JP2007202332A - 回転電機の冷却構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】鉄損の増加による冷却効率の低下がない上に、絶縁構造を設けて装置が大型化することがなく、複雑な配置形状にも対応することができる回転電機の冷却構造を提供する。
【解決手段】ステータコアの周囲にコイルが装着されたステータを有し、ステータを冷却するための冷却用冷媒を循環させる循環路を備えた回転電機の冷却構造において、循環路は、電気絶縁性樹脂材料により形成されてステータコア10の外周部に配置され、配置された状態で電気絶縁性樹脂材料からなる封止部13により封止される冷却パイプ11を有する。冷却パイプ11は、封止部13から突出させたパイプ端部11aが、冷却パイプ11に冷却用冷媒を送り込むチャンバ14に連結されている。
【選択図】図1
【解決手段】ステータコアの周囲にコイルが装着されたステータを有し、ステータを冷却するための冷却用冷媒を循環させる循環路を備えた回転電機の冷却構造において、循環路は、電気絶縁性樹脂材料により形成されてステータコア10の外周部に配置され、配置された状態で電気絶縁性樹脂材料からなる封止部13により封止される冷却パイプ11を有する。冷却パイプ11は、封止部13から突出させたパイプ端部11aが、冷却パイプ11に冷却用冷媒を送り込むチャンバ14に連結されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、回転電機の冷却構造に関し、特に、ステータを冷却するための冷却用冷媒を循環させる循環路を備えた回転電機の冷却構造に関する。
従来、ステータコイルに発生した熱を効率よく放熱するために、ステータのスロット内に良熱伝導性材の冷媒通路を配置した「回転電機」(特許文献1参照)が知られている。この「回転電機」は、ステータのスロット内に良熱伝導性材の冷媒通路を配置すると共に、コイルエンドと冷媒通路とを絶縁物を介して密着させて配置している。
このように、従来の「回転電機」のように、ステータ内に水路(冷媒通路)を形成して水冷しようとした場合、複雑な配置形状の水路を樹脂成型により形成するのは困難なことから、銅や鉄製の水冷パイプをステータ内に配置して水路を形成した後、樹脂で封止するといった方法が取られていた。
特開2001−238387号公報
しかしながら、銅や鉄製の水冷パイプをステータ内に配置して水路を形成した場合、発熱の激しいコイル付近(特に、ステータ内周側が高温になる)に金属製部品、即ち、金属製パイプで形成した冷却水路を置くと、鉄損が増加して、冷却効率が低下する虞があった。その上、絶縁構造を設ける必要があるため、装置の大型化が避けられなかった。また、樹脂成型で水路を形成したとしても、形成することができる配置形状の複雑さにも限界がある。
この発明の目的は、鉄損の増加による冷却効率の低下がない上に、絶縁構造を設けて装置が大型化することがなく、複雑な配置形状にも対応することができる回転電機の冷却構造を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係る回転電機の冷却構造は、ステータコアの周囲にコイルが装着されたステータを有し、前記ステータを冷却するための冷却用冷媒を循環させる循環路を備えた回転電機の冷却構造において、前記循環路は、電気絶縁性樹脂材料により形成されて前記ステータコアの外周部に配置され、配置された状態で電気絶縁性樹脂材料からなる封止部により封止される冷却パイプを有することを特徴としている。
この発明によれば、ステータコアの周囲にコイルが装着されたステータを有し、ステータを冷却するための冷却用冷媒を循環させる循環路を備えた回転電機の冷却構造は、循環路が、電気絶縁性樹脂材料により形成されてステータコアの外周部に配置された状態で、電気絶縁性樹脂材料からなる封止部により封止される冷却パイプを有している。このため、鉄損の増加による冷却効率の低下がない上に、絶縁構造を設けて装置が大型化することがなく、複雑な配置形状にも対応することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係る回転電機の冷却構造を有するステータコアの斜視図である。図1に示すように、ステータコア10には、その両側面外側に冷却パイプ11が配置されている。冷却パイプ11は、ステータコア10を冷却するための冷却用冷媒の循環路の一部を形成しており、冷却パイプ11の内部空間を、冷却水等の冷却用冷媒が循環する。
図1は、この発明の一実施の形態に係る回転電機の冷却構造を有するステータコアの斜視図である。図1に示すように、ステータコア10には、その両側面外側に冷却パイプ11が配置されている。冷却パイプ11は、ステータコア10を冷却するための冷却用冷媒の循環路の一部を形成しており、冷却パイプ11の内部空間を、冷却水等の冷却用冷媒が循環する。
ステータコア10は、台形状端面を有する柱状体からなり、複数個を、互いに略等間隔離間させて円周状に配置することにより、円環状(リング状)のステータ(図示しない)を形成している。ステータコア10の端面短辺によりステータの内径(Di)が形成され、ステータコア10の端面長辺によりステータの外径(Do)が形成される。このステータコア10の外周面には、コイル巻線12aを巻回して形成されたステータコイル12が装着されている。
冷却パイプ11は、管状の電気絶縁性樹脂材料により、ステータコア10の側面上端近傍を外周側から内周側へ、内周側でステータ中心軸方向に沿って下方へ向かい、側面下端近傍を内周側から外周側へ戻る、ステータ径方向に沿う逆向きコ字状に屈曲して形成されている。このように、冷却パイプ11を、高温になるステータコイル12のステータ内周側に位置するように、ステータコア10の外側に配置した後、配置した状態で電気絶縁性樹脂材料により封止する。
この冷却パイプ11により、ステータコア10の側面上端近傍の外周側から送り込まれた(図中、In参照)冷却用冷媒は、ステータ内周側を通って、側面の下端近傍外周側へと送り出される(図中、Out参照)ので、冷却用冷媒によって、ステータコイル12に発生した熱を効率よく放熱することができる。
図2は、冷却パイプとチャンバの接続状態を示す説明図である。図2に示すように、電気絶縁性樹脂材料からなる封止部13により封止された冷却パイプ11は、封止部13からステータコア10の外周面側に突出させた端部(パイプ端部)11aを、冷却パイプ11に冷却用冷媒を送り込むチャンバ14に連結している。
冷却パイプ11とチャンバ14の連結は、冷却パイプ11とチャンバ14を熱可塑性樹脂材料により形成することで、冷却パイプ11の封止後に、チャンバ14の側面とチャンバ14の側面に挿入した冷却パイプ11の端部11aとを溶着接合して行う。これにより、冷却パイプ11とチャンバ14が確実に連結されるので、連結部分から冷却用冷媒が漏れ出るのを防止することができる。
冷却パイプ11とチャンバ14の連結は、冷却パイプ11とチャンバ14を熱可塑性樹脂材料により形成することで、冷却パイプ11の封止後に、チャンバ14の側面とチャンバ14の側面に挿入した冷却パイプ11の端部11aとを溶着接合して行う。これにより、冷却パイプ11とチャンバ14が確実に連結されるので、連結部分から冷却用冷媒が漏れ出るのを防止することができる。
図3は、冷却パイプと封止部の接続状態を示す説明図である。図3に示すように、冷却パイプ11と冷却パイプ11を封止する封止部13は、界面を形成することがない構造を有している。つまり、冷却パイプ11と封止部13を溶着可能に熱可塑性樹脂材料により形成して冷却パイプ11を封止することにより、冷却パイプ11と封止部13は溶着一体化されて界面が形成されない状態になる。このため、冷却パイプ11と封止部13の間に冷却用冷媒が漏れ出ることを防止することができる。
図4は、冷却パイプの他の配置例を示し、(a)はステータコイル装着前の説明図、(b)はステータコイル装着後の説明図である。図4に示すように、ステータコア10の内周側には、装着するステータコイル12のコイル巻線12aの巻回方向と略直角に交差する方向に、即ち、円環状(リング状)のステータの中心軸方向に沿う、ステータコア10の縦軸方向に、冷却パイプ11が配置されている。
そして、ステータコア10に冷却パイプ11を配置した後、ステータコア10の側方に配置した巻線用治具15を、ステータコア10の外周に沿って回るように移動させて((a)、矢印参照)、冷却パイプ11の上から、ステータコア10の外周面にコイル巻線12aを巻回する。従って、冷却パイプ11は、コイル巻線12aに巻き止められてステータコイル12の内側に位置することになる((b)参照)。その後、ステータコイル12により冷却パイプ11を覆った状態のまま、封止部(図示しない)により封止する。
このように、冷却パイプ11を、ステータコア10の内周側に、ステータコア10の縦軸方向に沿って配置し、且つ、ステータコイル12で巻き止めた状態に装着することにより、冷却性能を向上させることができる。
このように、冷却パイプ11を、ステータコア10の内周側に、ステータコア10の縦軸方向に沿って配置し、且つ、ステータコイル12で巻き止めた状態に装着することにより、冷却性能を向上させることができる。
図5は、冷却パイプのつぶれを防止する方法を示し、(a)は芯材を用いた説明図、(b)は液体を封入した説明図である。図5に示すように、ステータコア10に冷却パイプ11を装着した後、封止部13により冷却パイプ11を封止するが、このとき、冷却パイプ11がつぶれてしまう虞がある。
そこで、冷却パイプ11の内部空間に、線膨張率が冷却パイプ11を形成するパイプ材料より大きい材料からなり、且つ、内部空間を略隙間無く埋めることができる芯材16を挿入しておき、この状態で封止部13による封止を行い、封止後、芯材16を抜き取る((a)参照)。また、冷却パイプ11の内部空間に、例えば、加圧器17を用いて液体L等を加圧して封入することでパイプ内圧を高めた状態にし、この状態で封止部13による封止を行い、封止後、液体L等を抜き取る((b)参照)。これにより、冷却パイプ11を封止するときに加わる圧力で冷却パイプ11がつぶれてしまうのを、防止することができる。
図6は、冷却パイプとチャンバを一体化した例の斜視説明図である。図6に示すように、冷却パイプ11とチャンバ14を一体化したチャンバ一体冷却パイプ18を形成し、このチャンバ一体冷却パイプ18により、ステータコア10を冷却するための冷却用冷媒を循環させる。チャンバ一体冷却パイプ18は、各ステータコア10に配置した各冷却パイプ11の、側面上端側が送り込み側チャンバ14aに、側面下端側が送り出し側チャンバ14bに、それぞれ接続されており、封止する前に、各冷却パイプ11と各チャンバ14a,14bを接合一体化して形成する。従って、チャンバ一体冷却パイプ18により、冷却用冷媒が、送り込み側チャンバ14aから冷却パイプ11を経て送り出し側チャンバ14bへと流れる連通路が形成される。
つまり、チャンバ一体冷却パイプ18は、ステータコア10のステータ周方向両側及び内周側縦軸方向に配置されて、一端が、ステータコア10の外周側上端近傍に位置する送り込み側チャンバ14aに、他端が、送り込み側チャンバ14aに近接して並置された送り出し側チャンバ14bに、それぞれ連通している。
各冷却パイプ11と各チャンバ14a,14bの接合は、各チャンバ14a,14bに、予め、冷却パイプ11と接続するための継ぎ手用金具(図示しない)をインサート成型しておき、この継ぎ手用金具を介して行う。ステータコア10にチャンバ一体冷却パイプ18を配置した後、絶縁性材料からなる封止部でチャンバ一体冷却パイプ18を封止する。
各冷却パイプ11と各チャンバ14a,14bの接合は、各チャンバ14a,14bに、予め、冷却パイプ11と接続するための継ぎ手用金具(図示しない)をインサート成型しておき、この継ぎ手用金具を介して行う。ステータコア10にチャンバ一体冷却パイプ18を配置した後、絶縁性材料からなる封止部でチャンバ一体冷却パイプ18を封止する。
このように、チャンバ14から冷却パイプ11迄を一体としたチャンバ一体冷却パイプ18を形成することにより、封止部により封止する前に、チャンバ一体冷却パイプ18からの冷却用冷媒の漏洩チェックを済ませることができるので、完成後の製品検査が容易になり、製造コストの低減が可能になる。
図7は、チャンバ一体冷却パイプの他の例を示し、(a)は全体の斜視説明図、(b)は屈曲前の斜視説明図、(c)はステータコアに合わせて屈曲した際の斜視説明図である。図7に示すように、チャンバ一体冷却パイプ19は、チャンバ一体冷却パイプ18(図6参照)における、ステータコア10の両側に配置された2本の冷却パイプ11をその送り出し側チャンバ14bとの接続部を連結して一体化した、1本の冷却パイプ20を形成し、ステータコア10の上端側で、送り込み側チャンバ14aと送り出し側チャンバ14bに接続している((a)参照)。その他の構成及び作用は、チャンバ一体冷却パイプ18と同様である。
チャンバ一体冷却パイプ19の、送り込み側チャンバ14aと送り出し側チャンバ14bは、共にステータコア10の外周側上端近傍に配置されており、冷却パイプ20は、一端が送り込み側チャンバ14aに、他端が送り出し側チャンバ14bに、それぞれ連通している。つまり、冷却パイプ20は、チャンバ一体冷却パイプ18(図6参照)における、送り込み側チャンバ14aに連通する一方の冷却パイプ11と送り出し側チャンバ14bに連通する他方の冷却パイプ11が、ステータコア10の外周側下端近傍で接続した形状を有している((a)参照)。
従って、チャンバ一体冷却パイプ19により、送り込み側チャンバ14aから、ステータコア10の一方の側面を上端近傍から内周側を経て下端近傍を通り、外周側でステータコア10の他方の側面に移って、一方の側面を下端近傍から内周側を経て上端近傍を通り、送り出し側チャンバ14bへと向かう、一連の連通路が形成される。
このチャンバ一体冷却パイプ19を形成する場合、先ず、送り込み側チャンバ14aと送り出し側チャンバ14bを上下方向に並べて配置し、U字状の冷却パイプ20の一端を送り込み側チャンバ14aに、他端を送り出し側チャンバ14bに、それぞれ接続して、冷却パイプ20を、両チャンバ14a,14bの配置方向と略直交する側方に位置させる((b)参照)。
このチャンバ一体冷却パイプ19を形成する場合、先ず、送り込み側チャンバ14aと送り出し側チャンバ14bを上下方向に並べて配置し、U字状の冷却パイプ20の一端を送り込み側チャンバ14aに、他端を送り出し側チャンバ14bに、それぞれ接続して、冷却パイプ20を、両チャンバ14a,14bの配置方向と略直交する側方に位置させる((b)参照)。
次に、両チャンバ14a,14bを、コイル12が装着されたステータコア10の外周側に配置して、冷却パイプ20を、ステータコア10を両側から挟み込むようにステータコア10の両側面上端近傍に位置させる。そして、冷却パイプ20のステータコア10の内周側から突出する部分を、ステータコア10の内周側面に沿って、下方に略直角に折り曲げる((c)参照)。
その後、下方に折り曲げた冷却パイプ20を、ステータコア10の内周側面下端近傍で、外周面側に略直角に折り曲げて、屈曲先端を、ステータコア10の外周側面下端近傍に位置させる((a)参照)。
その後、下方に折り曲げた冷却パイプ20を、ステータコア10の内周側面下端近傍で、外周面側に略直角に折り曲げて、屈曲先端を、ステータコア10の外周側面下端近傍に位置させる((a)参照)。
図8は、図7のチャンバ一体冷却パイプの他の例の斜視説明図であり、図9は、コイル巻線巻回時にチャンバが邪魔になる状態の説明図である。図8に示すように、チャンバ一体冷却パイプ19は、屈曲先端を、ステータコア10の外周側面下端近傍に位置させずに、ステータコア10の内周側面下端近傍に位置させるように、形成しても良い。つまり、冷却パイプ20を、ステータコア10の内周側面下端近傍で外周面側に略直角に折り曲げることなく、ステータコア10の内周側面に沿って配置したままにする。
これにより、チャンバ一体冷却パイプ19の冷却パイプ20を、高温になるステータコイル12のステータ内周側に位置させることができ、その上、ステータコア10の側方に配置した巻線用治具15を、ステータコア10の外周に沿って回るように移動させて(図8、矢印参照)、冷却パイプ20の上から、ステータコア10の外周面にコイル巻線12aを巻回することができる。
つまり、図9に示すように、冷却パイプ11を、ステータコア10の内周側に、即ち、円環状(リング状)のステータの中心軸方向に沿う、ステータコア10の縦軸方向に、配置した場合(図4参照)、ステータコア10の下端近傍に配置される送り出し側チャンバ14bが、巻線用治具15によるコイル巻線12aの巻回時(図8、矢印参照)に邪魔になってしまう。
しかしながら、両チャンバ14a,14bを、ステータコア10の上端近傍に配置したことにより、巻線用治具15によるコイル巻線12aの巻回時に邪魔になることがない。これは、図7に示すチャンバ一体冷却パイプ19についても同様である。
しかしながら、両チャンバ14a,14bを、ステータコア10の上端近傍に配置したことにより、巻線用治具15によるコイル巻線12aの巻回時に邪魔になることがない。これは、図7に示すチャンバ一体冷却パイプ19についても同様である。
上述したように、回転電機の冷却構造は、ステータコア10を冷却するための冷却用冷媒の循環路を、樹脂チューブからなる冷却パイプ11により形成している。即ち、予め、樹脂で成形した冷媒通路をステータコア10内に組み込み、その後、樹脂で封止することにより、冷媒通路を簡易に形成しながら、鉄損の増加による冷却効率が低下を無くし、冷却効率を向上させることができる。その上、冷媒通路を、コイル巻線12aを巻回する際に巻き込んでしまえことで、冷却性能が更に向上する。
このように、この発明によれば、ステータコアの周囲にコイルが装着されたステータを有し、ステータを冷却するための冷却用冷媒を循環させる循環路を備えた回転電機の冷却構造は、循環路が、電気絶縁性樹脂材料により形成されてステータコアの外周部に配置された状態で、電気絶縁性樹脂材料からなる封止部により封止される冷却パイプを有しているので、鉄損の増加による冷却効率の低下がない上に、絶縁構造を設けて装置が大型化することがなく、複雑な配置形状にも対応することができる。
10 ステータコア
11 冷却パイプ
11a 端部
12 ステータコイル
12a コイル巻線
13 封止部
14 チャンバ
14a 送り込み側チャンバ
14b 送り出し側チャンバ
15 巻線用治具
16 芯材
17 加圧器
18 チャンバ一体冷却パイプ
19 チャンバ一体冷却パイプ
20 冷却パイプ
L 液体
11 冷却パイプ
11a 端部
12 ステータコイル
12a コイル巻線
13 封止部
14 チャンバ
14a 送り込み側チャンバ
14b 送り出し側チャンバ
15 巻線用治具
16 芯材
17 加圧器
18 チャンバ一体冷却パイプ
19 チャンバ一体冷却パイプ
20 冷却パイプ
L 液体
Claims (10)
- ステータコアの周囲にコイルが装着されたステータを有し、前記ステータを冷却するための冷却用冷媒を循環させる循環路を備えた回転電機の冷却構造において、
前記循環路は、電気絶縁性樹脂材料により形成されて前記ステータコアの外側に配置され、配置された状態で電気絶縁性樹脂材料からなる封止部により封止される冷却パイプを有することを特徴とする回転電機の冷却構造。 - 前記冷却パイプは、前記封止部から突出させたパイプ端部が、前記冷却パイプに冷却用冷媒を送り込むチャンバに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の冷却構造。
- 前記冷却パイプ及び前記チャンバは、溶着可能に熱可塑性樹脂材料により形成されていることを特徴とする請求項2に記載の回転電機の冷却構造。
- 前記冷却パイプ及び前記封止部は、溶着可能に熱可塑性樹脂材料により形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機の冷却構造。
- 前記冷却パイプは、前記コイルを形成するコイル巻線の巻回方向と交差する方向に配置され、前記冷却パイプの上から巻回した前記コイル巻線に巻き止められていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機の冷却構造。
- 前記冷却パイプの内部空間には、封止時、線膨張率が前記冷却パイプを形成するパイプ材料より大きい材料からなる芯材を装着し、或いは、パイプ内圧を高めるために液体を加圧して封入することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の回転電機の冷却構造。
- 前記冷却パイプは、前記冷却パイプに冷却用冷媒を送り込むチャンバに接合されて、前記チャンバと一体化したチャンバ一体冷却パイプを形成することを特徴とする請求項1に記載の回転電機の冷却構造。
- 前記チャンバには、前記冷却パイプを接合するための継ぎ手手段がインサート成型されていることを特徴とする請求項7に記載の回転電機の冷却構造。
- 前記チャンバ一体冷却パイプは、前記ステータコアのステータ周方向両側及び内周側縦軸方向に配置されて、一端が、前記ステータコアの外周側上端近傍に位置する送り込み側チャンバに、他端が、前記ステータコアの外周側上端近傍に位置する送り出し側チャンバに、それぞれ連通していることを特徴とする請求項7または8に記載の回転電機の冷却構造。
- 前記チャンバ一体冷却パイプは、前記ステータコアの外周側下端近傍に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の回転電機の冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006018950A JP2007202332A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | 回転電機の冷却構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=38456347
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007202332A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104901481A (zh) * | 2015-06-09 | 2015-09-09 | 哈尔滨理工大学 | 定子绕组真空水冷式隐极发电机 |
CN107800245A (zh) * | 2017-10-18 | 2018-03-13 | 江苏大学 | 一种水冷软磁复合材料盘式电机 |
CN111953096A (zh) * | 2020-09-11 | 2020-11-17 | 浙江盘毂动力科技有限公司 | 一种轴向磁场电机及其冷却结构 |
-
2006
- 2006-01-27 JP JP2006018950A patent/JP2007202332A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107800245B (zh) * | 2017-10-18 | 2019-12-31 | 江苏大学 | 一种水冷软磁复合材料盘式电机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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