JP5528360B2 - ホワイトバランス調整方法及び電子内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ホワイトバランス調整方法及び電子内視鏡装置に関し、特に、工場内に設置された基準のプロセッサに接続されてホワイトバランス調整が行われた電子内視鏡と、基準の電子内視鏡に接続されてホワイトバランス調整が行われたプロセッサとを備えた電子内視鏡装置において、演算によって自動的にホワイトバランス調整を行うホワイトバランス調整方法及びこのホワイトバランス調整方法を実行する電子内視鏡装置に関する。
内視鏡の挿入管の先端部に対物光学系及び撮像素子を内蔵した電子内視鏡と、該電子内視鏡から出力される映像信号を処理してモニタに表示可能なビデオ信号を生成する電子内視鏡用プロセッサとを備えた電子内視鏡装置が、体腔内の診断等に広く利用されている。
電子内視鏡は、電子内視鏡用プロセッサに対して着脱自在に接続される。電子内視鏡には、観察する部位に応じた種々のタイプのものがあり、ユーザは、観察する部位に適した電子内視鏡を選択し、電子内視鏡用プロセッサに接続して使用する。そして、電子内視鏡装置による検査、観察等を行う際には、電子内視鏡における撮像素子の分光感度特性のバラツキ、電子内視鏡用プロセッサに内蔵される光源装置のフィルタ、レンズ等の光学的特性のバラツキを調整するため、検査等に先立ってホワイトバランス調整が行われる。具体的には、電子内視鏡で白色の被写体を撮像し、この時撮像素子から読み出されるレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の画像信号の比が、1:1:1となるようにRゲイン値及びBゲイン値を調整することにより、ホワイトバランス調整が行われる(例えば、特許文献1)。
特開平6−142038号公報
電子内視鏡を使用する度毎にホワイトバランス調整を行うことにより、電子内視鏡と電子内視鏡用プロセッサとの組み合わせが異なったとしても、適正な色バランスの画像をモニタ上に再現することが可能となる。しかしながら、電子内視鏡を使用する度にホワイトバランスの調整を行うことは、ユーザにとっては煩わしく、面倒な作業である。
従って、本発明は、電子内視鏡を使用する時に行われる面倒なホワイトバランス調整を必要としないホワイトバランス調整方法及び電子内視鏡装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のホワイトバランス調整方法は、第1の撮像素子と第1のメモリを有する第1の電子内視鏡と、第2のメモリを有する第1のプロセッサとを接続した状態で、第1の撮像素子から読み出される画像信号に対してホワイトバランス調整を行い、該ホワイトバランス調整によって定められた第1のホワイトバランス値を第1のメモリ及び第2のメモリに記憶させる第1工程と、第2の撮像素子と第3のメモリを有する第2の電子内視鏡と、第1のプロセッサとを接続した状態で、第2の撮像素子から読み出される画像信号に対してホワイトバランス調整を行い、該ホワイトバランス調整によって定められた第2のホワイトバランス値を第3のメモリに記憶させる第2工程と、第1の電子内視鏡と、第4のメモリを有する第2のプロセッサとを接続した状態で、第1の撮像素子から読み出される画像信号に対してホワイトバランス調整を行い、該ホワイトバランス調整によって定められた第3のホワイトバランス値を第4のメモリに記憶させる第3工程と、第2工程又は第3工程において、第2のメモリに記憶されている第1のホワイトバランス値を第3のメモリに記憶させる、又は、第1のメモリに記憶されている第1のホワイトバランス値を第4のメモリに記憶させる第4工程と、第2の電子内視鏡と第2のプロセッサとを接続した状態で、第2の電子内視鏡又は第2のプロセッサのいずれか一方が、第3のメモリ又は第4のメモリに記憶されている第1のホワイトバランス値、第2のホワイトバランス値及び第3のホワイトバランス値に基づいて第4のホワイトバランス値を算出する第5工程と、第2の電子内視鏡と第2のプロセッサとを接続した状態で、第2の電子内視鏡が、第4のホワイトバランス値に応じて第2の撮像素子から読み出される画像信号を増幅する第6工程とを有する。
このような構成により、第2の電子内視鏡と第2のプロセッサとを接続した時に第4のホワイトバランス値が自動で算出されるため、従来のようにホワイトバランス調整を行う必要がなくなる。
また、第5工程は、第1のホワイトバランス値と第3のホワイトバランス値との差を求めることによってプロセッサ側補正値を得る第7工程と、第1のホワイトバランス値と第2のホワイトバランス値との差を求めることによって電子内視鏡側補正値を得る第8工程と、第1のホワイトバランス値と、プロセッサ側補正値と、電子内視鏡側補正値とを加算することによって第4のホワイトバランス値を算出する第9工程とを有する構成としてもよい。
また、第3工程は、第1のホワイトバランス値と第3のホワイトバランス値との差からプロセッサ側補正値を求め、該プロセッサ側補正値を第4のメモリに記憶させる第10工程を有し、第5工程は、第2の電子内視鏡と第2のプロセッサとを接続した状態で、第2の電子内視鏡又は第2のプロセッサのいずれか一方が、第3のメモリ又は第4のメモリに記憶されている第1のホワイトバランス値及び第2のホワイトバランス値と、第4のメモリに記憶されているプロセッサ側補正値とに基づいて第4のホワイトバランス値を算出する構成としてもよい。また、この場合、第5工程は、第1のホワイトバランス値と第2のホワイトバランス値との差を求めることによって電子内視鏡側補正値を得る第11工程と、第1のホワイトバランス値と、プロセッサ側補正値と、電子内視鏡側補正値とを加算することによって第4のホワイトバランス値を算出する第12工程とを有する構成としてもよい。
また、第2工程は、第1のホワイトバランス値と第2のホワイトバランス値との差から電子内視鏡側補正値を求め、該電子内視鏡側補正値を第3のメモリに記憶させる第13工程を有し、第5工程は、第2の電子内視鏡と第2のプロセッサとを接続した状態で、第2の電子内視鏡又は第2のプロセッサのいずれか一方が、第3のメモリ又は第4のメモリに記憶されている第1のホワイトバランス値及び第3のホワイトバランス値と、第3のメモリに記憶されている電子内視鏡側補正値とに基づいて第4のホワイトバランス値を算出する構成としてもよい。また、この場合、第5工程は、第1のホワイトバランス値と第3のホワイトバランス値との差を求めることによってプロセッサ側補正値を得る第14工程と、第1のホワイトバランス値と、プロセッサ側補正値と、電子内視鏡側補正値とを加算することによって第4のホワイトバランス値を算出する第15工程とを有する構成としてもよい。
また、第2工程は、第1のホワイトバランス値と第2のホワイトバランス値との差から電子内視鏡側補正値を求め、該電子内視鏡側補正値を第3のメモリに記憶させる第16工程を有し、第3工程は、第1のホワイトバランス値と第3のホワイトバランス値との差からプロセッサ側補正値を求め、該プロセッサ側補正値を第4のメモリに記憶させる第17工程を有し、第5工程は、第2の電子内視鏡と第2のプロセッサとを接続した状態で、第2の電子内視鏡又は第2のプロセッサのいずれか一方が、第3のメモリ又は第4のメモリに記憶されている第1のホワイトバランス値と、第3のメモリに記憶されている電子内視鏡側補正値と、第4のメモリに記憶されているプロセッサ側補正値とに基づいて第4のホワイトバランス値を算出する構成としてもよい。また、この場合、第5工程は、第1のホワイトバランス値と、プロセッサ側補正値と、電子内視鏡側補正値とを加算することによって第4のホワイトバランス値を算出する第18工程を有する構成としてもよい。
また別の観点からは、本発明の電子内視鏡装置は、先端部に撮像素子を有し、該撮像素子から出力される画像信号を増幅し映像信号として出力する電子内視鏡と、映像信号を処理してモニタに表示可能なビデオ信号を生成するプロセッサと、を備えた電子内視鏡装置であって、電子内視鏡は、ホワイトバランス処理に用いられる第1のホワイトバランス値を記憶する第1のメモリを有し、プロセッサは、ホワイトバランス処理に用いられる第2のホワイトバランス値を記憶する第2のメモリを有し、第1のホワイトバランス値は、電子内視鏡を基準のプロセッサに接続した状態でホワイトバランス調整を行った時のホワイトバランス値であり、第2のホワイトバランス値は、プロセッサを基準の電子内視鏡に接続した状態でホワイトバランス調整を行った時のホワイトバランス値であり、第1のメモリ又は第2のメモリの少なくとも一方は、基準の電子内視鏡と基準のプロセッサとを接続した状態でホワイトバランス調整を行った時の第3のホワイトバランス値を記憶し、電子内視鏡又はプロセッサのいずれか一方は、電子内視鏡とプロセッサとが接続されている時に、第1のホワイトバランス値、第2のホワイトバランス値及び第3のホワイトバランス値に基づいて第4のホワイトバランス値を算出し、電子内視鏡は、第4のホワイトバランス値に応じて画像信号を増幅することを特徴とする。
また、電子内視鏡又はプロセッサのいずれか一方は、第3のホワイトバランス値と第2のホワイトバランス値との差を求めることによってプロセッサ側補正値を求め、第3のホワイトバランス値と第1のホワイトバランス値との差を求めることによって電子内視鏡側補正値を求め、第3のホワイトバランス値と、プロセッサ側補正値と、電子内視鏡側補正値とを加算することによって第4のホワイトバランス値を算出する構成としてもよい。
以上のように、本発明のホワイトバランス調整方法及び電子内視鏡装置によれば、電子内視鏡を使用する度にホワイトバランス調整を行う必要がなくなる。
図1は、本発明の実施の形態に係る電子内視鏡装置1のブロック図である。 図2は、本実施形態の電子スコープ100及びプロセッサ200に対して行われるホワイトバランス調整の概要を示す説明図である。 図3は、図2に示される各ホワイトバランス調整を説明するフローチャートである。 図4は、本実施形態の電子スコープ100及びプロセッサ200によって行われるオートホワイトバランス処理の概要を示す説明図である。 図5は、本実施形態の電子スコープ100及びプロセッサ200によって行われるオートホワイトバランス処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電子内視鏡装置1のブロック図である。図1に示されるように、本実施形態の電子内視鏡装置1は、電子スコープ(電子内視鏡)100と、プロセッサ(電子内視鏡用プロセッサ)200と、モニタ300とを有する。なお、後述するように、本実施形態の電子スコープ100及びプロセッサ200は、それぞれ工場内に設置される基準のプロセッサ200M及び基準の電子スコープ100Mに接続され、ホワイトバランス調整が行われることにより、本実施形態の電子内視鏡装置1で実行されるオートホワイトバランス処理に必要な各パラメータが記憶される。工場内に設置される基準の電子スコープ100M及び基準のプロセッサ200Mの構成と、これらによって調整されて市販される電子スコープ100及びプロセッサ200の構成は同一であるため、図1においては、電子スコープ100及びプロセッサ200の構成について説明し、基準の電子スコープ100M及び基準のプロセッサ200Mの構成については説明を省略する。
プロセッサ200は、システムコントローラ202、タイミングコントローラ204を有している。システムコントローラ202は、電子内視鏡装置1を構成する各要素を制御する。タイミングコントローラ204は、信号の処理タイミングを調整するクロックパルスを電子内視鏡装置1内の各種回路に出力する。
ランプ208は、ランプ電源イグナイタ206による始動後、白色光を放射する。ランプ208には、キセノンランプ、ハロゲンランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプ等の高輝度ランプが適している。ランプ208から放射された照明光は、集光レンズ210によって集光されつつ絞り212を介して適正な光量に制限されて、LCB(Light Carrying Bundle)102の入射端に入射する。
絞り212には、図示省略されたアームやギヤ等の伝達機構を介してモータ214が機械的に連結している。モータ214は例えばDCモータであり、ドライバ216の制御下で駆動する。絞り212は、モニタ300に表示される映像を適正な明るさにするため、モータ214の駆動によって開度が変化するように構成されており、ランプ208から放射された照明光の光量を開度に応じて制限する。適正とされる映像の明るさの基準は、術者によるフロントパネル218の輝度調節操作に応じて設定変更される。なお、ドライバ216を制御して輝度調整を行う調光回路は周知の回路であり、本明細書においては省略することとする。
LCB102の入射端に入射した照明光は、LCB102内を全反射を繰り返すことによって伝播する。LCB102内を伝播した照明光は、電子スコープ100の先端に配されたLCB102の射出端から射出する。LCB102の射出端から射出した照明光は、配光レンズ104を介して被写体を照明する。被写体からの反射光は、対物レンズ106を介して固体撮像素子108の受光面上の各画素で光学像を結ぶ。
固体撮像素子108は、IR(InfraRed)カットフィルタ108a、ベイヤ配列カラーフィルタ108bの各種フィルタが受光面前面に配置された単板式カラーCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサであり、受光面上の各画素で結像した光学像を光量に応じた電荷として蓄積して、R、G、Bの各色に応じた撮像信号に変換する。変換された撮像信号は、ドライバ信号処理回路112に入力されAD変換、信号増幅等の処理後、信号処理回路220に出力される。なお、別の実施形態では、固体撮像素子108は、CMOSイメージセンサに限らず、CCDイメージセンサであってもよい。
ドライバ信号処理回路112は、メモリ114にアクセスして電子スコープ100の固有情報を読み出す。メモリ114に記憶されている電子スコープ100の固有情報には、例えば固体撮像素子108の画素数や感度、対応可能なレート、型番の他、後述するホワイトバランス基準値Rb、Bb、ホワイトバランス測定値R1、B1等が含まれる。ドライバ信号処理回路112は、メモリ114から読み出した固有情報をシステムコントローラ202に出力すると共に、後述するオートホワイトバランス処理によって求められたRゲイン値及びBゲイン値に基づいて、固体撮像素子108から出力されるR、Bの各色に応じた撮像信号を増幅する。Rゲイン値及びBゲイン値は、固体撮像素子108から出力されるR、G、Bの画像信号の比が、1:1:1となるように調整されたR及びBのゲイン値(増幅率)であり、固体撮像素子108から出力されるGの撮像信号と、ドライバ信号処理回路112によって増幅されたR及びBの撮像信号によって、ホワイトバランスがとれた適正な色バランスの画像がモニタ300(後述)上に再現される。
システムコントローラ202は、メモリ203に接続され、メモリ203に記憶された各種プログラムを実行することにより、電子スコープ100の固有情報に基づいた各種演算処理、制御信号の生成等を行う。システムコントローラ202は、生成された制御信号を用いて、プロセッサ200に接続中の電子スコープに適した処理がなされるようにプロセッサ200内の各種回路の動作やタイミングを制御する。また、システムコントローラ202は、フロントパネル218に接続される。フロントパネル218は、ユーザが各種設定を変更するためのユーザインターフェースであり、例えば、後述する画像処理のパラメータ(エンハンス処理の強調度合い)を変更できるように構成されている。なお、本実施形態においては、メモリ203には、後述のオートホワイトバランス処理が実行される時に使用されるホワイトバランス測定値R2、B2、及びプロセッサ側補正値Rp、Bpが記憶されている。
タイミングコントローラ204は、システムコントローラ202によるタイミング制御に従って、ドライバ信号処理回路112にクロックパルスを供給する。ドライバ信号処理回路112は、タイミングコントローラ204から供給さるクロックパルスに従って、固体撮像素子108をプロセッサ200側で処理される映像のフレームレートに同期したタイミングで駆動制御する。
信号処理回路220は、ドライバ信号処理回路112から出力されるデジタルの画像データを画像メモリ222に記憶する。また、信号処理回路220は、画像メモリ222に記憶された画像データを所定の(すなわち、モニタ300の水平及び垂直同期周波数に対応した)タイミングで読み出し、読み出した画像データに所定の画像処理(例えば、エンハンス処理など)を行い、画像処理が行われた後の画像データを、所定の形式のビデオ信号(例えば、NTSC形式)に変換し、モニタ300に出力する。この結果、電子スコープ100の固体撮像素子108によって撮像された被写体の内視鏡画像が、モニタ300に表示されることになる。なお、上述の信号処理回路220の各動作は、タイミングコントローラ204及びシステムコントローラ202の制御によって行われる。
次に、図2及び図3を参照しながら、本実施形態の電子スコープ100及びプロセッサ200に対して行われるホワイトバランス調整について説明する。ホワイトバランス調整は、工場内において、電子スコープ100及びプロセッサ200に対して行われる調整であり、工場内に設置された基準の電子スコープ100M及び基準のプロセッサ200Mを用いて調整される。図2は、本実施形態の電子スコープ100及びプロセッサ200に対して行われるホワイトバランス調整の概要を示す説明図であり、接続される電子スコープ100(又は100M)とプロセッサ200(又は200M)との関係並びに電子スコープ100(又は100M)のメモリ114(又は114M)に記憶されるパラメータ及びプロセッサ200(又は200M)のメモリ203に記憶されるパラメータの内容を模式的に示している。図2(a)は、基準の電子スコープ100Mと基準のプロセッサ200Mとを接続して行われるホワイトバランス調整を説明する説明図である。図2(b)は、電子スコープ100と基準のプロセッサ200Mとを接続して行われる電子スコープ100のホワイトバランス調整を説明する説明図である。図2(c)は、基準の電子スコープ100Mとプロセッサ200とを接続して行われるプロセッサ200のホワイトバランス調整を説明する説明図である。また、図3は、図2に示される各ホワイトバランス調整を説明するフローチャートであり、図3(a)〜(c)は、図2(a)〜(c)にそれぞれ対応する。
図2(a)及び図3(a)に示すように、電子スコープ100及びプロセッサ200に対するホワイトバランス調整に先立って、先ず基準の電子スコープ100Mと基準のプロセッサ200Mとを接続してホワイトバランス調整が行われる。具体的には、基準の電子スコープ100Mで白色の被写体(白色チャート)を撮像した状態で、基準のプロセッサ200Mのフロントパネル218Mからホワイトバランス調整を実行するための指示を入力する。フロントパネル218Mにホワイトバランス調整のための指示が入力されると、基準のプロセッサ200Mのシステムコントローラ202Mは、電子スコープ100Mのドライバ信号処理回路112Mと通信し、固体撮像素子108Mから出力されるR、G、Bの画像信号の比が、1:1:1となるようにドライバ信号処理回路112MのRゲイン値及びBゲイン値を調整する(ステップS101)。次いで、この時のRゲイン値及びBゲイン値をホワイトバランス基準値Rb及びBbとして、基準の電子スコープ100Mのメモリ114M及び基準のプロセッサ200Mのメモリ203Mに記憶する(ステップS103)。その結果、基準の電子スコープ100Mのメモリ114M及び基準のプロセッサ200Mのメモリ203Mには、ホワイトバランス基準値Rb及びBbが記憶された状態となる(図2(a))。後述するように、本実施形態の電子スコープ100及びプロセッサ200は、ホワイトバランス基準値Rb及びBbが記憶された工場内の基準のプロセッサ200M及び基準の電子スコープ100Mを用いてホワイトバランス調整が行われる。
図2(b)及び図3(b)は、市販される電子スコープ100に対するホワイトバランス調整を示している。電子スコープ100と基準のプロセッサ200Mとを接続し、電子スコープ100で白色の被写体(白色チャート)を撮像した状態で、基準のプロセッサ200Mのフロントパネル218Mからホワイトバランス調整を実行するための指示を入力する。フロントパネル218Mにホワイトバランス調整のための指示が入力されると、基準のプロセッサ200Mのシステムコントローラ202Mは、電子スコープ100のドライバ信号処理回路112と通信し、固体撮像素子108から出力されるR、G、Bの画像信号の比が、1:1:1となるようにドライバ信号処理回路112のRゲイン値及びBゲイン値を調整する(ステップS201)。そして、この時のRゲイン値及びBゲイン値をホワイトバランス測定値R1及びB1として電子スコープ100のメモリ114に記憶すると共に、基準のプロセッサ200Mのメモリ203Mに記憶されているホワイトバランス基準値Rb及びBbを電子スコープ100のメモリ114にコピーして記憶する(ステップS203)。その結果、市販される電子スコープ100のメモリ114には、ホワイトバランス測定値R1及びB1並びにホワイトバランス基準値Rb及びBbが記憶された状態となる(図2(b))。上述したように、ホワイトバランス測定値R1及びB1は、市販される電子スコープ100と基準のプロセッサ200Mとを組み合わせた時のRゲイン値及びBゲイン値であり、ホワイトバランス基準値Rb及びBbは、基準の電子スコープ100Mと基準のプロセッサ200Mとを組み合わせた時のRゲイン値及びBゲイン値である。従って、ホワイトバランス基準値Rb及びBbとホワイトバランス測定値R1及びB1との差は、ホワイトバランス調整が行われた電子スコープ100の分光感度特性と基準の電子スコープ100Mの分光感度特性の差を表すこととなる。本実施形態においては、後述するオートホワイトバランス処理によって、電子スコープ100を使用する時に、ホワイトバランス基準値Rb及びBbとホワイトバランス測定値R1及びB1との差(すなわち、スコープ側補正値Rs及びBs)を求め、ホワイトバランス調整が行われた電子スコープ100の分光感度特性が基準の電子スコープ100Mの分光感度特性と一致するように補正される。
図2(c)及び図3(c)は、市販されるプロセッサ200に対するホワイトバランス調整を示している。プロセッサ200と基準の電子スコープ100Mとを接続し、基準の電子スコープ100Mで白色の被写体(白色チャート)を撮像した状態で、プロセッサ200のフロントパネル218からホワイトバランス調整のための指示を入力する。フロントパネル218にホワイトバランス調整のための指示が入力されると、プロセッサ200のシステムコントローラ202は、基準の電子スコープ100Mのドライバ信号処理回路112Mと通信し、固体撮像素子108Mから出力されるR、G、Bの画像信号の比が、1:1:1となるようにドライバ信号処理回路112MのRゲイン値及びBゲイン値を調整する(ステップS301)。そして、この時のRゲイン値及びBゲイン値をホワイトバランス測定値R2及びB2として取得し、また基準の電子スコープ100Mのメモリ114Mに記憶されているホワイトバランス基準値Rb及びBbを取得し、次いで、以下の式(1)及び(2)により、プロセッサ側補正値Rp及びBpを求める(ステップS303)。
Rp=Rb−R2・・・(1)
Bp=Bb−B2・・・(2)
そして、求められたプロセッサ側補正値Rp及びBp、並びにホワイトバランス測定値R2及びB2は、プロセッサ200のメモリ203に記憶される(ステップS305)。その結果、市販されるプロセッサ200のメモリ203には、ホワイトバランス測定値R2及びB2並びにプロセッサ側補正値Rp及びBpが記憶された状態となる(図2(c))。上述したように、ホワイトバランス測定値R2及びB2は、市販されるプロセッサ200と基準の電子スコープ100Mとを組み合わせた時のRゲイン値及びBゲイン値であり、ホワイトバランス基準値Rb及びBbは、基準の電子スコープ100Mと基準のプロセッサ200Mとを組み合わせた時のRゲイン値及びBゲイン値である。従って、ホワイトバランス基準値Rb及びBbとホワイトバランス測定値R2及びB2との差(すなわち、プロセッサ側補正値Rp及びBp)は、ホワイトバランス調整が行われたプロセッサ200の光学的特性と基準のプロセッサ200Mの光学的特性の差を表すこととなる。本実施形態においては、後述するオートホワイトバランス処理によって、プロセッサ200を使用する時に、スコープ側補正値Rs及びBsにより、ホワイトバランス調整が行われたプロセッサ200の光学的特性が基準のプロセッサ200Mの光学的特性と一致するように補正される。
上述のように、市販される電子スコープ100は、基準のプロセッサ200Mと接続されてホワイトバランス調整が行われることにより、電子スコープ100のメモリ114には、ホワイトバランス測定値R1及びB1並びにホワイトバランス基準値Rb及びBbが記憶される。また、市販されるプロセッサ200は、基準の電子スコープ100Mと接続されてホワイトバランス調整が行われることにより、プロセッサ200のメモリ203には、ホワイトバランス測定値R2及びB2並びにプロセッサ側補正値Rp及びBpが記憶される。そして、これら電子スコープ100とプロセッサ200とが接続されて使用される時、ホワイトバランス測定値R1及びB1、ホワイトバランス基準値Rb及びBb、ホワイトバランス測定値R2及びB2、プロセッサ側補正値Rp及びBpを用いて、以下に説明するオートホワイトバランス処理が実行される。
次に、図4及び図5を参照しながら、本実施形態の電子スコープ100とプロセッサ200とを接続して行われるオートホワイトバランス処理について説明する。オートホワイトバランス処理は、市販された電子スコープ100とプロセッサ200とが接続されて使用される場合に自動で行われる演算処理であるが、後述するように、オートホワイトバランス処理が行われることによってホワイトバランスがとれた状態となるため、一種のホワイトバランス調整ということができる。図4は、本実施形態の電子スコープ100及びプロセッサ200によって行われるオートホワイトバランス処理の概要を示す説明図であり、電子スコープ100のメモリ114とプロセッサ200のメモリ203に記憶されるパラメータの内容を模式的に示している。また、図5は、本実施形態の電子スコープ100及びプロセッサ200によって行われるオートホワイトバランス処理を説明するフローチャートである。
図4に示すように、本実施形態の電子スコープ100とプロセッサ200とが接続されて使用される場合、電子スコープ100のメモリ114には、ホワイトバランス測定値R1及びB1並びにホワイトバランス基準値Rb及びBbが記憶されており、プロセッサ200のメモリ203には、ホワイトバランス測定値R2及びB2並びにプロセッサ側補正値Rp及びBpが記憶されている。そして、この状態で電源が投入されることによって、オートホワイトバランス処理が実行される。
図5に示すように、オートホワイトバランス処理が実行されると、ドライバ信号処理回路112とシステムコントローラ202との間で通信が行われる。具体的には、先ず、ドライバ信号処理回路112は、システムコントローラ202を介してプロセッサ200のメモリ203に記憶されたプロセッサ側補正値Rp及びBpを取得する(ステップS401)。そして、ドライバ信号処理回路112は、メモリ114に記憶されたホワイトバランス測定値R1及びB1並びにホワイトバランス基準値Rb及びBbを用い、以下の式(3)及び(4)から、スコープ側補正値Rs及びBsを求める(ステップS403)。
Rs=Rb−R1・・・(3)
Bs=Bb−B1・・・(4)
次いで、ドライバ信号処理回路112は、以下の式(5)及び(6)から、Rゲイン値及びBゲイン値を求める(ステップS405)。
R=Rs+Rp+Rb・・・(5)
B=Bs+Bp+Bb・・・(6)
その結果、固体撮像素子108から出力されるR、Bの各撮像信号は、式(5)及び(6)によって求められたRゲイン値及びBゲイン値に基づいて増幅されることとなる。
上述したように、スコープ側補正値Rs及びBsは、ホワイトバランス調整が行われた電子スコープ100の分光感度特性と基準の電子スコープ100Mの分光感度特性の差を表し、プロセッサ側補正値Rp及びBpは、ホワイトバランス調整が行われたプロセッサ200の光学的特性と基準のプロセッサ200Mの光学的特性の差を表している。従って、ホワイトバランス基準値Rb及びBbに、スコープ側補正値Rs及びBs、プロセッサ側補正値Rp及びBpを加算して得られるRゲイン値及びBゲイン値(すなわち、式(5)及び(6))は、電子スコープ100とプロセッサ200とを組み合わせて従来のホワイトバランス調整を行った時に得られるRゲイン値及びBゲイン値を基準の電子スコープ100Mと基準のプロセッサ200Mとを接続して得られたホワイトバランス基準値Rb及びBbに規格化することに他ならない。すなわち、式(5)及び(6)によって求められるRゲイン値及びBゲイン値によって増幅されたR、Bの各撮像信号は、基準の電子スコープ100Mと基準のプロセッサ200Mとを接続した時に得られるR、Bの各撮像信号と等しいこととなり、モニタ300上にはホワイトバランスがとれた適正な色バランスの画像が再現されることとなる。
以上のように、本実施形態の電子スコープ100とプロセッサ200とを接続して行われるオートホワイトバランス処理によれば、従来のように白色の被写体(白色チャート)を撮像してホワイトバランス調整を行うことなく、電子スコープ100のメモリ114及びプロセッサ200のメモリ203に記憶されているパラメータ(ホワイトバランス基準値Rb及びBb、ホワイトバランス測定値R1及びB1、ホワイトバランス測定値R2及びB2)を用いて、基準の電子スコープ100Mと基準のプロセッサ200Mとを接続した時のホワイトバランスが自動で設定される。すなわち、本実施形態の電子スコープ100とプロセッサ200によれば、電子スコープ100を使用する度毎に面倒なホワイトバランス調整を行う必要のない電子内視鏡装置1が実現される。
以上が、本発明の実施形態の説明であるが、本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の技術的思想の範囲内において様々な変形が可能である。例えば、本実施形態においては、市販されるプロセッサ200のメモリ203にプロセッサ側補正値Rp及びBpが記憶される構成としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、プロセッサ側補正値Rp及びBpに代えて、プロセッサ200のメモリ203にホワイトバランス基準値Rb及びBbを記憶し、スコープ側補正値Rs及びBsと同様、オートホワイトバランス処理においてプロセッサ側補正値Rp及びBpを求める構成としてもよい。
また、本実施形態においては、スコープ側補正値Rs及びBsがオートホワイトバランス処理によって求められる構成としたが、プロセッサ側補正値Rp及びBpと同様、予め演算されて電子スコープ100のメモリ114に記憶される構成としてもよい。
また、本実施形態においては、ホワイトバランス基準値Rb及びBbは、電子スコープ100のメモリ114に記憶されるとして説明したが、プロセッサ200のメモリ203に記憶される構成としてもよい。
また、本実施形態のオートホワイトバランス処理においては、ドライバ信号処理回路112によって各種演算を行う構成としたが、システムコントローラ202によって各種演算を行う構成としてもよい。一般的に、電子スコープ100のドライバ信号処理回路112の処理能力よりもプロセッサ200のシステムコントローラ202の処理能力の方が高いため、このような構成とすることによって、オートホワイトバランス処理を高速に行うことが可能となる。
1 電子内視鏡装置
100、100M 電子スコープ
104 配光レンズ
106 対物レンズ
108、108M 固体撮像素子
112、112M ドライバ信号処理回路
114、114M、203、203M メモリ
200、200M プロセッサ
202、202M システムコントローラ
204 タイミングコントローラ
206 ランプ電源イグナイタ
208 ランプ
210 集光レンズ
212 絞り
214 モータ
216 ドライバ
218、218M フロントパネル
220 信号処理回路
222 画像メモリ
300 モニタ

Claims (10)

  1. 第1の撮像素子と第1のメモリを有する第1の電子内視鏡と、第2のメモリを有する第1のプロセッサとを接続した状態で、前記第1の撮像素子から読み出される画像信号に対してホワイトバランス調整を行い、該ホワイトバランス調整によって定められた第1のホワイトバランス値を前記第1のメモリ及び前記第2のメモリに記憶させる第1工程と、
    第2の撮像素子と第3のメモリを有する第2の電子内視鏡と、前記第1のプロセッサとを接続した状態で、前記第2の撮像素子から読み出される画像信号に対してホワイトバランス調整を行い、該ホワイトバランス調整によって定められた第2のホワイトバランス値を前記第3のメモリに記憶させる第2工程と、
    前記第1の電子内視鏡と、第4のメモリを有する第2のプロセッサとを接続した状態で、前記第1の撮像素子から読み出される画像信号に対してホワイトバランス調整を行い、該ホワイトバランス調整によって定められた第3のホワイトバランス値を前記第4のメモリに記憶させる第3工程と、
    前記第2工程又は第3工程において、前記第2のメモリに記憶されている前記第1のホワイトバランス値を第3のメモリに記憶させる、又は、前記第1のメモリに記憶されている前記第1のホワイトバランス値を前記第4のメモリに記憶させる第4工程と、
    前記第2の電子内視鏡と前記第2のプロセッサとを接続した状態で、前記第2の電子内視鏡又は前記第2のプロセッサのいずれか一方が、前記第3のメモリ又は前記第4のメモリに記憶されている前記第1のホワイトバランス値、前記第2のホワイトバランス値及び前記第3のホワイトバランス値に基づいて第4のホワイトバランス値を算出する第5工程と、
    前記第2の電子内視鏡と前記第2のプロセッサとを接続した状態で、前記第2の電子内視鏡が、前記第4のホワイトバランス値に応じて前記第2の撮像素子から読み出される画像信号を増幅する第6工程と、
    を有することを特徴とするホワイトバランス調整方法。
  2. 前記第5工程は、
    前記第1のホワイトバランス値と前記第3のホワイトバランス値との差を求めることによってプロセッサ側補正値を得る第7工程と、
    前記第1のホワイトバランス値と前記第2のホワイトバランス値との差を求めることによって電子内視鏡側補正値を得る第8工程と、
    前記第1のホワイトバランス値と、前記プロセッサ側補正値と、前記電子内視鏡側補正値とを加算することによって前記第4のホワイトバランス値を算出する第9工程と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のホワイトバランス調整方法。
  3. 前記第3工程は、前記第1のホワイトバランス値と前記第3のホワイトバランス値との差からプロセッサ側補正値を求め、該プロセッサ側補正値を前記第4のメモリに記憶させる第10工程を有し、
    前記第5工程は、前記第2の電子内視鏡と前記第2のプロセッサとを接続した状態で、前記第2の電子内視鏡又は前記第2のプロセッサのいずれか一方が、前記第3のメモリ又は前記第4のメモリに記憶されている前記第1のホワイトバランス値及び前記第2のホワイトバランス値と、前記第4のメモリに記憶されている前記プロセッサ側補正値とに基づいて第4のホワイトバランス値を算出することを特徴とする請求項1に記載のホワイトバランス調整方法。
  4. 前記第5工程は、
    前記第1のホワイトバランス値と前記第2のホワイトバランス値との差を求めることによって電子内視鏡側補正値を得る第11工程と、
    前記第1のホワイトバランス値と、前記プロセッサ側補正値と、前記電子内視鏡側補正値とを加算することによって前記第4のホワイトバランス値を算出する第12工程と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載のホワイトバランス調整方法。
  5. 前記第2工程は、前記第1のホワイトバランス値と前記第2のホワイトバランス値との差から電子内視鏡側補正値を求め、該電子内視鏡側補正値を前記第3のメモリに記憶させる第13工程を有し、
    前記第5工程は、前記第2の電子内視鏡と前記第2のプロセッサとを接続した状態で、前記第2の電子内視鏡又は前記第2のプロセッサのいずれか一方が、前記第3のメモリ又は前記第4のメモリに記憶されている前記第1のホワイトバランス値及び前記第3のホワイトバランス値と、前記第3のメモリに記憶されている前記電子内視鏡側補正値とに基づいて第4のホワイトバランス値を算出することを特徴とする請求項1に記載のホワイトバランス調整方法。
  6. 前記第5工程は、
    前記第1のホワイトバランス値と前記第3のホワイトバランス値との差を求めることによってプロセッサ側補正値を得る第14工程と、
    前記第1のホワイトバランス値と、前記プロセッサ側補正値と、前記電子内視鏡側補正値とを加算することによって前記第4のホワイトバランス値を算出する第15工程と、
    を有することを特徴とする請求項5に記載のホワイトバランス調整方法。
  7. 前記第2工程は、前記第1のホワイトバランス値と前記第2のホワイトバランス値との差から電子内視鏡側補正値を求め、該電子内視鏡側補正値を前記第3のメモリに記憶させる第16工程を有し、
    前記第3工程は、前記第1のホワイトバランス値と前記第3のホワイトバランス値との差からプロセッサ側補正値を求め、該プロセッサ側補正値を前記第4のメモリに記憶させる第17工程を有し、
    前記第5工程は、前記第2の電子内視鏡と前記第2のプロセッサとを接続した状態で、前記第2の電子内視鏡又は前記第2のプロセッサのいずれか一方が、前記第3のメモリ又は前記第4のメモリに記憶されている前記第1のホワイトバランス値と、前記第3のメモリに記憶されている前記電子内視鏡側補正値と、前記第4のメモリに記憶されている前記プロセッサ側補正値とに基づいて第4のホワイトバランス値を算出することを特徴とする請求項1に記載のホワイトバランス調整方法。
  8. 前記第5工程は、前記第1のホワイトバランス値と、前記プロセッサ側補正値と、前記電子内視鏡側補正値とを加算することによって前記第4のホワイトバランス値を算出する第18工程を有することを特徴とする請求項7に記載のホワイトバランス調整方法。
  9. 先端部に撮像素子を有し、該撮像素子から出力される画像信号を増幅し映像信号として出力する電子内視鏡と、前記映像信号を処理してモニタに表示可能なビデオ信号を生成するプロセッサと、を備えた電子内視鏡装置であって、
    前記電子内視鏡は、ホワイトバランス処理に用いられる第1のホワイトバランス値を記憶する第1のメモリを有し、
    前記プロセッサは、前記ホワイトバランス処理に用いられる第2のホワイトバランス値を記憶する第2のメモリを有し、
    前記第1のホワイトバランス値は、前記電子内視鏡を基準のプロセッサに接続した状態でホワイトバランス調整を行った時のホワイトバランス値であり、
    前記第2のホワイトバランス値は、前記プロセッサを基準の電子内視鏡に接続した状態でホワイトバランス調整を行った時のホワイトバランス値であり、
    前記第1のメモリ又は前記第2のメモリの少なくとも一方は、前記基準の電子内視鏡と前記基準のプロセッサとを接続した状態でホワイトバランス調整を行った時の第3のホワイトバランス値を記憶し、
    前記電子内視鏡又は前記プロセッサのいずれか一方は、前記電子内視鏡と前記プロセッサとが接続されている時に、前記第1のホワイトバランス値、前記第2のホワイトバランス値及び前記第3のホワイトバランス値に基づいて第4のホワイトバランス値を算出し、
    前記電子内視鏡は、前記第4のホワイトバランス値に応じて前記画像信号を増幅することを特徴とする電子内視鏡装置。
  10. 前記電子内視鏡又は前記プロセッサのいずれか一方は、前記第3のホワイトバランス値と前記第2のホワイトバランス値との差を求めることによってプロセッサ側補正値を求め、前記第3のホワイトバランス値と前記第1のホワイトバランス値との差を求めることによって電子内視鏡側補正値を求め、前記第3のホワイトバランス値と、前記プロセッサ側補正値と、前記電子内視鏡側補正値とを加算することによって前記第4のホワイトバランス値を算出することを特徴とする請求項9に記載の電子内視鏡装置。
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