JP2007206575A - マスク保持機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスクフィルムを弾性変形させる移動駆動部をストレッチユニットごとに設ける必要がなく、マスクフィルムを弾性変形させるときの制御も複雑でなく、さらに、整合精度を維持して製造コストを抑え、枠体に対する荷重の負担を軽減してメンテナンス作業を容易とするマスク保持機構を提供すること。
【解決手段】マスク保持機構2は、枠体3の各縁面に沿ってそれぞれ設けられるとともに、クランプ機構5をスライド自在に支持する第1ないし第4スライドレール6A〜6Dと、前記枠体に設けられ、直交する位置の第1スライドレール6Aおよび第2スライドレール6Bを押動する第1および第2押動機構7,8と、を備え、前記第1押動機構が、一端側、他端側第1スライドレール移動機構7A,7Bを有し、前記第2押動機構が、一端側、他端側第2スライドレール移動機構8A,8Bを有する構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリント基板あるいは液晶用基板等の基板を露光する露光装置において使用されるマスク保持機構に関するものである。
一般に、プリント基板等の露光装置に使用されるマスクフィルムは、露光装置の露光室内の温度・湿度等、環境条件によって、その寸法精度が大きく影響されることが知られている(例えば、プリント回路技術便覧第2版の第1046頁)。
このようなマスクフィルムを用いる露光装置において、露光直前の整合作業および露光作業時に、マスクフィルムの温度、湿度条件が予め設定された基準となる条件と異なると、マスクフィルムに形成された整合マークの位置精度、あるいは、露光するパターンの位置精度等が変化して、高精度なパターン形成ができないことが問題となっている。
そのため、従来の露光装置は、マスクフィルムを強制的に伸長させるマスク保持機構を備えるマスクフィルムの位置合せ方法が提案されている(特許文献1)。この従来の露光装置のマスク保持機構は、マスクフィルムの各辺においてストレッチユニットにより挟持し、各ストレッチユニットを移動させる構成としている。
特許第3402681号公報
しかしながら、従来のマスク保持機構では、以下に示すような問題点が存在していた。すなわち、従来のマスク保持機構は、マスクフィルムの周縁を複数のストレッチユニットでそれぞれ挟持した状態から、個々のストレッチユニットをそれぞれ駆動させてマスクフィルムのその面内で弾性変形させている。
そのため、各ストレッチユニットの制御を行う場合に、複数の移動駆動部を制御することになり複雑で、また、製造コストおよび製造するための手間が著しくかかっていた。さらに、ストレッチユニットのそれぞれがマスクフィルムを弾性変形させる方向に移動できるからといっても、必ずしも整合精度が向上するとは限らない場合が発生した。
本発明は、前記した問題点に鑑み創案されたものであり、マスクフィルムを弾性変形させる移動駆動部をストレッチユニットごとに設ける必要がなく、マスクフィルムを弾性変形させるときの制御も複雑でなく、さらに、整合精度を維持して製造コストを抑え、枠体に対する荷重の負担を軽減してメンテナンス作業を容易とするマスク保持機構を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係るマスク保持機構は、以下のような構成とした。
すなわち、マスク保持機構は、マスクフィルムの四辺をそれぞれ複数のクランプ機構を介して四角縁形状に形成された枠体に保持するマスク保持機構において、前記枠体の各縁面に沿ってそれぞれ設けられるとともに、前記クランプ機構をスライド自在に支持する第1ないし第4スライドレールと、前記枠体に設けられ、直交する位置に配置された前記第1スライドレールおよび前記第2スライドレールのそれぞれを押動する第1押動機構および第2押動機構と、を備えている。
そして、マスク保持機構は、前記第1押動機構が、前記第1スライドレールの両端側において、当該スライドレールを前記マスクフィルムの弾性変形の範囲で離間させる方向に移動させる一端側第1スライドレール移動機構および他端側第1スライドレール移動機構を有し、前記第2押動機構が、前記第2スライドレールの両端側において、当該スライドレールを前記マスクフィルムの弾性変形の範囲で離間させる方向に移動させる一端側第2スライドレール移動機構および他端側第2スライドレール移動機構を有する構成とした(請求項1)。
このように構成したマスク保持機構は、基板とマスクフィルムの整合マークが撮像されて、その撮像された画像を解析することで位置ずれ量が算出され、マスクフィルムの伸長を必要とする場合に、マスクフィルムの周縁を保持しているクランプ機構を、スライドレールごと第1押動機構および第2押動機構により移動させている。そして、マスク保持機構は、スライドレールを押動させるときに、第1押動機構の一端側および他端側第1スライドレール移動機構の少なくとも一方が、第1スライドレールの両端側の一方または両方を、マスクフィルムの弾性変形の範囲において引っ張る方向に移動させている。なお、マスクフィルムが引っ張る方向に調整されると、他のクランプ機構は、各スライドレールに適宜スライドしてバランスを保つことになる。
なお、第1および第2押動機構と、スライドレールとは、支持枠の一方面と他方面に配置されることが望ましい。例えば、前記一端側、他端側第1および第2スライドレール移動機構のそれぞれは、前記透光板が支持される反対面である前記枠体の他方面に設けた駆動部と、この駆動部により直線方向に前記枠体に形成した貫通穴の範囲において往復移動する直線移動部と、この直線移動部に係合する係合部を備え、前記第1および第2スライドレールのそれぞれは、前記透光板が支持される側である前記枠体の一方面に整合移動自在に設けたレールベースと、このレールベースに設けたスライドガイドとを備え、前記係合部により前記レールベースを前記直線移動部に係合する構成としても構わない。
また、マスク保持機構は、前記支持枠に設けられ、直交する位置に配置された前記第3スライドレールおよび前記第4スライドレールのそれぞれを押動する第3押動機構および第4押動機構と、を備え、前記第3押動機構が、前記第3スライドレールの両端側において、当該スライドレールを前記マスクフィルムの弾性変形の範囲で離間させる方向に移動させる一端側第3スライドレール移動機構および他端側第3スライドレール移動機構を有し、さらに、前記第4押動機構が、前記第4スライドレールの両端側において、当該スライドレールを前記マスクフィルムの弾性変形の範囲で離間させる方向に移動させる一端側第4スライドレール移動機構および他端側第4スライドレール移動機構を有する構成とした(請求項2)。
このように構成したマスク保持機構は、第3スライドレールおよび第4スライドレールについても、第3押動機構により第3スライドレールの両端側を、一端側および他端側第3スライドレール移動機構の少なくとも一方を作動させ、あるいは、第4押動機構により、第4スライドレールの両端側を、一端側および他端側第4スライドレール移動機構の少なくとも一方を作動させることで、マスクフィルムの弾性変形の範囲において引っ張る方向に移動させることができる。
なお、第3および第4押動機構と、スライドレールとは、支持枠の一方面と他方面に配置されることが望ましい。
本発明に係るマスク保持機構では、以下に示すように優れた効果を奏するものである。
マスク保持機構は、基板との位置ずれ量に基づいて、マスクフィルムを保持するクランプ機構が支持される第1または第2スライドレールを、第1押動機構における二つのスライドレール移動機構(一端側第1スライドレール移動機構と他端側第1スライドレール移動機構)、あるいは、第2押動機構における二つのスライドレール移動機構(一端側第2スライドレール移動機構と他端側第2スライドレール移動機構)により整合移動させることで、マスクフィルムの弾性変形の範囲内で伸長させている。
そのため、マスク保持機構は、簡易な構成であるにもかかわらず、マスクフィルムを伸長させ、基板に対して適切な位置合せ作業を行うことが可能となる。さらに、マスク保持機構は、従来のように個々のクランプ機構がマスクフィルムを伸長させるための移動駆動部を備えていないことから、製造コストを抑制でき、かつ、枠体に係る荷重も最小限で済むため、クランプ機構のメンテナンスおよび調整作業を行いやすい。
マスク保持機構は、マスクフィルムを保持するクランプ機構が支持される4つのスライドレールの全てを、各押動機構における二つのスライドレール移動機構により、マスクフィルムの各辺において弾性変形の範囲内で引っ張るように構成しているため、マスクフィルムを基板に合わせて適宜伸長させることができる。
また、マスク保持機構は、そのクランプ機構が、一辺が引っ張られることに伴って、クランプ機構の各スライドレールにおけるポジションが適宜調整される。つまり、クランプ機構は、各スライドレールにスライド自在に支持されているため、一辺側のクランプ機構の引っ張る動作に伴い、マスクフィルムMを挟持する各スライドレール上の最適なポジションとなる。
以下、本発明に係るマスク保持機構および位置決め方法を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1はマスク保持機構を設置する露光装置の全体を模式的に示す斜視図、図2はマスク保持機構を模式的に示す平面図、図3はマスク保持機構の一部を切欠いて示す断面図である。
図1に示すように、露光装置1は、所定波長の紫外線を含む光を、所定光路を介して照射するための光学系Lと、この光学系Lの光路中に配置されたマスクフィルムMを保持するマスク保持機構2と、マスクフィルムMに対面する位置に配置される基板Wを保持する基板保持テーブル20とを備えている。この露光装置1では、マスク保持機構2の後記する第1押動機構7の一端側第1スライドレール移動機構7Aおよび他端側第1スライドレール移動機構7Bと、第2押動機構8の一端側第2スライドレール移動機構8Aおよび他端側第2スライドレール機構8BによりマスクフィルムMの弾性変形できる範囲において伸長させている。
光学系Lは、所定波長の紫外線を含む光を照射する光源ランプ11、楕円反射鏡12、フライアイレンズ13、光路中の所定位置に配置された平面反射鏡14、送られて来た照射光を平行光としてマスクフィルムM側に反射するコリメーション反射鏡15を備えている。なお、光学系Lにおいて、フライアイレンズ13の手前には、シャッタ機構(図示せず)を設け、擬似光源の役割をさせている。
基板保持テーブル20は、基板Wを装置設置面(平面)に対して平行となる水平に吸着保持する保持手段21と、この保持手段21により保持した基板WをマスクフィルムMに当接させる方向に移動させる移動手段22と、基板Wを保持しているテーブルをXYθ方向に整合移動させて基板Wの整合作業を行う整合移動手段23と、を備えている。なお、基板WとマスクフィルムMの整合マーク(図示せず)を撮像するための撮像カメラ(CCD)Kは、露光作業中には退避位置に移動して、かつ、整合作業中には、基板WとマスクフィルムMの整合マーク(図示せず)を撮像できる位置に移動するように設置されている。
図1および図2に示すように、マスク保持機構2は、四角形の額縁状(四角縁形状)に形成された枠体3と、この枠体3の中央に保持される透光板4と、この透光板4の周縁で枠体3の一方面3Aに設置されたクランプ機構5と、このクランプ機構5をスライド自在に支持する第1ないし第4スライドレール6A〜6Dと、この第1ないし第4スライドレール6A〜6Dのうち第1および第2スライドレール6A,6Bを枠体3の他方面3B側からマスクフィルムMを伸長させる方向に押動する第1押動機構7および第2押動機構8と、を備えている。なお、クランプ機構5は、基板保持テーブル20が移動してマスクフィルムMと基板Wを当接する際に邪魔にならないように、枠体3の周縁側に配置されている。
枠体3は、中央の開口3aに透光板4を保持するための段差を形成しており、後記する第1押動機構7、第2押動機構8を他方面3Bに設置するとともに、後記するクランプ機構5、スライドレール6を一方面3Aに設置している。また、枠体3は、第1押動機構7および第2押動機構8を設置するための貫通穴3b(図3参照)がそれぞれ形成されている。この枠体3は、両面3A,3Bにおいて、設置されるスライドレール6A〜6D、クランプ機構5あるいは第1押動機構7,第2押動機構8、および透光板4等を設置しても平面状態を維持できる強度を備えている。
透光板4は、所定波長の紫外線を含む光を透過する石英ガラスあるいは合成樹脂で形成されており、周縁にマスクフィルムMを吸着保持するための吸着溝4a(図3参照)が形成されている。この透光板4は、平面を保つことができる厚みに形成され、ここではマスクフィルムMの形状に対応して長方形(四角形)に形成されている。
図3に示すように、クランプ機構5は、マスクフィルムMの周縁を保持するものである。このクランプ機構5は、後記するスライドレール6にスライド自在に係合するスライド係合部5aと、このスライド係合部5aに固定して設置される支持台5bと、この支持台5bに設けたクランプベース5cと、このクランプベース5cに軸部を介して設けたクランプレバー5dと、このクランプレバー5dの動作により開閉動作するマスククランプ部5eとを備えている。なお、クランプ機構5は、ここでは、マスクフィルムMをマスククランプ部5eと、支持台5bの先端側における平面部分の間で挟持するように構成されている。
クランプ機構5の支持台5bは、そのマスクフィルムMを挟持する平面部分が、マスクフィルムMが中央側にて当接する透光板4の平面と同一平面上になるように配置されている。クランプレバー5dは、ここでは、操作するときに手指が滑らないようにゴムあるいは合成ゴム等の滑り止めが設けられている。この滑り止めは、クランプレバー5dに溝を刻むことで形成しても構わない。
マスククランプ部5eは、マスクフィルムMに接触する面を平面として形成されている。このマスククランプ部5eは、マスクフィルムMと接触する面にマスクフィルムMを傷つけることなく挟持することができ、かつ、滑り止め用となるシールまたはカバーを設ける構成としても構わない。
図2および図3に示すように、第1ないし第4スライドレール6A,6B,6C,6Dは、枠体3の一方面3Aにおける各縁面にそれぞれ設置されるとともに、クランプ機構5をスラド自在に支持するものである。そして、第1スライドレール6Aおよび第2スライドレール6Bは、(一方の直交する同士、あるいは、対向する位置の一方)が、枠体3の各縁面辺における長手方向に沿ってそれぞれ整合移動自在に配置されるレールベース6aと、このレールベース6aに設けた長溝に設置されるスライドガイド6bと、を備えている。
第1スライドレール6Aのレールベース6aは、係合部7h(8h)を介して第1押動機構7の一端側第1スライドレール移動機構7A,他端側第1スライドレール移動機構7Bに係合され、かつ、枠体3の長溝3b内で、後記するように、所定範囲においてマスクフィルムMを伸長させるために整合移動できるように設置されている。なお、第2スライドレール6Bは、第1スライドレール6Aと設置される位置、長さが異なるのみで構成は同じである。
また、第3および第4スライドレール6C,6Dは、(他方の直交する同士、あるいは、対向する位置の他方)が、枠体3の縁面に長溝を形成して、その長溝に固定して設置されたスライドガイド6bをそれぞれ備えている。なお、各スライドレール6A〜6Dは、マスクフィルムMの形状に対応して長さが設定され、ここでは、マスクフィルムMの形状が長方形であるため、長方形に対応して形成されている。
つぎに、第1押動機構7および第2押動機構8について図4ないし図6を参照して説明する。図4は、マスク保持機構の一端側第1スライドレール移動機構を示す分解斜視図、図5(a)、(b)は、マスク保持機構の一端側第1スライドレール移動機構における一部を断面にして模式的に示す縦断面図、横断面図、図6(a)、(b)は、マスク保持機構の第1押動機構の動作を模式的に示す平面図である。なお、ここで説明する第1押動機構7および第2押動機構の各スライドレール移動機構7A,7B,8A,8Bの構成は、マスクフィルムMを弾性変形の範囲で伸長させるように整合移動できる精度において各スライドレール6A,6Bを押動させることができるものであれば、送りネジ機構、リニアガイド機構等のものであっても構わず、特に限定されるものではない。
第1押動機構7および第2押動機構8は、第1スライドレール6Aおよび第2スライドレール6Bのレールベース6a,6aを、マスクフィルムMから離間させる方向にそれぞれ移動させるものである。なお、第1押動機構7および第2押動機構8は、設置される位置が異なるのみで同じ構成であるため、ここでは、第1押動機構7について説明する。
第1押動機構7は、第1スライドレール6Aの一方の端部側に配置した一端側第1スライドレール移動機構7Aと、第1スライドレール6Aの他方の端部側に配置した他端側第1スライドレール移動機構7Bとを備えている。
一端側第1スライドレール移動機構7Aは、枠体3の他方面3Bにブラケット等の取付部材により設置された駆動部7aと、この駆動部7aにより回転するボールネジの先端に設けられ、直線的に往復方向に駆動されるスライド軸7bと、このスライド軸7bを案内する案内部7cと、この案内部7cの一端側でスライド軸7bの先端側に設けた接続係合部7dと、この接続係合部7dに接続して直線的に移動する直線移動部7eと、この直線移動部7eの直線的な移動を、回転体7gを介して案内する案内体7fと、この案内体7fに案内されて移動する直線移動部7eの下面に、レールベース6aを取り付けるように係合する係合部7hと、を備えている。
なお、他端側第1スライドレール移動機構7Bは、図2に示すように、一端側第1スライドレール移動機構7Aに平行となる位置に設置されている。
駆動部7aは、サーボモータ等のスライド軸7bの送りを所定の精度で制御できるものであればよい。
スライド軸7bは、駆動部7aによりボールネジが正回転すると、その先端側が回転することなく案内部7cに案内されて送り出される方向に移動し、また、駆動部7aによりボールネジが逆回転すると、その先端側が案内部7cに案内されて回転することなく後退するように構成されている。
接続係合部7dは、駆動部7aからの駆動力を直線移動部7eに伝達するものであり、ここでは、スライド軸7bと直線移動部7eとの配置が直線的であるために駆動力を直線的に伝達するように接続する向きに配置されている。なお、図2に示すように、第2押動機構8の一端側第2スライドレール移動機構8Aでは、取付位置の関係からオフセットする向きに接続係合部8dが配置されている。また、接続係合部7dは、その形状は接続する直線移動部7eとスライド軸7bとの位置関係で異なり、駆動部7aからの駆動力を正確に伝達できれば特に限定されるものではない。
図5に示すように、直線移動部7eは、案内体7fにより吊り下げられて回転体7gを介して支持されており、枠体3の貫通穴3b内において移動するように設置されている。この直線移動部7eの移動により係合部7hを介してスライドガイド6bを移動させている。直線移動部7eは、他端側第1スライドレール移動機構7Bの直線移動部7eと同じ移動量で移動することで、第1スライドレール6Aを対面する第3スライドレール6Cに対して平行に移動させ、どちらか一方の直線移動部7eを移動させることで、第1スライドレール6Aを対面する第3スライドレール6Cに対して非平行(平面内で回転するように)に移動させる。
また、直線移動部7eは、どちらか一方が移動すると、第1スライドレール6Aを第3スライドレールに対して非平行(平面内において回転あるいは傾斜)となるように移動させることになり、回転動作を生じるが、非平行として移動する距離が小さいため、第1スライドレール6Aが非平行となっても、回転体7gの交差および取付公差の範囲で吸収して対応している。
図5(b)に示すように、回転体7gは、直線移動部7eの左右となる位置で案内体7fに形成した凹部に所定間隔で整列して設置されている。
係合部7hは、レールベース6aを直線移動部7eに係合するものである。この係合部7hは、ここではネジが使用されている。この係合部7h(8h)は、レールベース6aの両端位置において係合してスライドレール6を直線移動部7e(8e)に支持させている。
このように構成した第1押動機構7および第2押動機構8によりマスクフィルムMを伸長する方向に移動させる場合は、次の動作により行っている。
図6(a)に示すように、マスクフィルムMの一辺側を平行に伸長させる動作を行うときには、第1押動機構7を使用する。また、図示していないが、マスクフィルムMの他辺側を平行に伸長させる動作を行うときには、第2押動機構8を使用する。
すなわち、第1押動機構7によりマスクフィルムMを伸長させるときには、はじめにマスクフィルムMを保持している透光板4の真空吸着を解除し、一端側第1スライドレール移動機構7Aと他端側第1スライドレール移動機構7Bの駆動部7a,7aとを同期させて作動することで、直線移動部7e,7eを互いに平行に移動させている。そうすると、直線移動部7e,7eが移動することに伴って、係合部7h、7hを介してレールベース6aが移動し、そのレールベース6aに支持されているクランプ機構5により挟持されているマスクフィルムMの一辺が引っ張られることで、マスクフィルムMが弾性変形の範囲で伸長する(図6(a)参照)。
このマスクフィルムMを伸長させるときに、引っ張られる一辺以外の残りの3辺に位置するクランプ機構5は、一辺が引っ張られることに伴って、クランプ機構5の各スライドレール6B〜6Dにおけるポジションが適宜調整される。つまり、クランプ機構5は、各スライドレール6B〜6Dにスライド自在に支持されているため、一辺側のクランプ機構5の引っ張る動作に伴い、マスクフィルムMを挟持する各スライドレール6B〜6D上の最適なポジションとなる。なお、マスクフィルムMの少なくとも一辺を引っ張ることで各スライドレール6B〜6D上を移動するクランプ機構5の調整移動距離は、その引っ張られる一辺の伸長量に対応して、例えば、数μm〜数十μmの範囲である。
この第1押動機構7は、第1スライドレール6Aを、一端側第1スライドレール移動機構7Aおよび他端側第1スライドレール移動機構7Bの二つの機構により整合移動することで、マスクフィルムMを伸長させているため、単純な制御により調整できる。
また、図6(b)に示すように、第1押動機構7において一端側第1スライドレール移動機構7A、他端側第1スライドレール移動機構7Bの一方(ここでは7A)のみを動作させる場合には、つぎのようになる。すなわち、一端側第1スライドレール移動機構7Aの駆動部7aを駆動させ、直線移動部7eを移動させて、係合部7hを介してレールベース6aの一端側を移動させる。
このとき、レールベース6aは、対面する第3スライドレール6Cに対して非平行な状態(平面内で回転する方向)で移動することになる。このレールベース6aが非平行に移動することを、回転体7g(図5参照)の公差の範囲で吸収している。つまり、非平行な状態としてマスクフィルムMを伸長させる範囲は、例えば、数μm〜十数μmである。
さらに、第2押動機構8を動作させるときにも、前記したように第1押動機構7と同様に、一端側第2スライドレール移動機構8A、他端側第2スライドレール移動機構8Bの両方または一方を移動させることで、マスクフィルムMを弾性変形の範囲で伸長させている。
ここでは、マスク保持機構2は、第1押動機構7のみを作動させる場合、第2押動機構8のみを作動させる場合、第1押動機構7および第2押動機構8を駆動させる場合がある。また、マスク保持機構2は、第1押動機構7を作動させるとき、一端側第1スライドレール移動機構7Aと、他端側第1スライドレール移動機構7Bとのどちらか一方を作動する場合、両者の移動量を異ならせる場合、あるいは、同時に作動する場合がある。
さらに、マスク保持機構2は、第2押動機構8を作動させるとき、一端側第2スライドレール移動機構8Aと、他端側第2スライドレール移動機構8Bとのどちらか一方を作動する場合、両者の移動量を異ならせる場合、あるいは、同時に作動する場合とがある。
その結果、マスク保持機構2は、第1スライドレール6Aまたは第2スライドレール6Bの少なくとも一方を平行あるいは非平行に移動させることで、クランプ機構5を移動させ、マスクフィルムMを弾性変形の範囲で伸長させていることができ、第1スライドレール6A、あるいは、第2スライドレール6Bを整合移動させるときに、2つの機構を制御すればよく、簡易な構成で正確な調整を行うことができる。
なお、第1押動機構7および第2押動機構8において、整合移動する距離は、駆動部7a,8aである駆動モータの回転数を制御すること、あるいは、図示しない、直線移動距離を測定する測定手段により制御している。
つぎに、基板WとマスクフィルムMの位置合せ方法および動作について図7(適宜図1ないし図5参照)を参照して説明する。図7は、マスクフィルムと基板の位置合せの手順を示すフローチャート図である。
はじめに、マスクフィルムMは、クランプ機構5によりその周縁を挟持された状態で透光板4の吸着溝4a(図3参照)に吸着保持される。
基板Wは、図示しないハンドラなどの搬入手段により基板保持テーブル20の保持手段21に装置設置面に対して水平に保持される。そして、基板Wを保持した基板保持テーブル20は、移動手段22によりマスクフィルムMに当接するように移動する。
基板WとマスクフィルムMが当接するように配置されると、図示しない真空吸着機構により基板WとマスクフィルムMが密着させられ、撮像カメラKより図示しない基板WとマスクフィルムMの整合マークを撮像する。そして、撮像した画像を解析して基板WとマスクフィルムMの位置ずれ量を演算する(ステップ1)。
このとき、位置ずれ量が無ければ(ステップS2の「無」)、基板WとマスクフィルムMとが整合されているため、光学系Lにより露光作業が行われる(ステップ6)。なお、露光作業を行う場合には、光路中の所定位置に図示しないシャッタ機構が設置されており、そのシャッタ機構を開放することで光源ランプ11から照射された光を照射するようにしている。
また、基板WとマスクフィルムMとの整合マークに位置ずれ量が有る場合(ステップS2の「有」)、その位置ずれ量に基づいて、マスクフィルムMの伸長量を演算するとともに、基板Wの整合移動量を演算する(ステップS3)。なお、基板Wが整合移動することでマスクフィルムMと整合できるとの判断をした場合には、整合作業の継続することになり(ステップS4の「有」)、マスクフィルムMと基板Wとの真空密着を解除して、整合移動手段23により基板WをX方向、Y方向およびθ方向のいずれかの方向に整合移動させる(ステップS5)。また、基板Wの整合移動だけでは、基板WとマスクフィルムMとの整合が正しく行うことができないと判断した場合には、マスクフィルムMを伸長させる動作を行う(ステップS5)。
すなわち、マスク保持機構2は、マスクフィルムMを保持する透光板4の真空吸着を解除した状態で、演算されたマスクフィルムMの伸長量に基づいて、第1押動機構7、第2押動機構8の少なくとも一方を作動させ、一端側第1スライドレール移動機構7A、他端側第1スライドレール移動機構7B、一端側第2スライドレール移動機構8A、他端側第2スライドレール移動機構8Bのいずれかを動作させる。
例えば、第1押動機構7によりマスクフィルムMを10μm伸長させる場合には、一端側第1スライドレール移動機構7Aおよび他端側第1スライドレール移動機構7Bの駆動部7a,7aを作動させ、直線移動部7e,7eを10μm移動させることで、係合部7h,7hを介してレールベース6aを10μm移動させる。そうすると、レールベース6aの移動に伴ってそのスライドガイド6bで支持されてマスクフィルムMを挟持しているクランプ機構5のそれぞれを一様に10μm移動させることになり、マスクフィルムMは、その一辺側が弾性変形の範囲である10μmにおいて引き伸ばされた状態となる。
第1押動機構7では、一端側第1スライドレール移動機構7Aおよび他端側第1スライドレール移動機構7Bの2つの機構を制御することで、マスクフィルムMを弾性変形の範囲で伸長させているため、少ない機構を制御することで対応することができ、メンテナンス等においても都合がよい。
マスクフィルムMが伸長された状態になると、透光板4に真空吸着して保持させ、再度、基板WとマスクフィルムMとを当接した状態で撮像カメラKにより撮像して、基板WとマスクフィルムMの整合マークの位置が許容範囲に整合されていれば、光学系Lを介して所定波長の紫外線を含む光を照射して露光作業を行う(ステップ6)。
基板Wの露光作業が終了すると、基板Wは搬出され、つぎの基板Wが搬入されて前記したように同様に各ステップの順を繰り返して各作業を行う。
なお、基板WとマスクフィルムMの整合移動量が認識できない場合、あるいは、演算しても整合できない場合には、整合作業の継続ができない(ステップS4の「無」)と判断して基板Wをリジェクトする(ステップS7)。同様に、マスクフィルムMの伸長量が弾性変形の範囲を超えている場合には、整合作業の継続ができない(ステップS4の「無」)と判断して基板Wをリジェクトしている(ステップS7)。
以上、説明したように、マスク保持機構2は、第1押動機構7あるいは第2押動機構8の一方または両方を作動させ、一端側1スライドレール移動機構7A、他端側第1スライドレール移動機構7B、あるいは、一端側第2スライドレール移動機構8A、他端側第2スライドレール移動機構8Bのいずれかを作動させることでマスクフィルムMを弾性変形できる範囲において伸長させているため、制御する機構が簡素化でき、基板Wに対応してマスクフィルムの状態を調整して整合作業および露光作業を行うことが可能となる。したがって、従来の方法と比較して整合精度を維持してかつ制御が単純にでき位置合せ作業を迅速に行うことができる。
また、ここで説明した露光装置1の構成は、マスクフィルムMおよび基板Wを水平方向に配置して各作業を行う露光装置において説明したが、設置面に対してマスクフィルムMおよび基板Wの配置が垂直となる、所謂縦型露光装置において、各作業を行うように構成しても構わない。
さらに、マスクフィルムMの伸長させる動作は、基板Wの一枚ごとに対して行う場合や、あるいは、基板Wのワンロットに対して行う場合であっても構わない。
そして、図8に示すように、マスク保持機構2Aは、第1ないし第4スライドレール6A,6B,6C,6Dの全てについて整合移動できるように、第1ないし第4押動機構7,8,9,10を備える構成としても構わない。図8は、マスク保持機構の他の構成を模式的に示す平面図である。
図8に示すように、第3押動機構9は、一端側第3スライドレール移動機構9Aおよび他端側第3スライドレール移動機構9Bを備えている。また、第4押動機構10は、一端側第4スライドレール移動機構10Aおよび他端側第4スライドレール移動機構10Bを備えている。そして、第3押動機構9は、第1押動機構7と対向する位置に配置され、第1押動機構7と同じ構成である、また、第4押動機構10は、第2押動機構8と対向する位置に配置され、第2押動機構8と同じ構成である。
さらに、この図8におけるマスク保持機構2Aでは、すべてのスライドレール6A〜6Dが、すでに説明したレールベース6aとスライドガイド6bとを備える構成である。
このマスク保持機構2Aは、マスクフィルムMを弾性変形の範囲で各辺において、引っ張る方向に移動させることができる。なお、各押動機構7〜10は、同時に作動してもいいし、それぞれ予め設定された順序で作動してもよく、また、隣接する2つがペアで作動しても構わない。いずれにしても、各スライドレール6A〜6Dを2つの機構により整合移動させるため、制御、メンテナンス等が行いやすい構成となる。
なお、マスク保持機構2、2Aでは、枠体3の一方面3Aおよび他方面3Bに、バランスよく各機構を配置しているため、従来のマスク保持機構において、移動駆動部を個々に備えて、枠体の一方側に配置するものと異なり、枠体に対する荷重のバランスがよく、マスクフィルムを保持するストレッチユニットの調整に影響してメンテナンス作業についても複雑な調整が必要になることはない(枠体に対して、荷重のバランスが悪いと、マスクフィルムを保持するストレッチユニットの調整に影響してメンテナンス作業についても複雑な調整が必要になってしまう)。
なお、マスク保持機構2は、レールベース6aの非平行の移動に対応する機構をここでは、積極的に設置していない構成として説明したが、例えば、マスクフィルムMを伸長させる場合には、基本的に各辺を一様に延ばすこと、および、レールベース6aの対面するスライドガイド6bに対して非平行(平面内で回転方向)に移動できる構成を備えていても構わない。図9(a)、(b)は、他の構成のマスク保持機構における第1押動機構の一部を、クランプ機構等を省略して示す縦断面図および横断面図である。なお、すでに説明した構成と同じ部材は、同じ符号を付して説明を省略し、ここでは、一端側、他端側第1(一端側第2、他端側第2)スライドレール移動機構7A,7B(8A,8B)の係合部17h(18h)の構成が図5の構成と異なるので、係合部17h(18h)を中心に説明する。
図9に示すように、一端側第1スライドレール移動機構7Aの係合部17hは、直線移動部7eに設けた軸受部17jと、この軸受部17jに支持されて当該軸受部17jにより回動自在に係合される回動支持部17kと、を備えている。そして、係合部17hは、レールベース6aを直線移動部7eに平面内において回動自在に支持している。
したがって、マスクフィルムMの面積が大きく、マスクフィルムMの一辺において伸長させる伸長量が明らかに異なる場合に有効となる。すなわち、一端側、他端側第1スライドレール移動機構7A,7Bのいずれか一方のみの作動、または、両者の移動量を異ならせた場合には、図6(b)に示すように、直線移動部7eの移動により従動するレールベース6aが、平面内で回転する方向に、係合部17hの軸受部17jにより所定角度θにおいて回転した状態となる。なお、図面ではレールベース6aを回転する方向に移動させるときにデフォルメ(誇張)して示しているが、例えば、数μm〜十数μmの範囲である。
なお、マスクフィルムMの一辺側が伸長すると、他の辺を挟持しているクランプ機構5のスライドレール6上にポジジョンが適宜、その伸長した状態に対応して変化することになる。
以上説明したように、基板Wに対応させてマスクフィルムMを弾性変形できる範囲で伸長させて整合できるように、一端側、他端側第1スライドレール移動機構7A,7Bあるいは一端側、他端側第2スライドレール移動機構8A,8Bを動作させている。そのため、マスクフィルムMを伸長させる場合に制御するものは、マスクフィルムMの1辺に対して2つの機構(7A,7B,7C,7D等)であるため、従来と比較して構成が簡単で、かつ、制御動作も簡易となる。
本発明に係るマスク保持機構を設置する露光装置の全体を模式的に示す斜視図である。 本発明に係るマスク保持機構を模式的に示す平面図である。 本発明に係るマスク保持機構の一部を切欠いて示す断面図である。 本発明に係るマスク保持機構の一端側第1スライドレール移動機構を示す分解斜視図である。 (a)、(b)は、本発明に係るマスク保持機構の一端側第1スライドレール移動機構における一部を断面にして模式的に示す縦断面図、横断面図である。 (a)、(b)は、本発明に係るマスク保持機構の第1押動機構の動作を模式的に示す平面図である。 本発明に係るマスクフィルムと基板の位置合せの手順を示すフローチャート図である。 本発明に係るマスク保持機構の他の構成を模式的に示す平面図である。 (a)、(b)は、本発明に係る他の実施の形態を示すマスク保持機構における第1押動機構の一部を、クランプ機構等を省略して示す縦断面図および横断面図である。
符号の説明
1 露光装置
2 マスク保持機構
3 枠体
3A 一方面
3B 他方面
3a 開口
3b 貫通穴
4 透光板
4a 吸着溝
5 クランプ機構
5a スライド係合部
5b 支持台
5c クランプベース
5d クランプレバー
5e マスククランプ部
6A 第1スライドレール
6B 第2スライドレール
6C 第3スライドレール
6D 第4スライドレール
6a レールベース
6b スライドガイド
7 第1押動機構
7A 一端側第1スライドレール移動機構
7B 他端側第1スライドレール移動機構
7a 駆動部
7b スライド軸
7c 案内部
7d 接続係合部
7e 直線移動部
7f 案内体
7g 回転体
7h 係合部
8 第2押動機構
8A 一端側第2スライドレール移動機構
8B 他端側第2スライドレール移動機構
8d 接続係合部
8e 直線移動部
9 第3押動機構
9A 一端側第3スライドレール移動機構
9B 他端側第3スライドレール移動機構
10 第4押動機構
10A 一端側第4スライドレール移動機
10B 他端側第4スライドレール移動機構
L 光学系
11 光源ランプ
12 楕円反射鏡
13 フライアイレンズ
14 平面反射鏡
15 コリメーション反射鏡
17h 係合部
17j 軸受部
17k 回動支持部
20 基板保持テーブル
21 保持手段
22 移動手段
23 整合移動手段
K 撮像カメラ
M マスクフィルム
W 基板

Claims (2)

  1. マスクフィルムの四辺をそれぞれ複数のクランプ機構を介して四角縁形状に形成された枠体に保持するマスク保持機構において、
    前記枠体の各縁面に沿ってそれぞれ設けられるとともに、前記クランプ機構をスライド自在に支持する第1ないし第4スライドレールと、
    前記枠体に設けられ、直交する位置の一方に配置された前記第1スライドレールを押動する第1押動機構と、
    前記枠体に設けられ、直交する位置の他方に配置された前記第2スライドレールを押動する第2押動機構と、を備え、
    前記第1押動機構は、前記第1スライドレールの両端側において、当該スライドレールを前記マスクフィルムの弾性変形の範囲で離間させる方向に移動させる一端側第1スライドレール移動機構および他端側第1スライドレール移動機構を有し、
    前記第2押動機構は、前記第2スライドレールの両端側において、当該スライドレールを前記マスクフィルムの弾性変形の範囲で離間させる方向に移動させる一端側第2スライドレール移動機構および他端側第2スライドレール移動機構を有することを特徴とするマスク保持機構。
  2. 前記支持枠に設けられ、直交する位置の一方に配置された前記第3スライドレールを押動する第3押動機構と、
    前記支持枠に設けられ、直交する位置の他方に配置された前記第4スライドレールを押動する第4押動機構と、を備え、
    前記第3押動機構は、前記第3スライドレールの両端側において、当該スライドレールを前記マスクフィルムの弾性変形の範囲で離間させる方向に移動させる一端側第3スライドレール移動機構および他端側第3スライドレール移動機構を有し、
    前記第4押動機構は、前記第4スライドレールの両端側において、当該スライドレールを前記マスクフィルムの弾性変形の範囲で離間させる方向に移動させる一端側第4スライドレール移動機構および他端側第4スライドレール移動機構を有する請求項1に記載のマスク保持機構。
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