JP2007205191A - ベーンポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に分解・組立てができて日常的な洗浄作業やメンテナンス作業を楽に行なえるベーンポンプが望まれている。
【解決手段】ベーンポンプ1は、ケーシング2の両側の筒開口部3,4に径方向外向きのフランジ部47,48をそれぞれ突設し、両側のサイドプレート5,6に径方向外向きのフランジ部49,50をそれぞれ突設し、ケーシング2の両側のフランジ部47,48と両側のサイドプレート5,6のフランジ部49,50とをつき合わせ、つき合わせたフランジ部47,48,49,50を締付リング51により締め付けてケーシング2と両側のサイドプレート5,6とをそれぞれ着脱自在に連結した構成にしてある。
【選択図】図3

Description

本発明は、分解・組立ての容易なベーンポンプに関するものである。
従来、この種のベーンポンプとしては、本発明者により創案されて下記特許文献1に開示されたものが知られている。文献開示のベーンポンプは、筒状のケーシングの両側の筒開口部をそれぞれサイドプレートで封止し、ケーシング内で筒心から偏心した位置に配置したロータを両側のサイドプレートに回動自在に軸支し、ロータのベーン収容溝にベーンをロータ径方向出没自在に収容したものである。このベーンポンプは、例えばマヨネーズ、ケチャップ、チョコレート、接着剤、ロックペイント用インク材といった粘度5000〜100000cP程度の高粘性液を輸送するのに適し、50〜1000rpm程度の低速であっても支障なく運転できるようになっている。
特開平11−37062号公報
ところが、上記文献開示のベーンポンプは、ケーシングに対し両側のサイドプレートをそれぞれ複数本のボルトで固定するので、分解・組立てに手間と時間がかかっていた。そのために、日常的な洗浄作業やメンテナンス作業が苦となり、取り扱う流体が飲食品などであっても分解洗浄が怠りがちとなり衛生面で問題を生じることがあった。また、分解・組立てを繰り返すとボルトを螺止するケーシングの雌ネジ部が摩損してボルトが利かなくなるため、頻繁に分解・組立てを繰り返さなければならないポンプとしては適していない。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、簡単に分解・組立てができて日常的な洗浄作業やメンテナンス作業を楽に行なえるベーンポンプの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るベーンポンプは、筒状のケーシングと、ケーシングの両側の筒開口部を封止してケーシング内にポンプ室を形成する両側のサイドプレートと、ケーシング内で筒心から偏心した位置に配置されて両側のサイドプレートに回動自在に軸支されたロータと、ロータのベーン収容溝にロータ径方向出没自在に収容されるベーンとを有するとともに、ケーシングの両側の筒開口部に径方向外向きのフランジ部をそれぞれ突設し、両側のサイドプレートに径方向外向きのフランジ部をそれぞれ突設し、ケーシングの両側のフランジ部と両側のサイドプレートのフランジ部とをつき合わせ、つき合わせたフランジ部を締付リングにより締め付けてケーシングと両側のサイドプレートとをそれぞれ着脱自在に連結した構成にしてある。
また、本発明に係るベーンポンプは、有底筒状のケーシングと、ケーシングの筒開口部を封止してケーシング内にポンプ室を形成するサイドプレートと、ケーシング内で筒心から偏心した位置に配置されてケーシングの底板部とサイドプレートとに回動自在に軸支されたロータと、ロータのベーン収容溝にロータ径方向出没自在に収容されるベーンとを有するとともに、ケーシングの筒開口部に径方向外向きのフランジ部を突設し、サイドプレートに径方向外向きのフランジ部を突設し、ケーシングのフランジ部とサイドプレートのフランジ部とをつき合わせ、つき合わせたフランジ部を締付リングにより締め付けてケーシングとサイドプレートとを着脱自在に連結したものである。
本発明に係るベーンポンプによれば、締付リングによって両側のサイドプレートがケーシングに着脱自在に連結されるので、締付リングを装着したり取り外したりするだけで連結固定状態を解除することができ、簡単かつ迅速に分解・組立て作業を行なうことができる。従って、日常的な洗浄作業やメンテナンス作業が極めて楽になり頻繁に洗浄できる。
また、有底筒状のケーシングのフランジ部とサイドプレートのフランジ部とをつき合わせ締付リングにより締め付けて、ケーシングとサイドプレートとを着脱自在に連結する場合は、分解・組立てが楽であることは無論、部品点数が少ないことにより部品洗浄と部品管理が楽になるという利点がある。
本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。ここに、図1は本発明の一実施形態に係るベーンポンプの斜視図、図2は前記ベーンポンプの平面図、図3は前記ベーンポンプの右側断面図、図4の(a)は前記ベーンポンプに用いるロータの正面図、(b)は前記ベーンポンプに用いるベーンの斜視図、(c)は前記ベーンポンプに用いる基台支持側のサイドプレートの正面図、図5は前記ベーンポンプから締付リングを外した態様を示す左側面図である。
各図において、この実施形態に係るベーンポンプ1は、ほぼ円筒状のケーシング2と、ケーシング2の両側の筒開口部3,4を封止してケーシング2内にポンプ室7を形成する両側のサイドプレート5,6と、基台46上に立設されてサイドプレート6を支持する支持板40と、両側のサイドプレート5,6とケーシング2をそれぞれ連結する1対の締付リング51,51とを有している。
ケーシング2内において筒心(図3中の1点鎖線C)から例えば上方の偏心位置(図3中の1点鎖線D)に、正面視円柱状のロータ8が両側のサイドプレート5,6に対し回動自在に軸支されている。ロータ8はその軸心を前記筒心と平行にして配置されている。ロータ8の外周部には、ロータ軸心を中心として放射状に、4つのベーン収容溝10,10,10,10が設けられている。これらのベーン収容溝10,10,10,10はそれぞれロータ軸心廻りに90°ずつ変位して設けられている。この場合、対をなすベーン収容溝10,10がロータ直径線上の対角位置に2対設けられている。そして、対をなすベーン収容溝10,10間を連通するピン収容孔11,12がロータ8に穿設されている。これらのピン収容孔11,12はロータ軸心廻りに90度変位して設けられている。ピン収容孔11,12には、所定長のピン13,13が孔芯方向に移動可能に装入されている。ロータ8と一体のロータ軸9は図示せぬ減速機などを介してモータMと連結されている。
ベーン収容溝10,10,10,10には、ベーン14,14,14,14がそれぞれロータ径方向出没自在に収容されている。ベーン14は矩形板状(図4(b)参照)に形成されており、ベーン収容溝10に収容された際にロータ回転方向前側となる面にロータ径方向の圧力導入溝15が刻設されている。この圧力導入溝15は、ベーン収容溝10におけるベーン14底面よりも奥部の溝内空間とロータ回転方向前方のポンプ室7とを連通してロータ駆動時にベーン14を外向きに付勢する。対をなすベーン14,14とピン13とを加えた全寸法は、運転初期時に各ベーン14,14の先端がケーシング2の内周面に強く摺接することなく円滑に回転できる程度の長さとなるように設定されている。これにより、ピン13の所定長が規定される。
前記したケーシング2の左右側面には、ポンプ室7に対し移送流体を出し入れする出入口41,42が形成されている。出入口41,42はロータ8の回転方向により一方が流体吸込口となり他方が流体吐出口となるが、ロータ8の逆回転により流体吸込口と流体吐出口とが切り替わるようになっている。
ケーシング2の筒開口部3にはケーシング2の外周面からケーシング径方向外向きに突出したフランジ部47が設けられ、筒開口部4にも同様にケーシング径方向外向きに突出したフランジ部48が設けられている。サイドプレート5にはプレート径方向外向きのフランジ部49が設けられ、サイドプレート6にはプレート径方向外向きのフランジ部50が設けられている。この例において、フランジ部47,48,49,50の外径寸法はいずれも同じにしてある。
ケーシング2のフランジ部47は前面がケーシング軸心と直交する面となり背面が外向きに前進するテーパ面47Aとなるように形成されている。ケーシング2のフランジ部48は前面が外向きに後退するテーパ面48Aとなり背面がケーシング軸心と直交する面となるように形成されている。また、サイドプレート5のフランジ部49は前面が外向きに後退するテーパ面49Aとなり背面がケーシング軸心と直交する面となるように形成されている。サイドプレート6のフランジ部50は前面がケーシング軸心と直交する面となり背面が外向きに前進するテーパ面50Aとなるように形成されている。
前記のサイドプレート5は正面視円形状に形成され、その背面には前向きに陥入した2段の凹部61,16が形成されている。すべり軸受17は正面視円盤状に形成されており、軸心に軸受孔19が形成されたボス部18を有している。このすべり軸受17は円盤部がサイドプレート5の凹部61内に収容されボス部18がサイドプレート5の凹部16内に収容される。すべり軸受17の背面外周部には全周にわたって収容溝24が形成され、収容溝24にOリング25が収容される。サイドプレート5の凹部61の背面には留めピン20が後向きに突設されている。この留めピン20は、サイドプレート5の背面に装着されたすべり軸受17の前面の係合穴21に嵌合してすべり軸受17を位置決め係止する。サイドプレート5の上部背面には留めピン22が後向きに突設されている。この留めピン22は、サイドプレート5の背面に装着されたケーシング2の前面の係合穴23に嵌合してサイドプレート5をケーシング2に位置決め係止する。
前記のサイドプレート6は正面視円形状に形成され、その前面には後向きに陥入した凹部45が形成され、凹部45の中心部分には装着孔43が前後貫通して形成されている。すべり軸受28は正面視円盤状に形成されており、軸心に前後方向の軸受孔36が形成されたボス部29を有している。このすべり軸受28は円盤部がサイドプレート6の凹部45内に収容されボス部29がサイドプレート6の装着孔43内に収容される。すべり軸受28の前面外周部には全周にわたって収容溝26が形成され、収容溝26にOリング27が収容される。サイドプレート6の凹部45と装着孔43の境界部分には収容溝30が形成され、収容溝30にOリング31が収容される。サイドプレート6の凹部45の前面には留めピン33が前向きに突設されている。この留めピン33は、サイドプレート6の前面に装着されたすべり軸受28の背面の係合穴32に嵌合してすべり軸受28を位置決め係止する。サイドプレート6の上部前面には留めピン35が前向きに突設されている。この留めピン35はサイドプレート6の前面に装着されたケーシング2の背面の係合穴34に嵌合してサイドプレート6をケーシング2に位置決め係止する。
サイドプレート6は後面のボス部が支持板40の装着孔39に装着され、ボルト挿通孔44を通したボルトで支持板40に固定されている。サイドプレート6の装着孔43の後端部には、正面視リング状の液シール部材37が装着されている。液シール部材37はサイドプレート6の後面にボルト止めされた支持プレート52によって保持されている。支持プレート52の中心部にはロータ軸9を通す軸挿通孔38が前後貫通して形成されている。
締付リング51は、連結部55と、連結部55の一端に枢支ピン56で揺動自在に枢支された弧状腕54と、連結部55の他端に枢支ピン56で揺動自在に枢支された弧状腕53と、弧状腕53の先端部53Aに枢支ピン58で揺動自在に枢支されたコ字状体57と、コ字状体57の先端に形成された雌ネジ孔に螺合する蝶形ボルト59とから成っている。弧状腕53,54は断面コ字状の両先端が幅方向に広がった形状に形成されている。弧状腕53,54の前側内周面(図3参照)はフランジ部48,49のテーパ面48A,49Aと略同じ角度に傾斜した面となっており、後側内周面はフランジ部47,50のテーパ面47A,50Aと略同じ角度に傾斜した面となっている。
ケーシング2へサイドプレート5,6を固定する際は、ケーシング2のフランジ部47とサイドプレート5のフランジ部49とがつき合わせられた状態で、フランジ部47とフランジ部49のテーパ面47A,49Aに締付リング51の弧状腕53および弧状腕54の内周面を添え、弧状腕53の先端部53Aと弧状腕54の先端部54Aを対面させる。その後、コ字状体57を枢支ピン58回りに揺動させて蝶形ボルト59を弧状腕54の先端部54Aを越えた位置まで運び、蝶形ボルト59を螺進させて弧状腕54の先端部54Aを弧状腕53の先端部53Aに近づける。これにより、フランジ部47とフランジ部49がケーシング軸心方向に締め付けられる。ケーシング2のフランジ部48とサイドプレート6のフランジ部50とを締付リング51で連結する場合も同様である。
次に、上記したように構成されたベーンポンプ1の分解動作を説明する。まず、サイドプレート5側の蝶形ボルト59を緩めて締付リング51をフランジ部47,49から取り外す。サイドプレート5およびすべり軸受17をケーシング2から取り外して筒開口部3を開放する。サイドプレート5からすべり軸受17を抜き取り、すべり軸受17からOリング25を外す。次に、ロータ8、ベーン14,14,14,14、およびピン13,13を一体でケーシング2内から取り出し、ロータ8のロータ軸9を支持プレート52の軸挿通孔38、液シール部材37、およびすべり軸受28の軸受孔36から前方へ抜き取る。すると、各ベーン14および各ピン13はそれぞれ自重によりベーン収容溝10およびピン収容孔11,12から抜け落ちる。
続いて、サイドプレート6側の蝶形ボルト59を緩めて締付リング51をフランジ部48,50から取り外す。ケーシング2をサイドプレート6およびすべり軸受28から取り外す。そして、サイドプレート6からすべり軸受28を抜き取り、すべり軸受28からOリング27を外し、すべり軸受28のボス部29からOリング31を外す。これで、日常的な洗浄のための分解作業が完了する。かかる分解作業開始から完了までに費やした時間は15秒足らずである。このように分解された多数の部品は図6に示す通りである。
一方で、部品組立ての際は、分解時と概ね逆の手順で作業を行なう。すなわち、すべり軸受28のボス部29にOリング31を装着し、ボス部29をサイドプレート6の装着孔43に差し込んですべり軸受28を凹部45内に装着する。このとき、留めピン33に係合穴32を係合させてサイドプレート6とすべり軸受28を規定位置に位置決めする。次に、サイドプレート6およびすべり軸受28の前面にケーシング2の筒開口部4を対面させ、フランジ部50およびフランジ部48をつき合わせる。このとき、留めピン35に係合穴34を係合させてサイドプレート6およびすべり軸受28とケーシング2とを規定位置に位置決めする。付き合わせたフランジ部50,48を締付リング51で締め付けるとサイドプレート6およびすべり軸受28とケーシング2とが水密状に連結される。
続いて、ロータ8のロータ軸9を筒開口部3からケーシング2内に挿入し、更にロータ軸9をすべり軸受28の軸受孔36、液シール部材37、および支持プレート52の軸挿通孔38に順次挿入し、ロータ8の後端部だけをケーシング2の筒開口部3内に収容しておく。この状態で、下側に位置するベーン収容溝10,10にベーン14,14を収容し、抜け落ちないように片手でベーン14,14を支持しておく。更に、ピン収容孔11,12にピン13,13をそれぞれ収容したのち、上側に位置するベーン収容溝10,10に残りのベーン14,14を収容し、そのままロータ8全体をケーシング2内に挿入する。
そして、すべり軸受17の収容溝24にOリング25を装着し、このすべり軸受17をサイドプレート5の凹部16,61に装着する。このとき、留めピン20に係合穴21を係合させてすべり軸受17とサイドプレート5とを規定位置に位置決めする。続いて、ケーシング2の筒開口部3にすべり軸受17およびサイドプレート5の背面を対面させ、フランジ部47およびフランジ部49をつき合わせる。このとき、係合穴23に留めピン22を係合させてケーシング2とすべり軸受17およびサイドプレート5とを規定位置に位置決めする。付き合わせたフランジ部47,49を締付リング51で締め付けると、ケーシング2とすべり軸受17およびサイドプレート5とが水密状に連結され、一連の組立て作業が完了する。かかる組立て作業に費やした時間は25秒程度である。
上記したように、本実施形態のベーンポンプ1は、締付リング51によってサイドプレート5,6がケーシング2に着脱自在に連結されるので、締付リング51を装着したり取り外したりすることにより、簡単かつ迅速に分解・組立て作業を行なうことができる。従って、日常的な洗浄作業やメンテナンス作業が極めて楽になり、頻繁に洗浄を行なうことができる。これにより、取扱流体が飲料、食品、化粧品などであっても、毎日あるいは1日数回分解洗浄ができることから極めて衛生的である。
そして、ベーンポンプ1のメンテナンスを行なうには、前記の分解状態(図6参照)から更にサイドプレート6を支持板40から取り外し、サイドプレート6から支持プレート52を外して液シール部材37を取り出す。これにより、子細な部位までのメンテナンス作業を実施できる。
尚、上記の実施形態では、筒状のケーシングと両側のサイドプレートとを備えるベーンポンプの例を示したが、本発明のベーンポンプはそれに限定されるものでない。例えば、図7に示すベーンポンプ1aも本発明に包含される。ベーンポンプ1aは、上記したベーンポンプ1と大部分が同じ構成であるが、有底筒状のケーシング2aを用いるとともにケーシング2aの1つの筒開口部3をサイドプレート5で封止するようにした点で異なっている。ケーシング2aは、上記したベーンポンプ1のケーシング2に相当するケーシング部2Aと、ベーンポンプ1のサイドプレート6に相当する底板部6Aとを一体にした有底円筒状に形成されている。このベーンポンプ1aも、ケーシング2aの筒開口部3に径方向外向きのフランジ部47を突設し、サイドプレート5に径方向外向きのフランジ部49を突設し、ケーシング2aのフランジ部47とサイドプレート5のフランジ部49とをつき合わせ、つき合わせたフランジ部47,49を締付リング51により締め付けてケーシング2aとサイドプレート5とを着脱自在に連結するようになっている。そして、底板部6Aの前面に装着されるすべり軸受28Aは、筒開口部3からケーシング部2A内へ装入可能な形状・寸法に形成されている。すべり軸受28Aの後面外周部には全周にわたって収容溝26Aが形成され、収容溝26AにOリング27Aが収容される。また、底板部6Aの背面には、支持板40からのボルトで固定するための雌ネジ穴60が設けられている。このベーンポンプ1aも、上記したベーンポンプ1と同様に分解・組立てが楽であって洗浄作業が苦にならないことはもとより、部品点数が少なくなるために部品洗浄と部品管理が楽になる。
そして、図示は省略するが、ベーンポンプ1のケーシング2に相当するケーシング部と、ベーンポンプ1のサイドプレート5に相当する前板部とを一体にしてケーシングを形成し、このケーシングの背面側の筒開口部4(図3参照)にサイドプレート6を連結するようにしたものも本発明に含まれる。かかるベーンポンプにおいては、ケーシングの筒開口部4のフランジ部48とサイドプレート6のフランジ部50とをつき合わせ、つき合わせたフランジ部48,50を締付リング51により締め付けてケーシングとサイドプレート6とを着脱自在に連結するようになっている。
本発明の一実施形態に係るベーンポンプの斜視図である。 前記ベーンポンプの平面図である。 前記ベーンポンプの右側断面図である。 (a)は前記ベーンポンプに用いるロータの正面図、(b)は前記ベーンポンプに用いるベーンの斜視図、(c)は前記ベーンポンプに用いる基台支持側のサイドプレートの正面図である。 前記ベーンポンプから締付リングを外した態様を示す左側面図である。 前記ベーンポンプを分解した部品図である。 本発明の別実施形態に係るベーンポンプの右側断面図である。
符号の説明
1,1a ベーンポンプ
2,2a ケーシング
3,4 筒開口部
5,6 サイドプレート
7 ポンプ室
8 ロータ
9 ロータ軸
10 ベーン収容溝
14 ベーン
17,28,28A すべり軸受
2A ケーシング部
6A 底板部
47,48,49,50 フランジ部
51 締付リング
C,D 1点鎖線

Claims (2)

  1. 筒状のケーシングと、ケーシングの両側の筒開口部を封止してケーシング内にポンプ室を形成する両側のサイドプレートと、ケーシング内で筒心から偏心した位置に配置されて両側のサイドプレートに回動自在に軸支されたロータと、ロータのベーン収容溝にロータ径方向出没自在に収容されるベーンとを有するとともに、ケーシングの両側の筒開口部に径方向外向きのフランジ部をそれぞれ突設し、両側のサイドプレートに径方向外向きのフランジ部をそれぞれ突設し、ケーシングの両側のフランジ部と両側のサイドプレートのフランジ部とをつき合わせ、つき合わせたフランジ部を締付リングにより締め付けてケーシングと両側のサイドプレートとをそれぞれ着脱自在に連結したことを特徴とするベーンポンプ。
  2. 有底筒状のケーシングと、ケーシングの筒開口部を封止してケーシング内にポンプ室を形成するサイドプレートと、ケーシング内で筒心から偏心した位置に配置されてケーシングの底板部とサイドプレートとに回動自在に軸支されたロータと、ロータのベーン収容溝にロータ径方向出没自在に収容されるベーンとを有するとともに、ケーシングの筒開口部に径方向外向きのフランジ部を突設し、サイドプレートに径方向外向きのフランジ部を突設し、ケーシングのフランジ部とサイドプレートのフランジ部とをつき合わせ、つき合わせたフランジ部を締付リングにより締め付けてケーシングとサイドプレートとを着脱自在に連結したことを特徴とするベーンポンプ。
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