JP2007199275A - 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシローラによって削り取られ、像担持体表面に塗布されずに落下する粉状の潤滑剤がブレードホルダ上に堆積することがない潤滑剤塗布装置を提供する。
【解決手段】固形潤滑剤21と、この固形潤滑剤21と感光体10とに接触し、潤滑剤を感光体10表面に塗布するブラシローラ22と、固形潤滑剤21に対し、ブラシローラ22の回転方向後流側に隣接して設けられられた塗布ブレード23と、この塗布ブレード23を感光体10表面に当接するように支持するブレードホルダ27とを有し、ブラシローラ22によって感光体10表面に塗布した潤滑剤を塗布ブレード23で均す潤滑剤塗布装置であって、ブレードホルダ27に、ブラシローラ22で削り取られ、感光体10表面に塗布されずにブレードホルダ27上に落下する粉状の潤滑剤が通過する貫通孔29を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、像担持体表面に潤滑剤を塗布して潤滑剤の薄層を形成する潤滑剤塗布装置、並びにこの潤滑剤塗布装置を備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置における画像形成工程は、光導電現象を利用して像担持体としての感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像に着色したトナー微粒子を静電気力を利用して付着させて可視像化する工程をいう。このような電子写真方式を採用した画像形成装置においては、通常、その主要部材である感光体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置が設けられている。
潤滑剤塗布装置は、画像形成装置のクリーニングプロセス、例えば、像転写後の感光体表面に残留したトナーをクリーニングブラシ又はクリーニングブレードで掻き取る工程で生じる緒問題を解消するために用いられる。即ち、感光体や中間転写ベルトの寿命は、主にクリーニングブラシ又はクリーニングブレードとの機械的摺擦による摩耗の程度によって決定されるので、感光体及び中間転写ベルト表面に潤滑剤を塗布することにより、その表面の摩擦係数を小さくして摩耗を抑制し、これによって、その長寿命化が図られている。
感光体表面に潤滑剤を塗布することにより、単に感光体の寿命が延びるだけでなく、感光体表面の摩擦係数の低下に伴って感光体表面に付着した付着物のクリーニングが容易となる。即ち、感光体表面に潤滑剤を塗布することにより、転写工程で記録媒体等に転写しきれずに感光体又は中間転写体表面に残った残留トナーがクリーニングブラシ又はクリーニングブレードによって除去され易くなる。
ところで、近年、重合法によって調製された球形化トナーが好適に用いられるようになったが、球形化トナーは粒径分布が揃っており、かつ、小粒径化も効率良く行えることから画質を向上させる効果を発現する一方、感光体上からの残留トナーの除去、即ち、クリーニングが難しくなるという問題がある。このような観点からも、潤滑剤塗布装置よって感光体表面に潤滑剤を塗布し、これによって感光体のクリーニング性を向上させる技術は、今後、更に重要になると考えられる。
潤滑剤は、粉体の形態で微量ずつ感光体表面に供給することによって塗布されるが、具体的な塗布方法としては、例えば特許文献1に開示されるように、ブラシなどの塗布手段によりブロック状に成形された潤滑剤を削り取って塗布する方法が挙げられる。また、特許文献2に開示されるように、潤滑剤をトナーに外添して感光体に供給する方法もある。なお、トナーに外添して感光体に潤滑剤を供給する場合、その供給量は出力する画像面積に依存するので、潤滑剤を常に感光体表面全面に安定に供給することは困難である。従って、感光体表面全面に潤滑剤を安定に供給するという観点からは、固形潤滑剤をブラシで削り取って塗布する方法が好ましい。
潤滑剤を感光体表面に塗布する場合、摩耗防止とクリーニング性向上という二つの効果を最大限に発揮させるためには、その塗布量及び塗布状態を制御することが重要となる。潤滑性付与を重視するのであれば、一定量以上の潤滑剤を供給し続ければよいが、供給量が過剰になると、余剰の潤滑剤が、例えば隣接して設けられた現像装置に混入し、トナーの帯電量が制御できなくなるという不具合が生じることがある。また、近年の複写機、プリンターの小型化の要請から、各要素部材の小型化は重要な技術となりつつあり、必要以上に大きな固形潤滑剤を装置の備品として搭載することは好ましくない。
像担持体としての感光体への潤滑剤の塗布状態を制御する従来技術として、例えば特許文献3には、温度よって、感光体に対する固形潤滑剤の加圧力、又は固形潤滑剤に接する塗布ブラシの回転速度を制御する技術が開示されている。また、特許文献4には、感光体の単位回転数あたりの潤滑剤塗布量を規定する技術が開示されている。更に、特許文献5には、画像形成情報に応じて、潤滑剤塗布ブラシの回転数等を制御する技術が開示されている。
特開2000−162881号公報 特許第2859646号公報 特開平9−62163号公報 特開2000−75752号公報 特開2002−24485号公報
しかしながら、上記従来技術には、潤滑剤塗布装置における潤滑剤塗布用のブラシローラに隣接して設けられた潤滑剤塗布ブレードを支持するブレードホルダ上に潤滑剤の粉末が堆積することによる不都合を回避しようとする技術的思想が全く示されておらず、ブラシローラで削り取られ、像担持体としての感光体表面に塗布されずに落下する粉状の潤滑剤がブレードホルダ上に堆積し、この堆積した粉状の潤滑剤が感光体表面に付着し、それ以降に形成される画像に対し、画像汚れの原因になるという問題がある。
図7及び図8は、このような従来技術を示す説明図であって、図7は、従来の潤滑剤塗布装置に適用される従来のブレードホルダを示す斜視図、図8は、図7のブレードホルダを適用した潤滑剤塗布装置を備えたプロセスカートリッジの断面図である。
図7において、曲げ部27a及び平板部27b、27cの何れにも貫通孔が設けられていないブレードホルダ27が示されている。また、図8において、感光体10と、この感光体10の周囲に、その回転方向に沿って配置されたクリーニング装置30、潤滑剤塗布装置20、帯電装置40及び現像装置50によってプロセスカートリッジ100が構成されている。潤滑剤塗布装置20には、固形潤滑剤21と、この固形潤滑剤21と感光体10とに当接するブラシローラ22と、固形潤滑剤21に対し、ブラシローラ22の回転方向下流側に隣接して設けられた塗布ブレード23及びこの塗布ブレード23を支持するブレードホルダ27とが設けられている。
このような潤滑剤塗布装置において、長期間画像形成工程に供され、感光体10表面への潤滑剤塗布操作を繰り返した結果、ブラシローラ22によって削り取られ、感光体10表面に塗布されずに飛散した粉状の潤滑剤28が、ブレードホルダ27の平板部上に堆積することがある。
ブレードホルダ27上に堆積した粉状の潤滑剤は、その量が所定量以上になると、感光体10と塗布ブレード23との間に引き寄せられ、感光体10の電気的に強い履歴が残留する部分に塊となって付着し、次の画像形成時に図示していない転写ベルト側又は記録紙側に転移して画像を汚す原因になる。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、ブラシローラによって削り取られ、像担持体表面に塗布されずに落下する粉状の潤滑剤がブレードホルダ上に堆積することがなく、粉状潤滑剤が塊となって感光体表面に付着することに起因する画像汚れを防止することができる潤滑剤塗布装置、並びにこの潤滑剤塗布装置を備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る潤滑剤塗布装置は、固形潤滑剤と、この固形潤滑剤と像担持体とに接触し、前記潤滑剤を前記像担持体表面に塗布するブラシローラと、 前記固形潤滑剤に対し、前記ブラシローラの回転方向後流側に隣接して設けられられた塗布ブレードと、この塗布ブレードを前記像担持体表面に当接するように支持するブレードホルダとを有し、前記ブラシローラによって前記像担持体表面に塗布した潤滑剤を前記塗布ブレードで均す潤滑剤塗布装置であって、前記ブレードホルダに、前記ブラシローラで削り取られ、前記像担持体表面に塗布されずにブレードホルダ上に落下する粉状の潤滑剤が通過する貫通孔が設けられていることを特徴とする。
この場合において、前記ブレードホルダは、断面鉤型の曲げ部を有しており、前記貫通孔を、ブレードホルダの長手方向に沿って前記曲げ部に形成することができる。
また、前記ブレードホルダは、断面鉤型の曲げ部を有しており、前記貫通孔を、ブレードホルダの長手方向に沿って前記曲げ部に隣接する平板部に形成することもできる。
この場合において、前記貫通孔は、前記ブレードホルダの長手方向に沿って均等に形成されていてもよいが、前記貫通孔は、前記ブレードホルダの長手方向の両端部のみに形成されていてもよい。
本発明に係るプロセスカートリッジは、静電潜像の担持面を有する像担持体と、帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の中から選択された少なくとも一つのプロセス手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在に形成されたプロセスカートリッジにおいて、前記プロセスカートリッジは、上述した何れか一つの潤滑剤塗布装置を備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、像担持体と、この像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記像担持体の表面に画像情報に基づいて露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体表面の静電潜像にトナーを供給して可視像化する現像手段と、前記像担持体と接触しつつ移動する中間転写体を介して又は直接に、前記可視像を記録媒体上に転写させる転写手段と、転写後の前記像担持体表面に残留したトナーを回収するクリーニング手段と、を備えた画像形成装置において、前記画像形成装置は、上述したいずれか一つの潤滑剤塗布装置又は上記プロセスカートリッジを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ブラシローラで削り取られ、像担持体表面に塗布されずに落下した粉状の潤滑剤は、ブレードホルダに設けられた貫通孔を通過して更に下方に落下するので、ブレードホルダ上に堆積することがない。従って、ブレードホルダ上に堆積した粉状の潤滑剤が塊となって像担持体表面に付着することによる画像汚れを未然に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る潤滑剤塗布装置のブレードホルダを示す斜視図である。図1において、このブレードホルダ27は、断面が鉤型の曲げ部27aを有しており、この曲げ部27aにブレードホルダの長手方向に沿って貫通孔29が複数等間隔に設けられている。ブレードホルダ27は、例えば圧さ1.6mmの鋼鈑で構成されており、ブレードホルダ27の長手方向の長さを350mm、平板部27bの幅を10mm、平板部27cの幅を7.5mmとしたとき、貫通孔29の大きさは、例えば長径を8mm、短径を3mmとする楕円形状を呈している。この場合、ブレードホルダ27の全平板部に対する開口面積の総和の割合は、例えば19.5%である。
このような、ブレードホルダ27は、塗布ブレード23を支持する支持部材として潤滑剤塗布装置の一部を構成し、このブレードホルダ27を適用した潤滑剤塗布装置は、プロセスカートリッジに組みこまれて構成部材となる。
図2は、図1のブレードホルダ27を適用した潤滑剤塗布装置を組みこんだプロセスカートリッジの断面図である。
図2において、このプロセスカートリッジ100は、感光体10と、この感光体10の回りに配置された潤滑剤塗布装置20、クリーニング装置30、帯電装置40及び現像装置50を備えている。クリーニング装置30には、感光体10の表面に当接するクリーニングブレード31が設けられている。潤滑剤塗布装置20には、固形潤滑剤21と、この固形潤滑剤21を支持する潤滑剤支持部材24と、固形潤滑剤21と感光体10との両方に接触して回転する潤滑剤塗布用のブラシローラ22が設けられている。ブラシローラ22は固形潤滑剤21から削り取った粉末状の潤滑剤を感光体10の表面に塗布する。固形潤滑剤21に対してブラシローラ22の回転方向下流側には塗布ブレード23が配置されており、この塗布ブレード23は、その先端部が感光体10の表面に当接する状態でブレードホルダ27に支持されている。塗布ブレード23は、感光体10の表面に塗布された潤滑剤を均してその厚さを均一にする。ブレードホルダ27には、その曲げ部27aに上述した貫通孔29が設けられている。
一方、帯電装置40は、感光体10に当接するように配置された帯電ローラ41と、この帯電ローラ41に当接して回転する帯電ローラクリーナ42とから主として構成されている。現像装置50は、感光体10の表面に現像剤としてのトナーを供給して静電潜像を可視像化する現像ローラ51と、現像剤収容部に収容された現像剤を攪拌する混合ローラ52と、攪拌、混合された現像剤を現像ローラ51に供給する供給ローラ53とから主として構成されている。
このようなプロセスカートリッジは、画像形成装置に組み込まれて画像形成に供される。
図3は、図2のプロセスカートリッジを適用した画像形成装置の概略構成図である。
図3において、この画像形成装置200は、フルカラー画像を形成するものであって、読み取り部110、画像形成部120及び給紙部130とから主として構成されている。読み取り部110には第1読み取り走行体111、第2読み取り走行体112、結像レンズ113及び読み取りセンサ114が配置されている。
また、画像形成部120には、4個のプロセスカートリッジ121(Y、C、M、K)と、無端状の中間転写ベルト122と、二次転写ローラ123が設けられている。
中間転写ベルト122は、各プロセスカートリッジの感光体10の上方に配置され、この中間転写ベルト122の下側の走行面が各感光体10の周面に当接している。各感光体10上にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト122に転写する構成は、各プロセスカートリッジにおいて実質的に全て同一である。プロセスカートリッジ列の下方には、帯電された感光体10の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する露光装置60が配置されている。
一方、給紙部130には、記録媒体としての転写紙を収容する給紙カセット131及び給紙ローラ132が設けられており、給紙ローラ132は、レジストローラ133を経て中間転写ベルト122と二次転写ローラ123との間のニップ部に向けて所定のタイミングで転写紙を給送する。また、二次転写ローラ123の出口には、定着装置126が配置されており、この定着装置126の後流には、排紙ローラ127及び排紙された記録紙を収納する排紙収納部128が設けられている。
以下、このような構成の画像形成装置の動作について説明する。
先ず、感光体10を時計方向に回転させ、帯電装置40の帯電ローラによってその表面を所定の極性に帯電する。帯電後の感光体10に対し、露光装置60から出射され、光変調された例えばレーザビームを照射し、これによって各感光体10の表面にそれぞれ静電潜像を形成する。各静電潜像に対し、現像装置50の現像ローラから各色の現像剤を供給し、各現像剤に対応したトナー像を形成して可視像化する。
次いで、例えば図示省略した一次転写ローラに転写電圧を印加して感光体10上の各トナー像を中間転写ベルト122上に一次転写させ、各画像を重ねてカラー画像を形成する。中間転写ベルト122に転写されたカラー画像を、例えば給紙ローラ132から所定のタイミングで払い出された記録紙に二次転写する。カラー画像が二次転写された記録紙を定着装置126に送り、ここで記録紙上のカラー画像を前記記録紙に定着させる。カラー画像を定着させた記録紙を、排紙ローラ127によって排紙収容部128に排出する。
一方、トナー像転写後の感光体10上に残留する転写残トナーを、クリーニング装置30のクリーニングブレードによって回収、除去する。
次に、クリーニングされた感光体10の表面に潤滑剤を塗布する。即ち、図2における固形潤滑剤21と感光体10との両方に接触して回転するブラシローラ22によって、固形潤滑剤21を削り取って粉末状の潤滑剤として感光体10表面に塗布し、この感光体10表面に塗布された潤滑剤を後流の塗布ブレード23で均一に均し、感光体10表面に所定厚さの潤滑剤膜を形成する。このとき、ブラシローラ22によって掻き取られた粉状の潤滑剤の一部は、感光体10表面に塗布されずにブラシローラ22によってその回転方向下流側に飛ばされ、ブレードホルダ27上に落下するが、図1及び図2に示したように、ブレードホルダ27の曲げ部27aに粉状の潤滑剤を通過させるための貫通孔29が設けられているので、粉状の潤滑剤は、貫通孔29を経てその下方まで落下する。従って、ブラシローラ22によって掻き取られた粉状の潤滑剤がブレードホルダ27上に堆積することがなく、これによって、粉末状の潤滑剤の塊がブレードホルダ27上を経て感光体10の表面に付着することによる不都合が回避される。
本実施形態によれば、ブレードホルダ27の曲げ部27aに多数の貫通孔29を均等に設けたことにより、ブレードホルダ27上への粉状潤滑剤の堆積を防止することができる。従って、粉状の潤滑剤の塊が感光体10表面に付着することに起因する例えば画像汚れを未然に防止することができる。
本実施形態において、ブレードホルダ27の下方に、貫通孔29を通過して落下した粉状潤滑剤を受け取る潤滑剤受けを設けることが好ましい。これによって粉状潤滑剤の飛散を防止することができる。
本実施形態において、潤滑剤として、ステアリン酸亜鉛(ZnSt)が好適に使用されるが、ステアリン酸カルシウム(CaSt)又はその他の潤滑剤を使用することもできる。
本発明において、粉状の潤滑剤が通過する貫通孔をブレードホルダの長手方向の両端部のみに形成することもできる。図4は、本発明の第二実施形態に係る潤滑剤塗布装置のブレードホルダを示す斜視図である。図4において、このブレードホルダ427が図1のブレードホルダ27と異なるところは、貫通孔429をブレードホルダ427の長手方向の両端部のみに設けた点である。両端部の貫通孔が設けられた部分の長さにおける全ブレードホルダの長さに対する割合は、それぞれ例えば20〜40%である。
本実施形態によれは、上記第一実施形態とほぼ同様に、ブレードホルダ427上への粉状潤滑剤の堆積を防止して、粉状潤滑剤の感光体10表面への付着に起因する画像汚れを防止することができる。
なお、粉状潤滑剤のブレードホルダへの堆積量は、その長手方向の両端部が最も多いことが慣用的に知られており、本実施形態のように、ブレードホルダの長手方向の両端部のみに貫通孔を形成することによっても、所期の目的を達成することができる。
本発明において、粉状の潤滑剤が通過する貫通孔をブレードホルダの曲げ部に隣接する平板部に形成することもできる。図5は、本発明の第三実施形態に係る潤滑剤塗布装置のブレードホルダを示す斜視図である。このブレードホルダ527が図1のブレードホルダ27と異なるところは、貫通孔529をブレードホルダ527の曲げ部527aに隣接する平板部527bに設けた点である。なお、本実施形態においては、貫通孔529は、円形とした。
本実施形態によれは、上記第一実施形態と同様、塗布ブレードホルダ527上への粉状潤滑剤の堆積を防止することができる。
また、本発明において、粉状の潤滑剤が通過する貫通孔を、曲げ部に隣接した平板部であって、且つブレードホルダの長手方向の両端部のみに形成することもできる。図6は、本発明の第四実施形態に係る潤滑剤塗布装置のブレードホルダを示す斜視図である。このブレードホルダ627が図5のブレードホルダ527と異なるところは、貫通孔629をブレードホルダ627の長手方向の両端部のみに形成した点である。両端部の貫通孔が設けられた部分の長さにおける全ブレードホルダの長さに対する割合は、それぞれ例えば20〜40%である。
本実施形態によれは、上記第三実施形態とほぼ同様に、塗布ブレードホルダ627上への粉状潤滑剤の堆積を防止することができる。
なお、粉状潤滑剤の塗布ブレードホルダへの堆積量は、その長手方向の両端部が最も多いことが慣用的に知られており、本実施形態のように、塗布ブレードホルダの長手方向の両端部のみに貫通孔を形成することによっても、所期の目的と達成することができる。
ここで、塗布ブレードは、感光体表面に塗布された潤滑剤を均して均一厚さの潤滑剤膜を形成するものであり、ブレードホルダは、塗布ブレードが所定の押圧力で感光体表面に当接するように支持、固定するものである。従って、ブレードホルダには、所定の強度が要求されるが、このブレードホルダに、ブラシローラによって削り取られ、感光体表面に塗布されずに落下する粉状の潤滑剤を通過させるための貫通孔を設けることにより、その強度は低下し、上記塗布ブレードの所定の当接圧を確保する際のブレードホルダの最大変位は大きくなる。
即ち、貫通孔を全く設けない図7の従来のブレードホルダにおける塗布ブレードの感光体表面10への当接圧0.2N/cmを維持するための最大変位を1.0とした場合、これと同一条件における第一実施形態におけるブレードホルダの最大変位は2.8、第二実施形態におけるブレードホルダの最大変位は1.9、第三実施形態におけるブレードホルダの最大変位は1.2、第四実施形態におけるブレードホルダの最大変位は、1.1〜1.2(1.17)であった。
この結果から、ブレードホルダの強度低下をなるべく小さくし、しかも粉状潤滑剤の堆積を防止するためには、貫通孔をブレードホルダの曲げ部に沿った平板部に設けることがより好ましいことが分かる。
本発明の一実施形態に係る潤滑剤塗布装置に適用されるブレードホルダの斜視図である。 図1のブレードホルダを組みこんだプロセスカートリッジの断面図である。 図2のプロセスカートリッジを組みこんだ画像形成装置の概略構成図である。 他の実施形態に適用されるブレードホルダの斜視図である。 別の実施形態に適用されるブレードホルダの斜視図である。 更に、別の実施形態に適用されるブレードホルダの斜視図である。 従来技術における塗布ブレードホルダの斜視図である。 従来のブレードホルダを組みこんだプロセスカートリッジの断面図である。
符号の説明
10 感光体
20 潤滑剤塗布装置
21 固形潤滑剤
22 ブラシローラ
23 塗布ブレード
24 潤滑剤保持部材
25 潤滑剤ホルダ
27 ブレードホルダ
27a 曲げ部
27b 平板部
27c 平板部
28 粉状潤滑剤
29 貫通孔
30 クリーニング装置
31 クリーニングブレード
40 帯電装置
41 帯電ローラ
42 帯電ローラクリーナ
50 現像装置
51 現像ローラ
52 混合ローラ
53 供給ローラ
60 露光装置
110 読み取り部
111 第1読み取り走行体
112 第2読み取り走行体
113 結像レンズ
114 読み取りセンサ
120 画像形成部
121 プロセスカートリッジ
122 中間転写ベルト
123 二次転写ローラ
126 定着装置
127 排紙ローラ
128 排紙収容部
130 給紙部
131 給紙カセット
132 給紙ローラ
133 レジストローラ
200 画像形成装置
427 ブレードホルダ
427a 曲げ部
429 貫通孔
527 ブレードホルダ
527a 曲げ部
527b 平板部
529 貫通孔
627 ブレードホルダ
627b 平板部
629 貫通孔

Claims (7)

  1. 固形潤滑剤と、
    この固形潤滑剤と像担持体とに接触し、前記潤滑剤を前記像担持体表面に塗布するブラシローラと、
    前記固形潤滑剤に対し、前記ブラシローラの回転方向後流側に隣接して設けられられた塗布ブレードと、
    この塗布ブレードを前記像担持体表面に当接するように支持するブレードホルダとを有し、
    前記ブラシローラによって前記像担持体表面に塗布した潤滑剤を前記塗布ブレードで均す潤滑剤塗布装置であって、
    前記ブレードホルダに、前記ブラシローラで削り取られ、前記像担持体表面に塗布されずにブレードホルダ上に落下する粉状の潤滑剤が通過する貫通孔が設けられていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  2. 前記ブレードホルダは、断面鉤型の曲げ部を有しており、前記貫通孔は、ブレードホルダの長手方向に沿って前記曲げ部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の潤滑剤塗布装置。
  3. 前記ブレードホルダは、断面鉤型の曲げ部を有しており、前記貫通孔は、ブレードホルダの長手方向に沿って前記曲げ部に隣接する平板部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の潤滑剤塗布装置。
  4. 前記貫通孔は、前記ブレードホルダの長手方向に沿って均等に形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の潤滑剤塗布装置。
  5. 前記貫通孔は、前記ブレードホルダの長手方向の両端部のみに形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の潤滑剤塗布装置。
  6. 静電潜像の担持面を有する像担持体と、
    帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の中から選択された少なくとも一つのプロセス手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在に形成されたプロセスカートリッジにおいて、
    前記プロセスカートリッジは、請求項1〜5のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置を備えていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 像担持体と、
    この像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    前記像担持体の表面に画像情報に基づいて露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    前記像担持体表面の静電潜像にトナーを供給して可視像化する現像手段と、
    前記像担持体と接触しつつ移動する中間転写体を介して又は直接に、前記可視像を記録媒体上に転写させる転写手段と、
    転写後の前記像担持体表面に残留したトナーを回収するクリーニング手段と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置又は請求項6に記載のプロセスカートリッジを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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