンドウ波長域に対する放射率は90%より大きく、同時に、輻射冷却構造10の防皺性がよい。
一実施例では、図1と図2を参照して、第1輻射冷却層12は第2機能塗層122をさらに有し、第2機能塗層122が基材層11から離れた第1機能塗層121の側に積層設置され、第2機能塗層122が紫外光(即ち、波長が400nmより小さい光)を阻隔するとともに第2機能塗層122が熱を赤外輻射方式により大気ウィンドウから放射できる。第1機能塗層121の表面に第2機能塗層122を覆った後、太陽光波長域に対する輻射冷却構造10の平均反射率が増加することにより、太陽光波長域に対する輻射冷却構造10の平均反射率は2%以上向上することができる。同時に、第2機能塗層122が紫外光を反射して吸收し、紫外光に対して優れた阻隔を形成し、紫外光に対する阻隔率は99%より大きく、これにより輻射冷却構造10が紫外線を阻隔する機能が実現され、人体への紫外線の直射及び輻射冷却構造10に介した透過を避ける。そのうち、紫外光の阻隔には紫外光に対する反射及び吸收が含まれる。
具体的には、第2機能塗層122は第2樹脂マトリックス及び第2充填材粒子を有し、第2充填材粒子が第2樹脂マトリックスに分散される。第2樹脂マトリックスは、エポキシ樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル樹脂、及びシリコン樹脂の1つ以上であり、第2充填材粒子は、アルミナ、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化ランタン、酸化ロジウム、および酸化マグネシウムの1つ以上である。
さらには、第2機能塗層122の厚さは10μm〜30μmである。第2機能塗層122の厚さはこの範囲にある時、8μm〜13μm大気ウィンドウ波長域に対する第2機能塗層122の放射率は95%より大きく、紫外光に対する阻隔率は99%より大きく、同時に柔軟性及び輻射冷却効果の良好な輻射冷却構造10を得ることに有益である。
一実施例では、第1カバー層13はシリコン層、有機フッ素層の少なくとも一つである。雨水が輻射冷却構造10の表面に落ちた時、雨水が第1カバー層13に沿って滴り落ち、これにより輻射冷却構造10を防水することができる。
さらには、第1カバー層13の厚さは10μmより小さい。第1カバー層13の厚さがこの範囲にある時、第1輻射冷却層12を保護でき、第1輻射冷却層12の酸化、脱落及び黄変の現像を避け、第1輻射冷却層12のエージング速度が緩和される一方、第1カバー層13が第1輻射冷却層12の輻射冷却効果に影響を与えないとともに、輻射冷却構造10の厚さは適当であり、市場のニーズを満たすことができる。
さらには、図1と図2を参照して、輻射冷却構造10は熱伝導層15をさらに備え、熱伝導層15が基材層11の表面に覆われ、熱伝導層15が基材層11表面の熱を伝導できる。輻射冷却構造10における外に向かう表面が日光の直射を受け、その表面の温度が高く、輻射冷却構造10における内に向かう表面の温度が低く、これは一部の降温効果が悪い。本方案において、基材層11の表面に熱伝導層15を覆い、熱伝導層15が輻射冷却構造10の温度を熱伝導でき、輻射冷却構造10内外面の温度均一化が実現され、輻射冷却構造10表面以及び輻射冷却構造10の内側空間の降温効果がよりよく、ユーザーの快適性を向上する。
具体的には、熱伝導層15は、グラフェン熱伝導層15、カーボンナノチューブ熱伝導層15の一つである。グラフェン熱伝導層15やカーボンナノチューブ熱伝導層15が高い熱伝導係数を有し、降温効果を最大限に強めることができ、輻射冷却構造10内外面の温度均一化が実現され、ユーザーの快適性を向上する。
一実施例では、図1と図2を参照して、熱伝導層15が基材層11と第1輻射冷却層12との間に設けられる。日光が輻射冷却構造10の表面に照射された時、第1輻射冷却層12が太陽光を反射し、輻射冷却構造10の過度の熱蓄積を避け、輻射冷却構造10以及び輻射冷却構造10の内側空間の熱を8μm〜13μm大気ウィンドウ波長域の電磁波により外へ輻射させ、エネルギー消費ゼロの降温を実現する。第1輻射冷却層12が上記の第2機能塗層122を有する時、輻射冷却構造10が紫外線を阻隔する機能も実現し、人体への紫外線の直射及び輻射冷却構造10を介した透過を避ける。そして、熱伝導層15が輻射冷却構造10の温度を熱伝導し、輻射冷却構造10内外面の温度均一化が実現され、輻射冷却構造10の降温効果がよりよく、ユーザーの快適性を向上する。勿論、他の実施例において、熱伝導層15を第1輻射冷却層12から離反する基材層11の表面に設けることもできる。
さらには、図1と図2を参照して、輻射冷却構造10は第1界面層16をさらに備え、第1界面層16が基材層11と熱伝導層15との間に設けられる。具体的には、第1界面層16がポリウレタン、アクリル酸、エポキシ樹脂等の材料からなる。基材層11と熱伝導層15との間に第1界面層16を設置することにより、第1界面層16が熱伝導層15と基材層11に効果的に結合することができる。
勿論、他の実施例において、熱伝導層15と第1界面層16とが熱伝導界面層に合併してもよい。熱伝導界面層の作製方法は、第1界面層16の材料をキャリアとして、0.5%〜1%グラフェン又はカーボンナノチューブ高熱伝導率材料、助剤等を添加してスラリーを配置し、スプレープロセスにより配置のスラリーを基材層11に均一にスプレーし、乾燥によりこの熱伝導界面層を作成する。熱伝導層15と第1界面層16を熱伝導界面層に合併することにより、輻射冷却構造10の加工プロセスを簡易化できる。そして、熱伝導層15と第1界面層16を熱伝導界面層に合併した後、熱伝導界面層が輻射冷却構造10の温度を熱伝導でき、輻射冷却構造10内外面の温度を一致に保持し、輻射冷却構造10の放熱効率を向上させ、同時に基材層11と第1輻射冷却層12との結合力を向上する。
他の実施例において、図1と図2を参照して、熱伝導層15が第1輻射冷却層12から離反する基材層11の表面に設けられる。日光が輻射冷却構造10の表面に照射された時、第1輻射冷却層12が太陽光を反射することにより、輻射冷却構造10の過度の熱蓄積を避け、輻射冷却構造10の表面及び内側空間の熱を8μm〜13μm大気ウィンドウ波長域の電磁波により外へ輻射させ、エネルギー消費ゼロの降温を実現する。そして、熱伝導層15が輻射冷却構造10の温度を熱伝導することにより、輻射冷却構造10内外面の温度均一化が実現され、輻射冷却構造10の降温効果がよりよく、ユーザーの快適性を向上する。
具体的には、図1と図2を参照して、この実施例において、輻射冷却構造10は上記実施例における第1界面層16をさらに備える。理解できるのは、第1輻射冷却層12と熱伝導層15とがそれぞれ基材層11における対向する両面に覆われ、第1界面層16が基材層11と熱伝導層15との間に設けられる。
さらには、図1と図2を参照して、輻射冷却構造10は第2界面層17をさらに備え、第2界面層17が基材層11と第1輻射冷却層12との間に設けられる。具体的には、第2界面層17がポリウレタン、アクリル酸、エポキシ樹脂等の材料からなる。基材層11と第1輻射冷却層12との間に第2界面層17を設置することにより、第2界面層17が基材層11及び第1輻射冷却層12に効果的に結合することができる。
さらには、図1と図2を参照して、輻射冷却構造10は第2カバー層14をさらに備え、第2カバー層14が基材層11から離れた熱伝導層15の表面に設けられる。第2カバー層14を設置することにより、第2カバー層14が熱伝導層15を効果的に保護でき、熱伝導層15のエージング速度が緩和され、熱伝導層15の使用寿命が延長される。
具体的には、第2カバー層14は、シリコン層、有機フッ素層の少なくとも一つである。雨水が傘面構造の表面に落ちた時、雨水が第2カバー層14に沿って滴り落ち、これにより輻射冷却構造10を防水することができる。
さらには、第2カバー層14の厚さは10μmより小さい。第2カバー層14の厚さがこの範囲にある時、熱伝導層15を保護でき、熱伝導層15のエージング速度が緩和され、熱伝導層15の使用寿命を延長させる一方、第2カバー層14が熱伝導層15の熱伝導効果に影響を与えないとともに、輻射冷却構造10の厚さは適当であり、市場のニーズを満たすことができる。
一実施例では、上記の基材層11は布層である。任意選択で、布層はポリエステル布層であり、ポリエステル布の風合いが硬く、布面は反射性が高く、耐熱性能がよいとともにポリエステル布は安価である。勿論、他の実施例において、基材層11は高分子プラスチック層であってもよい。
一実施例における輻射冷却製品は、図1から図3を参照して、骨格22、縦棒23及び上記任意の実施例における輻射冷却構造10からなる日除け傘面21、又はサンルーフ面を備える。骨格22が縦棒23に設けられ、日除け傘面21やサンルーフ面が骨格22に設けられる。
理解できるのは、輻射冷却構造10の基材層11は布層であり、輻射冷却構造10を日除け傘面21又はサンルーフ面に作製する。日光が日除け傘面21又はサンルーフ面に照射された時、第1機能塗層121が太陽光における可視光及び近赤外光を反射することにより、日除け傘面21又はサンルーフ面の過度の熱蓄積を避け、日除け傘面21又はサンルーフ面表面及び内部空間の熱を8μm〜13μm大気ウィンドウ波長域赤外線形式により外へ放射させ、エネルギー消費ゼロの降温を実現し、ユーザーの快適感を向上する。
一実施例では、日除け傘20は太陽電池板及びファンをさらに備え、太陽電池板がファンに電気的に接続される。ファンが日除け傘面21又はサンルーフ面内側に位置する縦棒23に設けられ、太陽電池板が日除け傘面21又はサンルーフ面外側に位置する縦棒23に設けられる。日除け傘面21又はサンルーフ面の外側に太陽電池板を設置することにより、日光が太陽電池板に照射された時、太陽電池板が太陽光を吸收し、太陽輻射エネルギーを光電効果又は光化学効果により直接的又は間接的に電気エネルギーに変換することにより、ファンが作動するために必要な電気エネルギーを提供する。ファンを日除け傘面21又はサンルーフ面の内側に設けてファンを起動することにより、日除け傘面21又はサンルーフ面内側の冷空気をユーザーに吹き付けて、空気流速を増加させ、熱交換降温の効果を達成し、ユーザーの快適感を向上する。
具体的には、縦棒23の一端が日除け傘面21又はサンルーフ面の外側に位置し、日除け傘面21又はサンルーフ面外側に位置する縦棒23の端部には太陽電池板インターフェースが設けられ、太陽電池板インターフェース及びファンを配線により接続する。なお、縦棒23は中空構造であり、縦棒23の中部にはファンインターフェースが設けられ、この配線が縦棒23の内部を引き廻し、配線の一端が太陽電池板インターフェースに接続され、配線の他端がファンインターフェースに接続される。内藏方式により引き廻すことにより、配線の外部漏洩による損傷による安全事故を避けるとともに、日除け傘20を清潔で整然として、使用に有益である。
なお、太陽電池板が日除け傘面21又はサンルーフ面外側の縦棒23に回転可能に取り付けられ、ファンが日除け傘面21又はサンルーフ面内側の縦棒23に回転可能に取り付けられ、使用のニーズにより太陽電池板及びファンの方向を調整することにより、実用性が高くなる。
一実施例における輻射冷却製品は、図1、図4、図5を参照して、吸着固定具32及び上記任意の実施例における輻射冷却構造10からなる車体カバー体31を備える。吸着固定具32が車体カバー体31に設けられ、吸着固定具32が車体に吸着する。
理解できるのは、輻射冷却構造10の基材層11は布層であり、輻射冷却構造10を車体カバー体31に作製する。日光が車体カバー体31の表面に照射された時、第1機能塗層121が太陽光における可視光及び近赤外光を反射することにより、車体カバー体31の過度の熱蓄積を避け、車体カバー体31の表面及び車体内部空間の熱を8μm〜13μm大気ウィンドウ波長域赤外線形式により外へ放射させ、エネルギー消費ゼロの降温を実現し、ユーザーの快適感を向上する。そして、吸着固定具32が車体カバー体31を車体の表面に吸着して密着させ、外界熱が対流と熱交換の方式によりコックピットに入ることを効果的に阻隔でき、コックピット内の冷量の流出を減少させる。
一実施例では、吸着固定具32が磁性吸着層321を有し、磁性吸着層321が基材層11と第1輻射冷却層12との間に積層設置される。磁性吸着層321が車体カバー体31を車体の表面に吸着して密着させ、外界熱が対流と熱交換の方式によりコックピットに入ることを効果的に阻隔でき、コックピット内の冷量の流出を減少させる。そして、磁性吸着層321を設置することにより車体カバー体31が強風により吹き飛ばされることを避け、車体カバー体31が車体の表面に吸着して密着しているので、車体カバー体31と車体表面との間の空気が減少され、強風の作用で車体カバー体31が車体を打叩して車に傷を付けることを避ける。
なお、静電吸着層、接着層、真空吸着層等により車体カバー体31を車体の表面に吸着して密着させ、コックピット内の冷量の流出を減少することもできる。
具体的には、磁性吸着層321の厚さは7μm〜12μmである。磁性吸着層321がこの厚さ範囲にある時、輻射冷却構造10の基材層11を車体の表面に吸着して密着させる一方、このサンシェード車体カバー30を車体から剥がすことにも便利である。
一実施例では、図1と図4を参照して、吸着固定具32は磁性体322をさらに有し、磁性体322が車体カバー体31のエッジに位置する。具体的には、磁性体322は磁気ストリップであり、磁気ストリップが車体カバー体31のエッジに間隔をおいて設けられ、又は磁性体322は軟質の磁気ストリップであり、軟質の磁気ストリップが車体カバー体31のエッジをとり囲んでもよい。磁性体322を設置することにより、車体カバー体31を車体にしっかり吸着させ、外界熱が対流と熱交換の方式によりコックピットに入ることを効果的に阻隔でき、コックピット内の冷量の流出を減少させる。
なお、サンシェード車体カバー30は半カバー体である時、使用する時、サンシェード車体カバー30を運転室とトランクルームの位置に対応してカバーして設ける。そして、サンシェード車体カバー30のエッジにマグネタイトを一回り縫製することにより、サンシェード車体カバー30を車体の表面に密着させ、外界熱が対流と転流の方式によりコックピット内に入ることを遮断し、コックピット内の冷量の流出を減少する。サンシェード車体カバー30は全カバー体である時、サンシェード車体カバー30を車体の表面に全面に覆う。そして、ドアに対応するサンシェード車体カバー30の位置にマグネタイトを縫製することにより、サンシェード車体カバー30をドアに吸着して密着させることに便利である。
一実施例における輻射冷却製品は、図1、図6、図7、図9を参照して、テント骨格42及び上記任意の実施例における輻射冷却構造10からなる外テント41を備え、外テント41がテント骨格42外にカバーして設ける。
理解できるのは、輻射冷却構造10の基材層11は布層であり、輻射冷却構造10をサンシェードテント40の外テント41に作製できる。日光がサンシェードテント40の表面に照射された時、第1機能塗層121が太陽光における可視光及び近赤外光を反射することにより、サンシェードテント40の過度の熱蓄積を避け、サンシェードテント40表面及び内部空間の熱を8μm〜13μm大気ウィンドウ波長域赤外線形式により外へ放射させ、エネルギー消費ゼロの降温を実現し、ユーザーの快適感を向上する。
なお、本願における「サンシェードテント40の内部空間」とは、サンシェードテント40は使用する過程において外界から離反する側の空間である。
一実施例では、図1、図7、図10を参照して、サンシェードテント40は裏地付きテント43及び底テントをさらに有し、裏地付きテント43が外テント41の内側に設けられ、底テントが裏地付きテント43の底部に位置し、裏地付きテント43がテント骨格42に接続される。通常には、裏地付きテント43がロープ、スナップ等によりテント骨格42に吊り上げられ、外テント41がテント骨格42に覆われ、裏地付きテント43と外テント41との間に一定の間隔を有する。外テント41の内側に裏地付きテント43を設置するとともに、裏地付きテント43の底部に底テントを設置することにより、封止空間が形成され、これは保温効果がよく、蚊を防止する。勿論、他の実施例において、縫合や貼付方式により裏地付きテント43及び外テント41を接続し、それらをともにテント骨格42にカバーして設けられてもよく、サンシェードテント40の折畳やオーペンに便利である。
具体的には、上記の裏地付きテント43はポリエステルオックスフォード布であってもよく、テントは頑丈で信頼性が高く、同時に防風性、防雨性、日光遮断性があり、通常の外界サンシェードテント40の使用要求を満たすことができる。勿論、他の実施例において、裏地付きテント43は網布であってもよく、例えばB3網布であり、網布の透気性がよく、風合いが軽く、収納携帯に便利であり、同時にサンシェードテント40が透気性、防蚊機能を有することができる。
さらには、図6、図8、図9を参照して、サンシェードテント40は着脱部44をさらに有し、着脱部44が外テント41に着脱可能に接続され、又は着脱部44が裏地付きテント43に着脱可能に接続され外テント41の部分に露出する。なお、着脱部44がサンシェードテント40のドーム構造の位置に設けられ、着脱部44の平面形状は角状である。具体的には、着脱部44は基布層及び第2輻射冷却層をさらに有し、第2輻射冷却層が基布層の外面に塗布され、第2輻射冷却層の構造は第1輻射冷却層12の構造と同様である。着脱部44を設置することにより、着脱部44が輻射降温効果を強めるとともに、柔軟に使用でき、交換にも便利である。
具体的には、着脱部44は、ジッパー、ベルクロ(登録商標)、ボタン、ノット等により外テント41に拆卸可能に接続され、又は裏地付きテント43に着脱可能に接続され外テント41の部分に露出する。
一実施例では、図9と図10を参照して、サンシェードテント40はドア体49をさらに有し、輻射冷却構造10には開口が設けられ、ドア体49が開口に設けられる。具体的には、ドア体49は、ローラーブラインド形式により遮断されてもよく、フリップカバー形式により遮断されてもよく、テントに進出することに便利である。勿論、他の実施例において、ドア体49は窓体をさらに有しても良い。
一実施例では、図11と図12を参照して、サンシェードテント40は給電アセンブリ45、センサー46、警報機47、及びコントローラ48をさらに有し、センサー46、警報機47及びコントローラ48は、それぞれ給電アセンブリ45に電気的に接続され、コントローラ48はそれぞれセンサー46、警報機47に電気的に接続され、サンシェードテント40の多機能ニーズを満たす。具体的には、本実施例において、上記の給電アセンブリ45は可撓性太陽電池であり、可撓性太陽電池がサンシェードテント40の外面に設けられる。
具体的には、センサー46は、温度センサー46、距離センサー46、煙センサー46の1つ以上である。なお、温度センサー46はサンシェードテント40の温度を監視して、サンシェードテント40内の実際温度をリアルタイムで感知することができ、距離センサー46は獣や異物がテントに近づくかどうかを検出でき、煙センサー46はテント内外で火災が発生したかどうかを検出できる。警報機47は音および光等の形でアラームを与えることができ、危険な状況が発生したことをテント内の人々に警報し、又は警報により獣を追い払うことができる。
一実施例における輻射冷却製品は、図1、図13、図15を参照して、輻射冷却製品は上記任意の実施例における輻射冷却構造10からなる帽体51を備え、帽体51が頭部が置くチャンバーを形成する。
なお、上記の輻射冷却構造10を日除け帽50の帽体51に作製することができる。具体的には、輻射冷却構造10の基材層11は高分子プラスチック層であってもよく、この高分子プラスチック層が頭部が置くチャンバーを形成し、高分子プラスチック層の外面に第1輻射冷却層12及び第1カバー層13が塗布され、保護帽やヘルメットを形成する。勿論、他の実施例において、基材層11は布層であってもよい。
日光が日除け帽50の表面に照射された時、第1機能塗層121が太陽光における可視光及び近赤外光を反射することにより、日除け帽50の過度の熱蓄積を避け、日除け帽50表面及び内部空間の熱を8μm〜13μm大気ウィンドウ波長域赤外線形式により外へ放射させ、エネルギー消費ゼロの降温を実現し、ユーザーの快適感を向上する。
一実施例では、図13と図14を参照して、帽体51には透気孔511が設けられ、透気孔511がチャンバーの内壁からチャンバーの外壁まで延びる。理解できるのは、帽体51には透気孔511が設けられ、透気孔511は一つでもよく複数でもよく、透気孔511は複数であると、複数の透気孔511を対向に設置する。透気孔511を設置することにより、透気孔511が日除け帽50チャンバーによる熱を外界環境に放射させ、日除け帽50チャンバーの空気の流れを実現し、日除け帽50のチャンバーの温度が低下する。
具体的には、透気孔511の孔はチャンバー開口端に向かって傾斜している弧形であり、これは雨水が帽体51に沿って流れることに便利であり、雨水が透気孔511から日除け帽50のチャンバー内に入ることを防止する。
一実施例では、透気孔511内には補強具が設けられる。具体的には、補強具はリベットであり、リベットが透気孔511の孔壁に沿って設置される。透気孔511に補強具を設置することにより、日除け帽50の耐衝撃性能と安全性能を向上することができる。又は、補強具は遮断物であり、透気孔511外側に一層の遮断物を設置することにより、遮断物スイッチのオン/オフを制御して透気孔511の遮断が実現される。理解できるのは、遮断物のスイッチはオンとされた状態にある時、透気孔511が遮断物に遮断されず、即ち透気孔511により熱の流れを開閉でき、遮断物のスイッチはオフとされた状態にある時、透気孔511が遮断物により遮断され、熱の流れを実現することができない。勿論、透気孔511の周辺に材質の肉厚化処理をすることができ、又は透気孔511にしわを設置して補強する。
一実施例では、図13と図14を参照して、日除け帽50は日除けカーテン52をさらに有し、日除けカーテン52がチャンバーの開口端に位置し、日除けカーテン52の外面には第3輻射冷却層が塗布される。なお、第3輻射冷却層の構造は第1輻射冷却層12の構造と同様である。使用する時、日除けカーテン52がユーザーの首に垂直に設けられ、これにより日光が首を直射することを避け、ユーザーの首が日焼けられることを防止する。同時に、日除けカーテン52の外面には第3輻射冷却層が塗布されるので、日光が日除けカーテン52に照射された時、第3輻射冷却層が太陽光を反射することにより、日除けカーテン52の過度の熱蓄積を避け、日除けカーテン52の表面の熱を8μm〜13μm大気ウィンドウ波長域赤外線形式により外へ放射させ、エネルギー消費ゼロの降温を実現し、ユーザー首の温度が低下し、ユーザーの快適感を向上する。
勿論、他の実施例において、図15から図17を参照して、日除け帽50は降温袋54をさらに有し、降温袋54が日除け帽50内表面におけるユーザー後脳に対応する位置に設けられる。具体的には、降温袋54をバックル、ジッパー等により日除け帽50の内表面に着脱可能に設けられる。暑い夏において、頭部を降温するためにアイスキューブ、アイスパック、又は他の相変化物質を降温袋54内に追加し、融解、蒸発も頭部の熱を吸収でき、長時間にわたって頭部を降温でき、アイスキューブを入れない時、降温布が首を遮光して、太陽輻射による熱を減少させる。
さらには、第3輻射冷却層の外面には第3カバー層が塗布される。なお、第3カバー層の構造は第1カバー層13の構造と同様である。第3カバー層が第3輻射冷却層を保護でき、第3輻射冷却層の酸化、脱落及び黄変の現像を避け、第3輻射冷却層のエージング速度が緩和され、第3輻射冷却層の輻射冷却効果が延長される。
一実施例では、図13と図14を参照して、日除けカーテン52は取付板521及び取付板521のエッジに設けられたカーテン本体522を有し、取付板521には日除け帽50とマッチングする取付孔5211が設けられる。使用する時、取付孔5211を介して取付板521を日除け帽50の頂部に係合され、脱着が簡易になり、柔軟に使用できる。
具体的には、本実施例において、日除けカーテン52の材質はフレキシブル材料であり、これにより使用のニーズにより折り畳むことができ、収納と携帯に便利である。任意選択で、日除けカーテン52の材質はポリエステル布であり、ポリエステル布の強さが高く、破壊が容易でなく、同時にポリエステル布の耐光性と耐晒性がよく、日光で晒された場合に、ポリエステル布が反応して副作用を発生することはない。
一実施例では、図15から図17を参照して、日除け帽50は収納袋53をさらに有し、収納袋53が日除けカーテン52に設けられる。日除けカーテン52の表面に収納袋53を設置することにより、これは折り畳んだ後の日除けカーテン52を収納袋53に置くことにより、収納に便利であり、携帯に便利である。
一実施例では、日除け帽50は夜光層を有し、夜光層が第1カバー層13内に設けられる。具体的には、第1カバー層13内へ夜光粉を分散させることにより上記の夜光層を形成する。夜光層が夜間に周辺の光線を反射することにより、警示の作用を奏し、ユーザー夜間作業に便利であり、作業の安全性を向上する。勿論、他の実施例において、夜光粉が他の塗層に分散されてもよく、又は夜光層が第1カバー層13の外面に設けられ、又は夜光層が第1輻射冷却層12と第1カバー層13との間に設けられる。
一実施例では、日除け帽50は顔料層をさらに有し、顔料層が第1輻射冷却層12内に設けられる。具体的には、顔料層が第1機能塗層121内に設けてもよく、第2機能塗層122内に設けてもよい。顔料層を設置することにより、日除け帽50を分類することに便利であり、ユーザーが自分の日除け帽50を識別することにも便利である。
一実施例における輻射冷却製品は、図1、図2と図18を参照して、上記任意の実施例からなるカーテン体を有し、カーテン体が日除けカーテン60の一部を形成する。
理解できるのは、輻射冷却構造10の基材層11は布層であり、輻射冷却構造10を日除けカーテン60のカーテン体に作製する。日光が日除けカーテン60の表面に照射された時、第1機能塗層121が太陽光における可視光及び近赤外光を反射することにより、日除けカーテン60の過度の熱蓄積を避け、日除けカーテン60の表面及び室内の熱を8μm〜13μm大気ウィンドウ波長域赤外線形式により外へ放射させ、エネルギー消費ゼロの降温を実現し、ユーザーの快適感を向上する。
上記実施形態の各技術的特徴は任意に組み合わせることが可能であり、説明を簡単にするために、上記実施形態の各技術的特徴の可能な全ての組み合わせについては説明を省略しているが、これらの技術的特徴の組み合わせに矛盾がない限り、すべてはこの説明の範囲であると見なされる。
上記において、前述の実施形態の例は、本願のいくつかの実施態様のみを表しており、説明はより具体的かつ詳細であるが、これにより考案の実用新案登録請求の範囲の制限として解釈されるべきではない。なお、当業者にとって、本願の思想から逸脱することを前提として、いくつかの変更や改善を行うことができ、これは本願の保護範囲に属する。従って、したがって、本実用新案登録請求の保護範囲は、添付した請求項に従うものとする。
10、輻射冷却構造、11、基材層、12、第1輻射冷却層、121、第1機能塗層、122、第2機能塗層、13、第1カバー層、14、第2カバー層、15、熱伝導層、16、第1界面層、17、第2界面層、20、日除け傘、21、日除け傘面、22、骨格、23、縦棒、30、サンシェード車体カバー、31、車体カバー体、32、吸着固定具、321、磁性吸着層、322、磁性体、40、サンシェードテント、41、外テント、42、テント骨格、43、裏地付きテント、44、着脱部、45、給電アセンブリ、46、センサー、47、警報機、48、コントローラ、49、ドア体、50、日除け帽、51、帽体、511、透気孔、52、日除けカーテン、521、取付板、5211、取付孔、522、カーテン本体、53、収納袋、54、降温袋、60、日除けカーテン。

Claims (21)

  1. 基材層と、
    前記基材層における外に向かう側に塗布され、厚さが20μm〜80μmであり、可視光及び近赤外光を反射するとともに赤外輻射方式により大気ウィンドウから熱を放射可能とする第1機能塗層を有する第1輻射冷却層と、
    前記基材層から離れた前記第1輻射冷却層の表面に塗布される第1カバー層とを備える、ことを特徴とする輻射冷却構造。
  2. 前記第1輻射冷却層は、第2機能塗層をさらに備え、
    前記第2機能塗層は、前記基材層から離れた前記第1機能塗層の側に積層設置され、
    前記第2機能塗層は、紫外光を阻隔するとともに赤外輻射方式により大気ウィンドウから熱を放射可能とし、
    前記第2機能塗層の厚さは、10μm〜30μmである、ことを特徴とする請求項1に記載の輻射冷却構造。
  3. 前記第1カバー層は、シリコン層、有機フッ素層の少なくとも一つであり、
    前記第1カバー層の厚さは、10μmより小さい、ことを特徴とする請求項1に記載の輻射冷却構造。
  4. 前記輻射冷却構造は、前記基材層の表面熱を伝導する熱伝導層をさらに備え、
    前記熱伝導層は、前記基材層と前記第1輻射冷却層との間に設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の輻射冷却構造。
  5. 前記輻射冷却構造は、第1界面層をさらに備え、
    前記第1界面層は、前記基材層と前記熱伝導層との間に設けられる、ことを特徴とする請求項4に記載の輻射冷却構造。
  6. 前記輻射冷却構造は、マトリックス層表面熱を伝導する熱伝導層をさらに備え、
    前記熱伝導層は、前記第1輻射冷却層から離れたマトリックス層の表面に設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の輻射冷却構造。
  7. 前記輻射冷却構造は、第2カバー層をさらに備え、
    前記第2カバー層は、前記基材層から離れた前記熱伝導層の表面に設けられ、
    前記第2カバー層は、シリコン層、有機フッ素層の少なくとも一つであり、
    前記第2カバー層の厚さは、10μmより小さい、ことを特徴とする請求項6に記載の輻射冷却構造。
  8. 前記輻射冷却構造は、第2界面層をさらに備え、
    前記第2界面層は、前記基材層と前記第1輻射冷却層との間に設けられる、ことを特徴とする請求項6に記載の輻射冷却構造。
  9. 縦棒、骨格、及び請求項1から8の何れかに記載の輻射冷却構造からなる日除け傘面又はサンルーフ面とを備え、
    前記骨格は、前記縦棒に設けられ、
    前記日除け傘面又はサンルーフ面は、前記骨格に設けられる、ことを特徴とする輻射冷却製品。
  10. 吸着固定具及び請求項1から8の何れかに記載の輻射冷却構造からなる車体カバー体を備え、
    前記吸着固定具は、前記車体カバー体に設けられ、
    前記吸着固定具は、車体に吸着する、ことを特徴とする輻射冷却製品。
  11. 前記吸着固定具は、磁性吸着層を有し、
    前記磁性吸着層は、前記基材層と前記第1輻射冷却層との間に積層設置される、ことを特徴とする請求項10に記載の輻射冷却製品。
  12. 前記吸着固定具は、磁性体をさらに有し、
    前記磁性体は、前記車体カバー体のエッジ位置に設けられる、ことを特徴とする請求項10に記載の輻射冷却製品。
  13. テント骨格及び請求項1から8の何れかに記載の輻射冷却構造からなる外テントを備え、
    前記外テントは、前記テント骨格外をカバーする、ことを特徴とする輻射冷却製品。
  14. 前記輻射冷却製品は、裏地付きテント及び底テントをさらに備え、
    前記裏地付きテントは、前記輻射冷却構造の内側に設けられ、
    前記底テントは、前記裏地付きテントの底部に設けられ、
    前記裏地付きテントが、前記テント骨格に接続される、ことを特徴とする請求項13に記載の輻射冷却製品。
  15. 前記輻射冷却製品は、着脱部をさらに備え、
    前記着脱部は、前記外テントに着脱可能に接続され、又は前記着脱部は、前記裏地付きテントに着脱可能に接続され前記外テントの部分に露出し、
    前記着脱部は、基布層及び第2輻射冷却層を有し、
    前記第2輻射冷却層は、前記基布層の外面に塗布される、ことを特徴とする請求項14に記載の輻射冷却製品。
  16. 前記輻射冷却製品は、給電アセンブリ、センサー、警報機、及びコントローラをさらに備え、
    前記センサー、前記警報機、前記コントローラは、それぞれ前記給電アセンブリに電気的に接続され、
    前記コントローラは、それぞれ前記センサー、前記警報機に電気的に接続される、ことを特徴とする請求項13に記載の輻射冷却製品。
  17. 請求項1から8の何れかに記載の輻射冷却構造からなる帽体を備え、
    前記帽体は頭部を置くためのチャンバーを形成する、ことを特徴とする輻射冷却製品。
  18. 前記帽体には、透気孔が設けられ、
    前記透気孔は、前記帽体の内壁から前記帽体の外壁まで延びる、ことを特徴とする請求項17に記載の輻射冷却製品。
  19. 前記輻射冷却製品は、日除けカーテンをさらに備え、
    前記日除けカーテンは、前記チャンバーの底部に位置し、
    前記日除けカーテンの外面には、第3輻射冷却層が塗布される、ことを特徴とする請求項17に記載の輻射冷却製品。
  20. 前記輻射冷却製品は、収納袋をさらに備え、
    前記収納袋は、前記日除けカーテンに設けられる、ことを特徴とする請求項19に記載の輻射冷却製品。
  21. 請求項1から8の何れかに記載の輻射冷却構造からなるカーテン体を備え、
    前記カーテン体は、日除けカーテンの一部を形成する、ことを特徴とする輻射冷却製品。
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