JP2007208714A - レベルシフタ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】シュミットトリガ機能を有し、ハイレベル信号の電圧を低電圧に変換し、入力電圧の中間値で信号を切り換えるレベルシフタ回路を提供する。
【解決手段】レベルシフタ回路10の入力端子は、低電圧回路30及び高電圧回路40に接続されている。低電圧回路30は、トランジスタ31Nのソース端子の電圧でトランジスタ33P,34Nを切り換えて低電圧側駆動電圧VDD又は接地電圧GNDを出力する。高電圧回路40は、トランジスタ41Pのソース端子の電圧でトランジスタ43N,44Pを切り換えて高電圧側駆動電圧HVDD又は高電圧側基準電圧HVSSを出力し、電位調整回路50を介して低電圧回路30の出力電位と同じレベルにしてRSラッチ回路60に供給する。RSラッチ回路60は、ローレベルからハイレベルに移行するときには電位調整回路50の出力を、ハイレベルからローレベルに移行するときには低電圧回路30からの出力を用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力された信号に対応して、この信号電圧を高電圧から低電圧に変換して出力するレベルシフタ回路に関する。
近年、電子回路において消費電力化が進められている。例えば、ハイレベルの信号電圧を低くすることにより、消費電力の低減を図ることができる。具体的には、ハイレベルの信号電圧として5Vを用いていたが、より低い電圧(例えば、3V)を用いることがある。しかしながら、機器を駆動させる電子回路を構成するすべての部品回路を低電圧回路で実現することは難しい。このため、電子回路内においては、高電圧電源を用いた回路と低電圧電源を用いた回路とを混載することがある。このような回路では、高電圧回路の信号を、低電圧回路に供給する場合、信号の電圧を変換するためのレベルシフタ回路が用いられる(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
ここで、特許文献1、2に記載される従来のレベルシフタ回路の構成について、図3及び図4を用いて説明する。図3に示すレベルシフタ回路100の入力電圧VINが印加される入力端子には、nチャンネルのMOSトランジスタ101のドレイン端子が接続されている。このMOSトランジスタ101のゲート端子は、低電圧側電源電圧VDD2が印加されている。
この低電圧側電源電圧VDD2の供給ラインと、電源電圧VSSの供給ラインとの間には、3つのMOSトランジスタ105,106,107が直列に接続されている。ここで、MOSトランジスタ105,107はnチャンネルのMOSトランジスタであり、MOSトランジスタ106は、pチャンネルのMOSトランジスタである。また、MOSトランジスタ105のドレイン端子及びゲート端子は、低電圧側電源電圧VDD2の供給ラインに接続されている。このため、MOSトランジスタ105は、常にオンとなり、このソース端子の電圧は、低電圧側電源電圧VDD2からMOSトランジスタ105のスレッショルド電圧を引いた低電圧側駆動電圧VDDとなる。
MOSトランジスタ101のソース端子となる接続ノードA0は、MOSトランジスタ106,107のゲート端子に接続されている。また、MOSトランジスタ106,107の接続ノードがレベルシフタ回路100の出力端子となっている。このため、MOSトランジスタ101の接続ノードA0に印加される電圧に応じて、MOSトランジスタ106,107が切り換わり、レベルシフタ回路100の出力端子においては、電源電圧VSS又は低電圧側駆動電圧VDDが出力される。
ここで、図3に示すように、レベルシフタ回路100の入力端子は、インバータ110に接続されている。このインバータ110は高電圧側駆動電圧HVDD又は電源電圧VSSの供給ラインに接続され、これら一方の電圧を出力電圧とする。従って、入力電圧VINは高電圧側駆動電圧HVDD又は電源電圧VSSとなる。ここで、MOSトランジスタ101のゲート端子は、低電圧側電源電圧VDD2に接続されているため、MOSトランジスタ101のソース端子は、入力電圧VINが上昇しても、低電圧側電源電圧VDD2からスレッショルド電圧を加算した電圧以上にはならない。これにより、MOSトランジスタ106,107のゲート端子に大きな電圧が印加されず、耐圧が低いトランジスタを用いることができる。
このような回路における出力電圧VOUTは、入力電圧VINに応じて変化する。例え
ば、図4(a)で示す入力電圧VINの変化に応じて、接続ノードA0の電圧は図4(b)のようになる。そして、レベルシフタ回路100の出力電圧VOUTは、図4(c)で示すように、電源電圧VSSから低電圧側駆動電圧VDDの中間値で変化する。この中間値は、入力電圧VINが取り得る電源電圧VSSと高電圧側駆動電圧HVDDとの中間値よりも低い値である。このため、入力がローレベルのときには、ノイズ耐性が低く、出力電圧VOUTが不安定になる可能性があった。
一方、ノイズに強い回路としてシュミットトリガ回路がある(例えば、特許文献3参照。)。この特許文献3に記載のシュミットトリガ回路を、図5を用いて説明する。このシュミットトリガ回路200は、pチャンネルのMOSトランジスタP1,P2,P3,P4とnチャンネルのMOSトランジスタN1,N2,N3,N4を備える。低電圧側駆動電圧VDDの供給ラインと接地電圧GNDのラインとの間には、MOSトランジスタP1,P3,N3,N1が直列に接続されている。各MOSトランジスタP1,P3,N3,N1のそれぞれのゲート端子には、入力電圧VINが印加される。
MOSトランジスタP2のソース端子には低電圧側駆動電圧VDDの供給ラインに接続されており、MOSトランジスタN2のソース端子は接地電圧GNDのラインに接続されている。MOSトランジスタP2,N2のドレイン端子は相互に接続されており、この接続ノードTYの電圧が出力電圧VOUTとなる。MOSトランジスタP2,N2のゲート端子のそれぞれは、MOSトランジスタP2,N2の接続ノードTXに共通して接続されている。
MOSトランジスタP4は、そのソース端子がMOSトランジスタP1,P3の接続ノードに接続されており、そのドレイン端子が接地電圧GNDに接続されている。MOSトランジスタN4は、そのソース端子がMOSトランジスタN1,N3の接続ノードに接続され、そのドレイン端子が低電圧側駆動電圧VDDに接続されている。そして、MOSトランジスタP4,N4の各ゲート端子は、接続ノードTXに接続されている。
このシュミットトリガ回路200の入力電圧VINに、ハイレベル信号が入力されると、接続ノードTXの電圧Vaはローレベルになり、出力電圧VOUTはハイレベルになる。このとき、MOSトランジスタP1,P3,N2,N4はオフ、MOSトランジスタN1,N3,P2,P4はオンとなっている。
入力信号がハイレベルからローレベルに変化する場合、入力電圧VINがピンチオフ電圧を超えると、MOSトランジスタP1に電流が流れ始める。このとき、MOSトランジスタP1のドレイン電圧は、MOSトランジスタP1,P4のオン抵抗のバランスで低下する。このため、MOSトランジスタP3は更に電圧が低下しないと動作しない。すなわち、入力信号が更に低下した場合にMOSトランジスタP3が動作し、これにより、電圧Vaが低電圧側駆動電圧VDDに変化するため、これに応じてMOSトランジスタP2がオフ、MOSトランジスタN2がオンとなり、出力電圧VOUTの出力がローレベルとなる。従って、MOSトランジスタP1,P3,P4によって供給される電流と、MOSトランジスタN1,N3によって供給される電流とが反転したときに、出力信号がハイレベルからローレベルになる。
一方、入力信号がローレベルからハイレベルに変化する場合、MOSトランジスタN2により、入力電圧VINの電圧がより高くないと、MOSトランジスタN3は動作しない。このため、MOSトランジスタN4がない場合に比べて、より高い電圧でないと接続ノードTXの電圧Vaが切り換わらない。従って、図5に示すシュミットトリガ回路200においては、図6に示すようにヒステリシスが現れるため、シュミットトリガ機能が実現されている。
特開平10−135818号公報(図6) 特開2003−101403号公報(図2) 特開2004−096319号公報(図5)
ところで、図3に示すレベルシフタ回路100には、ヒステリシスがないため、シュミットトリガとして機能しない。そこで、ハイレベル信号を高電圧から低電圧に変換し、ノイズに強い構成として、図3のレベルシフタ回路100に、図5に示したシュミットトリガ回路200の構成を取り込むことが考えられる。このようにして構成したレベルシフタ回路300を図7に示す。この図7のレベルシフタ回路300において、図3に示すレベルシフタ回路100及び図2に示すシュミットトリガ回路200に対応する部分については同一の符号を付し、その詳細の説明は省略する。このレベルシフタ回路300においては、nチャンネルのMOSトランジスタ101のドレイン端子に入力電圧VINが印加され、MOSトランジスタ101の接続ノードA0に、シュミットトリガ回路200の入力端子を接続する。更に、MOSトランジスタ105のソース端子が低電圧側駆動電圧VDDとなっている。そして、シュミットトリガ回路200の接続ノードTYの電圧が出力電圧VOUTとなる。
このレベルシフタ回路300のVIN−VOUT曲線を図8に示す。このような回路にしたことにより、ヒステリシスを有するシュミットトリガ機能付きのレベルシフタ回路となる。しかしながら、入力電圧VINが電源電圧VSS(ここでは接地電圧GND)から高電圧側駆動電圧HVDDまで印加する場合であっても、このレベルシフタ回路300の出力電圧VOUTの変化は、0Vから低電圧側駆動電圧VDDまでである。このため、依然として、入力電圧VINが取り得る電圧の中間値よりも低い電圧で、出力電圧VOUTが切り換わってしまう。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされ、その目的は、シュミットトリガ機能を有し、ハイレベル信号の電圧を低電圧に変換し、入力電圧の中間値で信号を切り換えるレベルシフタ回路を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明は、入力端子に印加される入力電圧に対して変化する第1スイッチング電圧に応じたスイッチング動作を行なって、低駆動電圧と、この低駆動電圧より低い低基準電圧との間の電圧を出力する低電圧回路と、前記入力電圧に対して変化し前記第1スイッチング電圧より高い第2スイッチング電圧に応じたスイッチング動作を行って、高駆動電圧と、この高駆動電圧より低い高基準電圧との間の電圧を出力する高電圧回路と、前記高電圧回路の出力において、高駆動電圧を低駆動電圧に変換し、高基準電圧を低基準電圧に変換する電位調整回路と、前記入力端子の信号が、ローレベルからハイレベルに切り換わる場合には前記電位調整回路の出力に応じた出力を行ない、ハイレベルからローレベルに切り換わる場合には前記低電圧回路からの出力に応じた出力を行なう出力選択回路とを備え、この出力選択回路からの信号を出力することを要旨とする。
高電圧回路は、低電圧回路より高い電圧においてスイッチング動作を行なう。このため、入力電圧が高くならないと、高電圧回路は切り換わらない。電位調整回路は、高電圧回路の出力を低電圧回路の出力と揃えるように電圧を調整する。出力選択回路は、ローレベルからハイレベルに切り換わる場合には電位調整回路の出力に応じた出力を行ない、ハイレベルからローレベルに切り換わる場合には、高電圧回路からの出力に応じた出力をする。これにより、レベルシフタ回路の出力には、入力電圧が取り得る電圧が低いとき及び高いときに、ヒステリシスを生じさせることができ、シュミットトリガ機能を持つレベルシ
フタ回路とすることができる。また、レベルシフタ回路の出力は、低駆動電圧又は低基準電圧の一方を出力することができるので、この出力を用いて回路の消費電力を低減することができる。従って、ノイズに強く消費電力を低減できるレベルシフタ回路とすることができる。
本発明のレベルシフタ回路において、前記低駆動電圧と前記低基準電圧との差分と、前記高駆動電圧と前記高基準電圧との差分とがほぼ同じとなるような前記高基準電圧を用い、前記電位調整回路は、前記高電圧回路から出力される電圧を所定電位分、降下させて、前記高駆動電圧を低駆動電圧に変換し、高基準電圧を低基準電圧に変換することを要旨とする。このため、電位調整回路は、高電圧回路からの出力を所定電位分、降下させればよいので、構成を簡素にすることができる。
本発明のレベルシフタ回路において、前記低電圧回路は、前記入力電圧に対して前記第1スイッチング電圧を調整する第1電圧調整手段と、前記低駆動電圧と前記低基準電圧との間で、前記第1電圧調整手段の出力を用いてスイッチング動作を行なう相補型トランジスタ回路とから構成し、前記高電圧回路は、前記入力電圧に対して前記第2スイッチング電圧を調整する第2電圧調整手段と、前記高駆動電圧と前記高基準電圧との間で、前記第2電圧調整手段の出力を用いてスイッチング動作を行なう相補型トランジスタ回路とから構成したことを要旨とする。このため、簡単な構成で、第1及び第2スイッチング電圧に応じて、低電圧回路及び高電圧回路の出力を変更することができる。
本発明のレベルシフタ回路において、前記入力電圧として、前記低基準電圧と前記高駆動電圧との間の電圧を用い、前記第1電圧調整手段をnチャンネルのMOSトランジスタを用いて構成し、このMOSトランジスタのゲート端子には、前記低駆動電圧よりスレッショルド電圧だけ高い第2低駆動電圧が供給されており、前記第2電圧調整手段をpチャンネルのMOSトランジスタを用いて構成し、このMOSトランジスタのゲート端子には、前記高基準電圧よりスレッショルド電圧だけ低い第2高基準電圧が供給されており、前記低電圧回路の相補型トランジスタ回路には、nチャンネルのMOSトランジスタから構成される第3電圧調整手段を介して、前記第2低駆動電圧を供給し、前記高電圧回路の相補型トランジスタ回路には、pチャンネルのMOSトランジスタから構成される第4電圧調整手段を介して前記第2高基準電圧を供給するように構成したことを要旨とする。このため、低電圧回路が低駆動電圧を出力する場合には、第1スイッチング電圧が、低電圧回路の相補型トランジスタ回路のpチャンネルのMOSトランジスタのソース端子の電圧と同じとなる。また、高電圧回路が高駆動電圧を出力する場合には、第2スイッチング電圧が、高電圧回路の相補型トランジスタ回路のnチャンネルのMOSトランジスタのソース端子の電圧と同じとなる。従って、低電圧回路及び高電圧回路において低駆動電圧及び高駆動電圧を出力するときには、貫通電流がほとんど流れないようにできるので、消費電力を低減することができる。
本発明のレベルシフタ回路において、前記出力選択回路は、RSラッチ回路を用いて構成し、前記RSラッチ回路の入力端子には、前記電位調整回路の出力端子及び前記低電圧回路の出力端子を接続したことを要旨とする。このため、簡単な構成で、入力端子の信号がローレベルからハイレベルに切り換わる場合には電位調整回路の出力に応じた出力を行ない、ハイレベルからローレベルに切り換わる場合には、低電圧回路からの出力に応じた出力を行なうようにすることができる。
本発明によれば、シュミットトリガ機能を有し、ハイレベル信号の電圧を低電圧に変換し、入力電圧の中間値で信号を切り換えるレベルシフタ回路とすることができる。
本発明を具体化した一実施形態について、図1及び図2を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態のレベルシフタ回路10には、入力端子に入力電圧VINが入力され、出力端子の出力電圧VOUTを出力する。また、本実施形態のレベルシフタ回路10は、高駆動電圧としての高電圧側駆動電圧HVDD、高基準電圧としての高電圧側基準電圧HVSS、第2高基準電圧としての高電圧側電源電圧VSS2を用いる。また、レベルシフタ回路10は、低駆動電圧としての低電圧側駆動電圧VDD、低基準電圧としての接地電圧GND、第2低駆動電圧としての低電圧側電源電圧VDD2を用いる。また、本実施形態では、高電圧側駆動電圧HVDDと高電圧側基準電圧HVSSとの差分は、接地電圧GNDと低電圧側駆動電圧VDDと同じとなっている。なお、本実施形態では、高電圧側駆動電圧HVDDは5V、低電圧側駆動電圧VDDは3Vを用いることができる。また、レベルシフタ回路10においては、同じスレッショルド電圧VthのMOSトランジスタを用いている。
レベルシフタ回路10は、入力端子に接続された1対の低電圧回路30,高電圧回路40と、電位を調整するための電位調整回路50と、出力選択回路としてのRSラッチ回路60とから構成されている。低電圧回路30及び高電圧回路40は、同一の配線構成となっているが、それぞれ対応する位置には、導電型が異なるMOSトランジスタが用いられている。レベルシフタ回路10の入力端子には、これら低電圧回路30及び高電圧回路40が並列に接続される。以下、レベルシフタ回路10の構成について詳述する。
(低電圧回路30)
入力電圧VINが印加される入力端子には、第1電圧調整手段としてのトランジスタ31Nのドレイン端子が接続されている。このトランジスタ31Nは、nチャンネルのMOSトランジスタであり、そのゲート端子が低電圧側電源電圧VDD2に接続されている。このため、このトランジスタ31Nのゲート端子の電圧(第1スイッチング電圧)は、最大で、低電圧側電源電圧VDD2からトランジスタ31Nのスレッショルド電圧Vthを差し引いた電圧、すなわち低電圧側駆動電圧VDDとなる。従って、トランジスタ31Nのソース端子に印加される電圧は、接地電圧GNDと低電圧側駆動電圧VDDとの間となる。
一方、低電圧側電源電圧VDD2の供給ラインと接地電圧GNDのラインとの間には、トランジスタ32N,33P,34Nが接続されている。トランジスタ32N,34NはnチャンネルのMOSトランジスタである。トランジスタ33PはpチャンネルのMOSトランジスタである。トランジスタ32Nは、第3電圧調整手段であって、このゲート端子及びドレイン端子は低電圧側電源電圧VDD2の供給ラインに接続されている。このため、トランジスタ32Nは、常にオンとなり、そのソース端子の電圧は、低電圧側電源電圧VDD2からトランジスタ32Nのスレッショルド電圧Vthを差し引いた電圧、すなわち低電圧側駆動電圧VDDとなる。また、トランジスタ32Nのソース端子は、トランジスタ33Pのソース端子に接続されているため、トランジスタ32Nの接続ノードの電圧は、低電圧側駆動電圧VDDになる。
トランジスタ33P,34Nは、相補型トランジスタ回路を構成している。これらトランジスタ33P,34Nのゲート端子は、上述したトランジスタ31Nのソース端子に接続されている。このゲート端子に印加される電圧が変化することにより、トランジスタ33P,34Nがオン・オフする。また、トランジスタ33Pのドレイン端子とトランジスタ34Nのドレイン端子との接続ノードは接続ノードA1を構成する。従って、トランジスタ33P,34Nのオン・オフにより、低電圧側駆動電圧VDD又は接地電圧GNDが接続ノードA1の電圧として出力される。
(高電圧回路40)
入力電圧VINが印加される入力端子は、第2電圧調整手段としてのトランジスタ41Pのドレイン端子に接続されている。このトランジスタ41Pは、pチャンネルのMOSトランジスタであり、ゲート端子が高電圧側電源電圧VSS2に接続されている。このため、このトランジスタ41Pのゲート端子の電圧(第2スイッチング電圧)は、最小で、高電圧側電源電圧VSS2からトランジスタ41Pのスレッショルド電圧Vthを加算した電圧、すなわち高電圧側基準電圧HVSSとなる。従って、トランジスタ41Pのソース端子に印加される電圧は、高電圧側基準電圧HVSSと高電圧側駆動電圧HVDD
との間となる。
一方、高電圧側電源電圧VSS2の供給ラインと高電圧側駆動電圧HVDDの供給ラインとの間には、トランジスタ42P,43N,44Pが接続されている。トランジスタ42P,44PはpチャンネルのMOSトランジスタである。トランジスタ43NはnチャンネルのMOSトランジスタである。トランジスタ42Pは、第4電圧調整手段であって、このゲート端子及びドレイン端子は高電圧側電源電圧VSS2の供給ラインに接続されている。このため、トランジスタ42P,43Nの接続ノードの電圧は、高電圧側電源電圧VSS2にトランジスタ42Pのスレッショルド電圧Vthを加算した電圧、すなわち高電圧側基準電圧HVSSとなる。また、トランジスタ42Pのソース端子は、トランジスタ43Nのソース端子に接続されているため、トランジスタ42Pの接続ノードの電圧は、高電圧側基準電圧HVSSになる。
トランジスタ43N,44Pは、相補型トランジスタ回路を構成している。これらトランジスタ43N,44Pのゲート端子は、トランジスタ41Pのソース端子に接続されている。また、トランジスタ43N,44Pは、各ゲート端子に印加される電圧が変化することによりオン・オフする。そして、トランジスタ43Nのドレイン端子とトランジスタ44Pのドレイン端子との接続ノードは接続ノードB1を構成する。従って、トランジスタ43N,44Pのオン・オフにより、高電圧側駆動電圧HVDD又は高電圧側基準電圧HVSSが接続ノードB1の電圧として出力される。
(電位調整回路50)
また、トランジスタ43Nのドレイン端子とトランジスタ44Pのドレイン端子との接続ノードB1は、電位調整回路50に接続されている。この電位調整回路50は、例えば抵抗などを含んで構成されており、RSラッチ回路60に接続されている。この電位調整回路50は、高電圧側駆動電圧HVDD、高電圧側基準電圧HVSSをそれぞれ、低電圧側駆動電圧VDD、接地電圧GNDとなるように所定電位分だけ低下させる。具体的には、図2に示すように、入力される接続ノードB1における電位を降下させて接続ノードB2における電位としてRSラッチ回路60に供給する。
(RSラッチ回路60)
RSラッチ回路60は、例えば2つのNAND回路等を用いた公知の回路によって構成する。RSラッチ回路60のリセット入力端子には、電位調整回路50に接続される接続ノードB2が設けられており、電位調整回路50の出力信号の反転信号が入力される。RSラッチ回路60のセット入力端子には、低電圧回路30のトランジスタ33P,34Nのドレイン端子の接続ノードA1が設けられている。そしてRSラッチ回路60の出力がレベルシフタ回路10の出力電圧VOUTとなる。このRSラッチ回路60は、後述するように、入力電圧VINの信号がローレベルからハイレベルに切り換わる場合には、電位調整回路50から供給される電圧を用いて出力電圧VOUTとする。また、入力電圧VINの信号がハイレベルからローレベルに切り換わる場合には、低電圧回路30の出力を出力電圧VOUTとする。
次に、本実施形態のレベルシフタ回路10の動作について図2を用いて説明する。図2(a)は入力電圧VINに対応する各接続ノードA1,B1,B2の電圧変化、図2(b)は入力電圧VINに対応する出力電圧VOUTの電圧変化を示している。
(入力電圧VINがローレベルの場合)
このとき、ローレベルの信号が入力端子に供給されて、入力電圧VINは0Vとなる。この場合、低電圧回路30のトランジスタ31Nのソース端子は入力電圧VINと同じ0Vであるため、トランジスタ33P,34Nのゲート端子には電圧が印加されない。従って、トランジスタ33Pはオンとなり、トランジスタ34Nはオフとなる。これにより、接続ノードA1の電圧は、トランジスタ33Pを介して低電圧側駆動電圧VDDとなり、これがRSラッチ回路60のリセット入力端子に供給される。
また、高電圧回路40のトランジスタ41Pのソース端子が入力電圧VINとなるため、トランジスタ41Pのソース端子は、ゲート端子に印加される高電圧側電源電圧VSS2によって決定される高電圧側基準電圧HVSSとなる。この高電圧側基準電圧HVSSがトランジスタ43N,44Pのゲート端子に印加されるため、トランジスタ44Pはオン、トランジスタ43Nはオフとなり、接続ノードB1は、トランジスタ44Pを介して、高電圧側駆動電圧HVDDとなる。この高電圧側駆動電圧HVDDが電位調整回路50に供給される。電位調整回路50は、高電圧側駆動電圧HVDDを低電圧側駆動電圧VDDまで降下させて、接続ノードB2に出力する。このため、入力電圧VINがローレベルの場合には、図2(a)に示すように、接続ノードB1の電圧は高電圧側駆動電圧HVDDとなり、接続ノードB2の電圧は低電圧側駆動電圧VDDとなる。
そして、RSラッチ回路60においては、セット入力端子にローレベルの信号が、リセット入力端子にハイレベルの信号が供給されることになる。これにより、RSラッチ回路60は、リセット状態となり、ローレベルの接地電圧GNDを出力電圧VOUTとして出力する。
(入力電圧VINがローレベルからハイレベルに変化する場合)
この場合、入力電圧VINの電圧が上昇する。これに従ってトランジスタ31Nのソース端子の電圧も上昇する。このため、この電圧印加に応じて、トランジスタ33P,34Nのゲート端子に印加される電圧も上昇する。そして、トランジスタ33P,34Nのゲート端子に印加される電圧がスレッショルド電圧Vthを越えると、トランジスタ33Pはオフされ、トランジスタ34Nはオンされる。この結果、接続ノードA1の電圧は、低電圧側駆動電圧VDDから接地電圧GNDとなり、RSラッチ回路60のリセット入力端子にはローレベルの信号が入力されることになる。
一方、入力電圧VINがスレッショルド電圧Vthを超えても、高電圧回路40における動作は変更されないので、接続ノードB1は低電圧側駆動電圧VDDの出力を維持する。これにより、RSラッチ回路60のセット入力端子及びリセット入力端子には、ローレベルの信号が入力された状態となり、RSラッチ回路60の出力はローレベルすなわち0Vの電圧を維持することになる。
更に入力電圧VINが上昇し続け、入力電圧VINが高電圧側基準電圧HVSSとなると、トランジスタ41Pに電流が流れ難くなり、トランジスタ41Pのドレイン端子の電圧が下降する。これに従って、トランジスタ44P,43Nのゲート端子に印加される電圧が低くなり、トランジスタ44Pがオフとなって、トランジスタ43Nがオンとなる。これにより、接続ノードB1の電圧は、高電圧側駆動電圧HVDDから高電圧側基準電圧HVSSととなり、これが電位調整回路50に供給される。そして、RSラッチ回路60のセット入力端子にハイレベルの信号が入力された状態となり、RSラッチ回路60の出
力電圧VOUTは、ローレベルからハイレベルに変化して、低電圧側駆動電圧VDDとなる。
(入力電圧VINがハイレベルの場合)
このとき、ハイレベルの信号が入力端子に供給されているため、入力電圧VINは高電圧側駆動電圧HVDDになる。本実施形態では、入力電圧VINは5Vとなる。この場合、トランジスタ31Nはオンとなり、トランジスタ33P,34Nのゲート端子には、低電圧側駆動電圧VDDが印加される。このため、トランジスタ33Pはオフとなり、トランジスタ34Nはオンとなる。これにより、RSラッチ回路60のリセット入力端子には、トランジスタ34Nを介してローレベル信号が供給される。この場合には、図2(a)に示すように、接続ノードA1の電圧は、接地電圧GNDの0Vになる。
また、高電圧回路40のトランジスタ41Pはオフとなるため、トランジスタ43N,44Pのゲート端子には電圧が印加されなくなる。これにより、トランジスタ44Pはオフ、トランジスタ43Nはオンとなり、トランジスタ43Nを介して高電圧側基準電圧HVSSが接続ノードB1を介して電位調整回路50に供給される。電位調整回路50では、高電圧側基準電圧HVSSを低電圧側駆動電圧VDDだけ降下させて0Vとし、接続ノードB2に出力する。この場合には、図2(a)に示すように、接続ノードB1の電圧は高電圧側基準電圧HVSSとなり、接続ノードB2の電圧は0Vとなる。
そして、RSラッチ回路60においては、セット入力端子にハイレベルの信号が、リセット入力端子にローレベルの信号が供給されることになる。これにより、RSラッチ回路60は、セット状態となっており、ハイレベルの低電圧側駆動電圧VDDを出力電圧VOUTとして出力する。
(入力電圧VINがハイレベルからローレベルに変化する場合)
この場合、入力電圧VINの電圧が下降する。これに従ってトランジスタ41Pのソース端子の電圧も下降する。このため、この電圧変化に応じて、トランジスタ43N,44Pのゲート端子に印加される電圧も下降する。そして、トランジスタ43N,44Pのゲート端子に印加される電圧がスレッショルド電圧Vthを越えると、トランジスタ43Nはオンされ、トランジスタ44Pはオフされる。この結果、接続ノードB1の電圧は、高電圧側基準電圧HVSSから高電圧側駆動電圧HVDDになり、RSラッチ回路60のセット入力端子には、ローレベルの信号が入力されることになる。
一方、入力電圧VINが高電圧側駆動電圧HVDDからスレッショルド電圧Vthを引いた値を下回っても、低電圧回路30における動作は変更されない。このため、接続ノードA1は、接地電圧GNDの出力を維持する。これにより、RSラッチ回路60のセット入力端子及びリセット入力端子には、ローレベルの信号が入力された状態となり、RSラッチ回路60の出力はハイレベル、すなわち低電圧側駆動電圧VDDを維持する。
その後、入力電圧VINが下降し続け、入力電圧VINが低電圧側駆動電圧VDDを下回ると、トランジスタ31Nに電流が流れ難くなり、トランジスタ31Nのドレイン端子の電圧が下降する。これに従って、トランジスタ34N,33Pのゲート端子に印加される電圧が低くなり、トランジスタ34Nがオフとなって、トランジスタ33Pがオンとなる。これにより、接続ノードA1の電圧は接地電圧GNDの0Vから低電圧側駆動電圧VDDになり、これがRSラッチ回路60に供給される。これにより、RSラッチ回路60のリセット入力端子にハイレベル信号が入力されたリセット状態になる。そして、RSラッチ回路60の出力電圧VOUTは、ハイレベルからローレベルに変化して、接地電圧GNDとなる。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態では、レベルシフタ回路10は、入力端子に接続された1対の低電圧回路30,高電圧回路40と、電位を調整するための電位調整回路50と、RSラッチ回路60とから構成されている。低電圧回路30及び高電圧回路40は、同一の配線構成となっているが、それぞれ対応する位置には、導電型が異なるトランジスタが用いられている。このため、高電圧回路40は、ハイレベル信号の高電圧側駆動電圧HVDDと、ローレベル信号の高電圧側基準電圧HVSSの中間値で信号の切り換えを行なうが、この電圧は入力電圧VINの中間値よりも高い電圧である。このため、高電圧回路40は、入力電圧VINが高い場合に切り換わる。電位調整回路50は、高電圧側駆動電圧HVDD、高電圧側基準電圧HVSSをそれぞれ、低電圧側駆動電圧VDD、接地電圧GNDとなるように所定電位分だけ低下させる。これにより、低電圧回路30における出力電圧の変化と高電圧回路40における出力電圧の変化とが同じ電位で行なわれる。RSラッチ回路60は、入力電圧VINがローレベルからハイレベルに切り換わる場合には電位調整回路50から供給される電圧を用いて出力電圧VOUTとし、ハイレベルからローレベルに切り換わる場合には、低電圧回路30の出力を出力電圧VOUTとする。これにより、レベルシフタ回路10の出力には入力電圧VINが取り得る電圧を中心としたヒステリシスが生じることになり、シュミットトリガ機能を持つレベルシフタ回路とすることができる。また、レベルシフタ回路の出力は、低駆動電圧又は低基準電圧の一方を出力することができるので、この出力を用いて回路の消費電力を低減することができる。従って、ノイズに強く消費電力を低減できるレベルシフタ回路とすることができる。
・ 本実施形態では、低電圧回路30は、出力信号を切り換える1対のトランジスタ33P,34Nと、これらトランジスタ33P,34Nのゲート端子に印加する電圧を調整するトランジスタ31Nとを備える。高電圧回路40は、出力信号を切り換える1対のトランジスタ43N,44Pと、これらトランジスタ43N,44Pのゲート端子に印加する電圧を調整するトランジスタ41Pとを備える。従って、低電圧回路30及び高電圧回路40は、導電型が異なるトランジスタを用いた同一の配線構造であるため、簡単な構成でレベルシフタ回路10を実現することができる。
・ 本実施形態では、高電圧側駆動電圧HVDDと高電圧側基準電圧HVSSとの差分と、低電圧側駆動電圧VDDと接地電圧GNDとの差分をほぼ同じにした。更に、電位調整回路50は、高電圧回路40の出力電圧を所定電位低下させて、高電圧側駆動電圧HVDD及び高電圧側基準電圧HVSSを、それぞれ低電圧側駆動電圧VDD及び接地電圧GNDとした。これにより、電位調整回路50は、高電圧回路40から出力される電圧を所定電位分、降下させればよいので、構成を簡素にすることができる。
・ 本実施形態では、トランジスタ31Nのドレイン端子は入力電圧VINに接続されており、トランジスタ31Nのソース端子には、トランジスタ33P,34Nのゲート端子が接続されている。トランジスタ41Pのドレイン端子は入力電圧VINに接続されており、トランジスタ41Pのソース端子には、トランジスタ43N,44Pのゲート端子が接続されている。このため、トランジスタ31N,41Pのゲート端子に印加する電圧を調整することにより、トランジスタ33P,34N,43N,44Pのゲート端子に印加する電圧を変更することができる。このため、簡単な構成で電圧を変換することができる。
・ 本実施形態では、低電圧側電源電圧VDD2は、トランジスタ31Nのゲート端子と、トランジスタ32Nを介してトランジスタ33Pのソース端子に接続されている。また、トランジスタ31N,32Nのスレッショルド電圧Vthは、ほぼ同じとなっている。このため、トランジスタ33Pのゲート端子に電圧が印加されてトランジスタ33Pがオフとなる場合には、トランジスタ31Nのソース端子の電圧は、トランジスタ33Pの
ソース端子の電圧とほぼ同じ電圧となる。このため、消費電力を抑えることができるため、更なる省電力化を図ることができる。
・ 本実施形態では、高電圧側基準電圧HVSSは、トランジスタ41Pのゲート端子と、トランジスタ42Pを介してトランジスタ43Nのソース端子に接続されている。また、トランジスタ41P,42Pのスレッショルド電圧Vthは、ほぼ同じとなっている。このため、トランジスタ43Nのゲート端子に電圧が印加されてトランジスタ43Nがオフとなる場合には、トランジスタ41Pのソース端子の電圧は、トランジスタ43Nのソース端子の電圧とほぼ同じ電圧となる。このため、消費電力を抑えて省電力化を図ることができる。
・ 本実施形態では、低電圧回路30の出力をリセット入力端子に、電位調整回路50の反転出力をセット入力端子に入力したRSラッチ回路60を用いる。これにより、簡単な構成で、低電圧回路30及び高電圧回路40のレベル信号に応じてヒステリシスのあるレベルシフタ回路10にすることができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 上記実施形態では、RSラッチ回路60は、電位調整回路50の出力を反転した信号と、低電圧回路30の出力を反転した信号とを入力して、出力選択回路を実現した。出力選択回路は、他の論理回路を組み合わせたラッチ回路やフリップフロップ回路など、他の構成でもよい。例えば、電位調整回路50において、接続ノードB1の高電圧回路の反転回路を生成し、この出力をそのままRSラッチ回路60において用いるような回路としてもよい。すなわち、出力選択回路は、入力端子の信号がローレベル信号からハイレベル信号に切り換わる場合には高電圧回路40からの出力に応じた出力電圧VOUTを出力し、ハイレベル信号からローレベル信号に切り換わる場合には低電圧回路30からの出力に応じた出力電圧VOUTを出力する回路であればよい。
・ 上記実施形態では、電位調整回路50は、高電圧回路40の出力電圧を、高電圧側駆動電圧HVDDと低電圧側駆動電圧VDDの差の電圧だけ降下した電圧に変換してRSラッチ回路60に供給した。これに限らず、電位調整回路50は、高電圧回路40の出力が、高電圧側駆動電圧HVDDのときには低電圧側駆動電圧VDDに変換し、高電圧側基準電圧HVSSのときには接地電圧GNDに変換する電圧であれば、どのような構成であってもよい。
・ 上記実施形態では、入力電圧VINが印加される入力端子の信号と、レベルシフタ回路10の出力信号とが反転するように構成した。これに代えて、入力電圧VINが印加される入力端子の信号とレベルシフタ回路10の出力信号とを同じ信号となるような構成にしてもよい。
本発明のシュミットトリガ機能付きレベルシフタ回路の配線回路図。 本発明における電圧関係図であり、(a)は接続ノードの電圧の入力電圧に対する変化図、(b)は出力電圧の入力電圧に対する変化図。 第1従来技術におけるレベルシフタ回路の配線回路図。 第1従来技術における電圧−時間の変化図であり、(a)は入力電圧、(b)は接続ノードの電圧、(c)は出力電圧である。 第2従来技術におけるシュミットトリガ回路の配線回路図。 第2従来技術における出力電圧の入力電圧に対する変化図。 第1及び第2従来技術から考えられるシュミットトリガ機能付きレベルシフタ回路の配線回路図。 図7のレベルシフタ回路における出力電圧の入力電圧に対する変化図。
符号の説明
HVDD…高駆動電圧としての高電圧側駆動電圧、HVSS…高基準電圧としての高電圧側基準電圧、VDD…低駆動電圧としての低電圧側駆動電圧、VDD2…第2低駆動電圧としての低電圧側電源電圧、VIN…入力電圧、VOUT…出力電圧、VSS2…第2高基準電圧としての高電圧側電源電圧、Vth…スレッショルド電圧、10…レベルシフタ回路、30…低電圧回路、31N…第1電圧調整手段としてのトランジスタ、32N…第3電圧調整手段を構成するトランジスタ、33P…相補型トランジスタ回路を構成するトランジスタ、34N…相補型トランジスタ回路を構成するトランジスタ、40…高電圧回路、41P…第2電圧調整手段としてのトランジスタ、42P…第4電圧調整手段を構成するトランジスタ、43N…相補型トランジスタ回路を構成するトランジスタ、44P…相補型トランジスタ回路を構成するトランジスタ、50…電位調整回路、60…出力選択回路としてのRSラッチ回路。

Claims (5)

  1. 入力端子に印加される入力電圧に対して変化する第1スイッチング電圧に応じたスイッチング動作を行なって、低駆動電圧と、この低駆動電圧より低い低基準電圧との間の電圧を出力する低電圧回路と、
    前記入力電圧に対して変化し前記第1スイッチング電圧より高い第2スイッチング電圧に応じたスイッチング動作を行って、高駆動電圧と、この高駆動電圧より低い高基準電圧との間の電圧を出力する高電圧回路と、
    前記高電圧回路の出力において、高駆動電圧を低駆動電圧に変換し、高基準電圧を低基準電圧に変換する電位調整回路と、
    前記入力端子の信号が、ローレベルからハイレベルに切り換わる場合には前記電位調整回路の出力に応じた出力を行ない、ハイレベルからローレベルに切り換わる場合には前記低電圧回路からの出力に応じた出力を行なう出力選択回路とを備え、
    この出力選択回路からの信号を出力することを特徴とするレベルシフタ回路。
  2. 請求項1に記載のレベルシフタ回路において、
    前記低駆動電圧と前記低基準電圧との差分と、前記高駆動電圧と前記高基準電圧との差分とがほぼ同じとなるような前記高基準電圧を用い、
    前記電位調整回路は、前記高電圧回路から出力される電圧を所定電位分、降下させて、前記高駆動電圧を低駆動電圧に変換し、高基準電圧を低基準電圧に変換することを特徴とするレベルシフタ回路。
  3. 請求項1又は2に記載のレベルシフタ回路において、
    前記低電圧回路は、
    前記入力電圧に対して前記第1スイッチング電圧を調整する第1電圧調整手段と、
    前記低駆動電圧と前記低基準電圧との間で、前記第1電圧調整手段の出力を用いてスイッチング動作を行なう相補型トランジスタ回路とから構成し、
    前記高電圧回路は、
    前記入力電圧に対して前記第2スイッチング電圧を調整する第2電圧調整手段と、
    前記高駆動電圧と前記高基準電圧との間で、前記第2電圧調整手段の出力を用いてスイッチング動作を行なう相補型トランジスタ回路とから構成したことを特徴とするレベルシフタ回路。
  4. 請求項3に記載のレベルシフタ回路において、
    前記入力電圧として、前記低基準電圧と前記高駆動電圧との間の電圧を用い、
    前記第1電圧調整手段をnチャンネルのMOSトランジスタを用いて構成し、このMOSトランジスタのゲート端子には、前記低駆動電圧よりスレッショルド電圧だけ高い第2低駆動電圧が供給されており、
    前記第2電圧調整手段をpチャンネルのMOSトランジスタを用いて構成し、このMOSトランジスタのゲート端子には、前記高基準電圧よりスレッショルド電圧だけ低い第2高基準電圧が供給されており、
    前記低電圧回路の相補型トランジスタ回路には、nチャンネルのMOSトランジスタから構成される第3電圧調整手段を介して、前記第2低駆動電圧を供給し、
    前記高電圧回路の相補型トランジスタ回路には、pチャンネルのMOSトランジスタから構成される第4電圧調整手段を介して前記第2高基準電圧を供給するように構成したことを特徴とするレベルシフタ回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のレベルシフタ回路において、
    前記出力選択回路は、RSラッチ回路を用いて構成し、
    前記RSラッチ回路の入力端子には、前記電位調整回路の出力端子及び前記低電圧回路
    の出力端子を接続したことを特徴とするレベルシフタ回路。
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