JP2007198285A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】過給器を備える内燃機関の破損や故障を防止する。
【解決手段】エンジンシステム10において、ECU100は、エンジン200を保護するためのエンジン保護処理を実行する。エンジン保護処理ではスロットル開度Thrが決定される。この際、スロットル開度Thrは、機関回転数Neの一部領域において最大開度マップによって規定される最大スロットル開度Thrmaxによって制限される。最大スロットル開度Thrmaxに制限された状態において、シリンダ201内に吸入される吸気量を規定するインマニ圧Pinが基準値Pinmaxと異なる場合、その状態に応じてスロットル開度Thrが補正される。また、最大スロットル開度Thrmaxを規定する最大開度マップの更新が必要であると判別された場合には、最大スロットル開度Thrmaxが補正され、最大開度マップが更新される。
【選択図】図2
【解決手段】エンジンシステム10において、ECU100は、エンジン200を保護するためのエンジン保護処理を実行する。エンジン保護処理ではスロットル開度Thrが決定される。この際、スロットル開度Thrは、機関回転数Neの一部領域において最大開度マップによって規定される最大スロットル開度Thrmaxによって制限される。最大スロットル開度Thrmaxに制限された状態において、シリンダ201内に吸入される吸気量を規定するインマニ圧Pinが基準値Pinmaxと異なる場合、その状態に応じてスロットル開度Thrが補正される。また、最大スロットル開度Thrmaxを規定する最大開度マップの更新が必要であると判別された場合には、最大スロットル開度Thrmaxが補正され、最大開度マップが更新される。
【選択図】図2
Description
本発明は、過給器を備える内燃機関において、例えば吸気量を適正に制御するための、内燃機関の制御装置の技術分野に関する。
この種の装置として、過給圧を制限値以下にするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された内燃機関の過給圧制御装置(以下、「従来の技術」と称する)によれば、過給圧が制限値を超えた場合に、スロットル開度を減少側に補正して排気流量を減少させることによって過給圧を制限値以下に制御することが可能であるとされている。
尚、目標過給圧を超えるオーバーシュートが発生した場合、スロットル開度を小さくする技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、目標過給圧を超えるオーバーシュートが発生した場合、スロットル開度を小さくしたり、吸気弁リフト量を減少させたりする技術も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
従来の技術によれば、過給圧が制限値を超えたことをもってスロットル開度が減少側に補正されるため、実際に過給圧が制限値以下に制御されるまでの期間は、過給圧が制限値を超えた状態が継続することとなる。過給圧が制限値を超えた状態が継続した場合、吸入空気量が制限値を超えることとなり、許容される以上の燃焼が生じて内燃機関の機能が低下しかねない。即ち、従来の技術には、過給器を備えることによってかえって内燃機関の性能低下を招きかねないという技術的な問題点がある。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、過給器を備える内燃機関を効率的且つ効果的に動作させることが可能な内燃機関の制御装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る内燃機関の制御装置は、過給器及び気筒内に吸入される吸気量を制限する制限手段を備えた内燃機関を制御する内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関における第1運転条件に応じて前記制限手段の目標制御量を特定する目標制御量特定手段と、前記制御量が前記目標制御量となるように前記制限手段を制御する制御手段と、前記内燃機関における第2運転条件に応じて、前記吸気量を規定する指標値を所定種類の基準値以下に維持するものとして規定される前記制御量の上限値を設定する上限値設定手段とを具備し、前記制御手段は、前記目標制御量が前記上限値よりも大きい場合に、前記制御量が前記上限値に制限されるように前記制限手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る内燃機関の制御装置によれば、その動作時には、上限値設定手段によって設定された上限値によって制限手段の制御量が制限されるため、内燃機関を構成する各部の破損等が防止され、内燃機関を効率的且つ効果的に動作させることが可能となる。
本発明に係る内燃機関の制御装置の一の態様では、前記上限値設定手段は、前記目標制御量が前記上限値に制限された場合に前記指標値が(i)前記基準値又は(ii)前記基準値を含む所定範囲内の値となるように前記上限値を設定する。
この態様によれば、指標値が基準値又は基準値を含む所定範囲内の値となるように上限値が設定されるので、内燃機関を効率的且つ効果的に動作させることが可能となる。
本発明に係る内燃機関の制御装置の他の態様では、前記制限手段は、スロットルバルブ、吸気又は排気バルブタイミング可変手段、吸気又は排気バルブリフト量可変手段及びエアバイパスバルブのうち少なくとも一つを含み、前記制御量は、前記少なくとも一つ各々に対応するスロットルバルブ開度、吸気又は排気バルブタイミング、吸気又は排気バルブリフト量及びエアバイパスバルブ開度のうち少なくとも一つを含む。
この態様によれば、比較的簡便に吸気量を制限することが可能となる。
本発明に係る内燃機関の制御装置の他の態様では、前記指標値は、前記過給器の過給圧、前記内燃機関における吸気マニホールド圧、前記吸気量及び前記過給器におけるタービン回転数のうち少なくとも一つを含む。
この態様によれば、吸気量と比較的高い相関関係にあるこれらの値に基づいて制御量の上限値が設定されるため、内燃機関を効率的且つ効果的に動作させることが可能となる。
本発明に係る内燃機関の制御装置の他の態様では、前記上限値と前記第2運転条件との対応関係を所定種類のデータとして記憶する記憶手段を更に具備し、前記上限値設定手段は、前記データに基づいて前記上限値を設定する。
この態様によれば、記憶手段を備えるため、比較的簡便に上限値を設定することが可能となる。
尚、この態様では、前記指標値を特定する特定手段と、前記制御量が前記上限値に制限され且つ前記特定された指標値が(i)前記基準値と異なるか又は(ii)前記基準値を含む所定範囲外となる場合に前記制御量を補正する補正手段を更に具備してもよい。
この場合、補正手段の作用によって、制御量を最適化することが可能となり、内燃機関を効率的且つ効果的に動作させることが可能となる。
尚、補正手段を備える態様では更に、前記制御量が補正された場合に、補正内容に基づいて前記データを更新する更新手段を更に具備してもよい。
この場合、更新手段の作用によって、記憶されたデータが更新されるため、補正内容を効果的に反映させることが可能となる。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施形態から明らかにされる。
<実施形態>
以下、適宜図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
以下、適宜図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
<実施形態の構成>
始めに、図1を参照して、本発明の一実施形態に係るエンジンシステム10の構成について説明する。ここに、図1は、エンジンシステム10の模式図である。
始めに、図1を参照して、本発明の一実施形態に係るエンジンシステム10の構成について説明する。ここに、図1は、エンジンシステム10の模式図である。
図1において、エンジンシステム10は、ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)100及びエンジン200を備える。
ECU100は、図示せぬCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備え、エンジン200の動作を制御すると共に、本発明に係る「内燃機関の制御装置」の一例として機能するように構成されている。
エンジン200は、不図示の車両の動力源たるガソリンエンジンであり、本発明に係る「内燃機関」の一例である。以下に、エンジン200の要部構成について、その動作の一部を交えて説明する。
尚、本発明に係る「内燃機関」とは、燃料の燃焼を動力に変換する機関を包括する概念であり、例えば、軽油を燃料とするディーゼルエンジン等であってもよい。
エンジン200は、シリンダブロック内にシリンダ201が4本直列に配置されてなる直列4気筒エンジンである。エンジン200は、各シリンダ内部において空気と燃料との混合気が燃焼するに際して生じる不図示のピストンの往復運動を、コネクティングロッド及びクランクシャフト(いずれも不図示)を介して回転運動に変換することが可能に構成されている。
シリンダ201内の燃焼室には、吸気マニホールド202を介して供給される空気と、吸気マニホールド202に連通する不図示の吸気ポートにおいて不図示のインジェクタから噴射供給される燃料との混合気が、二個の吸気バルブ203を介して吸入される。この際、係る混合気は、吸気バルブ203の開弁時に燃焼室内へ供給される構成となっている。
燃焼室内部では、燃焼行程において点火プラグ205による点火動作により混合気が燃焼する。燃焼済みの混合気は、不図示の排気ポートに連通する二個の排気バルブ206の開弁時に、排気として係る排気ポートに排出される。係る排気は、排気ポートに連通する排気マニホールド208を介して、過給器209に供給される。
過給器209は、タービン209a及びコンプレッサ209bを備えた、本発明に係る「過給器」の一例である。排気マニホールド209を介して供給される排気の一部は、タービン209aに流入し、タービン209aを回転させる。このタービン209aの回転は、タービン209aと同軸に構成されたコンプレッサ209bへ伝達され、コンプレッサ209bを作動させる動力となる。尚、タービン209aの回転速度(時間当たりの回転数)は、回転センサ210によって常に検出されており、回転センサ210と電気的に接続されたECU100によって常に把握される構成となっている。また、タービン209aに流入しない排気は、排気管211及び触媒装置212等を順次介して車両外等へ排気される。
コンプレッサ209bは、吸気管213に接続されている。吸気管213には、外部から吸入された空気を浄化するためのエアクリーナ214が設置されており、エアクリーナ214によって浄化された空気が、タービン209aの回転に伴って作動するコンプレッサ209bによってインタークーラ216に大気圧以上の過給圧で圧送される構成となっている。インタークーラ216では更にこの圧送された空気が冷却され、吸入効率が高められる。吸気管213は、前述の吸気マニホールド202に連通しており、インタークーラ216を通過した吸入空気は、スロットルバルブ218を介して吸気マニホールド202へ供給される。吸気マニホールド202には、吸気マニホールド内の圧力(以下、適宜「インマニ圧」と称する)を検出するためのインマニ圧センサ220が設置されており、ECU100と電気的に接続されている。従って、インマニ圧センサ220によって検出されたインマニ圧は、常にECU100によって把握される構成となっている。
尚、吸気管214には、吸入空気の質量流量を検出するエアフローメータ215及び過給器209の過給圧を検出する過給圧センサ217が設置されている。エアフローメータ215及び過給圧センサ217によって検出された吸気量及び過給圧は、夫々エアフローメータ215及び過給圧センサ217と電気的に接続されたECU100によって常に把握される構成となっている。
スロットルバルブ218は、電子制御式のバルブであり、その開閉動作が不図示のスロットルバルブモータによって制御されるように構成された、本発明に係る「制限手段」の一例である。スロットルバルブモータは、ECU100と電気的に接続されており、その駆動力がECU100によって制御されている。ECU100は、不図示のアクセルペダルの開度(以降、適宜「アクセル開度」と称する)や車速或いは内燃機関の機関回転数等に応じてスロットルバルブモータを駆動制御し、スロットルバルブ218の開閉状態を制御することが可能に構成されている。尚、スロットルバルブ218は、アクセルペダルと機械的に連結されていないため、ECU100は、運転者のアクセルペダル操作とは無関係にスロットルバルブ218の開閉状態を制御することが可能である。また、スロットルバルブ218の開度は、スロットル開度センサ219によって検出されており、スロットル開度センサ219と電気的に接続されたECU100によって常に把握される構成となっている。
吸気バルブ203は、吸気カムシャフト221に連結された吸気カム204によってその開閉動作が制御される。吸気カムシャフト221は、不図示のシリンダヘッド上に回転可能且つ軸方向に平行移動可能に支持されている。
吸気カムシャフト221の一方端には、不図示の吸気側タイミングスプロケットを備えた回転位相差可変アクチュエータ222が設けられている。この吸気側タイミングスプロケットは、不図示のタイミングチェーンを介してクランクシャフト側のスプロケットに連結されており、クランクシャフトの回転がタイミングチェーンを介して伝達される構成となっている。従って、吸気側タイミングスプロケットは、クランクシャフトの回転に同期して回転するようになっている。回転位相差アクチュエータ222は、吸気カムシャフト221を、クランクシャフトに対し進角又は遅角させることによって回転位相差を制御することが可能に構成されたアクチュエータであり、例えば吸気カムシャフト221をクランクシャフトに対し進角させるように回転位相差が設定された場合には、吸気バルブ203の開閉タイミングは相対的に進角、即ち早くなる。回転位相差可変アクチュエータ222は、ECU100と電気的に接続されており、ECU100の制御に従って係る回転位相差が制御される構成となっている。
吸気カムシャフト221の他方端には、リフト量可変アクチュエータ223が設置されており、ECU100と電気的に接続されることにより、ECU100に制御される構成となっている。リフト量可変アクチュエータ223は、吸気カムシャフト221をそのシャフト方向(即ち、図示左右方向)に移動させることが可能に構成されたアクチュエータである。ここで、吸気カム204は、係るシャフト方向にカムプロフィールが連続的に変化する三次元的な形状を有しており、リフト量可変アクチュエータ223によって吸気カムシャフト221がシャフト方向に移動された場合、連続的に変化するカムプロフィールによって吸気バルブ203のリフト量が連続的に変化するようになっている。吸気バルブ203のリフト量が連続的に変化するとは即ち、吸気バルブ203の作用角が連続的に変化することを意味する。例えば、吸気バルブ203の作用角が相対的に大きくなる方向に吸気カムシャフト221が移動された場合、吸気バルブ203の開弁タイミングが早くなり、同時に閉弁タイミングが遅くなって開弁期間が相対的に長くなる。従って、燃焼室内に導かれる吸気量は相対的に多くなる。
排気バルブ206は、排気カムシャフト224に連結された排気カム207によってその開閉動作が制御される。排気カムシャフト224は、不図示のシリンダヘッド上に回転可能且つ軸方向に平行移動可能に支持されている。
排気カムシャフト224の一方端には、不図示の排気側タイミングスプロケットを備えた回転位相差可変アクチュエータ225が設けられている。この排気側タイミングスプロケットは、不図示のタイミングチェーンを介してクランクシャフト側のスプロケットに連結されており、クランクシャフトの回転がタイミングチェーンを介して伝達される構成となっている。従って、排気側タイミングスプロケットは、クランクシャフトの回転に同期して回転するようになっている。回転位相差アクチュエータ225は、排気カムシャフト224を、クランクシャフトに対し進角又は遅角させることによって回転位相差を制御することが可能に構成されたアクチュエータであり、例えば排気カムシャフト224をクランクシャフトに対し進角させるように回転位相差が設定された場合には、排気バルブ206の開閉タイミングは相対的に進角、即ち早くなる。回転位相差可変アクチュエータ225は、ECU100と電気的に接続されており、ECU100の制御に従って係る回転位相差が制御される構成となっている。
排気カムシャフト224の他方端には、リフト量可変アクチュエータ226が設置されており、ECU100と電気的に接続されることにより、ECU100に制御される構成となっている。リフト量可変アクチュエータ226は、排気カムシャフト224をそのシャフト方向(即ち、図示左右方向)に移動させることが可能に構成されたアクチュエータである。ここで、排気カム207は、係るシャフト方向にカムプロフィールが連続的に変化する三次元的な形状を有しており、リフト量可変アクチュエータ226によって排気カムシャフト224がシャフト方向に移動された場合、連続的に変化するカムプロフィールによって排気バルブ206のリフト量が連続的に変化するようになっている。排気バルブ206のリフト量が連続的に変化するとは即ち、排気バルブ206の作用角が連続的に変化することを意味する。例えば、排気バルブ206の作用角が相対的に大きくなる方向に排気カムシャフト224が移動された場合、排気バルブ206の開弁タイミングが早くなり、同時に閉弁タイミングが遅くなって開弁期間が相対的に長くなる。
尚、回転位相差可変アクチュエータ222及び225は、夫々本発明に係る「吸気バルブタイミング可変手段」及び「排気バルブタイミング可変手段」の一例であり、リフト量可変アクチュエータ223及び226は、夫々本発明に係る「吸気バルブリフト量可変手段」及び「排気バルブリフト量可変手段」の一例である。即ち、これらは全て、本発明に係る「制限手段」の一例である。
<実施形態の動作>
上記構成の下、エンジン200では、過給器209の作用によって、大気圧以上の過給圧を得ることができ、自然吸気エンジンと比較して高出力を得ることが可能である。然るに、その一方で、過給器209が過過給状態或いは過回転状態になると、シリンダ201内に吸入される吸気量が過剰となり、燃焼行程における爆発力によってシリンダ201に破損等が発生しかねない。また、過給器209におけるタービン209aが過回転状態になると、タービン209a自体の破損又は故障が発生しかねない。即ち、過給器209が備わることによって、かえってエンジン200の動作が阻害される懸念がある。そこで、本実施形態に係るエンジンシステム10では、ECU100がROMに格納されるプログラムに従ってエンジン保護処理を実行することにより、シリンダ201の破損或いは過給器209の破損等エンジン200の故障を防止し、エンジン200を効率的且つ効果的に動作させることが可能となっている。
上記構成の下、エンジン200では、過給器209の作用によって、大気圧以上の過給圧を得ることができ、自然吸気エンジンと比較して高出力を得ることが可能である。然るに、その一方で、過給器209が過過給状態或いは過回転状態になると、シリンダ201内に吸入される吸気量が過剰となり、燃焼行程における爆発力によってシリンダ201に破損等が発生しかねない。また、過給器209におけるタービン209aが過回転状態になると、タービン209a自体の破損又は故障が発生しかねない。即ち、過給器209が備わることによって、かえってエンジン200の動作が阻害される懸念がある。そこで、本実施形態に係るエンジンシステム10では、ECU100がROMに格納されるプログラムに従ってエンジン保護処理を実行することにより、シリンダ201の破損或いは過給器209の破損等エンジン200の故障を防止し、エンジン200を効率的且つ効果的に動作させることが可能となっている。
ここで、図2を参照して、エンジン保護処理の詳細について説明する。ここに、図2は、エンジン保護処理のフローチャートである。
図2において、ECU100は、目標スロットル開度Thra(即ち、本発明に係る「目標制御量」の一例)を決定する(ステップA10)。ECU100は、目標スロットル開度Thraを決定するにあたり、車両の車速及びアクセル開度(即ち、本発明に係る「第1運転条件」の一例)に基づいてエンジン200に要求される要求出力を特定する。更に、ECU100は、要求出力に基づいて要求トルクを特定し、エンジン200の機関回転数Ne及び係る要求トルクから目標スロットル開度Thraを決定する。
尚、本発明に係る「特定する」とは、何らかの検出手段等を介して直接的又は間接的に物理的数値として検出することや、何らかのパラメータから予め設定されたアルゴリズム又は算出式等に基づいて導出することを含み、更には、単に電気信号や電気的なデータとして取得することをも包括する概念である。従って、目標スロットル開度Thraを決定する態様は、本実施形態の態様に限定されず自由であってよい。また、本発明に係る「第1運転条件」とは、最終的に目標スロットル開度Thraを決定することが可能な限りにおいて何ら限定されない。
目標スロットル開度Thraを取得すると、ECU100は、目標スロットル開度Thraが、予め設定される最大スロットル開度Thrmax以上であるか否かを判別する(ステップA11)。最大スロットル開度Thrmaxは、本発明に係る「制御量の上限値」の一例である。
本実施形態において、最大スロットル開度Thrmaxは、ECU100のROMに予め最大開度マップ(即ち、本発明に係る「所定種類のデータ」の一例)として記憶されている。即ち、ECU100のROMは、本発明に係る「記憶手段」の一例として機能するように構成されている。尚、本実施形態に係るエンジン保護処理において、ECU100は、係る最大開度マップを適宜書き換えることが可能となるように、最大開度マップをROMから書き換え可能なRAMへと読み出すものとする。従って、エンジン200の動作中は、係るRAM上で展開される最大開度マップに基づいて最大開度Thrmaxが設定される。
ここで、図3を参照して、係る最大開度マップの詳細について説明する。ここに、図3は、最大開度マップの模式図である。
図3において、最大開度マップは、縦軸及び横軸に夫々最大スロットル開度Thrmax及び機関回転数Ne(即ち、本発明に係る「第2運転条件」の一例)を表してなる二次元マップである。尚、本発明に係る「所定種類のデータ」とは、第2運転条件と制御量との対応関係を表すデータである限りにおいてその形態やデータ種類等は限定されない。即ち、必ずしも本実施形態に係る最大開度マップとして係る対応関係が記憶されておらずともよい。また、本発明に係る第2運転条件及び第1運転条件は、少なくとも一部が相互に重複していてもよい。
図3において、エンジン200の最大開度Thrmaxは、機関回転数Ne2以下の回転領域(図示領域A及び領域B)ではWOT(Wide Open Throttle)に設定されており、スロットルバルブ218の物理的な最大開度と等しい値となっている。一方、機関回転数Ne2よりも高回転の領域である図示領域Cでは、最大開度ThrmaxはWOTよりも小さく、機関回転数Neに応じて減少する値として設定されている。
他方、目標スロットル開度Thraは、必ずしも機関回転数Neに応じて一義的に定まるものではないが、図3において便宜的に機関回転数Ne1(Ne1<Ne2)よりも高回転の領域(図示領域B及び領域C)ではWOTに設定されるものとする。その場合、図示領域Aにおいて目標スロットル開度Thraは最大スロットル開度Thrmax未満の値となり、図示領域Bでは、目標開度Thraが最大開度Thrmaxに等しくなり、また図示領域Cでは、目標スロットル開度Thraが最大スロットル開度Thrmaxよりも大きくなって、スロットル開度Thrが最大スロットル開度Thrmaxによって制限されることとなる。即ち、この場合、図示領域Cにおいて、本発明に係る「制御量が上限値によって制限された」状態となる。
ここで、本実施形態において、最大スロットル開度Thrmaxは、スロットル開度Thrが最大スロットル開度Thrmaxによって制限された場合に、インマニ圧センサ220によって検出されるインマニ圧Pin(即ち、本発明に係る「吸気量を規定する指標値」の一例)がROMに格納された基準値Pinmax(即ち、本発明に係る「所定種類の基準値」の一例)となるように設定されている。
尚、本発明に係る「吸気量を規定する指標値」とは、シリンダ201内に吸入される吸気量と直接的又は間接的な相関を有する要素の値を包括する概念であり、本実施形態に係るインマニ圧Pinに限定されない。例えば、このような指標値は、過給圧センサ212によって検出される過給圧、エアフローメータ215によって検出される吸入空気量、或いは回転センサ210によって検出されるタービン209aの回転数等であってもよい。いずれにしても、機関回転数Neの上昇に伴って上昇する値である。
本発明に係る「基準値」とは、シリンダ201内に吸入される吸気量を、少なくとも過大な燃焼圧によるエンジン200の破損又は故障等を生じさせない程度に抑制し得る指標値の値を包括する概念である。尚、係る基準値は、指標値として何を採用するかによって適宜異なる。尚、例えば指標値の一つとしてタービン回転数が採用される場合、シリンダ201内に吸入される吸気量に留まらず、タービン回転数自体が過給器209の状態を表し得るため、過給器209の破損等も効果的に防止することが可能となる。また、基準値とは、このようなエンジン200に故障等発生させない限界点を規定する値であってもよいし、より安全性を高める目的から係る限界点を規定する値に対し一定又は不定量の或いは一定割合又は不定割合のマージンを減じた値であってもよい。これら基準値の値は、予め実験的に、経験的に或いはシミュレーション等に基づいて適切な値に設定されていてもよい。
尚、本発明に係る基準値とは、予めROM等の記憶手段に記憶されておらずともよい。この場合、例えばECU100が、エンジン200の各種運転条件等に応じてその都度個別具体的に基準値を算出或いは導出してもよい。即ち、基準値とは、例えば機関回転数Ne等エンジン200の運転条件に対し必ずしも一定の値でなくてもよい。この場合、基準値が最大スロットル開度Thrmaxと対応関係にある値であることに鑑みれば、最大スロットル開度Thrmaxも、最大開度マップ等として必ずしも記述されている必要はなく、エンジン200の運転条件に応じてその都度個別具体的に設定されてよい。
図2に戻り、目標スロットル開度Thraが最大スロットル開度Thrmax未満である場合(ステップA11:NO)、ECU100は、スロットル開度Thrを目標スロットル開度Thraに設定し(ステップA13)、処理をステップA10に戻して一連の処理を繰り返す。
一方、目標スロットル開度Thraが最大スロットル開度Thrmax以上である場合(ステップA11:YES)、ECU100は、スロットル開度Thrを最大スロットル開度Thrmaxに設定する(ステップA12)。更に、ECU100は、スロットル開度Thrが最大スロットル開度Thrmaxに設定された状態で、インマニ圧Pinが前述した基準値Pinmaxであるか否かを判別する(ステップA14)。インマニ圧PinがPinmaxである場合(ステップA14:YES)、ECU100は、基準値Pinmaxの概念に鑑み、エンジン200に破損或いは故障が発生する可能性が低いものとして、処理をステップA10に戻し、一連の処理を繰り返す。
一方で、インマニ圧PinがPinmaxではない場合(ステップA14:NO)、ECU100は、スロットル開度Thrの補正が必要であるか否かを判別する(ステップA15)。ここで、インマニ圧PinがPinmaxではない状態には、インマニ圧Pinが基準値Pinmaxを超えている状態と、インマニ圧Pinが基準値Pinmax未満である状態の二種類考えられる。
インマニ圧Pinが基準値Pinmaxを超えている場合、基準値Pinmaxの概念に鑑み、ECU100は、エンジン200に何らかの故障が発生する可能性が相対的に高くなったと判断し、スロットル開度Thrの補正が必要であると判別する(ステップA15:YES)。また、インマニ圧Pinが基準値Pinmax未満である場合、図3における領域Cのように最大スロットル開度ThrmaxがWOT未満である領域と、領域Bのように、最大スロットル開度ThrmaxがWOTである状態とで判断が異なる。即ち、前者のように、最大スロットル開度ThrmaxがWOT未満であることによって実際のスロットル開度Thrが最大スロットル開度Thrmaxに制限されているにもかかわらずインマニ圧Pinが基準値Pinmax未満である状態とは、例えば、最大スロットル開度Thrmaxの設定が適切でないか或いは車両を取り巻く環境条件等に適応していない等の状態が考えられ、より具体的に言えば実際のスロットル開度Thrをより増加させることが可能な状態と言える。従って、このような場合、ECU100は、スロットル開度Thrの補正が必要であると判別する(ステップA15:YES)。
一方で、スロットル開度ThrがWOTである場合には、物理的にスロットル開度Thrはこれ以上増加し得ないから、スロットル開度Thrの補正は必要ないと判別され(ステップA15:NO)、処理はステップA10に移行する。尚、スロットル開度Thrの補正が必要であるかの判断基準は、予め実験的に、経験的に或いはシミュレーション等に基づいて、エンジン200を効率的且つ効果的に動作させ得るように与えられていてもよいし、またエンジン200の性能、仕様又は動作環境等を考慮して個別具体的に与えられていてもよい。
ステップA15に係る処理においてスロットル開度Thrの補正が必要であると判別された場合、ECU2100は、スロットル開度Thrを補正する(ステップA16)。この際、スロットル開度Thrの補正は、最大スロットル開度Thrmax(即ち、その時点におけるスロットル開度Thrと等価)に、予めインマニ圧Pinと基準値Pinmaxとの差分に応じて設定された補正係数を乗じることによって実行される。尚、補正の態様は何ら限定されず、例えば、最大スロットル開度Thrmaxに対し一定量又は不定量の或いは一定割合又は不定割合のオフセットを付与することによって補正が実行されてもよい。また、車両の環境条件、例えば、外気温や湿度等に応じて補正がなされてもよい。例えば、最大開度マップが対応する環境条件に対する変化分に相当する補正係数を乗じたり、或いは環境条件の変化分に相当する変化量を増減させたりすることによって補正がなされてもよい。
スロットル開度Thrの補正が実行されると、ECU100は、最大開度マップの更新が必要であるか否かを判別する(ステップA17)。例えば、刻々と変化する環境条件等に応じて適宜最大開度マップを更新すると、ECU100の処理負荷が増大し、また最大開度マップの信頼性低下を招きかねない。このような場合には、敢えて最大開度マップの更新を行うことなく、スロットル開度Thrの補正のみ実行してもよい。一方で、最大スロットル開度Thrmaxの設定値が明らかに小さい又は小さいと判断、推定又は推測し得る場合には、最大スロットル開度Thrmaxの値を更新した方がよい。このような最大開度マップを更新するか否かについての判断基準は、予め実験的に、経験的に或いはシミュレーション等に基づいて、最終的にエンジン200を効率的且つ効果的に動作させ得るように設定されていてもよい。またエンジン200の性能、仕様又は動作環境等を考慮して個別具体的に与えられていてもよい。
最大開度マップの更新が必要であると判別された場合(ステップA17:YES)、ECU100は、最大スロットル開度Thrmaxを補正する(ステップA18)。この際、ステップA16に係る処理において設定されたスロットル開度Thrが、新たに最大スロットル開度Thrmaxとして採用され、最大開度マップが更新される。尚、最大スロットル開度Thrmaxの補正態様はこれに限定されない。最大スロットル開度Thrmaxが補正され、最大開度マップが更新されると、ECU100は、処理をステップA10に移行し、一連の処理が繰り返される。
以上説明したように、本実施形態に係るエンジン保護処理によれば、予めスロットル開度Thrに上限値たる最大スロットル開度Thrmaxが設けられ、且つ最大スロットル開度Thrmaxは、係る最大スロットル開度Thrmaxによってスロットル開度Thrが制限された場合に、エンジン200の吸気量を規定する各種指標値が、指標値毎に設けられた基準値となるように設定されている。従って、エンジン200における破損や故障等の不具合の発生が防止される。また、最大スロットル開度Thrmaxは、例えばインマニ圧Pin等本発明に係る各種指標値と基準値との比較に基づいて補正又は更新が可能であり、車両又はエンジン200の環境条件等を常に反映させることが可能となっている。従って、エンジン200の性能を前述した不具合を招かない範囲で最適化することが可能となっている。即ち、本実施形態に係るエンジンシステム10によれば、エンジン200を効率的且つ効果的に動作させることが可能となるのである。
尚、本実施形態では、吸気量を制限する手段としてスロットルバルブ218が例示されているが、既に述べたように、係る手段としては、回転位相差可変アクチュエータ222及び225又はリフト量可変アクチュエータ223及び226を利用することもできる。この際、上述した説明におけるスロットル開度Thrに代替される制御量として、吸気及び排気バルブタイミング又は吸気及び排気バルブリフト量等が採用されてもよい。例えば、排気バルブタイミングを相対的に進角制御した場合、比較的高温(即ち、高圧)の排気がタービン209aに供給されるため、タービン209aの回転が促進される。従って、シリンダ201内に吸入される吸気量をエンジン保護の観点から減少させる場合には、逆に排気バルブタイミングを遅角制御すればよく、このように制御量として排気バルブタイミングが採用された場合であっても、上述したスロットルバルブ開度Thrと同等の効果が奏される。
尚、最大スロットル開度Thrmaxが適宜更新可能であることに鑑みれば、最大スロットル開度の初期値を、より小さい値に設定しておくことも可能である。ここで、このような本発明の変形例に係る最大開度マップついて、図4を参照して説明する。ここに、図4は、最大開度マップの他の模式図である。尚、同図において、図3と重複する箇所には同一の符合を付してその説明を適宜省略することとする。
図4において、最大スロットル開度Thrmaxは、初期値として機関回転数全域でThr1(Thr1<WOT)に設定されている。この場合、上述したエンジン保護処理の過程において、例えば機関回転数Neの全領域(或いは全領域に近い広範囲の領域)でスロットル開度Thrが最大スロットル開度Thrmaxに制限されることとなる。然るに、最大スロットル開度Thrmaxが低く設定されていることに鑑みれば、インマニ圧Pin等の指標値は、必然的に基準値Pinmaxよりも小さくなる(即ち、スロットル開度Thrが最大スロットル開度Thrmaxによって制限された場合に、指標値が基準値以下となる状態)から、図2ステップA15及びステップA17に係る処理によって、スロットル開度Thr及び最大スロットル開度Thrmaxが補正され得る(図示破線矢印参照)。従って、結局、適当な時間経過の後には、最大開度マップは、図3に例示するものと同等なものに変更され得る。尚、このように最大スロットル開度Thrmaxを予め十分に小さい値にしておくことにより、エンジン200に破損や故障等が発生する確率は一層低くなるため、よりエンジン200の安全性を高めることが可能となり好適である。
尚、図1には不図示であるが、エンジンシステム10には、過給器209のタービン209aに流入する排気量を可変に制御するための、ウェストゲートバルブ(即ち、本発明に係る「エアバイパスバルブ」の一例)等が備わっていてもよい。この場合、ウェストゲートバルブの開度を例えばアクチュエータ等を介してアクティブに制御することによって過給器209の過給圧を可変に制御し得るため、上記実施形態におけるスロットル開度Thrに代替させることも可能である。但し、ウェストゲートバルブの開度は、スロットル開度Thrと比較すれば吸気量に対する感度が低い(即ち、吸気量に反映されるのに要する時間が長い)から、スロットル開度Thrに代替させる場合には、スロットル開度Thrと比較してマージンを多く設定するのが好適である。尚、スロットル開度Thr等と同等の制御量として使用せずとも、エンジン200にはウェストゲートバルブが備わっていてよい。この場合、過給器209のフェールセーフ手段として或いはスロットルバルブ218が故障した場合にその機能を代替し得るものとして利用されてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う内燃機関の制御装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
10…エンジンシステム、100…ECU、200…エンジン、201…シリンダ、202…吸気マニホールド、209…過給器、218…スロットルバルブ、220…インマニ圧センサ。
Claims (7)
- 過給器及び気筒内に吸入される吸気量を制限する制限手段を備えた内燃機関を制御する内燃機関の制御装置であって、
前記内燃機関における第1運転条件に応じて前記制限手段の目標制御量を特定する目標制御量特定手段と、
前記制御量が前記目標制御量となるように前記制限手段を制御する制御手段と、
前記内燃機関における第2運転条件に応じて、前記吸気量を規定する指標値を所定種類の基準値以下に維持するものとして規定される前記制御量の上限値を設定する上限値設定手段と
を具備し、
前記制御手段は、前記目標制御量が前記上限値よりも大きい場合に、前記制御量が前記上限値に制限されるように前記制限手段を制御する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記上限値設定手段は、前記目標制御量が前記上限値に制限された場合に前記指標値が(i)前記基準値又は(ii)前記基準値を含む所定範囲内の値となるように前記上限値を設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記制限手段は、スロットルバルブ、吸気又は排気バルブタイミング可変手段、吸気又は排気バルブリフト量可変手段及びエアバイパスバルブのうち少なくとも一つを含み、
前記制御量は、前記少なくとも一つ各々に対応するスロットルバルブ開度、吸気又は排気バルブタイミング、吸気又は排気バルブリフト量及びエアバイパスバルブ開度のうち少なくとも一つを含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記指標値は、前記過給器の過給圧、前記内燃機関における吸気マニホールド圧、前記吸気量及び前記過給器におけるタービン回転数のうち少なくとも一つを含む
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記上限値と前記第2運転条件との対応関係を所定種類のデータとして記憶する記憶手段を更に具備し、
前記上限値設定手段は、前記データに基づいて前記上限値を設定する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記指標値を特定する特定手段と、
前記制御量が前記上限値に制限され且つ前記特定された指標値が(i)前記基準値と異なるか又は(ii)前記基準値を含む所定範囲外となる場合に前記制御量を補正する補正手段を更に具備する
ことを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記制御量が補正された場合に、補正内容に基づいて前記データを更新する更新手段を更に具備する
ことを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006018882A JP2007198285A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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2006
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