JP2007202867A - シートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のシートリクライニング装置は、ロック機構とケーシングに貫設した操作軸に板バネを捲装し、板バネをケーシングと操作軸に係止し、操作軸をハンドルの操作で回転してロック機構のロック及びアンロックを解除し、板バネの緊張・弛緩を図る構成であり、リクライニングシートの折畳みは、専ら板バネの反撥力に依存する構造である。従って、折畳み時等による衝撃は、思わぬ障害を引起す虞がある。
【構成】本発明は、リクライニング機構のロック、アンロックを司るロック機構と、リクライニングの規制を図るスプリングの一端をロック機構に、またその他端をリクライニング機構のケーシングに固止し、このスプリングの規制で、シートバックの後倒時に、スプリングの他端を移動して緊張し、また前倒時に、またスプリングの他端を移動して緊張を弛緩する構成である。
【選択図】図3−1

Description

この発明は、車輌のシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置に関する。
従来のシートリクライニング装置は、ロック機構とケーシングに貫設した操作軸に板バネを捲装し、この板バネはケーシングと操作軸に係止される。従って、この操作軸をハンドルで操作し、ロック機構のロック及びアンロックを動作することで、板バネの緊張及び弛緩(緊張開放)を図る構成である。この構成では、リクライニングシート(シートクッション及び/又はシートバックフレームである)の折畳みは、専ら板バネの反撥力に依存するので、折畳み時の衝撃は、時として思わぬ障害を引起すことが間々発生すると考えられている。
そこで、その一例を説明する。〔1〕は、衝撃による人への問題である。例えば、幼児、老人、病人等の弱者に、怪我、恐怖感を与えること、又はシートに設けられた硬質部材が、この弱者に被害を及ぼすこと、またメガネ等の破損し易い物を損傷及び/又は破壊すること等が指摘されている。〔2〕は、車輌の種類と形態及び/又はシートの多様な態様を達成する際の問題である。即ち、早急なシートの折畳み及び/又は起立(適宜の傾斜角度「標準着座位置の角度」で立設)が望まれる場合、またシートの折畳み及び/又は起立を、スピーディ及び/又はスピード変化をもって行うこと、またこれらの動作を確実に行うことに関し、必ずしも適確に対応できないこと等が挙げられている。
以上のような要望に応える一環として、スプリングの強弱を補完する手段として、先行文献が挙げられる。その一例を示すと、文献(1)の特開2002−101997の「シートリクライニング装置」がある。この発明は、シートバックフレームの軸に回転自在に軸支したアッパアームとロアアーム及び/又はフックレバーを設け、このフックレバーとロアアームとの間にリターンスプリングを設け、シートバックフレームが前倒の領域にあるとき、ロック機構は解除状態となり、アッパアームに対するリターンスプリングが作用せず、シートバックの回転に基づく加速度が付加されない構成とし、シートバックフレームの急激な戻りを回避すること、又は小型で安価なシートリクライニング装置を提供することを意図する。
また文献(2)の特開2001−120381の「テーブル機構付きシートリクライニング装置」がある。この発明は、べースブラケットのセンターシャフトに固定したラチェットホイールのラチェット歯部に係脱するロックパウルを中間プレートに軸支し、ロックパウルのピンを遊嵌できる長孔を開設したセンターシャフトを回転自在に配設したカムプレートに係合し、このカムプレートはセンターシャフトに捲装したスプリング(渦巻きばね)で時計回りに付勢され、またカムプレートに設けたワイヤをプーリに捲装し、このプーリをアームプレートのフレームに固止し、このプーリの回転を介してアームプレートが前傾する構成であり、テーブルロックを解除しない限り(仮にリクライニングロックを解除しても)、シートバックがハンマー状態で搭乗者に衝撃を与えることがないフルフラット形態のシートリクライニング装置を提供することを意図する。
そして、本出願人の提案にかかる文献(3)の特開2004−65297の「シートリクライニング装置」がある。その概要は、リクライニング機構のロック、アンロックを司るロック機構に着脱自在に設けたケーシングと、このケーシングにスプリングの一端を係止し、その他端をシートブラケットフレームに係止した構成であって、このスプリングをケーシングに設けた規制手段で制御することで、シートバックの急激な前傾を回避することを意図する。尚、本出願人は、この文献(3)をさらに改良した複数の発明を出願中である。
特開2002−101997 特開2001−120381 特開2004−65297
前記文献(1)〜文献(3)の発明を概要すると、これらの発明は、シートバック(シートバックフレーム)の一方側を規制することで、シートバックの急激な折畳み(前傾)を回避すること、又はシートの確実かつスムーズな動きを確保すること等を意図する。しかし、これらの発明は、スプリングの反撥力を一方で規制し、この規制をスプリング全体に及ぼす構成を介してシートの折畳み時の衝撃吸収を図る構成である。従って、スプリングを主体としたシートの折畳み時の回転に伴う加速的な衝撃を吸収すること、又はこの衝撃による各種の障害を回避すること等の面においても、必ずしも十分とは云えない。
また、文献(1)、文献(2)は、スプリングの一端を規制する構成を採用するが、種々の部品の使用と、他の付帯設備及び/又は複雑な動きとを組合せた構成を採用する。従って、構成上の制約、構造の複雑化、或いは組付けの困難化を招来すること、又はコストの上昇を招来する等の問題点がある。
そして、本出願人が提案する出願中の「リクライニング装置」は、スプリングの形状及び/又は寸法等を有効利用する発明であるが、このスプリングの小寸法化及び/又は軽量化、スプリング及び/又は装置全体の取付けの簡略化等の面において、さらなる改良が要求されつつある。このような状況に鑑み、本出願人は、この要望に応えるために、本発明を提案する。
請求項1の発明は、ロック機構に一端を、またリクライニング機構のケーシングに他端をそれぞれ固止したスプリングの構成を採用し、シートバックの動きと、この動きに連動するスプリングの他端の動きを介してシートバックの前傾(前進、即ち、折畳み)を図ることにより、このシートバックの前傾回転による衝撃の緩和と、シートバックフレームの迅速かつ確実な起立及び/又は移動等と、又はシートバックの緩やかで確実な折畳み及び/又は移動等を図ることを意図する。そして、また前記衝撃をなくすこと、又はこの衝撃に基づく、前述の弊害解消を図ること等を意図する。また請求項1の発明は、前述した構成を採用することで、スプリングの小寸法化、軽量化、スプリング及び/又は装置全体の取付けの簡略化等を図ることを意図する。
請求項1は、ロック、アンロックを司るロック機構に付設したリクライニング機構と、前記ロック機構に一端を、またリクライニング機構のケーシングに他端をそれぞれ固止したスプリングを有し、このスプリングの少なくとも他端の動きを規制し、シートバックが後倒する時に、前記スプリングの他端を緊張する方向に移動し、このスプリングを緊張し、また前記シートバックが前倒する時に、前記スプリングの他端を弛緩する方向に移動し、このスプリングを弛緩する構成としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、またこの目的を達成するのに最適なシートバックフレームの標準着座位置を確保すること等を意図する。
請求項2は、請求項1に記載の後倒と前倒の境が、シートバックの略100度から略120度にあって、シートバックフレームが標準着座位置の角度であることを特徴としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、またこの目的を達成するのに最適なスプリングの規制及び/又は機能確保を図ること等を意図する。
請求項3は、請求項1に記載の「前記スプリングの他端を緊張する方向に移動し、このスプリングを緊張し、また前記シートバックが前倒する時に、前記スプリングの他端を弛緩する方向に移動」する構成が、前記スプリングの一端を前記ロック機構に突設した一方のフック片に固止し、またこのスプリングの他端を前記リクライニング機構のケーシングに軸支した歯部を有する伝達媒体に設けた他方のフック片に係止し、この伝達媒体の歯部に噛合する外歯部を有する前記シートバックフレームのピンに遊嵌したリンクを有することを特徴としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置である。
請求項4の発明は、請求項3の目的を達成すること、またこの目的を達成し、かつ衝突を避けるのに最適なリンクの曲面部位を提供すること等を意図する。
請求項4は、請求項3に記載のリンクが、前記スプリングとの衝突を避けるためにその一部に曲面部位を形成することを特徴としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置である。
請求項5の発明は、請求項1の目的を達成すること、またこの目的を達成するのに最適なスプリングに対する付帯条件を提供すること等を意図する。
請求項5は、請求項1に記載の「前記スプリングの他端を緊張する方向に移動し、このスプリングを緊張し、また前記シートバックが前倒する時に、前記スプリングの他端を弛緩する方向に移動」する構成を、下記の条件で変更可能としたことを特徴としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置であって、
その条件は、下記の一つか、又は複数の組合せ機構で構成される。
(1) リンクの長さ及び/又はピンの位置
(2) リンクの長孔の長さ及び/又は角度
(3) 伝達媒体・リンクの外歯部のピッチ・大小・形状及び/又は径
(4) 伝達媒体の軸心とリンクの軸心の距離
(5) スプリングの他端の係止位置及び/又は距離
請求項6の発明は、請求項1の目的を達成すること、またこの目的を達成するのに最適な本体構造の囲繞を図り、この本体構造を保護すること等を意図する。
請求項6は、請求項1に記載の「前記スプリングの他端を緊張する方向に移動し、このスプリングを緊張し、また前記シートバックが前倒する時に、前記スプリングの他端を弛緩する方向に移動」する構成をケーシングで囲繞することを特徴としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置である。
請求項7の発明は、請求項3の目的を達成すること、またこの目的を達成するのに最適なシートバックフレーム、前記リンク及び/又は前記ピンの軸心の構造を提供すること等を意図する。
請求項7は、請求項3に記載のシートバックフレーム、前記リンク及び/又は前記ピンの軸心が、前記シートの標準着座位置の角度上にあることを特徴としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置である。
請求項1の発明は、ロック、アンロックを司るロック機構に付設したリクライニング機構と、ロック機構に一端を、またリクライニング機構のケーシングに他端をそれぞれ固止したスプリングを有し、スプリングの少なくとも他端の動きを規制し、シートバックが後倒する時に、スプリングの他端を緊張する方向に移動し、スプリングを緊張し、またシートバックが前倒する時に、スプリングの他端を弛緩する方向に移動し、スプリングを弛緩するシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置である。
従って、請求項1は、ロック機構に一端を、またリクライニング機構のケーシングに他端をそれぞれ固止したスプリングの構成を採用し、シートバックの動きと、この動きに連動するスプリングの他端の動きを介してシートバックの前傾を図ることにより、このシートバックの前傾回転による衝撃の緩和と、シートバックフレームの迅速かつ確実な起立及び/又は移動等と、又はシートバックの緩やかで確実な折畳み及び/又は移動等が図れること等の特徴を有する。そして、また前記衝撃をなくすこと、又はこの衝撃に基づく、前述の弊害解消が図れること等の実益がある。また請求項1は、前述した構成を採用することで、スプリングの小寸法化、軽量化、スプリング及び/又は装置全体の取付けの簡略化等が図れる利点がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載の後倒と前倒の境が、シートバックの略100度から略120度にあって、シートバックフレームが標準着座位置の角度であるシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置である。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、またこの目的を達成するのに最適なシートバックフレームの標準着座位置を確保できること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載の「スプリングの他端を緊張する方向に移動し、スプリングを緊張し、またシートバックが前倒する時に、スプリングの他端を弛緩する方向に移動」する構成が、スプリングの一端をロック機構に突設した一方のフック片に固止し、またスプリングの他端をリクライニング機構のケーシングに軸支した歯部を有する伝達媒体に設けた他方のフック片に係止し、伝達媒体の歯部に噛合する外歯部を有するシートバックフレームのピンに遊嵌したリンクを有するシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置である。
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成できること、またこの目的を達成するのに最適なスプリングの規制及び/又は機能確保が図れること等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のリンクが、スプリングとの衝突を避けるためにその一部に曲面部位を形成するシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置である。
従って、請求項4は、請求項3の目的を達成できること、またこの目的を達成し、かつ衝突を避けるのに最適なリンクの曲面部位を提供できること等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1に記載の「スプリングの他端を緊張する方向に移動し、スプリングを緊張し、またシートバックが前倒する時に、スプリングの他端を弛緩する方向に移動」する構成を、下記の条件で変更可能としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置であって、
その条件は、下記の一つか、又は複数の組合せ機構で構成される。
(1) リンクの長さ及び/又はピンの位置
(2) リンクの長孔の長さ及び/又は角度
(3) 伝達媒体・リンクの外歯部のピッチ・大小・形状及び/又は径
(4) 伝達媒体の軸心とリンクの軸心の距離
(5) スプリングの他端の係止位置及び/又は距離
従って、請求項5は、請求項1の目的を達成できること、またこの目的を達成するのに最適なスプリングに対する付帯条件を提供できること等の特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1に記載の「スプリングの他端を緊張する方向に移動し、このスプリングを緊張し、またシートバックが前倒する時に、スプリングの他端を弛緩する方向に移動」する構成をケーシングで囲繞するシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置である。
従って、請求項6は、請求項1の目的を達成できること、またこの目的を達成するのに最適な本体構造の囲繞を図り、この本体構造を保護できること等の特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項3に記載のシートバックフレーム、リンク及び/又はピンの軸心が、シートの標準着座位置の角度上にあるシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置である。
従って、請求項7は、請求項3の目的を達成できること、またこの目的を達成するのに最適なシートバックフレーム、前記リンク及び/又は前記ピンの軸心の構造を提供できること等の特徴を有する。
以下、本発明の各実施例を、図面を参照して説明する。
先ず、図1−1〜図1−3に示した各タイプのシートの一部及び/又は全体を示した一例の側面模式図において、Aは車輌のシートで、A1はシートAのシートクッション、A2はシートAのシートバックを示す。また、Bはロック機構で、このロック機構BはシートバックフレームA3に設けたシートAの起立、折畳み等を司るロック、アンロック機構を備える。さらに、このロック機構Bには操作ハンドルCの復帰を司るスプリング(図示せず)等の復帰手段が設けられている。図中Eはヘッドレストを示す。
続いて、図2−1は、前記図1−1〜図1−3に示した基本的なシートAの形態を基にして標準的なシートAの荷重と後述するスプリングとの相関関係を示した図であり、回転軌跡はシートAの回転を、傾斜線はシートAの角度を、また数値の0で示す箇所は、シートAのスプリングが略開放されるのに最適な箇所(スプリングの反作用が無くなった状態を示す箇所)を、L1とL2は後述するリンクと、伝達媒体の軸間を示した文字を、それぞれ示しており、そのインボリュート曲線(仮称)は、シートAの荷重軌跡の望ましい形態である。そして、図面にハッチングした箇所は、スプリングの反作用を利用するエリアを示している。また図2−2は前記リンクにおける駆動側の外歯部と、伝達媒体における従動側の歯部の形状を平面視した図で、図中L1−1〜L1−n、及びL2−1〜L2−nは、前記リンクの軸・外歯部間の距離、また前記伝達媒体の軸・歯部間の距離をそれぞれ角度で表したものであり、前記L1とL2の数値の一定化を示している。
そして、この図2−1、図2−2を基にして図3−1〜図3−3と、後述する図4−1〜図4−3に、それぞれ示した基本的構造で、かつ最適なシートバックフレームA3とリンク機構及び/又はスプリングとの関係を説明した。先ず、図3−1〜図3−3であり、この図3−1はシートAが標準着座位置の角度である側面模式図、図3−2はその後傾状態の側面模式図、図3−3はその前傾状態の側面模式図である。また次の図4−1〜図4−3であり、この図4−1はシートAが標準着座位置の角度である側面模式図、図4−2はその後傾状態の側面模式図、図4−3はその前傾状態の側面模式図である。
先ず、図3−1〜図3−3の一例に示した好ましい構成を説明すると、1はリクライニング機構のケーシングで、このケーシング1はケーシング本体100に嵌合固止される。そして、このケーシング本体100は、後述する図6−3及び図6−4に示すように着脱自在に、ロボット、又は手動等の手段を介してワンタッチで、かつ迅速に取付けられ、かつ弾性的な係止手段を利用して確実かつ不用意に抜けないように設けられる。そして、このケーシング1内には、前記ケーシング本体100よりプレス成形を介して切欠き・突設した支持片101(図6−1、図6−2等で表示する)と、この支持片101に設けた軸2に軸支した歯部30を下面に有する伝達媒体3と、この伝達媒体3に設けた他方のフック片31に他端41を係止したスプリング4と、このスプリング4の一端40が係止される前記ロック機構Bの本体B1に設けた一方のフック片5と、前記伝達媒体3の歯部30に螺合する外歯部70を一端7aに有するリンク7と、このリンク7の他端7bに設けた長孔71が遊嵌されるクッション材80を付設したピン8を備えている。尚、このピン8は前記シートバックフレームA3の所定の位置に設けられている。図中10はそれぞれ止め具を示す。そして、この例では、図3−1〜図3−3に示すように、伝達媒体3は他方のフック片31が図面に向かって右側に、また歯部30が図面に向かって左側に位置しており、この左側に位置する従動側の歯部30にリンク7の外歯部70が位置する構成であって、本体B1とスプリング4の僅かな隙間を利用して、このリンク7の設置と、確実な可動を図る構成とする。そして、実際の構成では、このピン8を複数設けて荷重調整することも可能である。このピン8と長孔71との係合関係又は取付け角度等は、例えば、リンク7のガタ付き及び/又はガタ音の発生回避、また伝達媒体3の歯部30とリンク7の外歯部70又はスプリング4等のガタ付き及び/又はガタ音の発生回避に有効である。そして、また、シートバックフレームA3とリンク7との回転半径の違いを吸収する。
以上の構成において、その後傾及び/又は前傾について説明すると、図3−1におけるシートAが標準着座位置にある場合は、ピン8、シートバックフレームA3の軸2及び/又はリンク7の軸72は、シートAの水平面に対して略100度から略120度の仮想傾斜線D上にある。この状態から、ロック機構Bを解除し、体重等の外的要因で矢印「イ」の方向にシートバックフレームA3が軸2を支点として後傾することで、リンク7が時計方向に可動するとともに、このリンク7に設けた外歯部70も同様に時計方向に可動する。この外歯部70の時計方向への可動で、この外歯部70に噛合する伝達媒体3が反時計方向(図示する)に可動する。この伝達媒体3の反時計方向の回転で、他方のフック片31が反時計方向に移動する。この移動(緊張する対峙方向への移動)でスプリング4の他端41が緊張される。このスプリング4の緊張は、この僅かな時間で、かつ速やかな緊締が図れ、図3−2に示すように、シートバックA2が最終の後傾になった状態(フルフラットの状態)となる。そして、ロック機構Bを解除し、矢印「ロ」の方向にシートバックフレームA3が軸2を支点としてリターンし、このリターンでリンク7が反時計方向に可動すると、このリンク7に設けた外歯部70も同様に反時計方向に可動する。この外歯部70の反時計方向への可動で、この外歯部70に噛合する伝達媒体3が時計方向に可動する。この伝達媒体3の時計方向への回転で、他方のフック片31が時計方向に移動し、スプリング4が弛緩される。このスプリング4の弛緩は、この僅かな時間で、かつ速やかな弛緩と、このシートバックA2のリターンが図れ、図3−1に示した如く、シートバックA2が標準着座位置に戻った最初の状態となる。その後、さらにロック機構Bを解除したままで、前記リターンの力を利用すると、矢印「ハ」の方向にシートバックフレームA3が軸2を支点として前傾するとともに、このスプリング4の緊締力は作用しない。また同時にリンク7が反時計方向に惰性で可動するとともに、このリンク7に設けた外歯部70も同様に反時計方向に惰性で可動する。この外歯部70の反時計方向への惰性による可動で、この外歯部70に噛合する伝達媒体3が時計方向に緩やかに可動する。この伝達媒体3の時計方向への緩やかな回転で、他方のフック片31が時計方向に惰性で移動する。この移動でスプリング4の他端41が惰性で移動するとともに、このスプリング4の緊締力は作用しない。即ち、スプリング4が対峙方向に緩やかな反力を介して弛緩されるが、人に衝撃を与えるほどの反力はない。従って、シートバックA2の緩やかで確実な折畳み及び/又は起立等が図れ、各種の衝撃をなくし得ること、又はこの衝撃に基づく、弊害解消が図れること等の特徴がある。そして、図3−3に示すように、シートバックA2のリターンが図れ、その前傾の状態が確保される。以上で説明した図3−3から図3−1に示したシートバックA2が標準着座位置に戻った最初の状態になる過程で、伝達媒体3とリンク7との関係及び/又は他方のフック片41の移動を介してスプリング4を緊張するとともに、速やかな後傾方向に向かったシートバックA2の動きが確保される構成である。
尚、次の図4−1〜図4−3は、前記図3−1〜図3−3と、原理は原則として同じであり、その相違する構成を説明すると、この例では、リンク7の外歯部70がシートバックフレームA3に設けた軸2の上方に位置し、また伝達媒体3の歯部30が同様に軸2の上方にあって、この噛合関係が軸2の上方で行われる構成である。この構成では、リンク7が伝達媒体3に規制されずに自由で広範囲の可動が可能となり、構造上での容易性と、製作及び/又は組付け等の容易性、又はスプリング4の規制の強化及び/又は緩やかなリターンの確保が図れること等の特徴がある。またリンク7の短縮化による軽量化、材料の節約、製造及び/又は組付けの容易化と、スペースの有効利用又は小型化、経済性の確保等が図れる実益がある。そして、その他の構成及び/又は作用等は前述の例に準ずる。
そして、図5−1から図5−4は、前記歯部30と外歯部70との噛合による一例であり、前述の図1−1〜図1−3の各シートAに対応可能で、図2−1に示した各態様の荷重に対応できる一例を示しており、その具体的な例を、第一案から第四案として説明する。図5−1は第一案であり、歯部30が緩やかな波形(図面に向かって左上がり)で、これに対応する外歯部70が、略対称形状の波形であって、図示の如く、部分箇所での噛合となることから、応力変化に対応できる。図5−2は第二案であり、歯部30が緩やかな波形(図面に向かって左上がり)で、これに対応する外歯部70が、略対称形状の波形であって、前記歯部30及び外歯部70の歯の大きさが一部で異なる構成、例えば、図示の如く、部分箇所での噛合となることから、応力変化に対応できる。また図示しないが、応力変化に対応し、歯部30及び外歯部70の相互間で歯の大きさを変更する例もあり得る。図5−3は第三案であり、歯部30が略卵形で、これに対応する外歯部70が、皿形状の凹形であって、図示の如く、部分箇所での噛合となることから、応力変化に対応できる。図5−4は第四案であり、歯部30が略扁平円形で、これに対応する外歯部70が、略曲面形状の凸形であって、図示の如く、部分箇所での噛合となることから、応力変化に対応できる。何れにしても各シートAに対応可能でき、荷重が確保できる歯部30と外歯部70の噛合構造及び/又は形態等を備えた構成であれば採用できる。そして、以上で説明した第一案から第四案の歯部30と、これに対応する外歯部70との関係は一例であり、同様な機構及び/又は効果を有する他の構成も本発明の範疇である。そして、この第一案〜第四案の他の構成要件(条件設定)を総括した説明は、図7に図示した。
また図6−1は図3−1に示したロック機構とリクライニング装置との取付け状態のX−Xにおける要部の一部欠截の側面模式図であり、また図6−2は図6−1の分解状態を示した断面図であって、本体B1にケーシング本体100を着脱自在に設けられる構成であって、本体B1に設けた受入片102にケーシング本体100に折曲げ形成して設けた係止片B2を係脱可能とする構成である。尚、ケーシング本体100に設けた受入片102に本体B1に折曲げ形成して設けた係止片B2を係脱可能とする構成は図示しない。そして、図6−3は図6−1をY−Y方向からそれぞれ対峙方向に模式的に示した取付け状態の正面図、図6−4は図6−1をZ−Z方向から模式的に示した取付け状態の正面図であり、この受入片102に係止片B2を係脱可能とする構成は、種々考えられるが、図6−3に図示したケーシング本体100に設けた孔、突起等の支持部11を利用し、このケーシング本体100(ケーシング1)を、図示しないロボット等の自動組付け手段で支持するとともに、このケーシング本体100をロック機構Bの本体B1に取付け可能とする構成が望ましい。
尚、図7は、前記スプリング4の緊張及び/又は弛緩を介してシートバックA
2の荷重調整、即ち、後傾になった状態と、標準着座の状態及び/又は前傾した状態(折畳みの重畳状態)への可変を調整する各種の要素を統計的に示したものであり、これらの要素の組合せを介して所望するシートバックA2の荷重調整を行う構成である。その詳細は、この図7に第一の実施例として示してある。
また図8は、前記シートバックA2の荷重調整を、総合的な構成を利用して行う他の実施例であり、第二の実施例から第六の実施例が考えられるが一例である。尚、図示しないが、微調整ネジにより、リンク7の外歯部70と伝達媒体3の歯部30の距離を調整し、スプリング4の緊張及び/又は弛緩を測ることも可能である。
図1−1はシートの一部を示した一例の側面模式図 図1−2は二列シートの全体を示した一例の側面模式図 図1−3は三列シートの全体を示した一例の側面模式図 図2−1は、図1−1〜図1−3に示した基本的なシートの形態を基にして標準的なシートの荷重とスプリングとの相関関係を示した図 図2−2はリンクの外歯部と、伝達媒体における歯部の形状を平面視した図 図3−1はシートが標準着座位置の角度である側面模式図 図3−2はその後傾状態の側面模式図 図3−3はその前傾状態の側面模式図 図4−1はシートが標準着座位置の角度である側面模式図 図4−2はその後傾状態の側面模式図 図4−3はその前傾状態の側面模式図 図5−1は伝達媒体の歯部とリンクの外歯部との噛合による第一案の拡大模式図 図5−2は伝達媒体の歯部とリンクの外歯部との噛合による第二案の拡大模式図 図5−3は伝達媒体の歯部とリンクの外歯部との噛合による第三案の拡大模式図 図5−4は伝達媒体の歯部とリンクの外歯部との噛合による第四案の拡大模式図 図6−1は図3−1に示したロック機構とリクライニング装置との取付け状態のX−Xにおける要部の一部欠截の側面模式図 図6−2は図6−1の分解状態を示した断面図 図6−3は図6−1をY−Y方向からそれぞれ対峙方向に模式的に示した取付け状態の正面図 図6−4は図6−1をZ−Z方向から模式的に示した取付け状態の正面図 図7はスプリングの緊張及び/又は弛緩を介してシートバックの荷重調整を説明する図 図8はシートバックの荷重調整を、総合的な構成を利用して行う他の実施例であり、第二の実施例から第六の実施例として説明する図
符号の説明
A シート
A1 シートクッション
A2 シートバック
A3 シートバックフレーム
B ロック機構
B1 本体
B2 係止片
C 操作ハンドル
D 仮想傾斜線
E ヘッドレスト
1 ケーシング
100 ケーシング本体
101 支持片
102 受入片
2 軸
3 伝達媒体
30 歯部
31 他方のフック片
4 スプリング
40 一端
41 他端
5 一方のフック片
7 リンク
7a 一端
7b 他端
70 外歯部
71 長孔
72 軸
8 ピン
80 クッション材
10 止め具
11 支持部

Claims (7)

  1. ロック、アンロックを司るロック機構に付設したリクライニング機構と、前記ロック機構に一端を、またリクライニング機構のケーシングに他端をそれぞれ固止したスプリングを有し、このスプリングの少なくとも他端の動きを規制し、シートバックが後倒する時に、前記スプリングの他端を緊張する方向に移動し、このスプリングを緊張し、また前記シートバックが前倒する時に、前記スプリングの他端を弛緩する方向に移動し、このスプリングを弛緩する構成としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置。
  2. 請求項1に記載の後倒と前倒の境が、シートバックの略100度から略120度にあって、シートバックフレームが標準着座位置の角度であることを特徴としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置。
  3. 請求項1に記載の「前記スプリングの他端を緊張する方向に移動し、このスプリングを緊張し、また前記シートバックが前倒する時に、前記スプリングの他端を弛緩する方向に移動」する構成が、前記スプリングの一端を前記ロック機構に突設した一方のフック片に固止し、またこのスプリングの他端を前記リクライニング機構のケーシングに軸支した歯部を有する伝達媒体に設けた他方のフック片に係止し、この伝達媒体の歯部に噛合する外歯部を有する前記シートバックフレームのピンに遊嵌したリンクを有することを特徴としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置。
  4. 請求項3に記載のリンクが、前記スプリングとの衝突を避けるためにその一部に曲面部位を形成することを特徴としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置。
  5. 請求項1に記載の「前記スプリングの他端を緊張する方向に移動し、このスプリングを緊張し、また前記シートバックが前倒する時に、前記スプリングの他端を弛緩する方向に移動」する構成を、下記の条件で変更可能としたことを特徴としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置であって、
    その条件は、下記の一つか、又は複数の組合せ機構で構成される。
    (1) リンクの長さ及び/又はピンの位置
    (2) リンクの長孔の長さ及び/又は角度
    (3) 伝達媒体・リンクの外歯部のピッチ・大小・形状及び/又は径
    (4) 伝達媒体の軸心とリンクの軸心の距離
    (5) スプリングの他端の係止位置及び/又は距離
  6. 請求項1に記載の「前記スプリングの他端を緊張する方向に移動し、このスプリングを緊張し、また前記シートバックが前倒する時に、前記スプリングの他端を弛緩する方向に移動」する構成をケーシングで囲繞することを特徴としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置。
  7. 請求項3に記載のシートバックフレーム、前記リンク及び/又は前記ピンの軸心が、前記シートの標準着座位置の角度上にあることを特徴としたシートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置。
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