JP2007208631A - 再生制御装置、再生制御方法、およびプログラム - Google Patents

再生制御装置、再生制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】制作者の意図を反映させた形で、それぞれの放送回の内容が連続するシリーズ全体のうちの初回のコンテンツの要約再生を行うことができるようにする。
【解決手段】2話目の番組のドラマ本編#2を要約再生するとき、1話目の放送時に、1話目の番組のドラマ本編#1に続けて放送された予告#2が用いられる。予告#2はドラマ本編#2の予告であり、ドラマ本編#2の特徴的なシーンだけをつなぎ合わせるなどして作成されたものである。また、1話目のドラマのドラマ本編#1が要約再生の対象になっている場合、ドラマ本編#1の要約再生には、ドラマ本編#1を初回の放送分とする一連のドラマの前に放送された他の一連のドラマの、最終回の放送時に放送された予告#1が用いられる。本発明は、コンテンツを記録し、再生する機器に適用することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、再生制御装置、再生制御方法、およびプログラムに関し、特に、制作者の意図を反映させた形で、それぞれの放送回の内容が連続するシリーズ全体のうちの初回のコンテンツの要約再生を行うことができるようにした再生制御装置、再生制御方法、およびプログラムに関する。
テレビジョン番組などのコンテンツの要約再生の手法として、例えば、映像のシーンチェンジに着目し、所定のシーンチェンジ間のシーンだけを再生したり、音声のレベルに着目し、所定のレベル以上の音声が検出されたシーンを重要なシーンとしてそのシーンだけを再生したりする方法が存在する。
また、特許文献1には、ある映像の予告を用いて、予告を構成する区間と同じその映像の区間を再生する技術が開示されている。
特開2003−163881号公報
シーンチェンジに着目したり、音声のレベルに着目したりして要約再生を行う手法においては、特に、要約再生の対象になっている番組がドラマなどのようにストーリー性のある番組である場合、再生されるシーンとして選択された、あるシーンチェンジ間のシーンが重要なシーンでなかったり、また、音声のレベルの大きなシーンが重要なシーンでなかったりするから、要約再生されたとしてもユーザが番組の内容を適切に把握することができないことがあった。すなわち、内容を理解していないと適切な要約再生を行うことは困難である。
このことから、ストーリー性のある番組の要約再生を行う手法として特許文献1に開示されているような技術が提案されており、この技術によれば、予告は、視聴者が番組の内容を短時間で理解することができるように番組制作者によって作成されたものであるから、予告を用いることにより、ユーザが内容をより適切に理解することができる要約再生を実現することができるものの、通常、予告は非常に短く、番組本編全体のうち、予告を構成するシーンと同じシーンを含む所定の区間だけを再生したとしても、要約再生されたものを見たときと、番組本編を実際に見たときとでは内容理解の程度に差があることが多いという問題がある。仮に、長くしたり短くしたりして、要約再生される区間を番組によってユーザが自ら選択することができれば、そのような差が生じにくくなるようにすることができるものと期待できる。
また、要約再生の対象になっている番組が、それぞれの放送回の内容が連続するシリーズものの番組である場合、通常、N話目の番組の予告は、N−1話目の番組の終わりの部分などで提供されることから、シリーズ全体を録画していたとしても、その録画済みの番組の中にはシリーズの初回の番組の予告が存在せず、したがって、初回の番組の要約再生を予告を用いて行うことができない。
現在の放送話がすでにシリーズ全体の数話目まで進行している場合にその現在の放送話までを短時間でまとめて見たいユーザや、初回の番組の要約だけを見て、以後の当該シリーズを視聴するか否かを決めたいユーザ等に対して、初回の番組の要約再生は、大きな利便性を提供することができるものと期待される。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、制作者の意図を反映させた形で、それぞれの放送回の内容が連続するシリーズ全体のうちの初回のコンテンツの要約再生を行うことができるようにするものである。
本発明の一側面の再生制御装置は、要約再生の対象となる第1のコンテンツが、それぞれの放送回の内容が連続するシリーズ全体の初回のコンテンツである場合、前記第1のコンテンツより前に放送されたコンテンツから、前記第1のコンテンツを短縮させた第2のコンテンツを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記第2のコンテンツの映像と同じ映像を含む前記第1のコンテンツの所定の区間を再生する再生手段とを備える。
前記第1のコンテンツは、それぞれの放送回の内容が連続する番組の本編であり、前記第2のコンテンツは、前記本編に含まれる所定のシーンからなる前記番組の予告であるようにすることができる。
前記抽出手段には、前記第1のコンテンツを初回のコンテンツとするシリーズと異なる他のシリーズの最終回のコンテンツの放送時に放送される前記第2のコンテンツを抽出させることができる。
ユーザにより指定された要約再生の程度に応じて選択される区間の映像であって、前記第2のコンテンツの映像と同じ映像を基準とした時間的に前の所定の区間の映像と、時間的に後の所定の区間の映像のうちの少なくともいずれかを含む前記第1のコンテンツの区間を、前記再生手段により再生される前記第1のコンテンツの区間として決定する決定手段をさらに設けることができる。
本発明の一側面の再生制御方法またはプログラムは、要約再生の対象となる第1のコンテンツが、それぞれの放送回の内容が連続するシリーズ全体の初回のコンテンツである場合、前記第1のコンテンツより前に放送されたコンテンツから、前記第1のコンテンツを短縮させた第2のコンテンツを抽出し、抽出した前記第2のコンテンツの映像と同じ映像を含む前記第1のコンテンツの所定の区間を再生するステップを含む。
本発明の一側面においては、要約再生の対象となる第1のコンテンツが、それぞれの放送回の内容が連続するシリーズ全体の初回のコンテンツである場合、前記第1のコンテンツより前に放送されたコンテンツから、前記第1のコンテンツを短縮させた第2のコンテンツが抽出される。また、抽出された前記第2のコンテンツの映像と同じ映像を含む前記第1のコンテンツの所定の区間が再生される。
本発明の一側面によれば、制作者の意図を反映させた形で、それぞれの放送回の内容が連続するシリーズ全体のうちの初回のコンテンツの要約再生を行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の再生制御装置(例えば、図4の記録再生装置1)は、
要約再生の対象となる第1のコンテンツが、それぞれの放送回の内容が連続するシリーズ全体の初回のコンテンツである場合、前記第1のコンテンツより前に放送されたコンテンツから、前記第1のコンテンツを短縮させた第2のコンテンツを抽出する抽出手段(例えば、図4の予告映像抽出部12)と、
前記抽出手段により抽出された前記第2のコンテンツの映像と同じ映像を含む前記第1のコンテンツの所定の区間を再生する再生手段(例えば、図4の再生部16)と
を備える。
この再生制御装置には、
ユーザにより指定された要約再生の程度に応じて選択される区間の映像であって、前記第2のコンテンツの映像と同じ映像を基準とした時間的に前の所定の区間の映像と、時間的に後の所定の区間の映像のうちの少なくともいずれかを含む前記第1のコンテンツの区間を、前記再生手段により再生される前記第1のコンテンツの区間として決定する決定手段(例えば、図4の再生区間決定部14)をさらに設けることができる。
本発明の一側面の再生制御方法またはプログラムは、
要約再生の対象となる第1のコンテンツが、それぞれの放送回の内容が連続するシリーズ全体の初回のコンテンツである場合、前記第1のコンテンツより前に放送されたコンテンツから、前記第1のコンテンツを短縮させた第2のコンテンツを抽出し、
抽出した前記第2のコンテンツの映像と同じ映像を含む前記第1のコンテンツの所定の区間を再生する
ステップ(例えば、図5のステップS5)を含む。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る記録再生装置により行われる番組(コンテンツ)の要約再生の例を示す図である。
記録再生装置には、ドラマなどのように、内容が連続するシリーズものの番組のそれぞれの放送回の番組が録画されており、録画済みの番組の中からユーザにより選択された放送回の番組が要約再生の対象になる。
図1に示されるように、例えば2話目の番組のドラマ本編#2(間にCMが放送される場合、CMも含まれる)を要約再生するとき、1話目の番組の放送時に、1話目のドラマ本編#1に続けて放送された予告#2が用いられる。
予告#2はドラマ本編#2の予告であり、ドラマ本編#2の制作者(シリーズ全体の制作者)によって、ドラマ本編#2の内容を視聴者に短時間で理解してもらうために、ドラマ本編#2の特徴的なシーンだけをつなぎ合わせるなどして作成されたものである。図1の例においては、予告#2は、ドラマ本編#2を表す帯の上に斜線を付して示すそれぞれの位置にあるシーンS1乃至S6から構成されている。
ここで、1つの番組は本編と予告からなる。したがって、N話目の本編の予告は、N−1話目の本編に続けて、N−1話目の番組の終わりに近い部分で放送されることになる。図1において、左方が時間的に前の方向であり、右方が時間的に後の方向である。
予告の検出は、例えば、番組の終わりに近い所定の区間を対象としてシーンチェンジの検出を行い、閾値以上の回数のシーンチェンジが短時間の間に発生する区間を予告の区間とすることによって行われる。予告は複数のシーンをつなぎ合わせることによって作成されるものであるから、予告の区間には他の区間に較べて短い時間に比較的多くのシーンチェンジが発生することになる。録画済みの番組に予告の区間を示す情報が付加されている場合、その情報が参照されて検出されるようにしてもよい。
なお、後に詳述するように、1話目の番組のドラマ本編#1が要約再生の対象になっている場合、通常、一連のドラマの最終回の放送時には、そのドラマと同じ放送枠で新しく放送が始まる別のドラマの初回(1話目)の予告が放送されるから、ドラマ本編#1の要約再生には、ドラマ本編#1を初回の番組本編とする一連のドラマの前に放送された他の一連のドラマの、最終回の放送時に放送された予告#1(ドラマ本編#1の予告)が用いられる。
予告#2を用いたドラマ本編#2の要約再生の詳細について図2、図3を参照して説明する。
記録再生装置においては、要約再生の時間を、要約再生の程度を指定する形でユーザが選択することができるようになされており、指定された程度に応じて、要約再生の対象となるコンテンツ全体を通常再生(時系列順の再生)したときの時間と要約再生の時間の比率で表される圧縮率が求められ、対象になっているコンテンツの要約再生される区間が圧縮率に基づいて決定される。
図2の再生パターン1は、圧縮率が最大のときに再生されるドラマ本編#2の再生区間の例を示し、このとき、予告#2を構成する映像(適宜、予告構成映像という)と同じ映像のドラマ本編#2の区間だけが再生される。
すなわち、予告#2の予告構成映像であるシーンS1乃至S6が、それぞれ、ドラマ本編#2を表す帯の上に斜線を付して示す位置にあるシーンと同じシーンである場合、斜線で示される区間のドラマ本編#2のシーンだけが、時間的に前のシーンから順に再生される。再生された映像は、予告#2を再生した映像と同じ映像になる。
図2の再生パターン2は、圧縮率が中間(再生パターン1と、後述する再生パターン3の中間)のときに再生されるドラマ本編#2の再生区間の例を示し、このとき、予告#2の予告構成映像であるシーンS1乃至S6と同じドラマ本編#2のシーン(点線斜線で示される区間)を基準として、それぞれを前後に所定の数のシーンの分だけ広げたドラマ本編#2の区間が再生される。
すなわち、予告#2を構成するシーンS1乃至S6と同じドラマ本編#2のシーンのそれぞれを前後に所定の数のシーンの分だけ広げたシーンであるシーンS11乃至S16が、時間的に前のシーンから順に再生される。
再生された映像は、予告#2を再生した映像よりも再生時間の長い映像となり、これにより、ユーザは予告#2を見たときより、ドラマ本編#2の内容を把握することができる。
図2の再生パターン3は、圧縮率が小のときに再生されるドラマ本編#2の再生区間の例を示し、このとき、予告#2の予告構成映像であるシーンS1乃至S6と同じドラマ本編#2のシーン(点線斜線で示される区間)を基準として、それぞれを前後に所定の数のシーンの分だけ広げたドラマ本編#2の区間が再生される。予告構成映像と同じ映像を基準として再生区間に含められるシーンの数は、圧縮率が中間のときより多い数になる。
すなわち、予告#2を構成するシーンS1乃至S6と同じドラマ本編#2のシーンのそれぞれを前後に所定の数のシーンの分だけ広げたシーンであるシーンS21乃至S26が、時間的に前のシーンから順に再生される。シーンS21乃至S26は、それぞれ、シーンS11乃至S16よりも範囲の広いシーンである。
再生された映像は、予告#2を再生した映像や、圧縮率を中間としてドラマ本編#2を再生した映像よりも再生時間の長い映像となり、これにより、ユーザはそれらの映像を見たときより、ドラマ本編#2の内容を把握することができる。
図3は、圧縮率に応じて拡張される再生区間の例を示す図である。
図3の上方に斜線を付して示すシーンSNは1つの予告構成映像である。このシーンSNと同じ本編のシーンを基準として、再生区間が圧縮率に応じて決定される。
例えば、圧縮率を所定の段階から1段階下げたとき(要約再生の時間を1段階長くしたとき)、図3の中央に示されるように、予告構成映像と同じ本編のシーンSNを基準として、1つ前のシーンであるシーンSN-1の開始位置から、1つ後のシーンであるシーンSN+1の終了位置までの区間が再生区間として決定される。
また、圧縮率を所定の段階から2段階下げたとき(要約再生の時間を2段階長くしたとき)、図3の下方に示されるように、予告構成映像と同じ本編のシーンSNを基準として、2つ前のシーンであるシーンSN-2の開始位置から、2つ後のシーンであるシーンSN+2の終了位置までの区間が再生区間として決定される。
圧縮率をさらに下げたときも同様に、予告構成映像と同じ本編のシーンSNを基準として、圧縮率の程度に応じた数の前後のシーンが1つの再生区間として統合される。n段階圧縮率を下げたとき、(SN-n,SN-(n-1),・・・,SN,・・・,SN+(n-1),SN+n)のシーンが1つの再生区間として統合されることになる。
なお、圧縮率をn段階だけ下げ、異なる2つの予告構成映像と同じ、2つの本編のシーンSN1とシーンSN2を基準として前後のシーンを再生区間として統合した結果、時間的に前の再生区間(シーンSN1を基準として所定の数のシーンを統合した再生区間)の最後のシーンであるシーンSN1+nと、時間的に後の再生区間(シーンSN2を基準として所定の数のシーンを統合した再生区間)の最初のシーンであるシーンSN2-nが同じシーンになった場合、時間的に前の再生区間と時間的に後の再生区間の2つの再生区間は1つの再生区間として結合される。統合された再生区間は、統合前の時間的に前の再生区間の開始位置から、統合前の時間的に後の再生区間の終了位置までの区間になる。
このように、ユーザは、要約再生の程度を指定して要約再生を行わせることができる。例えば、ストーリー性を理解する必要がある番組については圧縮率が小さくなるように指定するなどのように、対象の番組に応じて指定する程度を変えることによって、ユーザは、番組の内容を把握しやすい適切な要約を見ることができる。
また、要約再生の対象になっている番組本編の予告を構成するシーンと同じシーンを基準として決定されるから、要約再生の区間は、視聴者が内容を把握しやすいであろうとして制作者が選択したシーンのまわりの部分となり、単に、あるシーンチェンジ間のシーンが再生されたり、ある閾値のレベル以上の音声が検出されたシーンが再生されたりする場合に較べて、番組本編の内容を理解するためにより適した、制作者の意図が反映された区間が再生されることになる。
なお、以上においては、予告を構成するシーンと同じ番組本編のシーンを基準として、所定の数の前後のシーンを統合することによって再生区間が決定されるものとしたが、基準となるシーンの前方にあるシーンだけを対象として所定の数のシーンを統合した区間、あるいは、後方にあるシーンだけを対象として所定の数のシーンを統合した区間が、再生区間として決定されるようにしてもよい。すなわち、予告を構成するシーンと同じ番組本編のシーンを含む連続するシーンからなるように決定されるものであれば、どのようなシーンから再生区間が決定されるようにしてもよい。
このようにして再生区間が決定されることによっても、制作者が選択したシーンに近いシーンが再生されることになるから、内容を理解しやすい番組本編の区間が再生されることになる。
以上のようにして番組の要約再生を行う記録再生装置の動作についてはフローチャートを参照して後述する。
図4は、記録再生装置1の機能構成例を示すブロック図である。図4に示す機能部のうちの少なくとも一部は、記録再生装置が有するCPUにより所定のプログラムが実行されることによって実現される。
図4に示されるように、記録再生装置1においては、DB(Data Base)11、予告映像抽出部12、基準区間抽出部13、再生区間決定部14、要約再生時間決定部15、および再生部16が実現される。
DB11には、録画済みの番組のデータのほか、放送波を介して、あるいはインターネットを介して提供されるEPG(Electronic Program Guide)データが記録される。録画済みの番組として、例えば、上述したように本編と予告からなるドラマなどが記録される。
それぞれの番組には、EPGデータに記述される番組のタイトル、放送開始時刻、放送終了時刻、チャンネル番号、ジャンル、放送回などの属性が付加される。なお、説明の便宜上、DB11には放送された全ての番組が記録されているものとする。
予告映像抽出部12は、DB11から番組の映像を読み出し、読み出した映像から予告(予告の映像)を抽出する。DB11から映像が読み出される番組は、要約再生の対象になっている番組の直前の放送回の番組となる。予告映像抽出部12は、抽出した予告を基準区間抽出部13に出力する。
予告の抽出は、例えば、番組の終わりの位置から前に遡って1分の間に5回以上のシーンチェンジが検出された場合にはその1分の区間を予告の区間とするように、シーンチェンジの発生回数に基づいて行われる。シーンチェンジの検出については、例えば、特開2000−175133号公報に開示されている。特開2000−175133号公報には、現在のフレームと、1フレーム時間だけ遅延させたフレームとを比較してシーンチェンジを検出する技術が開示されている。
基準区間抽出部13は、ユーザにより選択された、要約再生の対象の番組本編の映像と音声をDB11から読み出し、読み出した番組本編のシーン全体から、予告映像抽出部12により抽出された予告を構成するシーンと同じシーンを抽出する。基準区間抽出部13により抽出された番組本編のシーンが、再生区間を決定する基準となる。
予告を構成するシーンと同じ番組本編のシーンの抽出は、例えば、予告のそれぞれのフレームに順次注目して、注目するフレームと、番組本編のそれぞれのフレームのマッチングを行い、注目するフレームとの一致度が閾値より高い番組本編のフレームを検出することによって行われる。予告のフレームとの一致度が高い番組本編のフレームが連続して検出される区間が、予告を構成するシーンと同じ番組本編のシーンとなる。
基準区間抽出部13は、番組本編の映像と音声を、再生区間を決定する基準の区間(予告を構成するシーンと同じ番組本編のシーンの区間)を表す情報とともに再生区間決定部14に出力する。
再生区間決定部14は、要約再生時間決定部15により決定された番組本編の要約再生時間に基づいて、その時間の要約再生が行われるように番組本編の圧縮率を求める。圧縮率は、要約再生の時間と、番組本編全体を通常再生したときの時間の比率から求められる。
また、再生区間決定部14は、基準区間抽出部13により抽出されたそれぞれの区間を基準として、それぞれの区間の前後にあるシーンを圧縮率に応じた数だけ再生区間として統合することによって、実際に再生される区間を決定する。図2を参照して説明したように、圧縮率が小さいほど、基準の区間の前後にある、より多くのシーンが再生区間として統合される。再生区間決定部14は、決定した再生区間を表す情報を番組本編の映像、音声とともに再生部16に出力する。
なお、再生区間決定部14が再生区間として統合するそれぞれのシーンの境界は、上述した方法などによりシーンチェンジが検出されることによって定められる。
要約再生時間決定部15は、ユーザによる選択に基づいて要約再生時間を決定し、決定した要約再生時間を表す情報を再生区間決定部14に出力する。ユーザによる選択は、リモートコントローラや、記録再生装置1の筐体表面に設けられたボタンなどを用いて行われる。
「短い」、「やや短い」、「やや長い」、「長い」などの、要約再生時間の程度を段階的に表す項目が要約再生時間決定部15により表示されるから、ユーザは、所定の項目を選択することによって要約再生時間を選択することができる。
例えば、要約再生時間決定部15は、「短い」が選択されたとき、要約再生の対象になっている番組本編全体を通常再生したときの時間の20%の時間を要約再生の時間として決定し、「やや短い」が選択されたとき、要約再生の対象になっている番組本編全体を通常再生したときの時間の40%の時間を要約再生の時間として決定する。
また、要約再生時間決定部15は、「やや長い」が選択されたとき、要約再生の対象になっている番組本編全体を通常再生したときの時間の60%の時間を要約再生の時間として決定し、「長い」が選択されたとき、要約再生の対象になっている番組本編全体を通常再生したときの時間の80%の時間を要約再生の時間として決定する。要約再生時間決定部15により決定された要約再生の時間が長いほど、再生区間決定部14においてはより小さい圧縮率が求められる。
再生部16は、再生区間決定部14により決定された再生区間にしたがって、再生区間決定部14から供給された番組本編の映像と音声を再生する。再生された映像はディスプレイに表示され、再生された音声はスピーカから出力される。
ここで、図5のフローチャートを参照して、記録再生装置1の要約再生処理について説明する。この処理は、例えば、録画済みの番組のリストから要約再生の対象とする番組本編が選択され、続けて、要約再生の時間の程度が選択されたときに開始される。
ステップS1において、要約再生時間決定部15は、ユーザによる選択に基づいて要約再生時間を決定し、決定した要約再生時間を表す情報を再生区間決定部14に出力する。
ステップS2において、予告映像抽出部12は、要約再生の対象になっている番組の直前の放送回の番組をDB11から読み出し、読み出した番組から予告を抽出する。予告映像抽出部12は、抽出した予告を基準区間抽出部13に出力する。
ステップS3において、基準区間抽出部13は、要約再生の対象の番組本編の映像と音声をDB11から読み出し、読み出した番組本編のシーン全体から、予告映像抽出部12により抽出された予告を構成するシーンと同じシーンを抽出する。基準区間抽出部13は、抽出したシーンの区間を再生区間を決定する基準の区間とし、番組本編の映像と音声とともに、基準の区間を表す情報を再生区間決定部14に出力する。
ステップS4において、再生区間決定部14は、ステップS1において決定された番組本編の要約再生時間に基づいて、その時間で要約再生が行われるように番組本編の圧縮率を求める。また、再生区間決定部14は、求めた圧縮率に基づいて、基準区間抽出部13により抽出されたそれぞれの区間を基準として前後にある所定の数のシーンを統合し、再生区間として決定する。再生区間決定部14は、決定した再生区間を表す情報を番組本編の映像、音声とともに再生部16に出力する。
ステップS5において、再生部16は、再生区間決定部14により決定された再生区間にしたがって、再生区間決定部14から供給された番組本編の映像と音声を再生する。
以上の処理により、ユーザが選択した程度の長さの要約再生が、制作者の意図を反映した形で行われる。
図6は、記録再生装置1によりディスプレイに表示される録画済み番組リストの例を示す図である。
録画済み番組リストには、DB11にデータが記録されている録画済み番組の属性が表示される。図6の例においては、タイトルを表す「ドラマXX」と、放送回を表す「#1」の属性が最上欄に表示されている。
例えば、「ドラマXX #1」の番組にカーソルがあてられた状態でユーザにより所定の操作が行われたとき、「ドラマXX #1」の欄を吹き出し元としてメニューM1が表示される。メニューM1には、「ドラマXX #1」の番組に対してユーザが行うことができる操作が表示され、その中に、「再生」(通常再生)と「要約再生」が含まれる。
ユーザは、「要約再生」を選択したときに表示される画面から、「ドラマXX #1」の要約再生の程度を上述したような形で選択することができる。要約再生の程度がユーザにより選択されたとき、図5の処理が行われ、ディスプレイには、要約再生された「ドラマXX #1」の映像が図6の録画済み番組リストに替えて表示される。
このようなメニューM1から、ユーザは録画済みの番組の要約再生を選択することができる。
図7は、録画済み番組リストの他の例を示す図である。
一連のシリーズのうちの初回以外の放送回の番組が録画済み番組リストから選択された場合、選択された番組より前の放送回の番組をユーザが視聴していないときには、その未視聴の放送回の番組の要約再生がユーザに推薦されるようにしてもよい。
図7の例においては、一連のドラマのうちの5話目の番組である「ドラマXX #5」が録画済み番組リストから選択されており、図6の録画済み番組リストと同様に、「ドラマXX #5」の欄を吹き出し元としてメニューM1が表示されている。
また、メニューM1に表示される項目の中から「要約再生」が選択されており、メニューM1の隣には、「ドラマXX #5」より前に放送され、ユーザが視聴していない放送回の番組(「ドラマXX」)として、2話目の番組の「ドラマXX #2」、3話目の番組の「ドラマXX #3」、4話目の番組の「ドラマXX #4」の要約再生を推薦するメニューM2が表示されている。メニューM2には、それらの放送回の番組の要約再生を選択するときに操作される項目である「#2」、「#3」、「#4」の他に、「#2」、「#3」、「#4」の全ての要約再生を選択するときに操作される項目である「上記全て」が表示されている。
このようなメニューM2が表示されることによって、ユーザは、5話目の番組である「ドラマXX #5」を視聴する前に、その前に放送された未視聴の番組の要約再生を容易に選択することができ、要約再生によって前の放送回の内容を把握した上で「ドラマXX #5」を視聴することができる。
図8は、録画済み番組リストのさらに他の例を示す図である。
一連のシリーズの番組の再生方法として要約再生が多く選択されている場合、そのシリーズの番組を録画済み番組リストにおいて選択したときに表示されるメニューM1では要約再生がデフォルトの再生方法として設定され、通常再生の項目よりも少ない操作で要約再生の項目を選択することができるようにメニューが表示されるようにしてもよい。
図8の例においては、2話目の番組の「ドラマXX #2」、3話目の番組の「ドラマXX #3」などが要約再生されたことから、一連のシリーズのうちの5話目の番組である「ドラマXX #5」を選択したときに表示されるメニューM1においては、通常再生を行うときに選択される項目である「通常再生」よりも上に、要約再生を行うときに選択される項目である「再生(要約)」が表示されている。
メニューM1が表示された直後には最上欄の項目をあてた状態でカーソルが表示されるから、ユーザは、「通常再生」を選択するよりも簡単な操作で「再生(要約)」を選択することができる。
なお、図8の例においては、録画済み番組リストに表示されるタイトルの隣に、それぞれの番組に対して設定されているデフォルトの再生方法を表す情報も表示されており、「ドラマXX #5」の隣にはデフォルトの再生方法が要約再生であることを表す「要約」が、「バラエティYY」の隣にはデフォルトの再生方法が通常再生であることを表す「通常」が、それぞれ表示されている。
次に、一連のシリーズの初回の番組本編の要約再生に用いられる予告の検索について図9、図10のフローチャートを参照して説明する。
上述したように、番組本編の要約再生には要約再生の対象になっている番組本編の予告が用いられるから、一連のシリーズの初回の番組本編の要約再生には、その初回の番組本編の予告が必要になる。
この処理は、例えば、一連のシリーズの所定の放送回の番組の要約再生が録画済み番組リストから選択されたときに開始される。
ステップS11において、予告映像抽出部12は、要約再生の対象になっている番組本編の属性として、放送回が初回であることを表す情報が含まれているか否かを番組の属性に基づいて判定する。一連のシリーズの番組本編のそれぞれには放送回を表す属性が付加されている。
予告映像抽出部12は、ステップS11において、放送回が初回であることを表す情報が含まれていない、すなわち、要約再生の対象になっている番組本編の放送回が初回ではないと判定した場合、ステップS12に進み、初回以外の放送回の番組本編の予告を抽出する処理を行う。ここでは、上述したように、要約再生の対象になっている番組本編の直前の放送回の番組本編に続けて放送された予告をシーンチェンジの発生回数に基づいて抽出する処理などが行われる。初回以外の放送回の番組本編の予告が抽出された場合、予告の検索処理は終了される。
一方、予告映像抽出部12は、ステップS11において、放送回が初回であることを表す情報が含まれている、すなわち、要約再生の対象になっている番組本編の放送回が初回であると判定した場合、ステップS13に進み、番組のフィルタリング処理を行う。
このフィルタリング処理により、要約再生の対象になっている番組本編を初回の放送分とする一連のシリーズの前に、同じ放送枠で放送された他の一連のシリーズの最終回の番組の絞り込みが録画済みの番組を対象として行われる。後段の処理においては、フィルタリング処理の結果として得られた番組の中から最終回の番組の候補が選択され、選択された候補の中から1つの最終回の番組が選択される。フィルタリング処理の詳細については図11のフローチャートを参照して後述する。
ステップS14において、予告映像抽出部12は、フィルタリング処理の結果として得られた番組の1つに注目し、ステップS15に進む。
ステップS15において、予告映像抽出部12は、注目している番組の属性として放送回が最終回であることを表す情報が含まれているか否かを判定し、放送回が最終回であることを表す情報が含まれていると判定した場合、ステップS16に進み、注目している番組を、要約再生の対象になっている初回の番組本編の予告を含む番組の候補として追加する。
予告映像抽出部12は、ステップS17において、まだ注目していない番組(フィルタリング処理の結果として得られた番組)が残っているか否かを判定し、残っていると判定した場合、ステップS14に戻り、他の番組に注目して同様の処理を繰り返す。
一方、ステップS17において、予告映像抽出部12は、まだ注目していない番組が残っていないと判定した場合、ステップS18に進み、ステップS16の処理によって候補として追加された番組が1つ以上あるか否かを判定する。
予告映像抽出部12は、ステップS18において、候補として追加された番組が1つもないと判定した場合、処理を終了させ、候補として追加された番組が1つ以上あると判定した場合、ステップS19(図10)に進む。
ステップS19において、予告映像抽出部12は、候補の番組の1つに注目し、ステップS20に進む。
ステップS20において、予告映像抽出部12は、注目している番組に含まれる予告を上述したようにしてシーンチェンジに基づいて抽出し、抽出した予告を構成するシーン(予告構成映像)のうちの1つのシーンに注目する。
ステップS21において、予告映像抽出部12は、DB11から読み出した、要約再生の対象になっている番組本編のそれぞれのシーンと、注目しているシーンとのマッチングを行う。
ステップS22において、予告映像抽出部12は、まだ注目していない予告を構成するシーンが残っているか否かを判定する。
予告映像抽出部12は、ステップS22において、まだ注目していないシーンが残っていると判定した場合、ステップS20に戻り、他のシーンに注目して同様の処理を繰り返す。
ステップS22において、予告映像抽出部12は、注目していないシーンがないと判定した場合、例えば、要約再生の対象になっている番組本編のそれぞれのシーンと、注目したそれぞれのシーンとの一致度(それぞれのシーンに注目してマッチングを行ったときに得られた一致度の例えば合計)を保持する。ここで保持された一致度が、注目している候補の番組が最終回の番組であるか否かを判断する基準のスコア(一致度)になる。
ステップS24において、予告映像抽出部12は、まだ注目していない候補の番組があるか否かを判定し、注目していない番組が残っていると判定した場合、ステップS19に戻り、候補の他の番組に注目して同様の処理を繰り返す。
予告映像抽出部12は、ステップS24において、注目していない候補の番組がないと判定した場合、ステップS25に進む。このとき、最終回の候補の番組の全てについて、最終回の番組であるか否かを判断する基準の一致度が得られたことになる。
ステップS25において、最終回の番組であるか否かを判断する基準の一致度が、所定の閾値より高い候補の番組があるか否かを判定する。
予告映像抽出部12は、ステップS25において、そのような候補の番組がないと判定した場合、ステップS26に進み、いま要約再生の対象になっている初回の番組本編の予告がないものとし、処理を終了させる。
一方、ステップS25において、最終回の番組であるか否かを判断する基準の一致度が、所定の閾値より高い候補の番組があると判定した場合、ステップS27に進み、閾値より高い一致度が求められた候補の番組を、いま要約再生の対象になっている初回の番組本編の予告を含む、他の一連のシリーズの最終回の番組であるとし、処理を終了させる。抽出された予告を構成するそれぞれのシーンが、要約再生の対象になっている初回の番組本編のシーンと似ている場合、その予告を含む番組(候補の番組)には高い一致度が与えられ、他の一連のシリーズの最終回の番組として選択される。
以上のようにして選択された他の一連のシリーズの最終回の番組に含まれる予告を用いて、対象になっている初回の番組本編の要約再生が行われる。
なお、以上においては、図9、図10の処理は、一連のシリーズの所定の放送回の番組の要約再生が録画済みの番組リストから指示されたときに開始されるものとしたが、要約再生の開始が指示される前に行われ、初回の放送分の番組本編と、検索結果として得られた番組(初回の放送分の番組本編の予告を含む他の一連のシリーズの最終回の番組)や、それに含まれる予告があらかじめ紐付けられるようにしてもよい。初回の番組の要約再生が指示されたとき、あらかじめ紐付けられていた番組に含まれる予告が用いられることになる。
次に、図11のフローチャートを参照して、図9のステップS13において行われるフィルタリング処理について説明する。
ステップS41において、予告映像抽出部12は、例えば毎週の所定の曜日に録画を行っているといったような、ユーザの録画のパターンを取得することができるか否かを判定する。
録画のパターンは、例えば、要約再生の対象になっている番組本編を録画するためにユーザにより設定された録画予約の内容や、要約再生の対象になっている番組本編を初回の放送分とする一連のシリーズのそれぞれの放送回の番組本編に付加されている放送日(曜日)の情報が参照されることによって取得される。要約再生の対象になっている番組本編を初回の放送分とする一連のシリーズが月曜日に毎週放送される番組であり、これに対して録画予約をユーザが設定している場合、月曜日にはユーザが決まって録画を行っているとして録画のパターンが取得される。
予告映像抽出部12は、ステップS41において、ユーザの録画のパターンを取得することができたと判定した場合、ステップS42に進み、要約再生の対象になっている初回の番組本編の放送日より前の所定の日数の間に放送される番組のうち、決まって録画が行われる曜日(上述した例の場合、月曜日)に放送される番組を選択する。例えば、初回の番組本編の放送日より前の21日の間(3週間)に放送される番組のうちの、所定の曜日に放送される番組が選択される。
すなわち、要約再生の対象になっている番組本編を初回の放送分とする一連のシリーズが放送される曜日に基づいて、番組のフィルタリングが行われることになる。
一方、ステップS41において、予告映像抽出部12は、例えば、録画予約の設定の仕方に規則性がないことから、ユーザの録画のパターンを取得することができないと判定した場合、ステップS43に進み、要約再生の対象になっている初回の番組本編の放送日より前の所定の日数の間に放送される全ての番組を選択する。
ステップS42またはS43において番組を選択したとき、予告映像抽出部12は、ステップS44に進み、選択した番組の中から、要約再生の対象になっている初回の番組本編の放送時間帯を含む所定の時間帯に、同じチャンネルで放送される番組だけを選択する。すなわち、放送時間帯とチャンネルに基づいて番組のフィルタリングが行われる。
例えば、要約再生の対象になっている初回の番組の放送開始時刻より1時間前の時刻から、番組の放送終了時刻より1時間後の時刻までの時間帯に、同じチャンネルで放送される番組が選択される。要約再生の対象になっている初回の番組と放送時間帯が完全に一致する番組ではなく、所定の時間だけ広げた時間帯に放送される番組が選択されるようにしたのは、一連のシリーズの最終回の番組は、それまでの放送回の番組より放送時間が延長されたり、早い時刻に放送が開始されたりするためである。
なお、ステップS44において、さらに、要約再生の対象になっている初回の番組本編のジャンルに基づく番組のフィルタリングが行われるようにしてもよい。これにより、特に、ステップS43の処理において選択された番組を効果的に絞り込むことができ、以後の処理の効率化・精度向上を実現することができる。
その後、処理は図9のステップS13に戻り、ステップS44の処理によって選択された番組を用いて以降の処理が行われる。このように、記録再生装置1においては、対象になっている初回の番組の要約再生に用いられる予告を含む、他の一連のシリーズの最終回の番組は、放送日、放送時間帯、チャンネルによって特定される放送枠に基づいて検索されることになる。
以上においては、番組本編の要約再生は、番組本編の所定の位置にあるシーンをつなぎ合わせるなどして短縮させた予告を用いて行われるものとしたが、本編を短縮させた映像からなるものであれば、予告以外の様々な映像を用いることもできる。
例えば、図12に示されるように、野球中継である「野球 XXX vs YYY」を要約再生するとき、その野球中継と同じチャンネルで、野球中継の後のスポーツニュース中で放送された「野球 XXX vs YYY」のダイジェスト映像を用いて、「野球 XXX vs YYY」の要約再生が行われるようにすることも可能である。
スポーツニュース中で放送されたダイジェスト映像も、番組の予告と同じように、「野球 XXX vs YYY」の特徴的なシーンを、スポーツニュースの制作者がつなぎ合わせるなどして作成された映像、すなわち、「野球 XXX vs YYY」の映像を短縮させた映像であるから、このようなダイジェスト映像に基づいて「野球 XXX vs YYY」の要約再生が行われることによっても、ユーザにとって内容の理解しやすい要約再生が実現される。
なお、このように予告以外の映像が要約再生に用いられる場合であっても、ユーザは要約再生の程度を選択することが可能である。
また、以上においては、要約再生の対象になる再生区間は、単に、隣にあるシーンを再生区間に統合する形で決定されるものとしたが、再生区間として新たに統合されるシーンについては、それと同じシーンが番組本編中にないことが確認されてから再生区間に統合されるようにしてもよい。これは、番組のエンディングなどには、先のシーンと同じシーンが含まれることがあり、予告構成映像と同じシーンを基準として再生区間を決定した場合、エンディング以外の部分に含まれるあるシーンと、それと同じエンディングの部分に含まれるシーンとが重複して再生区間に含まれることがあるためである。
また、以上においては、番組の要約再生を行うとき、ユーザが要約再生の程度(圧縮率)を自ら選択するものとしたが、例えば、要約再生の対象になっている番組の量によって自動的に圧縮率が選択されるようにしてもよい。例えば、図7のメニューM2から「上記全て」(2話目、3話目、4話目をまとめて要約再生)を選択したとき、「#2」(2話目だけの要約再生)を選択したときよりも高い圧縮率が選択される。これにより、ユーザは、量の多い番組全体を効率的に短時間で見ることができる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図13は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202、または記憶部208に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)203には、CPU201が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU201、ROM202、およびRAM203は、バス204により相互に接続されている。
CPU201にはまた、バス204を介して入出力インターフェース205が接続されている。入出力インターフェース205には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部206、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部207が接続されている。CPU201は、入力部206から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU201は、処理の結果を出力部207に出力する。
入出力インターフェース205に接続されている記憶部208は、例えばハードディスクからなり、CPU201が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部209は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
入出力インターフェース205に接続されているドライブ210は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア211が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部208に転送され、記憶される。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図13に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア211、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM202や、記憶部208を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースである通信部209を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、記録再生装置1は基本的に図13に示されるハードウエア構成と同じ構成を有しており、CPU201により所定のプログラムが実行されることによって図4に示される各機能部が実現される。
なお、本明細書において、プログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
要約再生の例を示す図である。 予告#2を用いたドラマ本編#2の要約再生の詳細について説明する図である。 予告#2を用いたドラマ本編#2の要約再生の詳細について説明する他の図である。 記録再生装置の機能構成例を示すブロック図である。 記録再生装置の要約再生処理について説明するフローチャートである。 録画済み番組リストの表示例を示す図である。 録画済み番組リストの他の表示例を示す図である。 録画済み番組リストのさらに他の表示例を示す図である。 記録再生装置の予告検索処理について説明するフローチャートである。 記録再生装置の予告検索処理について説明する、図9に続くフローチャートである。 図9のステップS13において行われるフィルタリング処理について説明するフローチャートである。 要約再生の例を示す図である。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 記録再生装置, 11 DB, 12 予告映像抽出部, 13 基準区間抽出部, 14 再生区間決定部, 15 要約再生時間決定部, 16 再生部

Claims (6)

  1. 要約再生の対象となる第1のコンテンツが、それぞれの放送回の内容が連続するシリーズ全体の初回のコンテンツである場合、前記第1のコンテンツより前に放送されたコンテンツから、前記第1のコンテンツを短縮させた第2のコンテンツを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記第2のコンテンツの映像と同じ映像を含む前記第1のコンテンツの所定の区間を再生する再生手段と
    を備える再生制御装置。
  2. 前記第1のコンテンツは、それぞれの放送回の内容が連続する番組の本編であり、
    前記第2のコンテンツは、前記本編に含まれる所定のシーンからなる前記番組の予告である
    請求項1に記載の再生制御装置。
  3. 前記抽出手段は、前記第1のコンテンツを初回のコンテンツとするシリーズと異なる他のシリーズの最終回のコンテンツの放送時に放送される前記第2のコンテンツを抽出する
    請求項1に記載の再生制御装置。
  4. ユーザにより指定された要約再生の程度に応じて選択される区間の映像であって、前記第2のコンテンツの映像と同じ映像を基準とした時間的に前の所定の区間の映像と、時間的に後の所定の区間の映像のうちの少なくともいずれかを含む前記第1のコンテンツの区間を、前記再生手段により再生される前記第1のコンテンツの区間として決定する決定手段をさらに備える
    請求項1に記載の再生制御装置。
  5. 要約再生の対象となる第1のコンテンツが、それぞれの放送回の内容が連続するシリーズ全体の初回のコンテンツである場合、前記第1のコンテンツより前に放送されたコンテンツから、前記第1のコンテンツを短縮させた第2のコンテンツを抽出し、
    抽出した前記第2のコンテンツの映像と同じ映像を含む前記第1のコンテンツの所定の区間を再生する
    ステップを含む再生制御方法。
  6. 要約再生の対象となる第1のコンテンツが、それぞれの放送回の内容が連続するシリーズ全体の初回のコンテンツである場合、前記第1のコンテンツより前に放送されたコンテンツから、前記第1のコンテンツを短縮させた第2のコンテンツを抽出し、
    抽出した前記第2のコンテンツの映像と同じ映像を含む前記第1のコンテンツの所定の区間を再生する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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