JP2007202005A - インピーダンス変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送線路の延在する方向に対して直交する方向の寸法が小さくて済み、またスタックトペア型伝送線路に挿入するのに適したインピーダンス変換装置を提供する。
【解決手段】第1及び第2の導体11、12が第1の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成し、第1及び第3の導体11、13が第2の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成し、第2及び第4の導体12、14が第2の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成し、第3及び第4の導体13、14が第1の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成し、第2の導体12の出力側端部12eと、第4の導体14の出力側端部14eとが第1の特性インピーダンスに等しい抵抗値を持つ第1の抵抗体15で接続され、第3の導体13の入力側端部と第4の導体14の入力側端部14dとが第2の特性インピーダンスに等しい抵抗値を持つ第2の抵抗体16で接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、インピーダンス変換装置に関し、特にスタックトペアラインで構成される伝送線路に挿入するのに適したインピーダンス変換装置に関する。
従来のインピーダンス変換装置として例えば下記の特許文献1に記載されたものが知られている。
特開平10−224123号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載されたインピーダンス変換装置は、伝送線路の延在する方向に対して直交する方向の寸法が大きいと言う問題があった。また、マイクロストリップ線路用のものであって、スタックトペア型伝送線路には適さないものであった。
本発明は、伝送線路の延在する方向に対して直交する方向の寸法が小さくて済み、またスタックトペア型伝送線路に挿入するのに適したインピーダンス変換装置を提供することを目的とする。
本発明は、
第1の端部及び第2の端部を有する第1の導体と、
第1の端部及び第2の端部を有し、上記第1の導体と対をなして第1の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成する第2の導体と、
第1の端部及び第2の端部を有し、上記第1の導体と対をなして上記第1の特性インピーダンスとは異なる第2の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成する第3の導体と、
第1の端部及び第2の端部を有し、上記第2の導体と対をなして、上記第2の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成し、上記第3の導体と対をなして、上記第1の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成する第4の導体とを有し、
上記第2の導体の上記第2の端部と上記第4の導体の上記第2の端部が近接して配置され、
上記第3の導体の上記第1の端部と上記第4の導体の上記第1の端部とが近接して配置され、
上記第2の導体の上記第2の端部と、上記第4の導体の上記第2の端部を接続する、上記第1の特性インピーダンスに等しい抵抗値を持つ第1の抵抗体と、
上記第3の導体の上記第1の端部と、上記第4の導体の上記第1の端部とを接続する、上記第2の特性インピーダンスに等しい抵抗値を持つ第2の抵抗体と
を有するインピーダンス変換装置を提供する。
本発明によれば、インピーダンスを効率よく変換することができる。また、伝送線路の延在する方向に対して直交する方向の寸法が小さくて済むので、インピーダンス変換装置を狭いスペースに形成することができ、インピーダンス変換装置を組み込んだ装置の小型化に貢献することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態のインピーダンス変換装置を説明する。図1は、本実施の形態のインピーダンス変換装置1の斜視図、図2はその平面図、図3はその底面図、図4はその側面図、図5、図6、図7は、図2〜図4のV−V線断面図、VI−VI線断面図、VII−VII線断面図である。
図1〜図7に示すように、このインピーダンス変換装置1は、第1、第2、第3、第4のストリップ状(帯状)の導体11、12、13、14と、第1の抵抗体15と、第2の抵抗体16と、シート状の誘電体(以下誘電体シートと言う)17とを有する。
図示の例では、第1〜第4の導体11〜14は、直線状にかつ互いに平行に延びたものである。
誘電体シート17は第1の面(図1、図4〜図7で上側の面。以下「上面」と言うことがある)17aと第2の面(図1、図4〜図7で下側の面。以下「下面」と言うことがある)17bとを有する。
第1及び第3の導体11及び13は、誘電体シート17の下面17a上に配置され、従って横方向(導体11及び13の延在する方向に直交し、誘電体シート17の上面17a及び下面17bに平行な方向)に整列しており、第2及び第4の導体12及び14は誘電体シート17の下面17b上に配置され、従って横方向に整列している。
第1の導体11と第2の導体12は、誘電体シート17を挟んで反対側に、即ち縦方向(誘電体シート17の上面17a及び下面17bに直交する方向)に整列するように配置されている。同様に、第3の導体13と第4の導体14は、誘電体シート17を挟んで反対側に、即ち縦方向に整列するように配置されている。
図2〜図4に示されるように、このインピーダンス変換装置1は、入力側部分乃至領域1aと、中央部分乃至領域1bと、出力側部分乃至領域1cとを有する。入力側領域1aは、インピーダンス変換装置1の一端、即ち入力側端部1d寄りの領域であり、出力側領域1cは、インピーダンス変換装置1の他端、即ち出力側端部1e寄りの領域であり、中央領域1bは、入力側領域1aと出力側領域1cの間に位置しており、入力側領域1a、中央領域1b、及び出力側領域1cは互いに連続している。
第1の導体11は、インピーダンス変換装置1の入力側領域1a、中央領域1b、及び出力側領域1cにわたって延在するものであり、それぞれ入力側領域1a、中央領域1b、及び出力側領域1cに位置する入力側部分11a、中央部分11b、及び出力側部分11cを有する。
第2の導体12は、インピーダンス変換装置1の入力側領域1a、及び中央領域1bにわたって延在するものであり、入力側領域1a、及び中央領域1bに位置する入力側部分12a、及び中央部分12bを有する。
第3の導体13は、インピーダンス変換装置1の中央領域1b、及び出力側領域1cにわたって延在するものであり、中央領域1b、及び出力側領域1cに位置する中央部分13b、及び出力側部分13cを有する。
第4の導体14は、インピーダンス変換装置1の中央領域1bのみにわたって延在するものであり、中央領域1bに位置する中央部分14bを有する。
第1の導体11と第2の導体12とは、対を成して第1の特性インピーダンスz1を持つ伝送線路を構成する。
第2の導体12と第4の導体14とは、対を成して第1の特性インピーダンスz1とは異なる第2の特性インピーダンスz2を持つ伝送線路を構成するように形成されている。
第1の導体11と第3の導体13とは、対を成して上記第2の特性インピーダンスz2を持つ伝送線路を構成するように形成されている。
第3の導体13と第4の導体14とは、対を成して上記第1の特性インピーダンスz1を持つ伝送線路を構成するように形成されている。
第1の導体11は、一端(入力側端部)11dが、インピーダンス変換装置1の入力側端部1dに位置し、他端(出力側端部)11eが、インピーダンス変換装置1の出力側端部1eに位置する。
第2の導体12は、一端(入力側端部)12dが、インピーダンス変換装置1の入力側端部1dに位置し、他端(出力側端部)12eが、インピーダンス変換装置1の中央領域1bと出力側領域1cの境界1gに位置する。
第3の導体13は、一端(入力側端部)13dが、インピーダンス変換装置1の入力側領域1aと中央領域1bの境界1fに位置し、他端(出力側端部)13eが、インピーダンス変換装置1の出力側端部1eに位置する。
第4の導体14は、一端(入力側端部)14dが、インピーダンス変換装置1の入力側領域1aと中央領域1bの境界1fに位置し、他端(出力側端部)14eが、インピーダンス変換装置1の中央領域1bと出力側領域1cの境界1gに位置する。
第2の導体12の出力側端部12e及び第4の導体14の出力側端部14eはともに誘電体シート17の下面17bに位置し、かつ互いに近接している。第3の導体13の入力側端部13dと第4の導体14の入力側端部14dとはそれぞれ誘電体シート17の下面17b、上面17aに位置し、かつ互いに近接している。
第1の抵抗体15は、誘電体シート17の下面17b上に設けられ、第2の導体12の出力側端部12eと第4の導体14の出力側端部14eとを接続し、第1の特性インピーダンスz1に等しい抵抗値R1を持つ。
第2の抵抗体16は、誘電体シート17を貫通するように形成され、第3の導体13の入力側端部13dと第4の導体14の入力側端部14dとを接続し、第2の特性インピーダンスz2に等しい抵抗値R2を持つ。
例えば、第1の特性インピーダンスz1の値(絶対値)は50Ωであり、第2の特性インピーダンスz2の値(絶対値)は82Ωである。
第1〜第4の導体11〜14は同じ断面形状を有し、例えば厚さ(図5〜図7で縦方向の寸法)が40μmであり、幅(図5〜図7で横方向の寸法)が0.8mmである。(なお、図面上の寸法は、実際の寸法に比例していない。)
また、誘電体シート17の厚さは170μmであり、第1の導体11と第2の導体12の間隔及び第3の導体13と第4の導体14の間隔は、誘電体シート17の厚さに等しい。
一方、第1の導体11と第3の導体13の間隔と、第2の導体12と第4の導体14の間隔は互いに等しく、100μm(0.1mm)である。
中央領域1cにおいては、第1〜第4の導体が平行であるので、以下の説明で「4本平行部分」と呼ぶことがある。これに対し、入力側領域1a及び出力側領域1cは、「2本平行部分」と呼ぶことがある。入力側領域1aでは、第1及び第2の導体11及び12のみが平行であり、出力側領域1cでは、第1及び第3の導体のみが平行であるからである。
インピーダンス変換装置の中央領域1bの長さ、即ち導体14の長さ(導体11〜14が延在する方向の寸法)は、信号基本波の波長の1/4以下とするのが好ましく、また、
第1の導体11と第2の導体12の間隔及び第1の導体11と第3の導体13の間隔のうちの大きいものの10倍以上であることが望ましい。より具体的には、伝送される信号の基本波長の1/64以上であることが望ましい。
上記の構成のインピーダンス変換装置1は、入力側のインピーダンスZinが第1の特性インピーダンスz1(50Ω)に等しく、出力側のインピーダンスZoutが第2の特性インピーダンスz2(82Ω)に等しい。即ちインピーダンス変換が行われている。
このことは、線路のインピーダンスをTDR(time domain reflectometry)測定器で測定した結果確認された。
TDR測定器はパルス状信号を送信し、被測定対象として回路からの反射を観測するものであり、この観測により例えば信号が伝播した経路に沿ってのインピーダンスの変化を検出することができる。
図8及び図9は、TDR測定に用いた構造体の平面図及び底面図であり、それぞれ図2及び図3に対応している。この構造体は、図1〜図7に示すインピーダンス変換装置1と同様のものであり、誘電体シート117(図1の誘電体シート17に対応する)の上面117aに第1の導体111及び第3の導体113が設けられ、下面117bに第2の導体112及び第4の導体114が設けられている。第1〜第4の導体111〜114はそれぞれ図1〜図7の第1〜第4の導体11〜14に対応するものであり、第1乃至第4の導体11〜14と同じ厚さ及び幅を有する。第1の導体111と第2の導体112は、誘電体シート117を挟んで整列しており、第2の導体112と第4の導体114は、誘電体シート117を挟んで整列している。抵抗体15及び16はまだ接続されておらず、第1乃至第4の導体111〜114は同じ長さLT=80mmを有する。
第1乃至第4の導体111〜114の一方の端部(図8及び図9で左側の端部)111h〜114hには、これらの導体と同じ材料で形成された帯状のリード部121〜124が設けられ、リード部121〜124の先端には接続パッド部131〜134が設けられている。リード部121〜124の長さLLは12mmである。
導体111と導体112の対、導体112と導体114の対、導体113と導体114の対、導体111と導体113の対でそれぞれ構成される伝送線路のインピーダンス測定のため、図10に示すTDR測定器51のパルス状信号の送信及び反射波の受信のための同軸ケーブル52の先端に設けられたプローブ53a、53bを、伝送線路を構成する導体対に接触させて信号を入力し、反射波の信号を受信した。
具体的には、導体111と導体112の対で構成される伝送線路の測定の際は、導体111及び導体112の接続パッド131及び132にプローブ53a、53bを接触させ、導体113と導体114の対で構成される伝送線路の測定の際は、導体113及び導体114の接続パッド133及び134にプローブ53a、53bを接触させた。一方、導体111と導体113の対で構成される伝送線路の測定の際は、導体111及び導体113の他方の端部111i及び113iにプローブ53a、53bを接触させ、導体112と導体114の対で構成される伝送線路の測定の際は、導体112及び導体114の他方の端部112i及び114iにプローブ53a、53bを接触させた。
測定によりTDR測定器51の画面上に得られた波形の一例を図11に示す。図11において、曲線B5a、B5b、B5c、B5dは、それぞれ導体111と導体112、導体113と導体114、導体111と導体113、導体112と導体114にプローブ53a、53bを接触させたときの測定結果であり、ゼロレベルは互いにずらして表示されている。
各曲線の最も左側の領域RXa〜RXdは、同軸ケーブル(50Ω)52の部分のインピーダンスを示し、領域RXa〜RXdに隣接し、その右側に位置する領域は、プローブ53a、53bと接続パッド部131〜134又は導体111〜114の端部111i〜114iとの接触部分に対応し、中央の領域RPa〜RPdは、導体111〜114の部分のインピーダンス(それぞれ、導体111と導体112で構成される伝送線路、導体113と導体114で構成される伝送線路、導体111と導体113で構成される伝送線路、導体112と導体114で構成される伝送線路のインピーダンス)を示し、最も右側の領域ROa〜ROdは、開放端のインピーダンスを示す。さらに曲線B5a及びB5bにおいて、中央の領域RPa、RPbとプローブ53a、53bの接触部分に対応する領域RCa〜RCdの間に位置する領域RLa、RLbは、リード部121〜124のインピーダンスを示す部分であり、曲線B5c及びB5dにおいて、中央の領域RPc、RPdと開放端に対応する領域ROc、ROdの間に位置する領域RLc、RLdは、リード部121〜124のインピーダンスを示す部分である。
測定結果から、各導体対のインピーダンスとして表1に示す値を読取ることができる。
Figure 2007202005

次に本実施の形態のインピーダンス変換装置1のインピーダンス変換効率及び波形の乱れについて検討する。
最初にインピーダンス変換装置1の出力端、即ち導体11、13の出力側端部11e、13e間に、図12に示すように、第2の特性インピーダンスz2(82Ω)に等しい値の負荷抵抗18が接続されている場合を検討する。なお、図12では、導体11〜14の電気的接続関係を分かりやすくするため、導体11〜14を同じ平面上にあるものとして示している。また抵抗体15及び16が簡略化して示されている。
図1〜図7のインピーダンス装置1の入力端、即ち導体11、12の入力側端部11d、12dに、図12に示すように直流電源60から直流電圧Vinを供給した場合(この場合、導体11〜14相互間の電磁的結合を無視し得る)、出力端11e、13e間に現われる電圧Voutは、下式で与えられる。
Vout=Vin×{R2/(2×R2+R1+Rin)}
上式でRinは直流電源60の内部抵抗である。
内部抵抗Rinは一般にR1に等しくされることが多いので、ここでも
Rin=R1とすると、
Vout=Vin×{R2/(2×R2+2×R1)} …(1)
R1=50Ω、R2=82Ω
の場合には、
Vout=Vin×{82/(2×50+2×82)}
=Vin×(82/264) …(2)
Vinが500mVであれば、
Vout=500×82/264=155mV …(3)
となる。
次に、図1〜図7のインピーダンス変換装置1の入力側に、図13に示すようにパルス発生器61から電圧パルス列を印加したときに、出力側に現われる電圧をオシロスコープ65で観測した。なお、図13でも図12と同様、導体11〜14が同じ平面上にあるものとして描かれており、また抵抗体15及び16が簡略化して示されている。
この測定には、図14及び図15に示すインピーダンス変換装置の試作品が用いられた。図14及び図15に示す試作品は、概して図1〜図7に示すものと同じであるが、図8及び図9の構造体と同様に、導体11、12の入力側端部11d、12dにリード部121、122が設けられ、さらにリード部121、121の先端に接続パッド131、132が設けられている。さらに誘電体シート17は、図1〜図7に示すものよりも広い範囲にわたって延在するものである。
また、この測定では、図13に示すように抵抗体15及び16を、図1〜図7を参照して説明したのと同様に接続し、さらに導体11、13の出力側端部(負荷端部)11e、13eに負荷抵抗18として第2のインピーダンスz2(82Ω)に等しい抵抗値(RL)を有するものを接続した。導体11、12、13、14の中央部分11b、12b、13b、14bの長さは2mmであった。
またパルス発生器61としては、内部抵抗Rinが、第1のインピーダンスz1(50Ω)に等しいものを用いた。パルス発生器61のプローブ63a、63bを入力側の接続パッド131、132に接触させた。オシロスコープ65としては、高インピーダンス差動プローブ66a、66bを備えたものを用いた。測定結果を図16に示す。
入力側に供給されるパルスの振幅が500mVで、パルス列の周波数が100MHz,500MHz,1GHz,2GHz,3GHzである場合の測定結果を図16にそれぞれ曲線B6a、B6b、B6c、B6d、B6eで示す。
観測された波形から、波高値及び立上り時間(波高値の20%を超えた時点から波高値の80%に達するまでの時間)を読み取ると、表2の通りである。
Figure 2007202005
上記の実験で得られる波高値と、式(3)により得られる値(直流を印加した場合の出力電圧値)との差は、伝送路における電磁結合の影響である。
例えば500mHzのときの波高値255.1−155=100.1mVが電磁結合の結果上乗せされた電圧成分を表す。このように、効率良くインピーダンス変換ができたことが分る。
次に出力端、即ち導体11、13の出力側端部11e、13eを開放した場合について同様の測定を行った。その場合の測定条件は、出力端11e、13eを開放したこと、即ち負荷抵抗18を除去したこと以外の点では、上記と同じである。この場合の測定結果を図17に示す。
観測された波形から波高値を読み取ると、表3の通りである。
Figure 2007202005
図17及び表3から、出力端11e、13eが開放されている状態の方が、電圧値が高いことが分る。また、開放により直流的に接続されていない回路であっても、導体11、13の出力端にエネルギーが十分に伝えることができることが分る。直流的に接続されていない状態では、電磁結合のみでエネルギーが伝達されるが、負荷端11e、13eで全反射するため、約2倍の電圧が得られ、インピーダンス変換に伴うエネルギー損失が見かけ上ほとんど無い状態にすることができる。
インピーダンス変換装置1の出力端11e、13eをCMOS回路のゲートに接続した場合には、開放したのと近い状態であるので、そのような状態では、図17及び表3の結果に近い現象が起きると推定される。
また、導体13、14間に接続した抵抗体16(R2=50Ω)のために不整合反射が起き、それが周波数特性を持つようになっているが、不整合がない状態では、きれいな波形をなるはずである。不整合となる理由については、後に図21を参照してさらに説明する。
以上(図16及び図5)は、中央部分の長さが2mmの場合であるが、中央部分の長さを20mmとした場合の測定結果を図18に示す。図18で、曲線B8a、B8b、B8c、B8d、B8eはそれぞれパルス列の周波数が100MHz,500MHz,1GHz,2GHz,3GHzである場合の測定結果である。
観測された波形から波高値を読み取ると、表4の通りである。
Figure 2007202005
図18及び表4から、電圧値が低下し、波形が乱れていることが分るが、これは、境界部分1f、1g相互間の距離が長く、一方の境界部分で反射してから他方の境界部分で反射するまでの時間が長く、これが多重になって波形が乱れるためと思われる。
以上のように、2本平行部分1a、1cと4本平行部分1bとでは、僅かであるが特性インピーダンスが異なる。そのため、多重反射が起こる。多重反射共振モードを避けるため、4本平行部分1bの長さは、伝送される信号の基本周波数の波長の1/4以下とするのが望ましい。線路の比誘電率を4とすると、電磁波速度は1.5×10m/sとなり、パルス発生器61から供給されるパルス列の周波数が3GHzでは、波長は50mmであり、その1/4は、12.5mmとなる。
4本平行部分1bの長さの下限は、電磁波の平行導体間での電磁空間の整形ができる長さで良い。導体間の干渉は、電磁波の進行方向に直角の広がりによって起こり、その速度も電磁波の線路に沿う進行を同じ速度で起こる。電磁波が導体間を5往復程度できれば、電磁空間の整形が可能と考えられるので、その遅れ時間に対応する長さは、導体間間隔のうちの大きい方(第1の導体11と第2の導体12の間隔(170μm)と第1の導体11と第3の導体13の間隔(100μm(0.1mm))のうちの大きい方)の10倍で与えられる時間に対応する長さ、即ち、導体間間隔のうちの大きい方が170μmである場合、その10倍は1.7mmであり、この長さ以上であれば、4本の導体を平行とした構造による効果が得られると思われる。
4本平行部分1bと、2本平行部分1a、1cとで特性インピーダンスが異なることも、TDR測定で確認された。このTDR測定のために用いられた構造体を図19及び図20に示す。この構造体は、図8及び図9に示す構造体をさらに加工し、第3導体113及び第4の導体114の他方の端部113i及び114i寄りの部分を除去したものである。除去した部分の長さLSは25mmであり、除去した部分で2本のみ平行な部分が構成され、残りの部分(除去しなかった部分)で4本平行な部分が構成され、その長さLDは55mmである。このような構造体の第1の導体111及び第2の導体の112の接続パッド131及び132にTDR測定器51のプローブ53a及び53bを接触させた。このような測定の結果を図21に示す。図21では図11と比べて縦軸が拡大されている。
図21で、領域RXaは同軸ケーブル52の部分に対応し、領域RCaは、リード部121及び123に対応し、領域RPa1は、4本平行部分(長さLDの部分)に対応し、領域RPa2は、2本平行部分(長さLSの部分)に対応し、領域ROaは、開放端に対応する。
図21から、4本平行部分(長さLDの部分)のインピーダンスは48Ωであり、2本平行部分(長さLSの部分)のうちの、右側の領域RPa22(4本平行部分に対応する領域RPa1に近接する領域RPa21以外の領域)のインピーダンスは、51.2Ωであり、この差により反射が起こる。この反射の繰り返しによる多重反射が起きないようにする条件として、上記した4本平行部分1bの長さの上限が決まる。
なお、2本平行部分に対応する領域RPa2のうちの、4本平行部分に対応する領域RPa1に近接する領域RPa21では、特性インピーダンスが徐々に変化している。この部分は、125psの時間に相当し、TDR測定器51のステップ波形の立ち上がり時間(35ps)によるなまり(接続部分RCa)や開放端ROaのなまりとおなじもの)と、変化を感知する時間の合計であり、正確に分離することができないが、感知するための物理現象は、上記した電磁空間の整形と同様である。
次に、導体間の電磁結合、言い換えればクロストークについて図22及び図23を参照して説明する。
図22に示すように、平行な導体11〜14の一つに入力したパルスエネルギーは隣接する導体と種々の組合せの干渉をするが、最終的に図23に示すように最も近い導体に反転エネルギーを誘起する電磁干渉が最適状態であり、その電磁分布エネルギーに従ったクロストークエネルギーとなる。それは進行波である。逆進波も誘起されるがここでは省略している。入力が縦結合(図1の縦方向に整列した導体11及び12間の結合)であるため、左上の導体が隣接縦結合の出力である。ところが横結合(図1の横方法に整列した導体間の結合)は、本来の片側のエネルギーと遠端合成波(右上)のエネルギーの合計となり、実験で求めた、直流分圧155mVより大きな250mVが得られることになる。この分、効率良くインピーダンス変換ができたことになる。図22及び図23に対応する関係が一瞬(光速で干渉する時間)でもできれば、平行導体間のエネルギー状態となるため、最小の長さは、上記した程度であると言える。
なお、図1〜図7では、誘電体シートの上面及び下面に導体が配設されているが、図24(図6と同じ位置における断面図である)に示すように、導体11〜14を、すべて誘電体21内に埋め込んだ構造としても良い。また、第1〜第4の導体11〜14は、2対のスタックトペア用の導体を作成するのと同じ方法で作成することができる。
また、上記の実施の形態では、第1乃至第3の導体11〜13が、中央部分11b、12b、13bのほか、入力側部分11a、12a、出力側部分11c、13cを有するが、入力側部分11a、12a、出力側部分11c、13cを設けず、中央部分のみでインピーダンス変換装置を構成しても良い。
さらに、上記の実施の形態では第1乃至第4の導体11〜14が直線状に延在したものであるが、湾曲していても良い。さらに、第1乃至第4の導体11〜14の断面形状や寸法は、すべて同じでなくても良く、異なっていても良い。
本発明の実施の形態のインピーダンス変換装置の斜視図である。 本実施の形態のインピーダンス変換装置の平面図である。 本実施の形態のインピーダンス変換装置の底面図である。 本実施の形態のインピーダンス変換装置の側面図である。 図2〜図4のV−V線断面図である。 図2〜図4のVI−VI線断面図である。 図2〜図4のVII−VII線断面図である。 TDR測定に用いた構造体の平面図である。 TDR測定に用いた構造体の底面図である。 TDR測定器並びにそれに接続された同軸ケーブル及びプローブを示す図である。 図8及び図9の構造体を用いて行なったTDR測定により得られた波形の一例を示す図である。 本実施の形態のインピーダンス変換装置の入力側に直流電源を接続し、出力側に負荷抵抗を接続した状態を示す図である。 本実施の形態のインピーダンス変換装置の入力側にパルス発生器を接続し、出力側に負荷抵抗を接続し、出力側の電圧を測定するためのオシロスコープを接続した状態を示す図である。 TDR測定に用いたインピーダンス変換装置の平面図である。 TDR測定に用いたインピーダンス変換装置の底面図である。 図13に示す測定で得られた波形の一例を示す図である。 図13と同様の、但し出力端を開放した状態での測定で得られた波形の一例を示す図である。 図13と同様の、但し、導体の中央部分を長くした場合の測定結果を示す図である。 TDR測定に用いた構造体の平面図である。 TDR測定に用いた構造体の底面図である。 図19及び図20の構造体を用いて行なったTDR測定により得られた波形の一例を示す図である。 隣接する導体間のクロストークを示す図である。 隣接する導体間のクロストークを示す図である。 本発明の他の実施の形態の断面図である。
符号の説明
11 第1の導体、 11a 入力側部分、 11b 中央部分、 11c 出力側部分、 12 第2の導体、 12a 入力側部分、 12b 中央部分、 13 第3の導体、 14 第4の導体、 14b 中央部分、 14c 出力側部分、 15 第1の抵抗体、 16 第2の抵抗体、 17 誘電体シート。

Claims (8)

  1. 第1の端部及び第2の端部を有する第1の導体と、
    第1の端部及び第2の端部を有し、上記第1の導体と対をなして第1の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成する第2の導体と、
    第1の端部及び第2の端部を有し、上記第1の導体と対をなして上記第1の特性インピーダンスとは異なる第2の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成する第3の導体と、
    第1の端部及び第2の端部を有し、上記第2の導体と対をなして、上記第2の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成し、上記第3の導体と対をなして、上記第1の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成する第4の導体とを有し、
    上記第2の導体の上記第2の端部と上記第4の導体の上記第2の端部が近接して配置され、
    上記第3の導体の上記第1の端部と上記第4の導体の上記第1の端部とが近接して配置され、
    上記第2の導体の上記第2の端部と、上記第4の導体の上記第2の端部を接続する、上記第1の特性インピーダンスに等しい抵抗値を持つ第1の抵抗体と、
    上記第3の導体の上記第1の端部と、上記第4の導体の上記第1の端部とを接続する、上記第2の特性インピーダンスに等しい抵抗値を持つ第2の抵抗体と
    を有するインピーダンス変換装置。
  2. 上記第1の導体が、入力側部分、中央部分及び出力側部分を有し、
    上記第2の導体が、上記第1の導体の上記入力側部分及び上記中央部分と対をなして上記第1の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成する入力側部分及び中央部分を有し、
    上記第3の導体が、中央部分と、上記第1の導体の上記中央部分及び上記出力側部分と対をなして上記第2の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成する出力側部分とを有し、
    上記第4の導体が、上記第2の導体の上記中央部分と対をなして、上記第2の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成し、かつ上記第3の導体の上記中央部分と対をなして、上記第1の特性インピーダンスを持つ伝送線路を構成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のインピーダンス変換装置。
  3. 第1〜第4の導体が互いに平行であることを特徴とする請求項1に記載のインピーダンス変換装置。
  4. 上記第1の導体の上記入力側部分と、上記中央部分と、上記出力側部分とが互いに連続したものであり、
    上記第2の導体の上記入力側部分と上記中央部分とが互いに連続したものであり、
    上記第3の導体の上記中央部分と上記出力側部分とが互いに連続したものである
    ことを特徴とする請求項2に記載のインピーダンス変換装置。
  5. 上記第1〜第4の導体の延在する方向に垂直な面内において、上記第1の導体と上記第2の導体が第1の方向に整列し、上記第3の導体と第4の導体が上記第1の方向に整列し、
    上記第1の導体と上記第3の導体が上記第2の方向に整列し、
    上記第2の導体と上記第4の導体が上記第1の方向に対して直交する第2の方向に整列している
    ことを特徴とする請求項1に記載のインピーダンス変換装置。
  6. 上記第1〜第4の導体の各々は、横断面が矩形であり、該矩形の第1の辺が上記第1の方向に延在し、第2の辺が上記第2の方向に延在している
    ことを特徴とする請求項5に記載のインピーダンス変換装置。
  7. 上記第4の導体の長さが、上記第1の導体と上記第2の導体の間隔及び第1の導体と第3の導体の間隔のうちの大きいものの10倍以上であることを特徴とする請求項1に記載のインピーダンス変換装置。
  8. 上記第4の導体の長さが、伝送される信号の基本波長の1/4以下であることを特徴とする請求項1又は7に記載のインピーダンス変換装置。
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