JP2007208776A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】リモコン送信機を用いずに撮影指示が可能なカメラを提供する。
【解決手段】撮像素子121は可視画像(本画像)取得用の可視光イメージセンサおよび赤外画像取得用の赤外光イメージセンサの双方を兼用する。撮像素子121の撮像面側に光学フィルタ122を配設し、赤外画像取得時は赤外領域の光を通過させるとともに可視領域の光を遮断する。可視画像取得時は可視領域の光を通過させるとともに赤外領域の光を遮断する。CPU101は赤外画像を用いて手領域の動き検出を行う。動き検出は、スルー画のフレーム間で生じる手領域の中心座標の位置変化と所定値cとの比較に基づいて行う。CPU101は所定値c以上の動きを検出すると、本画像撮影処理を開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラに関する。
赤外画像の変化を検知して操作信号を発する技術が知られている(特許文献1参照)。特許文献1には、赤外光による画像の形態変化から人体動作を認識し、認識結果に応じて電子機器を制御する技術が開示されている。
特開平7−288875号公報
従来、赤外画像の変化を検出して撮影を開始するカメラは知られていなかった。
本発明によるカメラは、被写体の赤外画像と可視画像を撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像された被写体の赤外画像の変化を検出する画像処理部と、被写体の赤外画像の変化に基づいて可視画像の撮像を開始するように撮像手段を制御する撮像制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項1に記載のカメラにおいて、撮像手段は、赤外画像と可視画像を撮像する同一の撮像素子を有することが好ましい。
請求項1に記載のカメラにおいて、撮像手段は、赤外撮像素子と可視撮像素子とを有することが好ましい。
請求項2に記載のカメラはさらに、撮像手段が赤外画像を撮像する場合に赤外光を通過させるとともに可視光を遮断し、撮像手段が可視画像を撮像する場合に赤外光を遮断するとともに可視光を通過させる光学部材を備えることが好ましい。
請求項4に記載のカメラにおいて、撮像制御手段は、赤外画像の変化から人体の動きを検出し、検出した動きに応じて可視画像の撮像を開始したり、検出した動きに応じて動きの検出を終了したりすることもできる。
請求項1〜5のいずれか一項に記載のカメラはさらに、被写体の撮像の開始を撮影者が指示する指示手段を有してもよい。この場合の撮像制御手段は、指示手段に撮像の開始が指示されてから所定時間経過後に赤外画像の取得を開始することが好ましい。
請求項5に記載のカメラはさらに、報知手段を備えてもよい。撮像制御手段は、人体の動き検出の準備ができた場合に報知手段を作動させることが好ましい。
請求項5に記載のカメラはさらに、報知手段を備えてもよい。撮像制御手段は、人体の動きを検出した場合に報知手段を作動させることが好ましい。
請求項5に記載のカメラはさらに、報知手段を備えてもよい。撮像制御手段は、撮影を開始する場合に報知手段を作動させることが好ましい。
請求項1〜9のいずれか一項に記載のカメラにおいて、撮像制御手段は、被写体の赤外画像の変化を検出してから所定時間経過後に可視画像を取得することもできる。
本発明によれば、リモコン送信機を用いずに撮影指示が可能なカメラを提供できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態による電子カメラを説明するブロック図である。図1において、電子カメラは、CPU101と、ROM102と、RAM103と、VRAM104と、ドライバ/コントローラ105と、表示コントローラ106と、LCD(液晶表示器)107と、I/Oコントローラ108と、ワークメモリ109と、アナログフロントエンド回路110と、デジタルフロント処理回路111と、色処理回路112と、撮像素子121と、光学フィルタ122と、ステッピングモータ123と、ステッピングモータコントローラ124と、LED125と、操作部材126とを有し、撮影レンズLおよび記録媒体131が着脱可能に構成される。
CPU101は、後述する各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各ブロックへ出力する。ROM102は、CPU101が実行するプログラムデータを格納する。RAM103は、プログラム実行時のフラグ格納などに使用される。VRAM104には、LCD107に表示するための表示データが格納される。
表示コントローラ106は、VRAM104に格納されている表示データを用いてLCD107の入力インターフェイスに応じた周波数、信号レベルのビデオ信号を生成し、LCD107へ供給する。LCD107は、入力ビデオ信号による再生画像を表示する。
記録媒体131は、たとえば、メモリカードなどのデータストレージ部材によって構成される。ドライバ/コントローラ105は、CPU101からの指示により、記録媒体131に撮影画像のデータを保存したり、記録媒体131に保存されているデータを読み出すことが可能である。
I/Oコントローラ108は入出力信号を制御する。I/Oコントローラ108は、CPU101からの指示により、インジケータ用のLED125の点灯、点滅、または消灯を制御する。I/Oコントローラ108はさらに、操作部材126から入力された操作信号をCPU101へ送出する。
操作部材126はレリーズスイッチおよびモード切替スイッチなどを含み、各スイッチ操作に応じた操作信号を発生し、I/Oコントローラ108へ向けて送出する。レリーズスイッチは、通常シャッターモード時に可視画像の取得(撮影)開始を指示するための操作信号を発し、自動シャッターモード(遠隔操作モード)時には赤外画像の取得開始を指示するための操作信号を発する。
モード切替スイッチは、通常シャッターモードと自動シャッターモードとを切替えるための操作信号を発するスイッチである。
撮像素子121は、たとえばCCDイメージセンサなどで構成され、赤外光および可視光の双方に受光感度を有する。撮像素子121は、撮影レンズLから導かれた被写体像を撮像し、撮像信号をアナログフロントエンド回路110へ出力する。アナログフロントエンド回路110はA/D変換回路を含み、撮像素子121から出力される光電変換信号に対するアナログ処理(ゲインコントロールなど)を行うとともに、アナログ処理後のアナログ撮像信号をデジタル信号に変換し、デジタルフロント処理回路111へ出力する。
デジタルフロント処理回路111は、入力されたデジタル信号に所定の前処理を行って色処理回路112へ出力する。色処理回路112は、CPU101からの指示に応じて赤外画像データから温度検知するために必要な処理を施したり、可視画像(本画像)データにホワイトバランス処理などの画像処理を行ったりする。
色処理回路112で処理されたデータは、ワークメモリ109に格納される。CPU101は、ワークメモリ109上の赤外画像データに対しては、後述する人肌領域、手領域の抽出および動き検出処理を行い、ワークメモリ109上のホワイトバランス処理後の本画像データに対しては、所定の形式で圧縮する圧縮処理などを行う。
撮像素子121の撮像面側には光学フィルタ122が配設されている。光学フィルタ122には、図2に示す分光透過率を有する赤外光遮断フィルタと、図3に示す分光透過率を有する赤外光通過フィルタとが形成されている。光学フィルタ122は、撮像素子121が可視画像を撮像する場合は赤外光遮断フィルタが光路上に挿入され、撮像素子121が赤外画像を撮像する場合は赤外光通過フィルタが光路上に挿入されるように、撮影レンズLによる光軸と直交する方向へ進退駆動される。
ステッピングモータコントローラ124は、CPU101からの指示によりステッピングモータ123の駆動信号を発生する。ステッピングモータ123は、ステッピングモータコントローラ124から供給される駆動信号に応じて所定方向に所定量回転する。光学フィルタ122をステッピングモータ123の回転に応じて上記進退駆動させるように、不図示のフィルタ駆動機構が構成されている。
本発明は、電子カメラが自動シャッターモードに切替えられた場合の動作に特徴を有するので、自動シャッターモード時の動作を中心に説明する。
図4は、不図示のメインスイッチがオンされた電子カメラのCPU101が実行するカメラ処理の流れを説明するフローチャートである。図4のステップS1において、CPU101はポート設定やフラグなどの初期化処理を行ってステップS2へ進む。ステップS2において、CPU101は、撮像素子121によるスルー画撮影動作を開始させてステップS3へ進む。 スルー画撮影は、本画像撮影の前段階として行われる予備撮影である。本画像撮影は、撮影開始指示に応じて行われる撮影である。
図5は、撮影シーケンスを説明する図である。図5において、横軸は時間を表す。スルー画撮影動作が開始されると、スルー画1、スルー画2、…とスルー画撮影が繰り返し行われる。スルー画2が撮影されているとき、スルー画1として取得された画像データv1がワークメモリ109へ格納される。以降同様である。
図4のステップS3において、CPU101は、自動シャッターモードへの設定を行ってステップS4へ進む。ステップS4において、CPU101は、レリーズボタンが押下されたか否かを判定する。CPU101は、レリーズスイッチオンを示す操作信号が入力された場合にステップS4を肯定判定してステップS5へ進み、レリーズスイッチオンを示す操作信号が入力されない場合にはステップS4を否定判定し、当該判定処理を繰り返す。
ステップS5において、CPU101は、光学フィルタ122の赤外光通過フィルタを光路上に挿入し、赤外光遮断フィルタを光路上から退避する(赤外光通過フィルタオン、赤外光遮断フィルタオフ)ようにステッピングモータコントローラ124へ指示を送り、ステップS6へ進む。これにより、図5において赤外光通過フィルタがオンされた後に取得されるスルー画3(画像データv3)以降に取得されるスルー画像は赤外画像である。CPU101は、図4のステップS6へ進む際に所定時間(たとえば、3秒)のウェイト時間をおく。
ステップS6において、CPU101は赤外画像を用いて温度検知を行い、人肌部分に対応する領域を検出する。具体的には、ワークメモリ109に格納された赤外画像データ上で、被写体の温度が35±4℃を示す輝度領域を人肌領域とみなして抽出し、ステップS7へ進む。ステップS7において、CPU101は、抽出した人肌領域の画像データに公知の顔検出処理を施して被写体の顔領域を検出し、ステップS8へ進む。
ステップS8において、CPU101は、上記抽出した人肌領域のうち、検出した顔領域の周辺に対応する領域を手領域として検出する処理を行い、ステップS9へ進む。ステップS9において、CPU101は、手領域を検出したか否かを判定する。CPU101は、手領域を検出した場合にステップS9を肯定判定してステップS10へ進み、手領域を検出していない場合にはステップS9を否定判定し、当該判定処理を繰り返す。
図6は、撮像画像を例示する図である。図6(a)は手領域を検出する前の赤外画像であり、顔領域が高輝度(図において斜線で示す)で示されている。図6(b)は手領域を検出した場合の赤外画像であり、顔領域の周辺にも高輝度(図において斜線で示す)領域が示されている。
図4のステップS10において、CPU101は、電子カメラの前面に配設されているインジケータを点灯表示させるとともに、赤外画像における手領域の位置情報を取得してステップS11へ進む。具体的には、I/Oコントローラ108へ指示を送り、LED125を点灯させる。また、図6(b)に例示した手領域を楕円近似し、その中心座標(X0,Y0)を取得してRAM103内に記憶する。本実施形態では、図5の画像データv3が図6(b)に示す画像に対応する。
ステップS11において、CPU101は所定のウェイト時間(たとえば、1秒)をおいてステップS12へ進む。ステップS12において、CPU101は、最新のスルー画像データを逐次読み出し、手領域の位置情報を算出してステップS13へ進む。ステップS10と同様に、手領域を楕円近似した上で、その中心座標(X1,Y1)を位置情報とする。
ステップS13において、CPU101は、手の動きΔを次式(1)により算出し、ステップS14へ進む。
Δ=√((X1−X0)2+(Y1−Y0)2) (1)
ステップS14において、CPU101は、Δ≧cが成立するか否かを判定する。CPU101は、手の動きΔがあらかじめ定められている値cと等しいかそれ以上の場合、本画像の撮影開始を指示されたとみなしてステップS14を肯定判定し、ステップS15へ進む。CPU101は、手の動きΔがあらかじめ定められている値cより小さい場合、本画像の撮影開始を指示されていないとみなしてステップS14を否定判定し、ステップS11へ戻る。ステップS11へ戻る場合は、ステップS11〜S14の処理を繰り返す。
図6(c)は所定値cより大きな手の動きを検出した場合の赤外画像である。本実施形態では、図5の画像データv5が図6(c)に示す画像に対応する。
図4のステップS15において、CPU101は、インジケータを点滅表示させてステップS16へ進む。具体的には、I/Oコントローラ108へ指示を送り、LED125を点滅させる。ステップS16において、CPU101は、光学フィルタ122の赤外光通過フィルタを光路上から退避させ、赤外光遮断フィルタを光路上に挿入する(赤外光通過フィルタオフ、赤外光遮断フィルタオン)ようにステッピングモータコントローラ124へ指示を送り、ステップS17へ進む。図5において、赤外光遮断フィルタがオンされた後に取得されるスルー画9以降に取得されるスルー画像は可視画像である。本実施形態では、図5の画像データv9以降が図6(d)に示す画像に対応する。
図4のステップS17において、CPU101は、所定のウェイト時間(たとえば、10秒)をおいてステップS18へ進む。ステップS18において、CPU101は、インジケータを消灯させてステップS19へ進む。具体的には、I/Oコントローラ108へ指示を送り、LED125を消灯させる。
ステップS19において、CPU101は、本画像撮影処理を開始させてステップS20へ進む。具体的には、絞り(不図示)を制御絞り値まで絞り込むように撮影レンズLへ指示を送り、撮像素子121に本画像用の撮像を開始させ、シャッター制御部(不図示)にシャッターを開かせる。CPU101はさらに、制御シャッター速度に対応する露光時間が経過後にシャッターを閉じさせ、撮像素子121に撮像を終了させるとともに、撮像素子121から撮像信号を出力させる。ワークメモリ109に格納された画像データに圧縮処理を施し、記録媒体131へ記録させる。また、LCD107に撮影画像を表示させる。本実施形態では、図5のスルー画20の次に本画像(スチル画)が撮影される。
ステップS20において、CPU101は、終了操作されたか否かを判定する。CPU101は、不図示のメインスイッチがオフ操作された場合にステップS20を肯定判定して図4の処理を終了する。CPU101は、メインスイッチがオフ操作されない場合にはステップS20を否定判定し、ステップS2へ戻る。
なお、通常シャッターモードに切替え操作された場合のCPU101は、通常シャッターモードの設定を行ってレリーズボタンが押下されたか否かを判定する。CPU101は、レリーズスイッチオンを示す操作信号が入力された場合に、ただちにステップS19へ進み、通常の本画像撮影処理を行う。この場合の光学フィルタ122の状態は、赤外光通過フィルタオフ、赤外光遮断フィルタオンである。
以上説明した第一の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)撮像素子121が可視画像(本画像)取得用の可視光イメージセンサおよび赤外画像取得用の赤外光イメージセンサの双方を兼用する構成にしたので、撮像素子121と別に赤外光イメージセンサを設ける場合に比べて、構成が簡単で、コストも低減できる。
(2)撮像素子121の撮像面側に光学フィルタ122を配設し、赤外画像取得時は赤外領域の光を通過させるとともに可視領域の光を遮断したので、人肌検知に有効な熱赤外線(波長900nmより長い)による赤外画像を選択的に取得できる。一方、可視画像取得時は可視領域(波長700nmより短い)の光を通過させるとともに赤外領域の光を遮断するので、赤外光による影響を本画像から除くことができる。
(3)赤外画像を用いて手領域の動き検出を行うようにしたので、可視画像を用いて検出する場合と異なり、肌色に近い色相を有する肌以外のものを誤検出するおそれがない。
(4)動き検出は、スルー画のフレーム間で生じる手領域の中心座標の位置変化と所定値cとの比較に基づいて行うので、動きベクトルを演算する場合に比べて、少ない演算量で動き検出を行うことができる。
(5)人肌領域(人体)の検出を始める前(図4のステップS6へ進む際)に所定時間(たとえば、3秒)のウェイトをおいたので、被写体である使用者が、レリーズボタンを押下してから被写位置へ移動する時間を確保できる。
(6)手領域を検出して進む図4のステップS10においてインジケータを点灯表示させたので、電子カメラが撮影開始指示を受ける準備ができたことを被写体に知らせることができる。被写体は、点灯表示が始まってから手を動かせばよい。
(7)所定値cより大きな手の動きを検出して進む図4のステップS15においてインジケータを点滅表示させたので、電子カメラが撮影開始指示を受けたことを被写体に知らせることができる。被写体は、点滅表示が始まってから撮影ポーズをとればよい。
(8)本画像撮影を開始する前の図4のステップS18においてインジケータを消灯させたので、電子カメラが本画像撮影を始めるタイミングを被写体に知らせることができる。また、ステップS17においてウェイト時間をおいたので、被写体が手を動かしている状態が撮影されてしまうことがない。
(第二の実施形態)
赤外画像を取得する専用センサを設ける構成にしてもよい。図7は、本発明の第二の実施形態による電子カメラを説明するブロック図である。第一の実施形態である図1と比べて、光学フィルタ122の代わりに光学フィルタ122Aが配設される点、イメージセンサ151、光学フィルタ152、ハーフミラーM1およびミラーM2、スイッチS1が追加される点、ステッピングモータ123およびステッピングモータコントローラ124が省略される点が異なる。
図7において、ハーフミラーM1は、撮影レンズLからの被写体光束の一部を分割し、ミラーM2へ導く。ミラーM2は、分割された光束を折り曲げてイメージセンサ151へ導く。
撮像素子121の撮像面側には光学フィルタ122Aが配設されている。光学フィルタ122Aは、図2に示す分光透過率を有する赤外光遮断(可視光通過)フィルタである。これにより、撮像素子121は常に可視画像を取得する。
イメージセンサ151は、たとえば、熱赤外光領域に受光感度を有する赤外線マトリクスセンサによって構成される。イメージセンサ151の撮像面側には光学フィルタ152が配設されている。光学フィルタ152は、図3に示す分光透過率を有する赤外光通過(可視光遮断)フィルタである。これにより、イメージセンサ151は常に赤外画像を取得する。
撮像素子121による撮像信号、およびイメージセンサ151による撮像信号は、いずれか一方がスイッチS1を介してアナログフロントエンド回路110へ出力される。スイッチS1の切替制御信号は、CPU101から出力される。CPU101は、赤外画像を取得する場合にスイッチS1をイメージセンサ151側へ切替え、可視画像を取得する場合にスイッチS1を撮像素子121側へ切替え制御する。
以上説明した第二の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)撮像素子121を可視画像(本画像)取得用に、イメージセンサ151を赤外画像取得用に、それぞれ独立して備える構成としたので、赤外画像と可視画像とを同時に撮像できる。この結果、スイッチS1を切替えることによって同タイミングで撮像した赤外画像と可視画像とをワークメモリ109へ格納することができ、ワークメモリ109上で両画像の比較対照を行うことが可能になる。赤外画像から抽出された人肌領域(上述した35±4℃の肌領域温度検出方式による)と可視画像から検出される肌色相領域(たとえば、Lab空間上で行う公知の肌色検出方式による)とを組み合わせれば、手領域の検出精度をより高めることができる。
(2)一般に、イメージセンサ151の有効画素数、撮像面積は撮像素子121の有効画素数、撮像面積より小さくてよい。したがって、光学フィルタ152を小さく構成することができる。
(変形例1)
赤外画像を取得する専用センサを設ける場合、本発明は、電子カメラに限らずフィルムを感光部材とする銀塩カメラにも適用できる。この場合には、イメージセンサ151から出力される撮像信号が常にアナログフロントエンド回路110へ入力されるように構成する。
(変形例2)
高温下の撮影時には、赤外画像の反転画像(ネガティブ画像)を用いて顔および手領域の検出を行う構成にしてもよい。たとえば、真夏の炎天下では発汗により人肌領域の温度が周囲より低い場合もある。この様な状況では、画像全域が高輝度となるポジティブ画像よりも、ネガティブ画像を用いる方が、人肌領域の検出処理が容易になる。
(変形例3)
上述した説明の中で例示したウェイト時間や光学フィルタの特性は、説明で用いた値に限らず、適宜変更して構わない。
(変形例4)
以上の説明では、手領域の中心座標の位置変化が所定値c以上であれば、位置変化の方向にかかわらず、本画像の撮影開始指示とみなすようにした。この代わりに、手領域の中心座標の位置変化の方向に応じて異なる指示を対応づけてもよい。たとえば、上から下への位置変化の場合には撮影開始指示、下から上への位置変化の場合には終了(手領域の位置変化の検出を終了する)指示、と対応づける。電子カメラは、終了指示を受けるまで、本画像撮影処理(ステップS20)を行うとステップS9へ戻る。これにより、被写体である使用者は、電子カメラから離れたままで遠隔操作によって繰り返し撮影を指示することができる。
(変形例5)
カメラに手領域の動きを検出させる代わりに、足領域の動きや顔領域そのもの(頭部)の動きを検出させてもよい。たとえば、被写体である使用者が荷物を持っている場合には手を動かすのが困難である。この場合、肌が露出している足を振ったり、首を回したりすれば、電子カメラに足や顔(頭部)などの人体の動きを検知させることができる。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
本発明の第一の実施形態による電子カメラを説明するブロック図である。 赤外光遮断フィルタの分光透過率を例示する図である。 赤外光通過フィルタの分光透過率を例示する図である。 電子カメラのCPUが実行するカメラ処理の流れを説明するフローチャートである。 撮影シーケンスを説明する図である。 撮像画像を例示する図であり、(a)は手領域を検出する前の赤外画像である。(b)は手領域を検出した場合の赤外画像である。(c)は所定値より大きな手の動きを検出した場合の赤外画像である。(d)は可視画像である。 本発明の第二の実施形態による電子カメラを説明するブロック図である。
符号の説明
101…CPU
108…I/Oコントローラ
109…ワークメモリ
112…色処理回路
121…撮像素子
122、122A、152…光学フィルタ
151…イメージセンサ

Claims (10)

  1. 被写体の赤外画像と可視画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像された前記被写体の赤外画像の変化を検出する画像処理部と、
    前記被写体の赤外画像の変化に基づいて可視画像の撮像を開始するように前記撮像手段を制御する撮像制御手段とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記撮像手段は、前記赤外画像と前記可視画像を撮像する同一の撮像素子を有することを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記撮像手段は、赤外撮像素子と可視撮像素子とを有することを特徴とするカメラ。
  4. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記撮像手段が前記赤外画像を撮像する場合に赤外光を通過させるとともに可視光を遮断し、前記撮像手段が前記可視画像を撮像する場合に前記赤外光を遮断するとともに前記可視光を通過させる光学部材をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  5. 請求項4に記載のカメラにおいて、
    前記撮像制御手段は、前記赤外画像の変化から人体の動きを検出し、検出した動きに応じて前記可視画像の撮像を開始したり、検出した動きに応じて前記動きの検出を終了したりすることを特徴とするカメラ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記被写体の撮像の開始を撮影者が指示する指示手段を有し、
    前記撮像制御手段は、前記指示手段に撮像の開始が指示されてから所定時間経過後に前記赤外画像の取得を開始することを特徴とするカメラ。
  7. 請求項5に記載のカメラにおいて、
    報知手段をさらに備え、
    前記撮像制御手段は、前記人体の動き検出の準備ができた場合に前記報知手段を作動させることを特徴とするカメラ。
  8. 請求項5に記載のカメラにおいて、
    報知手段をさらに備え、
    前記撮像制御手段は、前記人体の動きを検出した場合に前記報知手段を作動させることを特徴とするカメラ。
  9. 請求項5に記載のカメラにおいて、
    報知手段をさらに備え、
    前記撮像制御手段は、前記撮影を開始する場合に前記報知手段を作動させることを特徴とするカメラ。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記撮像制御手段は、前記被写体の赤外画像の変化を検出してから所定時間経過後に前記可視画像を取得することを特徴とするカメラ。
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JP2009194633A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Mega Chips Corp 固体撮像セルおよび光起電力装置および機器
JP2010002704A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Mitsubishi Engineering Plastics Corp フィルター用樹脂組成物
WO2022209125A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 富士フイルム株式会社 撮像制御装置、撮像装置、撮像制御方法、及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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