JP2004160934A - 表記又は掲示板及び表記掲示兼用板 - Google Patents
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Abstract
【課題】黒板や白板の如き表記板として、表面板が摩耗や傷付きによって使用不能になった際、表面板のみを取り替えて基板を繰り返し再利用でき、製作ならびに表面板取替えの作業性がよく、作業時に安全衛生上の問題がなく、既存のものにも支障なく適用できるものを提供する。
【解決手段】基板1の片面1a又は両面1a,1bに、両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着された構造とする。
【選択図】 図2
【解決手段】基板1の片面1a又は両面1a,1bに、両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着された構造とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、黒板や白板の如き表記板、掲示板及び表記掲示兼用板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より汎用されている黒板や白板の如き表記板は、公知文献を具体的に例示できないが、例えば厚さ5mm程度の合板等の基板の表面に、厚さ0.3〜0.5mm程度の鋼板からなる表記用表面板を強力な接着剤によって貼着することによって形成されている。しかるに、このような表記板は、長期間の使用に伴う摩耗や傷付きによって表面板が使用できなくなった際、該表面板のみの取り替えが極めて困難であるため、基板が未だ使用可能であっも全体を廃棄し、新品に交換するの一般的であった。従って、この交換のためのコストが高く付く上、資源の無駄遣いとなり、産業廃棄物の増大を招く一因となっている。また、廃棄物処理に際して不燃性廃棄物(表面板)と可燃性廃棄物(基板)とに分別廃棄せねばならず、そのために多大な手間と経費を要するという問題があった。
【0003】
そこで、本発明者は先に、特願2001−78932として、紙等の自己層間で剥離可能なシート部材を用い、このシート部材を介して金属製表面板を基板の表面に貼着した構成とすることにより、前記シート部材の自己層間での剥離によって当該表面板のみを基板から分離可能とし、もって該表面板が使用不能になった際、その表面板のみを取り替えて基板を繰り返し再利用できるようにした黒板(白板、掲示板を含む)を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記提案に係る黒板では、基板を繰り返し再利用できるという利点はあるが、表面板の取り替えの際にシート部材の自己層間で剥離した片側の層が基板側に残ることになり、このシート部材の剥離残層が表面板の取り替えの都度に蓄積して厚みを増すと共に、剥離残層の表面性が悪く、その蓄積に伴って厚みの不均一性が拡大するため、表面板の取替回数つまり基板の再利用回数が自ずと制限されるという難点があった。また、この黒板では、シート部材と表面板及び基板とを接着剤にて貼着することから、その接着剤の塗布に手間を要すると共に乾燥硬化に時間がかかる上、教室や会議室等の室内での現場施工ならびに表面板の取替作業を行う際、接着剤の溶剤揮散による安全衛生上の問題を生じる懸念があった。
【0005】
本発明は、上述の情況に鑑み、黒板や白板の如き表記板、掲示板及び表記掲示兼用板として、表面板が摩耗や傷付きによって使用不能になった際、該表面板のみを取り替えて基板を繰り返し再利用できる上、その再利用回数に制約を受けず、しかも製作ならびに表面板取替えの作業性がよいと共に、この作業時に安全衛生上の問題がなく、また既存のものにも支障なく適用できるものを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る表記板は、図面の参照符号を付して示せば、基板1の片面(表面1a)又は両面(表面1a,裏面1b)に、両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されてなる構成としている。
【0007】
そして、請求項2の発明は、上記請求項1の表記板において、基板1の表面1aに、両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されると共に、該基板1の裏面1bに、両面粘着シート2を介して金属製裏面板4が貼着されてなる構成としている。
【0008】
また、請求項3の発明に係る掲示板は、基板1の片面(表面1a)又は両面(表面1a,裏面1b)に両面粘着シート2を介してパンチングメタル5が貼着されてなる構成としている。
【0009】
更に、請求項4の発明に係る表記掲示兼用板は、基板1の一面(表面1a)にに両面粘着シート2を介してパンチングメタル5が貼着されると共に、該基板1の他面(裏面1b)に、両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されてなる構成としている。
【0010】
しかして、請求項5の発明は、上記請求項1〜4のいずれかにおいて、前記両面粘着シート2は、両面2a,2bの粘着力に差を有し、粘着力が弱い方の面2bを基板側に貼着してなるものとしている。
【0011】
また、請求項6の発明は、上記請求項5において、前記両面粘着シート2の両面2a,2bの粘着力の比が10:3〜7の範囲にあるものとしている。
【0012】
更に、請求項7の発明は、上記請求項1〜6のいずれかにおいて、前記両面粘着シート2は、帯状の複数枚(帯状粘着シート2A〜2C)が相互の側縁間に小間隔tを置いて平行配置する状態で貼着されてなる構成としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第一実施例に係る大型の黒板Aを学校の教室の壁Wに設置した状態を示す斜視図、図2はその黒板Aの縦断側面図である。
【0014】
この黒板Aは、例えば長さが8000mm、高さ(上下幅)が1350mmといった大型のものであり、図2に示すように、基板1の表面1aに、厚さ0.1〜0.25mm程度の両面粘着シート2を介して、厚さ0.3〜0.6mm程度の塗装鋼板又はホウロウ鋼板からなる表記用金属製表面板3が貼着されている。また、基板1は、厚さが例えば5mm程度のベニヤ合板やパーティクルボード等の木材によって形成された板体10の裏面側に、周枠11aを有する木製の台枠11が接着又は釘打ちによって固着一体化されたものであり、アングル形の取付金具6a,6bによって教室の壁面W上に取り付け固定されている。なお、7a及び7bは黒板Aの上側縁部及び左右両縁部に沿って取り付けられたアルミ製縁枠又は木製縁枠、8は取付金具6bを利用して黒板Aの下側縁部に沿って取り付けられたアルミ製又は木製の粉受けである。
【0015】
基板1の表面1aに両面粘着シート2を介して前記表面板3を貼着するには、まず該表面板3の裏面側に予め両面粘着シート2を貼着しておく。このとき、両面粘着シート2として図3に示すように片面2bに剥離紙22が貼着されたものを用い、表面板3には該剥離紙22を有する状態で貼着する。なお、粘着シート2は概して黒板Aの上下幅より小さい幅のロールとして供給されるため、通常は帯状の複数枚を平行に貼着して表面板3の裏面側の略全体を覆うことになるが、この際に例えば図4に示すように、帯状シート2A〜2Cの相互間に10〜30mm程度の小間隔tを空けると共に、表面板3の周縁部にも同程度の幅で両面粘着シート2のない空き領域sを設けるのがよい。
【0016】
かくして両面粘着シート2を貼着した表面板3は、その全体をロール状に巻いた形で施工現場へ搬入し、図5に示すように、該粘着シート2の剥離紙22を剥離しつつ基板1の表面1a上に展開すると共に、圧着ローラーR又は手作業にて押圧することにより、該基板1に貼着一体化させる。
【0017】
上記構成の黒板Aでは、長期間使用されている内に表面板3が摩耗したり、該表面板3に傷が付いたりすることにより、表記機能や外観等から取替えが必要になった際、表面板3のみを新品と交換すればよく、損傷のない基板1は縁枠7a,7b及び粉受け8を含めて繰り返し使用可能であるから、それだけ材料及び資源の節約と産業廃棄物の節減に貢献できる。すなわち、表面板3は両面粘着シート2を介して基板1に貼着されているため、縁枠7a,7b及び粉受け8を取り外せば、図6に示すように基板1から容易に引き剥がすことができ、この引き剥がした古い表面板3に代え、新しい表面板3を前記最初の施工時と同様にして両面粘着シート2を介して基板1の表面1aに貼着すればよい。
【0018】
しかして、上記表面板3の交換に際して基板1は壁面W上に取り付け固定したままでよい上、新しい表面板3を両面粘着シート2によって簡単に貼着できるから、その交換作業を短時間で非常に容易に行え、もって交換に要するコストを低く抑えることができる。しかも、古い表面板3を引き剥がす際に両面粘着シート2を一体に離脱させることによって基板1の表面が平滑になるため、表面板3の交換を繰り返しても新たな該表面板3の表記面は常に定位置で凹凸や傾斜のないものとなり、もって表面板3の取替回数つまり基板の再利用回数に制約を受けない。また、この黒板Aでは、表面板3と基板1との接着に溶液型の接着剤を使用しないため、教室や会議室等の室内での現場施工ならびに表面板3の取替作業を行う際、接着剤使用時のような乾燥硬化のための時間を要さず、それだけ施工能率が向上する上、溶剤揮散による安全衛生上の問題を生じる懸念もない。更に、基板1が寿命に至って全体を廃棄する場合でも、金属製表面板3と木質の基板1とを引き剥がして簡単に分離できるから、産業廃棄物としての分別処理や再資源化が容易になる。
【0019】
両面粘着シート2としては、図3に示すように、不織布や合成樹脂発泡体等からなる基材20の両面側に含浸又は塗着による感圧接着層21a,21bを設けたものが一般的に使用されるが、両面2a,2bの粘着力は略同等でもよいが、特に粘着力に差を有するものが好適である。すなわち、図3の構成において剥離紙22側の面2bよりも反対側の面2aの粘着力が強い両面粘着シート2を用い、その粘着力が強い面2aを表面板3側に、粘着力が弱い面2bを基板1側に貼着することにより、傷んだ古い表面板3を新品との交換のために前記のように引き剥がす際、自然に粘着力の弱い面2b側が剥離界面となり、当該両面粘着シート2が表面板3側に一体化して剥がれることになるから、基板1の表面1aに両面粘着シート2が残る所謂糊残りを確実に防止できる。
【0020】
しかして、このように両面の粘着力に差のある両面粘着シート2としては、両面2a,2bの粘着力の比が10:3〜7の範囲にあるものが好適であり、両面の粘着力の差が小さ過ぎては前記の表面板3の引き剥がし時に基板1側への糊残りを生じ易くなり、逆に該粘着力の差が大き過ぎては表面板3の基板1に対する貼着強度を充分に確保しにくくなる。なお、両面の粘着力に差のある両面粘着シート2の市販品としては、例えばスリーエム社製のVHX−802(アクリルフォーム−ポリエステルフィルム基材、両面の粘着力比20:13)、大日本インキ化学社製ダイタック#8800DR(不織布基材、両面の粘着力比3:2)あるいは日東電工社製のNo.5000NS等が挙げられる。ただし、表面板3の引き剥がし時に基板1側への糊残りを生じても、粘着剤成分は硬化した接着剤成分に比較して除去容易であるから、両面の粘着力に差のない一般的な両面粘着シートも使用可能である。
【0021】
なお、木製の基板1と表記用金属製表面板3とでは、両者の材質の違いによって温度及び湿度の変化に伴う伸縮率に差があるため、従来のように両者を接着剤にて固着一体化している場合は該伸縮率の差によって歪みが発生し、この歪みによって表面板3に凹凸等の変形を生じる場合があった。しかるに、この黒板Aの構成では、上記歪みが基板1と表面板3との間に介在する両面粘着シート2の部分で吸収されるから、表面板3の上記変形が防止されることになる。
【0022】
特に両面粘着シート2を複数枚の帯状シート2A〜2Cとして用いる場合(図4参照)に、前記のように帯状シート2A〜2Cの相互間に前記の小間隔tを空けておけば、この間隔の拡縮によって上記歪みをより効率よく吸収できるという利点がある。勿論、歪みの生じる恐れのない場合には、特にこのような小間隔tを設ける必要はない。また、表面板3の周縁部つまり基板1との接合面の周縁部にも両面粘着シート2のない空き領域s(図4参照)を設けておけば、更に該空き領域sの拡縮によって上記歪みをより一層吸収し易くなると共に、傷んだ表面板3を基板1から引き剥がす際、該表面板3の周縁が基板1から浮き離れているために指や工具を掛け易く、それだけ引き剥がしが容易になる。
【0023】
図7は、本発明の第二実施例に係る黒板Bを示す。この黒板Bは、基板1が前記第一実施例の黒板Aにおける板体10に対応する一枚板からなり、その表面1aに両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されると共に、裏面1bにカラー鋼板等よりなる金属製裏面板4が両面粘着シート2を介して貼着されており、前記第一実施例と同様に取付金具6a,6bによって教室の壁面W上に取り付け固定されている。なお、図中の9は下縁の縁枠を兼用するアルミ製の粉受けである。
【0024】
この黒板Bでは、前記第一実施例の黒板Aと同様に表面板3が傷んだ際に引き剥がしによって新品と容易に交換でき、その交換回数に制約を受けないことに加え、基板1を裏面板4で補強している構造であるために全体の厚みを薄く設定でき、また基板1に対して該裏面板4を両面粘着シート2を介して容易に貼着できるため、製作施工の作業性が向上するという利点がある。
【0025】
図8は、本発明の第三及び第四実施例に係る黒板C,Dを示す。これらの内、〔イ〕に示す第三実施例の黒板Cは、基板1が二枚の板体10,10とこれらの間に介在する台枠11とを接着又は釘打ちによって固着一体化したものからなり、該基板10の両面1a,1bに、それぞれ両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されており、その全体の周縁に断面コ字形の額縁12が嵌装されている。一方、〔ロ〕に示す第四実施例の黒板Dは、基板1が一枚の板体からなり、その両面1a,1bに、それぞれ両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されており、その全体の周縁に断面コ字形の額縁13が嵌装されている。
【0026】
これら黒板C,Dは、両面表記タイプであり、例えば衝立状の自立する保持枠体に取り付けたり、あるいは移動式の台車に取り付けられ、学校、事務所あるいは家庭等で任意の場所に移動させて両面を黒板として使用できるものであるが、両面の表記用金属製表面板3,3のいずれについても、長期間の使用によって傷んだ場合に、前記第一及び第二実施例の黒板A,Bと同様に傷んだ古い表面板3のみを簡単に引き剥がして容易に新品と取り替えることができ、その交換回数に制約がないと共に、交換作業を短時間で能率よく行える上に溶剤揮散等による安全衛生上の問題も生じないない。
【0027】
なお、これら第三及び第四実施例の黒板C,Dならびに前記第二実施例の黒板Bにおいて、両面粘着シート2の使用による製作の容易性、全体廃棄時の両面粘着シート2を利用した剥離による材料分別性、両面粘着シート2として両面2a,2bの粘着力に差のあるものを用いた場合の作用効果、小間隔t及び空き領域sによる作用効果等は、既述した第一実施例と同様であるため、その説明を省略する。
【0028】
上記第一〜第四実施例では表記板としての黒板を例示したが、本発明は該表記板が白板(ホワイトボード)である場合にも全く同様に適用可能であり、また既存の表記板についても本発明を適用できる。すなわち、既存の表記板については、表面部分が取替え不能ないし取替え困難な構造である黒板や白板の表面が傷んだ場合に、これら黒板や白板の全体を基板として、その表面に両面粘着シートを介して表記用金属製表面板を貼着することにより、本発明構成として容易に再生でき、更に貼着した該表面板が傷んでも、既述のように当該表面板のみを引き剥がして新品と交換することによって繰り返し再生使用が可能となる。
【0029】
図9は、本発明の第五実施例に係る掲示板Eを示す。この掲示板Eは、基板1の表面1aに両面粘着シート2を介してパンチングメタル5が貼着され、その全体の四周にアルミ製縁枠14が嵌装されており、前記第一及び第二実施例の黒板A,Bと同様に取付金具6a,6bによって教室、会議室、事務所、通路等の壁面W上に取り付け固定されている。
【0030】
しかして、基板1は、例えば軟質木材、パーティクルボード、コルク、硬質合成樹脂発泡体、圧縮板紙等の押しピンが刺さり易い柔らかい木質繊維板からなる厚さ10数mm程度の本体15の表面側に、オレフイン系又はポリ塩化ビニル系等の合成樹脂からなる厚さ1〜2mm程度の掲示板用表面材16が接着や融着等によって接合一体化されると共に、背面側にカラートタン等からなる金属製背面板17が接着によって接合一体化されている。また、パンチングメタル5は、表面に着色メラミン樹脂を焼付塗装した鋼板等からなる厚さ0.3〜0.8mm程度の金属板よりなり、図9(ロ)に示すように、例えば、10〜20mm径程度の丸穴5a…が相互間隔3〜5mm程度でチドリに配置している。
【0031】
このような掲示板Eは、掲示物の掲示に際し、パンチングメタル5の丸穴5a…部分に押しピンを刺すことによるピン止めと、パンチングメタル5の磁力吸着性を利用したマグネット片による固定という二通りの止着手段を採用できると共に、丸穴5a…の規則的配列を利用して掲示物の止着姿勢やレイアウトを適正化が容易になるという利点を有するものであるが、パンチングメタル5が両面粘着シート2にて基板1に貼着されていることから、長期間の使用によって該パンチングメタル5が傷んだ際に、前記第一〜第四実施例の黒板A〜Dにおける表記用金属製表面板3と同様に、その古いパンチングメタル5のみを簡単に引き剥がして容易に新品と取り替えることができ、その交換回数に制約がないと共に、交換作業を短時間で能率よく行え、且つ溶剤揮散等による安全衛生上の問題も生じないない。また、当該掲示板Eの製作においても、基板1に対してパンチングメタル5を両面粘着シート2を介して容易に貼着できるため、作業性がよく製作効率が向上する。
【0032】
図10(イ)は本発明の第六実施例に係る両面掲示板F、図10(ロ)は第七実施例に係る表記掲示兼用板Gを示す。しかして、両面掲示板Fは、基板1が前記掲示板Eで用いた本体15の両面に掲示板用表面材16,16を接合一体化したものからなり、この基板1の両面1a,1bにそれぞれ両面粘着シート2を介してパンチングメタル5が貼着されており、その全体の周縁に断面コ字形の額縁18が嵌装されている。一方、表記掲示兼用板Gは、基板1が前記黒板A〜Dで用いた板体10に前記掲示板Eで用いた本体15及び掲示板用表面材16を接合一体化したものからなり、その板体10側の表面1aに両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されると共に、掲示板用表面材16側の表面1bに両面粘着シート2を介してパンチングメタル5が貼着され、その全体の周縁に断面コ字形の額縁18が嵌装されている。
【0033】
これら両面掲示板F及び表記掲示兼用板Gは、前記黒板C,Dと同様に、例えば衝立状の自立する保持枠体に取り付けたり、あるいは移動式の脚体に取り付けられ、学校、事務所あるいは家庭等で任意の場所に移動させ、両面掲示板Fでは両面を押しピン及びマグネット片にて掲示物を止着可能な掲示面として、表記掲示兼用板Gでは一面側を同様の掲示面、他面側を黒板として、それぞれ使用できるものである。しかして、これら両面掲示板F及び表記掲示兼用板Gにあっては、パンチングメタル5や表記用金属製表面板3が長期間の使用によって傷んだ場合に、前記第一〜第五実施例と同様に、これらパンチングメタル5や表記用金属製表面板3のみを簡単に引き剥がして容易に新品と取り替えることができ、その交換回数に制約がないと共に、交換作業を短時間で能率よく行える上に溶剤揮散等による安全衛生上の問題も生じない。
【0034】
なお、パンチングメタル5に両面粘着シート2を貼着する方法としては、パンチングメタル5に丸穴5a…が形成される前に、パンチングメタル用鋼板に予め両面貼着シート2を貼着した状態で、パンチ穴5aを打抜き形成するようにする。これによって、丸穴5aには両面貼着シート2が露出することがなく、該丸穴5aには、図9(イ),(ロ)に示すように、掲示板用表面材16が露出することになるから、両面貼着シート2にゴミや使用者の手が付着することがなく、又、押しピンを掲示板用表面材16に差し込む際に、該ピンに両面貼着シート2の粘着材が付着することもない。
【0035】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、黒板や白板の如き表記板として、基板の片面又は両面に両面粘着シートを介して表記用金属製表面板が貼着された構造であることから、該表面板が摩耗や傷付きによって使用不能になった際、傷んだ該表面板のみを簡単に引き剥がして新品と取り替えることが可能であり、もって基板を繰り返し再利用できる上、表面板を引き剥がした基板表面が平滑になるために再利用回数に制約を受けず、しかも製作ならびに表面板取替えの作業性に極めて優れる共に、この作業時に安全衛生上の問題がなく、また温度や湿度の変化に伴う表記板と基板との伸縮率の差による歪みが両面粘着シートによって吸収される結果、該歪みによる表面板の変形を生じにくく、更に既存のものにも支障なく適用でき、全体を廃棄する際にも表面板と基板とを容易に分離できるから、分別処理及び再資源化に有利なものが提供される。
【0036】
請求項2の発明によれば、上記の表記板において、基板の表面に両面粘着シートを介して表記用金属製表面板が貼着されると共に、該基板の裏面に両面粘着シートを介して金属製裏面板が貼着された構造であることから、製作時に表面板と裏面板を基板に対して簡単に貼着でき、もって高い製作能率が得られ、また全体の廃棄時にも表面板及び裏面板と基板とを容易に分離できる。
【0037】
請求項3の発明によれば、表面にパンチングメタルを備えて掲示物のピン止めとマグネット片による固定を行える掲示板として、該パンチングメタルが両面粘着シートを介して基板に貼着されていることから、該パンチングメタルが傷んだ際、そのパンチングメタルのみを簡単に引き剥がして新品と取り替えることが可能であり、もって基板を繰り返し再利用できる上、再利用回数に制約を受けず、しかも製作ならびにパンチングメタル取替えの作業性に極めて優れる共に、この作業時に安全衛生上の問題がなく、全体を廃棄する際にもパンチングメタルと基板とを容易に分離でき、分別処理及び再資源化に有利なものが提供される。
【0038】
請求項4の発明によれば、−面側にパンチングメタルを備えて掲示物のピン止めとマグネット片による固定を行えると共に、他面側に表記用金属製表面板を備えて黒板や薄板として使用できる表記掲示兼用板として、前記パンチングメタル及び表面板が両面粘着シートを介して基板に貼着されていることから、これらパンチングメタルや表面板が傷んだ際に、それぞれ基板から引き剥がして新品と取り替えることができ、もって基板を繰り返し再利用できる上、再利用回数に制約を受けず、しかも製作ならびに取替えの作業性に極めて優れる共に、この作業時に安全衛生上の問題がなく、全体を廃棄する際にもパンチングメタル及び表面板と基板とを容易に分離でき、分別処理及び再資源化に有利なものが提供される。
【0039】
請求項5の発明によれば、上記の表記板、掲示板、表記掲示兼用板において、両面粘着シートとして両面の粘着力に差を有するものを用い、その粘着力の弱い方の面を基板側に貼着していることから、これらの傷んだ表記用金属製表面板やパンチングメタルを新品と取り替えるために引き剥がす際、両面粘着シートの粘着力の弱い面側が剥離界面となるから、基板の表面に両面粘着シートが残る所謂糊残りを確実に防止でき、もって取り替えの作業性がより向上する。
【0040】
請求項6の発明によれば、上記の両面の粘着力に差を有する両面粘着シートとして、両面の粘着力の比が特定範囲にあるものを使用することから、表記用金属製表面板やパンチングメタルの基板に対する貼着強度を充分に確保して、且つこれらの取替えにおける引き剥がし時の糊残りを確実に防止できる。
【0041】
請求項7の発明によれば、上記の表記板、掲示板、表記掲示兼用板において、両面粘着シートを帯状の複数枚が相互の側縁間に小間隔を置いて平行配置する状態で貼着することから、温度や湿度の変化に伴って表記用金属製表面板やパンチングメタルと基板との伸縮率に差を生じても、この伸縮率に差による歪みが上記小間隔の拡縮によって確実に吸収され、もって表面板やパンチングメタルの変形が確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る黒板の外観を示す斜視図である。
【図2】同黒板の縦断側面図である。
【図3】同黒板に使用する剥離紙付きの両面粘着シートの断面図である。
【図4】同両面粘着シートを貼着した表記用金属製表面板の背面図である。
【図5】同表記用金属製表面板の基板に対する貼着操作を示す縦断側面図である。
【図6】同黒板における傷んだ表記用金属製表面板の基板からの引き剥がし操作を示す斜視図である。
【図7】本発明の第二実施例に係る黒板の縦断側面図である。
【図8】本発明の第三及び第四実施例を示し、(イ)は第三実施例の黒板の縦断側面図、(ロ)は第四実施例の黒板の縦断側面図である。
【図9】本発明の第五実施例を示し、(イ)は第五実施例の掲示板の縦断側面図、(ロ)は同掲示板の表面側要部の拡大正面図である。
【図10】本発明の第六及び第七実施例を示し、(イ)は第六実施例の掲示板の縦断側面図、(ロ)は第七実施例の表記掲示兼用板の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 基板
1a 表面(一面)
1b 裏面(他面)
2 両面粘着シート
2a 面(粘着力が強い方の面)
2b 面(粘着力が弱い方の面)
3 表記用金属製表面板
4 裏面板
5 パンチングメタル
4b シート構成部材
5 金属製の裏面板
A〜D 黒板
E,F 掲示板
G 表記掲示兼用板
W 壁面
t 小間隙
【発明の属する技術分野】
本発明は、黒板や白板の如き表記板、掲示板及び表記掲示兼用板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より汎用されている黒板や白板の如き表記板は、公知文献を具体的に例示できないが、例えば厚さ5mm程度の合板等の基板の表面に、厚さ0.3〜0.5mm程度の鋼板からなる表記用表面板を強力な接着剤によって貼着することによって形成されている。しかるに、このような表記板は、長期間の使用に伴う摩耗や傷付きによって表面板が使用できなくなった際、該表面板のみの取り替えが極めて困難であるため、基板が未だ使用可能であっも全体を廃棄し、新品に交換するの一般的であった。従って、この交換のためのコストが高く付く上、資源の無駄遣いとなり、産業廃棄物の増大を招く一因となっている。また、廃棄物処理に際して不燃性廃棄物(表面板)と可燃性廃棄物(基板)とに分別廃棄せねばならず、そのために多大な手間と経費を要するという問題があった。
【0003】
そこで、本発明者は先に、特願2001−78932として、紙等の自己層間で剥離可能なシート部材を用い、このシート部材を介して金属製表面板を基板の表面に貼着した構成とすることにより、前記シート部材の自己層間での剥離によって当該表面板のみを基板から分離可能とし、もって該表面板が使用不能になった際、その表面板のみを取り替えて基板を繰り返し再利用できるようにした黒板(白板、掲示板を含む)を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記提案に係る黒板では、基板を繰り返し再利用できるという利点はあるが、表面板の取り替えの際にシート部材の自己層間で剥離した片側の層が基板側に残ることになり、このシート部材の剥離残層が表面板の取り替えの都度に蓄積して厚みを増すと共に、剥離残層の表面性が悪く、その蓄積に伴って厚みの不均一性が拡大するため、表面板の取替回数つまり基板の再利用回数が自ずと制限されるという難点があった。また、この黒板では、シート部材と表面板及び基板とを接着剤にて貼着することから、その接着剤の塗布に手間を要すると共に乾燥硬化に時間がかかる上、教室や会議室等の室内での現場施工ならびに表面板の取替作業を行う際、接着剤の溶剤揮散による安全衛生上の問題を生じる懸念があった。
【0005】
本発明は、上述の情況に鑑み、黒板や白板の如き表記板、掲示板及び表記掲示兼用板として、表面板が摩耗や傷付きによって使用不能になった際、該表面板のみを取り替えて基板を繰り返し再利用できる上、その再利用回数に制約を受けず、しかも製作ならびに表面板取替えの作業性がよいと共に、この作業時に安全衛生上の問題がなく、また既存のものにも支障なく適用できるものを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る表記板は、図面の参照符号を付して示せば、基板1の片面(表面1a)又は両面(表面1a,裏面1b)に、両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されてなる構成としている。
【0007】
そして、請求項2の発明は、上記請求項1の表記板において、基板1の表面1aに、両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されると共に、該基板1の裏面1bに、両面粘着シート2を介して金属製裏面板4が貼着されてなる構成としている。
【0008】
また、請求項3の発明に係る掲示板は、基板1の片面(表面1a)又は両面(表面1a,裏面1b)に両面粘着シート2を介してパンチングメタル5が貼着されてなる構成としている。
【0009】
更に、請求項4の発明に係る表記掲示兼用板は、基板1の一面(表面1a)にに両面粘着シート2を介してパンチングメタル5が貼着されると共に、該基板1の他面(裏面1b)に、両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されてなる構成としている。
【0010】
しかして、請求項5の発明は、上記請求項1〜4のいずれかにおいて、前記両面粘着シート2は、両面2a,2bの粘着力に差を有し、粘着力が弱い方の面2bを基板側に貼着してなるものとしている。
【0011】
また、請求項6の発明は、上記請求項5において、前記両面粘着シート2の両面2a,2bの粘着力の比が10:3〜7の範囲にあるものとしている。
【0012】
更に、請求項7の発明は、上記請求項1〜6のいずれかにおいて、前記両面粘着シート2は、帯状の複数枚(帯状粘着シート2A〜2C)が相互の側縁間に小間隔tを置いて平行配置する状態で貼着されてなる構成としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第一実施例に係る大型の黒板Aを学校の教室の壁Wに設置した状態を示す斜視図、図2はその黒板Aの縦断側面図である。
【0014】
この黒板Aは、例えば長さが8000mm、高さ(上下幅)が1350mmといった大型のものであり、図2に示すように、基板1の表面1aに、厚さ0.1〜0.25mm程度の両面粘着シート2を介して、厚さ0.3〜0.6mm程度の塗装鋼板又はホウロウ鋼板からなる表記用金属製表面板3が貼着されている。また、基板1は、厚さが例えば5mm程度のベニヤ合板やパーティクルボード等の木材によって形成された板体10の裏面側に、周枠11aを有する木製の台枠11が接着又は釘打ちによって固着一体化されたものであり、アングル形の取付金具6a,6bによって教室の壁面W上に取り付け固定されている。なお、7a及び7bは黒板Aの上側縁部及び左右両縁部に沿って取り付けられたアルミ製縁枠又は木製縁枠、8は取付金具6bを利用して黒板Aの下側縁部に沿って取り付けられたアルミ製又は木製の粉受けである。
【0015】
基板1の表面1aに両面粘着シート2を介して前記表面板3を貼着するには、まず該表面板3の裏面側に予め両面粘着シート2を貼着しておく。このとき、両面粘着シート2として図3に示すように片面2bに剥離紙22が貼着されたものを用い、表面板3には該剥離紙22を有する状態で貼着する。なお、粘着シート2は概して黒板Aの上下幅より小さい幅のロールとして供給されるため、通常は帯状の複数枚を平行に貼着して表面板3の裏面側の略全体を覆うことになるが、この際に例えば図4に示すように、帯状シート2A〜2Cの相互間に10〜30mm程度の小間隔tを空けると共に、表面板3の周縁部にも同程度の幅で両面粘着シート2のない空き領域sを設けるのがよい。
【0016】
かくして両面粘着シート2を貼着した表面板3は、その全体をロール状に巻いた形で施工現場へ搬入し、図5に示すように、該粘着シート2の剥離紙22を剥離しつつ基板1の表面1a上に展開すると共に、圧着ローラーR又は手作業にて押圧することにより、該基板1に貼着一体化させる。
【0017】
上記構成の黒板Aでは、長期間使用されている内に表面板3が摩耗したり、該表面板3に傷が付いたりすることにより、表記機能や外観等から取替えが必要になった際、表面板3のみを新品と交換すればよく、損傷のない基板1は縁枠7a,7b及び粉受け8を含めて繰り返し使用可能であるから、それだけ材料及び資源の節約と産業廃棄物の節減に貢献できる。すなわち、表面板3は両面粘着シート2を介して基板1に貼着されているため、縁枠7a,7b及び粉受け8を取り外せば、図6に示すように基板1から容易に引き剥がすことができ、この引き剥がした古い表面板3に代え、新しい表面板3を前記最初の施工時と同様にして両面粘着シート2を介して基板1の表面1aに貼着すればよい。
【0018】
しかして、上記表面板3の交換に際して基板1は壁面W上に取り付け固定したままでよい上、新しい表面板3を両面粘着シート2によって簡単に貼着できるから、その交換作業を短時間で非常に容易に行え、もって交換に要するコストを低く抑えることができる。しかも、古い表面板3を引き剥がす際に両面粘着シート2を一体に離脱させることによって基板1の表面が平滑になるため、表面板3の交換を繰り返しても新たな該表面板3の表記面は常に定位置で凹凸や傾斜のないものとなり、もって表面板3の取替回数つまり基板の再利用回数に制約を受けない。また、この黒板Aでは、表面板3と基板1との接着に溶液型の接着剤を使用しないため、教室や会議室等の室内での現場施工ならびに表面板3の取替作業を行う際、接着剤使用時のような乾燥硬化のための時間を要さず、それだけ施工能率が向上する上、溶剤揮散による安全衛生上の問題を生じる懸念もない。更に、基板1が寿命に至って全体を廃棄する場合でも、金属製表面板3と木質の基板1とを引き剥がして簡単に分離できるから、産業廃棄物としての分別処理や再資源化が容易になる。
【0019】
両面粘着シート2としては、図3に示すように、不織布や合成樹脂発泡体等からなる基材20の両面側に含浸又は塗着による感圧接着層21a,21bを設けたものが一般的に使用されるが、両面2a,2bの粘着力は略同等でもよいが、特に粘着力に差を有するものが好適である。すなわち、図3の構成において剥離紙22側の面2bよりも反対側の面2aの粘着力が強い両面粘着シート2を用い、その粘着力が強い面2aを表面板3側に、粘着力が弱い面2bを基板1側に貼着することにより、傷んだ古い表面板3を新品との交換のために前記のように引き剥がす際、自然に粘着力の弱い面2b側が剥離界面となり、当該両面粘着シート2が表面板3側に一体化して剥がれることになるから、基板1の表面1aに両面粘着シート2が残る所謂糊残りを確実に防止できる。
【0020】
しかして、このように両面の粘着力に差のある両面粘着シート2としては、両面2a,2bの粘着力の比が10:3〜7の範囲にあるものが好適であり、両面の粘着力の差が小さ過ぎては前記の表面板3の引き剥がし時に基板1側への糊残りを生じ易くなり、逆に該粘着力の差が大き過ぎては表面板3の基板1に対する貼着強度を充分に確保しにくくなる。なお、両面の粘着力に差のある両面粘着シート2の市販品としては、例えばスリーエム社製のVHX−802(アクリルフォーム−ポリエステルフィルム基材、両面の粘着力比20:13)、大日本インキ化学社製ダイタック#8800DR(不織布基材、両面の粘着力比3:2)あるいは日東電工社製のNo.5000NS等が挙げられる。ただし、表面板3の引き剥がし時に基板1側への糊残りを生じても、粘着剤成分は硬化した接着剤成分に比較して除去容易であるから、両面の粘着力に差のない一般的な両面粘着シートも使用可能である。
【0021】
なお、木製の基板1と表記用金属製表面板3とでは、両者の材質の違いによって温度及び湿度の変化に伴う伸縮率に差があるため、従来のように両者を接着剤にて固着一体化している場合は該伸縮率の差によって歪みが発生し、この歪みによって表面板3に凹凸等の変形を生じる場合があった。しかるに、この黒板Aの構成では、上記歪みが基板1と表面板3との間に介在する両面粘着シート2の部分で吸収されるから、表面板3の上記変形が防止されることになる。
【0022】
特に両面粘着シート2を複数枚の帯状シート2A〜2Cとして用いる場合(図4参照)に、前記のように帯状シート2A〜2Cの相互間に前記の小間隔tを空けておけば、この間隔の拡縮によって上記歪みをより効率よく吸収できるという利点がある。勿論、歪みの生じる恐れのない場合には、特にこのような小間隔tを設ける必要はない。また、表面板3の周縁部つまり基板1との接合面の周縁部にも両面粘着シート2のない空き領域s(図4参照)を設けておけば、更に該空き領域sの拡縮によって上記歪みをより一層吸収し易くなると共に、傷んだ表面板3を基板1から引き剥がす際、該表面板3の周縁が基板1から浮き離れているために指や工具を掛け易く、それだけ引き剥がしが容易になる。
【0023】
図7は、本発明の第二実施例に係る黒板Bを示す。この黒板Bは、基板1が前記第一実施例の黒板Aにおける板体10に対応する一枚板からなり、その表面1aに両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されると共に、裏面1bにカラー鋼板等よりなる金属製裏面板4が両面粘着シート2を介して貼着されており、前記第一実施例と同様に取付金具6a,6bによって教室の壁面W上に取り付け固定されている。なお、図中の9は下縁の縁枠を兼用するアルミ製の粉受けである。
【0024】
この黒板Bでは、前記第一実施例の黒板Aと同様に表面板3が傷んだ際に引き剥がしによって新品と容易に交換でき、その交換回数に制約を受けないことに加え、基板1を裏面板4で補強している構造であるために全体の厚みを薄く設定でき、また基板1に対して該裏面板4を両面粘着シート2を介して容易に貼着できるため、製作施工の作業性が向上するという利点がある。
【0025】
図8は、本発明の第三及び第四実施例に係る黒板C,Dを示す。これらの内、〔イ〕に示す第三実施例の黒板Cは、基板1が二枚の板体10,10とこれらの間に介在する台枠11とを接着又は釘打ちによって固着一体化したものからなり、該基板10の両面1a,1bに、それぞれ両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されており、その全体の周縁に断面コ字形の額縁12が嵌装されている。一方、〔ロ〕に示す第四実施例の黒板Dは、基板1が一枚の板体からなり、その両面1a,1bに、それぞれ両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されており、その全体の周縁に断面コ字形の額縁13が嵌装されている。
【0026】
これら黒板C,Dは、両面表記タイプであり、例えば衝立状の自立する保持枠体に取り付けたり、あるいは移動式の台車に取り付けられ、学校、事務所あるいは家庭等で任意の場所に移動させて両面を黒板として使用できるものであるが、両面の表記用金属製表面板3,3のいずれについても、長期間の使用によって傷んだ場合に、前記第一及び第二実施例の黒板A,Bと同様に傷んだ古い表面板3のみを簡単に引き剥がして容易に新品と取り替えることができ、その交換回数に制約がないと共に、交換作業を短時間で能率よく行える上に溶剤揮散等による安全衛生上の問題も生じないない。
【0027】
なお、これら第三及び第四実施例の黒板C,Dならびに前記第二実施例の黒板Bにおいて、両面粘着シート2の使用による製作の容易性、全体廃棄時の両面粘着シート2を利用した剥離による材料分別性、両面粘着シート2として両面2a,2bの粘着力に差のあるものを用いた場合の作用効果、小間隔t及び空き領域sによる作用効果等は、既述した第一実施例と同様であるため、その説明を省略する。
【0028】
上記第一〜第四実施例では表記板としての黒板を例示したが、本発明は該表記板が白板(ホワイトボード)である場合にも全く同様に適用可能であり、また既存の表記板についても本発明を適用できる。すなわち、既存の表記板については、表面部分が取替え不能ないし取替え困難な構造である黒板や白板の表面が傷んだ場合に、これら黒板や白板の全体を基板として、その表面に両面粘着シートを介して表記用金属製表面板を貼着することにより、本発明構成として容易に再生でき、更に貼着した該表面板が傷んでも、既述のように当該表面板のみを引き剥がして新品と交換することによって繰り返し再生使用が可能となる。
【0029】
図9は、本発明の第五実施例に係る掲示板Eを示す。この掲示板Eは、基板1の表面1aに両面粘着シート2を介してパンチングメタル5が貼着され、その全体の四周にアルミ製縁枠14が嵌装されており、前記第一及び第二実施例の黒板A,Bと同様に取付金具6a,6bによって教室、会議室、事務所、通路等の壁面W上に取り付け固定されている。
【0030】
しかして、基板1は、例えば軟質木材、パーティクルボード、コルク、硬質合成樹脂発泡体、圧縮板紙等の押しピンが刺さり易い柔らかい木質繊維板からなる厚さ10数mm程度の本体15の表面側に、オレフイン系又はポリ塩化ビニル系等の合成樹脂からなる厚さ1〜2mm程度の掲示板用表面材16が接着や融着等によって接合一体化されると共に、背面側にカラートタン等からなる金属製背面板17が接着によって接合一体化されている。また、パンチングメタル5は、表面に着色メラミン樹脂を焼付塗装した鋼板等からなる厚さ0.3〜0.8mm程度の金属板よりなり、図9(ロ)に示すように、例えば、10〜20mm径程度の丸穴5a…が相互間隔3〜5mm程度でチドリに配置している。
【0031】
このような掲示板Eは、掲示物の掲示に際し、パンチングメタル5の丸穴5a…部分に押しピンを刺すことによるピン止めと、パンチングメタル5の磁力吸着性を利用したマグネット片による固定という二通りの止着手段を採用できると共に、丸穴5a…の規則的配列を利用して掲示物の止着姿勢やレイアウトを適正化が容易になるという利点を有するものであるが、パンチングメタル5が両面粘着シート2にて基板1に貼着されていることから、長期間の使用によって該パンチングメタル5が傷んだ際に、前記第一〜第四実施例の黒板A〜Dにおける表記用金属製表面板3と同様に、その古いパンチングメタル5のみを簡単に引き剥がして容易に新品と取り替えることができ、その交換回数に制約がないと共に、交換作業を短時間で能率よく行え、且つ溶剤揮散等による安全衛生上の問題も生じないない。また、当該掲示板Eの製作においても、基板1に対してパンチングメタル5を両面粘着シート2を介して容易に貼着できるため、作業性がよく製作効率が向上する。
【0032】
図10(イ)は本発明の第六実施例に係る両面掲示板F、図10(ロ)は第七実施例に係る表記掲示兼用板Gを示す。しかして、両面掲示板Fは、基板1が前記掲示板Eで用いた本体15の両面に掲示板用表面材16,16を接合一体化したものからなり、この基板1の両面1a,1bにそれぞれ両面粘着シート2を介してパンチングメタル5が貼着されており、その全体の周縁に断面コ字形の額縁18が嵌装されている。一方、表記掲示兼用板Gは、基板1が前記黒板A〜Dで用いた板体10に前記掲示板Eで用いた本体15及び掲示板用表面材16を接合一体化したものからなり、その板体10側の表面1aに両面粘着シート2を介して表記用金属製表面板3が貼着されると共に、掲示板用表面材16側の表面1bに両面粘着シート2を介してパンチングメタル5が貼着され、その全体の周縁に断面コ字形の額縁18が嵌装されている。
【0033】
これら両面掲示板F及び表記掲示兼用板Gは、前記黒板C,Dと同様に、例えば衝立状の自立する保持枠体に取り付けたり、あるいは移動式の脚体に取り付けられ、学校、事務所あるいは家庭等で任意の場所に移動させ、両面掲示板Fでは両面を押しピン及びマグネット片にて掲示物を止着可能な掲示面として、表記掲示兼用板Gでは一面側を同様の掲示面、他面側を黒板として、それぞれ使用できるものである。しかして、これら両面掲示板F及び表記掲示兼用板Gにあっては、パンチングメタル5や表記用金属製表面板3が長期間の使用によって傷んだ場合に、前記第一〜第五実施例と同様に、これらパンチングメタル5や表記用金属製表面板3のみを簡単に引き剥がして容易に新品と取り替えることができ、その交換回数に制約がないと共に、交換作業を短時間で能率よく行える上に溶剤揮散等による安全衛生上の問題も生じない。
【0034】
なお、パンチングメタル5に両面粘着シート2を貼着する方法としては、パンチングメタル5に丸穴5a…が形成される前に、パンチングメタル用鋼板に予め両面貼着シート2を貼着した状態で、パンチ穴5aを打抜き形成するようにする。これによって、丸穴5aには両面貼着シート2が露出することがなく、該丸穴5aには、図9(イ),(ロ)に示すように、掲示板用表面材16が露出することになるから、両面貼着シート2にゴミや使用者の手が付着することがなく、又、押しピンを掲示板用表面材16に差し込む際に、該ピンに両面貼着シート2の粘着材が付着することもない。
【0035】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、黒板や白板の如き表記板として、基板の片面又は両面に両面粘着シートを介して表記用金属製表面板が貼着された構造であることから、該表面板が摩耗や傷付きによって使用不能になった際、傷んだ該表面板のみを簡単に引き剥がして新品と取り替えることが可能であり、もって基板を繰り返し再利用できる上、表面板を引き剥がした基板表面が平滑になるために再利用回数に制約を受けず、しかも製作ならびに表面板取替えの作業性に極めて優れる共に、この作業時に安全衛生上の問題がなく、また温度や湿度の変化に伴う表記板と基板との伸縮率の差による歪みが両面粘着シートによって吸収される結果、該歪みによる表面板の変形を生じにくく、更に既存のものにも支障なく適用でき、全体を廃棄する際にも表面板と基板とを容易に分離できるから、分別処理及び再資源化に有利なものが提供される。
【0036】
請求項2の発明によれば、上記の表記板において、基板の表面に両面粘着シートを介して表記用金属製表面板が貼着されると共に、該基板の裏面に両面粘着シートを介して金属製裏面板が貼着された構造であることから、製作時に表面板と裏面板を基板に対して簡単に貼着でき、もって高い製作能率が得られ、また全体の廃棄時にも表面板及び裏面板と基板とを容易に分離できる。
【0037】
請求項3の発明によれば、表面にパンチングメタルを備えて掲示物のピン止めとマグネット片による固定を行える掲示板として、該パンチングメタルが両面粘着シートを介して基板に貼着されていることから、該パンチングメタルが傷んだ際、そのパンチングメタルのみを簡単に引き剥がして新品と取り替えることが可能であり、もって基板を繰り返し再利用できる上、再利用回数に制約を受けず、しかも製作ならびにパンチングメタル取替えの作業性に極めて優れる共に、この作業時に安全衛生上の問題がなく、全体を廃棄する際にもパンチングメタルと基板とを容易に分離でき、分別処理及び再資源化に有利なものが提供される。
【0038】
請求項4の発明によれば、−面側にパンチングメタルを備えて掲示物のピン止めとマグネット片による固定を行えると共に、他面側に表記用金属製表面板を備えて黒板や薄板として使用できる表記掲示兼用板として、前記パンチングメタル及び表面板が両面粘着シートを介して基板に貼着されていることから、これらパンチングメタルや表面板が傷んだ際に、それぞれ基板から引き剥がして新品と取り替えることができ、もって基板を繰り返し再利用できる上、再利用回数に制約を受けず、しかも製作ならびに取替えの作業性に極めて優れる共に、この作業時に安全衛生上の問題がなく、全体を廃棄する際にもパンチングメタル及び表面板と基板とを容易に分離でき、分別処理及び再資源化に有利なものが提供される。
【0039】
請求項5の発明によれば、上記の表記板、掲示板、表記掲示兼用板において、両面粘着シートとして両面の粘着力に差を有するものを用い、その粘着力の弱い方の面を基板側に貼着していることから、これらの傷んだ表記用金属製表面板やパンチングメタルを新品と取り替えるために引き剥がす際、両面粘着シートの粘着力の弱い面側が剥離界面となるから、基板の表面に両面粘着シートが残る所謂糊残りを確実に防止でき、もって取り替えの作業性がより向上する。
【0040】
請求項6の発明によれば、上記の両面の粘着力に差を有する両面粘着シートとして、両面の粘着力の比が特定範囲にあるものを使用することから、表記用金属製表面板やパンチングメタルの基板に対する貼着強度を充分に確保して、且つこれらの取替えにおける引き剥がし時の糊残りを確実に防止できる。
【0041】
請求項7の発明によれば、上記の表記板、掲示板、表記掲示兼用板において、両面粘着シートを帯状の複数枚が相互の側縁間に小間隔を置いて平行配置する状態で貼着することから、温度や湿度の変化に伴って表記用金属製表面板やパンチングメタルと基板との伸縮率に差を生じても、この伸縮率に差による歪みが上記小間隔の拡縮によって確実に吸収され、もって表面板やパンチングメタルの変形が確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る黒板の外観を示す斜視図である。
【図2】同黒板の縦断側面図である。
【図3】同黒板に使用する剥離紙付きの両面粘着シートの断面図である。
【図4】同両面粘着シートを貼着した表記用金属製表面板の背面図である。
【図5】同表記用金属製表面板の基板に対する貼着操作を示す縦断側面図である。
【図6】同黒板における傷んだ表記用金属製表面板の基板からの引き剥がし操作を示す斜視図である。
【図7】本発明の第二実施例に係る黒板の縦断側面図である。
【図8】本発明の第三及び第四実施例を示し、(イ)は第三実施例の黒板の縦断側面図、(ロ)は第四実施例の黒板の縦断側面図である。
【図9】本発明の第五実施例を示し、(イ)は第五実施例の掲示板の縦断側面図、(ロ)は同掲示板の表面側要部の拡大正面図である。
【図10】本発明の第六及び第七実施例を示し、(イ)は第六実施例の掲示板の縦断側面図、(ロ)は第七実施例の表記掲示兼用板の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 基板
1a 表面(一面)
1b 裏面(他面)
2 両面粘着シート
2a 面(粘着力が強い方の面)
2b 面(粘着力が弱い方の面)
3 表記用金属製表面板
4 裏面板
5 パンチングメタル
4b シート構成部材
5 金属製の裏面板
A〜D 黒板
E,F 掲示板
G 表記掲示兼用板
W 壁面
t 小間隙
Claims (7)
- 基板の片面又は両面に、両面粘着シートを介して表記用金属製表面板が貼着されてなる表記板。
- 基板の表面に、両面粘着シートを介して表記用金属製表面板が貼着されると共に、該基板の裏面に、両面粘着シートを介して金属製裏面板が貼着されてなる表記板。
- 基板の片面又は両面に、両面粘着シートを介してパンチングメタルが貼着されてなる掲示板。
- 基板の一面側に両面粘着シートを介してパンチングメタルが貼着されると共に、該基板の他面側に、両面粘着シートを介して表記用金属製表面板が貼着されてなる表記掲示兼用板。
- 前記請求項1〜4のいずれかにおいて、前記両面粘着シートは、両面の粘着力に差を有し、粘着力が弱い方の面を基板側に貼着してなる。
- 前記請求項5において、前記両面粘着シートの両面の粘着力の比が10:3〜7の範囲にある。
- 前記請求項1〜6のいずれかにおいて、前記両面粘着シートは、帯状の複数枚が相互の側縁間に小間隔を置いて平行配置する状態で貼着されてなる。
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