JP2007202228A - モータ装置およびその組立方法 - Google Patents

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哲也 穐本
Masahito Hamaguchi
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Abstract

【課題】打音の発生を効果的に抑制できるとともに、ウィンドガラスの重量等に係らず種々のウィンドレギュレータに対応することができるモータ装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】軸受収容部22の底部,クッションゴム24および軸部材25によって形成される空間(隙間S)内が、グリスGで満たされているので、クッションゴム24の弾性変形力と、空間内のグリスGが空間外へ流出する際の流動抵抗力との和によって衝撃を吸収し、打音の発生を抑制することができる。また、クッションゴム24の弾性変形量に応じて、グリスGの空間内から空間外への流出量が変化して流動抵抗力を変化させることができるので、仕様の異なるクッションゴム24を種々用意しなくても、種々のウィンドレギュレータに対応できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、アーマチュア軸の回転速度を減速する減速機構を備えたモータ装置に係り、特に車両等のウィンドレギュレータに用いられて好適なモータ装置およびその組立方法に関する。
一般に、自動車等の車両に設けられるウィンドガラスを昇降させるために、モータ装置を備えた昇降機構、つまり、ウィンドレギュレータが用いられ、このウィンドレギュレータは、車両のドアの内部に収納されている。そして、ドアの車内側に設けられた昇降スイッチを操作者が操作することによって、ウィンドレギュレータを作動させ、ウィンドガラスを昇降させて所望の開閉位置にウィンドガラスを位置させることができる。
ウィンドレギュレータを構成するモータ装置は、ウォームとウォームホイールとから構成される減速機構を備えており、この減速機構は、アーマチュア軸に一体的に設けられたウォームの回転速度を減速するとともに、ウォームホイールを介して高トルク化された回転力を外部に出力するようになっている。そして、ウォームホイールに一端側が接続されて他端側にローラを有するリフトアームや、ウィンドガラスの下端部に設けられるローラガイド等よりなるリンク機構を介してウィンドガラスを昇降させるようにしている。
このような減速機構を備えたモータ装置においては、ウォームの端部とギヤケースとの間に所定のクリアランス(隙間)が設けられており、この隙間には、エンドスペーサとエンドスペーサを囲むようにしてクッションゴムが設けられている(例えば、特許文献1の図5参照)。このように、隙間にクッションゴムを設けることによって、アーマチュア軸やエンドスペーサの軸方向寸法の誤差を吸収したり、ウィンドガラスの昇降作動中にモータ装置に負荷される軽負荷によるアーマチュア軸の軸方向への移動を抑えたりするようにしている。
特開平11−196551号公報
ところで、ウィンドガラスの全開位置または全閉位置においては、ウィンドガラスの移動が急停止されることからモータ装置も急停止されて、これに伴いウォームにはその軸方向に大きく移動させる力(過負荷)が負荷される。その結果、ウォームは軸方向に大きく移動してエンドスペーサがギヤケースに衝突し、この衝突に起因して打音が発生して操作者に不快感を与える虞がある。
これに対し、上記特許文献1に記載のモータ装置によれば、クッションゴムが弾性変形することによって、モータ装置に負荷される過負荷によるアーマチュア軸の軸方向への移動を抑えるように作用するが、このクッションゴムは、アーマチュア軸等の軸方向寸法の誤差を吸収したり、モータ装置に負荷される軽負荷によるアーマチュア軸の軸方向への移動を抑えたりするものであって、上述のような過負荷がモータ装置に負荷された場合には、打音の発生を抑制することができなかった。
そこで、クッションゴムの剛性を高めることにより打音の発生を抑制することが考えられるが、クッションゴムの剛性を高めると、その分ゴム反力が大きくなるため、アーマチュア軸がスムーズに回転できなくなるといった問題が生じる。また、クッションゴムの剛性を変更して打音の発生を抑制するにしても、エンドスペーサのギヤケースへの衝突時における衝撃の大きさは、ウィンドガラスの重量等によって異なるため、衝撃の大きさ、つまり、車種に応じて仕様の異なるクッションゴムを種々用意しておく必要がある等の問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、打音の発生を効果的に抑制できるとともに、ウィンドガラスの重量等に係らず種々のウィンドレギュレータに対応することができるモータ装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明のモータ装置は、アーマチュア軸の回転速度を減速機構によって減速して出力するモータ装置であって、前記減速機構を収容するケースと、前記ケースに設けられ、前記アーマチュア軸の端部を支持する軸受ユニットが収容される軸受収容部とを備え、前記軸受ユニットは、前記軸受収容部の底部側に装着される環状のクッション部材と、前記クッション部材の中心部に挿入され、前記クッション部材の無負荷状態において前記軸受収容部の底部との間に所定の隙間を形成する軸部材と、前記軸部材に設けられ、前記アーマチュア軸の端部と摺接する摺接部とから構成され、前記軸受収容部の底部,前記クッション部材および前記軸部材によって形成される空間内が液体で満たされていることを特徴とする。
本発明のモータ装置は、前記液体の量を、前記クッション部材の外周部と前記軸受収容部の側壁部との間に行き渡る量としたことを特徴とする。
本発明のモータ装置は、前記液体は、所定の粘力を有する液体であることを特徴とする。
本発明のモータ装置は、前記空間内を満たす液体をグリスとし、当該グリスと前記アーマチュア軸の端部と前記軸部材の摺接部との間に塗布されるグリスとを、同一のグリスとしたことを特徴とする。
本発明のモータ装置は、前記空間内を満たすグリスと前記アーマチュア軸の端部と前記軸部材の摺接部との間に塗布されるグリスとの間に、空気層を設けたことを特徴とする。
本発明のモータ装置は、前記空間内を満たすグリスの量を、前記軸受収容部に前記軸受ユニットを装着した状態において、前記アーマチュア軸の端部と前記軸部材の摺接部との間に行き渡る量としたことを特徴とする。
本発明のモータ装置の組立方法は、アーマチュア軸の回転速度を減速機構によって減速して出力するモータ装置の組立方法であって、前記減速機構を収容するケースに形成された前記アーマチュア軸の端部を支持する軸受ユニットが収容される軸受収容部に、液体を塗布する第1工程と、環状のクッション部材と、前記クッション部材の中心部に挿入されて前記クッション部材の無負荷状態において前記軸受収容部の底部との間に所定の隙間を形成する軸部材と、前記軸部材に設けられて前記アーマチュア軸の端部と摺接する摺接部とからなる軸受ユニットを、前記軸受収容部に装着する第2工程と、前記軸受ユニットを前記軸受収容部に装着することで、前記軸受収容部の底部,前記クッション部材および前記軸部材によって形成される空間内を液体で満たす第3工程とから構成したことを特徴とする。
本発明のモータ装置の組立方法は、前記液体は、所定の粘力を有する液体であることを特徴とする。
本発明のモータ装置の組立方法は、前記軸受収容部に塗布する液体の量を、前記クッション部材の無負荷状態で、少なくとも前記軸部材の端部と前記クッション部材の中心部内側によって形成される空間内を満たす量としたことを特徴とする。
本発明のモータ装置の組立方法は、前記軸受収容部に塗布する液体の量を、前記クッション部材の無負荷状態で、前記クッション部材の外周部と前記軸受収容部の側壁部との間に行き渡る量としたことを特徴とする。
本発明のモータ装置の組立方法は、前記軸受収容部に塗布する液体の量を、前記クッション部材の無負荷状態で、前記アーマチュア軸の端部と前記軸部材の摺接部との間に行き渡る量としたことを特徴とする。
本発明によれば、軸受ユニットを、軸受収容部の底部側に装着される環状のクッション部材と、クッション部材の中心部に挿入され、クッション部材の無負荷状態において軸受収容部の底部との間に所定の隙間を形成する軸部材と、軸部材に設けられ、アーマチュア軸の端部と摺接する摺接部とから構成し、軸受収容部の底部,クッション部材および軸部材によって形成される空間内が液体で満たされているので、クッション部材の弾性変形力と、空間内の液体が空間外へ流出する際の流動抵抗力との和によって衝撃を吸収し、打音の発生を抑制することができる。また、クッション部材の弾性変形量に応じて、液体の空間内から空間外への流出量が変化して流動抵抗力を変化させることができるので、仕様の異なるクッション部材を種々用意しなくても、種々のウィンドレギュレータに対応することができる。
本発明によれば、液体の量を、クッション部材の外周部と軸受収容部の側壁部との間に行き渡る量としたので、軸受収容部内においてクッション部材をスムーズに作動させることができ、クッション部材の長寿命化が図れる。
本発明によれば、液体は、所定の粘力を有する液体としたので、液体を空間内に止まらせることができるので、モータ装置の初期性能を長期に亘り維持することができる。
本発明によれば、空間内を満たす液体をグリスとし、このグリスとアーマチュア軸の端部と軸部材の摺接部との間に塗布されるグリスとを、同一のグリスとしたので、種々のグリスを予め準備しておく必要が無くなる。また、異種のグリスが混合することによって生じるグリスの性能劣化を回避することができる。
本発明によれば、空間内を満たすグリスとアーマチュア軸の端部と軸部材の摺接部との間に塗布されるグリスとの間に空気層を設けたので、この空気層によって空間を満たすグリスとアーマチュア軸の端部と摺接部との間に塗布されたグリスとが混ざることを防止できる。
本発明によれば、空間内を満たすグリスの量を、軸受収容部に軸受ユニットを装着した状態において、アーマチュア軸の端部と軸部材の摺接部との間に行き渡る量としたので、グリスの供給を空間内に充填するだけで済み、モータ装置の組み付け作業の高効率化が図れる。
本発明によれば、モータ装置の組立工程を、軸受収容部に液体を塗布する第1工程と、軸受ユニットを軸受収容部に装着する第2工程と、軸受ユニットを軸受収容部に装着することで空間内を液体で満たす第3工程とから構成したので、第1工程〜第3工程の3工程で軸受ユニットをケースに対して組付けることができる。この場合、液体は、所定の粘力を有する液体とすることもできる。また、軸受収容部に塗布する液体の量を、クッション部材の無負荷状態で、少なくとも軸部材の端部とクッションの中心部内側によって形成される空間内を満たす量としたり、クッション部材の外周部と軸受収容部の側壁部との間に行き渡る量としたりすることもできる。さらに、軸受収容部に塗布する液体の量を、クッション部材の無負荷状態で、アーマチュア軸の端部と軸部材の摺接部との間に行き渡る量とすることもできる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明におけるモータ装置としてのパワーウィンドモータを示す図、図2(a),(b)は図1におけるクッション部材単体を示す図、図3(a),(b)は図1における軸受ユニットの軸方向への移動状態を示す図である。
図1において、10はモータ装置としてのパワーウィンドモータであり、パワーウィンドモータ10は、有底筒状のモータケース11とギヤケース(ケース)12とを連結して構成されている。モータケース11の内側には、N極およびS極の円弧状の対となった永久磁石M1,M2が接着剤等によって固着して設けられ、さらにその内側には、所定のギャップを介してアーマチュア本体13が回転可能に設けられている。アーマチュア本体13の外周にはコイル14が巻かれており、その回転中心にはアーマチュア軸15が一体的に設けられている。16は、図示しない電源からブラシ17を介して駆動電流をコイル14に供給するためのコミュテータであり、このコミュテータ16はアーマチュア軸15に一体的に設けられている。
アーマチュア軸15の一端側(図中上端側)は、モータケース11の凹部11a内に収容されたスラスト軸受18とエンドスペーサ19とによって、回転自在に支持されており、アーマチュア軸15の図中上方への移動をエンドスペーサ19によって規制するとともに、スラスト軸受18によってアーマチュア軸15の径方向への振れを防止するようにしている。
アーマチュア軸15の他端側(図中下端側)には、ウォーム20がアーマチュア軸15に対して一体的に設けられており、このウォーム20は、ギヤケース12の内部に回転自在に収容されるウォームホイール21に噛み合うようになっている。ここで、ウォーム20とウォームホイール21とによって本発明における減速機構を構成しており、アーマチュア本体13の回転に伴いアーマチュア軸15およびウォーム20が回転すると、ウォーム20に噛み合うウォームホイール21の回転速度が減速されるとともに高トルク化され、ウォームホイール21に一体的に設けられた出力軸21aを介して外部に出力される。
ギヤケース12には、ウォームホイール21が回転自在に収容されており、ウォームホイール21の出力軸21aの先端が、ギヤケース12に設けられた貫通孔(図示せず)を介して外部に突出している。この出力軸21aの先端には、ウィンドレギュレータを構成するリフトアーム(図示せず)の一端側が連結されている。ギヤケース12の図中下方側(破線円Aの部分)には、アーマチュア軸15の他端側の端面(アーマチュア軸の端面)に対向するようにして、有底の略円筒形状に形成された軸受収容部22が一体的に設けられており、この軸受収容部22の内部には、アーマチュア軸15の端部(他端側の端面)を支持する軸受ユニット23が収容されている。
軸受ユニット23は、軸受収容部22の底部側に装着される環状のクッションゴム(クッション部材)24と、このクッションゴム24の中心部に挿入されて、クッションゴム24の軸方向への負荷が無い状態、つまり、ウィンドガラスの昇降作動中にパワーウィンドモータ10に負荷される軽負荷を含む無負荷状態において、軸受収容部22の底部との間に所定の隙間Sを形成する軸部材(エンドスペーサ)25と、この軸部材25に一体的に設けられ、アーマチュア軸15の他端側の端面を支持して、この端部と摺接する摺接部(エンドスペーサ)26とから構成されている。そして、破線円Aの部分を拡大して示す図3(a),(b)に示すように、軸受ユニット23の図中下端側、つまり、軸受収容部22の底部,クッションゴム24および軸部材25によって形成される空間(隙間S)内が、液体としてのグリスGで満たされている。ここで、アーマチュア軸15の端部と摺接部26との間にも相互の摺動性を向上させるためにグリスが塗布されており、このグリスは、空間(隙間S)内を満たすグリスGと同一のものを用いている。なお、グリスGは所定の粘力を有する粘性物質によって構成されており、本発明における液体とは、水等の粘力が小さいものから、外部から力を加えることによって流動する粘力の大きな粘性物質を含むものである。
クッションゴム24は、図2(a),(b)に示すような形状をなし、ゴム本体24aと、その外周側に所定の間隔で周方向に沿って5つの軸方向突起24bが形成されており、この軸方向突起24bは、軸受収容部22の底部側に装着した際、軸受収容部22の側壁部22aに当接するようになっている。この軸方向突起24bはクッションゴム24を軸受収容部22の正規の位置に位置決めする機能を有するとともに、軸方向突起24b間に空間を形成するようになっている。この空間は、クッションゴム24が軸方向から力を受けて弾性変形したときに、ゴム本体24aの肉の逃げ代として機能する。また、クッションゴム24の軸受収容部22の底部側には、底面部24cが形成されている。クッションゴム24の中心部である中心孔24dには、図3に示すように軸部材25が軽圧入状態で係合するようになっている。ここで、後述するように、底面部24cは、グリスGが流通する際に、絞り効果を発揮するようになっている。
軸受ユニット23を構成するエンドスペーサとしての摺接部26、およびアーマチュア軸15の他端部(端部)の外周には、これらを囲むようにしてスラスト軸受27が設けられており、このスラスト軸受27は、アーマチュア軸15の端部を回転自在に、かつ、軸方向に移動自在に摺接して支持する本体部27aと、本体部27aの軸方向下端側に一体的に設けられ、摺接部26を軸方向に移動自在に支持する薄肉筒部27bとから構成されている。薄肉筒部27bの内側には、キー溝や二方取り(切欠き)等により構成される摺接部26の回転防止機構(図示せず)が設けられ、この回転防止機構によって摺接部26は相対回転が規制されている。スラスト軸受27は、軸受収容部22の軸方向所定位置に圧入固定されるようになっており、これによって、軸受ユニット23は、スラスト軸受27によって軸受収容部22の軸方向所定位置に位置決めされるようになっている。
以上のように構成した本発明における実施の形態の動作について、以下、図3(a),(b)を用いて詳細に説明する。
図3(a)は、パワーウィンドモータ10への負荷が上述のような無負荷の状態であり、アーマチュア軸15がその軸方向に対して基準位置にある場合を示しており、この状態においては、パワーウィンドモータ10は停止しているか、または、通常の駆動、つまり、全開または全閉に向かってウィンドガラスが作動している。このとき、クッションゴム24は、アーマチュア軸15,軸部材25および摺接部26の軸方向寸法の誤差を吸収する程度に弾性変形しつつ、アーマチュア軸15,軸部材25および摺接部26を軸方向から支持している。そして、グリスGは、図3(a)に示すように、軸受収容部22の底部,クッションゴム24および軸部材25によって形成される空間内、および軸方向突起24b間と軸受収容部22の側壁部22aとの間に行き渡っている。
図3(a)に示す状態から、ウィンドガラスが全開または全閉状態に達した場合、パワーウィンドモータ10は急激に停止されて、パワーウィンドモータ10への負荷が過負荷となる。すると、ウォーム20を介してアーマチュア軸15の回転が急停止されて、アーマチュア軸15には、図3(b)の太線矢印に示すように軸方向へ移動する。このアーマチュア軸15の軸方向への移動に伴い、摺接部26および軸部材25が、クッションゴム24を図中下方へ押圧して弾性変形させる。クッションゴム24の弾性変形に伴い、ゴム本体24aの肉は軸方向突起24b間に膨出するとともに、軸受収容部22の底部,クッションゴム24および軸部材25によって形成される空間内に満たされているグリスGが、クッションゴム24の底面部24cを介して、クッションゴム24の軸方向突起24b間と軸受収容部22の側壁部22aとの間に流出する。このとき、グリスGは、底面部24cを流通することによって絞られて、この絞り効果(流動抵抗力)により空間内のグリスGは比較的ゆっくりと空間外、つまり、クッションゴム24の軸方向突起24b間と軸受収容部22の側壁部22aとの間に流出する。ここで、軸方向突起24b間と側壁部22aとの間のグリスGと、アーマチュア軸15の端部と摺接部26との間には空気層aが設けられており、この空気層aによって上記グリスGとアーマチュア軸15の端部と摺接部26との間に塗布されたグリスとが混ざることが防止される。
このように、クッションゴム24の底面部24cによる絞り効果によって、クッションゴム24はゆっくりと弾性変形されて、これらの絞り効果と弾性変形とがダンパとして作用して、エンドスペーサとしての軸部材25と軸受収容部22の底部との衝突を抑制する。
図3(b)に示す状態から、パワーウィンドモータ10への過負荷を解除、つまり、パワーウィンドモータ10への通電を止めると、クッションゴム24の元に戻ろうとする弾発力によって、クッションゴム24および軸部材25によって形成される空間内が負圧となる。したがって、クッションゴム24の軸方向突起24b間と軸受収容部22の側壁部22aとの間に流出したグリスGが、クッションゴム24の底面部24cを介してクッションゴム24および軸部材25によって形成される空間内に引き込まれて図3(a)に示す状態に復帰する。ここで、クッションゴム24と軸部材25とは軽圧入状態で相互に気密的に密着しているため、相互間を空気が流通して底面部24c側からのグリスGの引き込みを阻害することは無い。
次に、パワーウィンドモータ10の組立方法について、図面を用いて説明する。図4はギヤケースの軸受収容部にグリスを塗布するグリス塗布工程を表す図、図5は軸受収容部に軸受ユニットを装着する軸受ユニット装着工程を表す図、図6は軸受収容部に軸受ユニットを装着することで空間内をグリスで満たすグリス充填工程を表す図である。
図4に示すように、ギヤケース12に一体的に形成された軸受収容部22の底部が下方に位置するようにして、図示しない作業テーブル上に載置する。続いて、グリスノズル30を作業テーブルの上方から軸受収容部22の底部に向かって臨ませ、所定量のグリスG(例えば0.05g〜0.10g)を、図示しないグリスフィーダ、つまり、グリス供給装置から軸受収容部22の底部に塗布する。このとき、グリスGは粘性物質であるから、軸受収容部22の底部に塗布状態で留まらせることができる。このようにしてグリス塗布工程(第1工程)が終了する。
第1工程としてのグリス塗布工程を終えた後、図5に示すように、先端側(図中上側)に小径部31aが形成された中空棒状の治具31を用いて軸受ユニット23をギヤケース12の軸受収容部22に装着する。治具31の図中上方側には真空ポンプ32が接続されており、軸受ユニット23の軸受収容部22への装着に際し、まず、真空ポンプ32を駆動して治具31の中空の内部を負圧にしておく。次いで、小径部31aにスラスト軸受27を被せるとともに、クッションゴム24が装着された摺接部26を有する軸部材25を治具31の吸引力によって図5に示すように位置させる。続いて、この状態で図中実線矢印のように治具31を垂直に下方へ移動させ、治具31の軸方向下方へ所定の荷重を負荷して、スラスト軸受27を軸受収容部22に対して圧入する。このとき、スラスト軸受27は、軸受収容部22に対して所定の軸方向位置に来るまで圧入され、その圧入作業(第2工程としての軸受ユニット装着工程)を継続する。
第2工程としての軸受ユニット装着工程によって軸受ユニット23が軸受収容部22に装着されると、これにより、図6に示すように、グリスGがクッションゴム24および軸部材25によって形成される空間内に満たされて、第3工程としてのグリス充填工程が終了する。
第3工程としてのグリス充填工程を終えた後、真空ポンプ32を停止させるとともに治具31をギヤケース12から抜き取り、上記と同様のグリス供給装置によって摺接部26上に、上述したグリスGと同一の材質よりなるグリスを塗布する。そして、アーマチュア軸15の端面が摺接部26に当接するようにしてアーマチュア本体13をギヤケース12に組み込み、その後、モータケース11を被せて、ネジ33によってモータケース11とギヤケース12とを相互に固定する(図1参照)。その後、アーマチュア軸15のウォーム20とウォームホイール21とが噛み合うように、ギヤケース12内にウォームホイール21、出力軸21aを収容した後、ウォームホイール21の組込み部が図示しないギヤケースカバーで覆蓋される。このようにして、第1工程ないし第3工程を経て、本発明におけるパワーウィンドモータ10を組立てることができる。
以上述べたように、上記実施の形態によれば、軸受収容部22の底部,クッションゴム24および軸部材25によって形成される空間内がグリスGで満たされるようにしたので、クッションゴム24の弾性変形力と、空間内のグリスGが空間外へ流出する際の流動抵抗力との和によって衝撃を吸収して打音の発生を抑制することができる。また、クッションゴム24の弾性変形量に応じて、グリスGの空間内から空間外への流出量が変化して流動抵抗力を変化させることができるので、仕様の異なるクッションゴム24を種々用意しなくても、種々のウィンドレギュレータに対応することができる。
また、グリスGの量を、クッションゴム24の軸方向突起24b間と軸受収容部22の側壁部22aとの間に行き渡る量としたので、軸受収容部22の内部においてクッションゴム24の弾性変形をスムーズにさせ、クッションゴム24における局所的な変形を回避してクッションゴム24の長寿命化が図れる。
さらに、グリスGは、所定の粘力を有するグリスGとしたので、グリスGを空間内に止まらせることができるので、パワーウィンドモータ10の初期性能を長期に亘り維持することができる。
また、空間内に満たされるグリスGとアーマチュア軸15の端部と軸部材25の摺接部26との間に塗布されるグリスとを、同一のグリスとしたので、種々のグリスを予め準備しておく必要が無くなるとともに、異種のグリスが混合することによって生じるグリスの性能劣化を回避することができる。
さらに、空間内に満たされるグリスGとアーマチュア軸15の端部と軸部材25の摺接部26との間に塗布されるグリスとの間に空気層aを設けたので、この空気層aによってグリスGとアーマチュア軸15の端部と摺接部26との間に塗布されたグリスとが混ざることが防止される。
また、本発明によれば、パワーウィンドモータ10の組立工程を、軸受収容部22にグリスGを塗布する第1工程と、軸受ユニット23を軸受収容部22に装着する第2工程と、軸受ユニット23を軸受収容部22に装着することで空間内がグリスGで満たされる第3工程とから構成したので、第1工程〜第3工程の3工程で軸受ユニット23をギヤケース12に対して組付けることができる。
図7および図8は、本発明の他の実施の形態(第2実施の形態)を示したものであり、クッション部材の形状が異なる例である。図7(a),(b),(c)は第2実施の形態に係るクッション部材単体を示す図、図8(a),(b)は図7における軸受ユニットの軸方向への移動状態を示す図である。なお、同一の機能を有する部位については、上述した実施の形態と同一の符号を付与し、その詳細な説明を省略する。
この実施の形態におけるクッション部材としてのクッションゴム24は、図7(a),(b),(c)に示すような形状をなし、ゴム本体24aと、その外周側に所定の間隔で周方向に沿って5つの軸方向溝24eが形成されており、このゴム本体24aの外周面は、軸受収容部22の底部側に装着した際、側壁部22aに当接するとともに、軸方向溝24eは側壁部22aに向かって開口するようになっている。このゴム本体24aの外周面は、クッションゴム24を軸受収容部22の正規の位置に位置決めする機能を有する。また、軸方向溝24eは、クッションゴム24が軸方向から力を受けて弾性変形したときに、ゴム本体24aの肉の逃げ代として機能する。クッションゴム24の軸受収容部22の底面部24cには、軸方向溝24eに対応させて所定の間隔で周方向に沿って5つの径方向溝24fが形成されており、この径方向溝24fは、軸受収容部22の底部側に装着した際、軸受収容部22の底部に向かって開口するようになっている。クッションゴム24の中心孔24dには、軸部材25が軽圧入状態で係合しており、図8(a)に示す状態、つまり、クッションゴム24の軸方向への負荷が無い状態において、軸部材25の図中下端部と、径方向溝24fの底部とが軸方向に一致するようになっている。ここで、軸方向溝24eおよび径方向溝24fの断面積S1およびS2は、その大きさがS1>S2の関係となっており、後述するように、径方向溝24fは、グリスGが流通する際に、絞り効果を発揮するようになっている。
以上のように構成した他の実施の形態の動作について、以下、図8(a),(b)を用いて詳細に説明する。
図8(a)は、パワーウィンドモータ10への負荷が上述のような無負荷の状態であり、アーマチュア軸15がその軸方向に対して基準位置にある場合を示しており、この状態においては、パワーウィンドモータ10は停止しているか、または、通常の駆動、つまり、全開または全閉に向かってウィンドガラスが作動している。このとき、クッションゴム24は、アーマチュア軸15,軸部材25および摺接部26の軸方向寸法の誤差を吸収する程度に弾性変形しつつ、アーマチュア軸15,軸部材25および摺接部26を軸方向から支持している。そして、グリスGは、図8(a)に示すように、軸受収容部22の底部,クッションゴム24および軸部材25によって形成される空間内と、クッションゴム24の径方向溝24f内、および軸方向溝24eの底面側と軸受収容部22の側壁部22aとの間に行き渡っている。
図8(a)に示す状態から、ウィンドガラスが全開または全閉状態に達した場合、パワーウィンドモータ10は急激に停止されて、パワーウィンドモータ10への負荷が過負荷となる。すると、ウォーム20を介してアーマチュア軸15の回転が急停止されて、アーマチュア軸15には、図8(b)の太線矢印に示すように軸方向へ移動する。このアーマチュア軸15の軸方向への移動に伴い、摺接部26および軸部材25が、クッションゴム24を図中下方へ押圧して弾性変形させる。クッションゴム24の弾性変形に伴い、ゴム本体24aの肉は軸方向溝24e内に膨出するとともに、軸受収容部22の底部,クッションゴム24および軸部材25によって形成される空間内に満たされているグリスGが、クッションゴム24の底面部24cに設けられた径方向溝24fを介して、クッションゴム24の軸方向溝24eと軸受収容部22の側壁部22aとの間に流出する。このとき、グリスGは、径方向溝24fを流通することによって絞られて、この絞り効果(流動抵抗力)により空間内のグリスGは比較的ゆっくりと空間外、つまり、クッションゴム24の軸方向溝24eと軸受収容部22の側壁部22aとの間に流出する。
このように、クッションゴム24の径方向溝24fによる絞り効果によって、クッションゴム24は徐々に弾性変形されて、これらの絞り効果と弾性変形とがダンパとして作用して、エンドスペーサとしての軸部材25と軸受収容部22の底部との衝突を抑制する。ここで、クッションゴム24が圧縮方向へ弾性変形されるにつれて径方向溝24fの断面積は徐々に小さくなるので、軸部材25が軸受収容部22の底部に近づくほど緩衝力(絞り効果)が大きくなり、軸部材25と軸受収容部22の底部とが衝突することを確実に抑制することができる。
図8(b)に示す状態から、パワーウィンドモータ10への過負荷を解除、つまり、パワーウィンドモータ10への通電を止めると、クッションゴム24の元に戻ろうとする弾発力によって、クッションゴム24および軸部材25によって形成される空間内が負圧となる。したがって、クッションゴム24の軸方向溝24eと軸受収容部22の側壁部22aとの間に流出したグリスGが、クッションゴム24の径方向溝24fを介してクッションゴム24および軸部材25によって形成される空間内に引き込まれて図8(a)に示す状態に復帰する。
次に、上記他の実施の形態におけるパワーウィンドモータ10の組立方法についてであるが、第3工程としてのグリス充填工程が終了すると、空間内がグリスGで満たされるが、軸部材25の図中下端部と、径方向溝24fの底部とが軸方向に一致するようになっているので、空間内に空気が止まることなく外部に確実に排出(エア抜き)することができるという効果を奏する。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記実施の形態においては、軸受収容部22の底部,クッションゴム24および軸部材25によって形成される空間内を満たす液体としてのグリスGの塗布量を、クッションゴム24の無負荷状態で、軸受収容部22の底部,クッションゴム24および軸部材25によって形成される空間内を満たす量としたが、本発明はこれに限らず、グリスGをアーマチュア軸15の端部と軸部材25の摺接部26にまで至る量としても良く、この場合、一回のグリスGの供給だけで上記空間内をグリスで満たすことと摺接部26へのグリスの塗布が済むため、アーマチュア軸15の端部と軸部材25の摺接部26へグリスを塗布する工程を削減し、モータ装置の組み付け作業の高効率化を図ることができる。
また、本発明においては、グリスGがクッションゴム24の底面部24c(一実施の形態)、または径方向溝24f(他の実施の形態)を流動する際に絞り効果を発揮できれば良いので、グリスGは少なくとも、軸受収容部22の底部,クッションゴム24および軸部材25によって形成される空間内を満たしていれば良いものである。
さらに、上記実施の形態によれば、液体として比較的高粘度のグリスGで空間内を満たしたものを示したが、本発明はこれに限らず、グリスGよりも粘度の低いオイル等で空間内を満たすようにしても良く、要は、クッションゴム24の底面部24c(一実施の形態)、または径方向溝24f(他の実施の形態)を流動する際に絞り効果を発揮できる液体を用いれば良いものである。
本発明におけるモータ装置としてのパワーウィンドモータを示す図である。 (a),(b)は図1におけるクッション部材単体を示す図である。 (a),(b)は図1における軸受ユニットの軸方向への移動状態を示す図である。 ギヤケースの軸受収容部にグリスを塗布するグリス塗布工程を表す図である。 軸受収容部に軸受ユニットを装着する軸受ユニット装着工程を表す図である。 軸受収容部に軸受ユニットを装着することで空間内をグリスで満たすグリス充填工程を表す図である。 (a),(b),(c)は第2実施の形態に係るクッション部材単体を示す図である。 (a),(b)は図7における軸受ユニットの軸方向への移動状態を示す図である。
符号の説明
10 パワーウィンドモータ(モータ装置)
11 モータケース
11a 凹部
12 ギヤケース(ケース)
13 アーマチュア本体
14 コイル
15 アーマチュア軸
16 コミュテータ
17 ブラシ
18 スラスト軸受
19 エンドスペーサ
20 ウォーム(減速機構)
21 ウォームホイール(減速機構)
21a 出力軸
22 軸受収容部
22a 側壁部
23 軸受ユニット
24 クッションゴム(クッション部材)
24a ゴム本体
24b 軸方向突起
24c 底面部
24d 中心孔
24e 軸方向溝
24f 径方向溝
25 軸部材
26 摺接部
27 スラスト軸受
27a 本体部
27b 薄肉筒部
30 グリスノズル
31 治具
31a 小径部
32 真空ポンプ
33 ネジ
G グリス(液体)
M1,M2 永久磁石
S 隙間(空間)
a 空気層

Claims (11)

  1. アーマチュア軸の回転速度を減速機構によって減速して出力するモータ装置であって、
    前記減速機構を収容するケースと、
    前記ケースに設けられ、前記アーマチュア軸の端部を支持する軸受ユニットが収容される軸受収容部とを備え、
    前記軸受ユニットは、
    前記軸受収容部の底部側に装着される環状のクッション部材と、
    前記クッション部材の中心部に挿入され、前記クッション部材の無負荷状態において前記軸受収容部の底部との間に所定の隙間を形成する軸部材と、
    前記軸部材に設けられ、前記アーマチュア軸の端部と摺接する摺接部とから構成され、
    前記軸受収容部の底部,前記クッション部材および前記軸部材によって形成される空間内が液体で満たされていることを特徴とするモータ装置。
  2. 請求項1記載のモータ装置において、前記液体の量を、前記クッション部材の外周部と前記軸受収容部の側壁部との間に行き渡る量としたことを特徴とするモータ装置。
  3. 請求項1または2記載のモータ装置において、前記液体は、所定の粘力を有する液体であることを特徴とするモータ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ装置において、前記空間内を満たす液体をグリスとし、当該グリスと前記アーマチュア軸の端部と前記軸部材の摺接部との間に塗布されるグリスとを、同一のグリスとしたことを特徴とするモータ装置。
  5. 請求項4記載のモータ装置において、前記空間内を満たすグリスと前記アーマチュア軸の端部と前記軸部材の摺接部との間に塗布されるグリスとの間に、空気層を設けたことを特徴とするモータ装置。
  6. 請求項4記載のモータ装置において、前記空間内を満たすグリスの量を、前記軸受収容部に前記軸受ユニットを装着した状態において、前記アーマチュア軸の端部と前記軸部材の摺接部との間に行き渡る量としたことを特徴とするモータ装置。
  7. アーマチュア軸の回転速度を減速機構によって減速して出力するモータ装置の組立方法であって、
    前記減速機構を収容するケースに形成された前記アーマチュア軸の端部を支持する軸受ユニットが収容される軸受収容部に、液体を塗布する第1工程と、
    環状のクッション部材と、前記クッション部材の中心部に挿入されて前記クッション部材の無負荷状態において前記軸受収容部の底部との間に所定の隙間を形成する軸部材と、前記軸部材に設けられて前記アーマチュア軸の端部と摺接する摺接部とからなる軸受ユニットを、前記軸受収容部に装着する第2工程と、
    前記軸受ユニットを前記軸受収容部に装着することで、前記軸受収容部の底部,前記クッション部材および前記軸部材によって形成される空間内を液体で満たす第3工程とから構成したことを特徴とするモータ装置の組立方法。
  8. 請求項7記載のモータ装置の組立方法において、前記液体は、所定の粘力を有する液体であることを特徴とするモータ装置の組立方法。
  9. 請求項7または8記載のモータ装置の組立方法において、前記軸受収容部に塗布する液体の量を、前記クッション部材の無負荷状態で、少なくとも前記軸部材の端部と前記クッション部材の中心部内側によって形成される空間内を満たす量としたことを特徴とするモータ装置の組立方法。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載のモータ装置の組立方法において、前記軸受収容部に塗布する液体の量を、前記クッション部材の無負荷状態で、前記クッション部材の外周部と前記軸受収容部の側壁部との間に行き渡る量としたことを特徴とするモータ装置の組立方法。
  11. 請求項7〜10のいずれか1項に記載のモータ装置の組立方法において、前記軸受収容部に塗布する液体の量を、前記クッション部材の無負荷状態で、前記アーマチュア軸の端部と前記軸部材の摺接部との間に行き渡る量としたことを特徴とするモータ装置の組立方法。
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