JP2007202711A - 野球又はソフトボール用グラブの保型ベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の好みに応じてより複雑なグラブ形状の保型を可能としたグラブの保型ベルトを提供することを目的とする。
【解決手段】野球用又はソフトボール用グラブの保型ベルトであって、グラブの周方向に巻きつける保型用ベルト部を長手方向に複数本配置し、前記保型用ベルト部の端部に係止具を設け、前記複数の保型用ベルト部はベルト部内の一部で他の保型用ベルト部の一部と一体化していることを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブの保型ベルト。
【選択図】図2
【解決手段】野球用又はソフトボール用グラブの保型ベルトであって、グラブの周方向に巻きつける保型用ベルト部を長手方向に複数本配置し、前記保型用ベルト部の端部に係止具を設け、前記複数の保型用ベルト部はベルト部内の一部で他の保型用ベルト部の一部と一体化していることを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブの保型ベルト。
【選択図】図2
Description
本発明は、野球用又はソフトボール用グラブ(以下、単にグラブとも称する。)の保型ベルトに関するものであって、使用者の好みに応じたグラブ形状を保持するための保型ベルトに関するものである。
従来より、ボールの捕球を容易にするためや使用者の使い勝手を高めるなどの目的で、グラブ本体のウエブ部や各指袋の形状を使用者の好みに応じて形付け(癖付け)することが一般的に行われている。形付けの方法としては、グラブの受球ポケットにボールを挟んだ状態で、袋に収納することや、紐やゴムバンド等で緊締保持する方法が一般的に行われてきた。そのような従来の方法の課題を解決するために、本件出願人は特許文献1に記載の野球又はソフトボール用グラブの保型ベルトを開発するに至った。この特許文献1に記載の保型ベルトは、グラブの親指袋から小指袋までの外周に巻着する保型ベルトであり、前記保型ベルトは矩形形状であり両端部に係止部を有すると共に矩形形状の長さ方向の中央部にスリットが形成されたことを特徴とするものである。
特開2003−135645号公報
前記特許文献1の保型ベルトでは、矩形形状の長さ方向の中央部にスリットを形成することにより、親指袋から小指袋に掛けてのグラブ外周を被覆巻着した際に、このスリットの部分が拡張して、グラブの手の甲部と人差し指袋から小指袋の各指袋の境界部を被覆することなく巻着して緊締するため、従来の保型ベルトのように余分な緊締力が境界部に働くことが防止でき、グラブを希望する形状に保持することが出来るという効果を奏するものである。しかしながら、ベルト部が各指袋のグラブ外周を被覆巻着することで、全ての指袋においてグラブ外側から中心側に向かって力が加わることとなり、後述するような複雑なグラブ形状の保持には適さないという課題が生じる。
そこで本発明では、このような課題を解決し、使用者の好みに応じてより複雑なグラブ形状の保型を可能としたグラブの保型ベルトを提供することを目的とする。
そこで本発明では、このような課題を解決し、使用者の好みに応じてより複雑なグラブ形状の保型を可能としたグラブの保型ベルトを提供することを目的とする。
本発明の野球用又はソフトボール用グラブの保型ベルトは、グラブの周方向に巻きつける保型用ベルト部を長手方向に複数本配置し、前記保型用ベルト部の端部には係止具を設け、前記複数の保型用ベルト部はベルト部内の一部で他の保型用ベルト部の一部と一体化されていることを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブの保型ベルトである。
また、前記複数の保型用ベルト部は、長手方向に配置される連結用ベルト部によって一体化することも可能である。
また、前記複数の保型用ベルト部は、長手方向に配置される連結用ベルト部によって一体化することも可能である。
本発明の保型ベルトでは、保型用ベルト部を複数本配置することで従来技術では不可能であった複雑なグラブ形状の保持が可能となる。具体的には、グラブの各指袋における根元部分、中央部、先端部等の位置で保型用ベルト部を通す場所を指袋の外側と内側で選択することや保型用ベルト部を配置しない領域を設けることで、使用者の好みに応じたグラブ形状の保持が実現可能となる。
また、複数存在する保型用ベルト部を長手方向に一体化することで、グラブを保型ベルトで締め付けた際に保型用ベルト部が長手方向にずれることを防止でき、保型ベルト全体がずれることなく、グラブ形状を安定して保持することができる。
また、複数存在する保型用ベルト部を長手方向に一体化することで、グラブを保型ベルトで締め付けた際に保型用ベルト部が長手方向にずれることを防止でき、保型ベルト全体がずれることなく、グラブ形状を安定して保持することができる。
本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、本発明の保型ベルト10では、グラブ形状を保持するためにグラブの周方向に巻きつける保型用ベルト部1を長手方向Yに複数本配置する。複数配置された保型用ベルト部1はベルト部内の一部で他のベルト部の一部と連結し一体化されている。図1では保型用ベルト部1を3本配置すると共に、3本の保型用ベルト部1は、各保型用ベルト部をまたがるように長手方向に配置される連結用ベルト部2を介して一体化されている。保型用ベルト部1と連結用ベルト部2とを一体化する方法としては縫着や接着など従来の方法が用いられる。またメンファスナー等を用いて保型用ベルト部1と連結用ベルト部2とを着脱自在にすることもできる。また、連結用ベルト部2を介することなく保型用ベルト部1の一部と隣合う他の保型用ベルト部1の一部とを直接一体化することも可能である。複数存在する保型用ベルト部1を前記のように一体化することで、グラブを締め付けた際の、保型用ベルト部1の長手方向のずれを防止することができ、保型用ベルト部1がずれることなく、グラブ形状を安定して保持することができる。
前記の保型用ベルト部1の本数は特に限定されるものではないが、具体的には2本以上10本以下程度である。保型用ベルト部1を複数本配置することで後述するような複雑なグラブ形状の保持が可能となる。
保型用ベルト部1を構成する素材は、各種繊維で構成される織物や編物などの生地素材や、人工皮革、天然皮革などが挙げられるが、グラブを締め付けるのに充分な強度を有する素材であれば特に限定はされない。また長手方向Y及び/又は周方向Xにおける素材の伸縮の大きさは必要に応じて任意であってよいが、巻き付けた際にベルト部をずれにくくするためには周方向Xにはある程度の伸縮を有することが好ましい。
保型用ベルト部1の周方向Xの長さについては、少なくとも保型するグラブの外周を被覆することが充分可能な長さを有していれば良く、長さの上限については特に限定はされない。
また保型用ベルト部1の長手方向Yの幅については、特に限定されるものではないが、10mmから100mm程度であることが好ましい。10mm以下の場合は、グラブを締め付けた際にベルト部がグラブの表面革にくい込んでしまい、ベルト部の締め付け跡が残る不具合を生じる。100mm以上の場合は、保型の際に指袋と指袋の間を通すのが困難になり、複雑なグラブ形状を実現できないという不具合を生じる。
また保型用ベルト部1の長手方向Yの幅については、特に限定されるものではないが、10mmから100mm程度であることが好ましい。10mm以下の場合は、グラブを締め付けた際にベルト部がグラブの表面革にくい込んでしまい、ベルト部の締め付け跡が残る不具合を生じる。100mm以上の場合は、保型の際に指袋と指袋の間を通すのが困難になり、複雑なグラブ形状を実現できないという不具合を生じる。
また保型用ベルト部1の形状は、図1に示したように長手方向Yにおいて一定幅であり、周方向Xにおいて直線状の形状に限定されず、ベルト部の場所によって長手方向の幅に変化を与えることや周方向に直線状ではない形状とすることも可能である。
連結用ベルト部2は保形用ベルト部1と同様の素材で構成することができる。長手方向Y及び/又は周方向Xにおける素材の伸縮の大きさは、保形用ベルト部1と同様に必要に応じて任意であってよいが、巻き付けた際に保型用ベルト部を長手方向にずれにくくするためには、長手方向Yには伸縮性がないことが好ましい。
図1では、長手方向において保型用ベルト部1と保型用ベルト部1との間に一定の間隔4を設けて保型用ベルト部1を配置したが、間隔4を設けずに保型用ベルト部1を連続的に配置することや間隔の大きさに大小をつけて配置することも可能である。間隔を設けた場合は図4に示すように保型用ベルト部を斜め方向に巻きつける場合に連結用ベルト部に生じる捩れを抑えることができる。
保型用ベルト部1の端部には係止具5を設ける。係止具5を設けることによってベルト部の端部を着脱可能とし、係止具を留めた状態(輪状)のベルト部と係止具を外した状態(端部が開放された状態)のベルト部を自在とすることができる。またこの係止具5で保型用ベルト部1の長さ(グラブの締め付け)を調整可能とする。従って、係止具の機能としては、ベルト部を固定する機能と長さ(締め付け)を調整する機能が必要であり、面ファスナー、ボタン、フックに加えて複数のD環や円環を用いて係止する方法など、従来の方法から選択することができる。
次に本発明の保型ベルト10を用いてグラブを形付けする方法を説明する。まず、保型用ベルト部1の端部の係止具5を外し、保型用ベルト部1の端部が開放された状態とし、帯状となった保型用ベルト部1をグラブの各指袋の内側或いは外側を通して、使用者の好みに応じたグラブ形状となるように整えたうえで、各保型用ベルト部1の長さを調整し、係止具5を用いて各ベルト部を固定する。
図2(a)は本発明の保型ベルト10を用いてグラブ20を保持した状態を示す背面図、図2(b)は同じく正面図を示している。図2では、ボール30をグラブのポケット部に挟んだ状態で、上側の保型用ベルト部1cは、グラブ背面側の親指袋24からウエブ部25、人差指袋26、中指袋21までの領域ではベルト部をグラブの外側に配置すると共に中指袋21と薬指袋22との間から受球面側へとベルト部を通して、親指袋24の縁部と結ぶように保型用ベルト部1cを固定する。次に中央の保型用ベルト部1dは、グラブ背面側の親指袋24からウエブ部25、人差指袋26、中指袋21、薬指袋22までの領域ではベルト部をグラブの外側に配置すると共に薬指袋22と小指袋23との間から受球面側へとベルト部を通して、親指袋24の縁部とを結ぶように保型用ベルト部1dを固定する。次に下側の保型用ベルト部1eはグラブ背面側から受球面側にいたる周方向において、グラブ外側の下方部を結ぶように保型用ベルト部1eを固定する。
図2に示すように保型ベルト10を用いてグラブを固定することで、グラブ20の上部は親指袋24からウエブ部25、人差指袋26、中指袋21までの領域が保型用ベルト部1cによってグラブ中心方向に向かって締め付けられた状態で保型される。グラブ20の中央部は親指袋24からウエブ部25、人差指袋26、中指袋21、薬指袋22までの領域が保型用ベルト部1dによってグラブ中心方向に向かって締め付けられた状態で保型される。グラブ20の下部は保型用ベルト部1eが巻き付けられた周方向の領域全体がグラブ中心方向に向かって締め付けられた状態で保型される。また、小指袋23の全体及び薬指袋22の先端部は保型用ベルト部1c、1dが巻きついておらず、グラブ中心方向への締め付けは生じないので、小指袋の全体と薬指袋の先端部とは他の指袋に比べてグラブの外側で保型される。
図3(a)は本発明の保型ベルト10によって異なるグラブ形状を保型した状態を示す背面図、図3(b)は同じく正面図を示している。
図3では、上側の保型用ベルト部1cは、グラブ背面側の親指袋24からウエブ部25、人差指袋26までの領域ではベルト部をグラブの外側に配置し、中指袋21と薬指袋22の領域ではベルト部はグラブの内側を通し、小指袋23の領域ではベルト部を再度グラブの外側に配置し、小指袋23の縁部から受球面側へとベルト部を通して、親指袋24の縁部と結ぶように保型用ベルト部1cを固定する。
次に中央の保型用ベルト部1dも前記の上側の保型用ベルト部1cと同様の方法で固定する。次に下側の保型用ベルト部1eはグラブ下部の周方向の最外部を結ぶようにベルト部を固定する。
図3では、上側の保型用ベルト部1cは、グラブ背面側の親指袋24からウエブ部25、人差指袋26までの領域ではベルト部をグラブの外側に配置し、中指袋21と薬指袋22の領域ではベルト部はグラブの内側を通し、小指袋23の領域ではベルト部を再度グラブの外側に配置し、小指袋23の縁部から受球面側へとベルト部を通して、親指袋24の縁部と結ぶように保型用ベルト部1cを固定する。
次に中央の保型用ベルト部1dも前記の上側の保型用ベルト部1cと同様の方法で固定する。次に下側の保型用ベルト部1eはグラブ下部の周方向の最外部を結ぶようにベルト部を固定する。
図3に示すように保型ベルト10を用いてグラブを固定することで、グラブ20の上部及び中央部は親指袋24からウエブ部25、人差指袋26までの領域と小指袋24の領域が保型ベルト10によってグラブ中心方向に向かって締め付けられた状態で保型される。また中指袋21と薬指袋22においてはベルト部が指袋の内側を通っており、グラブ中心方向へは締め付けられないので、中指袋21と薬指袋22は他の指袋に比べてグラブの外側で保型される(中指袋21と薬指袋22の領域が膨らみを持った形状となる。)。グラブ20の下部は保型用ベルト部1eが巻き付けられた周方向の領域全体がグラブ中心方向に向かって締め付けられた状態で保型される。
図4(a)は本発明の保型ベルト10における保型用ベルト部の異なる配置を示す背面図、図4(b)は同じく正面図を示している。
図4では、ボール30をグラブのポケット部に挟んだ状態で、上側の保型用ベルト部1cは、グラブ背面側の親指袋24からウエブ部25、人差指袋26、中指袋21、薬指袋22、小指袋23までの領域ではベルト部をグラブの外側に配置すると共に、受球面側では下側の円環53bに通して固定する。次に中央の保型用ベルト部1dは、グラブ背面側の親指袋24からウエブ部25、人差指袋26、中指袋21までの領域ではベルト部をグラブの外側に配置すると共に中指袋21と薬指袋22との間から受球面側へとベルト部を通し、受球面側では上側の円環51bを通して固定する。次に下側の保型用ベルト部1eは、グラブ背面側の親指袋24から人差指袋26、中指袋21、薬指袋22までの領域ではベルト部をグラブの外側に配置すると共に薬指袋22と小指袋23との間から受球面側へとベルト部を通し、受球面側では中央の円環52bを通して固定する。
図4では、ボール30をグラブのポケット部に挟んだ状態で、上側の保型用ベルト部1cは、グラブ背面側の親指袋24からウエブ部25、人差指袋26、中指袋21、薬指袋22、小指袋23までの領域ではベルト部をグラブの外側に配置すると共に、受球面側では下側の円環53bに通して固定する。次に中央の保型用ベルト部1dは、グラブ背面側の親指袋24からウエブ部25、人差指袋26、中指袋21までの領域ではベルト部をグラブの外側に配置すると共に中指袋21と薬指袋22との間から受球面側へとベルト部を通し、受球面側では上側の円環51bを通して固定する。次に下側の保型用ベルト部1eは、グラブ背面側の親指袋24から人差指袋26、中指袋21、薬指袋22までの領域ではベルト部をグラブの外側に配置すると共に薬指袋22と小指袋23との間から受球面側へとベルト部を通し、受球面側では中央の円環52bを通して固定する。
図4に示すように保型ベルト10を用いてグラブを固定することで、グラブ20の上部は親指袋24からウエブ部25、人差指袋26、中指袋21までの領域が保型用ベルト部1dによってグラブ中心方向に向かって締め付けられた状態で保型される。グラブ20の中央部は親指袋24からウエブ部25、人差指袋26、中指袋21、薬指袋22までの領域が保型用ベルト部1eによってグラブ中心方向に向かって締め付けられた状態で保型される。グラブ20の下部は保型用ベルト部1cによって締め付けられた状態で保型されるが、図2の場合とは異なり受球面側の開口部27付近は保型用ベルト部で締め付けられることなく、ゆとりを持った状態を保つことができる。また小指袋23の全体及び薬指袋22の先端部は保型用ベルト部1c、1dが巻きついておらず、グラブ中心方向への締め付けは生じないので、小指袋の全体と薬指袋の先端部とは他の指袋に比べてグラブの外側で保型される。
前記のように、各指袋の根元部分、中央部、先端部等の位置で保型用ベルト部を巻きつける指袋と保型用ベルト部を巻きつけない指袋とを選択することや保型用ベルト部を配置しない領域を設けることで、使用者の好みに応じたグラブ形状の保型が実現可能となる。本発明の保型ベルトを用いれば、図2乃至図4に示したグラブ形状に限らず、従来技術では不可能であった複雑なグラブ形状も実現可能である。またグラブのポケット部に挟むボールの大きさや保型用ベルト部の締め付けの強さによってもグラブの形状を調整することができる。また保型用ベルト部を複数本設けることで、グラブに挟むボールもずれることなく固定され、ボールが安定した状態でグラブを保持することができる。
本発明の保型ベルトでは、図2乃至図4に示した形態に限らず、形状や素材がそれぞれ異なる保型用ベルト部1を2種類以上組み合わせて保型ベルトを構成することも可能である。
以下、図面を用いて実施例を説明する。
(実施例1)
本実施例の保型用ベルトの形状については、図1乃至図4で説明したところと同様であり、既に説明した部分は一部説明を省略する。
(実施例1)
本実施例の保型用ベルトの形状については、図1乃至図4で説明したところと同様であり、既に説明した部分は一部説明を省略する。
本実施例では、保型用ベルト部1は周方向Xにはある程度の伸縮性を有し、長手方向Yには伸縮性を持たないナイロン製の織物で構成し、また連結用ベルト部2は周方向X及び長手方向Yに伸縮性を持たないナイロン製の織物で構成した。同じ形状の保型用ベルト部を長手方向に3本配置し、3本の保型用ベルト部1は、各保型用ベルト部をまたがるように長手方向に配置される連結用ベルト部2を介して縫着によって一体化した。
保型用ベルト部1の周方向Xの長さ(円環5bを設けている端部から折り返し部分1bの端部までのベルト部全体の長さ)は600mmであり、長手方向Yの幅は25mmである。また保型用ベルト部1と保型用ベルト部1との間には10mmの間隔4をそれぞれ設けた。
保型用ベルト部1の端部には係止具5を設けた。本実施例では係止具5として、円環5bと面ファスナー5a(図1では点線で囲まれた部分)を設けた。保型用ベルト部1のベルト本体部分1aと折り返し部分1bとに、それぞれ面ファスナーのループ面とフック面を設けて、保型用ベルト部1の長さの調整と固定を行う。
前記のように構成した保型ベルトを用いて、図2乃至図4で説明した方法によってグラブ形状の保持を行う。
(実施例2)
図5に実施例2の保型ベルト11を示す。本実施例では保型用ベルト部1の本数を6本とした。保型用ベルト部1の素材や形状は実施例1で説明したところと同様である。本実施例の保型ベルト11は実施例1の保型ベルト10に比べて、保型用ベルト部1の数が増加したことにより、ベルト部をグラブに巻きつけるパターンを増やすことができるので、より複雑なグラブ形状の保型も可能である。
図5に実施例2の保型ベルト11を示す。本実施例では保型用ベルト部1の本数を6本とした。保型用ベルト部1の素材や形状は実施例1で説明したところと同様である。本実施例の保型ベルト11は実施例1の保型ベルト10に比べて、保型用ベルト部1の数が増加したことにより、ベルト部をグラブに巻きつけるパターンを増やすことができるので、より複雑なグラブ形状の保型も可能である。
(実施例3)
図6に実施例3の保型ベルト12を示す。本実施例では保型用ベルト部1の本数を3本とし、上側の保型用ベルト部1cと下側の保型用ベルト部1eは実施例1と同じままで、中央の保型用ベルト部1dの幅を55mmとした。各保型用ベルト部1の素材及び長さは実施例1で説明したところと同様である。本実施例の保型ベルト11は実施例1の保型ベルト10に比べて、中央の保型用ベルト部の幅が大きくなったことにより、充分な締め付けが実現可能となる。
図6に実施例3の保型ベルト12を示す。本実施例では保型用ベルト部1の本数を3本とし、上側の保型用ベルト部1cと下側の保型用ベルト部1eは実施例1と同じままで、中央の保型用ベルト部1dの幅を55mmとした。各保型用ベルト部1の素材及び長さは実施例1で説明したところと同様である。本実施例の保型ベルト11は実施例1の保型ベルト10に比べて、中央の保型用ベルト部の幅が大きくなったことにより、充分な締め付けが実現可能となる。
10、11、12 保型ベルト
1、1c、1d、1e 保型用ベルト部
2 連結用ベルト部
4 間隔
5 係止具
5a 面ファスナー
5b、51b、52b、53b 円環
20 グラブ
21 中指袋
22 薬指袋
23 小指袋
24 親指袋
25 ウエブ部
26 人差指袋
27 開口部
30 ボール
X 周方向
Y 長手方向
1、1c、1d、1e 保型用ベルト部
2 連結用ベルト部
4 間隔
5 係止具
5a 面ファスナー
5b、51b、52b、53b 円環
20 グラブ
21 中指袋
22 薬指袋
23 小指袋
24 親指袋
25 ウエブ部
26 人差指袋
27 開口部
30 ボール
X 周方向
Y 長手方向
Claims (3)
- 野球用又はソフトボール用グラブの保型ベルトであって、グラブの周方向に巻きつける保型用ベルト部を長手方向に複数本配置し、前記保型用ベルト部の端部に係止具を設け、前記複数の保型用ベルト部はベルト部内の一部で他の保型用ベルト部の一部と一体化していることを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブの保型ベルト。
- 前記複数の保型用ベルト部は、長手方向に配置される連結用ベルト部によって一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の野球用又はソフトボール用グラブの保型ベルト。
- 前記保型用ベルト部を3本で構成することを特徴とする請求項1又は2に記載の野球用又はソフトボール用グラブの保型ベルト。
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2006
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