JP2007208901A - 電柱用icタグベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】 電柱への取り付けや取り外し作業が容易になり、戸外でも長期間にわたって使用することができ、ICタグの通信距離が長い電柱用ICタグ装置を提供する。
【解決手段】 電柱用ICタグベルト1は、電柱2に巻きつけられる金属ベルト3と、金属ベルト3に取り付けられるICタグ4とを備え、金属ベルト3には、細長い形状のスリット孔15が設けられており、ICタグ4は、スリット孔15を横切るように取り付けられ、金属ベルト3をアンテナとして用いて無線通信を行う。
【選択図】 図2
【解決手段】 電柱用ICタグベルト1は、電柱2に巻きつけられる金属ベルト3と、金属ベルト3に取り付けられるICタグ4とを備え、金属ベルト3には、細長い形状のスリット孔15が設けられており、ICタグ4は、スリット孔15を横切るように取り付けられ、金属ベルト3をアンテナとして用いて無線通信を行う。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電柱用ICタグに関し、特に電柱への取り付けや取り外しの作業性を向上する技術に関するものである。
一般に、電柱の管理を行うときには、作業者が電柱の設置場所を巡回して、電柱に関する情報(電柱のID情報、電柱の設置位置情報など)を収集する。そして、収集した電柱の情報と管理データベースとを照合することによって、作業者は電柱の管理を行う。
従来、電柱管理用の装置として、電柱に関する情報(電柱のID情報、電柱の設置位置情報など)が記憶されたICタグを樹脂製のケースに収納した電柱用ICタグ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような電柱用ICタグ装置では、例えば、接着剤を用いて電柱にケースを接着することによって、電柱にICタグを取り付ける。そして、作業者は、ICタグのリーダ装置を使用することによって、ICタグに記憶された電柱の情報を無線通信で収集する。これにより、電柱の管理、特に電柱の情報収集の作業が容易になる。
特開2004−112046号公報(第2−6頁、第1図)
しかしながら、従来の電柱用ICタグ装置では、電柱にケースを取り付けるときに、接着剤が充分に硬化するのを待つ必要がある。そのため、電柱用ICタグ装置を電柱へ取り付ける作業に手間がかかる。また、電柱に取り付けられたICタグを交換するときには、電柱に接着剤で接着されたケースを電柱から取り外すことが容易でない。そのため、電柱用ICタグ装置を電柱から取り外す作業に手間がかかる。
また、従来の電柱用ICタグ装置は、接着剤を用いて電柱に接着されているので、長期間、戸外で雨風や日光にさらされると、接着剤が劣化して電柱用ICタグ装置が電柱から剥がれ落ちるおそれがある。
また、電柱用ICタグ装置のケースとICタグとして、小型のケースと小型のICタグを用いる場合には、ICタグのアンテナの長さを充分に確保することができず、ICタグとリーダ装置との通信距離が短い。そのため、作業者は、ICタグと通信可能な距離まで電柱に近寄る必要があり、電柱の管理、特に電柱の情報収集の作業効率が低い。
また、従来の電柱用ICタグ装置は、接着剤を用いて電柱に接着されているので、長期間、戸外で雨風や日光にさらされると、接着剤が劣化して電柱用ICタグ装置が電柱から剥がれ落ちるおそれがある。
また、電柱用ICタグ装置のケースとICタグとして、小型のケースと小型のICタグを用いる場合には、ICタグのアンテナの長さを充分に確保することができず、ICタグとリーダ装置との通信距離が短い。そのため、作業者は、ICタグと通信可能な距離まで電柱に近寄る必要があり、電柱の管理、特に電柱の情報収集の作業効率が低い。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、電柱への取り付けや取り外しの作業性が向上し、戸外でも長期間にわたって使用することができ、通信距離の長い電柱用ICタグ装置を提供することを目的とする。
本発明は、電柱用ICタグ装置として電柱用ICタグベルトを提供する。この電柱用ICタグベルトは、電柱に巻きつけられる金属ベルトと、前記金属ベルトに取り付けられるICタグとを備え、前記金属ベルトには、細長い形状のスリット孔が設けられており、前記ICタグは、前記スリット孔を横切るように取り付けられ、前記金属ベルトをアンテナとして用いて無線通信を行うことを特徴とする。
この構成により、金属ベルトを電柱に巻きつけることによって、電柱用ICタグベルトを電柱に容易に取り付けることができる。これにより、従来の接着剤で電柱に取り付ける場合に比べて、電柱用ICタグベルトを電柱に取り付ける作業や、電柱用ICタグベルトを電柱から取り外す作業が容易になる。
また、金属ベルトは従来の接着剤に比べて高い耐候性を有している。すなわち、長期間、雨風や日光にさらされても、従来の接着剤に比べて金属ベルトの劣化の程度が低く、電柱用ICタグベルトが電柱から外れるおそれが軽減される。したがって、長期間にわたって電柱用ICタグベルトを戸外で使用することができる。
また、電柱用ICタグベルトのICタグは、金属ベルトのスリット孔を横切るように取り付けられ、金属ベルトをアンテナとして用いて無線通信を行うことができる。したがって、電柱用ICタグベルトのICタグとして、小型のICタグを用いた場合であっても、金属ベルトの長さの分だけアンテナの長さを充分に確保することができ、その分だけICタグの通信距離が長い。そのため、作業者は、遠くからでもICタグと通信可能であり、電柱にあまり近寄る必要がないので、電柱の管理、特に電柱の情報収集の作業効率が向上する。
また、金属ベルトは従来の接着剤に比べて高い耐候性を有している。すなわち、長期間、雨風や日光にさらされても、従来の接着剤に比べて金属ベルトの劣化の程度が低く、電柱用ICタグベルトが電柱から外れるおそれが軽減される。したがって、長期間にわたって電柱用ICタグベルトを戸外で使用することができる。
また、電柱用ICタグベルトのICタグは、金属ベルトのスリット孔を横切るように取り付けられ、金属ベルトをアンテナとして用いて無線通信を行うことができる。したがって、電柱用ICタグベルトのICタグとして、小型のICタグを用いた場合であっても、金属ベルトの長さの分だけアンテナの長さを充分に確保することができ、その分だけICタグの通信距離が長い。そのため、作業者は、遠くからでもICタグと通信可能であり、電柱にあまり近寄る必要がないので、電柱の管理、特に電柱の情報収集の作業効率が向上する。
また、本発明の電柱用ICタグベルトでは、一つの前記金属ベルトには、複数のICタグが取り付けられており、前記複数のICタグは、前記一つの金属ベルトをアンテナとして共用する。
この構成により、複数のICタグに記憶された情報を、一つの金属ベルトをアンテナとして共用して無線通信することができる。
例えば、複数のICタグに同じ情報を記憶させることにより、長期間の使用で一のICタグに不具合が発生したときに、他のICタグをスペアとして用いることができる。
例えば、複数のICタグに同じ情報を記憶させることにより、長期間の使用で一のICタグに不具合が発生したときに、他のICタグをスペアとして用いることができる。
また、本発明の電柱用ICタグベルトでは、前記金属ベルトは、前記スリット孔を有するプレート部と、前記プレート部が着脱可能に取り付けられるベルト部とを備え、前記ICタグは、前記プレート部に取り付けられている。
この構成により、電柱に取り付けた電柱用ICタグベルトのICタグを交換するときには、古いICタグを備えたプレート部をベルト部から取り外して回収し、新しいICタグ備えた金属プレートをベルト部に取り付ける。これにより、ICタグの交換作業が容易になる。
また、本発明の電柱用ICタグベルトでは、前記ICタグには、耐候性を有する保護カバーが取り付けられている。
この構成により、電柱用ICタグベルトのICタグが、耐候性を有する保護カバーによって覆われ、長い年月の間の雨風や日光に直接さらされることが防止される。これにより、戸外に設置される電柱用ICタグベルトのICタグが保護され、ICタグの不具合の発生率を低減することができる。
上記のように、本発明は、金属ベルトにスリット孔を設け、金属ベルトのスリット孔にICタグを取り付けたことにより、電柱への取り付けや取り外し作業が容易になり、戸外でも長期間にわたって使用することができ、ICタグの通信距離を長くできる。
以下、本発明の実施の形態の電柱用ICタグベルトについて、図1〜図4を用いて説明する。本実施の形態では、道路に立てられた電柱の管理等に用いられる電柱用ICタグベルトを例示する。
本発明の実施の形態の電柱用ICタグベルトの概略図を図1に示す。図2は、電柱用ICタグベルトの斜視図であり、図3は、電柱用ICタグベルトの分解斜視図である。また、図4は、電柱用ICタグベルトのICタグの部分の拡大図である。
図1に示すように、電柱用ICタグベルト1は、道路に立てられた電柱2に取り付けられている。図2および図3に示すように、電柱用ICタグベルト1は、電柱2に巻きつけられる金属ベルト3と、金属ベルト3に取り付けられるICタグ4と、ICタグ4を覆う保護カバー5を備えている。
図3に示すように、金属ベルト3は、C字形の金属製のベルト部6と、長方形の金属製のプレート部7を備えている。ベルト部6の二つの端部には屈曲部8がそれぞれ形成されており、各屈曲部8にはボルト挿通孔9が設けられている。そして、ベルト部6を電柱2に巻きつけた状態で、ベルト部6の端部のボルト挿通孔9に固定ボルト10が挿通され、固定ボルト10に固定ナット11が螺着される(図2参照)。本実施の形態では、金属ベルト3のベルト部6とプレート部7は、例えば、耐候性に優れたアルミニウムやステンレス等の金属製である。
また、図3に示すように、金属ベルト3のプレート部7の上部の隅角部には、二つのねじ孔12が設けられている。また、金属ベルト3のベルト部6には、プレート部7のねじ孔12に対応する位置に、二つのねじ孔13が設けられている。そして、ベルト部6とプレート部7のねじ孔12,13にねじ14を螺着することによって、ベルト部6にプレート部7が着脱可能に取り付け固定されている。
また、金属ベルト3のプレート部7の中央には、細長い形状のスリット孔15(スロット)が設けられている。そして、プレート部7のスリット孔15には、ICタグ4が取り付けられている。図4は、そのICタグ4の部分の拡大図である。
図4に示すように、ICタグ4は、裏面に接着層を有するプラスチックテープ16と、プラスチックテープ16の表面に形成される一対の金属膜17(例えば銅膜)と、一対のストラップ18を有するICチップ19を備えている。一対のストラップ18はICチップ19の一対の電極(図示せず)から延びている。
ICチップ19の一対のストラップ18は、一対の金属膜17に半田付けなどによってそれぞれ接続されている。そして、一対の金属膜17がスリット孔15を挟んだ位置になるように、金属ベルト3のプレート部7にプラスチックテープ16が貼り付けられる(図4参照)。このようにして、ICタグ4は、金属ベルト3のプレート部7のスリット孔15を横切るように取り付けられている。
ICタグ4のICチップ19には、電柱2に関する情報が記憶されている。本実施の形態のICチップ19には、例えば、電柱2のID情報(電柱2を識別するためのID情報)、電柱2の設置位置情報(電柱2が設置される住所の情報)、電柱2への広告許可情報(電柱2への掲示が許可された広告の情報)、架線ケーブル情報(電柱2に架線されるケーブルの情報)などの情報が記憶されている。
また、本実施の形態のICタグ4は、パッシブICタグである。すなわち、本実施の形態のICタグ4は、リーダ装置20から発信された電波を受けると、電磁誘導によって発生した電流をエネルギー源として、ICチップ19を動かし、ICチップ19に記憶された情報(電柱2に関する情報)をリーダ装置20へ送り返す。ここで、上記のような無線通信に使用する電波としては、例えば、UHF帯(300MHz〜3GHzの周波数帯)の電波が用いられる。
また、本実施の形態では、ICタグ4は、金属ベルト3のプレート部7のスリット孔15を横切るように取り付けられている。そして、金属ベルト3のプレート部7のスリット孔15の長さは、無線通信に使用する電波の波長λの1/2の長さに設定されており、したがって、金属ベルト3のプレート部7は、いわゆるスロットアンテナとして用いられている。
図2および図3に示すように、ICタグ4は、保護カバー5で覆われている。保護カバー5は、金属ベルト3のプレート部7にスライド自在に取り付けられている。本実施の形態では、保護カバー5の原料として、例えば、耐候性を有するゴム材料等が用いられている。
以上のように構成された電柱用ICタグベルト1を使用するときの動作を以下説明する。本実施の形態の電柱用ICタグベルト1を電柱2に取り付けるときには、電柱用ICタグベルト1の金属ベルト3を電柱2に巻きつける。そして、ベルト部6の端部のボルト挿通孔9に固定ボルト10を挿通して、固定ボルト10に固定ナット11を螺着して締め付ける。
このようにして電柱2に取り付けた電柱用ICタグベルト1を用いて電柱2の管理を行う。電柱2の管理を行う作業者は、図1に示すように、電柱用ICタグベルト1のICタグ4と通信可能なリーダ装置20を携帯して、電柱2に取り付けられたICタグ4から電柱2に関する情報を無線通信で収集する。このとき、ICタグ4は、金属ベルト3をアンテナとして用いて無線通信を行う。本実施の形態では、金属ベルト3のプレート部7は、いわゆるスロットアンテナとして用いられる。
電柱2に取り付けた電柱用ICタグベルト1のICタグ4を交換するときには、金属ベルト3のプレート部7のねじ14を緩めて、プレート部7をベルト部6から取り外す。そして、新しいICタグ4が取り付けられているプレート部7をベルト部6にねじ止めして固定する。このようにして、古いICタグ4と新しいICタグ4をプレート部7とともに交換する。
上記のような本実施の形態の電柱用ICタグベルト1によれば、金属ベルト3にスリット孔15を設け、金属ベルト3のスリット孔15にICタグ4を取り付けることにより、電柱2への取り付けや取り外し作業が容易になり、戸外でも長期間にわたって使用することができ、ICタグ4の通信距離を長くすることができる。
本実施の形態では、金属ベルト3のベルト部6を電柱2に巻きつけて、固定ボルト10に固定ナット11を螺着して締め付けることによって、電柱用ICタグベルト1を電柱2に容易に取り付けることができる。すなわち、従来の接着剤で電柱2に取り付ける場合に比べて、電柱用ICタグベルト1を電柱2に取り付ける作業や、電柱用ICタグベルト1を電柱2から取り外す作業が容易になる。
また、金属ベルト3は従来の接着剤に比べて高い耐候性を有している。すなわち、長期間、雨風や日光にさらされても、従来の接着剤に比べて金属ベルト3の劣化の程度が低く、電柱用ICタグベルト1が電柱2から外れるおそれが軽減される。したがって、長期間にわたって電柱用ICタグベルト1を戸外で使用することができる。
また、電柱用ICタグベルト1のICタグ4は、金属ベルト3のプレート部7のスリット孔15を横切るように取り付けられているので、金属ベルト3をスロットアンテナとして用いて無線通信を行うことができる。したがって、電柱用ICタグベルト1のICタグ4として、小型のICタグ4を用いた場合であっても、金属ベルト3の長さの分だけアンテナの長さを充分に確保することができ、その分だけICタグ4の通信距離が長い。そのため、作業者は、小型のICタグ4であっても、比較的遠距離からICタグ4と無線通信を行うことができ、電柱2の情報を簡単に読み取ることができる。
この場合、電柱用ICタグベルト1のICタグ4は、パッシブICタグであるため、ICタグ用の電源が不要であり、アクティブICタグに比べてICタグ4のコストを低く抑えることができる。
この場合、電柱用ICタグベルト1のICタグ4は、パッシブICタグであるため、ICタグ用の電源が不要であり、アクティブICタグに比べてICタグ4のコストを低く抑えることができる。
また、本実施の形態では、電柱2に取り付けた電柱用ICタグベルト1のICタグ4を交換するときには、古いICタグ4を備えたプレート部7をベルト部6から取り外して回収し、新しいICタグ4を備えたプレート部7をベルト部6に取り付ける。これにより、ICタグ4の交換作業が容易になる。
また、本実施の形態では、電柱用ICタグベルト1のICタグ4が、耐候性を有する保護カバー5によって覆われ、長い年月の間の雨風や日光に直接さらされることが防止される。これにより、戸外に設置される電柱用ICタグベルト1のICタグ4が保護され、ICタグ4の不具合の発生率を低減することができる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
例えば、図5には、電柱用ICタグベルト1の他の実施の形態が示される。
図5に示すように、電柱用ICタグベルト1の金属ベルト3のプレート部7には、二つのICタグ4,4が取り付けられてもよい。これにより、二つのICタグ4,4は、一つの金属ベルト3をスロットアンテナとして共用して、それぞれ別々に無線通信することができる。
図5に示すように、電柱用ICタグベルト1の金属ベルト3のプレート部7には、二つのICタグ4,4が取り付けられてもよい。これにより、二つのICタグ4,4は、一つの金属ベルト3をスロットアンテナとして共用して、それぞれ別々に無線通信することができる。
この場合、例えば、二つのICタグ4,4に同じ情報(電柱2に関する情報)を記憶させることにより、長期間の使用で一つのICタグ4に不具合が発生したときに、他のICタグ4をスペアとして用いることができる。
また、一方のICタグ4と他方のICタグ4にそれぞれ異なる情報を記憶させてもよい。その場合、一つの電柱用ICタグベルト1で様々な情報を取り扱うことができる。
また、一方のICタグ4と他方のICタグ4にそれぞれ異なる情報を記憶させてもよい。その場合、一つの電柱用ICタグベルト1で様々な情報を取り扱うことができる。
また、以上の説明では、一つのICタグ4に一つのICチップ19が取り付けられている例について説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、図6に示すように、一つのICタグ4に二つのICチップ19,19が取り付けられていてもよい。
また、以上の説明では、二つのICタグ4が金属ベルト3に取り付けられている例について説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、三つ以上のICタグ4が金属ベルト3に取り付けられていても良い。
また、以上の説明では、ICチップ19のストラップ18がプラスチックテープ16表面の金属膜17(例えば銅膜)に接続され、プラスチックテープ16が金属ベルト3のプレート部7に貼り付けられた例について説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。ICチップ19が金属板(例えば銅板)に半田付けなどで接続され、金属板が金属ベルト3のプレート部7にスポット溶接などで接続されていてもよい。また、ICチップ19のストラップ18が、直接、金属ベルト3のプレート部7に半田付けなどで接続されていてもよい。
また、以上の説明では、金属ベルト3のプレート部7がベルト部6に着脱可能に取り付けられている場合について例示したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
例えば、図7に示すように、電柱用ICタグベルト1の金属ベルト3は、プレート部とベルト部が一体(着脱不可能)のものであってもよい。
例えば、図7に示すように、電柱用ICタグベルト1の金属ベルト3は、プレート部とベルト部が一体(着脱不可能)のものであってもよい。
以上のように、本発明にかかる電柱用ICタグベルトは、電柱への取り付けや取り外し作業が容易になり、戸外でも長期間にわたって使用することができ、ICタグの通信距離が長いという効果を有し、道路に立てられた電柱の管理に用いられる電柱用ICタグ装置等として有用である。
1 電柱用ICタグベルト
2 電柱
3 金属ベルト
4 ICタグ
5 保護カバー
6 ベルト部
7 プレート部
15 スリット孔
2 電柱
3 金属ベルト
4 ICタグ
5 保護カバー
6 ベルト部
7 プレート部
15 スリット孔
Claims (4)
- 電柱に巻きつけられる金属ベルトと、前記金属ベルトに取り付けられるICタグとを備え、
前記金属ベルトには、細長い形状のスリット孔が設けられており、
前記ICタグは、前記スリット孔を横切るように取り付けられ、前記金属ベルトをアンテナとして用いて無線通信を行うことを特徴とする電柱用ICタグベルト。 - 一つの前記金属ベルトには、複数のICタグが取り付けられており、
前記複数のICタグは、前記一つの金属ベルトをアンテナとして共用することを特徴とする請求項1に記載の電柱用ICタグベルト。 - 前記金属ベルトは、前記スリット孔を有するプレート部と、前記プレート部が着脱可能に取り付けられるベルト部とを備え、
前記ICタグは、前記プレート部に取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電柱用ICタグベルト。 - 前記ICタグには、耐候性を有する保護カバーが取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電柱用ICタグベルト。
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