JP2007209506A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータリーシャッタを用いた撮像において、明るさが安定した画像を得る。
【解決手段】第1フィールドの画像信号のうち低周波成分の画像信号をローパスフィルタ44において抽出し、補間データ演算処理回路46において隣接ラインごとに平均補正する。一方、第2フィールドの画像信号のうち高周波成分の画像信号を、ハイパスフィルタ50において抽出する。そして、平均化された低周波成分の画像信号に高周波成分の画像信号を加算し、第2フィールドの修正画像信号を生成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ロータリーシャッタを使用した電子内視鏡装置に関する。
電子内視鏡装置では、ブレのない静止画像を得る場合、全画素読み出し方式によって画像信号を読み出すことが可能であり、周方向に沿って光の透過部と遮光部とがそれぞれ形成されたロータリーシャッタを設け、透過部と遮光部とが交互に照明光の光路を通過する(横切る)ようにロータリーシャッタを回転させる。これにより、一度の露光によって得られる全画素信号を、2フィールド期間に渡って読み出すことができる(特許文献1参照)。
また、自家蛍光内視鏡装置では、励起光用のロータリーシャッタと白色光用のロータリーシャッタとが設けられ、2つのロータリーシャッタの回転によって自家蛍光観察用の画像信号と通常観察用の画像信号とが交互に読み出される(特許文献2参照)。
特許第3370871号公報 特開2002−112949号公報
ロータリーシャッタを連続的に回転させる場合、モータ等の機械的振動などによって回転速度が不規則に変動し、画像信号に対してジッタ(jitter)が生じる。具体的には、第1フレーム/フィールドによる画像の明るさと第2フレーム/フィールドによる画像の明るさに差が生じ、その結果、画像の明暗が繰り返し続き、明るさに関してチラついた不安定な画像が表示されてしまう。
本発明の電子内視鏡装置は、撮像素子を有するビデオスコープを備え、通常観察、あるいは自家蛍光観察などにおいてロータリーシャッタ使用による画像信号読み出しが行われる電子内視鏡装置であり、電子内視鏡装置は、被写体を照明する光源と、光源からの照明光を透過する透過部と照明光を遮断する遮光部とを有し、遮光部と透過部とが照明光の光路を順に通過するように回転するロータリーシャッタと、ロータリーシャッタの回転を1フレーム又は1フィールド期間に同期させるロータリーシャッタ制御手段と、撮像素子から1フレーム期間または1フィールド期間に合わせて画像信号を読み出す撮像素子駆動手段と、撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、被写体像に応じた映像信号を生成する画像信号処理手段とを備える。
ロータリーシャッタの回転によって、露光、遮光が繰り返され、撮像素子駆動手段によって画像信号が順次読み出される。画像信号の読み出し方式に関しては、NTSC方式など任意のビデオ規格に従って読み出せばよく、また、撮像素子の電荷転送方式、撮像方式等も任意である。ロータリーシャッタの回転制御は、ビデオ規格、撮像方式等に従って定められる。
本発明の画像信号処理手段は、隣接するフレーム間またはフィールド間の画像信号の輝度が等しくなる、すなわちジッタにかかわらず明るさに差が生じないように、第1フレームまたは第1フィールドにおける第1の画像信号および第2フレームまたは第2フィールドにおける第2の画像信号のうち少なくともいずれか一方を補正する。ただし、第1フレーム、第2フレームは隣接するフレームを示し、第1、第2フィールドは1つのフレーム内における2つのフィールドを示す。例えば、NTSC方式の場合、第1フィールド(奇数フィールド)、第2フィールド(偶数フィールド)間の画像信号の輝度が等しくなるように画像信号が処理される。隣接するフレーム/フィールド間の画像の明るさが均等になるため、表示される動画像の明るさは安定する。
画像信号の読み出し順において時系列的に隣接する画像信号の輝度を等しくするため、例えば画像信号処理手段は、第1の画像信号における低周波成分の画像信号と、第2の画像信号における高周波成分の画像信号とを合わせた第2の修正画像信号を生成し、第1の画像信号と第2の修正画像信号とに基づいて映像信号を生成するのが望ましい。低周波成分の画像信号は画像の明るさに影響を与え、高周波成分の画像信号は画像の輪郭等画像の特徴部分の情報を持つことから、第1フィールド画像信号の明るさを持つと同時に第2フィールド画像信号の特徴をもつ画像信号が得られる。例えば画像信号処理手段は、第1の画像信号における低周波成分の画像信号を抽出するローパスフィルタと、第2の画像信号における高周波成分の画像信号を抽出するハイパスフィルタとを有し、第1の画像信号と、低周波成分の画像信号と高周波成分の画像信号とを合わせた第2の修正画像信号とに基づいて、映像信号を生成する。
この場合、画像の明るさをより一層均等化するため、画像信号処理手段は、低周波成分の画像信号において互いに隣接するライン間の画像信号の平均を表す平均画像信号を生成し、平均画像信号と高周波成分の画像信号とを合わせるのが望ましい。
あるいは、時系列的に隣接する画像信号の輝度を等しくするため、画像信号処理手段は、第1の画像信号の輝度および第2の画像信号の輝度を検出してその平均である輝度平均を算出し、第1の画像信号および第2の画像信号の輝度を輝度平均に補正してもよい。
例えば画像信号処理手段は、第1の画像信号における第1の低周波成分の画像信号および第2の画像信号における第2の低周波成分の画像信号を抽出するローパスフィルタと、第1の低周波成分の画像信号に基づいて第1の画像信号における第1の輝度を検出する第1の輝度検出手段と、第2の低周波成分の画像信号に基づいて第2の画像信号における第2の輝度を検出する第2の輝度検出手段と、第1の輝度および第2の輝度とに基づいてその平均である平均輝度を算出し、第1の画像信号の輝度と第2の画像信号の輝度とをそれぞれ平均輝度に補正する第1の補正係数と第2の補正係数とを演算する補正係数演算手段とを備える。第1の画像信号と第2の画像信号に対してそれぞれ第1の補正係数と第2の補正係数が乗じられる。
本発明の内視鏡用画像信号処理装置は、被写体を照明する光源からの照明光を透過する透過部と照明光を遮断する遮光部とを有し、遮光部と透過部とが照明光の光路を順に通過するとともに、1フレーム又は1フィールド期間に同期して回転するロータリーシャッタに従い、ビデオスコープに設けられた撮像素子から1フレーム期間または1フィールド期間に合わせて画像信号を読み出す撮像素子駆動手段と、撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、被写体像に応じた映像信号を生成する画像信号処理手段とを備え、画像信号処理手段が、隣接するフレーム間またはフィールド間の画像信号の輝度が等しくなるように、第1フレームまたは第1フィールドにおける第1の画像信号および第2フレームまたは第2フィールドにおける第2の画像信号のうち少なくともいずれか一方を補正することを特徴とする。
本発明の内視鏡用画像信号処理方法は、被写体を照明する光源からの照明光を透過する透過部と照明光を遮断する遮光部とを有し、遮光部と透過部とが照明光の光路を順に通過するとともに、1フレーム又は1フィールド期間に同期して回転するロータリーシャッタに従い、ビデオスコープに設けられた撮像素子から1フレーム期間または1フィールド期間に合わせて画像信号を読み出し、撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、被写体像に応じた映像信号を生成し、画像信号処理手段が、隣接するフレーム間またはフィールド間の画像信号の輝度が等しくなるように、第1フレームまたは第1フィールドにおける第1の画像信号および第2フレームまたは第2フィールドにおける第2の画像信号のうち少なくともいずれか一方を補正することを特徴とする。
本発明によれば、ロータリーシャッタを用いた撮像において、明るさが安定した画像を得ることができる。
以下では、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。
電子内視鏡装置は、ビデオスコープ10とプロセッサ20とを備え、ビデオスコープ10はプロセッサ20に着脱自在に接続される。プロセッサ20には、モニタ60が接続される。
プロセッサ20のランプ電源22がONになると、ランプ電源22からキセノンランプ等の放電管を有するランプ24へ電源が供給され、ランプ24から照明光が放射される。放射された光は、集光レンズ26Aを介してビデオスコープ10内のライトガイド12の入射端12Aに入射する。ライトガイド12はランプ24の光をスコープ先端部へ伝達し、ライトガイド12から射出した照明光は配光レンズ14を介して被写体に照射する。
照明光が照射された観察部位において反射した光は、対物レンズ16を通って補色カラーフィルタを備えたCCD18に到達し、これにより被写体像がCCD18の受光面に形成される。補色カラーフィルタが受光面に設けられたCCD18では、被写体像に応じた画像信号が所定時間間隔で読み出され、読み出された画像信号はプロセッサ20の映像信号処理回路26へ送られる。CCD18はCCDドライバ28によって駆動され、ここでは、NTSC方式に従い、1/60秒間隔で1フィールド分の画像信号が読み出される。CCD18はインターライン型CCDであり、また、単板同時式に従って画像信号が読み出される。
映像信号処理回路26では、画像信号に対してホワイトバランス処理、ガンマ補正など様々な処理が施され、NTSC信号等の映像信号が生成される。映像信号はモニタ60へ出力され、これにより観察画像がモニタ60に表示される。また、映像信号処理回路26において輝度信号が生成され、調光回路36へ順次1フィールド間隔で送られる。CPU,ROM、RAMを含むシステムコントロール回路29は、プロセッサ20の動作を制御し、プロセッサ内の各回路へ制御信号を出力する。
ランプ24と集光レンズ26Aとの間にはロータリーシャッタ32が設けられており、エンコーダ(ここでは図示せず)が取付けられたモータ34によって回転する。モータ34はステッピングモータであり、調光回路36から送られてくるパルス信号に従って回転する。調光回路36は、映像信号処理回路26から送られてくる輝度信号に基づき、モータ34の回転、すなわちロータリーシャッタ32の回転を制御しており、ここではSP(Digital Signal Processor)によって構成されている。本実施形態では、モニタ60に表示される被写体像を適正な明るさで維持するため、調光回路36によってロータリーシャッタ32の回転の位相が制御される。
タイミングコントローラ30は、ロータリーシャッタ32の回転とCCDドライバ28による画像信号読み出し動作を同期させるように、クロックパルス信号を出力する。プロセッサ20のフロントパネルには、被写体像の明るさを設定する参照輝度レベルスイッチ38が設けられており、調光回路36は、検出される輝度信号の輝度レベルと参照輝度レベルとの差に基づいて自動調光処理を実行する。
図2は、ロータリーシャッタ32の平面図である。
図2に示すように、ロータリーシャッタ32は、軸C周りに回転するディスク状の光量調整部材であり、半円の周方向に沿って弧状の透過部32Aが形成されている。透過部32Aは開口部として形成されており、ランプ24からライトガイド12の入射端12Aへ進む光を通過させる。透過部32A以外の遮光部32Bはランプ24の光を遮光する。
ランプ24から放射される光の光束LBの断面がロータリーシャッタ32の外縁近くに位置するように、ロータリーシャッタ32は配置される。そして、ロータリーシャッタ32が回転することによって光を透過する透過部32Aと遮光部32Bとが順番に光路となる光束LBを繰り返し通過する(横切る)。ロータリーシャッタ32は、NTSC方式に従い、ここでは1フィールド期間で1回転(1/60秒毎に1回転)する。
図3は、自動調光処理のタイミングチャートを示した図である。
1フィールド期間C0は、ロータリーシャッタ32の透過部32Aが光束LBを通る照明期間Cと、遮光部32Bが拘束LBを通る遮光期間C1とに分かれ、照明期間Cだけランプ24からの照明光がCCD18に到達する。CCDドライバ28は、各1フィールド期間内において電荷掃き出しパルス信号Kを出力し、パルス信号Kの出力は、照明期間Cに従う。その結果、パルス信号Kの出力前の期間Bにおいて蓄積された電荷は捨てられ、期間Aの間照明光によって蓄積された電荷が次のフィールド期間において転送され、画像信号として読み出される。透過部32Aが光束LBを通過する照明期間Cと画像信号読み出し用の電荷蓄積時間Aとが一致した状態においては、照明期間Cにわたって得られる照明光量全部が画像信号生成に利用される。
あらかじめ定められた参照輝度レベルと検出された1フィールド分の輝度信号の輝度レベルとの差に基づき、被写体像の明るさが適正であるか判断される。そして、輝度差が生じている場合、ロータリーシャッタ32の位相が制御される。ここでロータリーシャッタ32の位相は、1フィールド期間を基準にした時のロータリーシャッタ32の回転角度を表し、遮光部32Bの光束LBの通過開始時を基準角度とし、基準角度に基づいてロータリーシャッタ32の位相が定められている。
被写体像の明るさが適正な明るさを超えている場合、すなわち、検出された輝度レベルが参照輝度レベルに比べて大きい場合、照明光量を減少させるようにロータリーシャッタ32の位相がシフトされる。ここでは、ロータリーシャッタ32の回転速度を一時的に低下させ、輝度差に応じた期間CSだけロータリーシャッタ32の位相をシフトする。モータ34はステッピングモータであることから、モータ34へ出力するパルス周期を一時的に低下させることによってロータリーシャッタ32の回転速度が一時的に低下する。
位相シフトにより、図3に示すように、1フィールド期間において照明期間Cの一部期間C’だけが画像信号読み出し用の電荷蓄積期間Aに収まり、シフトした期間CSは電荷吐き出しパルスKの出力前期間Bに属する。その結果、画像信号生成期間における照明期間が減少して画像信号生成期間における電荷蓄積量が減少し、被写体像の明るさが適正な明るさまで変化する。一方、被写体像の明るさが低下した場合、画像信号生成期間における照明期間を増加させて画像信号生成期間における電荷蓄積量を増加させるようにロータリーシャッタ32の回転速度を一時的に上昇させ、それによってロータリーシャッタ32の回転位相が所定量だけシフトされる。回転速度を一時的に上昇させる場合、モータ34へ出力するパルス周期が一時的に高められる。
図4は、自動調光処理の制御ブロック図である。
自動調光処理の制御システムは、位相補償器T1、増幅器T2、速度検出部T3、駆動部T4とを備える。輝度位相変換部T5では、あらかじめ設定された参照輝度レベルを表す信号と、検出された被写体像の輝度レベルを表す信号とを加算した信号が入力され、その差がロータリーシャッタ32の回転位相シフト量を表す信号に変換される。
回転位相シフト量を表す信号は、エンコーダ33から送られてくる検出されたロータリーシャッタ32の回転位相信号と加算され、タイミングコントローラ30から送られてくる同期信号とともに位相補償器T1に入力される。位相シフト量に基づいて位相補償器T1からロータリーシャッタ32の回転速度を上昇/低下させる速度信号が出力される。速度信号は、増幅器T2を介してエンコーダ33から出力される検出用速度信号と加算され、駆動部T4へ入力される。
駆動部T4へ入力されると、駆動信号であるパルス信号がモータ34へ出力される。モータ34に同軸的に取付けられたエンコーダ33は、モータ34の回転速度および回転の位相を検出し、一回転するごとに位相検出用のパルス信号を出力するとともに、回転速度検出用に一連のパルス信号を出力する。速度検出部T3から検出された検出用回転速度信号はフィードバックされて増幅器T2から出力される制御信号、すなわち速度信号と加算され、駆動部T4へ入力される。このようなフィードバック制御によって回転速度が制御される。また、エンコーダ33から出力される位相信号がフィードバックされて輝度位相変換部T5からの回転位相シフト量とともに位相補償器T1に入力されることにより、ロータリーシャッタ32の位相が制御される。
図5は、映像信号処理回路26のブロック図である。図6は、第1フィールドの低周波成分の画像信号を示した図である。
映像信号処理回路26は、前段信号処理回路42、後段信号処理回路56とを備え、前段信号処理回路42では、ホワイトバランス、ガンマ補正等の信号処理が入力された画像信号に対して施される。前段信号処理回路42から出力された画像信号は、第1フィールド(奇数フィールド)の画像信号、第2フィールド(偶数フィールド)の画像信号に分かれて処理される。
第1フィールドの画像信号は、第1画像メモリ54へ一時的に格納されるとともに、ローパスフィルタ(LPF)44へ入力される。ローパスフィルタ44へ入力された画像信号は、低周波成分の画像信号のみ抽出される。低周波成分の画像信号は、被写体像の明るさ(輝度)情報を含み、第1フィールドの明るさ情報が抽出される。
補間データ演算処理回路46では、第1フィールドの隣接する画像信号の平均値が算出され、低周波成分の画像信号が平均化される。図6に示すように、奇数ライン(第1、第3、第5、・・・)の画像信号は、それぞれ隣接する画像信号の平均を示す奇数ライン(第1’、第3’、第5’、・・・)の画像信号に変換され、補間データメモリ48へ一時的に格納される。
一方、第2フィールドの画像信号は、ハイパスフィルタ(HPF)50に入力され、高周波成分の画像信号が抽出される。高周波成分の画像信号は、被写体像の輪郭など画像の特徴的部分となる情報を含む。そして、第2フィールドの高周波成分の画像信号に対し、平均化された第1フィールドの低周波成分の画像信号が加算される(以下では、加算によって生成される画像信号を、第2フィールドの修正画像信号という)。第2フィールドの修正画像信号は、第2フィールドの画像の特徴部分と第1フィールドの画像の全体的な明るさとを組み合わせた画像信号であり、第2画像メモリ52へ格納される。
第1フィールドの画像信号と第2フィールドの明るさ修正画像信号は交互に後段映像信号処理回路56へ送られる。そして、第1フィールドの画像信号と第2フィールドの修正画像信号に基づいて、映像信号が後段信号処理回路56から出力される。
このように本実施形態によれば、第1フィールドの画像信号のうち低周波成分の画像信号がローパスフィルタ44において抽出され、補間データ演算処理回路46において隣接ラインごとに平均補正される。一方、第2フィールドの画像信号のうち高周波成分の画像信号がハイパスフィルタ50において抽出される。そして、平均化された低周波成分の画像信号に高周波成分の画像信号を加算した画像信号が、第2フィールドの画像信号(修正画像信号)として生成される。
次に、図7を用いて、第2の実施形態である電子内視鏡装置について説明する。第2の実施形態では、第1フィールドの画像信号の明るさと第2フィールドの画像信号の明るさが平均化される。それ以外の構成については、第1の実施形態と同じである。
図7は、第2の実施形態における映像信号処理回路のブロック図である。
映像信号処理回路26’は、第1フィールドの画像信号を格納する第1画像メモリ54’、第2フィールドの画像信号を格納する第2画像メモリ52’とを備え、さらに、ローパスフィルタ62、第1輝度検出器64、第2輝度検出器66、補正係数演算器68とを備える。
第1フィールドの画像信号、第2フィールドの画像信号はともにローパスフィルタ62において高周波成分が除去され、低周波成分が抽出された第1フィールドの画像信号は第1輝度検出器64、第2フィールドの画像信号は第2輝度検出器66へ送られる。第1輝度検出器64では、第1フィールドの画像信号の輝度(第1の輝度)、すなわち被写体像の明るさが検出され、第2輝度検出器66では、第2フィールドの画像信号の輝度(第2の輝度)が検出される。
補正係数演算器68では、第1の輝度と第2の輝度の平均輝度が算出される。そして、第1の輝度を平均輝度に変換する第1の補正係数が算出され、第2の輝度を平均輝度に変換する第2の補正係数が算出される。そして、第1フィールドの画像信号に第1の係数が乗じられ、第2フィールドの画像信号に第2の係数が乗じられる。これにより、第1フィールドの画像信号の明るさと第2フィールドの画像信号の明るさがともに平均輝度となる。
ロータリーシャッタの回転を位相制御せず、電子シャッタ機能によって明るさ調整を行ってもよい。また、フレームごとに画像信号を読み出し、隣接するフレーム間の画像信号の輝度を均等にしてもよい。CCD電荷転送方式、撮像方式はインターライン、NTSC以外の方式でも適用可能であり、それに合わせてロータリーシャッタの回転制御を行えばよい。また、ロータリーシャッタの透過部の構成も任意である。
第1の実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。 ロータリーシャッタの平面図である。 自動調光処理のタイミングチャートを示した図である。 自動調光処理の制御ブロック図である。 映像信号処理回路のブロック図である。 第1フィールドの低周波成分の画像信号を示した図である。 第2の実施形態における映像信号処理回路のブロック図である。
符号の説明
10 ビデオスコープ
18 CCD(撮像素子)
20 プロセッサ
22 ランプ電源
24 ランプ(光源)
26、26’ 映像信号処理回路
28 CCDドライバ
29 システムコントロール回路
30 タイミングコントローラ
32 ロータリーシャッタ
34 モータ
36 調光回路
44 ローパスフィルタ
46 補間データ演算処理回路
50 ハイパスフィルタ
62 ローパスフィルタ
64 第1輝度検出器
66 第2輝度検出器
68 補正係数演算器

Claims (9)

  1. 撮像素子を有するビデオスコープを備えた電子内視鏡装置であって、
    被写体を照明する光源と、
    前記光源からの照明光を透過する透過部と照明光を遮断する遮光部とを有し、前記遮光部と前記透過部とが照明光の光路を順に通過するように回転するロータリーシャッタと、
    前記ロータリーシャッタの回転を1フレーム又は1フィールド期間に同期させるロータリーシャッタ制御手段と、
    前記撮像素子から1フレーム期間または1フィールド期間に合わせて画像信号を読み出す撮像素子駆動手段と、
    前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、被写体像に応じた映像信号を生成する画像信号処理手段とを備え、
    前記画像信号処理手段が、隣接するフレーム間またはフィールド間の画像信号の輝度が等しくなるように、第1フレームまたは第1フィールドにおける第1の画像信号および第2フレームまたは第2フィールドにおける第2の画像信号のうち少なくともいずれか一方を補正することを特徴とする電子内視鏡装置。
  2. 前記画像信号処理手段が、前記第1の画像信号における低周波成分の画像信号と、前記第2の画像信号における高周波成分の画像信号とを合わせた第2の修正画像信号を生成し、第1の画像信号と第2の修正画像信号とに基づいて映像信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
  3. 前記画像信号処理手段が、前記低周波成分の画像信号において互いに隣接するライン間の画像信号の平均を表す平均画像信号を生成し、前記平均画像信号と前記高周波成分の画像信号と合わせることを特徴とする請求項2に記載の電子内視鏡装置。
  4. 前記画像信号処理手段が、
    前記第1の画像信号における低周波成分の画像信号を抽出するローパスフィルタと、
    前記第2の画像信号における高周波成分の画像信号を抽出するハイパスフィルタとを有し、
    前記第1の画像信号と、前記低周波成分の画像信号と前記高周波成分の画像信号とを合わせた第2の修正画像信号とに基づいて、映像信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
  5. 前記画像信号処理手段が、前記第1の画像信号の輝度および前記第2の画像信号の輝度を検出してその平均である平均輝度を算出し、前記第1の画像信号および前記第2の画像信号の輝度を輝度平均に補正することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
  6. 前記画像信号処理手段が、
    前記第1の画像信号における第1の低周波成分の画像信号および前記第2の画像信号における第2の低周波成分の画像信号を抽出するローパスフィルタと、
    前記第1の低周波成分の画像信号に基づいて前記第1の画像信号における第1の輝度を検出する第1の輝度検出手段と、
    前記第2の低周波成分の画像信号に基づいて前記第1の画像信号における第2の輝度を検出する第2の輝度検出手段と、
    前記第1の輝度および前記第2の輝度とに基づいて明るさ平均を表す平均輝度を算出し、前記第1の輝度と前記第2の輝度とをそれぞれ前記平均輝度に補正する第1の補正係数と第2の補正係数とを演算する補正係数演算手段とを備え、
    前記第1の画像信号と前記第2の画像信号に対してそれぞれ前記第1の補正係数と前記第2の補正係数が乗じられることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
  7. 撮像素子を有するビデオスコープが接続されるとともに、
    被写体を照明する光源と、
    前記光源からの照明光を透過する透過部と照明光を遮断する遮光部とを有し、前記遮光部と前記透過部とが照明光の光路を順に通過するように回転するロータリーシャッタと、
    前記ロータリーシャッタの回転を1フレーム又は1フィールド期間に同期させるロータリーシャッタ制御手段と、
    前記撮像素子から1フレーム期間または1フィールド期間に合わせて画像信号を読み出す撮像素子駆動手段と、
    前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、被写体像に応じた映像信号を生成する画像信号処理手段とを備え、
    前記画像信号処理手段が、隣接するフレーム間またはフィールド間の画像信号の輝度が等しくなるように、第1フレームまたは第1フィールドにおける第1の画像信号および第2フレームまたは第2フィールドにおける第2の画像信号のうち少なくともいずれか一方を補正することを特徴とする電子内視鏡装置のプロセッサ。
  8. 被写体を照明する光源からの照明光を透過する透過部と照明光を遮断する遮光部とを有し、前記遮光部と前記透過部とが照明光の光路を順に通過するとともに、1フレーム又は1フィールド期間に同期して回転するロータリーシャッタに従い、ビデオスコープに設けられた撮像素子から1フレーム期間または1フィールド期間に合わせて画像信号を読み出す撮像素子駆動手段と、
    前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、被写体像に応じた映像信号を生成する画像信号処理手段とを備え、
    前記画像信号処理手段が、隣接するフレーム間またはフィールド間の画像信号の輝度が等しくなるように、第1フレームまたは第1フィールドにおける第1の画像信号および第2フレームまたは第2フィールドにおける第2の画像信号のうち少なくともいずれか一方を補正することを特徴とする内視鏡用画像信号処理装置。
  9. 被写体を照明する光源からの照明光を透過する透過部と照明光を遮断する遮光部とを有し、前記遮光部と前記透過部とが照明光の光路を順に通過するとともに、1フレーム又は1フィールド期間に同期して回転するロータリーシャッタに従い、ビデオスコープに設けられた撮像素子から1フレーム期間または1フィールド期間に合わせて画像信号を読み出し、
    前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、被写体像に応じた映像信号を生成し、
    前記画像信号処理手段が、隣接するフレーム間またはフィールド間の画像信号の輝度が等しくなるように、第1フレームまたは第1フィールドにおける第1の画像信号および第2フレームまたは第2フィールドにおける第2の画像信号のうち少なくともいずれか一方を補正することを特徴とする内視鏡用画像信号処理方法。
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