JP2007210326A - シート状物の仕分け方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】多数の絵柄が印刷された枚葉紙を、不良品である絵柄がある位置に応じて仕分ける。
【解決手段】同じ絵柄が縦方向、横方向に並んで印刷された枚葉紙100における前記絵柄の品質を検査し、すべての絵柄の品質が良品と判断された場合には、良品排出個所21a、21bに排出し、枚葉紙の縦方向の1列のみに不良品があると判断された場合には、単列不良排出個所(単数グループ不良シート状物排出個所)21c、21a、21cに排出し、枚葉紙の複数列に不良品があると判断された場合には、複数列不良排出個所(複数グループ不良シート状物排出個所)21bに排出する。
【選択図】図20
【解決手段】同じ絵柄が縦方向、横方向に並んで印刷された枚葉紙100における前記絵柄の品質を検査し、すべての絵柄の品質が良品と判断された場合には、良品排出個所21a、21bに排出し、枚葉紙の縦方向の1列のみに不良品があると判断された場合には、単列不良排出個所(単数グループ不良シート状物排出個所)21c、21a、21cに排出し、枚葉紙の複数列に不良品があると判断された場合には、複数列不良排出個所(複数グループ不良シート状物排出個所)21bに排出する。
【選択図】図20
Description
本発明は、印刷されたシート状物を印刷状態ごとに仕分けする方法及び装置に関する。
銀行券や証券などを印刷する印刷機として、印刷部と排紙部との間に品質検査装置を備えたものがある。このような印刷機においては、印刷部において、シート状物にマトリックス状に多数の絵柄(銀行券、証券など)を印刷し、印刷されたシート状物を品質検査装置によって良品と不良品とに識別し、良品は、排紙部における良品用の排紙台上に排出し、不良品は、不良品用の排紙台に排出している。マトリックス状に多数印刷された絵柄のどれか一つにでも不良があれば、そのシート状物は不良品とされる。
本件出願人は、印刷されたシート状物を印刷の状態によって仕分けする「シート状物識別方法および識別装置」を出願しており、特開2002−1923号公報として公開されている。この出願に係る発明は、マトリックス状に絵柄が印刷されたシート状物を、良品、白紙、不良品、一部不良品に仕分けするものであり、シート状物の無駄をなくし、印刷にかかる費用の削減を達成している。
このうち一部不良品と判断されたシート状物は次工程において、人手によって再度検査が行なわれる。この検査においては、作業者が目視により、マトリックス状に印刷された多数の絵柄の中から不良個所を発見し、その絵柄部分に手作業によりマークをつけている。この作業は、多くの人員と労力を有することとなっている。また、作業者による目視での検査であるため、良品と不良品との識別基準に個人差が出る可能性もある。
不良品と判断されたシート状物は、断裁機で小切れサイズ(銀行券や証券の一枚ずつ)に断裁され、小切れ状態で良品と不良品とに仕分けされた後、小切れ専用の番号機で一枚一枚番号印刷がなされる。当然多くの小切れ専用の番号機が必要となる。
更に、特に銀行券や証券などの印刷にあっては、印刷後の処理を更に容易にするような仕分けが望まれている。仕分けのための検査も、同じ基準でなされることが求められている。更に、仕分け後の番号印刷などをできるだけ既存の設備を利用して行なうようにすることが求められている。検査に要する人員の削減も求められている。
本発明は、このような要求に応えるべくなされたものである。
本発明は、このような要求に応えるべくなされたものである。
上記課題を解決する第1の発明に係るシート状物の仕分け方法は、
複数の絵柄が印刷されたシート状物における前記絵柄の印刷品質を検査し、その検査結果に基づいてシート状物を仕分け排出するシート状物の仕分け方法において、
前記シート状物を、シート状物上のすべての絵柄の品質が良品と判断された良品シート状物と、前記複数の絵柄を複数のグループにグループ分けしてなる複数のグループのうちの一つのグループのみにおける絵柄に不良絵柄があると判断された単数グループ不良シート状物と、グループ分けされた複数のグループのうちの複数のグループそれぞれにおける絵柄に不良絵柄があると判断された複数グループ不良シート状物とに仕分け排出することを特徴とする。
この方法において、印刷されたシート状物の良品・不良品の検査は、目視ではなく、例えば、CCD−カメラなどを用いた光学的/電子的方法により行われる。なお、「グループ分けされた複数のグループのうちの複数のグループ」における後者の「複数のグループ」には、前者の「複数のグループ」のうちの2つ以上のグループを指し、全グループを含む。
複数の絵柄が印刷されたシート状物における前記絵柄の印刷品質を検査し、その検査結果に基づいてシート状物を仕分け排出するシート状物の仕分け方法において、
前記シート状物を、シート状物上のすべての絵柄の品質が良品と判断された良品シート状物と、前記複数の絵柄を複数のグループにグループ分けしてなる複数のグループのうちの一つのグループのみにおける絵柄に不良絵柄があると判断された単数グループ不良シート状物と、グループ分けされた複数のグループのうちの複数のグループそれぞれにおける絵柄に不良絵柄があると判断された複数グループ不良シート状物とに仕分け排出することを特徴とする。
この方法において、印刷されたシート状物の良品・不良品の検査は、目視ではなく、例えば、CCD−カメラなどを用いた光学的/電子的方法により行われる。なお、「グループ分けされた複数のグループのうちの複数のグループ」における後者の「複数のグループ」には、前者の「複数のグループ」のうちの2つ以上のグループを指し、全グループを含む。
上記課題を解決する第2の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第1の発明に係るシート状物の仕分け方法において、前記シート状物に絵柄が縦横に複数印刷されており、縦方向の各列の絵柄により、又は横方向の各行の絵柄により、又は複数の列もしくは行にまたがる所定数の絵柄により、前記グループが構成されることを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第1又は第2の発明に係るシート状物の仕分け方法において、前記単数グループ不良シート状物の不良絵柄に対してマークを付与することを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第1又は第2の発明に係るシート状物の仕分け方法において、前記単数グループ不良シート状物は不良絵柄の存在するグループが同じである単数グループ不良シート状物ごとに仕分け排出されることを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第1又は第2の発明に係るシート状物の仕分け方法において、前記単数グループ不良シート状物における不良絵柄が存在しないグループの絵柄に番号印刷をすることを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第5の発明に係るシート状物の仕分け方法において、番号印刷がされた前記単数グループ不良シート状物を各絵柄ごとに断裁して小切れ印刷物とし、次いで前記小切れ印刷物を、絵柄が良で番号印刷のあるもの、絵柄が良で番号印刷のないもの、絵柄が不良であるものに仕分けすることを特徴とする。
上記課題を解決する第7の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第1又は第2の発明に係るシート状物の仕分け方法において、前記複数グループ不良シート状物を各絵柄ごとに断裁して小切れ印刷物とし、次いで前記小切れ印刷物を、絵柄が良であるもの、絵柄が不良であるものに仕分けすることを特徴とする。
上記課題を解決する第8の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第1の発明に係るシート状物の仕分け方法において、前記良品シート状物を良品排出個所に排出し、
前記単数グループ不良シート状物を単数グループ不良シート状物排出個所に排出し、
前記複数グループ不良シート状物を複数グループ不良シート状物排出個所に排出することを特徴とする。
前記単数グループ不良シート状物を単数グループ不良シート状物排出個所に排出し、
前記複数グループ不良シート状物を複数グループ不良シート状物排出個所に排出することを特徴とする。
上記課題を解決する第9の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第1の発明に係るシート状物の仕分け方法において、前記シート状物を複数回品質検査することにより前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物に仕分け排出することを特徴とする。
上記課題を解決する第10の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第9の発明に係るシート状物の仕分け方法において、前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち特定の種類のシート状物と残りのシート状物とに仕分け排出し、前記残りのシート状物の中に前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類のシート状物が混合しているときには前記残りのシート状物に対して再度品質検査を行い、その中から特定の種類のシート状物を仕分け排出することを特徴とする。
この発明における特定の種類のシート状物としては、良品シート状物、いずれかの単数グループ不良シート状物、複数グループ不良シート状物のうちから選択したいずれかのシート状物であり、選択されなかったシート状物が残りのシート状物となる。特定の種類のシート状物、残りのシート状物の概念は以下においても同じである。
この発明における特定の種類のシート状物としては、良品シート状物、いずれかの単数グループ不良シート状物、複数グループ不良シート状物のうちから選択したいずれかのシート状物であり、選択されなかったシート状物が残りのシート状物となる。特定の種類のシート状物、残りのシート状物の概念は以下においても同じである。
上記課題を解決する第11の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第10の発明に係るシート状物の仕分け方法において、前記残りのシート状物に対する品質検査及びその品質検査により特定の種類のシート状物を仕分け排出することを前記残りのシート状物の中に複数の種類のシート状物が混合しなくなるまで繰り返し行うことを特徴とする。
上記課題を解決する第12の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第10の発明に係るシート状物の仕分け方法において、最初の印刷品質の検査により前記良品シート状物と残りのシート状物とを仕分け排出し、
その後、前記残りのシート状物の印刷品質の検査により1種類の前記単数グループ不良シート状物又は1種類ごとに仕分け排出された複数種類の前記単数グループ不良シート状物と残りのシート状物とを仕分け排出し、少なくとも一つの前記単数グループ不良シート状物と残りのシート状物とを仕分け排出し、前記残りのシート状物が前記複数グループ不良シート状物のみになるまで前記残りのシート状物の印刷品質の検査により前記単数グループ不良シート状物の仕分け排出を行うことを特徴とする。
その後、前記残りのシート状物の印刷品質の検査により1種類の前記単数グループ不良シート状物又は1種類ごとに仕分け排出された複数種類の前記単数グループ不良シート状物と残りのシート状物とを仕分け排出し、少なくとも一つの前記単数グループ不良シート状物と残りのシート状物とを仕分け排出し、前記残りのシート状物が前記複数グループ不良シート状物のみになるまで前記残りのシート状物の印刷品質の検査により前記単数グループ不良シート状物の仕分け排出を行うことを特徴とする。
上記課題を解決する第13の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第9の発明に係るシート状物の仕分け方法において、シート状物が排出される複数の排出個所が、最終的に仕分け排出される前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物の総数よりも少なく設定され、
印刷品質の検査の度に、複数の排出個所のうち一つ又は複数の排出個所を、前記良品シート状物が排出される良品排出個所、前記単数グループ不良シート状物が排出される単数グループ不良シート状物排出個所、前記複数グループ不良シート状物が排出される複数グループ不良シート状物排出個所、前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類が混合した残りのシート状物が排出される残りシート状物排出個所のうちのいずれか1種類又複数種類に設定することを特徴とする。
印刷品質の検査の度に、複数の排出個所のうち一つ又は複数の排出個所を、前記良品シート状物が排出される良品排出個所、前記単数グループ不良シート状物が排出される単数グループ不良シート状物排出個所、前記複数グループ不良シート状物が排出される複数グループ不良シート状物排出個所、前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類が混合した残りのシート状物が排出される残りシート状物排出個所のうちのいずれか1種類又複数種類に設定することを特徴とする。
上記課題を解決する第14の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第13の発明に係るシート状物の仕分け方法において、前記残りのシート状物は前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類が混合していることを特徴とする。
上記課題を解決する第15の発明に係るシート状物の仕分け方法は、第1の発明に係るシート状物の仕分け方法において、1回の印刷品質の検査により前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物を仕分け排出することを特徴とする。
上記課題を解決する第16の発明に係るシート状物の仕分け装置は、検査装置により複数の絵柄が印刷されたシート状物における前記絵柄の印刷品質を検査し、この検査結果に基づいて前記シート状物を仕分け排出するシート状物仕分け装置において、
前記検査装置により検査された前記シート状物を排出する排出手段と、
前記検査装置による検査結果に基づき、前記シート状物を、前記シート状物上のすべての絵柄の品質が良品であると判断された良品シート状物と、前記複数の絵柄を複数のグループにグループ分けしてなる複数のグループのうちの一つのグループのみにおける絵柄に不良絵柄があると判断された単数グループ不良シート状物と、グループ分けされた複数のグループのうちの複数グループそれぞれにおける絵柄に不良絵柄があると判断された複数グループ不良シート状物とに仕分け排出するように前記排出手段を制御する制御装置とを有することを特徴とする。
前記検査装置により検査された前記シート状物を排出する排出手段と、
前記検査装置による検査結果に基づき、前記シート状物を、前記シート状物上のすべての絵柄の品質が良品であると判断された良品シート状物と、前記複数の絵柄を複数のグループにグループ分けしてなる複数のグループのうちの一つのグループのみにおける絵柄に不良絵柄があると判断された単数グループ不良シート状物と、グループ分けされた複数のグループのうちの複数グループそれぞれにおける絵柄に不良絵柄があると判断された複数グループ不良シート状物とに仕分け排出するように前記排出手段を制御する制御装置とを有することを特徴とする。
上記課題を解決する第17の発明に係るシート状物の仕分け装置は、第16の発明に係るシート状物の仕分け装置において、前記シート状物に絵柄が縦横に複数印刷されており、縦方向の各列の絵柄により、又は横方向の各行の絵柄により、又は複数の列もしくは行にまたがる所定数の絵柄により、前記グループが構成されることを特徴とする。
上記課題を解決する第18の発明に係るシート状物の仕分け装置は、第16又は第17の発明に係るシート状物の仕分け装置において、前記検査装置により品質が不良と判断された絵柄にマークを付与するマーキング装置を有することを特徴とする。
上記課題を解決する第19の発明に係るシート状物の仕分け装置は、第16の発明に係るシート状物の仕分け装置において、前記制御装置は、前記単数グループ不良シート状物を、不良絵柄が同じグループに存在する単数グループ不良シート状物ごとに仕分け排出するように前記排出手段を制御することを特徴とする。
上記課題を解決する第20の発明に係るシート状物の仕分け装置は、第16の発明に係るシート状物の仕分け装置において、
前記排出手段は、
前記良品シート状物を良品排出個所に排出する良品排出手段と、
前記単数グループ不良シート状物を単数グループ不良シート状物排出個所に排出する単数グループ不良シート状物排出手段と、
前記複数グループ不良シート状物を複数グループ不良シート状物排出個所に排出する複数グループ不良シート状物排出手段と、
を有することを特徴とする。
前記排出手段は、
前記良品シート状物を良品排出個所に排出する良品排出手段と、
前記単数グループ不良シート状物を単数グループ不良シート状物排出個所に排出する単数グループ不良シート状物排出手段と、
前記複数グループ不良シート状物を複数グループ不良シート状物排出個所に排出する複数グループ不良シート状物排出手段と、
を有することを特徴とする。
上記課題を解決する第21の発明に係るシート状物の仕分け装置は、第16の発明に係るシート状物の仕分け装置において、
前記制御装置は、
品質検査の結果に基づき前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち特定の種類のシート状物と残りのシート状物とに仕分け排出し、前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類のシート状物が混合している前記残りのシート状物に対する品質検査の結果に基づき、その中から特定の種類のシート状物を仕分け排出するように前記排出手段を制御することを特徴とする。
前記制御装置は、
品質検査の結果に基づき前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち特定の種類のシート状物と残りのシート状物とに仕分け排出し、前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類のシート状物が混合している前記残りのシート状物に対する品質検査の結果に基づき、その中から特定の種類のシート状物を仕分け排出するように前記排出手段を制御することを特徴とする。
上記課題を解決する第22の発明に係るシート状物の仕分け装置は、第16の発明に係るシート状物の仕分け装置において、
前記排出手段によりシート状物が排出される複数の排出個所を備え、
前記排出個所は、最終的に仕分け排出される前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物の総数よりも少なく設定され、
前記制御装置は、印刷品質の検査の度に、複数の排出個所のうち一つ又は複数の排出個所を前記良品シート状物が排出される良品排出個所、前記単数グループ不良シート状物が排出される単数グループ不良シート状物排出個所、前記複数グループ不良シート状物が排出される複数グループ不良シート状物排出個所、前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類が混合した残りのシート状物が排出される残りシート排出個所のうちいずれか一種類又は複数種類に設定することを特徴とする。
前記排出手段によりシート状物が排出される複数の排出個所を備え、
前記排出個所は、最終的に仕分け排出される前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物の総数よりも少なく設定され、
前記制御装置は、印刷品質の検査の度に、複数の排出個所のうち一つ又は複数の排出個所を前記良品シート状物が排出される良品排出個所、前記単数グループ不良シート状物が排出される単数グループ不良シート状物排出個所、前記複数グループ不良シート状物が排出される複数グループ不良シート状物排出個所、前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類が混合した残りのシート状物が排出される残りシート排出個所のうちいずれか一種類又は複数種類に設定することを特徴とする。
上記課題を解決する第23の発明に係るシート状物の仕分け装置は、第22の発明に係るシート状物の仕分け装置において、
前記残りのシート状物は、前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類が混合していることを特徴とする。
前記残りのシート状物は、前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類が混合していることを特徴とする。
上記課題を解決する第24の発明に係るシート状物の仕分け装置は、第16の発明に係るシート状物の仕分け装置において、
前記排出手段によりシート状物が排出される複数の排出個所を備え、
前記排出個所は、最終的に仕分け排出される前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物と同数設けられていることを特徴とする。
前記排出手段によりシート状物が排出される複数の排出個所を備え、
前記排出個所は、最終的に仕分け排出される前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物と同数設けられていることを特徴とする。
上記課題を解決する第25の発明に係るシート状物の仕分け装置は、
第16の発明に係るシート状物の仕分け装置において、
前記シート状物を搬送する搬送手段を備えており、
前記搬送手段は、前記シート状物を把持及び開放するシート状物把持装置を設けてなることを特徴とする。
第16の発明に係るシート状物の仕分け装置において、
前記シート状物を搬送する搬送手段を備えており、
前記搬送手段は、前記シート状物を把持及び開放するシート状物把持装置を設けてなることを特徴とする。
上記課題を解決する第26の発明に係るシート状物の仕分け装置は、第16の発明に係るシート状物の仕分け装置において、
前記検査装置は、前記搬送手段により搬送される前記シート状物の絵柄を撮影するものであることを特徴とする。
前記検査装置は、前記搬送手段により搬送される前記シート状物の絵柄を撮影するものであることを特徴とする。
第1から第15の発明に係るシート状物の仕分け方法によれば、シート状物が仕分けされるので、その後の処理が容易となる。具体的には、同種の不良品のシート状物(例えば、所定のグループにのみ不良品があるシート状物)をまとめて、既存の番号印刷機により番号印刷を行なうことができるようになる。このようにすることにより、小切れ番号印刷機の台数を減らすことができる。また、検査に要する人員を削減することもできる。更に、検査を検査装置により行なうことにより、検査のばらつきもなくなる。
第2の発明に係るシート状物の仕分け方法によれば、グループごと(例えば、列ごと)に処理できるようになる。
第3の発明に係るシート状物の仕分け方法によれば、絵柄ごとの良・不良が明らかとなり、小切れ印刷物ごとの仕分けが容易となる。
第4の発明に係るシート状物の仕分け方法によれば、単列不良品シート状物のその後仕分け処理が容易となる。
第5の発明に係るシート状物の仕分け方法によれば、番号印刷が、シート状物ごとにできるので、その後の小切れ印刷物の番号印刷の量を減らすことができ、その結果小切れ番号印刷機の数を減らすことができる。
第6の発明に係るシート状物の仕分け方法によれば、小切れ印刷物単位で仕分けされ、印刷物の無駄を最小限にすることができる。
第7の発明に係るシート状物の仕分け方法によれば、小切れ印刷物単位で仕分けされ、印刷物の無駄を最小限にすることができる。
第9から第14の発明に係るシート状物の仕分け方法によれば、同様の操作を繰り返すことにより所定の仕分けができるので、仕分け操作が簡略化される。更に第13、14の発明に係るシート状物の仕分け方法によれば、実施するための設備として排出箇所を少なくできるので、設備の簡素化が図れる
第15の発明に係るシート状物の仕分け方法によれば、1回の品質検査によりすべての種類のシートに仕分けすることができるので、仕分け時間の短縮が図れる。
第16から第26の発明に係るシート状物の仕分け装置によれば、絵柄の良品・不良品の判断のばらつきがなくなり、その後の仕分け処理も容易となる。また、検査に要する人員を削減することもできる。更に、印刷機の排紙部に当該シート状物の仕分け装置を組み付けることができるので、装置の簡素化、設備費の節減も達成できる。
第17の発明に係るシート状物の仕分け装置によれば、グループごと(例えば、列ごと)に処理できるようになる。
第18の発明に係るシート状物の仕分け装置によれば、絵柄ごとの良・不良が明らかとなり、小切れ印刷物ごとの仕分けが容易となる。
第19の発明に係るシート状物の仕分け装置によれば、単列不良品シート状物のその後仕分け処理が容易となる。
第22の発明に係るシート状物の仕分け装置によれば、少ない排出箇所により装置を構成するので、装置が簡素化される。
第24の発明に係るシート状物の仕分け装置によれば、1回の品質検査によりすべての種類のシートに仕分けすることができるので、仕分け時間の短縮が図れる。
以下、本発明に係るシート状物の仕分け方法及び装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る仕分け方法、仕分け装置を適用した印刷機全体の概略側面図であり、図2はその拡大図、図3は図2中にIIIで示す部分の拡大図である。図4は印刷機における操作系のブロック図である。図5は番号印刷機の展開図であり、図6は、そのVI−VI矢視断面図である。図7、8は、仕分け及び番号印刷の説明図である。図9〜19は仕分け方法のフローチャートである。図20は仕分け状態の概略図である。
図1に示すように、この印刷機1は、給紙部2と、それに続く印刷部3と、印刷部3に続く排紙部4とからなっており、排紙部4に、本発明の一実施例に係る仕分け方法を行う、本発明の一実施例でもある仕分け装置5が装備されている。
給紙部2は、積み重ねられたシート状物である枚葉紙100を一枚ずつ送り出す給紙装置6を備えている。この給紙装置6により送り出された枚葉紙100は、フィーダボード7及び図示しないスウィング装置を介して、渡し胴8及び9に受け渡され、渡し胴9より圧胴10に受け渡される。
印刷部3においては、圧胴10には凹版胴11が対接している。凹版胴11には、3個のシャブロン胴12が対接している。シャブロン胴12には、それぞれインキ装置13が接続しており、インキ装置13より渡されたインキを凹版胴11の所定の箇所に供給する。凹版胴11の最下段のシャブロン胴12の対接位置より下流側には、シャブロン胴12により供給されたインキのうちの余分なものをふき取るプレワイピング装置14が対接配置されている。凹版胴11の、プレワイピング装置14よりも回転方向下流側には、凹版胴11上の余分なインキを更に除去するためのワイピングローラ15が対接している。このワイピングローラ15は、ワイピング液タンク16に貯留されたワイピング液に一部が浸漬され、常に洗浄されている。
圧胴10の前記凹版胴11よりも回転方向下流側には、排紙部4におけるデリバリ胴17が対接している。デリバリ胴17には、圧胴10から枚葉紙100を受け取るくわえ爪装置18が所定の間隔で多数取り付けられた搬送チェーン19が巻き掛けられている。搬送チェーン19は、図示しないチェーンガイドに案内されて循環走行し、圧胴10から受け取った枚葉紙100を排出個所である紙積台21a、21b、21cに搬送する。紙積台21a、21b、21cは、特定の種類のシート状物の排出箇所、残りのシート状物の排出箇所となる。具体的には、紙積台21a、21b、21cは、後述する仕分けモードに応じて、良品排出個所、又は単数グループ不良シート状物排出個所、又は複数グループ不良シート状物排出個所となる。
くわえ爪装置18は、図3に示すように、爪台22と爪台22に対し開閉可能な爪23とからなり、爪台22に対し爪23を閉じることにより、枚葉紙100の端をくわえるようになっている。爪23は付勢された弾性力により爪台22に対し閉じられる。爪23には爪23と一体のレバー23aを介してローラ状のカムフォロア24が取り付けられており、このカムフォロア24を回動することにより、爪23は爪台22に対し開かれる。なお、爪台22、爪23の軸23bは共に搬送チェーン19に取り付けられている。
搬送チェーン19の循環経路を説明すると、図1、2に示すように、デリバリ胴17から少し上方に案内され、水平部を経て斜め下方に案内され、再度水平部を経、デリバリ胴17と反対の側においては大きく湾曲して案内され、次いで大きく上方に案内され、紙積台21a〜21cの上方を通り、斜め上方に案内され、水平部を経、少し下方に案内されてデリバリ胴17に至る。
図2に示すように、搬送チェーン19の循環経路の上側の傾斜部分から水平部にかけての範囲において搬送チェーン19の下側には、印刷された枚葉紙100を乾燥させるためのエアダクト25が配置されている。エアダクト25は上向きに開口している。印刷された枚葉紙100は、搬送チェーン19により搬送される過程において、エアダクト25から吹き付けられるエアにより乾燥される。
搬送チェーン19のデリバリ胴17の反対側において大きく湾曲する個所の下側には、吸引テーブル26が設けられている。吸引テーブル26には図示されていない吸引ダクトが接続されている。搬送チェーン19で搬送される枚葉紙100は、吸引テーブル26に吸引され、しわのない張った状態とされる。
この吸引テーブル26の上方において、つまり湾曲する搬送チェーン19の内側に、前記吸引テーブル26に向けて検査装置27が設けられている。検査装置27により、枚葉紙100に印刷された絵柄の状態が検出される。検査装置27としては、例えば、CCD−面カメラ、CCD−ラインカメラなどの光学的/電子的撮影装置などが採用される。CCD−面カメラ、CCD−ラインカメラなどの撮影装置により撮影された画像から絵柄の良否が判断される。勿論、絵柄の印刷状態が良品か不良品かの検出、判断は光学的/電子的なものに限らず、種々のものが採用できる。
搬送チェーン19の循環経路の循環方向最初に位置する紙積台21aの手前には、検査装置27により不良と判断された絵柄に印(識別マーク)を付けるマーキング装置28が設けられている。マーキング装置28としては、例えばインキを噴射してマーキングするインキジェット式プリンタなどが採用される。勿論不良絵柄に印を付けることができるものであれば、どのようなものでもよい。マーキング装置28は、枚葉紙100に印刷される絵柄の列に対応して設けられている。つまり、絵柄が5列ある場合には、5台のマーキング装置28が設けられる。これらは、一体のものであっても別体のものであってもよい。
第1の紙積台21a及び第2の紙積台21bの上方において搬送チェーン19の移動経路の上側には、排出手段として第1の排紙カム装置31a、第2の排紙カム装置31bが設けられている。これらの排紙カム装置31a、31bは、後述する仕分けモードに応じて、良品排出手段、単数グループ不良シート状物排出手段、複数グループ不良シート状物排出手段、更には不良品のある列が特定されていない枚葉紙の排出手段となる。第1及び第2の排紙カム装置31a、31bは、図3に示すように、搬送チェーン19の循環経路に沿って印刷機本体側に設けられており、軸32によって上下方向に回動可能に支持された排紙カム33と、それを上下方向に回動させるカム駆動装置34とからなっている。
カム駆動装置34は、排紙カム33の先端側に軸35により回動自在に連結されたリンク36と、一端が印刷機本体側に軸37により回動自在に支持され、他端が軸38によりリンク36に回動自在に連結されたリンク39と、リンク36と39の連結部である軸38にロッド43の先端が連結されたエアシリンダ40a(40b)とからなっている。エアシリンダ40a(40b)は、印刷機本体側に支持されている。
図3に示すように、エアシリンダ40a(40b)のロッド43が伸びると、リンク36と39は上下方向に一直線状となり、図3中実線で示すように、排紙カム33はくわえ爪装置18のカムフォロア24の移動経路に進出する。エアシリンダ40a(40b)の駆動によりロッド43が縮むと、リンク36と39とをつなぐ軸38が図中左方向に移動することによりリンク36と39は、直線状をなしていた状態から屈曲した状態(くの字状)となり、排紙カム33は、図3中二点鎖線で示すように上方に回動する。つまり、搬送チェーン19に設けられたくわえ爪装置18のカムフォロア24の移動経路に対し退避する。なお、図中、41は、リンク35と38を上下方向に一直線状に保つストッパである。
排紙カム33が水平にあるときには、搬送チェーン19の移動に伴って、くわえ爪装置18のカムフォロア24が排紙カム33のカム面33aに沿って移動することにより爪23が回動し、図中実線及び二点鎖線で示すように、爪23は爪台22に対し開かれる。つまり、くわえ爪装置18にくわえられていた枚葉紙100は解放(排出)されることになる。エアシリンダ40a(40b)が作動してロッド43が縮められて排紙カム33が上方に回動すると、排紙カム33は、カムフォロア24の移動経路から退避することになり、爪23は回転しない。つまり、くわえ爪装置18にくわえられていた枚葉紙100は解放されない。
搬送チェーン19の循環経路の循環方向における最後に位置する紙積台21cの上方において搬送チェーン19の移動経路の上側には、排出手段として排紙カム42が設けられている。最終位置の紙積台21cまで搬送された枚葉紙100は、必ず排出されなければならないので、排出手段としては、枚葉紙100を解放する、解放しないの選択の余地はなく、必ず解放するので、排紙カム42は固定であり、他の排紙カム33と異なり回動駆動はされない。この排紙カム42、後述する制御のモードに応じて、単列不良品排出手段、又は、不良品のある列が特定されていない枚葉紙の排出手段となる。
次に、印刷機1に備わっている、仕分けを行う制御系の概略について図4に基づき説明する。
印刷機1には制御装置51が備わっており、制御装置51には、後述する仕分け方法を実施するプログラムが組み込まれている。そのため、制御装置51は各種入力に応じて各部に指令を出す。制御装置51への操作系の入力手段として、プリントモードボタン52、ソート1ボタン53、ソート2ボタン54、ソート3ボタン55、印刷機駆動用ボタン56、印刷機停止用ボタン57が備わっている。これらのボタンは印刷機1の操作パネル(図示省略)などに配置されている。これらのボタンが操作されることにより、印刷機は所望の運転がなされ、プログラムが実行される。
印刷機1には制御装置51が備わっており、制御装置51には、後述する仕分け方法を実施するプログラムが組み込まれている。そのため、制御装置51は各種入力に応じて各部に指令を出す。制御装置51への操作系の入力手段として、プリントモードボタン52、ソート1ボタン53、ソート2ボタン54、ソート3ボタン55、印刷機駆動用ボタン56、印刷機停止用ボタン57が備わっている。これらのボタンは印刷機1の操作パネル(図示省略)などに配置されている。これらのボタンが操作されることにより、印刷機は所望の運転がなされ、プログラムが実行される。
制御装置51には、検査装置27からの信号が入力される。制御装置51は、検査装置27から絵柄の撮像信号を受け、絵柄が良品であるか不良品であるか判断し、マーキング装置28に駆動信号を発する。また、第1パイル排出用エアシリンダである第1の排紙カム駆動装置31aのエアシリンダ40a、第2パイル排出用エアシリンダ31bである排紙カム駆動装置31bのエアシリンダ40bに駆動信号が発せられる。
次に、枚葉紙上に印刷された絵柄に番号を印刷する番号印刷機について説明する。図5は、番号印刷機の番号胴近傍の一部破断した展開正面図であり、図6は、図5中のVI−VI矢視断面図である。
左右のフレーム60、62に偏心軸受63、64を介して回転自在に支持された番号胴65は、中空状の胴軸66と、フレーム60、62間に位置して胴軸66上にキーと割締めとで固定された番号器装着板67a、67b、67c、67d、67eとを備えており、各番号器装着板67a〜67eの外周部には、それぞれ8個の番号器68a、68b、68c、68d、68e(以下、いずれかの番号器かを特定しない場合は「68」で表す)が円周方向に所定の間隔で装着されている。各番号器68a〜68eは所定桁数の番号を印刷するもので、0〜9までの凸版を有する字輪を所定数備えてなり、低位の桁が繰り上がると上位の字輪が一文字分回転するようになっている。低位にある字輪の回転は、番号器68a〜68eの側方に突出する番号変換用アーム69の回動によりなされる。番号変換用アーム69の端部には回転自在にコロ69aが設けられている。
胴軸66のフレーム60の外側に突出する部分には胴ギア70が取り付けられており、この胴ギア70には、原動側のギア71が噛み合っている。従って、原動側より、ギア71、胴ギア70を介して番号胴65は駆動される。また、左右の偏心軸受63、64はフレーム60、62の外側に突出しており、その突出部には、フレーム60、62の外側に枢着されたレバー72に一端が枢着されたリンク73の他端が枢着されている。レバー72の他端には、フレーム62の外側面に設けられたカム機構のレバー74が連結されている。カム機構によりレバー74を揺動させることにより、レバー72、リンク73を介して偏心軸受63、64が回動し、番号胴65が、番号器68a〜68eを対接させた圧胴75に対して胴入れ(接触)、胴抜き(離反)されるように構成されている。
番号胴65の周面近傍には、番号変換軸76が、カラー77、78で軸方向への移動を規制されて左右のフレーム60、62間に回動自在に支持されている。番号変換軸76のフレーム60からの突出端には、自由端にカムフォロア79を備えたカムレバー80が取り付けられている。一方、胴ギア70には、小径部と大径部とからなるカム面を有する揺動用カム81が固定されており、カムフォロア79は、この揺動用カム81のカム面に対接されている。カムレバー80には、カムフォロア79が常に揺動用カム81のカム面に当接するようにばね力が付勢されている。
更に番号変換軸76上には、円弧状の係合面85aを有する番号変換部材85が、各番号器装着板67a〜67eに対応してキーと割締め等により固定されている。番号変換部材85は、カムレバー80と共に第6図中実線で示す位置と一点鎖線で示す位置との間で揺動する。
カムフォロア79が揺動用カム81の小径部に対応しているときには、番号変換部材85は第6図中に実線で示した位置にあり、このときに、番号胴65と共に回転する番号器68が係合面85aを通過すると、番号器68の番号が変換される。すなわち、番号変換部材85の係合面85aがコロ69aと係合する位置に進出することによって、番号器68の番号変換用アーム69のコロ69aが第6図中に(1)、(2)、(3)で示す軌跡を移動し、コロ69aが係合面85aに係合し、係合面85aによって押圧されることによって番号変換用アーム69が回動されて番号器68の字輪が一文字分回転し、番号が変換されるのである。
また、カムフォロア79が揺動用カム81大径部に対応して番号変換部材85が一点鎖線で示す位置にあるときは、番号変換用アーム69端のコロ69aは番号変換部材85の係合面85aに接触せず、番号器68が回転しても番号は変換されない。
なお、揺動用カム81のカム面は、番号胴65の回転方向先頭の番号器68が、番号変換部材85の係合面85aに対応するときに係合面85aが一点鎖線の位置から実線で示す位置に移動(前進)し、最後尾の番号器68が係合面85aを通過し終わったときに、係合面85aが実線位置から一点鎖線で示す位置に移動(後退)するように、円周角度及び位相が設定されている。また、カムレバー80には、その揺動を許したり規制したりする番号変換軸制御装置86が備わっている。つまり、揺動用カム81が回転しても、番号器68の番号が変換されないようにすることができるようになっている。
図5、6では省略してあるが、当該番号印刷機には、枚葉紙を一枚ずつ番号胴65と圧胴75との間に供給する給紙部、番号胴65と圧胴75との間を通ることにより番号が印刷された枚葉紙をつかんで排紙するチェーン等の排紙部が設けられている。
なお、図1〜図6を参照して上述した装置構成では、各部の駆動原としてエアシンリンダを採用しているが、駆動原としては、油圧シリンダやモータ等であってもよいことは勿論である。
以上が装置の構成であり、次に、上記装置によりなされる仕分け方法の一例を図7、8に基づき説明する。
枚葉紙100には、銀行券、証券などの絵柄101が、縦方向に五ならび(5列)、横方向に八ならび(8行)印刷される。列を左側からA列、B列、C列、D列、E列と呼ぶ。仕分けは、枚葉紙100上の絵柄101をグループに分けて、グループごとに不良絵柄があるか否かを判断することにより行う。グループの分け方としては、縦の列(A列〜E列)をそれぞれグループとする、横の各行をそれぞれグループとする、複数の列又は行にまたがる所定数の絵柄101のまとまりをグループとする、といった分け方が考えられるが、ここでは、A列〜E列の各列をそれぞれグループ(5グループ)とした例をあげる。つまり、図7の左側に示すように、A〜Eのいずれかの列(グループ)の絵柄に不良があるかどうか判断するのである。なお、以下に示す実施の形態では、絵柄に不良のないシート状物を特定種類のシート状物とし、その他のシート状物、つまりいずれかのグループの絵柄に不良があるシート状物、複数のグループの絵柄に不良があるシート状物を残りのシート状物としている。
枚葉紙100には、銀行券、証券などの絵柄101が、縦方向に五ならび(5列)、横方向に八ならび(8行)印刷される。列を左側からA列、B列、C列、D列、E列と呼ぶ。仕分けは、枚葉紙100上の絵柄101をグループに分けて、グループごとに不良絵柄があるか否かを判断することにより行う。グループの分け方としては、縦の列(A列〜E列)をそれぞれグループとする、横の各行をそれぞれグループとする、複数の列又は行にまたがる所定数の絵柄101のまとまりをグループとする、といった分け方が考えられるが、ここでは、A列〜E列の各列をそれぞれグループ(5グループ)とした例をあげる。つまり、図7の左側に示すように、A〜Eのいずれかの列(グループ)の絵柄に不良があるかどうか判断するのである。なお、以下に示す実施の形態では、絵柄に不良のないシート状物を特定種類のシート状物とし、その他のシート状物、つまりいずれかのグループの絵柄に不良があるシート状物、複数のグループの絵柄に不良があるシート状物を残りのシート状物としている。
なお、A列の絵柄101の少なくとも一つが不良品である場合をNG−Aと表す。以下、同様に、それぞれの列の絵柄101の少なくとも一つが不良品である場合を、NG−B、NG−C、NG−D、NG−Eと呼ぶ。絵柄が良品であるか不良品であるかは、前記検査装置27により検出され、制御装置51により判断される。不良品であると判断された絵柄(不良絵柄)101aには、マーキング装置28により、識別マーク102が付与される。
枚葉紙100の各絵柄101には、番号印刷機により番号(数字だけでなくアルファベット、その他の符号を含む)103が印刷されるが、いずれかの列の絵柄101に一つでも不良がある場合には、図7の右側に示すように、その不良品である絵柄(不良絵柄)のある列を除き番号印刷を行なう。つまり、5列の番号を印刷できる番号印刷機であっては、不良絵柄のある列には、番号印刷を機能させない。不良と判断された絵柄101aのある列の絵柄に不良でないものがあっても、この段階では、番号印刷はされない。
図8には、複数列の絵柄に不良(不良絵柄)がある場合の仕分け処理について示す。図8の左側には、枚葉紙100における複数の列に不良がある場合を示す。A列とB列における絵柄に不良がある場合をNG−A,Bと表す。同様に、不良絵柄のある列に応じて、NG−B,D、NG−C,D,E、NG−A,C,D,Eなどと表し、すべての列の絵柄のすべての絵柄が不良品である場合を、ALL NGと表す。このように、複数の列の絵柄101に不良絵柄101aがある場合には、枚葉紙100を断裁機で小切れ(各銀行券又は証券ごと、つまり絵柄ごと)に裁断し、絵柄(小切れ印刷物)101ごとに良品、不良品を判断して選別し、小切れ番号印刷機で小切れ印刷物101ごとに番号印刷が行なわれる。不良品は、廃棄、又は再利用される。なお、不良品のない列が一列でもあれば、枚葉紙対応(大判対応)の番号印刷機で、その列のみ機能させることにより、番号印刷することも可能である。
次に、仕分け方法の具体的内容を図9〜19のフローチャートに基づき、また前述の図7、8、及び図20を参照して説明する。
[プリントモード]
先ず、図1〜6及び図9に基づきプリントモードについて説明する。プリントモードを実施するには、操作パネルなどに配置されているプリントモードボタン52、印刷機駆動用ボタン56がONとされる。従って、先ず、印刷機1の制御装置51は、プリントモードボタン52がONか否かを判断する(ステップS1)。プリントモードボタン52が0Nでない場合には、ONになるまでステップS1の判断を繰り返す。
先ず、図1〜6及び図9に基づきプリントモードについて説明する。プリントモードを実施するには、操作パネルなどに配置されているプリントモードボタン52、印刷機駆動用ボタン56がONとされる。従って、先ず、印刷機1の制御装置51は、プリントモードボタン52がONか否かを判断する(ステップS1)。プリントモードボタン52が0Nでない場合には、ONになるまでステップS1の判断を繰り返す。
プリントモードボタン52がONであると、ステップS2において、印刷機駆動用ボタン56がONか否か判断される。印刷機駆動用ボタン53がONであると判断されると印刷が実行される(ステップS3)。つまり、図1において、給紙部2の給紙装置6により送られた枚葉紙100に対し印刷部3において印刷がなされるのである。給紙装置6より送り出された枚葉紙100は、渡し胴8、9を介して圧胴10に受け渡される。一方、各インキ供給装置13から各シャブロン胴12にインキが供給され、各シャブロン胴12から凹版胴11の所定の領域にインキが供給される。凹版胴11上の余分なインキは、プレワイピング装置14及びワイピングローラ15により取り除かれる。圧胴10に渡された枚葉紙100が凹版胴11に押し付けられることにより、枚葉紙100に凹版胴11上のインキが転写され、絵柄の印刷がなされる。
絵柄が印刷された枚葉紙100は、圧胴10からデリバリ胴17に受け渡された後、搬送チェーン19に設けられているくわえ爪装置18によりくわえ替えされ、チェーンガイドに沿って搬送チェーン19が走行することにより、検査装置27が設けられている箇所に向けて搬送される。
検査装置27においては、枚葉紙100の印刷状態が検出される。検査装置27が例えばCCD−カメラなどの光学的/電子的撮影機を用いたものであれば、枚葉紙100上の絵柄が撮影され、その撮影結果である検出信号が制御装置51に送られ、制御装置51にて絵柄101が良品か不良品か判断される(ステップS4)。
すべての絵柄が良品である(YES)と判断された場合は、次いで第1の紙積台21aに排出可能(「第1パイルへ排出可能」)か否かが判断される(ステップS5)。これは、第1の紙積台21aがいっぱいの場合には、それ以上そこには排紙することができないので、このような判断をする。
第1の紙積台21aに排出可能である(YES)と判断されると、第1の排紙カム装置31aにおけるエアシリンダ(第1パイル排出用エアシリンダ)40aをONとし、第2の紙積台21bへの排紙を行なう第2の排紙カム装置31bのエアシリンダ(第2パイル排出用エアシリンダ)40bをOFFとする(ステップS6)。つまり、第1の排紙カム装置31aの排紙カム33を図3中に実線で示す進出位置にするのである。第2の排紙カム装置31bの排紙カム33は、図3中二点鎖線で示す退避位置とされる。
くわえ爪装置18のカムフォロア24が排紙カム33のカム面33aに沿うことにより爪23が開き、爪台22と爪23とによりくわえられていた枚葉紙100は第1の紙積台21a上に排出(第1パイル排出)される(ステップS7)。
そして、次に印刷機駆動停止用ボタン57がONか否か判断される(ステップS8)。ONである(YES)と判断されると、印刷が停止されているので、次の番号印刷の工程(図13に示すAルーチン)に移行する。印刷機駆動停止用ボタン57がONでない(NO)と判断された場合には、印刷が続行されているので、ステップS4に戻り、次に来る枚葉紙100が良品か否か、どこに排出するかの工程を繰り返す。
ステップS5において、第1の紙積台21a(第1パイル)へ排出可能かどうか判断し、NOと判断された場合には、第1の紙積台21aへの排紙を行なわず、第2の紙積台21bに排紙されるようにする。つまり、ステップS9において、第1の排紙カム装置31aにおけるエアシリンダ(第1パイル排出用エアシリンダ)40aをOFFとし、第2の紙積台21bへの排紙を行なう第2の排紙カム装置31bのエアシリンダ(第2パイル排出用エアシリンダ)40bをONとする。
第1の排紙カム装置31aの排紙カム33は、図3中に二点鎖線で示す退避位置となり、第2の排紙カム装置31bの排紙カム33は、図3中実線で示す進出位置となる。第1の排紙カム装置31aにあっては、排紙カム33が退避していることから、カムフォロア24と排紙カム33との係合はなく、爪23は開かれず、枚葉紙100は、第1の紙積台21a上へは排出されない。第2の排紙カム装置31bにあっては、排紙カム33がカムフォロア24の移動経路に進出しているので、くわえ爪装置18のカムフォロア24が排紙カム33のカム面33aに沿うことにより爪23が開き、爪台22と爪23とによりくわえられていた枚葉紙100は第2の紙積台21b上に排出(第2パイル排出)される(ステップS10)。
次に、印刷機駆動停止用ボタン57がONか否かが判断される(ステップS11)。ONである(YES)と判断されると、印刷が停止されているので次の番号印刷の工程(図13に示すAルーチン)に移行する。印刷機駆動停止用ボタン57がONでない(NO)と判断された場合には、印刷が続行されているので、ステップS4に戻り、次に来る枚葉紙100が良品か否か、どこに排出するかの工程を繰り返す。
ステップS4において、検査装置27による検出結果から「すべての絵柄は良品」ではない(NO)、つまり、いずれかの絵柄が不良品であると判断された場合には、ステップS12に移行し、その枚葉紙100は、第3の紙積台21cに排出される。ステップS12において、第1及び第2の排紙カム装置31a、31bのエアシリンダ(第1及び第2パイル排出用エアシリンダ)40a、40bは共にOFFとされ、それぞれの排紙カム装置31a、31bにおける排紙カム33は、くわえ爪装置18のカムフォロムア24の移動経路から退避される。よって、くわえ爪装置18は、第1及び第2の紙積台21a、21b上を素通りし、第3の紙積台21cの上方に位置する固定の排紙カム42に至る。くわえ爪装置18のカムフォロア24が排紙カム42に係合し、爪23が爪台22に対し開かれ、枚葉紙100は、第3の紙積台21c上に排出(第3パイル排出)される(ステップS13)。
次に、印刷機駆動停止用ボタン57がONか否か判断される(ステップS14)。ONである(YES)と判断されると、印刷が停止されているので、不良絵柄を含む枚葉紙100を更に仕分けする次の工程(図10に示すBルーチン)に移行する。印刷機駆動停止用ボタン57がONでないと判断された場合は、印刷が続行されているので、ステップS4に戻り、次に来る枚葉紙100が良品か否か、どこに排出するかの工程を繰り返す。
以上のプリントモードの様子を模式的に表すと図20(A)のようになる。第1と第2の紙積台21a、21b上に、すべての絵柄が良品の枚葉紙100が蓄積され、いずれかの絵柄が不良である枚葉紙100が第3の紙積台21c上に蓄積される。このように、プリントモードでは、第1と第2の紙積台21a、21bが良品排出個所となり、第1と第2の排紙カム装置31a、31bが良品排出手段となる。
[ソート1モード]
次に、図10に基づきソート1モードについて説明する。
ソート1モードは、プリントモードで第3の紙積台21c上に蓄積された、いずれかの絵柄が不良品であるとされた枚葉紙100を更に仕分けするモードである。このモードは、該当する枚葉紙100が一定量貯まってから行なう。先ず、該当する枚葉紙100を、印刷機1の給紙部2にセットする。次いで、操作パネルなどにおけるソート1モードボタン53をONにすると共に、印刷機駆動用ボタン56をONにする。なお、ソート1モードを実行するに当たっては、排紙部4におけるすべての紙積台21a、21b、21cは空とされる。第1及び第2の紙積台21a、21bに蓄積された良品である枚葉紙100は、前述したように、次の番号印刷工程に移行される。
次に、図10に基づきソート1モードについて説明する。
ソート1モードは、プリントモードで第3の紙積台21c上に蓄積された、いずれかの絵柄が不良品であるとされた枚葉紙100を更に仕分けするモードである。このモードは、該当する枚葉紙100が一定量貯まってから行なう。先ず、該当する枚葉紙100を、印刷機1の給紙部2にセットする。次いで、操作パネルなどにおけるソート1モードボタン53をONにすると共に、印刷機駆動用ボタン56をONにする。なお、ソート1モードを実行するに当たっては、排紙部4におけるすべての紙積台21a、21b、21cは空とされる。第1及び第2の紙積台21a、21bに蓄積された良品である枚葉紙100は、前述したように、次の番号印刷工程に移行される。
制御系においては、先ず、ソート1モードボタン53がONか否かが判断される(ステップB1)。ソート1モードボタン53がONではない(NO)と判断されると、ソート1モードボタン53がONになるまで、この判断を繰り返す。
ソート1モードボタン53がONであると判断されると、次に印刷機駆動用ボタン56がONか否かが判断される(ステップB2)。印刷機駆動用ボタン56がONでない(NO)と判断されると、印刷機駆動用ボタン56がONになるまで、この判断を繰り返す。
ソート1ボタン53がON、印刷機駆動用ボタン56がONとなると、印刷機1の給紙部2にセットされていた枚葉紙100は、給紙装置6により一枚ずつ送り出される。このソート1モードでは、印刷部3による印刷は行われず、枚葉紙100は、印刷部3を通り過ぎて排紙部4に至り、搬送チェーン19で、プリントモードで説明したのと同様に搬送される。
枚葉紙100は、すべての印刷絵柄が良品かどうか判断される(ステップB3)。枚葉紙100のすべての絵柄が良品であるかどうかは、プリントモードにおいて判断しているが、再度判断する。この判断は、プリントモードにおける判断と同様、検査装置27による検出結果に基づいて制御装置51において行なわれる。
すべての絵柄が良品である(YES)と判断されると、このような枚葉紙100は、第1の紙積台21aに排出される。つまり、第1の紙積台21aの上方の排紙カム装置31aのエアシリンダ(第1パイル排出用シリンダ)40aがONとなり、カムフォロア24と排紙カム33との係合により、爪23が開かれて、枚葉紙100は第1の紙積台21a上に排出(第1パイル排出)される(ステップB5)。第2の排紙カム装置31bのエアシリンダ(第2パイル排出用エアシリンダ)40bはOFFとなる。
次に、印刷機駆動停止用ボタン57がONか否かが判断される(ステップB6)。ONである(YES)と判断されると、印刷が停止されているので次の番号印刷の工程(図13に示すAルーチン)に移行する。印刷機駆動停止用ボタン57がONではない(NO)と判断された場合には、印刷が続行されているので、ステップB3に戻り、次に来る枚葉紙100が良品か否かの判断を繰り返す。
ステップB3において、「すべての絵柄は良品」ではない(NO)、つまりいずれかの絵柄が不良であると判断された場合には、ステップB7に移行し、A列の絵柄に不良品があるか否かが判断される。A列の絵柄の少なくとも一つに不良品がある場合には、「A列に不良絵柄あり」(YES)と判断される。
このように不良が検出されると、制御装置51よりマーキング装置28に駆動信号が発せられ、A列にある不良絵柄101aにインキにより識別マーク102(図7参照)が付与される(ステップB8)。
次に、不良絵柄のある枚葉紙100が単列不良枚葉紙(単数グループ不良シート状物)かどうか判断される。つまり、A列のみに不良絵柄があるのかどうかが判断される(ステップB9)。A列の絵柄のみに不良がある場合としては、図5に示すように、A列のすべての絵柄が不良である場合だけでなく、少なくとも一つ以上の絵柄に不良がある場合である。
A列の絵柄にのみ不良品がある場合には、これを単列不良枚葉紙(単数グループ不良シート状物)として仕分けする。この仕分けは、この枚葉紙100を第3の紙積台21cのみに排出することにより行なう。つまり、第1及び第2の排紙カム装置31a、31bのエアシリンダ(第1及び第2パイル排出用シリンダ)40a、40bを共にOFFとするのである(ステップB10)。第1及び第2の排紙カム装置31a、31bのエアシリンダ40a、40bを共にOFFとすることにより、排紙カム33がくわえ爪装置18の爪23の開動作に寄与しなくなる。よって、爪23は、第1及び第2の紙積台21a、21b上では開かず、第3の紙積台21cの上方の固定の排紙カム42との係合により開き、枚葉紙100は、第3の紙積台21c上に排出(第3パイル排出)される(ステップB11)。
次に、印刷機駆動停止用ボタン57がONになっているかどうかを判断される(ステップB12)。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていなければ、給紙が続けられているので、ステップB3に戻り、次に送られてくる枚葉紙100の仕分けを行なう。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていれば、単列不良枚葉紙に番号印刷をするための工程(図15に示すEルーチン)に移行する。
ステップB7において、「A列に不良絵柄あり」ではない(NO)、つまりA列以外の列(単数列、複数列問わず)に不良があると判断された場合は、次の仕分けに備えて第2の紙積台21bに排出される。つまり、第1の排紙カム装置31aのエアシリンダ(第1パイル排出用エアシリンダ)40aはOFFとなり、第2の排紙カム装置31bのエアシリンダ(第2パイル排出用エアシリンダ)40bがONとなる(ステップB13)。
枚葉紙100は、第1の紙積台21aには排出されず、第2の紙積台21b上にのみ排出(第2パイル排出)される(ステップB14)。
次いで、印刷機駆動停止用ボタン57がONになっているかどうかが判断される(ステップB15)。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていなければ、給紙が続けられているので、ステップB3に戻り、次に送られてくる枚葉紙100の仕分けを行なう。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていれば、更に仕分け(ソート2)するための工程に移行する(図11に示すCルーチン)。
ステップB9で、「A列のみに不良絵柄あり」ではないと判断された場合には、その枚葉紙100には、A列以外の列の絵柄にも不良があるので、ステップ13に移行し、更なる仕分け(ソート2)をするために、第2の紙積台21b上に排出される。
以上のように、ソート1モードにおいては、枚葉紙100のA列の絵柄にのみ不良品があるものが他のものと仕分けされ、第3の紙積台21b上に蓄積される。それ以外のもの、つまり、A列以外の単数列の絵柄に不良があるもの、及び複数列の絵柄に不良があるものは、第2の紙積台21b上に蓄積される。その様子を模式的に表すと、図20(B)に示すようになる。ソート1モードにおいては、第1の紙積台21aが良品排出個所となり、それに対応する第1の排紙カム装置31aが良品排出手段となり、第3の紙積台21cが単数グループ(A列)不良シート状物排出個所となり、固定の排紙カム42が単数グループ不良シート状物排出手段となる。
[ソート2モード]
次に、図11に基づきソート2モードについて説明する。ソート2モードは、ソート1モードで第2の紙積台21b上に蓄積された、A列以外の単数列の絵柄に不良品があるもの、及び複数列の絵柄に不良品があるものを更に仕分けするモードである。この操作を行なうには、先ず、ソート1モードで第2の紙積台21bに蓄積された枚葉紙100を、印刷機1の給紙部2にセットする。次いで、操作パネルなどにおけるソート2モードボタン54をONにすると共に、印刷機駆動用ボタン56をONとする。なお、印刷機1において、排紙部4におけるすべての紙積台21a、21b、21cは空とされる。ソート1モードで仕分けされた良品枚葉紙、A列の絵柄にのみ不良品がある枚葉紙は次の処理に移行される、又は次の処理のために待機される。
次に、図11に基づきソート2モードについて説明する。ソート2モードは、ソート1モードで第2の紙積台21b上に蓄積された、A列以外の単数列の絵柄に不良品があるもの、及び複数列の絵柄に不良品があるものを更に仕分けするモードである。この操作を行なうには、先ず、ソート1モードで第2の紙積台21bに蓄積された枚葉紙100を、印刷機1の給紙部2にセットする。次いで、操作パネルなどにおけるソート2モードボタン54をONにすると共に、印刷機駆動用ボタン56をONとする。なお、印刷機1において、排紙部4におけるすべての紙積台21a、21b、21cは空とされる。ソート1モードで仕分けされた良品枚葉紙、A列の絵柄にのみ不良品がある枚葉紙は次の処理に移行される、又は次の処理のために待機される。
先ず、ソート2モードボタン54がONか否かが判断される(ステップC1)。ソート2モードボタン54がONではない(NO)と判断されると、ソート2モードボタン54がONになるまで、この判断を繰り返す。
ソート2モードボタン54がONであると判断されると、次に印刷機駆動用ボタン56がONか否かが判断される(ステップC2)。印刷機駆動用ボタン56がONでない(NO)と判断されると、印刷機駆動用ボタン56がONになるまで、この判断を繰り返す。
ソート2ボタン54がON、印刷機駆動用ボタン56がONとなると、印刷機1の給紙部2にセットされていた枚葉紙100は、給紙装置6により一枚ずつ送り出される。このソート2モードでは、ソート1モードと同様に印刷部3は機能せず、枚葉紙100は、印刷部3を通り過ぎて排紙部4に至り、搬送チェーン19で、プリントモードで説明したのと同様に搬送される。
次に、不良絵柄のある枚葉紙100が、E列の絵柄に不良品があるものかどうか判断される(ステップC3)。E列の絵柄の少なくとも一つに不良品がある場合には、「E列に不良絵柄あり」(YES)と判断される。
E列の絵柄に不良品があると検出されると、制御装置51よりマーキング装置28に駆動信号が発せられ、E列にある不良絵柄101aにインキにより識別マーク102(図7参照)が付与される(ステップC4)。
次に、不良絵柄のある枚葉紙100が単列不良枚葉紙(単数グループ不良シート状物)かどうか判断される。つまり、E列の絵柄にのみ不良絵柄があるのかどうかが判断される(ステップC5)。E列の絵柄のみに不良がある場合としては、E列のすべての絵柄が不良品である場合だけでなく、図7に示すように、少なくとも一つ以上の絵柄が不良絵柄101aである場合も該当する。
E列の絵柄にのみ不良品がある場合には、これを単列不良枚葉紙として仕分けする。この仕分けは、この枚葉紙100を第1の紙積台21aのみに排出することにより行なう。つまり、第1の排紙カム装置31aのエアシリンダ(第1パイル排出用エアシリンダ)40aをONとするのである(ステップC6)。第2の紙積台21bへの排紙を行なう第2の排紙カム装置31bのエアシリンダ(第2パイル排出用エアシリンダ)40bはOFFとなる。
第1の排紙カム装置31aのエアシリンダ40をONとすることにより、くわえ爪装置18の爪23のカムフォロア24が排紙カム33に係合し、爪23が開いて枚葉紙100は、第1の紙積台21a上に排出(第1パイル排出)される(ステップC7)。
次に、印刷機駆動停止用ボタン57がONになっているかどうかを判断される(ステップC8)。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていなければ、給紙が続けられているのでステップC3に戻り、次に送られてくる枚葉紙100の仕分けを行なう。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていれば、単列不良枚葉紙に番号印刷をするための工程(図15のEルーチン)に移行する。
ステップC3において、「E列に不良絵柄あり」ではない(NO)、つまりE列以外の列(単数列、複数列問わず)の絵柄に不良品があると判断された枚葉紙100は、D列の絵柄に不良品があるかどうか判断される(ステップC9)。
D列に絵柄に不良品がある(YES)と判断されると、制御装置51より、マーキング装置28に駆動信号が発せられ、D列にある不良絵柄101aにインキにより識別マーク102(図7参照)が付与される(ステップC10)。
次に、不良絵柄のある枚葉紙100が単列不良枚葉紙(単数グループ不良シート状物)かどうか判断される。つまり、D列のみに不良絵柄があるのかどうかが判断される(ステップC11)。D列の絵柄のみに不良品がある場合としては、D列のすべての絵柄が不良品である場合だけでなく、図7に示すように、少なくとも一つ以上の絵柄が不良絵柄101aである場合も該当する。
D列の絵柄にのみに不良品がある場合には、これを単列不良枚葉紙(単数グループ不良シート状物)として仕分けする。この仕分けは、この枚葉紙100を第3の紙積台21cのみに排出することにより行なう。つまり、第1及び第2の排紙カム装置31a、31bのエアシリンダ(第1及び第2パイル排出用エアシリンダ)40a、40bを共にOFFとするのである(ステップC12)。
第1及び第2の排紙カム装置31a、31bのエアシリンダ40を共にOFFとすることにより、排紙カム33がくわえ爪装置18の爪23の開動作に寄与しなくなる。よって、爪23は、第1及び第2の紙積台21a、21b上では開かず、第3の紙積台21cの上方の固定カム42との係合により開き、枚葉紙100は、第3の紙積台21c上に排出(第3パイル排出)される(ステップC13)。
次に、印刷機駆動停止用ボタン57がONになっているかどうかを判断される(ステップC14)。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていなければ、給紙が続けられているので、ステップC3に戻り、次に送られてくる枚葉紙100の仕分けを行なう。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていれば、単列不良品枚葉紙に番号印刷をするための工程(図15に示すEルーチン)に移行する。
ステップC5で、「E列にのみ不良絵柄あり」ではない(NO)と判断された場合も、ステップC9に移行し、「D列に不良絵柄あり」かどうかが判断される。「D列に不良絵柄あり」(YES)と判断された場合には、前述したステップC10以降の処理がなされる。
ステップC9で「D列に不良絵柄あり」ではない(NO)と判断された場合は、E列のみ、D列のみの絵柄に不良品があるもの以外のものとして、更なる仕分けのため第2の紙積台21b上に排出される。つまり、第1の排紙カム装置31aのエアシリンダ(第1パイル排出用エアシリンダ)40aはOFFとなり、第2の排紙カム装置31bのエアシリンダ(第2パイル排出用エアシリンダ)40bがONとなる(ステップC15)。
枚葉紙100は、第1の紙積台21aには排出されず、第2の紙積台21b上にのみ排出(第2パイル排出)される(ステップC16)。
次いで、印刷機駆動停止用ボタン57がONになっているかどうかが判断される(ステップC17)。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていなければ、給紙が続けられているので、ステップC3に戻り、次に送られてくる枚葉紙100の仕分けを行なう。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていれば、更に仕分け(ソート3)するための工程に移行する(図12に示すDルーチン)。
以上のようにソート2モードにおいては、枚葉紙100のE列の絵柄にのみ不良品があるもの、D列の絵柄にのみ不良品があるもの、その他のものに仕分けされ、それぞれ第1の紙積台21a、第3の紙積台21c、第2の紙積台21b上に蓄積される。なお、第2の紙積台21b上に蓄積されるそれ以外のものとは、ソート1モードですでにA列の絵柄にのみ不良品があるものが仕分けされているので、B列又はC列の絵柄にのみ不良品があるもの、及び複数の列の絵柄に不良品があるものである。その様子を模式的に表すと、図20(C)に示すようになる。
ソート2モードにおいては、第1の紙積台21aがE列についての単数グループ不良シート状物排出個所となり、その上方の第1の排紙カム装置31aが単数グループ不良シート状物排出手段となり、第3の紙積台21cがD列についての単数グループ不良シート状物排出個所となり、その上方の固定の排紙カム42が単数グループ不良シート状物排出手段となる。
[ソート3モード]
次に、図12に基づきソート3モードについて説明する。ソート3モードは、ソート2モードで第2の紙積台21c上に蓄積された、B列又はC列の絵柄にのみ不良品があるもの、及び複数の列の絵柄に不良品があるものを更に仕分けするモードである。この操作を行なうには、先ず、ソート2モードで第2の紙積台21bに蓄積された枚葉紙100を、印刷機1の給紙部2にセットする。次いで、操作パネルにおけるソート3モードボタン55をONにすると共に、印刷機駆動用ボタン56をONとする。なお、印刷機1において、排紙部4におけるすべての紙積台21a、21b、21cは空とされる。
次に、図12に基づきソート3モードについて説明する。ソート3モードは、ソート2モードで第2の紙積台21c上に蓄積された、B列又はC列の絵柄にのみ不良品があるもの、及び複数の列の絵柄に不良品があるものを更に仕分けするモードである。この操作を行なうには、先ず、ソート2モードで第2の紙積台21bに蓄積された枚葉紙100を、印刷機1の給紙部2にセットする。次いで、操作パネルにおけるソート3モードボタン55をONにすると共に、印刷機駆動用ボタン56をONとする。なお、印刷機1において、排紙部4におけるすべての紙積台21a、21b、21cは空とされる。
先ず、ソート3モードボタン55がONか否かが判断される(ステップD1)。ソート3モードボタン55がONではない(NO)と判断されると、ソート3モードボタン55がONになるまで、この判断を繰り返す。
ソート3モードボタン55がONであると判断されると、次に印刷機駆動用ボタン56がONか否かが判断される(ステップD2)。印刷機駆動用ボタン56がONでない(NO)と判断されると、印刷機駆動用ボタン56がONになるまで、この判断を繰り返す。
ソート3ボタン55がON、印刷機駆動用ボタン56がONとされると、印刷機1の給紙部2にセットされていた枚葉紙100は、給紙装置6により一枚ずつ送り出される。このソート3モードでは、他のソートモードと同様に印刷部3は機能せず、枚葉紙100は、印刷部3を通り過ぎて排紙部4に至り、搬送チェーン19で、プリントモードで説明したのと同様に搬送される。
次に、不良絵柄のある枚葉紙100が、B列の絵柄に不良品があるものかどうか判断される(ステップD3)。B列の絵柄の少なくとも一つに不良がある場合には、「B列に不良絵柄あり」(YES)と判断される。
B列の絵柄に不良品があると検出されると、制御装置51より、マーキング装置28に駆動信号が発せられ、B列にある不良絵柄101aにインキにより識別マーク102(図7参照)が付与される(ステップD4)。
次に、不良絵柄のある枚葉紙100が単列不良かどうか判断される。つまり、B列のみに不良絵柄があるのかどうかが判断される(ステップD5)。B列の絵柄にのみ不良品がある場合としては、B列のすべての絵柄が不良品である場合だけでなく、図7に示すように、少なくとも一つ以上の絵柄に不良絵柄101aである場合も含む。
B列の絵柄にのみ不良品がある場合には、これを単列不良枚葉紙(単数グループ不良シート状物)として仕分けする。この仕分けは、この枚葉紙100を第1の紙積台21aのみに排出することにより行なう。つまり、第1の排紙カム装置31aにおけるエアシリンダ(第1パイル排出用エアシリンダ)40aをONとし、第2の紙積台21bへの排紙を行なう第2の排紙カム装置31bのエアシリンダ(第2パイル排出用エアシリンダ)40bをOFFとする(ステップD6)。
第1の排紙カム装置31aのエアシリンダ40をONとすることにより、くわえ爪装置18の爪23のカムフォロア24が排紙カム33に係合し、爪23が開いて枚葉紙100は、第1の紙積台21a上に排出(第1パイル排出)される(ステップD7)。
次に、印刷機駆動停止用ボタン57がONになっているかどうかが判断される(ステップD8)。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていなければ、給紙が続けられているので、ステップD3に戻り、次に送られてくる枚葉紙100の仕分けを行なう。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていれば、単列不良枚葉紙に番号印刷をするための工程(図15に示すEルーチン)に移行する。
ステップD3において、「B列に不良絵柄あり」ではない、つまりB列以外の列(単数列、複数列問わず)に不良があると判断された枚葉紙100は、C列に不良絵柄があるかどうか判断される(ステップD9)。
C列の絵柄に不良品があると判断されると、制御装置51より、マーキング装置28に駆動信号が発せられ、C列にある不良絵柄101aにインキによる識別マーク102(図7参照)が付与される(ステップD10)。
次に、絵柄に不良品のある枚葉紙100が単列不良枚葉紙(単数グループ不良シート状物)かどうか判断される。つまり、C列の絵柄のみに不良品があるかどうかが判断される(ステップD11)。C列の絵柄のみに不良品がある場合としては、C列のすべての絵柄が不良品である場合だけでなく、図7に示すように、少なくとも一つ以上の絵柄が不良絵柄101aである場合も該当する。
C列の絵柄にのみに不良がある場合には、これを単列不良品枚葉紙として仕分けする。この仕分けは、この枚葉紙100を第3の紙積台21cのみに排出することにより行なう。つまり、第1及び第2の排紙カム装置31a、31bのエアシリンダ(第1及び第2パイル排出用エアシリンダ)40a、40bを共にOFFとするのである(ステップD12)。
第1及び第2の排紙カム装置31a、31bのエアシリンダ40a、40bを共にOFFとすることにより、排紙カム33がくわえ爪装置18の爪23の開動作に寄与しなくなる。よって、爪23は、第1及び第2の紙積台21a、21b上では開かず、第3の紙積台21cの上方の固定の排紙カム42との係合により開き、枚葉紙100は、第3の紙積台21c上に排出される(ステップD13)。
次に、印刷機駆動停止用ボタン57がONになっているかどうかを判断される(ステップD14)。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていなければ、給紙が続けられているので、ステップD3に戻り、次に送られてくる枚葉紙100の仕分けを行なう。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていれば、単列不良枚葉紙に番号印刷をするための工程(図15に示すEルーチン)に移行する。
ステップD5で、「B列にのみ不良絵柄あり」ではない(NO)と判断された場合も、ステップD9に移行し、「C列に不良絵柄あり」かどうかが判断される。「C列に不良絵柄あり」と判断された場合には、前述したステップD10以降の処理がなされる。
ステップD9で「D列に不良絵柄あり」ではない(NO)と判断された場合は、B列のみ、C列のみの絵柄に不良品があるもの以外のものとして、第2の紙積台21b上に排出される。つまり、第1の排紙カム装置31aのエアシリンダ(第1パイル排出用エアシリンダ)40aはOFFとなり、第2の排紙カム装置31bのエアシリンダ(第2パイル排出用エアシリンダ)40bがONとなる(ステップD15)。
枚葉紙100は、第1の紙積台21aには排出されず、第2の紙積台21b上にのみ排出(第2パイル排出)される(ステップD16)。
次いで、印刷機駆動停止用ボタン57がONになっているかどうかが判断される(ステップD17)。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていなければ、給紙が続けられているので、ステップC3に戻り、次に送られてくる枚葉紙100の仕分けを行なう。印刷機駆動停止用ボタン57がONになっていれば、次の小切れ仕分け工程に移行する(図19に示すJルーチン)。
以上のようにソート3モードにおいては、枚葉紙100のB列の絵柄にのみ不良品があるもの、C列の絵柄にのみ不良品があるもの、その他のものとが仕分けされ、それぞれ第1の紙積台21a、第3の紙積台21b、第2の紙積台21b上に蓄積される。なお、第2の紙積台21b上に蓄積されるそれ以外のものとは、ソート1モードですでにA列のみの絵柄に不良品があるものが仕分けされ、ソート2モードですでにE列のみ、D列のみの絵柄に不良品があるものが仕分けされ、このソート3モードでB列のみ、C列のみの絵柄に不良品があるものが仕分けされているので、複数の列の絵柄に不良品がある複数列不良枚葉紙(複数グループ不良シート状物)だけである。その様子を模式的に表すと、図20(D)に示すようになる。
このソート3モードにおいては、第1の紙積台21aがB列についての単数グループ不良シート状物排出個所となり、その上方の第1の排紙カム装置31aが単数グループ不良シート状物排出手段となり、第3の紙積台21cがC列についての単数グループ不良シート状物排出個所となり、その上方の固定の排紙カム42が単数グループ不良シート状物排出手段となる。また、第2の紙積台21bが複数グループ不良シート状物排出個所となり、その上方の第2の排紙カム装置31bが複数グループ不良シート状物排出手段となる。
以上のように、プリントモード、ソート1、2、3の各モードを経ることにより、枚葉紙100は、
(1) 識別マークが付与されていないすべて良品と判断されたもの(区分1)
(2) A列のみに不良品と判断された識別マークが付与されたもの(区分2)
(3) B列のみに不良品と判断された識別マークが付与されたもの(区分2)
(4) C列のみに不良品と判断された識別マークが付与されたもの(区分2)
(5) D列のみに不良品と判断された識別マークが付与されたもの(区分2)
(6) E列のみに不良品と判断された識別マークが付与されたもの(区分2)
(7) 複数の列に不良品と判断された識別マークが付与されたもの(区分3)
に仕分けされたことになる。
このように仕分けされた枚葉紙100は、仕分けされた区分ごとに次工程の処理がなされる。なお、次工程の処理は、同じ種類(例えば、A列のみに不良品があるもの)の枚葉紙をストックしておき、それが一定枚数に到達してから実行される。
(1) 識別マークが付与されていないすべて良品と判断されたもの(区分1)
(2) A列のみに不良品と判断された識別マークが付与されたもの(区分2)
(3) B列のみに不良品と判断された識別マークが付与されたもの(区分2)
(4) C列のみに不良品と判断された識別マークが付与されたもの(区分2)
(5) D列のみに不良品と判断された識別マークが付与されたもの(区分2)
(6) E列のみに不良品と判断された識別マークが付与されたもの(区分2)
(7) 複数の列に不良品と判断された識別マークが付与されたもの(区分3)
に仕分けされたことになる。
このように仕分けされた枚葉紙100は、仕分けされた区分ごとに次工程の処理がなされる。なお、次工程の処理は、同じ種類(例えば、A列のみに不良品があるもの)の枚葉紙をストックしておき、それが一定枚数に到達してから実行される。
[更なる仕分け・番号印刷処理]
上記区分1のすべての絵柄が良品と判断された枚葉紙100は、図5、6に示した番号印刷機に運ばれ、番号印刷がなされる。番号印刷の手順は図13に示すとおりである。先ず、良品枚葉紙が番号印刷機の給紙部にセットされ、駆動用ボタンがONとされる。制御系においては、先ず駆動用ボタンがONになっているか否かが判断される(ステップA1)。ONになっていなければ、この判断を繰り返す。駆動用ボタンがONになっていると、番号印刷がなされる(ステップA2)。つまり、すべての絵柄の所定の位置に連続的に番号が印刷されるのである。次いで、駆動停止用のボタンがONか否かが判断される(ステップA3)。ONになっていなければ、番号印刷を継続する。ONになっていれば、番号印刷を終了する。番号印刷された枚葉紙は次の断裁工程(図14に示すKルーチン)に移行される。
上記区分1のすべての絵柄が良品と判断された枚葉紙100は、図5、6に示した番号印刷機に運ばれ、番号印刷がなされる。番号印刷の手順は図13に示すとおりである。先ず、良品枚葉紙が番号印刷機の給紙部にセットされ、駆動用ボタンがONとされる。制御系においては、先ず駆動用ボタンがONになっているか否かが判断される(ステップA1)。ONになっていなければ、この判断を繰り返す。駆動用ボタンがONになっていると、番号印刷がなされる(ステップA2)。つまり、すべての絵柄の所定の位置に連続的に番号が印刷されるのである。次いで、駆動停止用のボタンがONか否かが判断される(ステップA3)。ONになっていなければ、番号印刷を継続する。ONになっていれば、番号印刷を終了する。番号印刷された枚葉紙は次の断裁工程(図14に示すKルーチン)に移行される。
枚葉紙100が、番号胴65の番号器68と圧胴75との間を通ることにより、枚葉紙100上のすべての絵柄101に番号が印刷される。
番号印刷された枚葉紙100は断裁機に運ばれ、断裁される。断裁の手順は図14に示すとおりである。枚葉紙100が断裁機にセットされると、駆動用ボタンがONとされる。制御系においては、先ず、駆動用ボタンがONか否かが判断される(ステップK1)。ONになっていなければ、この判断を繰り返す。駆動用ボタンがONになっていると、断裁を行なう(ステップK2)。つまり、枚葉紙100は、各銀行券、証券などの小切れ印刷物101に断裁される。次いで、駆動停止用のボタンがONか否かが判断される(ステップK3)。ONになっていなければ、断裁を継続する。ONになっていれば、断裁を終了する。これにより、枚葉紙は、銀行券や証券などの製品となる。
次に、上記(2)〜(6)(区分2)の単列に不良品がある枚葉紙の処理について、図15〜18のフローチャートを参照して説明する。なお、A〜Eのどの列に不良品がある場合でも処理は同じである。
先ず、図15に示す処理がなされる。単グループ(例えばA列)の絵柄に不良品がある枚葉紙100の束(パイル)が番号印刷機にセットされる。番号印刷機においては、絵柄に不良品のある列の番号器68aをOFFとする(ステップE1)。つまり、そのA列に番号を印刷する番号器68aを機能しないようにするのである。A列の番号器68aを機能しないようにする手段としては、番号器装着板67aからA列の全ての番号器68aを取り外すことなどが考えられる。
次に、番号印刷機の駆動用ボタンがONになっているか否かが判断される(ステップE2)。ONになっていなければ、この判断を繰り返す。駆動用ボタンが0Nであると、番号印刷がなされる(ステップE3)。つまり、特定の列(例えばA列)以外の列のすべての絵柄の所定の位置に連続的に番号が印刷されるのである。
次いで、駆動停止用のボタンがONか否かが判断される(ステップE4)。ONと判断されなければ、番号印刷を継続する。ONと判断されれば、番号印刷を終了する。番号印刷された枚葉紙は次の断裁工程(図16に示すLルーチン)に移行する。
断裁工程は、図16のフローチャートに示す手順でなされる。
特定の単数グループ(単列)の絵柄以外の絵柄に番号印刷された枚葉紙は断裁機にセットされる。断裁機の駆動ボタンがONとされることにより断裁が行なわれる。その制御系においては、先ず、駆動ボタンがONか否かが判断される(ステップL1)。ONになっていなければ、この判断を繰り返す。駆動用ボタンがONになっていると、断裁を行なう(ステップL2)。つまり、枚葉紙100は、各銀行券、証券などの小切れ印刷物に断裁される。次いで、駆動停止用のボタンがONか否かが判断される(ステップL3)。ONになっていなければ、断裁を継続する。ONになっていれば、断裁を終了する。小切れされた銀行券等の印刷物(小切れ印刷物)は、次の小切れ仕分け工程(図17に示すMルーチン)に移行する。
特定の単数グループ(単列)の絵柄以外の絵柄に番号印刷された枚葉紙は断裁機にセットされる。断裁機の駆動ボタンがONとされることにより断裁が行なわれる。その制御系においては、先ず、駆動ボタンがONか否かが判断される(ステップL1)。ONになっていなければ、この判断を繰り返す。駆動用ボタンがONになっていると、断裁を行なう(ステップL2)。つまり、枚葉紙100は、各銀行券、証券などの小切れ印刷物に断裁される。次いで、駆動停止用のボタンがONか否かが判断される(ステップL3)。ONになっていなければ、断裁を継続する。ONになっていれば、断裁を終了する。小切れされた銀行券等の印刷物(小切れ印刷物)は、次の小切れ仕分け工程(図17に示すMルーチン)に移行する。
図16の断裁工程を経た小切れ印刷物には、番号印刷されたもの、番号印刷されていないものが混在する。従って、これらを、番号印刷されたものと番号印刷されていないものとに仕分けする必要がある。その仕分けは選別機により、図17に示す手順(Mルーチン)で行なわれる。
先ず、小切れ印刷物の束(パイル)を選別機にセットする。次いで、選別機の駆動ボタンをONとする。制御系においては、選別機の駆動ボタンがONか否かが判断される(ステップM1)。ONになっていなければ、この判断を繰り返す。
駆動用ボタンがONになっていると、小切れ印刷物の絵柄が良品か否かが判断される(ステップM2)。前述のように、枚葉紙100に対する番号印刷機では、一つでも絵柄に不良があると、その列には番号印刷をしないので、ここでは、不良絵柄があると判断された列における良品の小切れ印刷物(絵柄)101と不良品の小切れ印刷物101とを仕分けする。すでに良品であると判断された小切れ印刷物101についても再度、良品か否かが判断される。良品かどうかの判断は、例えば、枚葉紙について検査をしたのと同様に、撮影機を用いて撮影した映像に基づいて行なう。勿論、他の方法により判断するようにしてもよい。
良品と判断された小切れ印刷物については、その小切れ印刷物101に番号印刷がされているかどうか判断する(ステップM3)。番号印刷がされていれば、良品として所定の良品(番号印刷あり)収納個所に排出(良品パイル排出)される(ステップM4)。
次いで、選別機の駆動停止ボタンがONか否かが判断される(ステップM5)。駆動停止ボタンがONでなければ、選別が続行されているので、ステップM2に戻り、小切れ印刷物101の選別を繰り返す。選別機の駆動停止ボタンがONであると判断すると、選別は終了する。
以上により、単列不良枚葉紙の、不良絵柄101aのある列以外の列にある良品の小切れ印刷物101が製品として回収される。
以上により、単列不良枚葉紙の、不良絵柄101aのある列以外の列にある良品の小切れ印刷物101が製品として回収される。
ステップM2において良品であると判断され、かつステップM3で「番号印刷あり」ではないと判断された小切れ印刷物101は、各単列不良枚葉紙と判断されて番号印刷がされなかった列における良品であるので、番号印刷をして製品とする。そのため、所定の良品(番号印刷なし)収納個所に排出(良品パイル排出)される(ステップM16)。
次いで、選別機の駆動停止ボタンがONか否かが判断される(ステップ17)。駆動停止ボタンがONでなければ、選別が続行されているので、ステップM2に戻り、小切れ印刷物101の選別を繰り返す。選別機の駆動停止ボタンがONであると判断されると、次の、小切れ印刷物101に番号印刷をする工程に移行する(図18に示すNルーチン)。
ステップM2で小切れ印刷物101の絵柄が良品ではない(NO)と判断された場合は、その小切れ印刷物101は、不良品であるので、所定の不良品収納個所に排出(不良品パイル排出)される(ステップM8)。このように、絵柄が不良である場合は、枚葉紙単位ではなく、小切れ単位で回収される。
次いで、選別機の駆動停止ボタンがONか否かが判断される(ステップM9)。駆動停止ボタンがONでなければ、選別が続行されているので、ステップM2に戻り、小切れ印刷物101の選別を繰り返す。選別機の駆動停止ボタンがONであると判断されると、選別は終了する。
良品(番号印刷なし)収納個所に蓄積された小切れ印刷物101には、番号が印刷されていないので、前述したように番号印刷工程に移行される。この印刷は、小切れ番号印刷機により、図18に示す手順(Nルーチン)により行なわれる。
良品で番号印刷のない小切れ印刷物101が小切れ番号印刷機にセットされ、小切れ番号印刷機の駆動用ボタンがONとされる。制御系においては、先ず駆動用ボタンがONか否かが判断される(ステップN1)。ONになっていなければ、この判断を繰り返す。
ONと判断されれば、小切れ番号印刷がなされる(ステップN2)。つまり、小切れ印刷物101に一枚ずつ番号が印刷されるのである。
小切れ番号印刷が終了すると、小切れ番号印刷機の駆動停止用ボタンがONか否かが判断される(ステップN3)。駆動停止用ボタンがONでなければ、小切れ番号印刷が続行されているので、ステップN2に戻り、小切れ印刷物101の番号印刷を行なう。小切れ番号印刷機の駆動停止用ボタンがONであると判断されると、番号印刷を終了する。
以上により、不良絵柄がある列にあった良品が製品として完成する。
以上により、不良絵柄がある列にあった良品が製品として完成する。
上記(7)の複数列の絵柄に不良があると判断された枚葉紙(区分3)の処理について説明する。
このような枚葉紙100は断裁機で小切れに断裁される。それをイメージ的に表現したのが図8である。図8で対象となる枚葉紙は、図8の(A)〜(E)に示すような枚葉紙である。
このような枚葉紙100は断裁機で小切れに断裁される。それをイメージ的に表現したのが図8である。図8で対象となる枚葉紙は、図8の(A)〜(E)に示すような枚葉紙である。
断裁工程は、図19のフローチャートに示す手順(Jルーチン)でなされる。
複数列の絵柄に不良がある枚葉紙100が断裁機にセットされる。断裁機の駆動ボタンがONとされることにより断裁が行なわれる。その制御系においては、先ず、駆動ボタンがONか否かが判断される(ステップJ1)。ONでなければ、この判断を繰り返す。駆動用ボタンがONになっていると、断裁を行なう(ステップJ2)。つまり、枚葉紙100は、各銀行券、証券などの小切れ印刷物に断裁される(図8(F)参照)。次いで、断裁機の駆動停止用のボタンがONか否かが判断される(ステップJ3)。ONになっていなければ、断裁を継続する。ONになっていれば、断裁を終了する。
複数列の絵柄に不良がある枚葉紙100が断裁機にセットされる。断裁機の駆動ボタンがONとされることにより断裁が行なわれる。その制御系においては、先ず、駆動ボタンがONか否かが判断される(ステップJ1)。ONでなければ、この判断を繰り返す。駆動用ボタンがONになっていると、断裁を行なう(ステップJ2)。つまり、枚葉紙100は、各銀行券、証券などの小切れ印刷物に断裁される(図8(F)参照)。次いで、断裁機の駆動停止用のボタンがONか否かが判断される(ステップJ3)。ONになっていなければ、断裁を継続する。ONになっていれば、断裁を終了する。
小切れされた銀行券等の印刷物(小切れ印刷物)は、良品であるものと不良品とに仕分けされる(図8(G)参照)。良品と判断された小切れ印刷物101は、更に図18に示す工程に移行し、番号印刷がなされて製品とされる。不良品は廃棄される(図8(H)参照)。
以上のように、図13〜19で示した工程を経ることにより、前述のように(1)〜(7)(区分1、2、3)のように仕分けされた枚葉紙は、製品としての小切れ印刷物と小切れの不良品のみに仕分けされる。
図21には第2の実施例に係る仕分け装置の概略を示す。この仕分け装置も印刷機の排出部に組み込まれる。
印刷機における給紙部、印刷部の構成は、図1、2に示したものと同じである。排紙部には、7台の紙積台61a、61b、61c、61d、61e、61f、61g、61hが配置される。紙積台61a〜61gの上方には、図3に示したのと同様の排紙カム装置が設けられる。紙積台61hの上方には固定の排紙カムが設けられる。
最初の二つの紙積台61a、61bは、良品の枚葉紙を排出する紙積台である。つまり、紙積台61a、61bは、良品排出個所であり、その上方に位置する排紙カム装置は、良品排出手段である。
紙積台61c〜61gは、AからEの各列のみに不良がある枚葉紙を排出する紙積台である。つまり、紙積台61c〜61gは、A〜Eの列の単数グループ不良シート状物排出個所であり、その上方の排紙カム装置は、それぞれ単数グループ不良シート状物排出手段である。
最後の紙積台61hは、複数列の絵柄に不良がある枚葉紙を排出する紙積台である。つまり、紙積台61hは、複数グループ不良シート状物排出個所であり、その上方の固定の排紙カムは、複数グループ不良シート状物排出手段である。
紙積台61c〜61gは、AからEの各列のみに不良がある枚葉紙を排出する紙積台である。つまり、紙積台61c〜61gは、A〜Eの列の単数グループ不良シート状物排出個所であり、その上方の排紙カム装置は、それぞれ単数グループ不良シート状物排出手段である。
最後の紙積台61hは、複数列の絵柄に不良がある枚葉紙を排出する紙積台である。つまり、紙積台61hは、複数グループ不良シート状物排出個所であり、その上方の固定の排紙カムは、複数グループ不良シート状物排出手段である。
このように、紙積台61a〜61hを配置しておくことにより、一度に前述の(1)〜(7)(区分1、2、3)の仕分けができ、仕分け時間の短縮が図れる。
なお、上記二つの実施例は、仕分け装置(仕分け機能)を印刷機に組み込んだものであるが、独立した装置として構成することも可能である。
図22及び23には、上記実施例とは異なるグループ分けをした例を示す。
枚葉紙100に5列8行の絵柄が印刷されているのは先の実施例と同じである。このグループ分けは、10枚の小切れ印刷物101で分けたもので、各グループa、b、c、dは、隣り合う列にまたがって構成されている(図22、23においては、グループの境界を太い実線で表してある)。
枚葉紙100に5列8行の絵柄が印刷されているのは先の実施例と同じである。このグループ分けは、10枚の小切れ印刷物101で分けたもので、各グループa、b、c、dは、隣り合う列にまたがって構成されている(図22、23においては、グループの境界を太い実線で表してある)。
このようにグループ分けした場合でも前述の実施例と同様に、全ての絵柄が良品である枚葉紙が良品枚葉紙として、いずれかのグループa〜dのみに不良絵柄のある枚葉紙が単数グループ不良枚葉紙(シート状物)として、複数のグループに不良絵柄がある枚葉紙が複数グループ不良枚葉紙(シート状物)として、仕分けされる。
ただし、不良絵柄が一つのグループのみにある場合でも、グループが列にまたがっているので、番号印刷機により印刷する際には、一列に対応する番号器のみを機能しないようにしただけでは対応できない。番号印刷は次のようにしてなされる。
例えば、図23に示すように、グループbに三つの不良絵柄101aがある場合には、B列に対応する番号器68のうちグループbの6絵柄に対応する番号器68、C列に対応する番号器68のうちグループbの4絵柄に対応する番号器68が番号器装着板67a〜67eから外される。このように番号器68を外すことにより、グループbには番号印刷はされない。なお、例えば、グループaに連続番号を印刷する場合には、A列に属するグループaの8枚の絵柄101に、例えば1〜8の番号を印刷し、B列に属する2枚の絵柄101に、9、0を印刷するという具合になされる。そのように番号器68がセットされる。他のグループについても同様である。
このように、複数列にまたがって絵柄の数でグループを構成することにより、連続10個の番号印刷が可能となり、管理が容易となる。このようなグループ分けは、大きさが決まっている枚葉紙に異なるサイズの絵柄を印刷する場合などに極めて有効である。
上述した実施の形態においては、良品シート状物を特定の種類のシート状物としたが、単数グループ不良シート状物又は複数グループ不良シート状物が特定種類のシート状物であってもよい。例えば、特定の種類のシート状物を、C列に不良絵柄がある単数グループ不良シート状物とした場合には、残りのシート状物は、良品シート状物と、A列、B列、D列、E列に不良絵柄がある単数グループ不良シート状物と、複数のグループの絵柄に不良がある複数グループ不良シート状物となり、特定の種類のシート状物を複数グループ不良シート状物とした場合には、残りのシート状物は、良品シート状物と、A列、B列、C列、D列、E列のいずれかに不良絵柄がある単数グループ不良シート状物となる。
上述した実施の形態においては、良品シート状物を特定の種類のシート状物としたが、単数グループ不良シート状物又は複数グループ不良シート状物が特定種類のシート状物であってもよい。例えば、特定の種類のシート状物を、C列に不良絵柄がある単数グループ不良シート状物とした場合には、残りのシート状物は、良品シート状物と、A列、B列、D列、E列に不良絵柄がある単数グループ不良シート状物と、複数のグループの絵柄に不良がある複数グループ不良シート状物となり、特定の種類のシート状物を複数グループ不良シート状物とした場合には、残りのシート状物は、良品シート状物と、A列、B列、C列、D列、E列のいずれかに不良絵柄がある単数グループ不良シート状物となる。
本発明に係るシート状物の仕分け方法及び装置は、銀行券や証券などのシート状の印刷物における仕分けに適用されるが、マトリックス状に多数の絵柄が印刷等されているシート状物における良品・不良品の仕分けすべてに適用できる。
1 印刷機、2 給紙部、3 印刷部、4 排紙部、10 圧胴、11 凹版胴、17 デリバリ胴、18 くわえ爪装置、19 搬送チェーン、21a 第1の紙積台、21 b 第2の紙積台、21c 第3の紙積台、22 爪台、23 爪、24 カムフォロ ア、27 検査装置、28 マーキング装置、31a,31b 排紙カム装置、33 排紙カム、40a,40b 排紙シリンダ、42 固定の排紙カム、51 制御装置、 52 プリントモードボタン、53 ソート1モードボタン、54 ソート2モードボ タン、55 ソート3モードボタン、61a〜61g 紙積台、68 番号器、100 枚葉紙、101 小切れ印刷物、102 識別マーク
Claims (26)
- 複数の絵柄が印刷されたシート状物における前記絵柄の印刷品質を検査し、その検査結果に基づいてシート状物を仕分け排出するシート状物の仕分け方法において、
前記シート状物を、シート状物上のすべての絵柄の品質が良品と判断された良品シート状物と、前記複数の絵柄を複数のグループにグループ分けしてなる複数のグループのうちの一つのグループのみにおける絵柄に不良絵柄があると判断された単数グループ不良シート状物と、グループ分けされた複数のグループのうちの複数のグループそれぞれにおける絵柄に不良絵柄があると判断された複数グループ不良シート状物とに仕分け排出することを特徴とするシート状物の仕分け方法。 - 前記シート状物に絵柄が縦横に複数印刷されており、縦方向の各列の絵柄により、又は横方向の各行の絵柄により、又は複数の列もしくは行にまたがる所定数の絵柄により、前記グループが構成されることを特徴とする請求項1に記載のシート状物の仕分け方法。
- 前記単数グループ不良シート状物の不良絵柄に対してマークを付与することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート状物の仕分け方法。
- 前記単数グループ不良シート状物は不良絵柄の存在するグループが同じである単数グループ不良シート状物ごとに仕分け排出されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート状物の仕分け方法。
- 前記単数グループ不良シート状物における不良絵柄が存在しないグループの絵柄に番号印刷をすることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート状物の仕分け方法。
- 番号印刷がされた前記単数グループ不良シート状物を各絵柄ごとに断裁して小切れ印刷物とし、次いで前記小切れ印刷物を、絵柄が良で番号印刷のあるもの、絵柄が良で番号印刷のないもの、絵柄が不良であるものに仕分けすることを特徴とする請求項5に記載のシート状物の仕分け方法。
- 前記複数グループ不良シート状物を各絵柄ごとに断裁して小切れ印刷物とし、次いで前記小切れ印刷物を、絵柄が良であるもの、絵柄が不良であるものに仕分けすることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート状物の仕分け方法。
- 前記良品シート状物を良品排出個所に排出し、
前記単数グループ不良シート状物を単数グループ不良シート状物排出個所に排出し、
前記複数グループ不良シート状物を複数グループ不良シート状物排出個所に排出することを特徴とする請求項1に記載のシート状物の仕分け方法。 - 前記シート状物を複数回品質検査することにより前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物に仕分け排出することを特徴とする請求項1に記載のシート状物の仕分け方法。
- 前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち特定の種類のシート状物と残りのシート状物とに仕分け排出し、前記残りのシート状物の中に前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類のシート状物が混合しているときには前記残りのシート状物に対して再度品質検査を行い、その中から特定の種類のシート状物を仕分け排出することを特徴とする請求項9に記載のシート状物仕分け方法。
- 前記残りのシート状物に対する品質検査及びその品質検査により特定の種類のシート状物を仕分け排出することを前記残りのシート状物の中に複数の種類のシート状物が混合しなくなるまで繰り返し行うことを特徴とする請求項10に記載のシート状物の仕分け方法
- 最初の印刷品質の検査により前記良品シート状物と残りのシート状物とを仕分け排出し、
その後、前記残りのシート状物の印刷品質の検査により1種類の前記単数グループ不良シート状物又は1種類ごとに仕分け排出された複数種類の前記単数グループ不良シート状物と残りのシート状物とを仕分け排出し、少なくとも一つの前記単数グループ不良シート状物と残りのシート状物とを仕分け排出し、前記残りのシート状物が前記複数グループ不良シート状物のみになるまで前記残りのシート状物の印刷品質の検査により前記単数グループ不良シート状物の仕分け排出を行うことを特徴とする請求項10に記載のシート状物の仕分け方法。 - シート状物が排出される複数の排出個所が、最終的に仕分け排出される前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物の総数よりも少なく設定され、
印刷品質の検査の度に、複数の排出個所のうち一つ又は複数の排出個所を、前記良品シート状物が排出される良品排出個所、前記単数グループ不良シート状物が排出される単数グループ不良シート状物排出個所、前記複数グループ不良シート状物が排出される複数グループ不良シート状物排出個所、前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類が混合した残りのシート状物が排出される残りシート状物排出個所のうちのいずれか1種類又複数種類に設定することを特徴とする請求項9に記載のシート状物の仕分け方法。 - 前記残りのシート状物は前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類が混合していることを特徴とする請求項13に記載のシート状物の仕分け方法。
- 1回の印刷品質の検査により前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物を仕分け排出することを特徴とする請求項1に記載のシート状物の仕分け方法。
- 検査装置により複数の絵柄が印刷されたシート状物における前記絵柄の印刷品質を検査し、この検査結果に基づいて前記シート状物を仕分け排出するシート状物仕分け装置において、
前記検査装置により検査された前記シート状物を排出する排出手段と、
前記検査装置による検査結果に基づき、前記シート状物を、前記シート状物上のすべての絵柄の品質が良品であると判断された良品シート状物と、前記複数の絵柄を複数のグループにグループ分けしてなる複数のグループのうちの一つのグループのみにおける絵柄に不良絵柄があると判断された単数グループ不良シート状物と、グループ分けされた複数のグループのうちの複数グループそれぞれにおける絵柄に不良絵柄があると判断された複数グループ不良シート状物とに仕分け排出するように前記排出手段を制御する制御装置と
を有することを特徴とするシート状物の仕分け装置。 - 前記シート状物に絵柄が縦横に複数印刷されており、縦方向の各列の絵柄により、又は横方向の各行の絵柄により、又は複数の列もしくは行にまたがる所定数の絵柄により、前記グループが構成されることを特徴とする請求項16に記載のシート状物仕分け装置。
- 前記検査装置により品質が不良と判断された絵柄にマークを付与するマーキング装置を有することを特徴とする請求項16又は17に記載のシート状物の仕分け装置。
- 前記制御装置は、前記単数グループ不良シート状物を、不良絵柄が同じグループに存在する単数グループ不良シート状物ごとに仕分け排出するように前記排出手段を制御することを特徴とする請求項16に記載のシート状物の仕分け装置。
- 前記排出手段は、
前記良品シート状物を良品排出個所に排出する良品排出手段と、
前記単数グループ不良シート状物を単数グループ不良シート状物排出個所に排出する単数グループ不良シート状物排出手段と、
前記複数グループ不良シート状物を複数グループ不良シート状物排出個所に排出する複数グループ不良シート状物排出手段と、
を有することを特徴とする請求項16に記載のシート状物の仕分け装置。 - 前記制御装置は、
品質検査の結果に基づき前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち特定の種類のシート状物と残りのシート状物とに仕分け排出し、前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類のシート状物が混合している前記残りのシート状物に対する品質検査の結果に基づき、その中から特定の種類のシート状物を仕分け排出するように前記排出手段を制御することを特徴とする請求項16に記載のシート状物の仕分け装置。 - 前記排出手段によりシート状物が排出される複数の排出個所を備え、
前記排出個所は、最終的に仕分け排出される前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物の総数よりも少なく設定され、
前記制御装置は、印刷品質の検査の度に、複数の排出個所のうち一つ又は複数の排出個所を前記良品シート状物が排出される良品排出個所、前記単数グループ不良シート状物が排出される単数グループ不良シート状物排出個所、前記複数グループ不良シート状物が排出される複数グループ不良シート状物排出個所、前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類が混合した残りのシート状物が排出される残りシート排出個所のうちいずれか一種類又は複数種類に設定することを特徴とする請求項16に記載のシート状物の仕分け装置。 - 前記残りのシート状物は、前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物のうち複数種類が混合していることを特徴とする請求項22に記載のシート状物の仕分け装置。
- 前記排出手段によりシート状物が排出される複数の排出個所を備え、
前記排出個所は、最終的に仕分け排出される前記良品シート状物、前記単数グループ不良シート状物、前記複数グループ不良シート状物と同数設けられていることを特徴とする請求項16に記載のシート状物の仕分け装置。 - 前記シート状物を搬送する搬送手段を備えており、
前記搬送手段は、前記シート状物を把持及び開放するシート状物把持装置を設けてなることを特徴とする請求項16に記載のシート状物の仕分け装置。 - 前記検査装置は、前記搬送手段により搬送される前記シート状物の絵柄を撮影するものであることを特徴とする請求項16に記載のシート状物の仕分け装置。
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