JP2007198269A - 密閉圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】低騒音で高効率の密閉型圧縮機を提供する。
【解決手段】本密閉型圧縮機は圧縮機構部4を駆動する電動機部2の積層された電磁鋼鈑16を密着保持するクランプ部材18を外周面に複数有し、このクランプ部材18を介して固定子9を密閉ケース6内周面に固着する。
【選択図】 図2
【解決手段】本密閉型圧縮機は圧縮機構部4を駆動する電動機部2の積層された電磁鋼鈑16を密着保持するクランプ部材18を外周面に複数有し、このクランプ部材18を介して固定子9を密閉ケース6内周面に固着する。
【選択図】 図2
Description
本発明は密閉型圧縮機に係り、特に圧縮機構部を回転駆動する電動機部の密閉ケース内周面への固着構造を改良した密閉型圧縮機に関する。
空気調和機、冷凍機器あるいは冷蔵機器に用いられる密閉型圧縮機は、密閉ケース内に圧縮機構部を回転駆動し固定子と回転子からなる電動機部を収容してなり、固定子の固定子鉄心が密閉ケース内に圧入され固定される。
電動機部には誘導電動機あるいはDCモータを用いるが、DCモータの場合、回転子は略円径の所定の形状に打抜かれた電磁鋼板を複数枚積層し、カシメ等で一体化しており、その積層された電磁鋼板内に永久磁石としてフェライト磁石や希土類磁石を複数個埋設している。
しかしながら、密閉型圧縮機に用いられる電動機部としてのDCモータは、通常の誘導モータに比べ、固定子の磁気吸引力が大きく、磁気吸引力による固定子のティース部(歯状部分)の加振が大きくなり、そのティース部の振動が密閉容器に伝達され、圧縮機の騒音が大きくなる。
この騒音を低減させる目的で、電動機部の固定子の外径を密閉容器の内径よりも小さくし、密閉容器と固定子とを減衰特性のあるリング状の別部材を用いて固定しており、この別部材の材質を減衰性のある材料にしたり、また、その形状の減衰性を高めた密閉型圧縮機が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載の密閉型圧縮機は、電磁鋼板を複数枚積層しカシメで一体化されており、加工歪みが発生し、鉄損が増加する、さらに、リング状の別部材を密閉容器と固定子鉄心間に水平方向に延びるように配して介在させるため、固定子の外周に垂直方向に形成されるガス通路を塞ぐことになり、全体のガス流路が減じられて圧縮ガスの流速が増大し、これに伴い、吐油量が多くなり、潤滑に支障をきたし、圧縮機の信頼性を損なう問題がある。
特開2005−133584号公報
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、低騒音で高効率の密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る密閉型圧縮機は、密閉ケース内に圧縮機構部と、この圧縮機構部を駆動し固定子と回転子からなる電動機部を収容しかつ、前記固定子を前記密閉ケース内周面に固着する密閉型圧縮機において、前記固定子の固定子鉄心は積層された電磁鋼鈑を密着保持するクランプ部材を外周面に複数有し、このクランプ部材を介して前記固定子を密閉ケース内周面に固着したことを特徴とする。
本発明に係る密閉型圧縮機によれば、低騒音で高効率の密閉型圧縮機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る密閉型圧縮機について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る密閉型圧縮機の縦断面図であり、図2はその横断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る密閉型圧縮機1は、縦型であり、上部に設けられた電動機部2と、この電動機部2の下部に設けられ、回転シャフト3を介して駆動されるロータリ式圧縮機構4からなる圧縮機本体5が密閉ケース6内に収容されてなる。
電動機部2は端子板7aが設けられ、給電端子7bに連なる巻線8を備えた固定子9と、この固定子9内に収容され、永久磁石10が埋め込まれた回転子11とから構成され、回転シャフト3は、ロータリ式圧縮機構4のメインベアリング12とサブベアリング13により回転自在に支持される。
メインベアリング12とサブベアリング13はシリンダ14を両側から挟むようにして設けられ、締付ボルト15等の固定具で一体に組み立てられる。
ロータリ式圧縮機構4の密閉ケース6への固定は、シリンダ14を密閉ケース6にアークスポット溶接することにより行われる。また、固定子9の密閉ケース6への固定は、固定子鉄心17の外周に沿って垂直方向に延び、固定子鉄心17を構成する多数枚の電磁鋼鈑16をクランプする複数のクランプ部材18を介して、密閉ケース6に圧入あるいは焼嵌により固着することで行われる。
すなわち、固定子鉄心17は密閉ケース6の内径よりも小さな略多角形状の電磁鋼鈑16を積層され、図3に示すように、各々平行状態で垂直方向に延び、電磁鋼鈑16の外周に周方向に離間して設けられた複数のクランプ部材18によりクランプされて形成される。上記クランプ部材18は制振鋼鈑を用いて形成され、断面形状が略細長コ字状をなし、固定子鉄心17の外周面に面する中央部にはクランプ時、電磁鋼鈑16と離間するように逃げ部19が設けられている。
このように、固定子9をクランプ部材18を介して密閉ケース6に固着するようにしたので、固定子の振動が密閉ケース6へ直接伝達されず、騒音が低減する。特に、クランプ部材18を制振鋼鈑を用いて形成したので、より大きな騒音低減効果が得られる。
また、クランプ部材18により電磁鋼鈑16を一体化して固定子鉄心17を構成するので、電磁鋼板を複数枚積層しカシメで一体化するのとは異なり、加工歪みがなく、固定子9の鉄損を減少することができ、モータ効率が向上する。
さらに、クランプ部材18に逃げ部19を設けることにより、電磁鋼鈑16とクランプ部材18との接触部が減少し、モータ効率が向上する。
また、上記のように固定子9を周方向に離間した複数のクランプ部材18を介して密閉ケース6に固着することにより、密閉ケース6の内周面と固定子9の外周面間には、ガス流路20をなす空間が形成される。これにより、クランプ部材18によってガス通路を塞ぐことがなく、ガス流速を速めて吐油量を増加させることがなく、潤滑不良をなくして、圧縮機の信頼性を向上させることができる。
なお、密閉ケース6の板厚は3mm以上であるのが好ましい。これにより、騒音低減効果が大きくなる。
なお、上記クランプ部材は、図4(a)に示すような端部18aが内方に鋭角に傾斜する断面略細長コ字状のクランプ部材18を用いて、図4(b)に示すように、スプリングバックを利用して電磁鋼鈑16をクランプし、固定子鉄心17を形成するようにしてもよい。これにより、密閉ケース6への焼嵌あるいは圧入の力を固定子9の積層方向の圧縮力に変え、固定子9の平面方向の圧縮応力を減少させて、電磁鋼鈑16の変形を抑制して、モータ効率が向上する。
上記実施形態の密閉型圧縮機によれば、低騒音で高効率の密閉型圧縮機が実現される。
1…密閉型圧縮機、2…電動機部、3…回転シャフト、4…ロータリ式圧縮機構、5…圧縮機本体、9…固定子、11…回転子、14…シリンダ、16…電磁鋼鈑、17…固定子鉄心、18…クランプ部材、19…逃げ部、20…ガス流路。
Claims (2)
- 密閉ケース内に圧縮機構部と、この圧縮機構部を駆動し固定子と回転子からなる電動機部を収容しかつ、前記固定子を前記密閉ケース内周面に固着する密閉型圧縮機において、前記固定子の固定子鉄心は積層された電磁鋼鈑を密着保持するクランプ部材を外周面に周方向に離間して複数有し、このクランプ部材を介して前記固定子を密閉ケース内周面に固着したことを特徴とする密閉型圧縮機。
- 前記クランプ部材の固定子鉄心の外周面に面する側に、固定子鉄心から離間する逃げ部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006018404A JP2007198269A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | 密閉圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006018404A JP2007198269A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | 密閉圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007198269A true JP2007198269A (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=38453113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006018404A Pending JP2007198269A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | 密閉圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007198269A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012050063A1 (ja) * | 2010-10-14 | 2012-04-19 | カルソニックカンセイ株式会社 | 電動圧縮機 |
-
2006
- 2006-01-27 JP JP2006018404A patent/JP2007198269A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012050063A1 (ja) * | 2010-10-14 | 2012-04-19 | カルソニックカンセイ株式会社 | 電動圧縮機 |
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