JP2007205125A - 籠体および籠体を用いた杭と柱部材の接続方法、構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】籠体1は円筒形状を有しており、軸筋であるストランド3および複数のストランド3を囲むように配置されたリング状の帯鉄筋5からなる。
また、籠体1は帯鉄筋の平面から構成される面積が徐々に変化している。即ち、籠体1は断面形状が徐々に拡径している。
矢印Aに示す方向にストランド3を曲げると、ストランド3が回動し、帯鉄筋5との交差角が変化し、ストランド3が螺旋状になると同時に帯鉄筋5の配筋間隔が徐々に縮まり、籠体1の長さが短くなる。
籠体1を縮めることにより、狭い空間内でも鉄筋を構築することができ、輸送や保管も容易となる。
【選択図】図1
Description
前記工程(e)は、前記杭上に、接続手段を有する鋼製柱を接続する工程からなってもよい。
前記籠体は、軸方向の断面積および/または断面形状が徐々に変化してもよい。
なお、第1の実施形態は、杭と鉄筋コンクリート柱の接続方法であり、杭の鉄筋として伸縮可能な籠体1を用いる。
なお、ストランド3と帯鉄筋5は交差する点において、図示しない結合治具によって接続されており、ストランド3は帯鉄筋5に対して回動可能となっている。
ストランド3には、例えば、PC鋼より線、ワイヤロープの他、炭素繊維、グラスファイバー、アラミド繊維等の繊維をより合わせたもの等が用いられる。帯鉄筋5は、鉄筋等とする。
このように、籠体1を縮めることにより、狭い空間内でも鉄筋を構築することができ、また、輸送や保管も容易となる。
また、図5は図4の接続部21および接続部21bを示す詳細図である。
掘削孔9は、地中側から地表側にかけて段階的に拡径している円柱状の形状であり、杭もこの形状で施工される。杭をこのような形状にすることにより、地盤表層の崩壊を防止することができる。
このように、ストランド3を用いた伸縮可能な籠体1を用いることより、低空頭で狭隘な施工条件下であっても鉄筋を構築するのが容易となる。
ここで、杭13bのような拡径した杭の鉄筋として、断面が徐々に拡径した形状を有している籠体1を用いているため、鉄筋の曲げ加工や2段配筋等の配筋作業が不要となり、作業性が向上する。
連結部13は、図4(a)に示すように、籠体1のストランド3と、鉄筋17を連結する治具であり、ストランド3と、鉄筋17を連結する接続部21を有している。
定着板19は異径カプラ22の上側に配置しているが、下側であっても構わない。
連結部15bの接続部21bには異径カプラ22は用いられず、図5(b)に示すように、マンション11および鉄筋17は定着板19を貫通して設けられている。
このようにして、マンション11および鉄筋17は一体に連結される。
ストランド3を定着のためのカプラやナットなどが干渉しない範囲で可能な限り杭のストランドと柱の鉄筋を近づけることで、定着板に生じる曲げが小さくなり、定着板の板厚を、図5(b)の場合と比べ小さくすることができる。
なお、連結部15cは、籠体1の断面形状が円形で、鉄筋17(柱17b)の断面形状が矩形である場合に用いられる。
従って、低空頭で狭隘な施工条件下あっても鉄筋を構築するのが容易となるとともに、杭13bと柱17bの連結が容易となる。
ここで、柱17bの鉄筋17は通常の異形鉄筋として説明したが、柱も杭体と同じく、帯鉄筋と回動可能に設けられたストランドを有する縮小可能な籠体であってもよい。
なお、第1の実施形態と同様の機能を果たす要素には同一の番号を付し、説明を省略する
また、連結部33は鋼製柱31と一体になっている。
なお、ストランド3と帯鉄筋5は交差する点において、図示しない結合治具によって接続されており、ストランド3は帯鉄筋5に対して回動可能となっている。
そして、ストランド3が螺旋状になると同時に帯鉄筋5の配筋間隔が徐々に縮まり、図6(b)に示すように籠体1の長さが短くなる。
このような形状とすることにより、杭と柱の断面形状が異なる場合であっても、杭と柱の連結が容易となるとともに、杭が拡径する形状を有している場合であっても鉄筋の曲げ加工や2段配筋等の配筋作業が不要となり、作業性が向上する。
また、図10は図9の連結部33およびその変形例を示す詳細図である。
掘削孔9bの断面形状は円形である。
なお、籠体1bの上端には柱との接続用の治具であるマンション11bが接続されている。
このように、ストランド3を用いた籠体1bを用いることより、低空頭で狭隘な施工条件下あっても鉄筋を構築するのが容易となる。
図10(a)に示すように、連結部33は板状の定着板35を有し、マンション11bは定着板35を貫通するように設けられている。
このようにして、籠体1bと鋼製柱31は一体に連結される。
3…………ストランド
5…………帯鉄筋
7…………地盤
9…………掘削孔
11………マンション
13b……杭
15………連結部
17b……柱
21………接続部
22………異径カプラ
23………ナット
31………鋼製柱
33………連結部
37………ナット
Claims (7)
- 円形、または多角形状の帯鉄筋と、
前記帯鉄筋の内側または外側に配置され、前記帯鉄筋に対して回動可能に結合されたストランドと、
を有し、
前記ストランドを螺旋状にすることにより長さを縮小可能であり、
軸方向の断面積および/または断面形状が徐々に変化することを特徴とする籠体。 - 円形、または多角形状の帯鉄筋と、前記帯鉄筋の内側または外側に配置され、前記帯鉄筋に対して回動可能に結合されたストランドとを有する籠体を用いた杭と柱部材の接続方法であって、
地中を掘削し、掘削孔を設ける工程(a)と、
前記掘削孔に前記ストランドを螺旋状にすることにより長さを縮小した状態の前記籠体を挿入する工程(b)と、
前記前記ストランドを直線状にすることにより長さを伸展しつつ、前記掘削孔内に配置する工程(c)と、
前記掘削孔内にコンクリートを打設して杭を構築する工程(d)と、
前記杭上に柱部材を構築する工程(e)と、
からなることを特徴とする杭と柱部材の接続方法。 - 前記工程(e)は、
前記籠体に接続手段を接続する工程(f)と、
前記接続手段に鉄筋を接続する工程(g)と、
前記鉄筋の周囲にコンクリートを打設して前記柱部材を構築する工程(h)と、
からなることを特徴とする請求項2記載の杭と柱部材の接続方法。 - 前記工程(e)は、
前記杭上に、接続手段を有する鋼製柱を接続する工程からなることを特徴とする請求項2記載の杭と柱部材の接続方法。 - 前記接続手段は、前記ストランドと前記鉄筋とを一体に接続する異径カプラであることを特徴とする請求項3記載の杭と柱部材の接続方法。
- 前記籠体は、軸方向の断面積および/または断面形状が徐々に変化することを特徴とする請求項2記載の籠体。
- 請求項2から請求項6のいずれかに記載された杭と柱部材の接続方法を用いて構築されたことを特徴とする接続構造。
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