JP2007196489A - 複層筆記ボード - Google Patents
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Abstract
【課題】何人も簡単に黒板面の実質的な交換作業を低コストにて行うことができる複層筆記ボードを提供することを課題とする。
【解決手段】ベース板5上に下層筆記ボード1を配置し、前記下層筆記ボード1上に、1又は複数の上層筆記ボード2を剥取可能に積層し、最上層の筆記ボードを剥取することによりその下に現われる筆記ボードを使用可能にした。前記各筆記ボードは、互いに磁着により連結され、あるいは、両面テープ又は易剥離性接着層を介して連結される。前記各筆記ボードは、例えば、黒板又はホワイトボードである。
【選択図】図1
【解決手段】ベース板5上に下層筆記ボード1を配置し、前記下層筆記ボード1上に、1又は複数の上層筆記ボード2を剥取可能に積層し、最上層の筆記ボードを剥取することによりその下に現われる筆記ボードを使用可能にした。前記各筆記ボードは、互いに磁着により連結され、あるいは、両面テープ又は易剥離性接着層を介して連結される。前記各筆記ボードは、例えば、黒板又はホワイトボードである。
【選択図】図1
Description
本発明は、複層筆記ボード、より詳細には、筆記ボードの上に別体の筆記ボードを1又は複数有していて、上側の筆記ボードを取り除いた後、下側の筆記ボードを使用することができる複層筆記ボードに関するものである。
黒板は、学校等において毎日のように使用されるものであり、表面の磨耗は不可避である。そのため、一定の間隔(例えば、8〜10年)でメンテナンスが必要となる。
そのメンテナンス方法としては、黒板全体を取り替える方法、黒板面を再塗装する方法、既設の黒板の上に新たな黒板を貼り付ける方法等が考えられる。
このうち、黒板面の再塗装や既設の黒板上に新たな黒板を貼り付ける方法の場合には、作業を現場で行わなければならないために手間とコストがかかり、また、施工時に接着剤を使用するため、ホルムアルデヒドや有機溶剤特有の臭気が発生し、教室等の空気が長期に亘って汚染されるおそれがある。そのため、これらの方法には限界があり、最終的には黒板自体を取り替えざるを得ないことになる。
黒板自体を取替える際には、古い黒板を取外し、新たな黒板を当該黒板設置場所に搬入する必要があるが、学校等で用いる黒板は大きく、黒板面が鋼製等でその裏に地板、裏桟等が存するためにかなり重いものとなり、搬送や設置作業が容易ではないという問題がある。
そこで、その作業を容易にすべく、可撓性を有するシート状の永久磁石を黒板地板に取り付け、このシート状永久磁石に対して、表面に黒板面が形成された鋼板のみから成る表面部材を磁着させ、黒板から表面部材のみを分離可能にした黒板が提唱されている(実用新案登録第2587586号)。
この表面部材のみを交換可能にする方法の場合は、交換作業に際し、その場に予め表面部材を用意しておかなければならず、また、剥離した表面部材自体の別途利用は、考慮されていない
実用新案登録第2587586号公報
本発明は上記事情を背景としてなされたもので、何人も簡単に黒板面の実質的な交換作業を低コストにて行うことができる複層筆記ボードを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、ベース板上に下層筆記ボードを配置し、前記下層筆記ボード上に、1又は複数の上層筆記ボードを剥取可能に積層し、最上層の筆記ボードを剥取することによりその下に現われる筆記ボードを使用可能にしたことを特徴とする複層筆記ボードである。
前記各筆記ボードは、互いに磁着により連結され、あるいは、両面テープ又は易剥離性接着層を介して連結される。
前記各筆記ボードは、例えば、黒板又はホワイトボードである。
本発明に係る複層筆記ボードは上記構成であり、傷んだ上層筆記ボードを引き剥がすだけで、直ちにその下に現われる新しい下層筆記ボードを使用することが可能となり、しかも、当該作業は何人も簡単に行うことができるので、貼替施工に手間がかからず、コストの低減が図れ、引き剥がした上層筆記ボードは、補修後再利用が可能である。
また、施工時に接着剤を用いないため、ホルムアルデヒドや有機溶剤特有の臭気の発生がなく、教室内等の空気を長時間汚すおそれがなく、更に、マグネットシートが緩衝材の役目を果たすため、筆記時に所謂コツコツ音の発生が防止されるという効果がある。
本発明を実施するための最良の形態について、添付図面に依拠して説明する。本発明に係る複層筆記ボードは、ベース板5上に磁性体製下層筆記ボード1を定着し、下層筆記ボード1上に、裏面にマグネットシート3を備えた上層筆記ボード2を1又は複数、マグネットシート3を介して磁着積層し、周縁部を押え縁(図示してない)で押えて成る。ここにいう筆記ボードには、黒板やホワイトボード等が含まれる。
ベース板5は、従来のものと同様、地板6及び裏桟7等を以て構成されるもので、その表面に、下層筆記ボード1が貼着される。下層筆記ボード1は鋼板等の磁性体製で、その表面に黒板としての、あるいは、ホワイトボードとしての塗装が施される。
下層筆記ボード1には、やはり鋼板等の磁性体製で、表面に、黒板とするための、あるいは、ホワイトボードとするための塗装を施した、下層筆記ボード1と同じサイズの上層筆記ボード2が被着される。上層筆記ボード2の裏面には、マグネットシート3が貼着され、上層筆記ボード2は、このマグネットシート3を介して下層筆記ボード1上に磁着される。
本発明に係る複層筆記ボードは、マグネットシート3を介し、通例、下層筆記ボード1上に、マグネットシートを3を介して一層の上層筆記ボード2が積層されるが、更に、マグネットシート3を備えた上層筆記ボード2と同じ構成の上層筆記ボード4を1又は複数枚積層した構成とすることもできる(図2参照)。
なお、通例、各筆記ボード1、2、4上には保護フィルム8が貼られていて、使用に際して剥離するようにされる。
上記実施形態においては、下層筆記ボード1と上層筆記ボード2の連結は、マグネットシート3を介しての磁着によるが、この磁着法に代え、引離し可能な程度に両面テープを用いることにより、あるいは、易剥離性接着層を介することにより連結することも可能である。
本発明に係る複層筆記ボードは、使用当初は、上層にあって下層筆記ボード1を完全に被覆している上層筆記ボード2を筆記に供する(三層以上の場合は最上層の上層筆記ボード4)。上層筆記ボード2への筆記及び払拭は、従来のものと同様にして行う。
上層筆記ボード2は、一般の黒板等と同様に、8〜10年後に貼替え交換の時期となるが、その際は、押え縁を外し、単に下層筆記ボード1上に引き離し可能に配置されている上層筆記ボード2を、マグネットシート3の磁着力に抗し、マグネットシート3ごと下層筆記ボード1から引き剥がし、下層筆記ボード1を剥き出しにする(三層構造の場合は、最上層の上層ボード4を中間の上層ボード2から引き剥がす)。両面テープや易剥離性接着層を介する場合も、同様にする。これにより下層筆記ボード1が現われ、直ちに使用可能となるので、貼替工事に殆ど手間がかからない。
引き剥がした上層筆記ボード2、4は、再塗装等の補修をすることにより再利用が可能となり、再び下層筆記ボード1上に磁着する等して用いることができる。また、他の任意の利用可能な個所に、裏面のマグネットシート3を介して磁着したりして用いることができる。従って、場合によっては、未だ補修の必要のない上層筆記ボード2、4を剥取して、別の場所で使用する使い方も可能である。
このように本発明に係る複層筆記ボードは、傷んだ上層筆記ボード2、4を引き剥がすだけで、直ちにその下の新しい筆記ボードを使用することが可能となり、しかも、当該作業は熟練を要せずに簡単に行うことができるので、貼替施工に手間がかからず、コストの低減が図れ、引き剥がした上層筆記ボード2、4は、補修後再利用が可能である。
また、施工時に接着剤を用いないため、ホルムアルデヒドや有機溶剤特有の臭気の発生がなく、教室内等の空気を長時間汚すおそれがない。更に、マグネットシート3や両面テープ等が緩衝材の役目を果たし、筆記時に所謂コツコツ音の発生が防止されるという特徴もある。
この発明をある程度詳細にその最も好ましい実施形態について説明してきたが、この発明の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は添付請求の範囲において限定した以外はその特定の実施形態に制約されるものではない。
1 下層筆記ボード
2 上層筆記ボード
3 マグネットシート
4 上層筆記ボード
5 ベース板
6 地板
7 裏桟
8 保護フィルム
2 上層筆記ボード
3 マグネットシート
4 上層筆記ボード
5 ベース板
6 地板
7 裏桟
8 保護フィルム
Claims (6)
- ベース板上に下層筆記ボードを配置し、前記下層筆記ボード上に、1又は複数の上層筆記ボードを剥取可能に積層し、最上層の筆記ボードを剥取することによりその下に現われる筆記ボードを使用可能にしたことを特徴とする複層筆記ボード。
- 前記各筆記ボードは互いに磁着により連結されている請求項1に記載の複層筆記ボード。
- 前記各筆記ボードは互いに両面テープを介して連結されている請求項1に記載の複層筆記ボード。
- 前記各筆記ボードは、互いに易剥離性接着層を介して連結されている請求項1に記載の複層筆記ボード。
- 前記各筆記ボードは黒板である請求項1乃至4のいずれかに記載の複層筆記ボード。
- 前記各筆記ボードはホワイトボードである請求項1乃至4のいずれかに記載の複層筆記ボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006016720A JP2007196489A (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | 複層筆記ボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006016720A JP2007196489A (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | 複層筆記ボード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007196489A true JP2007196489A (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=38451573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006016720A Pending JP2007196489A (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | 複層筆記ボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007196489A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010069696A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Sakawa:Kk | 既設筆記ボードの改修・改良方法及び複層ボード |
JP2017024270A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-02-02 | 株式会社セラ−ズ | 吸音性能を有するホワイトボード用面材 |
-
2006
- 2006-01-25 JP JP2006016720A patent/JP2007196489A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010069696A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Sakawa:Kk | 既設筆記ボードの改修・改良方法及び複層ボード |
JP2017024270A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-02-02 | 株式会社セラ−ズ | 吸音性能を有するホワイトボード用面材 |
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