JP2007202134A - 無線通信システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の通信装置は、第2の通信装置の存在確認を行うために第2の通信装置の間欠受信間隔より長いサーチ信号を送信する必要があり、第2の通信装置の電力消費量を軽減するために間欠受信間隔を大きくすると、第1の通信装置のバッテリ消費量が大きいものとなり、バッテリの寿命が短くなってしまうという課題があった。
【解決手段】第1の通信装置602を、任意のサーチ間隔B1でサーチ信号11送信後に第2の通信装置603からの応答12の有無をサーチ処理時間Tkの間確認し、サーチ処理時間Tk以内に応答12がない場合は休止期間(B1−Tk)の間は無線通信機能を停止し、第2の通信装置603の受信動作を、サーチ間隔B1より長い時間(検出時間B1b)に設定し受信動作の間に少なくとも1回は第1の通信装置602からのサーチ信号11を受信可能な構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1の通信装置と第2の通信装置が無線で情報を送受信によりお互いの存在を確認しあい、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置が所定の通信範囲を超えた場合に、前記第2の通信装置の機能を制限したり或いは警報を発生させる認証装置の無線通信システム及びプログラムに関するものである。
近年、セキュリティを考慮しながら第2の通信装置(例えば、携帯電話やパソコンをはじめとする電子機器)の操作ロックを、無線で制御するようにしたセキュリティシステムが実用化されてきている。
図10は、本発明および従来技術が適用されるセキュリティシステムの一形態を示す図である。
本発明および従来技術が適用されるセキュリティシステムは、ユーザ601が所持する第2の通信装置603(例えば、携帯電話やパソコンなどの電子機器)の盗難を防止するために、ユーザ601はカード形態の識別信号発信機として第1の通信装置602(例えば、ワイヤレスキーなど)を所持し、第2の通信装置603と第1の通信装置602との間で予め定めた識別コードを相互に通信し、双方向で識別コードを確認できたときに第2の通信装置603の使用を可能とするものである(例えば、特許文献1参照)。
かかるワイヤレスによる双方向通信システムの特許文献1では、第1の通信装置602は、サーチ処理から認証処理を順次設定し、前記認証処理に失敗した場合はサーチ処理へ戻る構成であり、前記サーチ処理時に第2の通信装置603の存在を確認するサーチ信号を送信する構成であった。
また、第2の通信装置603は、待ち受け処理から認証処理を順次設定し、前記認証処理に失敗した場合は待ち受け処理へ戻る構成であり、前記待ち受け処理時に第1の通信装置602から送信されたサーチ信号の有無を監視する構成であった。
そして、第1の通信装置602と第2の通信装置603が認証処理(例えば、暗号化によるデータ送受信の成功)が成功すると、第2の通信装置603の使用制限を解除させるものである。
一般的に、ユーザ601が所持する第1の通信装置602の周囲には、制御対象とする第2の通信装置603以外にも他人が所有する第2の通信装置(603Bや603N)が複数存在することとなる。
第1の通信装置602は、第2の通信装置603の存在を確認するための信号(以下、「サーチ信号」と称す)を送信し、第2の通信装置で前記のサーチ信号を検知することで第2の通信装置の存在を確認し、第2の通信装置の使用制限に関する処理を制御させる構成である。
前記のサーチ信号による通信相手の存在確認方法として、第2の通信装置603が間欠的な受信動作時に、第1の通信装置602から送信されたサーチ信号を検知させる方法がある(例えば、特許文献2参照)。
図11は、従来の第1の通信装置602と第2の通信装置603とがサーチ信号により通信相手の存在確認を行う無線通信システムを示し、図12は、第1の通信装置602と第2の通信装置603との間の無線通信のフローを示した図である。
第2の通信装置603は、間欠受信間隔Yb(例えば、Ybは1秒)で受信動作を行っており、間欠受信間隔Ybは一定に保たれている。第1の通信装置602から第2の通信装置603の間欠受信間隔Ybより長い時間Ya(例えば、Yaは5秒)の間サーチ信号を連続的に送信すると、第2の通信装置603でサーチ信号を検知(受信)することができ、第2の通信装置603は、前記した間欠受信間隔Ybより短い間欠受信間隔Yc(例えば、Ycは0.5秒)へ間欠受信間隔を変更することで、第1の通信装置602からの連続起動信号をその分だけ早く検知することができ、データの送受信を開始することができる。
図12に示すように、第1の通信装置602は、サーチ処理が開始(ST801)されると、サーチ処理時間Yaの間にサーチ信号を連続的に送信(ST802)後、連続起動信号を送信(ST803)する。
この連続起動信号の送信後、第1の通信装置602はデータの送信要求を第2の通信装置603に対して送信し、データ送受信を開始する(ST804)。
第1の通信装置602は第2の通信装置603とのデータの送受信が終了したか否かを判定し、データの送受信が終了するとサーチ処理を終了(ST806)する。
第2の通信装置603は、サーチ処理が開始(ST809)されると、間欠受信動作を間欠受信間隔Ybで開始(ST810)し、第1の通信装置602から送信(ST802)されたサーチ信号を受信したか否かを判断(ST811)し、サーチ信号を受信できなかった場合は、間欠受信間隔Ybでの間欠受信動作(ST810)を繰り返し実行する。
第1の通信装置602からのサーチ信号を受信できた場合は、間欠受信間隔を間欠受信間隔Ycへ変更し、第1の通信装置602から送信(ST803)された連続起動信号を受信したか否かを判定(ST813)し、連続起動信号を受信できなかった場合は、間欠受信間隔Ybでの間欠受信動作(ST810)を繰り返す。
第2の通信装置603が前記した連続起動信号を受信すると通信リンクが確立され、第1の通信装置602とのデータの送受信が開始される(ST814)。データの送受信開始(ST814)後、データ送受信が終了したかどうかを判断(ST814)し、データの送受信が終了するとサーチ処理を終了(ST815)する。
特開2004−143806号公報 特開2003−208685号公報
ここで、第1の通信装置は、ユーザ601の携帯の利便性を考え小型軽量であることが必然的に要求され、一般的にボタン電池などのバッテリを電源としている。
しかしながら、前記の従来の構成では、第1の通信装置は、第2の通信装置の存在確認を行うために第2の通信装置の間欠受信間隔より長いサーチ信号を送信する必要があり、第2の通信装置の電力消費量を軽減するために間欠受信間隔を大きくすると、第1の通信装置のバッテリ消費量が大きいものとなり、バッテリの寿命が短くなってしまうという課題があった。
一方、前記の従来の構成では、認証処理に失敗した場合、サーチ処理に戻る構成であるが、戻った先のサーチ処理で相手を捕捉する時間においての記述がない。第1の通信装置や第2の通信装置の周囲には、前述のように他人が所有する第1の通信装置や第2の通信装置も多数存在する。この場合、これらの電波が妨害となって、自らのシステムの認証処理が失敗となることも想定される。
また、第1の通信装置と第2の通信装置間は無線にて通信を行う為、遮蔽物やその他の要因によって、電波伝搬が乱れ、認証処理が失敗となることも想定される。
このように、何らかの理由によって認証処理に失敗した場合、第1の通信装置や第2の通信装置はサーチ処理に戻るが、この場合、できるだけ早く通信相手を捕捉して、再び認証処理に遷移することが、ユーザーの使い勝手もよく、システムの信頼性を向上する上で重要となる。
ここで、できるだけ早く通信相手を捕捉するには、サーチ信号の送信間隔を短くすることが有効であるが、これは、通信装置1の電池寿命を増大させることとなる。すなわち、サーチ信号の送信間隔を短くすることで、通信相手を捕捉しやすくなるが、何らかの原因で、この状態のまま通信相手を捕捉することができないと、サーチ信号の送信間隔が短いが為に、頻繁にサーチ信号を送信することとなり、第1の通信装置の電池寿命の増大につながる。
一方、第1の通信装置は、前述のようにカード形態の識別信号発信機で構成される場合、使い勝手を考え、小型化が重要であり、その為、消費電力を抑制する必要がある。ここで、もう一方の第2の通信装置も、携帯電話やパソコンに搭載されている為、消費電力の抑制は重要ではあるが、携帯電話やパソコンのバッテリ容量は、カード形態の識別信号発信機のバッテリ容量よりも一般的に余裕がある場合が多く、また充電式である場合が多い。すなわち、第1の通信装置の低消費電力化は、第2の通信装置の低消費電力化よりも重要となる。
しかしながら、前記の従来の構成では、第1の通信装置がサーチ信号を送信することで通信相手を捕捉するためのサーチ処理が開始される構成である為、通信相手を捕捉できない場合は、第1の通信装置は、繰り返しサーチ信号を送信することとなる。一般的に、無線通信の場合、送信時の消費電力は受信時の消費電力よりも大きい為、第1の通信装置はサーチ信号を繰り返し送信することで、電力消費が増え、結果的に、電池寿命が縮まるという課題があった。
したがって、本発明の目的は、第2の通信装置のバッテリへ大きな負荷をかけることなく、特に第1の通信装置におけるバッテリ消費量を軽減することのできる無線通信システム及びそのプログラムを提供することである。また、第1の通信装置と第2の通信装置の消費電流削減とシステムの利便性の向上を両立させることができる無線通信システム及びそのプログラムを提供することである。
本発明は、前記従来の課題を解決するために、第1の通信装置を、任意のサーチ間隔でサーチ信号を送信後に前記第2の通信装置からの応答の有無を確認する構成とし、第2の通信装置の受信動作を、前記した任意のサーチ間隔より長い時間に設定することで前記受信動作の間に少なくとも1回は前記第1の通信装置からの前記サーチ信号を受信可能な構成とする。
さらに、第1の通信装置は、任意のサーチ間隔でサーチ信号を送信してから所定時間経過後も第2の通信装置からの応答を受信できない場合は、サーチ信号を送信する間隔を前記した任意のサーチ間隔より長くする構成とする。
本発明の無線通信システム及びプログラムを用いることにより、第1の通信装置は、第2の通信装置の間欠受信間隔より長いサーチ信号を送信する必要がないため、第1の通信装置の電池寿命への影響を軽減することができ、第2の通信装置は、サーチ信号を検知するための受信動作を最低でも第1の通信装置のサーチ間隔分だけ実行すればよいため、第2の通信装置のバッテリ負荷も軽減することができる。
さらに、前記第1の通信装置は、サーチ信号の送信開始から所定時間経過後も第2の通信装置からの応答を受信できない場合は、サーチ信号を送信する間隔を長くするように変更することで、電池寿命への影響を軽減し、より長い期間の間サーチ信号の送信を継続することが可能となる。
また、サーチ実行時間Y1とサーチ実行時間Y2を分けることで、「認証処理」失敗時の消費電流低減を図る。これにより、「認証処理」への復帰時間の短縮と低消費電力動作の両立が実現できる。さらに、サーチ実行時間Y2サーチ要求信号送信間隔を大きくすることで、妨害を抑制することが可能となる。
さらに、携帯電話のシェルを「閉」から「開」にした場合に、携帯電話がサーチ要求信号を送信するようにすることで、利用者が本システムを使用するタイミングて的確に機能制限が解除され、使い勝手がよく、かつ携帯電話の消費電力を必要最小限に抑制したシステムを構築することが可能となる。
第1の発明は、無線により情報を送受信する第1の通信装置および第2の通信装置から構成される無線通信システムで、前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置の存在を確認するための信号(以下、「サーチ信号」という)を送信するサーチ処理、及び、前記サーチ処理後に前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが相互にデータを送受信する処理を順次設定し、前記データ送受信する処理を失敗した場合は前記サーチ処理へ戻る前記無線通信システムにおいて、前記第1の通信装置は、前記サーチ処理時に、前記サーチ処理を開始した時点からサーチ実行時間A1の間は前記サーチ信号をサーチ間隔B1で送信して前記第2の通信装置からの応答の有無を監視する動作を繰り返し、前記サーチ実行時間A1の間に前記第2の通信装置からの応答を受信できない場合は、前記サーチ間隔B1をサーチ間隔B2(サーチ間隔B1<サーチ間隔B2)へ変更する構成としたものである。
これによって、第1の通信装置は、所定時間内に第2の通信装置の存在を確認できない場合は、サーチ信号の送信間隔を長くする処理が可能となり、第1の通信装置の電池寿命への影響をさらに軽減することが可能となる。
第2の発明は、無線により情報を送受信する第1の通信装置および第2の通信装置から構成される無線通信システムで、前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置から送信される前記第2の通信装置の存在を確認するための信号(以下、「サーチ信号」という)を受信したか否かを監視し、受信した場合は受信応答を送信する待ち受け処理、及び、前記待ち受け処理後に前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが相互にデータを送受信する処理を順次設定し、前記データを送受信する処理を失敗した場合は前記待ち受け処理へ戻る前記無線通信システムにおいて、前記第2の通信装置は、前記待ち受け処理時に、前
記待ち受け処理を開始した時点からサーチ実行時間A1の間は前記サーチ信号の受信の有無を検出時間B1bの間監視して前記検出時間B1bの間に前記サーチ信号を受信した場合は前記第1の通信装置に受信応答を送信し、前記サーチ実行時間A1以降は検出時間B2b(検出時間B1b<検出時間B2b)の間監視して前記検出時間B2bの間に前記サーチ信号を受信した場合は前記第1の通信装置に受信応答を送信する構成としたものである。
これによって、第2の通信装置は、所定時間内に第1の通信装置からのサーチ信号を検知できない場合、検出時間を長くする処理が可能となり、第2の通信装置の電池寿命への影響をさらに軽減することが可能となる。
第3の発明は、無線により情報を送受信する第1の通信装置および第2の通信装置から構成される無線通信システムで、前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置の存在を確認するための信号(以下、「サーチ信号」という)を送信するサーチ処理、及び、前記サーチ処理後に前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが相互にデータを送受信する処理を順次設定し、前記データ送受信する処理を失敗した場合は前記サーチ処理へ戻る前記無線通信システムにおいて、前記第1の通信装置は、前記サーチ処理及び前記データを送受信する処理を順次設定し、前記データを送受信する処理に失敗した場合はサーチ処理へ戻る前記無線通信システムにおいて、前記第1の通信装置は、前記サーチ処理時に通信相手の存在を確認する信号(以下、「サーチ信号」という)を前記サーチ信号の送信を開始してからサーチ実行時間A1の間はサーチ間隔B1で送信して前記第2の通信装置からの応答の有無を監視する動作を繰り返し、前記サーチ実行時間A1の間に前記第2の通信装置からの応答を受信できない場合は、前記サーチ間隔B1をサーチ間隔B2へ変更し、前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置から送信される前記第2の通信装置の存在を確認するための信号(以下、「サーチ信号」という)を受信したか否かを監視し、受信した場合は受信応答を送信する待ち受け処理、及び、前記待ち受け処理後に前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが相互にデータを送受信する処理を順次設定し、前記データを送受信する処理を失敗した場合は前記待ち受け処理へ戻る前記無線通信システムにおいて、前記第2の通信装置は、前記待ち受け処理時に前記通信相手の存在を確認する信号の受信の有無を前記サーチ実行時間A1の間は、検出時間B1bの間監視し、前記サーチ実行時間A1以降は検出時間B2bの間監視する構成としたものである。
これによって、第2の通信装置は、第1の通信装置から送信されたサーチ信号を少なくとも前記第1の通信装置のサーチ間隔の間だけ監視すればよく、第2の通信装置のバッテリ消費量を軽減することが可能となる。
第4の発明は、第1〜3の発明に加え、前記第1の通信装置を、前記サーチ間隔B1(或いは、前記サーチ間隔B2)で前記サーチ信号を送信後に、前記第2の通信装置からの応答の有無をサーチ処理時間Tkの間だけ監視し、前記サーチ処理時間Tk以内に前記第2の通信装置からの応答を受信できない場合は休止期間(B1−Tk)(或いは、休止期間(B2−Tk))の間は前記第1の通信装置の無線通信機能を停止するものである。
これによって、第1の通信装置は、第2の通信装置の存在が確認できない場合は無線通信機能を停止させることで、第1の通信装置の消費電力をさらに軽減することが可能となる。
第5の発明は、前記第2の通信装置を、前記サーチ信号の有無を前記検出時間B1b或いは前記検出時間B2bの間監視しているときに、前記サーチ信号を受信できない場合は、前記第2の通信装置の無線通信機能を間欠受信間隔B1a或いは間欠受信間隔B2aの
間停止する構成としたものである。
これによって、第2の通信装置は、所定時間内に第1の通信装置からのサーチ信号を検出できない場合に休止時間を長く設定するなどの処理が可能となり、第2の通信装置のバッテリへの影響を減らすことができる。
第6の発明は、無線により情報を送受信する第1の通信装置および第2の通信装置から構成される無線通信システムで、
前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置の存在を確認するための「サーチ信号」を要求する信号(以下、「サーチ要求信号」という)を受信したか否かを監視し、受信した場合は「サーチ信号」を送信する「サーチ要求信号」待ち受け処理、及び、前記「サーチ要求信号」待ち受け処理後に前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが相互にデータを送受信する処理を順次設定し、前記データを送受信する処理を失敗した場合は前記「サーチ要求信号」待ち受け処理へ戻る前記無線通信システムにおいて、前記第1の通信装置は、予め決められた時間Y1の時間中は、前記「サーチ要求信号」待ち受け処理を予め決められた間隔Xk1毎に繰り返し、前記Y1経過後は、前記「サーチ要求信号」待ち受け処理を予め決められた間隔Xk2(「サーチ要求信号」待ち受け間隔Xk1<「サーチ要求信号」待ち受け間隔Xk2)毎に繰り返し、前記「サーチ要求信号」待ち受け処理にて「サーチ要求信号」を受信した場合には、前記第2の通信装置に「サーチ信号」を送信する構成としたものである。
これによって、第1の通信装置が繰り返しサーチ信号を送信することなく、サーチ処理を実行できる為、カード形態の識別信号発信機等に搭載される第1の通信装置の電池寿命を延ばすことができる。また、一定時間通信相手を捕捉できない場合にはサーチ要求信号の待ち受け間隔を延ばすことでも、サーチ要求信号の待ち受けに必要な電流を削減することができ、第1の通信装置の電池寿命を延ばすことができる。これにより、ひいては、第1の通信装置の小型化が実現でき、本システムの普及拡大が実現できる。
第7の発明は、無線により情報を送受信する第1の通信装置および第2の通信装置から構成される無線通信システムで、前記第2の通信装置は、予め決められた時間Y1の時間中は、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置の存在を確認するための「サーチ要求信号」を予め決められた間隔Xt3毎に送信して、前記第1の通信装置からの「サーチ信号」の有無を監視する動作を繰り返し、前記予め決められた時間Y1中に前記第2の通信装置から「サーチ信号」を受信できない場合は、前記「サーチ要求信号」送信間隔Xt3をXt4(「サーチ要求信号」送信間隔Xt3<「サーチ要求信号」送信間隔Xt4)に変更する構成としたものである。
これによって、一定時間通信相手を捕捉できない場合にはサーチ要求信号の送信間隔を延ばすことで、サーチ要求信号の送信に必要な電流を削減することができ、第2の通信装置の電池寿命を延ばすことができる。また、サーチ要求信号の送信間隔を延ばせば、サーチ要求信号の送信における他システムに与える妨害影響も低減することができ、本システムの信頼性を向上させることができる。
第8の発明は、前記第1の通信装置が有する入力インターフェイスAが操作された場合に、前記「サーチ信号」送信処理、もしくは「サーチ要求信号」待ち受け処理を実行し、前記第2の通信装置が有する入力インターフェイスBが操作された場合に、前記「サーチ信号」待ち受け処理、もしくは前記「サーチ要求信号」送信処理を実行する構成としたものである。
これによって、ユーザーが第1の通信装置もしくは第2の通信装置を操作したタイミン
グにおいて、サーチ要求信号の受信待ち受け処理、もしくは、サーチ要求信号の送信処理を行うことで、普段は無線送受信処理を行わず、ユーザーが装置を利用したタイミングで確実に通信相手を捕捉することができるようになり、消費電流の削減と使い勝手の向上を両立させた信頼性の高いシステムを実現することができる。
第9の発明は、前記第1の通信装置が有する入力インターフェイスA、もしくは前記第2の通信装置が有する入力インターフェイスBの入力が、携帯電話のシェルを閉じた状態から開いた状態に変更した場合とするものである。
これによって、本システムを携帯電話に適用した場合に、ユーザーがこれから携帯電話を使用するであろうシチュエーションで、自動的に通信相手を捕捉することができ、携帯電話の操作性とセキュリティの両立を実現することができる。
第10の発明は、第1〜9の発明の無線通信システムの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムとする。そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部を簡単なハードウェアで実現できる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における第1の通信装置602と第2の通信装置603の無線通信による通信相手の存在確認の動作を示し、図2は、第1の通信装置602と第2の通信装置603との間の無線通信のフローを示した図である。
システム構成は図10と同じであるので説明を省く。
図1において、第1の通信装置602は、サーチ間隔B1(例えば、B1は0.2秒)でサーチ信号11を送信後にサーチ処理時間Tk(例えば、Tkは5ミリ秒)以内は第2の通信装置603からの応答12の有無を確認し、第2の通信装置603から応答12がない場合は、サーチ間隔B1が経過するまでの間(すなわち、休止期間(B1−Tk)の間)スリープ状態となる動作を繰り返す。
第2の通信装置603は、間欠受信間隔B1a(例えば、B1aは5秒)で受信動作を行っており、第1の通信装置602のサーチ間隔B1より長い検出時間B1b(例えば、B1bは0.5秒)での受信動作を繰り返す。
第2の通信装置603は、第1の通信装置602のサーチ間隔B1より長い検出時間B1bで受信動作を繰り返しているため、前記受信動作の周期内で少なくとも1回は第1の通信装置602からのサーチ信号11を検知(受信)することができる。
次に第1の通信装置602と第2の通信装置603との間で行われる無線通信について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。
まず第1の通信装置602を中心とした第1の通信装置602と第2の通信装置603間の無線通信に関して説明する。
第1の通信装置602は、サーチ処理が開始(ST201)されると、サーチ信号11
を送信する間隔(サーチ間隔B1)が経過したか否かを判定(ST202)し、経過していない場合はサーチ間隔B1が経過するまでの間(すなわち、休止期間(B1−Tk)の間)は、無線通信機能を停止させる。
サーチ間隔B1が経過すると、サーチ信号11を送信(ST203)し、サーチ処理時間Tkの間に第2の通信装置603からの応答12が有るか否かを判定(ST204)する。
第2の通信装置33からの応答12がない場合は、サーチ間隔B1の経過を判定する処理(ST202)へ戻る。
第1の通信装置602は、サーチ処理時間Tkの間に第2の通信装置603からの応答12を受信した場合は、第2の通信装置603からの応答12受信から一定時間経過後にデータの送受信を開始(ST205)する。
データの送受信開始(ST205)後、データ送受信が終了したか否かを判定(ST206)し、終了すればサーチ処理を終了(ST207)する。
次に、第2の通信装置603を中心とした第1の通信装置602と第2の通信装置603間の無線通信に関して説明する。
第2の通信装置603は、サーチ処理が開始(ST21)されると、間欠受信間隔B1aで受信動作を検出時間B1bで繰り返し行う(ST209)。
このとき、検出時間B1bは、第1の通信装置602のサーチ間隔B1より長くなるように設定し、検出時間B1bの間に少なくとも1回は、第1の通信装置から送信されるサーチ信号11を受信できるようにする。
第2の通信装置603は、間欠受信間隔B1aで受信動作を検出時間B1bで繰り返しているときに第1の通信装置602から送信されるサーチ信号11(ST203)を受信したか否かを判定(ST210)し、受信できない場合は間欠受信動作(ST209)を続ける。
サーチ信号11を受信すると、応答12を送信(ST211)し、データの送受信(ST212)を開始する。
データの送受信開始(ST212)後、データ送受信が終了したか否かを判定(ST213)し、終了すればサーチ処理を終了(ST214)する。
以上により、本実施の形態において、第1の通信装置は、第2の通信装置の間欠受信間隔より短いサーチ信号11で第2の通信装置の存在の有無を確認することが可能となり、サーチ処理に要する電力消費量を低減することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1における本発明の無線通信システムの通信相手のサーチ方法として、サーチ処理の開始後、所定時間が経過するまでのサーチ間隔と前記所定時間経過後のサーチ間隔を変化させる構成としたものである。
図3は、本実施の形態2における第1の通信装置602と第2の通信装置603のサーチ信号11による通信相手の存在確認の動作を示す。
図4は、第1の通信装置602を中心とした第1の通信装置602と第2の通信装置603との間の無線通信のフローを示す。
図5は第2の通信装置603を中心とした第1の通信装置602と第2の通信装置603との間の無線通信のフローを示した図である。
図3において、第1の通信装置602は、サーチ処理開始からサーチ実行時間A1(例えば、A1は10分)内は、サーチ間隔B1でサーチ信号11を送信し、サーチ処理時間Tk内に第2の通信装置603から応答12がない場合はサーチ間隔B1が経過するまでの間(すなわち、休止期間(B1−Tk)の間)は、無線通信機能を停止させる。
第1の通信装置602は、サーチ実行時間A1経過後も第2の通信装置603からの応答12を確認できない場合は、サーチ間隔をサーチ間隔B1からサーチ間隔B2(例えば、0.8秒)へ変更後、サーチ信号11を送信し、サーチ処理時間Tk内に第2の通信装置603から応答12がない場合はサーチ間隔B2が経過するまでの間(すなわち、休止期間(B2−Tk)の間)は、無線通信機能を停止させる。
ここで、サーチ実行時間A1以降の処理は、さらにサーチ実行時間を設定してサーチ間隔を変更するようにしても良いし、一定時間以降はサーチ処理を停止するようにしても良い。
第2の通信装置603は、サーチ処理開始からサーチ実行時間A1内は、第1の通信装置602からのサーチ信号11の受信動作を検出時間B1bの間実行し、第1の通信装置603からのサーチ信号11を検知できない場合は、間欠受信間隔B1aの間は無線通信機能を停止する動作を繰り返し、サーチ実行時間A1経過後も第1の通信装置602からのサーチ信号11を検知できない場合は、受信動作の処理時間を検出時間B1bから検出時間B2b(例えば、B2bは1秒)へ変更し、さらに間欠受信間隔を間欠受信間隔B1aから間欠受信間隔B2a(例えば、B2aは8秒)へ変更後、第1の通信装置602からのサーチ信号11の有無を確認する動作を繰り返す。
ここで、サーチ実行時間A1以降の処理は、さらにサーチ処理時間を設定して検出時間及び間欠受信間隔を変更するようにしても良いし、一定時間以降はサーチ処理を停止させるようにしても良い。
次に、第1の通信装置602を中心とした第1の通信装置602と第2の通信装置603との間で行われる無線通信について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、図4のフローチャートでは、図3に示した第1の通信装置602をサーチ実行時間A1以降後にさらにサーチ実行時間A2(例えば、A2は50分)を設定してサーチ間隔を変更するようにし、サーチ実行時間A2経過後は、サーチ処理を停止させるようにさせた場合を示す。
第1の通信装置602は、サーチ処理を開始(ST401)するとサーチ実行時間A1が経過しているか否かを判定(ST402)し、サーチ実行時間A1経過していない場合は、サーチ間隔B1が経過しているか否かを判定(ST403)する。
サーチ間隔B1が経過していない場合は、休止期間(B1−Tk)の間スリープ状態となり、サーチ実行時間A1が経過するか否かの判断(ST402)を繰り返す。
サーチ実行時間A1内にサーチ間隔B1が経過した場合は、サーチ信号11を送信(S
T404)し、サーチ処理時間Tk内に第2の通信装置603からの応答12があるか否かを確認(ST405)する。
サーチ処理時間Tk内に第2の通信装置603からの応答12がない場合は、サーチ実行時間A1が経過したか否かの判定処理(ST402)へ戻る。
サーチ処理時間Tk内に第2の通信装置603からの応答12を確認した場合は、データの送受信を開始(ST410)する。
データ送受信開始後、データの送受信が終了したか否かを判定(ST411)し、終了すればサーチ処理を終了(ST412)する。
また、サーチ実行時間A1が経過した場合(ST402)は、サーチ実行時間A1後にさらにサーチ実行時間A2が経過したか否かを判断(ST406)し、サーチ実行時間A2が経過していればサーチ処理を終了(ST412)する。
サーチ実行時間A2が経過していない場合は、サーチ間隔B2が経過しているか否かを判断(ST407)し、サーチ間隔B2が経過していない場合は、休止期間(B2−Tk)の間スリープ状態となり、サーチ実行時間A2が経過するか否かの判断(ST406)を繰り返す。
サーチ実行時間A2内にサーチ間隔B2が経過した場合は、サーチ信号11を送信(ST408)し、サーチ処理時間Tk内に第2の通信装置33からの応答12の有無を確認(ST409)する。
サーチ処理時間Tk内に第2の通信装置603からの応答12がない場合は、サーチ実行時間A2が経過したか否かの判断処理(ST406)へ戻る。
サーチ処理時間Tk内に第2の通信装置603からの応答12を確認した場合は、データの送受信を開始(ST410)する。
データ送受信開始後、データの送受信が終了したか否かを判定(ST411)し、終了すればサーチ処理を終了(ST412)する。
次に、第2の通信装置33を中心とした第1の通信装置32と第2の通信装置33との間で行われる無線通信について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
ここで、図5のフローチャートでは、図3に示した第2の通信装置603をサーチ実行時間A1経過後にさらにサーチ実行時間A2を設定して検出時間及び間欠受信間隔を変更するようにし、サーチ実行時間A2経過後は、サーチ処理を停止させるようにさせた場合を示す。
第2の通信装置603は、サーチ処理を開始(ST501)すると、サーチ実行時間A1が経過しているか否かを判断(ST502)し、サーチ実行時間A1経過していない場合は、間欠受信間隔B1aで受信動作を検出時間B1bで繰り返し行う(ST503)。
このとき、検出時間B1bは、第1の通信装置602のサーチ間隔B1より長くなるように設定し、検出時間B1bの間に少なくとも1回は、第1の通信装置602から送信されるサーチ信号11を受信できるようにする。
第2の通信装置603は、間欠受信間隔B1aで受信動作を検出時間B1bで繰り返しているときに、第1の通信装置602から送信されたサーチ信号11(ST404またはST408)を受信レベルが閾値以上(例えばRSSI値が−109dBm以上)で受信したか否かを判定(ST504)し、受信できない場合はサーチ実行時間A1が経過したか否かの判断処理(ST502)へ戻る。
検出時間B1b内にサーチ信号11を受信すると、応答12を送信(ST508)し、データの送受信(ST509)を開始する。
データの送受信開始後、データ送受信処理が終了したか否かを判定(ST510)し、終了すればサーチ処理を終了(ST511)する。
また、サーチ実行時間A1経過の判定(ST502)で、サーチ実行時間A1が経過した場合は、サーチ実行時間A1後にさらにサーチ実行時間A2が経過したか否かを判断(ST505)し、サーチ実行時間A2が経過していればサーチ処理を終了(ST511)する。
サーチ実行時間A2が経過していない場合は、間欠受信間隔B2aで受信動作を検出時間B2bで繰り返し行う(ST506)。
このとき、検出時間B2bは、第1の通信装置602のサーチ間隔B2より長くなるように設定し、検出時間B2bの間に少なくとも1回は、第1の通信装置602から送信されるサーチ信号11を受信できるようにする。
第2の通信装置603は、間欠受信間隔B2aで受信動作を検出時間B2aで繰り返しているときに、第1の通信装置602から送信されるサーチ信号11(ST404またはST408)を受信レベルが閾値以上(例えばRSSI値が−109dBm以上)で受信したか否かを判定(ST507)し、受信できない場合はサーチ実行時間A2が経過したか否かの判断処理(ST505)へ戻る。
検出時間B2b内にサーチ信号11を受信すると、応答12を送信(ST508)し、データの送受信(ST509)を開始し、データの送受信が終了した場合(ST510)は、サーチ処理を終了(ST511)する。
以上により、本実施の形態において、第1の通信装置および第2の通信装置は、一定のサーチ実行時間内にお互いの存在を確認できない場合は、サーチ処理間隔を長くしたり停止させたりすることが可能となり、第1の通信装置と第2の通信装置が物理的に近くに存在せず通信不可能である状態が継続した場合にサーチ処理に要する無駄な電力消費量を低減させることができる。
ここで、サーチ実行時間A1およびサーチ実行時間A2は任意に設定することができ、例えばサーチ実行時間A1を30分、サーチ実行時間A2を無制限と設定し、サーチ実行時間A1経過後はサーチ処理を終了せず処理を継続させる構成も可能である。
(実施の形態3)
図6は、本発明の第3の実施の形態における第1の通信装置602と第2の通信装置603の無線通信による通信相手の「サーチ処理」の動作を示し、図7は、「サーチ処理」における第1の通信装置602と第2の通信装置603との間の無線通信のフローを示し、図8は無線通信システムのサーチ期間の動作を示した図である。
システム構成は図10と同じであるので説明を省く。
図6、図8において、第1の通信装置602は、休止期間Xk1(例えば、Xk1は0.25s)毎に「キャリアセンス」を行う(図7のST703)。ここで、キャリアセンスとは、電波の有無をチェックする動作である。そして、「キャリアセンス」で「キャリアなし」の場合には、再び休止動作に入る(図7のST702)。ここで、休止動作とは、第1の通信装置602の不必要な電源を全てOFFし、スリープ状態となることを指す。
一方、本発明の第2の通信装置603は、サーチ要求信号送信間隔Xt3(例えば、Xt3は2s)毎にサーチ要求信号21を送信する(図7のST804)。ここで、サーチ要求信号21の電文長はXt1であり、前述の第1の通信装置602の休止期間Xk1と同じ、もしくはXk1より若干長い時間とする。これは、第1の通信装置602のXk1毎の「キャリアセンス」で第2の通信装置603からのサーチ要求電文21を確実に受信する為である(例えば、Xt1は0.25s)。
そして、サーチ要求信号21を送信した後は、第1の通信装置602からのサーチ信号11の受信待ちを行う(図7のST805)。そして、サーチ信号11の受信待ちにおいて、第1の通信装置602からのサーチ信号11を正しく受信できなかった場合には、休止動作に入る(図7のST802)。ここでいう休止動作は、第1の通信装置602の休止動作と同様である。
なお、第1の通信装置602と第2の通信装置603間の無線通信に用いるデータフォーマットは、データのタイミングを取る為の「ビット同期信号」、データの先頭を認識する為の「フレーム同期信号」、実際の「データ部」の3構成であり、「ビット同期信号」「フレーム同期信号」「データ部」の順となる。
ここで、第2の通信装置603が送信するサーチ要求電文21は、その電文長が前述のようにXt1必要であるが、このXt1の電文長の実現方法としては、「ビット同期」を長くして、最後に「フレーム同期」「データ部」を付加してもよいし、「ビット同期信号」「フレーム同期信号」「データ部」という1つの固まりを繰り返し送信して、トータルとしてXt1の長さを実現してもよい。
次に、第1の通信装置602は、Xk1毎の「キャリアセンス」で「キャリアあり」と判断した場合、その後、受信動作を行う(図7のST705)。そして、受信データを解析した結果、通信相手である第2の通信装置603からのサーチ要求信号21を正しく受信したと判断した場合(図7のST706)、第2の通信装置603に対して、サーチ信号11を送信する(図7のST707)。
第2の通信装置603は、サーチ要求信号21の送信後のサーチ信号11の受信待ち受けにおいて、このサーチ信号11を受信し、正常に受信できた場合(図7のST806)には、第1の通信装置602に対して応答12を送信する(図7のST807)。
第1の通信装置602は、サーチ信号11を送信した(図7のST707)後、応答12の受信待ちを行い(図7のST708)、第2の通信装置603からの応答12を受信する。
そして、応答12のやりとりが正常に行われた(図7のST709)後は、第1の通信装置602と第2の通信装置603は、その他サーチ動作に必要なデータの送受信を行い(図7のST710、ST808)、全て正常に終了した場合(図7のST711、ST
809)に、サーチ処理を終了する(図7のST712、ST810)。
次に、今までの動作を利用して、サーチ処理の開始後、所定時間が経過するまでのサーチ要求信号21の送信間隔と前記所定時間経過後のサーチ要求信号21の送信間隔を変化させる動きを図8を用いて説明する。
図8において、第1の通信装置602は、サーチ実行時間Y1(例えば、Y1は30s)間は、休止期間Xk1(例えば、Xk1は0.25s)毎に「キャリアセンス」を行い、サーチ要求信号21の存在有無を確認する。また、第2の通信装置603は、サーチ実行時間Y1(例えば、Y1は30s)間は、サーチ要求信号送信間隔Xt3(例えば、Xt3は2s)毎にサーチ要求信号長Xt1(例えば、Xt1は0.25s)のサーチ要求信号21を送信し、送信後はサーチ信号11の受信待ちを行う。
一方、サーチ実行時間Y1経過後のサーチ実行時間Y2(例えば、Y2は3時間)間は、第1の通信装置602は、休止期間Xk2(例えば、Xk2は1s)毎に「キャリアセンス」を行い、サーチ要求信号21の存在有無を確認する。また、第2の通信装置603は、サーチ実行時間Y1経過後のサーチ実行時間Y2(例えば、Y2は3時間)間は、サーチ要求信号送信間隔Xt4(例えば、Xt3は11s)毎にサーチ要求信号長Xt2(例えば、Xt2は1s)のサーチ要求信号21を送信し、送信後はサーチ信号11の受信待ちを行う。
なお、このように第2の通信装置603は、サーチ実行時間Y1経過後のサーチ実行時間Y2では、サーチ要求信号送信間隔とサーチ要求信号長の双方を変更するようにしてもよいし、どちらか一方のみ変更するようにしてもよい。但し、サーチ要求信号長は、第1の通信装置602の休止期間Xk2と同じまたはそれ以上の長さを確保しないと、サーチ実行時間Y2で第1の通信装置602がサーチ要求信号21を捕捉できない(「キャリアセンス」で「キャリアあり」とならない)。
ここで、第1の通信装置602は、サーチ実行時間Y2以降の処理は、再び別の休止期間を設定して同様の動作を繰り返してもよいし、サーチ処理自体を停止するように動作してもよい。また、第2の通信装置603は、サーチ実行時間Y2以降の処理は、再び別のサーチ要求信号送信間隔やサーチ要求信号長を設定して同様の動作を繰り返してもよいし、サーチ処理自体を停止するように動作してもよい。
また、サーチ要求信号21を定期的に送信する本実施の形態の第2の通信装置603が、実施の形態1や2の第1の通信装置602と「サーチ処理」を行うようにすることも可能である。
すなわち、実施の形態1や2の第1の通信装置602は、定期的にサーチ要求信号21を待ち受けることなく、サーチ信号11を定期的に送信するが、サーチ要求信号21を定期的に送信する本実施の形態の第2の通信装置603は、サーチ要求信号21を定期的に送信した後は、必ずサーチ信号11を待ち受けるので、このサーチ信号11待ち受け間隔やタイミングを、サーチ要求信号21を送信しない実施の形態1や2の第2の通信装置603と合わせれば、サーチ要求信号21を定期的に送信する本実施の形態の第2の通信装置603も、実施の形態1や2の第1の通信装置602が送信するサーチ信号11を受信することが可能である。この場合、サーチ信号11を受信した後の処理は、本実施の形態と、実施の形態1や2は同じである為、必然的に以降の「サーチ処理」が完了することとなる。
以上のように、サーチ実行時間Y1とサーチ実行時間Y2を分け、それぞれのサーチ実
行時間において、休止期間、サーチ要求信号送信間隔、サーチ要求信号長を変更すると、以下の効果がある。
第1に、「認証処理」への復帰時間の短縮と低消費電力動作の両立である。ここで、「認証処理」とは、第1の通信装置602と第2の通信装置603間にてサーチ処理が完了し、お互いが定期的に相手側との認証処理を繰り返すことで、お互いが通信範囲内に存在するかをチェックして、通信範囲外と判断した場合には、通信装置の機能を制限したり、警報を発生させる処理である。
具体的には、第1の通信装置602がワイヤレスキーであり、第2の通信装置603が携帯電話の場合において、利用者は常時、ワイヤレスキーと携帯電話を携行する。この場合は、「認証処理」において定期的な認証通信が確保され、携帯電話に使用制限がかかることがない。一方、利用者が携帯電話を置き忘れたり、紛失したり、盗難にあった場合には、携帯電話が利用者の手元からなくなるので、利用者が携行しているワイヤレスキーと携帯電話間の「認証処理」が正常に行われなくなる為、携帯電話に機能制限がかかる。この場合、「認証処理」は継続できなくなり、ワイヤレスキーと携帯電話は「サーチ処理」に戻る。
ここで、実際に携帯電話を置き忘れたり、紛失したり、といった事象が発生しなくても、「認証処理」が継続できなくなり、「サーチ処理」に戻る場合がある。例えば、他システムの電波が妨害となり、自システムが「認証処理」を継続できなくなる場合や、ワイヤレスキーと携帯電話の位置関係により、電波伝搬状況の一時的な悪化により「認証処理」に失敗するような場合である。このような事象はいつ発生するか分からず、利用者が携帯電話を操作している場合に発生することも考えられる。
ここで、例えば、利用者が携帯電話を操作している場合においては、「認証処理」から「サーチ処理」に戻ってしまうと、その時点で携帯電話に機能制限がかかってしまい、利便性が非常に悪い。このような場合、「サーチ処理」からいち早く「認証処理」に再び復帰し、利用者に不便を与えないようにする必要がある。
この為には、例えば本実施の形態のように、「サーチ処理」をサーチ実行時間Y1とサーチ実行時間Y2の2つの区間に分け、「認証処理」から「サーチ処理」に戻った場合に、最初にサーチ実行時間Y1の区間からスタートさせる。サーチ実行時間Y1(例えば、Y1は30s)間は、第1の通信装置602、すなわちワイヤレスキーは、休止期間Xk1(例えば、Xk1は0.25s)毎に「キャリアセンス」を行い、第2の通信装置603、すなわち携帯電話は、サーチ要求信号送信間隔Xt3(例えば、Xt3は2s)毎にサーチ要求信号長Xt1(例えば、Xt1は0.25s)のサーチ要求信号21を送信し、送信後はサーチ信号11の受信待ちを行う。
このようにすることで、0.25sといった短時間にお互いを捕捉して「サーチ処理」を完了させ、「認証処理」に復帰させることができる。休止期間Xk1やサーチ要求信号長Xt1をさらに小さくすれば、その効果は向上する。
すなわち、利用者が携帯電話を操作している場合に発生した「認証処理」の失敗は、前述のように一時的な妨害電波や電波伝搬特性によるものが多く、基本的にお互い電波の到達する範囲内である。よって、「認証処理」に失敗し「サーチ処理」に戻っても、タイミングさえ合えば、すぐに相手を捕捉することができる。よって、休止期間Xk1やサーチ要求信号長Xt1を小さくすれば、「サーチ処理」を完了させ「認証処理」に復帰する時間を短くすることができる。また、サーチ要求信号送信間隔Xt3(例えば、Xt3は2s)を短くすることも、サーチ要求信号21を頻繁に送信することになり、「認証処理」
に復帰する時間を短くする効果がある。
一方、休止期間Xk1やサーチ要求信号送信間隔Xt3を小さくすることは、ワイヤレスキーや携帯電話の電池消耗を早めることになる。すなわち、休止期間Xk1を短くすることで、第1の通信装置602、すなわちワイヤレスキーが「キャリアセンス」動作を行う間隔が短くなり、頻繁に「キャリアセンス」を行う場合には、無線受信回路の電源を頻繁に投入することに繋がると共に、スリープ状態が短くなり、電流増加につながる。サーチ要求信号送信間隔Xt3を短くすることで、第2の通信装置603、すなわち携帯電話がサーチ要求信号21を送信する間隔が短くなり、無線送信回路の電源を頻繁に投入することに繋がると共に、スリープ状態が短くなり、電流増加につながる。
それでも、一時的な妨害電波や電波伝搬特性による「認証処理」失敗における「サーチ処理」の場合は、すぐに相手を捕捉する可能性が高いのであまり問題とはならないが、携帯電話を置き忘れたり、紛失したりといった場合の「サーチ処理」や、利用者が夜就寝中にワイヤレスキーと携帯電話を離して(具体的には「認証処理」が継続できない距離離して保管している場合)には、「サーチ処理」で相手を捕捉することができないので、「サーチ処理」が長時間継続し、消費電流増加となる。
しかしながら、ワイヤレスキーや携帯電話自体は、「認証処理」に失敗し「サーチ処理」に戻った原因が、一時的な妨害電波や電波伝搬特性による「認証処理」失敗なのか、携帯電話を置き忘れたり、紛失したり、就寝中における「認証処理」失敗なのかの区別がつかない。よって、「サーチ処理」において一律に休止期間Xk1やサーチ要求信号送信間隔Xt3を小さくすると、消費電流が増大する。
よって、本実施の形態のように、「サーチ処理」になった最初のサーチ実行時間Y1(例えば、Y1は30s)間は、休止期間Xk1、サーチ要求信号長Xt1、サーチ要求信号送信間隔Xt3を短くして、一時的な妨害電波や電波伝搬特性による「認証処理」失敗からの復帰を早めさせ、サーチ実行時間Y1が経過した後のサーチ実行時間Y2(例えば、Y2は3時間)間は、休止期間Xk1、サーチ要求信号長Xt1、サーチ要求信号送信間隔Xt3を長くして、携帯電話の置き忘れ、紛失、就寝中における「認証処理」失敗時の消費電流低減を図る。これにより、「認証処理」への復帰時間の短縮と低消費電力動作の両立が実現できる。
第2に、「認証処理」への復帰時間の短縮と妨害抑制の両立である。すなわち、サーチ実行時間Y1(例えば、Y1は30s)間は、休止期間Xk1、サーチ要求信号長Xt1、サーチ要求信号送信間隔Xt3を短くした場合、頻繁にサーチ要求信号長Xt1が送信されるので、電波が空中に出る。よって、本実施の形態のようなシステムが周辺にたくさん共存すると、自システムにおいてはサーチ要求信号21であっても、他システムにおいては妨害電波となり、「認証処理」中の他システムの認証通信を妨害したり、「サーチ処理」中の他システムに対しても、正しいサーチ要求信号21ではない為妨害となる。
なぜなら、サーチ要求信号21には、自らを識別する為のIDが含まれており、第1の通信装置602、すなわちワイヤレスキーは、サーチ要求信号21受信時に、そのIDをチェックして、登録済みの通信相手である第2の通信装置603、すなわち携帯電話である場合のみ、サーチ要求信号21受信成功となる。よって、他システムのサーチ要求信号21は、IDが異なるので、妨害信号である。
これに対し、前述のように、「サーチ処理」になった最初のサーチ実行時間Y1(例えば、Y1は30s)間は、休止期間Xk1、サーチ要求信号長Xt1、サーチ要求信号送信間隔Xt3を短くして、「認証処理」失敗からの復帰を早めさせることを優先し、サー
チ実行時間Y1が経過した後のサーチ実行時間Y2(例えば、Y2は3時間)間は、休止期間Xk1、サーチ要求信号長Xt1、サーチ要求信号送信間隔Xt3を長くして、妨害を抑制することが可能となる。
さらに、「サーチ処理」になった最初のサーチ実行時間Y1期間と、その後のサーチ実行時間Y2を設けることで、例えば、「認証処理」に失敗し、「サーチ処理」に戻った場合で、サーチ実行時間Y1期間に相手を補足し「認証処理」に復帰できた場合は、携帯電話の制限をかけないようにすることで、一時的な妨害電波や電波伝搬特性による「認証処理」失敗時の、利用者に対しての使い勝手の向上を図ることもできる。
すなわち、一旦「認証処理」に失敗した場合でも、すぐに「認証処理」に戻った場合には、1度も機能制限がかからないので、携帯電話を操作している利用者に不快感を与えない。また、盗難や紛失等で、携帯電話がなくなった場合には、サーチ実行時間Y1期間での「サーチ処理」が完了しないので、必然的にその後のサーチ実行時間Y2に遷移し、確実に携帯電話に機能制限がかかる。これにより、システムの信頼性と使い勝手を向上を両立させることができる。
(実施の形態4)
図9は、本発明の第4の実施の形態における第1の通信装置602と第2の通信装置603の無線通信による通信相手の「サーチ処理」の動作を示す。
システム構成は図10と同じであるので説明を省く。
図9において、第2の通信装置603は、携帯電話とする。携帯電話は、利用者が電話をしたり、メールをしたりする場合に使用する。また、最近の携帯電話は折りたたみ式のものが多く、利用者は、通常携帯電話を持ち運ぶ時や、その他、携帯電話を使用しない時は、携帯電話を折りたたんで(シェルを閉じた状態)おき、実際に電話をしたりメールをしたりといった、携帯電話を操作する場合に、携帯電話を開いて(シェルを開いた状態)使用する。
ここで、携帯電話のシェルの開閉を、第2の通信装置603が有する入力インターフェイスBとする。
次に、「シェルを閉じた状態」から「シェルを開いた状態」に遷移した場合、第2の通信装置603は、その旨を検知し、サーチ要求信号21を送信する(図7のST804)。ここで、サーチ要求信号21の電文長は、実施の形態3の場合と同様である。そして、サーチ要求信号21を送信した後は、第1の通信装置602からのサーチ信号11の受信待ちを行う(図7のST805)。そして、サーチ信号11の受信待ちにおいて、第1の通信装置602からのサーチ信号11を正しく受信できなかった場合には、休止動作に入る(図7のST802)。
以降、第2の通信装置603は、サーチ信号11の受信待ちにおいて、サーチ信号11を正しく受信できた場合は、実施の形態3と同様に「サーチ処理」を行う。
以上のような動作とすることで、以下の効果がある。
第2の通信装置603、すなわち、携帯電話の利用者は、例えば、就寝中には、枕元に携帯電話を置く。この時、携帯電話は、「シェルを閉じた状態」であることが多い。一方、第1の通信装置602、すなわち、ワイヤレスキーは、必ずしも枕元に置かず、例えば、別の部屋の鞄の中などに入れておく。
このような場合において、携帯電話とワイヤレスキーが近距離であれば、「認証処理」が継続されたままでありが、例えば、2階で就寝し、1階の離れた部屋に鞄をおいている場合等には、携帯電話とワイヤレスキーの距離が離れ、「認証処理」が継続できない場合も考えられる。このような場合、携帯電話とワイヤレスキーは、それぞれ「サーチ処理」に戻ってしまい、携帯電話に機能制限がかかる。そして、「サーチ処理」で通信相手を捕捉できないまま、就寝中の数時間が経過する。
このような状態が続くと、携帯電話とワイヤレスキーは、実施の形態3のように、「サーチ処理」で通信相手を捕捉できないまま、「サーチ処理」になった最初のサーチ実行時間Y1(例えば、Y1は30s)や、サーチ実行時間Y1が経過した後のサーチ実行時間Y2(例えば、Y2は3時間)を経過してしまう。サーチ実行時間Y2を経過した後は、携帯電話は、例えば、長時間通信相手を捕捉できない為、携帯電話が盗難や紛失にあったと想定し、自身の電力消費を少なくする為、以降、定期的にサーチ要求信号21を送信することをやめ、休止状態に移る。
その後、朝を迎え、利用者が起床し、携帯電話を手にとって、着替えや歯磨きを済ませ、鞄を持って出勤しようとした場合においても、携帯電話は休止状態のままで、定期的にサーチ要求信号21を送信しない為、携帯電話とワイヤレスキーは「サーチ状態」のままである。そして、出勤途中等に、携帯電話を利用して電話やメールを行おうとした場合、携帯電話に機能制限がかかったままなので、電話やメールの操作ができなくなる。
しかしながら、本実施の形態のように、携帯電話のシェルを「閉」から「開」にした場合に、携帯電話がサーチ要求信号21を送信するようにすると、前述の出勤途中に、利用者が携帯電話を利用して電話やメールを行おうとした場合に、携帯電話のシェルが「閉」から「開」になるので、サーチ要求信号21が送信され、身につけている鞄の中にあり、定期的にサーチ要求信号21を受信するが為に「キャリアセンス」を行っているワイヤレスキーがサーチ要求信号21を受信し、以降、「サーチ処理」が完了し「認証処理」となって、携帯電話の機能制限が解除される。これにより、利用者にとって、使い勝手がよく、かつ、携帯電話の消費電力を必要最小限に抑制したシステムを構築することができる。
なお、本実施の形態では、第2の通信装置603がサーチ実行時間Y1、サーチ実行時間Y2を経過しても相手を補足できずに、その後の休止状態の場合に、携帯電話のシェルが「閉」から「開」になってサーチ要求信号21を送信する例で説明したが、携帯電話がサーチ実行時間Y1やサーチ実行時間Y2の場合においても、携帯電話のシェルが「閉」から「開」になった時、サーチ要求信号21を送信するようにしてもよい。この場合、特に、サーチ要求信号送信間隔Xt3、サーチ要求信号送信間隔Xt4が大きく設定されている場合には、携帯電話のシェルが「閉」から「開」になった時、サーチ要求信号21を送信するので、通信相手を補足しやすくなる。
また、実施の形態1や実施の形態2のように、第2の通信装置603からサーチ要求信号21を送信するのではなく、第1の通信装置602が定期的にサーチ信号11を送信し、第2の通信装置603が定期的にサーチ信号11の待ち受けを行う方式であっても、携帯電話のシェルが「閉」から「開」になった時に、第2の通信装置603がサーチ信号11の待ち受けを行うようにすれば、同様のことが実現できる。
なお、本実施の形態では、携帯電話のシェルが「閉」から「開」になった時、サーチ要求信号21を送信する例で説明したが、携帯電話のシェルが「閉」から「開」になった時のみならず、携帯電話が操作された場合としてもよい。この場合、携帯電話の操作部が第2の通信装置603が有する入力インターフェイスBとなる。
最近の携帯電話、折りたたみ式のみならず、折りたたんだ状態で、サイドにボタンがついていたり、折りたたんだ状態で、背面にサブのディスプレイがついているものもある。利用者は、携帯電話を折りたたんだ状態で、サイドのボタンを押下し、背面のサブディスプレイに表示される現在時刻やメール発信者を確認して使用する。このような場合、携帯電話のサイドボタンが押下されたことを検知して、それをトリガにサーチ要求信号21を送信したり、サーチ信号11を待ち受けするようにすることもできる。このようにすると、その後利用者が、実際に携帯電話のシェルを開いてメールの詳細を確認するまでに、いち早く「サーチ状態」を完了させ「認証状態」に遷移できるので、使い勝手のより一層の向上が実現できる。
さらに、第2の通信装置603は、携帯電話のみならず、他の機器にも展開できる。例えば、パソコンに展開した場合、ワイヤレスキーを持った利用者がパソコンの前から離れた場合、「認証状態」から「サーチ状態」に遷移し、パソコンが操作できなくなったり、パソコン画面にロックがかかったりし、ワイヤレスキーを持った利用者が席に戻ってきて、キーボードを触った場合に、サーチ要求信号21が送信されたり、サーチ信号11の待ち受けが開始されたりすれば、情報セキュリティが確保と使い勝手の向上を両立させたシステムが実現できる。
また、パソコン以外の機器にも、同様に展開が可能である。
さらに、ワイヤレスキーにユーザーインターフェイスを設け、当該ユーザーインターフェイスが操作された場合に、実施の形態1や実施の形態2のように、第1の通信装置602がサーチ信号11を送信するようにしてもよいし、当該ユーザーインターフェイスが操作された場合に、実施の形態3のように、第1の通信装置602がサーチ要求信号21の待ち受け動作を開始するようにしてもよい。この場合、ワイヤレスキーのユーザーインターフェイスが第1の通信装置602が有する入力インターフェイスAとなる。
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように本発明では、サーチ実行時間に応じて第1の通信装置と第2の通信装置がお互いの存在を確認しあうサーチ処理の間隔を任意に変更可能となり、第1の通信装置と第2の通信装置のバッテリ消費を大きくすることなく、サーチ処理を実行可能なシステムを提供することが可能となる。
また、サーチ要求信号の送信間隔やサーチ要求信号の待ち受け間隔を「サーチ処理」の状態に応じて変えるため、利用者の利便性と消費電力削減を両立させることも可能となる。
本発明の実施の形態1における無線通信システムの動作を示す図 本発明の実施の形態1における無線通信システムの動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における無線通信システムの動作を示す図 本発明の実施の形態2における第1の通信装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における第2の通信装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における無線通信システムのサーチ処理動作を示す図 本発明の実施の形態3における無線通信システムの動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における無線通信システムのサーチ期間を示す図 本発明の実施の形態4における無線通信システムのサーチ処理動作を示す図 本発明および従来技術が適用されるシステムの概略を示す図 従来技術における無線通信システムの動作を示す図 従来技術における無線通信システムの動作を示すフローチャート
符号の説明
11 サーチ信号
12 応答
21 サーチ要求信号
602 第1の通信装置
603 第2の通信装置

Claims (10)

  1. 無線により情報を送受信する第1の通信装置および第2の通信装置から構成される無線通信システムで、
    前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置の存在を確認するための信号(以下、「サーチ信号」という)を送信するサーチ処理、及び、前記サーチ処理後に前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが相互にデータを送受信する処理を順次設定し、前記データ送受信する処理を失敗した場合は前記サーチ処理へ戻る前記無線通信システムにおいて、
    前記第1の通信装置は、前記サーチ処理時に、前記サーチ処理を開始した時点からサーチ実行時間A1の間は前記サーチ信号をサーチ間隔B1で送信して前記第2の通信装置からの応答の有無を監視する動作を繰り返し、前記サーチ実行時間A1の間に前記第2の通信装置からの応答を受信できない場合は、前記サーチ間隔B1をサーチ間隔B2(サーチ間隔B1<サーチ間隔B2)へ変更する無線通信システム。
  2. 無線により情報を送受信する第1の通信装置および第2の通信装置から構成される無線通信システムで、
    前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置から送信される前記第2の通信装置の存在を確認するための信号(以下、「サーチ信号」という)を受信したか否かを監視し、受信した場合は受信応答を送信する待ち受け処理、及び、前記待ち受け処理後に前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが相互にデータを送受信する処理を順次設定し、前記データを送受信する処理を失敗した場合は前記待ち受け処理へ戻る前記無線通信システムにおいて、
    前記第2の通信装置は、前記待ち受け処理時に、前記待ち受け処理を開始した時点からサーチ実行時間A1の間は前記サーチ信号の受信の有無を検出時間B1bの間監視して前記検出時間B1bの間に前記サーチ信号を受信した場合は前記第1の通信装置に受信応答を送信し、前記サーチ実行時間A1以降は検出時間B2b(検出時間B1b<検出時間B2b)の間監視して前記検出時間B2bの間に前記サーチ信号を受信した場合は前記第1の通信装置に受信応答を送信する無線通信システム。
  3. 無線により情報を送受信する第1の通信装置および第2の通信装置から構成される無線通信システムで、
    前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置の存在を確認するための信号(以下、「サーチ信号」という)を送信するサーチ処理、及び、前記サーチ処理後に前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが相互にデータを送受信する処理を順次設定し、前記データ送受信する処理を失敗した場合は前記サーチ処理へ戻る前記無線通信システムにおいて、
    前記第1の通信装置は、前記サーチ処理及び前記データを送受信する処理を順次設定し、前記データを送受信する処理に失敗した場合はサーチ処理へ戻る前記無線通信システムにおいて、
    前記第1の通信装置は、前記サーチ処理時に通信相手の存在を確認するサーチ信号を前記サーチ信号の送信を開始してからサーチ実行時間A1の間はサーチ間隔B1で送信して前記第2の通信装置からの応答の有無を監視する動作を繰り返し、前記サーチ実行時間A1の間に前記第2の通信装置からの応答を受信できない場合は、前記サーチ間隔B1をサーチ間隔B2(サーチ間隔B1<サーチ間隔B2)へ変更し、
    前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置から送信される前記第2の通信装置の存在を確認するためのサーチ信号を受信したか否かを監視し、受信した場合は前記第1の通信装置に受信応答を送信する待ち受け処理、及び、前記待ち受け処理後に前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが相互にデータを送受信する処理を順次設定し、前記データを送受信する処理を失敗した場合は前記待ち受け処理へ戻る前記無線通信システムにおいて、
    前記第2の通信装置は、前記待ち受け処理時に前記通信相手の存在を確認する信号の受信の有無を前記サーチ実行時間A1の間は、検出時間B1bの間監視し、前記サーチ実行時間A1以降は検出時間B2b(検出時間B1b<検出時間B2b)の間監視して前記検出時間B2bの間に前記サーチ信号を受信した場合は前記第1の通信装置に受信応答を送信する無線通信システム。
  4. 前記第1の通信装置は、前記サーチ間隔B1(或いは、前記サーチ間隔B2)で前記サーチ信号を送信後に、前記第2の通信装置からの応答の有無をサーチ処理時間Tkの間だけ監視し、前記サーチ処理時間Tk以内に前記第2の通信装置からの応答を受信できない場合は休止期間(B1−Tk)(或いは、休止期間(B2−Tk))の間は前記第1の通信装置の無線通信を停止する請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5. 前記第2の通信装置は、前記サーチ信号の有無を前記検出時間B1b或いは前記検出時間B2bの間監視しているときに、前記サーチ信号を受信できない場合は、前記第2の通信装置の無線通信機能を間欠受信間隔B1a或いは間欠受信間隔B2aの間停止する請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 無線により情報を送受信する第1の通信装置および第2の通信装置から構成される無線通信システムで、
    前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置の存在を確認するための「サーチ信号」を要求する信号(以下、「サーチ要求信号」という)を受信したか否かを監視し、受信した場合は「サーチ信号」を送信する「サーチ要求信号」待ち受け処理、及び、前記「サーチ要求信号」待ち受け処理後に前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とが相互にデータを送受信する処理を順次設定し、前記データを送受信する処理を失敗した場合は前記「サーチ要求信号」待ち受け処理へ戻る前記無線通信システムにおいて、前記第1の通信装置は、予め決められた時間Y1の時間中は、前記「サーチ要求信号」待ち受け処理を予め決められた間隔Xk1毎に繰り返し、前記Y1経過後は、前記「サーチ要求信号」待ち受け処理を予め決められた間隔Xk2(「サーチ要求信号」待ち受け間隔Xk1<「サーチ要求信号」待ち受け間隔Xk2)毎に繰り返し、前記「サーチ要求信号」待ち受け処理にて「サーチ要求信号」を受信した場合には、前記第2の通信装置に「サーチ信号」を送信する無線通信システム。
  7. 無線により情報を送受信する第1の通信装置および第2の通信装置から構成される無線通信システムで、
    前記第2の通信装置は、予め決められた時間Y1の時間中は、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置の存在を確認するための「サーチ要求信号」を予め決められた間隔Xt3毎に送信して、前記第1の通信装置からの「サーチ信号」の有無を監視する動作を繰り返し、前記予め決められた時間Y1中に前記第2の通信装置から「サーチ信号」を受信できない場合は、前記「サーチ要求信号」送信間隔Xt3をXt4(「サーチ要求信号」送信間隔Xt3<「サーチ要求信号」送信間隔Xt4)に変更する無線通信システム。
  8. 前記第1の通信装置が有する入力インターフェイスAが操作された場合に、前記「サーチ信号」送信処理、もしくは「サーチ要求信号」待ち受け処理を実行し、
    前記第2の通信装置が有する入力インターフェイスBが操作された場合に、前記「サーチ信号」待ち受け処理、もしくは前記「サーチ要求信号」送信処理を実行する請求項1〜7のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  9. 前記第1の通信装置が有する入力インターフェイスA、もしくは前記第2の通信装置が有する入力インターフェイスBの入力が、携帯電話のシェルを閉じた状態から開いた状態に変更した場合とする請求項8記載の無線通信システム。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項記載の無線通信システムの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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