JP2001312118A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001312118A
JP2001312118A JP2000132128A JP2000132128A JP2001312118A JP 2001312118 A JP2001312118 A JP 2001312118A JP 2000132128 A JP2000132128 A JP 2000132128A JP 2000132128 A JP2000132128 A JP 2000132128A JP 2001312118 A JP2001312118 A JP 2001312118A
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image forming
forming apparatus
image
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Kuniaki Kashiwakura
邦章 柏倉
Akira Hirota
晃 広田
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑剤塗布手段をタンデム式の画像形成装置
の各画像形成ユニットに設けた場合においても、各像担
持体の離型性を均一に制御することを可能とし、画像品
質の低下を防止することを課題とする。 【解決手段】 タンデム方式の画像形成装置において、
感光体2に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段8を各画像
形成ユニット1に設け、各潤滑剤塗布手段8の塗布条件
を異ならせる。これにより、各感光体2の総離型性を均
一にし、安定した画像品質を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリやこれら複合機などの画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体に現像されたトナー像を中間転
写体や紙などの被転写体に転写する際、100%転写す
ることはほぼ不可能であり、環境などの条件によっては
80〜90%程度しか転写することが出来ない。この転
写不良は被転写体上で細線の細りや濃度低下などの画像
品質の低下となって現れる。
【0003】また、近年は接触転写手段が主流となって
きているが、像担持体上のトナー像は押圧されることに
より凝集し、転写されることなく像担持体上に残ってし
まう、いわゆる中抜け現象が発生する。
【0004】これらの現象を改善するため、従来はステ
アリン酸金属塩などの固体潤滑剤(以下単に潤滑剤。最
初は粉体状の潤滑剤を固形化して棒状とし、これをブラ
シなどの掻き取り部材で掻き取りつつ塗布するなどの方
法によって感光体に塗布される。感光体に塗布された潤
滑剤はクリーニングブレード等で引き伸ばされて薄膜を
形成して潤滑性を与える。)を像担持体に塗布すること
により離型性を向上させたり、また像担持体の感光層に
フッ素微粒子などを添加して離型性を向上させるなどに
より対応していた。
【0005】しかし、後者の手段はフッ素微粒子により
画像露光が散乱されて高精細な画像を得るのに課題があ
ることから、主に前者の手段が利用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この潤滑剤を塗布する
方法を、たとえば、中間転写体を用いた画像形成装置に
応用した場合、像担持体に塗布した潤滑剤のうち何割か
はその転写ニップ部を介して中間転写体に転移し、更
に、中間転写体に転移した離型剤は、その下流の画像形
成ユニットの像担持体に転移される。つまり、上流側の
画像形成ユニットにおいて使用された離型剤は部分的に
その下流の画像形成ユニットの像担持体にも転移され、
これが各段で繰り返される。
【0007】このことから、タンデム形式の画像形成装
置で各画像形成ユニットに潤滑剤塗布手段を設けた場
合、上流側の画像形成ユニットで塗布した潤滑剤は、転
写ベルト(中間転写体、転写搬送ベルトなど)を介して
下流側の画像形成ユニットまで搬送され、その画像形成
ユニットの像担持体上に再転移され、この連鎖により下
流にいくほど像担持体に多くの潤滑剤が供給されること
になる。その結果、下流側の像担持体ほど離型性が良く
なり、転写性が異なるため、画像品質が低下するという
現象が生じる。
【0008】本発明の画像形成装置は、潤滑剤塗布手段
をタンデム式の画像形成装置の各画像形成ユニットに設
けた場合においても、各像担持体の離型性を均一に制御
することを可能とし、画像品質の低下を防止することを
課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は次の手段によ
って解決される。すなわち、第1番目の発明の画像形成
装置は、像担持体と、上記像担持体にトナー像を形成す
るための像形成手段と、上記像担持体に潤滑剤を塗布す
るための潤滑剤塗布手段と、を有する複数の画像形成ユ
ニットと、上記像担持体のそれぞれに形成されたトナー
像が転写されてこれを保持する転写体と、を備えてお
り、上記潤滑剤塗布手段のそれぞれは、上記像担持体の
それぞれに潤滑剤を塗布するための塗布条件が異なって
いることを特徴とするものである。
【0010】第2番目の発明の画像形成装置は、第1番
目の発明の画像形成装置において、上記塗布条件が、上
記潤滑剤塗布手段によって塗布されるそれぞれの潤滑剤
の種類、粒径、又は物性によって異ならしめられている
ことを特徴とするものである。
【0011】第3番目の発明の画像形成装置は、第2番
目の発明の画像形成装置において、上記画像形成ユニッ
トのそれぞれの潤滑剤塗布手段で塗布されるそれぞれの
潤滑剤が、上記転写体の移動方向の下流側に行くに従っ
て、水に対する接触角が小さい値を持つものであること
を特徴とするものである。
【0012】第4番目の発明の画像形成装置は、第2番
目の発明の画像形成装置において、上記画像形成ユニッ
トのそれぞれの潤滑剤塗布手段で塗布されるそれぞれの
潤滑剤の塗布量が、上記転写体の移動方向の下流側に行
くに従って少なくされていること、を特徴とするもので
ある。
【0013】第5番目の発明の画像形成装置は、第1番
目又は第2番目の発明の画像形成装置において、上記潤
滑剤塗布手段が、回転式、固定式、または振りかけ式の
潤滑剤塗布手段であり、ブラシ、ローラ、又はブレード
によって、あるいは固形の潤滑剤を像担持体に押し当て
ることによって、塗布を行うものであることを特徴とす
るものである。
【0014】第6番目の発明の画像形成装置は、第1番
目又は第2番目の発明の画像形成装置において、上記塗
布条件が、上記潤滑剤塗布手段の回転数、圧接力、振動
数、又は動作時間によって異ならしめられていることを
特徴とするものである。
【0015】これらの解決手段により、本発明の画像形
成装置は、潤滑剤塗布手段をタンデム式の画像形成装置
の各画像形成ユニットに設けた場合においても、各像担
持体の離型性を均一に制御することを可能とし、離型性
のバラツキに基づく画像品質の低下を防止することがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例につ
いて説明する。
【0017】実施例1 図1は、本発明を実施する実施例に共通する、タンデム
プロセス式の画像形成装置の概略構成を示す断面図であ
る。ブラック(BK)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)のトナー像を形成する各色の画像
形成ユニット1が、大きな矢印で示す方向に循環する中
間転写ベルト11上に、上流からBK→Y→M→Cの順
に配置されている。画像形成ユニット1の感光体2(感
光体ドラム、以下同様に単に感光体をいう。)上に現像
された画像は中間転写ベルト11との接触位置で、いわ
ゆる1次転写手段12で中間転写ベルト11上に転写さ
れる。
【0018】中間転写ベルト11上に転写された画像は
各画像形成ユニット1のそれぞれを通過するごとに各色
がその上に重ねられて最終的にフルカラー画像が中間転
写ベルト11上に形成される。その後、更に下流におい
て、いわゆる2次転写手段13によって紙などの被転写
材14に一括して転写され、被転写材14は図示しない
定着部を通過することによってトナーが定着されて排紙
される。
【0019】2次転写後に中間転写ベルト11上に残留
したトナーはクリーニングブレード15によって中間転
写ベルト11上から除去され、図示しない搬送スクリュ
ーで搬送され、やはり図示しない廃トナー容器に回収さ
れる。
【0020】図2は、図1の画像形成ユニット1の一つ
(マゼンタ(M)のものを一例として示した。)を拡大
してその構成を示した断面図である。画像形成ユニット
1は感光体2に帯電を行う帯電手段3、帯電した感光体
に画像露光を行う露光手段(不図示)、露光によって形
成された静電潜像にマゼンタ色のトナーで現像を行う現
像手段4が設けられている。現像されたトナー像は、1
次転写手段12によって、中間転写ベルト11に1次転
写される。
【0021】1次転写後、感光体2に残留したトナーは
下流に配置されたクリーニング手段5のクリーニングブ
レード6によって除去され、クリーニングブレード6の
下側に設けられた廃トナー容器7に重力で落下し回収さ
れる。
【0022】その後、クリーニング手段5と帯電手段3
の間に設けられた潤滑剤塗布手段8により感光体2の表
面に潤滑剤が塗布されて1サイクルを終了する。なお、
中間転写ベルト11は、図示された形式のものに限るも
のではなく、用紙を搬送する転写搬送ベルトでも、ある
いは、このようなベルト状ではなく、各画像形成ユニッ
ト1がその周囲を取り囲むように配置されたドラム状の
ものなどのドラム形式のものでもよい。
【0023】次に、潤滑剤塗布手段8の構成と潤滑剤の
動きについて説明する。潤滑剤塗布手段8は潤滑剤部9
と潤滑剤塗布部10で構成されている。ここでは、潤滑
剤部9は粉体の潤滑剤を溶融成形あるいは射出成形によ
り固形化した固形潤滑剤である。
【0024】材料としては、ステアリン酸Zn(図4で
はST−Mgと記されている。以下同様。)、ステアリ
ン酸Mg、ステアリン酸Al、ステアリン酸Ba、ステ
アリン酸Li、ステアリン酸Na、ステアリン酸などが
使用可能であるが、この他の脂肪酸金属塩や、高級アル
コール、フッ素系の潤滑剤など一般的に潤滑剤として用
いられているものが使用可能である。
【0025】潤滑剤塗布部10は回転ブラシであり、回
転することにより固形潤滑剤を潤滑剤部9から掻き取
り、粉体状態にして感光体2の表面へと搬送する。潤滑
剤の付着したブラシ毛が感光体2の表面を摺擦すること
により、潤滑剤は感光体2に供給される。なお、潤滑剤
は、粉砕や重合法で得られたものでもよく、その粒子径
は0.1μm以上10μm以下程度のものが好ましい。
【0026】上に述べたように、感光体2に供給された
潤滑剤は、感光体2の回転に伴い1次転写部(図2にお
いて点線で囲まれた部分)まで搬送される。潤滑剤の一
部は1次転写部で中間転写ベルト11ヘと転移される
が、逆に上流側のユニットから中間転写ベルト11によ
って搬送されてきた潤滑剤の一部が上記1次転写部で転
移(逆転移)される。
【0027】その後、感光体2上の潤滑剤はクリーナー
部へと搬送されクリーニングブレード6によって感光体
2表面に成膜されると同時に古い潤滑膜が削り取られて
膜がリフレッシュされる。なお、クリーニングブレード
を使用しないクリーナーレス方式といわれるものなどで
も、感光体2に周速差をもって接触する現像ローラなど
によって潤滑膜のリフレッシュが可能である。
【0028】図3は、最終的に感光体に供給される潤滑
剤の総供給量と総離型性を示した表である。ここで、表
(a)は本発明実施例と比較される比較例(従来のも
の)、表(b)は本発明の実施例にかかるものを示す。
【0029】図3の表(a)は、潤滑剤塗布手段8の塗
布(設定)条件が各画像形成ユニット1ですべて同一の
従来の場合の、最終的に感光体2に供給される潤滑剤の
総供給量と総離型性を示した表である。
【0030】本発明をなすにあたっての実験の結果か
ら、供給した潤滑剤の40%程度が相手材に転移するこ
とが確認された。今、この結果をもとに各潤滑剤塗布手
段8から感光体2に100の量の潤滑剤を供給した場合
を考える。なお、離型性指標はすべて同一の潤滑剤であ
るのですべて1.0である。
【0031】総離型性とは供給量*離型性指標で表さ
れ、離型性は純水に対する接触角(詳細は後述する)と
対応する数値である。上述のように40%が相手材に転
移(感光体2→中間転写ベルト11、中間転写ベルト1
1→感光体2)するので、たとえば(M)の感光体2に
供給される潤滑剤の量を考えたとき、(M)の潤滑剤塗
布手段8で供給した100のうち60がそのまま感光体
2に残る。また(BK)の感光体2に塗布した潤滑剤の
40が中間転写ベルト11に転移し、その量の40%に
あたる16が一段下流の(Y)の感光体2に逆転移す
る。残った24の内の40%にあたる9.6がそのまた
一段下流の(M)の感光体2に逆転移する。同様に
(Y)用の潤滑剤のうち16が(M)の感光体2に供給
される。
【0032】その結果(M)の感光体2に供給された総
供給量は85.6となる。このように各感光体2につい
て総供給量を求めると、下流の感光体ほど供給量が多く
なっていることがわかる。つまり、このような場合、各
色についての転写性が異なり結果として画像品質が低下
する。
【0033】図3の表(b)は下流の画像形成ユニット
1ほど、離型性の低い潤滑剤を使用した場合の各感光体
2に供給された総供給量と総離型性を示した表である。
離型性指標はこの表に示される通りであり、実施例のこ
の例では、離型性が異なる潤滑剤が使用されることによ
り各画像形成ユニットにおける総離型性の均一化が図ら
れている。つまり、潤滑剤の種類が変化しても転移する
量に変化が見られないことが分かっているので、総供給
量は図3、表(a)と同じとなるが、各画像形成ユニッ
トにおいて離型性指標が異なる潤滑剤が使用されたこと
により、供給量*離型性指標で表される総離型性がどの
感光体2においてもほぼ60の値となり、ほぼ一致させ
られている。
【0034】離型性(トナーの転写性)は、純水に対す
る接触角ときわめてよく対応することがわかっている。
したがって、上記したように、総離型性を均一化するた
め、各画像形成ユニットにおいて使用される潤滑剤は、
この接触角に基づいて選択することができる。
【0035】図4はステアリン酸金属塩の粉体を感光体
表面に塗布した時の、純水に対する接触角を示すグラフ
である。ここで使用された測定機は協和海面化学株式会
社製全自動接触角計CA−W150であり、測定条件は
液量を液吐出時間200msecで3点平均にて行った
ものであり、材料により接触角が異なることがわかる。
上に述べたように、トナーの転写性はこの接触角とほぼ
対応することがわかっているので、上述した画像形成装
置における潤滑剤の選択に応用することができる。
【0036】更に、上のような接触角だけでなく、各色
にかかる潤滑剤の種類、粒径、その他の物性を上流から
下流に行くにつれて異ならしめることにより、離型性を
均一にするようにすることもできる。
【0037】以上は、各潤滑剤塗布手段8で使用する潤
滑剤に同一のものを使用した場合の例であるが、感光体
2に供給する潤滑剤の供給量を下流側の画像形成ユニッ
ト1ほど少なくすることによっても、各感光体2の総離
型性を均一にすることが可能である。
【0038】以下の図2の実施例においては、ブラシの
回転数を小さくすることで潤滑剤の供給量を少なくして
いる。更にブラシの感光体2への食い込み量やブラシの
潤滑剤への食い込み量を小さくすることによっても可能
である。
【0039】図2の例では、潤滑剤塗布部として回転式
のブラシを使用したが、ブラシの代わりに回転式のロー
ラを使用することも可能である。このような回転式の潤
滑剤塗布手段の場合も上述と同様ローラの回転数、ロー
ラの感光体への食い込み量や潤滑剤への食い込み量を小
さくすることで、潤滑剤の供給量を少なくすることが可
能である。
【0040】実施例2 図5は本発明を実施する第2の実施例の、画像形成ユニ
ット1の構成を示す断面図である。粉体状の潤滑剤を含
有する多孔質のスポンジローラ(潤滑剤塗布手段8をな
す。)が感光体2に対して当接している。この場合も回
転式であり上述のように回転数や感光体2に対する食い
込み量を小さくすることで、潤滑剤の供給量を少なくす
ることが可能である。
【0041】実施例3 図6は本発明を実施する第3の実施例の、画像形成ユニ
ット1の構成を示す断面図である。潤滑剤塗布手段8
が、粉体状態の潤滑剤が封入され、感光体側の面がメッ
シュ状の開口部で構成された潤滑剤保持部を有し、これ
を微少な振動で振動、落下させて供給するものである。
このような振りかけ式の潤滑剤塗布手段の場合は、振動
周波数を小さくする、あるいは、振動振幅を小さくする
ことで供給量を少なくすることが可能である。
【0042】実施例4 図7は本発明を実施する第4の実施例の、画像形成ユニ
ット1の構成を示す断面図である。上述した潤滑剤塗布
手段8の潤滑剤保持部を直接感光体2に当てることによ
る衝撃力で潤滑剤を供給するものである。この場合は、
衝撃力を少なくする、つまリストロークを小さくしたり
不図示の付勢スプリングの張力を小さくすることで供給
量を少なくすることが可能である。
【0043】実施例5 図8は本発明を実施する第5の実施例の、画像形成ユニ
ット1の横成を示す断面図である。潤滑剤塗布手段8が
固形の潤滑剤を感光体に対して直接当てることにより潤
滑剤を供給するものである。このような固定式の潤滑剤
塗布手段の場合は、当接圧(圧接力)を小さくしたり、
当接面積を小さくすることで供給量を少なくすることが
可能である。
【0044】以上、実施例1乃至5によって具体例を挙
げて本発明の趣旨を説明したが、更に、上述したすべて
の潤滑剤塗布手段8について、供給動作を行う動作時間
を少なくすることで、供給量を少なくすることが可能で
ある。そしてこれら潤滑剤塗布手段の動作タイミングと
しては、常時行うものでもよいし、像間時に行ったり、
プリント動作の前シーケンスや後シーケンス時に行った
り、マシン電源投入時の立ち上げシーケンスに行うよう
にすることができる。またプリント枚数をカウントして
間欠的に行う、あるいは、画像形成装置のおかれた環境
などを検知して行うようにすることも可能である。
【0045】上に述べた実施例においては、潤滑剤塗布
手段8が、クリーニング手段5と帯電手段3の間に配置
されているが、感光体2に直接塗布することが可能であ
れば特に場所は限定されない。例えば、クリーニング手
段5内に設けたブラシが潤滑剤塗布手段8を兼用するよ
うな形式をとることも可能である。
【0046】なお、画像形成装置は、ネットワークに接
続されていても単独でも、また複写機、プリンタ、ファ
クシミリやこれらの複合機でもよく、更に、像担持体は
電子写真方式でも静電記録方式のためのものでもよい。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように本発明画像形成装
置によれば、部品共通化の目的で各画像形成ユニットの
潤滑剤塗布手段に同じものを用いた場合においても、塗
布条件を各段において変え、各像担持体の総離型性を均
一にすることが可能である。また各潤滑剤塗布手段の潤
滑剤に同一のものを使用した場合においても、各像担持
体の総離型性を均一にすることが可能である。これによ
り各画像形成ユニットからのトナー像の転写性が均一と
なり、画像品質を良好にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に共通する、タンデムプロセス
式の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成ユニット1の一つ(マゼンタ
(M)のもの)を拡大してその構成を示した断面図であ
る。
【図3】最終的に感光体に供給される潤滑剤の総供給量
と総離型性を示した表である。ここで、表(a)は本発
明実施例と比較される比較例(従来のもの)、表(b)
は本発明の実施例にかかるものを示す。
【図4】ステアリン酸金属塩の粉体を感光体表面に塗布
した時の、純水に対する接触角を示すグラフである。
【図5】第2の実施例の画像形成ユニット1の構成を示
す断面図である。
【図6】第3の実施例の画像形成ユニット1の構成を示
す断面図である。
【図7】第4の実施例の画像形成ユニット1の構成を示
す断面図である。
【図8】第5の実施例の画像形成ユニット1の横成を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 画像形成ユニット 2 感光体 3 帯電手段 4 現像手段 5 クリーニング手段 6 クリーニングブレード 7 廃トナー容器 8 潤滑剤塗布手段 9 潤滑剤部 10 潤滑剤塗布部 11 中間転写ベルト 12 1次転写手段 13 2次転写手段 14 被転写材 15 クリーニングブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10N 50:08 C10N 50:08 Fターム(参考) 2H030 AB02 AD03 BB41 2H034 AA07 BC07 BD07 BF07 4H104 BB03A BB17A CD02A FA02 FA03 PA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、 上記像担持体にトナー像を形成するための像形成手段
    と、 上記像担持体に潤滑剤を塗布するための潤滑剤塗布手段
    と、を有する複数の画像形成ユニットと、 上記像担持体のそれぞれに形成されたトナー像が転写さ
    れてこれを保持する転写体と、を備えた画像形成装置に
    おいて、 上記潤滑剤塗布手段のそれぞれは、上記像担持体のそれ
    ぞれに潤滑剤を塗布するための塗布条件が異なっている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像形成装置にお
    いて、 上記塗布条件は、上記潤滑剤塗布手段によって塗布され
    るそれぞれの潤滑剤の種類、粒径、又は物性によって異
    ならしめられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された画像形成装置にお
    いて、 上記画像形成ユニットのそれぞれの潤滑剤塗布手段で塗
    布されるそれぞれの潤滑剤は、上記転写体の移動方向の
    下流側に行くに従って、水に対する接触角が小さい値を
    持つものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載された画像形成装置にお
    いて、 上記画像形成ユニットのそれぞれの潤滑剤塗布手段で塗
    布されるそれぞれの潤滑剤の塗布量は、上記転写体の移
    動方向の下流側に行くに従って少なくされていること、
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載された画像
    形成装置において、 上記潤滑剤塗布手段は、回転式、固定式、または振りか
    け式の潤滑剤塗布手段であり、ブラシ、ローラ、又はブ
    レードによって、あるいは固形の潤滑剤を像担持体に押
    し当てることによって、塗布を行うものであること、を
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項2に記載された画像
    形成装置において、 上記塗布条件は、上記潤滑剤塗布手段の回転数、圧接
    力、振動数、又は動作時間によって異ならしめられてい
    ることを特徴とする画像形成装置。
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