JP2007208904A - スペクトラム拡散信号受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 PNコードによるスペクトラム拡散及びサブキャリアによるBOC変調がされた信号の変調を、初期捕捉の長時間化や受信装置の製造コストの増大などを招くことなく行うことができるようにする。
【解決手段】 サブキャリア切替器31のモード切替えで、サブキャリア混合器13の出力は、レプリカPNコード単独、又はレプリカPNコードとサブキャリアとを混合した信号となる。この信号によりベースバンド変換器16,16で受信信号のベースバンド変換がなされる。ローカル信号発生器15のモード切替で、fL=f0”を第1ローカル信号として出力する、又は“fL=f0−fsub”を第2ローカル信号として出力する。モード切替部32のモード切替えにより、受信信号の初期捕捉時は、第2ローカル信号によりベースバンド変換された受信信号とレプリカPNコード単独との相関値が相関器17で求められる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、PNコードによるスペクトラム拡散及びサブキャリアによるバイナリオフセットキャリア変調がされた信号を受信して、逆拡散及びバイナリオフセットキャリア復調を行うスペクトラム拡散信号受信装置に関する。
一般に、PN(Pseudo Noise)コードにより拡散されたスペクトラム拡散信号は、図9(a)に示すような電力スペクトラムを示す。また、近年においては、PNコードに加えてPNコードのチップレートの整数倍となるサブキャリアを更に変調し、図9(a)における中心周波数f0近辺の電力密度を分散するバイナリオフセットキャリア(BOC:Binary Offset Carrier)変調方式も知られている(非特許文献1を参照)。図9(b)は、チップレートとサブキャリアとの比を1:1とした場合のBOC変調方式の電力スペクトラムを示すものである。
このようなBOC変調方式で変調された受信信号を復調するに際し、CDMA(Code Division Multiple Access)方式により複数の送信信号を受信可能な複数の受信チャンネルを備えた受信装置では、空中線で受信した信号は所望の利得を得て、所定の中間周波数信号に周波数変換してから、各受信チャンネルで次のように処理する。
すなわち、中間周波数信号に対してI成分ローカル信号、Q成分ローカル信号をそれぞれ混合してベースバンド変換し、I成分のベースバンド信号、Q成分のベースバンド信号を得る。また、レプリカPNコードとサブキャリアとをそれぞれ生成して、これらを混合したレプリカBOCコードを得る。そして、I成分、Q成分のベースバンド信号とレプリカBOCコードとの相関処理を行なって相関値(レプリカBOCコードは所定の位相差で複数用意し、各レプリカBOCコードとベースバンド信号との相関値を求める)を得、さらには積算相関値を得ることができる。
このような受信装置では、中間周波数信号の初期捕捉を行った後、追尾を維持する制御ループを構成する。そして、このような追尾動作を維持することで、送信信号に含まれるデータの復調、コード追尾情報、搬送波成分の追尾情報を得ることが可能となる。
Phillip W. Ward, A Design Technique to Remove the CorrelationAmbiguity in Binary Offset Carrier(BOC) Spread Spectrum Signals ,Proceeding ofthe Institute of Navigation 2004 National technical Meeting,2004,Jan.,pp886-896
前述のとおり、BOC復調のためにはPNコードの初期捕捉を行う必要があるが、BOC復調方式では、通常のPNコード変調の場合とは異なる積算相関特性を示す。図8に(a)(b)のそれぞれに通常のPNコード(図8(a))及びBOC復調方式(図8(b))における積算相関特性の絶対値(コード位相差に対する値)を示す。
まず、図8(a)に示すとおり、通常のPNコードの積算相関値は理想的には±1チップの区間で0チップを中心とした三角形形状となる。このため、−1チップ〜0チップと、0チップ〜+1チップとでは、傾きの±符号は異なるものの、それぞれ単調増加、単調減少の傾きを持っているという特性を利用して、0チップ付近に初期捕捉させることにより追尾状態に移行させることができる。具体的には、図8(a)に示す、ポイント100,110,120,130,140の5つのポイント(5つというのはあくまでも一例である)で相関値を求めることで初期捕捉が可能となる(この例では隣同士が0.5チップの位相差にある5つのレプリカPNコードを用いている)。
しかしながら、BOC復調の場合は、図8(b)に示すとおり、±1チップの相関利得は有するものの、−1チップ〜+1チップの区間で0チップの両側に積算相関値の絶対値が0に落ち込むポイントが存在する。
このように、0チップの近傍で−1チップ〜+1チップの区間外と同様に積算相関値の絶対値が0に落ち込むことになると、図8(a)の場合と同様に、図8(b)に示すようにポイント101,111,121,131,141の5つのポイントで相関値を求めるだけでは、誤った初期捕捉をもたらしてしまう。
このような誤った初期捕捉の回避は、複数のレプリカBOCコード間の遅延時間を微細化することにより回避可能ではあるものの、検索ステップの増加をもたらし、初期捕捉に長時間を要してしまうという不具合がある。
また、この場合に初期捕捉を短時間で終了しようとすると、上記の例ではポイント101,111,121,131,141の5つポイントで相関値を求めるだけでは不十分であり、より細分化された位相差を有するより多くのレプリカBOCコードを用意して、より多くのポイントで相関値を求めることが必要になり、これは受信装置の回路要素の増加を招き、製造コストを増大させてしまう不具合がある。
そこで、本発明の目的は、PNコードによるスペクトラム拡散及びサブキャリアによるBOC変調がされた信号の変調を、初期捕捉の長時間化や受信装置の製造コストの増大などを招くことなく行うことである。
本発明は、PNコードによるスペクトラム拡散及びサブキャリアによるバイナリオフセットキャリア変調がされた信号を受信信号として逆拡散及びバイナリオフセットキャリア復調を行うスペクトラム拡散信号受信装置であって、前記PNコード単独、又は前記PNコード及び前記サブキャリアの両方のいずれかを選択的に出力する第1信号発生器と、前記受信信号と同一周波数の第1ローカル信号、又は前記同一周波数以外の所定の周波数の第2ローカル信号のいずれかを選択的に出力する第2信号発生器と、前記受信信号の初期捕捉時には、前記第1信号発生器からの前記PNコード単独の出力及び第2信号発生器からの前記第2ローカル信号の出力を行い、追尾時には、前記第1信号発生器からの前記PNコード及び前記サブキャリアの両方の出力並びに第2信号発生器からの前記第1ローカル信号の出力を行うように前記第1及び第2信号発生器の切替えを実行する切替手段と、前記受信信号に対して前記切替手段の切替えに応じた第2信号発生器の出力によるベースバンド変換を行うベースバンド変換器と、前記ベースバンド変換後の前記受信信号と前記切替手段の切替えに応じた第1信号発生器の出力との相関値を求める相関器と、を備えていることを特徴とするスペクトラム拡散信号受信装置である。
この場合に、前記第2信号発生器は、中心周波数が前記受信信号の中心周波数から前記サブキャリアの周波数を引いた又は加えた周波数となる前記第2ローカル信号を得る、ようにしてもよい。
あるいは、前記第2信号発生器は、中心周波数が前記受信信号の中心周波数から前記サブキャリアの周波数を引いた周波数となる前記第2ローカル信号と中心周波数が前記受信信号の中心周波数から前記サブキャリアの周波数を加えた周波数となる前記第2ローカル信号とをそれぞれ出力し、前記相関器は、前記受信信号に対して前記各第2ローカル信号によりそれぞれベースバンド変換した各信号と前記切替手段の切替えに応じた第1信号発生器の出力との相関値をそれぞれ求める、ようにしてもよい。
なお、これらの場合に、複数の受信チャンネルごとに、前記受信信号を処理する前記第1及び第2の信号発生器、前記切替手段、前記ベースバンド変換器、及び前記相関器を備えている、ようにしてもよい。
本発明によれば、初期捕捉時には、受信信号の同一周波数以外の所定の周波数のローカル信号(第2ローカル信号)を用いて受信信号のベースバンド変換を行い、又、サブキャリアを用いずPNコードのみで相関値を求めることで、得られた積算相関値は図8(c)に示すようになる。
すなわち、サブキャリアによる変調を伴わない通常のPNコードのみによるスペクトラム拡散信号から得られる積算相関値は、図8(a)に示す例と同様、コード位相差に対する積算相関特性を示した図7の符号201のようになり、PNコードによる変調を伴わないサブキャリアによる変調のみの受信信号から得られる積算相関値は符号202のようになる。図8(b)に示す波形は、この符号201の波形と符号202の波形の影響を合わせた結果である。
しかし、本発明の場合は、図8(b)に示す波形のように、−1チップ〜+1チップの区間で0チップの両側に積算相関値の絶対値が0となるポイントは存在しない。ただし、入力信号に含まれるサブキャリアによる影響を受けているため、図8(a)に示すようにはならず、図8(c)に示すような0チップを中心とした増加、減少傾向を有する波形になる。
本発明では、図8(c)に示すような積算相関値を得られるため、遅延時間を微細化したPNコード及びサブキャリア(一般的にはPNコードとサブキャリアを混合したBOCコードを用いる)を数多く用意して、数多くのポイントで相関値を求めなくても、短時間で初期捕捉ができる。よって、PNコードによるスペクトラム拡散及びサブキャリアによるBOC変調がされた信号の復調を、初期捕捉の長時間化や受信装置の製造コストの増大などを招くことなく行うことができる。
なお、第2ローカル信号ついて「所定の周波数」とは、中心周波数が、受信信号の中心周波数からサブキャリアの周波数を加えた又は引いた周波数となるようにすることが望ましいが、当該周波数から幾分ずれていても良い。ただし、当該周波数から「所定の周波数」が大きくずれるときは、相関値を求めることができなくなるので、相関値を求めることが可能な範囲の周波数を「所定の周波数」としなければならない。
まず、本実施形態の比較例となるスペクトラム拡散信号受信装置について説明し、次に、当該スペクトラム拡散信号受信装置と比較しつつ、本実施形態のスペクトラム拡散信号受信装置について説明する。
[比較例]
図5は、PNコードによるスペクトラム拡散及びサブキャリアによるBOC変調がされた信号を受信信号として、逆拡散及びBOC復調を行うスペクトラム拡散信号受信装置301の構成例を示すブロック図である。スペクトラム拡散信号受信装置301において、電波を受信する空中線2で受信した受信信号は、ダウンコンバータ3において、所望の利得を与えられ、更に後段において処理可能な中間周波数信号sに周波数変換される。この中間周波数信号sは、ベースバンド処理部4で処理される。
図6は、ベースバンド処理部4の回路構成を示すブロック図である。ここでPNコードのチップレートをfcode[Hz]、サブキャリアをfsub[Hz]、中間周波数信号sの中心周波数をf0とする。PNコードのチップレートとサブキャリアの関係を1:1とすると、“fcode=fsub”となる。また、BOC変調により中心周波数よりシフトした中間周波数信号sの周波数を各々fL、fH[Hz]とした場合、“fL=f0−fsub”“fH=f0+fsub”となる。
ベースバンド処理部4では、CDMA方式により複数の送信信号を受信可能なように複数個の受信チャネル(Nチャネル)に対応している。各受信チャネル部5は各受信チャネルの回路を示す。この各受信チャネル部5の回路構成は共通であるため、ここでは代表して第1受信チャネルの回路構成について説明する。
第1受信チャネルの受信チャネル部5において、PNコード発生器11は、中間周波数信号sに含まれるPNコードと同一のレプリカPNコード列を発生する。
サブキャリア発生器12は、この例ではレプリカPNコード列のチップレートと同一の周波数(fsub=fcode)のCW信号を発生する。
サブキャリア混合器13は、PNコード発生器11が発生するレプリカPNコード列と、サブキャリア発生器12が発生するサブキャリアとを混合することにより、レプリカBOCコードを生成する。
コード位相遅延器14は、サブキャリア混合器13が出力するレプリカBOCコードから、例えば0.5チップ以下の所定の位相差、本例では0.5チップの位相差をもった複数のレプリカBOCコードP1、P2、P3、P4、P5を生成する。
以上の動作と並行して、ローカル信号発生器15は、中間周波数信号sに含まれる中間周波数成分f0や受信信号に含まれるドップラ周波数偏差、送受信装置間のクロック誤差による微細な周波数偏差Δfを除去するI成分ローカル信号及び当該I成分ローカル信号に直交したQ成分ローカル信号を発生する。この場合、両信号の周波数は、“f0+Δf[Hz]”である。
ベースバンド変換器16、16は、中間周波数信号sと、I成分ローカル信号、Q成分ローカル信号とをそれぞれ混合し、I成分ベースバンド信号とQ成分ベースバンド信号を生成するベースバンド変換を行う。
相関器17は、I成分ベースバンド信号、Q成分ベースバンド信号と、レプリカBOCコードP1、P2、P3、P4、P5との相関処理を行い、相関値を得る。
積算相関器18は、PNコードの繰り返し周期の間、相関器17で得られる各相関値を積算することで各積算相関値をそれぞれ得る。
制御部21は、マイクロコンピュータ等で構成され、積算相関器18で得られた各積算相関値を用い、制御部21の機能で実現される受信制御部22のコード制御部23は、中間周波数信号sに含まれる信号成分のPNコードの初期捕捉を行った後、PNコードの追尾を維持する制御ループを構成する。
同時に、受信制御部22のローカル信号制御部24は、中間周波数信号sに含まれる搬送波成分の初期捕捉を行った後、搬送波成分の追尾を維持するよう制御ループを構成する。
スペクトラム拡散信号受信装置301では、このような追尾動作を維持することで、送信信号に含まれるデータの復調、コード追尾情報、搬送波成分の追尾情報を得ることができる。
なお、ベースバンド処理部4では逆変換、BOC復調を行い、図5の構成の後段でさらに復調を行って最終的な信号を得ることになる。
以上のスペクトラム拡散信号受信装置301で得られた積算相関特性の絶対値(コード位相差に対する値)を図8(b)に示す。すなわち、図8(b)に示すとおり、この積算相関特性は±1チップの相関利得は有するものの、−1チップ〜+1チップの区間で0チップの両側に積算相関値の絶対値が0に落ち込むポイントが存在する。
このように、0チップの近傍で−1チップ〜+1チップの区間外と同様に積算相関値の絶対値が0に落ち込むことになると、図8(b)に示すようにポイント101,111,121,131,141の5つのポイント(それぞれレプリカBOCコードP1、P2、P3、P4、P5により得られた相関値の積算相関値に相当する)で相関値を求めるだけでは、誤った初期捕捉をもたらしてしまう。
このような誤った初期捕捉の回避は、複数のレプリカBOCコード間の遅延時間を微細化することにより回避可能ではあるものの、検索ステップの増加をもたらし、初期捕捉に長時間を要してしまうという不具合がある。
また、この場合に初期捕捉を短時間で終了しようとすると、上記の例ではポイント101,111,121,131,141の5つポイントで相関値を求めるだけでは不十分であり、より細分化された位相差を有するより多くのレプリカBOCコードを用意して、より多くのポイントで相関値を求める必要があり、これは受信装置の回路要素の増加を招き、製造コストを増大させてしまう不具合がある。
以上の不具合を解決したのが、次に説明する実施形態1,2である。
[実施形態1]
図1は、本実施形態のスペクトラム拡散信号受信装置1の構成例を示すブロック図である。
スペクトラム拡散信号受信装置1においても、前述の比較例と同様、電波を受信する空中線2で受信した信号は、ダウンコンバータ3において、所望の利得を与えられ、更に後段において処理可能な中間周波数信号sに周波数変換される。この中間周波数信号sはベースバンド処理部4で処理される。
図2は、ベースバンド処理部4の回路構成を示すブロック図である。図2の回路構成が図6のものと相違するのは、サブキャリア切替器31、モード切替部32を備え、これにより各部の機能が異なる点にあり、図6の回路構成と同様の回路要素等については、図6と同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本例でも、PNコードのチップレートをfcode[Hz]、サブキャリアをfsub[Hz]、中間周波数信号sの中心周波数をf0とする。PNコードのチップレートとサブキャリアの関係を1:1とすると、“fcode=fsub”となる。また、BOC変調により中心周波数よりシフトした中間周波数信号sの周波数を各々fL、fH[Hz]とした場合、“fL=f0−fsub”“fH=f0+fsub”となる。また、本例でもN個の受信チャネルのうち、第1受信チャンネルの受信チャネル部5について説明する。
本実施形態が従来例と相違する点は、まず、PNコード発生器11、サブキャリア発生器12、サブキャリア混合器13、及びサブキャリア切替器31により、本発明の第1信号発生器を実現している点である。サブキャリア切替器31は、サブキャリア発生器12の出力をサブキャリア混合器13に送出するか、あるいは、+1の出力をサブキャリア混合器13に出力するかを、後述するモード切替部32の指令により選択的に実行することができる。+1の出力をサブキャリア混合器13に出力するときは、サブキャリア混合器13の出力はレプリカPNコード単独となり、サブキャリア発生器12の出力をサブキャリア混合器13に送出するときは、サブキャリア混合器13の出力は比較例と同様、レプリカPNコードとサブキャリアとを混合したBOCコードとなる。
本実施形態のローカル信号発生器15は、受信信号と同一周波数の第1ローカル信号、又はこの同一周波数以外の所定の周波数の第2ローカル信号のいずれかを後述するモード切替部32の指令により選択的に出力する第2信号発生器として機能する。
すなわち、ローカル信号発生器15は、比較例と同様に、中間周波数信号sに含まれる中間周波数成分f0や受信信号に含まれるドップラ周波数偏差、送受信装置間のクロック誤差による微細な周波数偏差Δfを除去するI成分ローカル信号及び当該I成分ローカル信号に直交したQ成分ローカル信号を発生する。この場合、両信号の周波数は、“f0+Δf[Hz]”である。この“f0+Δf[Hz]”である(Δfを除けば受信信号と同一の中心周波数f0である)I成分ローカル信号、Q成分ローカル信号は、第1ローカル信号となる。
また、モード切替部32の指令により、ローカル信号発生器15は、本例では、“fL=f0−fsub+Δf”又は“fH=f0+fsub+Δf”を第2ローカル信号として出力する。ここでは、説明の便宜上、理想状態として“Δf≒0”とし、ローカル信号発生器15の出力する第2ローカル信号を“fL=f0−fsub”とする。
モード切替部32は、本発明の切替手段を実現するもので、PNコードの初期捕捉時と、追尾時において、サブキャリア切替器31、ローカル信号発生器15のモードを切り替える。このモード切替えにより、初期捕捉時には、サブキャリア混合器13からのレプリカPNコード単独の出力及びローカル信号発生器15からの第2ローカル信号の出力を行い、追尾時には、サブキャリア混合器13からのレプリカPNコードとサブキャリアとの混合信号であるBOCコードの出力及びローカル信号発生器15からの第1ローカル信号の出力を行うように、切替えを実行する。
以上のような構成により、入力信号であるBOC信号の電力密度を2分したLower側の中心周波数fL(図9(b))とローカル信号発生器15から出力する周波数fLとは一致し、ベースバンド変換器16、16は、中間周波数信号sと、I成分ローカル信号、Q成分ローカル信号とをそれぞれ混合し、I成分ベースバンド信号とQ成分ベースバンド信号を生成する。
相関器17は、I成分ベースバンド信号及びQ成分ベースバンド信号と、レプリカPNコードP1、P2、P3、P4、P5信号の相関処理を行い、相関値を得る。
積算相関部18は、PNコードの繰り返し周期の間、この各相関値を積算することで各積算相関値を得る。
すなわち、レプリカPNコードP1、P2、P3、P4、P5の各位相の積算相関値を、
I成分、P1位相の積算相関値をR(IP1)、
Q成分、P1位相の積算相関値をR(QP1)、
I成分、P2位相の積算相関値をR(IP2)、
Q成分、P2位相の積算相関値をR(QP2)、
I成分、P3位相の積算相関値をR(IP3)、
Q成分、P3位相の積算相関値をR(QP3)、
I成分、P4位相の積算相関値をR(IP4)、
Q成分、P4位相の積算相関値をR(QP4)、
I成分、P5位相の積算相関値をR(IP5)、
Q成分、P5位相の積算相関値をR(QP5)、
とする。
そして、制御部21では、積算相関値の絶対値を求めるために、
R(P1)=SQRT{R(IP1+R(QP1}、
R(P2)=SQRT{R(IP2+R(QP2}、
R(P3)=SQRT{R(IP3+R(QP3}、
R(P4)=SQRT{R(IP4+R(QP4}、
R(P5)=SQRT{R(IP5+R(QP5}、
という処理を行う。
しかし、本実施形態の場合は、図8(b)に示す波形のように−1チップ〜+1チップの区間で0チップの両側に積算相関値の絶対値が0となるポイントは存在しない。ただし、入力信号に含まれるサブキャリア成分は除去されているわけではないため、図8(a)に示すような波形にはならず、図8(c)に示すような波形になる。
本実施形態においては、積算相関値は図4(c)の符号240に示す波形となる。図8では、コード位相遅延器14で遅延させるコード位相を0.5チップ(chip)としている。この図8では、通常のPNコードによる場合の積算相関値をポイント100、110、120、130、140とし(図8(a))、BOCコードによる比較例の場合の積算相関値をポイント101、111、121,131、141とし(図8(b))、本実施形態により得られる積算相関値をポイント101a、111a、121a、131a、141a(図8(c))で示している。
通常のPNコードでは、コード位相差0チップを中心に±1チップまで増加、あるいは減少の特性を示し、ポイント100、110、120、130の積算相関値の振幅がポイント140より大きいか否か比較することで、コード位相差が±1チップ以内であるか推定することができる。また、ポイント100と110、さらにポイント120と130の積算相関値を用いて外挿することで、捕捉点(0チップ地点)を求めることができる。
しかしながら、BOCコードでは、コード位相が±1チップ以内であるポイント111はポイント140と同程度の積算相関値しかなく、±1チップ以内であるか否かを識別できない。またポイント121と131の積算相関値だけでは、ポイント101、111の値を利用できないことから、外挿によって捕捉点の推定値を求めることはできない。
これに対して、本実施形態により求められる積算相関値では(図8(c))、BOCコードではなく通常のPNコードのみを用いた場合と同様に、ポイント101a、111a、121a、131aと、ポイント141aとの振幅を比較することで、±1チップ以内であることを推定することができる。
また、ポイント101aと111a、ポイント121aと131aの積算相関値を用いて外挿することにより、捕捉点(0チップ地点)を求めることもできる。
なお、本実施形態においてもコード位相遅延器14で5つの位相差を持ったレプリカBOCコードを用いているが、信号数を減少させ、1位相のみのレプリカBOCコードとしても、図4(b)に示す符号230の積算相関値ではなく、図4(c)に示す符号240の積算相関値となるために、0チップを中心に値の増加、減少の情報を備えているので、コード位相差による積算相関値の増減により捕捉点を見つけることができる。
例えば、第1回目の捕捉時にポイント101aが得られ、コード制御部23及びPNコード発生器11により0.5チップシフトさせた第2回目の捕捉時にポイント111aが得られ、同様の手段で1チップシフトさせた第3回目の捕捉時にポイント121aが得られれば、3点の相関値を比較することで、捕捉点を推定できる。
このように、本実施形態では、図8(c)に示すような積算相関値を得られることで、遅延時間を微細化したBOCコードを数多く用意して、数多くのポイントで相関値を求めるようにしなくても、短時間で初期捕捉ができる。よって、PNコードによるスペクトラム拡散及びサブキャリアによるBOC変調がされた信号の逆変換、BOC復調を、初期捕捉の長時間化や受信装置の製造コストの増大などを招くことなく行うことができる。
このようにして捕捉点が推定できた後、モード切替部32は、サブキャリア発生器12の出力を、レプリカPNコードとサブキャリア信号とを混合させるように、サブキャリア切替器31のモードを切り替える。
従って、サブキャリア混合器13の出力は、サブキャリア発生器12の出力するサブキャリアの混合したレプリカBOCコードとなり、コード位相遅延器14から出力される信号は、このレプリカBOCコードに所定の位相差を設けたレプリカBOCコードP1,P2,P3,P4,P5となる。同時にモード切替部32は、ローカル信号制御部24を介してローカル信号発生器15から出力される周波数をfLからf0に切り替えたI信号とQ信号を出力するよう制御する。
そして、制御部21では、各積算相関値を用い、受信制御部22のコード制御部23は、中間周波数信号sに含まれる信号成分のPNコードの追尾を維持する制御ループを構成する。同時にローカル信号制御部24は、中間周波数信号sに含まれる搬送波成分の追尾を維持するよう制御ループを構成する。このような追尾動作を維持することで、送信信号に含まれるデータの復調、コード追尾情報、搬送波成分の追尾情報を得ることができる。
なお、上記の説明では、初期捕捉時のローカル信号発生器15の出力周波数を、図9(b)のBOC信号の電力密度を2分したLower側の中心周波数である、“fL=f0−fsub”として説明したが、図9(b)のBOC信号の電力密度を2分したupper側の中心周波数である“fH=f0+fsub”として初期捕捉を行っても同様の目的を達成することができる。
また、正確に“fL=f0−fsub”“fH=f0+fsub”とせずに、fL、fHを“f0−fsub”“f0+fsub”から幾分ずれた値としてもよい。ただし、“f0−fsub”“f0+fsub”から大きくずれるときは、相関値を求めることができなくなるので、相関値を求めることが可能な範囲の周波数を使用しなければならない。
[実施形態2]
本実施例のスペクトラム拡散信号受信装置1においても、図1を参照して説明したように、電波を受信する空中線2で受信した信号は、ダウンコンバータ3において、所望の利得を与え、更に後段において処理可能な中間周波数信号sに周波数変換を行ない、この中間周波数信号sがベースバンド処理部4で処理されることは実施形態1と同様である。
図3は、本実施形態のベースバンド処理部4の回路構成を示すブロック図である。図3において、図2と同一符号の回路要素等は実施形態1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
実施形態1では、BOC変調された信号のUpper側、Lower側のうちの片側の信号(図9(b))を用いてコード初期捕捉を行っているが、本実施形態はBOC変調された信号のUpper側、Lower側の両方(図9(b))を用いる構成とした点が異なっており、以下では、この実施形態1との相違点を中心に以下に説明する。
本実施形態では、コード位相遅延器14は、初期捕捉時においては、“τ=0.5”チップ以下の位相差を持った信号P1、P2を発生すると同時に、信号P3(=P1)、P4(=P2)も発生する。追尾時には信号P2はP1に対して“Early=(Pl−τ)”、“Late=(P1+τ)”の位相差をもった2信号を減算し、一般的には“Early-Late”と呼ばれる“(P1±τ)”のコードを生成するように、モード切替部32により制御される。
また、追尾時においては、信号P3、P4は信号P1を中心に“P3=P1−α、P4=P1+α(ただしα≠τ)”の信号を出力するよう、モード切替部32に制御されている。
受信信号の初期捕捉時において、モード切替部32は、実施形態1の場合と同様にサブキャリア切替器31の出力が+1となるように切り替える。従って、サブキャリア混合器13はPNコード発生器11で出力したレプリカPNコードを出力する。また、モード切替部32は、コード位相遅延器14の信号P1とP2がτチップの位相差をもったレプリカPNコードとなるように制御する。
ローカル信号発生器は、本実施形態ではローカル信号発生器15、15の2つが用意されており、前記の動作と同時に、モード切替部32はローカル信号制御部24により、ローカル信号発生器15の周波数出力を、“fL=f0−fsub+Δf”となるよう制御し、さらに、ローカル信号発生器15の周波数出力を、“fH=f0+fsub+Δf”となるよう制御する。なお、本実施形態でも、説明を簡略化するために受信信号に含まれるドップラ周波数偏差、送受信装置間のクロック誤差による微細な周波数偏差Δfは0とする。
ここで、中間周波数信号sに含まれるBOC信号の電力密度を2分したLower側の成分fLと(図9(b))、ローカル周波数信号発生器15から出力させるfLは一致し、ベースバンド変換器16IL,16QLは、中間周波数信号sと、I成分ローカル信号、Q成分ローカル信号とをそれぞれ混合し、Lower側のI成分ベースバンド信号と、Lower側のQ成分ベースバンド信号とを生成する。
同様に、中間周波数信号sに含まれるBOC信号の電力密度を2分したUpper側の成分fHと(図9(b))、ローカル周波数信号発生器15から出力されるfHとは一致し、ベースバンド変換器16IU,16QUは、中間周波数信号sと、I成分ローカル信号、Q成分ローカル信号とをそれぞれ混合し、Upper側のI成分ベースバンド信号と、Upper側のQ成分ベースバンド信号とを生成する。
相関器17は、前記のとおり得られたLower側のI成分ベースバンド信号、Lower側のQ成分ベースバンド信号と、レプリカPNコードP1、P2との相関処理を行い、相関値を得る。同様に相関器17は、前記のとおり得られたUpper側のI成分ベースバンド信号、Upper側のQ成分ベースバンド信号と、レプリカPNコードP1、P2との相関処理を行い、相関値を得る。
積算相関器18は、PNコードの繰り返し周期の間、各相関値を積算することで各積算相関値を求める。
すなわち、Lower側において得られる積算相関値を、
I成分、P1位相の積算相関値をR(ILP1)、
I成分、P2位相の積算相関値をR(ILP2)、
Q成分、P1位相の積算相関値をR(QLP1)、
Q成分、P2位相の積算相関値をR(QLP2)、
とする。
同様に、Upper側において得られる積算相関値を、
I成分、P1位相の積算相関値をR(IUP3)、
I成分、P2位相の積算相関値をR(IUP4)、
Q成分、P1位相の積算相関値をR(QUP3)、
Q成分、P2位相の積算相関値をR(QUP4)、
とする。
そして制御部21は、受信信号のLower側、Upper側の両方の信号を利用できるように、
R(P1)
=SQRT{R(ILP1+R(IUP1+R(QLP3+R(QUP3}、
R(P2)
=SQRT{R(ILP2+R(IUP2+R(QLP4+R(QUP4}、
という処理を行う。
ここで得られたR(P1)、R(P2)の値から、実施形態1の場合と同様に捕捉点の推定を行うことができる。あるいは、Lower側、Upper側を各々処理し、2つの捕捉点の推定値を平均して用いるといった処理を行っても両信号成分を利用することができる。
このように、本実施形態においても、積算相関値は図8(b)のようにはならず、遅延時間を微細化したBOCコードを数多く用意して、数多くのポイントで相関値を求めなくても、短時間で初期捕捉ができる。よって、PNコードによるスペクトラム拡散及びサブキャリアによるBOC変調がされた受信信号の逆変換、BOC復調を、初期捕捉の長時間化や受信装置の製造コストの増大などを招くことなく行うことができる。
特に、実施形態1では、BOC変調された信号のUpper側、Lower側のうちの片側の信号を用いてコード初期捕捉を行っているのに対して、本実施形態では、BOC変調された信号のUpper側、Lower側の両方を用いる構成としている。すなわち、実施形態1で初期捕捉に利用している受信信号に対して、本実施形態で利用している受信信号はSN的に倍であるため、この点では本実施形態の方が好適であるといえる。
このようにして捕捉点の推定が完了した段階で、モード切替部32はサブキャリア発生器12の出力をレプリカPNコードとサブキャリア信号を混合させるように、サブキャリア切替器31を制御する。これにより、サブキャリア混合器13の出力はレプリカBOCコードとなり、コード位相遅延器14から出力される信号P1、P2もレプリカBOCコードとなる。同時にモード切替部32は、ローカル信号制御部24を介してローカル信号制御部24から周波数f0を出力するよう制御する。
次に、モード切替部32は、P1信号の位相を捕捉点に一致させた後、P2信号が信号P1を中心に±τチップの位相差を持たせたEarly-Late信号となるよう、コード位相遅延器14を制御し、制御部21は、各積算相関値を用い、受信制御部22のコード制御部23は、中間周波数信号sに含まれる信号成分のPNコードの追尾を維持する制御ループを構成する。同時に、ローカル信号制御部24は、中間周波数信号sに含まれる搬送波成分の追尾を維持するような制御ループを構成する。このような追尾動作を維持することで、送信信号に含まれるデータの復調、コード追尾情報、搬送波成分の追尾情報を得ることができる。
なお、追尾状態に移行した後、前記の例で受信信号のLower側の情報を使用しないのは非効率であるため、コード位相遅延部器14から出力するコード位相を“P1−α、P1+α(但しα≠τ)”とすることで、BOCコードの追尾点を監視することにも利用できる。
また、本実施形態においても、正確に“fL=f0−fsub”“fH=f0+fsub”とせず、fL、fHを“f0−fsub”“f0+fsub”から幾分ずれた値としてもよい。ただし、“f0−fsub”“f0+fsub”から大きくずれるときは、やはり相関値を求めることができなくなるので、相関値を求めることが可能な範囲の周波数を使用しなければならない。
さらに、本実施形態ではチップレートとサブキャリアとの比率を1:1として説明しているが、他の比率であっても同様の効果を奏することができる。
本発明の実施形態1にかかるスペクトラム拡散信号受信装置の概略構成のブロック図である。 本発明の実施形態1にかかるスペクトラム拡散信号受信装置のベースバンド処理部の回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2にかかるスペクトラム拡散信号受信装置のベースバンド処理部の回路構成を示すブロック図である。 コード位相差に対する積算相関値を説明するグラフである。 比較例にかかるスペクトラム拡散信号受信装置の概略構成のブロック図である。 比較例にかかるスペクトラム拡散信号受信装置の概略構成のブロック図である。 コード位相差に対する積算相関値を説明するグラフである。 コード位相差に対する積算相関値を説明するグラフである。 スペクトラム拡散信号の電力スペクトラムを示すグラフである。
符号の説明
1 スペクトラム拡散信号受信装置
4 ベースバンド処理部
11 PNコード発生器
12 サブキャリア発生器
13 サブキャリア混合器
15、15、15 ローカル信号発生器
16、16、16IU、16QU、16IL、16QL ベースバンド変換器
17、17,17 相関器
31 サブキャリア切替器
32 モード切替部

Claims (4)

  1. PNコードによるスペクトラム拡散及びサブキャリアによるバイナリオフセットキャリア変調がされた信号を受信信号として逆拡散及びバイナリオフセットキャリア復調を行うスペクトラム拡散信号受信装置であって、
    前記PNコード単独、又は前記PNコード及び前記サブキャリアの両方のいずれかを選択的に出力する第1信号発生器と、
    前記受信信号と同一周波数の第1ローカル信号、又は前記同一周波数以外の所定の周波数の第2ローカル信号のいずれかを選択的に出力する第2信号発生器と、
    前記受信信号の初期捕捉時には、前記第1信号発生器からの前記PNコード単独の出力及び第2信号発生器からの前記第2ローカル信号の出力を行い、追尾時には、前記第1信号発生器からの前記PNコード及び前記サブキャリアの両方の出力並びに第2信号発生器からの前記第1ローカル信号の出力を行うように前記第1及び第2信号発生器の切替えを実行する切替手段と、
    前記受信信号に対して前記切替手段の切替えに応じた第2信号発生器の出力によるベースバンド変換を行うベースバンド変換器と、
    前記ベースバンド変換後の前記受信信号と前記切替手段の切替えに応じた第1信号発生器の出力との相関値を求める相関器と、
    を備えていることを特徴とするスペクトラム拡散信号受信装置。
  2. 前記第2信号発生器は、中心周波数が前記受信信号の中心周波数から前記サブキャリアの周波数を引いた又は加えた周波数となる前記第2ローカル信号を得る、請求項1に記載のスペクトラム拡散信号受信装置。
  3. 前記第2信号発生器は、中心周波数が前記受信信号の中心周波数から前記サブキャリアの周波数を引いた周波数となる前記第2ローカル信号と中心周波数が前記受信信号の中心周波数から前記サブキャリアの周波数を加えた周波数となる前記第2ローカル信号とをそれぞれ出力し、
    前記相関器は、前記受信信号に対して前記各第2ローカル信号によりそれぞれベースバンド変換した各信号と前記切替手段の切替えに応じた第1信号発生器の出力との相関値をそれぞれ求める、
    請求項1に記載のスペクトラム拡散信号受信装置。
  4. 複数の受信チャンネルごとに、前記受信信号を処理する前記第1及び第2の信号発生器、前記切替手段、前記ベースバンド変換器、及び前記相関器を備えていること、を特徴とする請求項1〜3のいずれかの一項に記載のスペクトラム拡散信号受信装置。
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