JP2007204505A - 水素化処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノルマルパラフィンを含有する液体燃料基材の水素化精製とワックスの水素化分解とを同時に行うに際し、ワックスの水素化分解の目的物である中間留分の収率、並びにノルマルパラフィンのイソパラフィンへの異性化率を高水準に維持することが可能な水素化処理方法を提供すること。
【解決手段】水素化分解部1aが上流側に、水素化精製部1bが下流側に、それぞれ設けられた固定床反応装置において、水素化精製触媒層3の上流端から下流端までの距離dを水素化分解触媒層2の上流端から下流端までの距離dよりも小さくし、ワックスを水素化分解部1aに、ノルマルパラフィンを含有する液体燃料基材を水素化精製部1bに、それぞれ供給し、水素化分解部1aにおいてワックスの水素化分解を、水素化精製部1bにおいて水素化分解部1aからの分解生成物及び液体燃料基材の水素化精製を、それぞれ行う。
【選択図】図1

Description

本発明は固定床反応塔を用いた水素化処理方法に関する。
近年、環境にやさしいクリーンな液体燃料、即ち硫黄分および芳香族炭化水素の含有量が低い燃料が求められている。そこで、クリーン燃料の製造法について様々な検討されており、その一つとしてフィッシャー・トロプシュ(FT)合成法が注目されている。FT合成法は、一酸化炭素と水素を原料とするもので、パラフィン含有量に富み且つ硫黄分を含まない液体燃料基材を製造することができるため、将来的にも期待されている。また、FT合成法においてはワックスが生成し得るが、このワックスを水素化分解し、その水素化分解物をクリーン燃料の基材として用いることも可能である。
しかし、FT合成法により得られる液体燃料基材はノルマルパラフィン含有量が高いため、当該燃料基材をそのまま燃料として使用することは困難である。より具体的には、当該燃料基材は、自動車用ガソリンとして用いるためにはオクタン価が不十分であり、また、軽油として用いるためには低温流動性が不十分である。
そこで、FT合成法により得られる液体燃料基材のオクタン価の向上、低温流動性の改善などを目的として、当該燃料基材中のノルマルパラフィンをイソパラフィンへ変換する水素化精製技術が検討されている。また、かかる水素化精製技術に用いる触媒としては、シリカアルミナにパラジウムを担持した触媒(例えば、特許文献1を参照)、シリカアルミナにコバルトとモリブテンを担持した触媒(例えば、特許文献2を参照)などが知られている。
一方、FT合成で生成するワックスを水素化分解してクリーンな燃料基材を製造する場合、一般的に中間留分が目的物となる。そこで、中間留分選択性を重視したワックスの水素化分解法が検討されている。(例えば、特許文献3を参照)。
米国特許第5378348号明細書 国際公開第01/057160号パンフレット 国際公開第2004/028688号パンフレット
ところで、FT合成法により得られる液体燃料基材の水素化精製と、FT合成で生成したワックスの水素化分解とは、同一の触媒を用いて行うことが可能であるにもかかわらず、別々に行うのが一般的である。その理由の一つとして、水素化精製と水素化分解とで処理温度等の条件が大きく異なることが挙げられる。しかし、FT合成法により得られる液体燃料基材の水素化精製と、FT合成で生成したワックスの水素化分解とを別々に行う場合には、それぞれの処理に設備が必要となり、建設費の増加や工程数の増加という問題がある。
そこで、本発明者らは、液体燃料基材とワックスとを混合し、その混合物について水素化精製及び水素化分解を同時に行うことを試みた。しかし、このような方法では、ワックスの水素化分解の目的物である中間留分の収率、並びにノルマルパラフィンのイソパラフィンへの異性化率がいずれも低下してしまうことが確認された。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、ノルマルパラフィンを含有する液体燃料基材の水素化精製とワックスの水素化分解とを同時に行うに際し、ワックスの水素化分解の目的物である中間留分の収率、並びにノルマルパラフィンのイソパラフィンへの異性化率を高水準に維持することが可能な水素化処理方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために、先ず、液体燃料基材とワックスとの混合物について水素化精製及び水素化分解を同時に行う場合に上述の問題が生じる原因について検討した。その結果、中間留分の収率が低下するのは液体燃料基材に含まれる含酸素化合物が水素化分解触媒に悪影響を及ぼすことが一因であり、また、ノルマルパラフィンのイソパラフィンへの異性化率が低下するのは異性化の後に更に分解反応が進行してしまうことが一因であるとの知見を得た。そして、かかる知見に基づき更に検討を重ねた結果、固定床反応装置の上流側でワックスの水素化分解を行い、下流側でワックス由来の分解生成物を液体燃料基材と共に水素化精製を行うことで上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の水素化処理方法は、水素化分解触媒層を有する水素化分解部が上流側に、水素化精製触媒層を有する水素化精製部が下流側に、それぞれ設けられた固定床反応装置において、水素化精製触媒層の上流端から下流端までの距離(厚み)を水素化分解触媒層の上流端から下流端までの距離(厚み)よりも小さくし、ワックスを水素化分解部に、ノルマルパラフィンを含有する液体燃料基材を水素化精製部に、それぞれ供給し、水素化分解部においてワックスの水素化分解を、水素化精製部において水素化分解部からの分解生成物及び液体燃料基材の水素化精製を、それぞれ行うことを特徴とする。
本発明の水素化処理方法においては、固定床反応装置の上流側に設けられた水素化分解部でワックスの水素化分解を行い、下流側に設けられた水素化精製部でノルマルパラフィンを含有する液体燃料基材を水素化分解部からの分解生成物と共に水素化精製する。すなわち、ワックスの水素化分解は液体燃料基材の非存在下で行われるため、液体燃料基材に含まれ得る含酸素化合物の水素化分解触媒への悪影響を排除することができる。また、液体燃料基材及び分解生成物の水素化精製の際には、水素化精製触媒層の上流端から下流端までの距離(厚み)を水素化分解触媒層の上流端から下流端までの距離(厚み)よりも小さくすることによって、ノルマルパラフィンの異性化の後の分解反応の進行を十分に抑制することができる。したがって、本発明の水素化処理方法によれば、ワックスの水素化分解の目的物である中間留分の収率、並びにノルマルパラフィンのイソパラフィンへの異性化率を高水準に維持したまま、液体燃料基材の水素化精製とワックスの水素化分解とを同時に行うことが可能となる。
また、本発明の水素化処理方法によれば、水素化精製部において、液体燃料基材に含まれるアルコール類などの含酸素化合物をパラフィンに変換し、更に該パラフィンのうちノルマルパラフィンをイソパラフィンに異性化することができる。したがって、本発明の水素化処理方法は、得られる燃料基材の含酸素化合物を低減し、その酸化安定性を向上させることができる点においても非常に有用である。
本発明においては、水素化分解触媒が、USYゼオライト(超安定化Y型ゼオライト)と、シリカアルミナ、アルミナボリア及びシリカジルコニアから選ばれる1種以上の固体酸と、を含有することが好ましい。
また、水素化分解触媒がUSYゼオライトを含む場合、USYゼオライトの平均粒子径は1.0μm以下であることが好ましい。
また、水素化精製触媒はシリカアルミナ、アルミナボリア、シリカジルコニア及びシリコアルミノフォスフェートから選ばれる1種以上の固体酸を含有することが好ましい。
また、水素化分解触媒及び水素化精製触媒はそれぞれニッケル、パラジウム及び白金から選ばれる1種以上の金属を含有することが好ましい。
また、水素化分解部の温度は180〜370℃であることが好ましく、水素化精製部の温度は150〜350℃であることが好ましい。
また、水素化分解部における液空間速度は0.3〜3.5h−1であることが好ましく、水素化精製部における液空間速度は0.5〜3.0h−1であることが好ましい。
以上の通り、本発明によれば、液体燃料基材の水素化精製とワックスの水素化分解とを同時に行うに際し、ワックスの水素化分解の目的物である中間留分の収率、並びにノルマルパラフィンのイソパラフィンへの異性化率を高水準に維持することが可能であり、更には得られる燃料基材中の含酸素化合物を十分に低減することが可能な水素化処理方法が提供される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付することとし、重複する説明は省略する。
図1は本発明の第1実施形態に係る固定床反応装置の好ましい一例を示す説明図である。図1に示した固定床反応装置においては、2つの反応塔1a、1bが移送ラインL3を介して直列に連結されている。より具体的には、移送ラインL3の一端は反応塔1aの底部に、他端は反応塔1bの頂部にそれぞれ連結されている。反応塔1a内には水素化分解触媒層2が、反応塔1b内には水素化精製触媒層3がそれぞれ設けられており、反応塔1aが水素化分解部に相当し、反応塔1bが水素化精製部に相当する。
反応塔1aの頂部には、反応塔1a内に水素を供給するためのラインL1が連結されており、ラインL1の反応塔との連結部よりも上流側にはワックスを供給するためのラインL2が連結されている。これにより、ワックスを水素と共に反応塔1a内に導入し、水素化分解触媒層2を通過させてワックスの水素化分解を行うことが可能となっている。
なお、図1には水素供給ラインL1とワックス供給ラインL2が合流している反応装置の例を示したが、水素供給ラインL1とワックス供給ラインL2とはそれぞれ別個に反応塔1aに連結されていてもよい。また、ワックスの流通方向は、図1に示したように反応塔1aの頂部側から底部側に向かう方向とすることが好ましい。
水素化分解に供されるワックスとしては、例えば炭素数が16以上、好ましくは炭素数が20以上のノルマルパラフィンを30質量%以上含んだ石油系又は合成系ワックスが挙げられる。石油系ワックスとしてはスラックワックス、マイクロワックスなどを、合成系ワックスとしてはFT合成で製造されるいわゆるFTワックスを挙げることができる。
水素化分解触媒層2を構成する水素化分解触媒としては、水素化分解能を有する触媒であれば特に制限されないが、その担体として、USYゼオライト、シリカアルミナ、アルミナボリア、シリカジルコニアから選ばれる1種以上を含有する触媒を用いることが好ましく、USYゼオライトとシリカアルミナ、アルミナボリア、またはシリカジルコニアの一群から1つ以上を含有する触媒を用いることがより好ましく、USYゼオライトとアルミナボリアを含有する触媒を用いることが特に好ましい。
水素化分解触媒の担体がUSYゼオライトを含んで構成される場合、担体に占めるUSYゼオライトの割合は特に制限されないが、燃料基材の軽質化の抑制の点から、USYゼオライトの割合は、担体全量を基準として、15質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましい。
また、USYゼオライトにおけるシリカ/アルミナのモル比は特に制限されないが、好ましくは10〜200、より好ましくは15〜100、最も好ましくは20〜60である。また、USYゼオライトの平均粒子径は、好ましくは1.0μm以下、より好ましくは0.5μm以下である。なお、USYゼオライトの平均粒子径が1.0μmより大きいと、得られる燃料基材が軽質化する傾向にある。
また、水素化分解触媒は、担体成型のためのバインダーを更に含有してもよい。バインダーは特に制限されないが、好ましいバインダーとしてはアルミナまたはシリカが挙げられる。担体の形状は特に制限されず、粒状、円柱状(ペレット)などの形状とすることができる。
また、水素化分解触媒としては、上記の担体上に、周期律表第VI族bの金属及び/又は第VIII族の金属を担持させた触媒が好ましい。第VI族bの金属としては、具体的には、クロム、モリブデン、タングステンなどが挙げられる。また、第VIII族の金属としては、具体的には、コバルト、ニッケル、ロジウム、パラジウム、イリジウム、白金などが挙げられる。これらの中でも、ニッケル、パラジウム及び白金から選ばれる1種以上が好ましい。担体に担持させる金属量は特に制限はないが、好ましくは、担体に対して0.01〜2質量%である。
反応塔1aにおける水素化分解の処理条件は特に制限されないが、反応温度は好ましくは180〜370℃、より好ましくは200〜350℃である。反応温度が180℃未満であると水素化分解が十分に進行しない傾向にある。他方、反応温度が370℃を超えると、水素化分解の目的物である中間留分の収率が低下し、また、分解生成物が着色する傾向にある。なお、本発明でいう「中間留分」とは、沸点範囲が125〜380℃、好ましくは140〜350℃、より好ましくは145〜340℃であり、酸素含有量が0.01〜15質量%、好ましくは0.01〜10質量%、より好ましくは0.01〜8質量%である石油系または合成系の留分を意味する。中間留分の代表例として、FT合成で生成する中間留分を挙げることができる。
また、水素化分解部である反応塔1aにおける液空間速度は、好ましくは0.3〜3.5h−1、より好ましくは0.5〜3.0h−1である。液空間速度が0.3h−1未満であると、中間留分の収率が低下する傾向にある。他方、液空間速度が3.5h−1を超えると水素化分解が十分に進行しない傾向にある。
また、反応塔1aにおける反応圧力は特に制限されないが、水素分圧は、好ましくは0.5〜12MPa、より好ましくは2.0〜5.0MPaである。さらに、反応塔1aにおける水素/油比は、好ましくは50〜1000NL/L、より好ましくは70〜600NL/Lである。
図1に示した固定床反応装置においては、上述の通り、移送ラインL3の一端が反応塔1aの底部に、他端が反応塔1bの頂部に連結されている。また、移送ラインL3の反応塔1bとの連結位置よりも上流側にはノルマルパラフィンを含有する液体燃料基材を供給するためのラインL4が連結されている。これにより、反応塔1aでの水素化分解により生成した分解生成物とノルマルパラフィンを含有する液体燃料基材とを反応塔1b内に導入し、水素化精製触媒層3を通過させて水素化精製を行うことが可能となっている。
なお、図1には移送ラインL3と液体燃料基材供給ラインL4とが合流している反応装置の例を示したが、移送ラインL3と液体燃料基材供給ラインL4とはそれぞれ別個に反応塔1bに連結されていてもよい。また、反応塔1bにおける分解生成物及び液体燃料基材の流通方向は、図1に示したように反応塔1bの頂部側から底部側に向かう方向とすることが好ましい。
ラインL4からの液体燃料基材は、ノルマルパラフィンを含有するものであれば特に制限されないが、沸点範囲が好ましくは125〜380℃、より好ましくは140〜350℃、更に好ましくは145〜340℃であり、酸素含有量が好ましくは0.01〜15質量%、より好ましくは0.01〜10質量%、さらに好ましくは0.01〜8質量%の石油系または合成系の留分が好適である。このような液体燃料基材の代表例として、FT合成で生成する中間留分を挙げることができる。
水素化精製触媒層3を構成する水素化精製触媒は、水素化精製能、すなわちノルマルパラフィンのイソパラフィンへの異性化能を有するものであれば特に制限されないが、担体として、ZSM−22、ZSM−23等のゼオライト、SAPO−11等のシリコアルミノフォスフェート(SAPO)、シリカアルミナ、アルミナボリア及びシリカジルコニアなどの固体酸を用いることができる。これらの中でも、シリカアルミナ、アルミナボリア、シリカジルコニア及びシリコアルミノフォスフェートから選ばれる1種以上の固体酸が好ましく、シリカアルミナ及び/又はシリコアルミノフォスフェートがより好ましい。
また、水素化精製触媒は、担体成型のためのバインダーを更に含有してもよい。バインダーは特に制限されないが、好ましいバインダーとしてはアルミナまたはシリカが挙げられる。担体の形状は特に制限されず、粒状、円柱状(ペレット)などの形状とすることができる。
また、水素化精製触媒としては、上記の担体上に、周期律表第VI族bの金属及び/又は第VIII族の金属を担持させた触媒が好ましい。第VI族bの金属としては、具体的には、クロム、モリブデン、タングステンなどが挙げられる。また、第VIII族の金属としては、具体的には、コバルト、ニッケル、ロジウム、パラジウム、イリジウム、白金などが挙げられる。これらの中でも、ニッケル、パラジウム及び白金から選ばれる1種以上が好ましい。担体に担持させる金属量は特に制限はないが、好ましくは、担体に対して0.01〜2質量%である。
水素化精製触媒層3は、その上流端から下流端までの距離(厚み)dが水素化分解触媒層の上流端から下流端までの距離(厚み)dよりも小さくなるように設けられている。また、両層の厚みd、dは、異性化後の分解反応の進行を抑制する観点から、d≧5(d+d)/9で表される条件を満たすことが好ましく、d≧5(d+d)/8で表される条件を満たすことがより好ましい。なお、反応塔1a、1bが、触媒充填領域を流れ方向に垂直な平面で切断したときの断面積が切断位置によらず一定となる形状(例えば円柱形状など)を有し、且つ両者の断面積が等しい場合には、水素化精製触媒及び水素化分解触媒の充填量の調整によりd、dを調整すればよい。
また、水素化分解の説明において例示された水素化分解触媒には水素化精製能を有するものも含まれる。したがって、水素化分解触媒層2及び水素化精製触媒層3の厚みが上記の条件を満たす限りにおいて、両層を同一の触媒を用いて構成することもできる。
反応塔1bにおける水素化精製の条件は特に制限されないが、反応温度は好ましくは150〜350℃、より好ましくは200〜310℃である。反応温度が150℃未満であるとノルマルパラフィンのイソパラフィンへの異性化反応が十分に進行しない傾向にある。他方、反応温度が350℃を超えると最終生成物中の中間留分の収率が著しく減少し、経済性が悪化する傾向にある。
また、水素化精製部である反応塔1bにおける液空間速度は、ラインL4から供給される液体燃料基材に対して、好ましくは0.5〜3.5h−1、より好ましくは0.5〜3.0h−1である。液空間速度が0.5h−1未満であると得られる燃料基材の軽質化が進行する傾向にある。他方、液空間速度が3.5h−1より大きいと水素化生成反応が十分に進行しない傾向にある。
また、反応塔1bにおける反応圧力は特に制限されないが、上流に位置する反応塔1a(水素化分解部)の圧力と同様に設定することが好ましい。また、反応塔1bにおける水素/油比は特に制限されず、上流の水素化分解部で供給された水素のうち未反応の水素をそのまま水素化精製のための水素として利用できる。
反応塔1bの底部には、水素化精製後の最終生成物を抜き取るためのラインL5が連結されている。当該最終生成物には、通常、ナフサ(沸点145℃未満の留分)、中間留分(沸点145〜360℃の留分)及びワックス(沸点360℃を超える留分)が含まれ、これらの留分を分留することにより各種用途に応じた基材を得ることができる。
上記第1実施形態によれば、固定床反応装置の上流側に設けられた反応塔1a(水素化分解部)でワックスの水素化分解を行い、下流側に設けられた反応塔1b(水素化精製部)でノルマルパラフィンを含有する液体燃料基材を水素化分解部からの分解生成物と共に水素化精製する。すなわち、反応塔1aにおけるワックスの水素化分解は液体燃料基材の非存在下で行われるため、液体燃料基材に含まれ得る含酸素化合物の水素化分解触媒への悪影響を排除することができる。また、液体燃料基材及び分解生成物の水素化分解の際には、水素化精製触媒層3の厚みdを水素化分解触媒2の厚みdよりも小さくすることによって、ノルマルパラフィンの異性化の後の分解反応の進行が十分に抑制される。したがって、ワックスの水素化分解の目的物である中間留分の収率、並びにノルマルパラフィンのイソパラフィンへの異性化率を高水準に維持したまま、液体燃料基材の水素化精製とワックスの水素化分解とを同時に行うことが可能となる。また、反応塔1bにおいて、液体燃料基材に含まれるアルコール類などの含酸素化合物をパラフィンに変換し、更に該パラフィンのうちノルマルパラフィンをイソパラフィンに異性化することができるので、得られる燃料基材の含酸素化合物を低減し、その酸化安定性を向上させることができる。
図2は本発明の第2実施形態に係る固定床反応装置の好ましい一例を示す説明図である。
図2に示した固定床反応装置は、1つの反応塔1c内で水素化分解及び水素化精製を行うもので、反応塔1c内の上流側には水素化分解触媒層2が、下流側には水素化精製触媒層3がそれぞれ配置されている。
反応塔1cの頂部には反応塔1c内に水素を供給するためのラインL1が連結されており、ラインL1の反応塔との連結部よりも上流側にはワックスを供給するためのラインL2が連結されている。これにより、ワックスを水素と共に反応塔1c内に導入し、水素化分解触媒層2を通過させてワックスの水素化分解を行うことが可能となっている。
また、反応塔1cの側部には、水素化精製触媒層3の占有領域に対応する位置に、ノルマルパラフィンを含有する液体燃料基材を供給するためのラインL4が連結されている。これにより、ノルマルパラフィンを含有する液体燃料を、水素化分解触媒層2を経由せずに直接水素化精製触媒層3に導入することが可能となっている。そして、水素化精製触媒層3においては、ラインL4からの液体燃料基材と、水素化分解触媒層2における水素化分解により生成した分解生成物とについて水素化精製を行うことが可能となっている。
反応塔1cにおいて、水素化精製触媒層3は、その上流端から下流端までの距離(厚み)dが水素化分解触媒層2の上流端から下流端までの距離(厚み)dよりも小さくなるように設けられている。また、両層の厚みd、dは、異性化後の分解反応の進行を抑制する観点から、d≧5(d+d)/9で表される条件を満たすことが好ましく、d≧5(d+d)/8で表される条件を満たすことがより好ましい。なお、本実施形態において用いられる水素化分解触媒及び水素化精製触媒は、第1実施形態における水素化分解触媒及び水素化精製触媒と同様であるため、ここでは重複する説明を省略する。また、反応塔1cが、触媒充填領域を流れ方向に垂直な平面で切断したときの断面積が切断位置によらず一定となる形状(例えば円柱形状など)を有する場合には、水素化精製触媒及び水素化分解触媒の充填量の調整によりd、dを調整すればよい。
また、触媒が水素化分解能及び水素化精製能の双方を有する場合には、水素化分解触媒層2及び水素化精製触媒層3を同一の触媒を用い、水素化分解触媒層2及び水素化精製触媒層3が一体化した1つの触媒層(水素化分解/水素化精製触媒層)を形成してもよい。この場合、ラインL4の反応塔1c側部における連結位置は、水素化分解/水素化精製触媒層の上流側端部と下流側端部との中間位置よりも下流側であることが好ましい。さらに、水素化分解/水素化精製触媒層の上流側端部から下流側端部までの距離をl、水素化分解/水素化精製触媒層の上流側端部からラインL4の連結位置までの距離をdとしたとき、d≧5l/9であることが好ましく、d≧5l/8であることがより好ましい。
反応塔1cにおける水素化分解及び水素化精製の処理条件は特に制限されないが、水素化分解触媒層2における反応温度は、好ましくは180〜370℃、より好ましくは200〜350℃である。水素化分解触媒層2における反応温度が180℃未満であると水素化分解が十分に進行しない傾向にあり、他方、370℃を超えると、水素化分解の目的物である中間留分の収率が低下し、また、分解生成物が着色する傾向にある。また、水素化精製触媒層3における反応温度は、好ましくは150〜350℃、より好ましくは200〜310℃である。水素化精製触媒層3における反応温度が150℃未満であるとノルマルパラフィンのイソパラフィンへの異性化反応が十分に進行しない傾向にあり、他方、350℃を超えると最終生成物中の中間留分の収率が著しく減少し、経済性が悪化する傾向にある。
また、反応塔1cにおける液空間速度は、好ましくは0.3〜3.5h−1、より好ましくは0.5〜3.0h−1である。液空間速度が0.3h−1未満であると、中間留分の収率が低下する傾向にある。他方、液空間速度が3.5h−1を超えると水素化分解が十分に進行しない傾向にある。また、液空間速度は、好ましくは0.5〜3.5h−1、より好ましくは0.5〜3.0h−1である。液空間速度が0.5h−1未満であると得られる燃料基材の軽質化が進行する傾向にある。他方、液空間速度が3.5h−1より大きいと水素化生成反応が十分に進行しない傾向にある。
また、反応塔1cにおける反応圧力は特に制限されないが、水素分圧は、好ましくは0.5〜12MPa、より好ましくは2.0〜5.0MPaである。さらに、反応塔1aにおける水素/油比は、好ましくは50〜1000NL/L、より好ましくは70〜600NL/Lである。
反応塔1cの底部には、水素化精製後の最終生成物を抜き取るためのラインL5が連結されている。当該最終生成物には、通常、ナフサ(沸点145℃未満の留分)、中間留分(沸点145〜360℃の留分)及びワックス(沸点360℃を超える留分)が含まれ、これらの留分を分留することにより各種用途に応じた基材を得ることができる。
上記第2実施形態によれば、固定床反応装置の反応塔1c内の上流側に水素化分解触媒層2を、下流側に水素化精製触媒層3をそれぞれ配置し、水素化分解触媒層2でワックスの水素化分解を行い、その一方で、水素化分解触媒層2を経由せずに水素化精製触媒層3に直接供給されるノルマルパラフィンを含有する液体燃料基材と、水素化分解部からの分解生成物とを、水素化精製触媒層3で水素化精製することによって、液体燃料基材に含まれ得る含酸素化合物の水素化分解触媒への悪影響が排除される。また、水素化精製触媒層3の厚みLを水素化分解触媒層2の厚みLよりも小さくすることによって、ノルマルパラフィンの異性化の後の分解反応の進行が十分に抑制される。したがって、ワックスの水素化分解の目的物である中間留分の収率、並びにノルマルパラフィンのイソパラフィンへの異性化率を高水準に維持したまま、液体燃料基材の水素化精製とワックスの水素化分解とを同時に行うことが可能となる。また、水素化精製触媒層3においては、液体燃料基材に含まれるアルコール類などの含酸素化合物をパラフィンに変換し、更に該パラフィンのうちノルマルパラフィンをイソパラフィンに異性化することができるので、得られる燃料基材の含酸素化合物を低減し、その酸化安定性を向上させることができる。
なお、本発明は上記第1及び第2実施形態に何ら限定されるものではない。例えば、上記第1実施形態では2基の反応塔を備える固定床反応装置を、上記第2実施形態では1基の反応塔を備える固定床反応装置をそれぞれ用いているが、本発明の水素化処理方法において、固定床反応装置の反応塔の基数は特に制限されず、1基でも2基以上であってもよい。
また、上記第1実施形態では、反応塔1aからの移送ラインL3と液体燃料基材供給ラインL4とを合流させた後で反応塔1bに連結しているが、ラインL3、L4はそれぞれ独立に反応塔1bに連結していてもよい。
また、上記第1実施形態では、反応塔1bにおける水素化精製に反応塔1aからの未反応の水素を利用しているが、反応塔1bに水素供給ラインを設けてもよい。
以下、実施例及び比較例に基づき本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
平均粒子径0.9μmのUSYゼオライト(シリカ/アルミナのモル比:37)とシリカアルミナ(シリカ/アルミナのモル比:14)とアルミナバインダーとを用いて、φ1.6mm、長さ約2mmの円柱状の担体を成型した(USYゼオライト/シリカアルミナ/アルミナバインダー=3/57/40(質量比))。この担体に塩化白金酸の水溶液を含浸し、担体に対して0.8質量%の白金を担持した。これを乾燥、焼成することで水素化分解触媒A−1を得た。
また、シリカアルミナ(シリカ/アルミナのモル比:14)とアルミナバインダーとを用いて、φ1.6mm、長さ約2mmの円柱状の担体を成型した(シリカアルミナ/アルミナバインダー=60/40(質量比))。この担体に上記水素化分解Aの場合と同様にして0.8質量%の白金を担持し、乾燥及び焼成を行い、水素化精製触媒P−1を得た。
次に、図1に示した固定床反応装置の反応塔1aに水素化分解触媒A−1を120ml、反応塔1bに水素化精製触媒P−1を80mlそれぞれ充填し、ワックスの水素化分解並びに分解生成物及び液体燃料基材の水素化精製を行った。なお、固定床反応装置の反応塔1a、1bとしては、形状及びサイズが同一である円筒状の反応塔2基を用い、d:d=120:80とした。
水素化分解に供した原料ワックスは沸点360℃以上のFTワックス(ノルマルパラフィンの含有量:97質量%)であり、この原料ワックスを反応塔1aの頂部から240ml/hの速度で供給した。また、原料ワックスに対して水素/油比590NL/Lにて水素を塔頂より供給した。反応塔1aの圧力は入り口圧3MPaで一定になるように背圧弁にて調整した。また、反応塔1aにおける水素化分解温度は、ワックスの分解率(沸点360℃以下の留分への質量変換率)が80質量%となるように調節したところ、282℃であった。
また、水素化精製に供した液体燃料基材はFT合成で生成した沸点範囲145〜360℃の中間留分(含酸素化合物の含有量:5.1質量%、ノルマルパラフィンの含有量:88.6質量%)であり、この液体燃料基材を水素化分解による分解生成物と共に反応塔1bの頂部から供給した。液体燃料基材の供給速度は160ml/hとした。このとき、反応塔1bへの水素の追加供給は行わなかった。また、反応塔1bにおける水素化精製温度は280℃又は300℃とした。
水素化精製後の最終生成物を蒸留によりナフサ(沸点145℃未満の留分)、中間留分(沸点145〜360℃の留分)及びワックス(沸点360℃を超える留分)のそれぞれに分留し、各留分の収率を求めた。中間留分の収率を表1に示す。また、各留分についてガスクロマトグラフィー測定を行い、ノルマルパラフィン、イソパラフィン、オレフィンおよび含酸素化合物を定量し、ノルマルパラフィンのイソパラフィンへの異性化率及び含酸素化合物の残存率を求めた。得られた結果を表1に示す。
(実施例2)
平均粒子径0.9μmのUSYゼオライトの代わりに平均粒子径0.49μmのUSYゼオライトを用いたこと以外は水素化分解触媒A−1と同様にして、水素化分解触媒A−2を調製した。
次に、水素化分解触媒A−1の代わりに水素化分解触媒A−2を用いたこと以外は実施例1と同様にして、ワックスの水素化分解並びに分解生成物及び液体燃料基材の水素化精製を行った。反応塔1aにおける水素化分解温度は、ワックスの分解率を80質量%になるように調節したところ、279℃であった。最終生成物の分析結果を表1に示す。
(実施例3)
シリカアルミナの代わりにシリカジルコニア(シリカ/ジルコニアモル比3.0)を用いたこと以外は水素化精製触媒P−1と同様にして、水素化精製触媒P−2を調製した。
次に、水素化精製触媒P−1の代わりに水素化精製触媒P−2を用いたこと以外は実施例1と同様にして、ワックスの水素化分解並びに分解生成物及び液体燃料基材の水素化精製を行った。最終生成物の分析結果を表1に示す。
(実施例4)
白金0.8質量%の代わりに、パラジウム0.1質量%及び白金0.7質量%を担持したこと以外は水素化分解触媒A−1と同様にして、水素化分解触媒A−3を調製した。
また、白金0.8質量%の代わりに、パラジウム0.1質量%及び白金0.7質量%を担持したこと以外は水素化精製触媒P−1と同様にして、水素化精製触媒P−3を調製した。
次に、水素化分解触媒A−1の代わりに水素化分解触媒A−3を、水素化精製触媒P−1の代わりに水素化精製触媒P−3をそれぞれ用いたこと以外は実施例1と同様にして、ワックスの水素化分解並びに分解生成物及び液体燃料基材の水素化精製を行った。反応塔1aにおける水素化分解温度は、ワックスの分解率を80質量%になるように調節したところ、283℃であった。最終生成物の分析結果を表1に示す。
(比較例1)
ワックスの水素化分解および液体燃料基材の水素化精製を別々に行った。すなわち、ワックス(沸点360℃以上のFTワックス)の水素化分解は、図1に示した固定床反応装置の反応塔1aにて実施例1と同様の反応条件下で行い、得られた水素化分解生成物を反応塔1aに供給せずに回収した。また、液体燃料基材(FT合成で生成した沸点範囲145〜360℃の中間留分)の水素化精製は、反応塔1aへの原料ワックスの供給を絶ち、反応塔1bにて実施例1と同様の反応条件下で行った。ワックスの水素化分解及び液体燃料基材の水素化精製の各処理で同一期間処理して得られた生成油を混合し、その混合物について実施例1と同様にして分留及び分析を行った。得られた結果を表1に示す。
(比較例2)
液体燃料基材を反応塔1bに供給する代わりに、原料ワックスと液体燃料基材を混合してその混合物を反応塔1aに供給したこと以外は実施例1と同様にして、水素化分解及び水素化精製を行った。反応塔1aにおける水素化分解温度は、ワックスの分解率を80質量%になるように調節したところ、283℃であった。最終生成物の分析結果を表1に示す。
(比較例3)
反応塔1bにおける水素化精製触媒の量を350mlとし、d:d=120:350としたこと以外は実施例1と同様にして、ワックスの水素化分解並びに分解生成物及び液体燃料基材の水素化精製を行った。最終生成物の分析結果を表1に示す。
Figure 2007204505
本発明で用いられる固定床反応装置の一例を示す説明図である。 本発明で用いられる固定床反応装置の他の例を示す説明図である。
符号の説明
1a、1b、1c…反応塔、2…水素化分解触媒層、3…水素化精製触媒層。

Claims (7)

  1. 水素化分解触媒層を有する水素化分解部が上流側に、水素化精製触媒層を有する水素化精製部が下流側に、それぞれ設けられた固定床反応装置において、前記水素化精製触媒層の上流端から下流端までの距離を前記水素化分解触媒層の上流端から下流端までの距離よりも小さくし、ワックスを前記水素化分解部に、ノルマルパラフィンを含有する液体燃料基材を前記水素化精製部に、それぞれ供給し、前記水素化分解部において前記ワックスの水素化分解を、前記水素化精製部において前記水素化分解部からの分解生成物及び前記液体燃料基材の水素化精製を、それぞれ行うことを特徴とする水素化処理方法。
  2. 前記水素化分解触媒が、USYゼオライトと、シリカアルミナ、アルミナボリア及びシリカジルコニアから選ばれる1種以上の固体酸と、を含有することを特徴とする、請求項1に記載の水素化処理方法。
  3. 前記USYゼオライトの平均粒子径が1.0μm以下であることを特徴とする、請求項2に記載の水素化処理方法。
  4. 前記水素化精製触媒がシリカアルミナ、アルミナボリア、シリカジルコニア及びシリコアルミノフォスフェートから選ばれる1種以上の固体酸を含有することを特徴とする、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の水素化処理方法。
  5. 前記水素化分解触媒及び前記水素化精製触媒がそれぞれニッケル、パラジウム及び白金から選ばれる1種以上の金属を含有することを特徴とする、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の水素化処理方法。
  6. 前記水素化分解部の温度が180〜370℃であり、前記水素化精製部の温度が150〜350℃であることを特徴とする、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の水素化処理方法。
  7. 前記水素化分解部における液空間速度が0.3〜3.5h−1であり、前記水素化精製部における液空間速度が0.5〜3.0h−1であることを特徴とする、請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の水素化処理方法。
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