JP2019009998A - モータ - Google Patents
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Abstract
Description
上記モータにおいて、前記制動部材には、前記環状の接触面の内側にグリス溜りが形成されている。
上記モータにおいて、環状をなす前記接触面の外周縁の直径は、前記摺動面の直径よりも小さい。
上記モータにおいて、前記ウォームホィールの出力軸の回転に基づいて、ウィンドウガラスを昇降するレギュレータ装置を駆動可能とした。
以下、モータの第1実施形態を図面に従って説明する。図1に示す減速機構付モータは、モータ部1と減速機構部2から構成される。モータ部1は、一端側を開口した筒状のヨークハウジング3の内周面にマグネット4が取着されている。
図2に示すように、前記減速機構部2として前記回転軸5の上端には、回転軸5の軸心部が凸となる曲面状の摺動面14が形成されている。この摺動面14は、中心部がその周辺部に比して曲率が小さく、やや平坦となっている。
モータ部1が作動して回転軸5が回転されると、回転軸5の回転がウォーム12からウォームホィール13に減速して伝達される。そして、ウォームホィール13の回転に基づいてウィンドウレギュレータ装置が駆動され、回転軸5の正逆回転に基づいてウィンドウガラスが昇降される。
上記のように構成されたモータでは、次に示す効果を得ることができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
以下、減速機構付モータの第2実施形態を説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、軸受凹部7の底部7aとモータシャフト31の基端部31bとの軸方向間には、略円筒状の合成樹脂よりなるモータ部側制動部材51が収容されている。モータ部側制動部材51は、その軸方向一端面が軸受凹部7の底部7aと当接するとともに、軸方向他端面がモータシャフト31の基端部31bと当接している。モータ部側制動部材51の軸方向両端面の径は、モータシャフト31の基端部31bの径よりも小さく設定されている。そして、モータ部側制動部材51の径中心部には、該モータ部側制動部材51を軸方向に貫通するグリス孔52が形成され、そのグリス孔52には、潤滑剤としてのグリス53が充填されている。なお、モータ部側制動部材51は、メタル軸受8の内側に設けられ、モータ部側制動部材51の外径は、モータシャフト31の基端部31bの外径よりも大きく設定されている。
図11に示すように、ジョイント34は、モータシャフト31の先端連結部31aに一体回転可能に固定された樹脂部54を備える。樹脂部54には、モータシャフト31の先端連結部31aに固定される略円筒状の固定部55が形成されている。モータシャフト31の先端連結部31aは二面幅形状をなし、固定部55の中央部に軸方向に貫通形成された圧入孔55aに圧入固定されている。
モータ部1が作動してモータシャフト31及びウォーム軸32が回転されると、ウォーム軸32の回転がウォーム12からウォームホィール13に減速して伝達される。そして、ウォームホィール13の回転に基づいてウィンドウレギュレータ装置が駆動され、モータシャフト31及びウォーム軸32の正逆回転に基づいてウィンドウガラスが昇降される。
(5)制動部材41には、該制動部材41の裏面(反ウォーム軸側端面)に形成された連通溝46と突条44に囲まれる凹部とを連通する貫通孔45が形成される。これにより、突条44内から外周側に流出したグリス23は、連通溝46及び貫通孔45を通って突条44の内に戻るように循環するため、突条44と摺動面35との摺接部位へのグリス23の供給不足を抑制することができる。
・上記各実施形態において、摺動面14,35にグリス溜りとしての凹部を形成してもよい。なお、図12には、第2実施形態の摺動面35にグリス溜りとしての凹部35aを形成した例を示している。凹部35aは、摺動面35の中心部に軸方向に窪むように形成されている。この凹部35aは軸方向視で円形をなし、その径は制動部材41の突条44の内径よりも小さく設定されている。つまり、凹部35a内の空間は、突条44内の空間と繋がっており、凹部35aにもグリス23が溜まるようになっている。このような構成によれば、充填するグリス23の量を増加させることができるため、グリス不足を抑制することができる。
特許文献1に開示されたモータでは、回転軸の端部が摺動部材に面接触にて摺接している。このため、回転軸に作用する負荷により回転軸に撓みが発生すると、回転軸の端部と摺動部材との接触面積が減少して、負荷による回転軸の回転を確実に阻止することができなくなる。そこで、回転軸に撓みが発生しても、負荷による回転軸の回転を阻止可能とするモータを提供することを目的とする。
また、突条で囲まれる凹部がグリス溜りとして機能する。
・上記モータにおいて、前記突条の先端部に、前記摺動面に沿う斜面を備えた。
・上記モータにおいて、前記突条の外周縁の直径を、前記摺動面の直径より小さくして、該摺動面の中心部から周辺部にかけて前記突条を摺動可能とした。
・上記モータにおいて、前記モータ部のウォームホィールの出力軸の回転に基づいて、ウィンドウガラスを昇降するレギュレータ装置を備えた。
・上記のモータによれば、モータの回転軸に撓みが発生しても、負荷による回転軸の回転を阻止することができる。
この構成によれば、突条と摺動面との接触面積が安定化する。
この構成によれば、回転軸が撓んだとき、制動部材の突条に対し摺動面が傾いても、制動部材の突条と摺動面との接触面積が安定化する。
上記モータにおいて、前記モータ部のウォームホィールの出力軸の回転に基づいて、ウィンドウガラスを昇降するレギュレータ装置を駆動可能とした。
Claims (7)
- モータ部の作動に基づいて回転される回転軸と、
前記回転軸に形成されたウォームと、
前記ウォームに噛み合い、前記回転軸の回転に基づいて回転するウォームホィールと、
前記回転軸の端部に摺接して、前記回転軸に対し制動力を付与する制動部材と
を備えたモータにおいて、
前記回転軸の端部に、該回転軸の軸心部が凸となる曲面状をなし前記制動部材と摺接する摺動面を形成し、
前記制動部材は、前記摺動面と当接する接触面が環状をなし、
前記摺動面の中心部の曲率を該中心部の周辺部に対して小さくしたことを特徴とするモータ。 - 前記回転軸の摺動面と前記制動部材との間には、グリスが充填されていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
- 前記制動部材には、前記環状の接触面の内側にグリス溜りが形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ。
- 環状をなす前記接触面は、前記摺動面に沿う斜面となっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のモータ。
- 環状をなす前記接触面の外周縁の直径は、前記摺動面の直径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモータ。
- 前記摺動面の中心部には、前記回転軸の軸方向に窪むグリス溜りとしての凹部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモータ。
- 前記ウォームホィールの出力軸の回転に基づいて、ウィンドウガラスを昇降するレギュレータ装置を駆動可能としたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のモータ。
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