JP3206276U - ホワイトボード - Google Patents

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Abstract

【課題】1枚で複数の用途に使用できるホワイトボードを提供する。【解決手段】基板と記載用フィルムとが分離していることを特徴とする。構成としては、基板1と、基板1上に着脱可能に載置された記載用フィルム3と、基板1及び記載用フィルム3の1辺又は2辺を重ねて束ねる1又は2のストッパー2とを有し、記載用フィルム3はホワイトボード用マーカーにより消去可能に記入することができる透明または半透明の領域を有する。使用に際しては、基板1と記載用フィルム3の間に特定の印刷済用紙4を挟み込み、基板1・印刷済用紙4・記載用フィルム3の1辺又は2辺をストッパー2で束ね、記載用フィルム3に文字等を記入又は消去することにより、印刷済用紙4に対応した記入を可能とする。【選択図】図2

Description

本考案は、表面の記載用フィルムの差し替えができるホワイトボードに関する。
現在市販の、繰り返し書き消しができるホワイトボードは、スチール製、アルミ製又は樹脂製の基板の表面をホーロー加工したり、フィルムを貼りつけたりしたもので、表面を剥がして差し替えることができない。このため、一定の使用目的に合わせてボード表面に印刷が施されたものは、用途が限定されてしまう。例えば、日付が印刷されたボードは予定表として、また、算数の九九が印刷されているものは九九の学習用にしか使用することができない。
また、近年、ノート型の携帯用ホワイトボードが市販されているが、その構造は紙上にポリオレフィン系フィルムを貼りつけたもの、またはニスを印刷したものを複数束にしたもので、固定用のボードと同様、印刷加工した場合には、決まった用途にしか使用することができない。
上述したように、現在市販されているホワイトボードは、固定用、携帯用ともに、ボード表面が基板と一体となっているため、用途を決めて印刷されたものは、その用途にしか使用できず、複数の用途にホワイトボードを使用する場合には、用途の数だけボードが必要となり、ボードの数が増えてしまうという問題があった。
上述の問題に鑑み、本考案においては、1枚で複数の用途に使用できるホワイトボードを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案に係るホワイトボードは、基板と、前記基板上に着脱可能に載置された記載用フィルムと、前記基板及び前記記載用フィルムの1辺又は2辺を重ねて束ねる1又は2のストッパーとを有し、前記記載用フィルムはホワイトボード用マーカーにより消去可能に記入することができる透明または半透明の領域を有することを特徴とする。
使用に際しては、前記基板と前記記載用フィルムの間に特定の印刷済シートを挟み込み、前記基板・前記印刷済用紙・前記記載用フィルムの1辺又は2辺をストッパーで束ね、前記記載用フィルムに文字等を記入又は消去することにより、前記印刷済シートに対応した記入を可能とする。
記載用フィルムと印刷済シートを替えることにより、前記印刷済シートに対応する記入が可能となるため、目的ごとに複数のホワイトボードを揃える必要がなくなる。これにより、ホワイトボードの購入費用とボードの載置及び保管に要するスペースの削減が可能となる。
課題ごとに印刷済シートを交換し、記載用フィルムに書き消しができるため、工場、会社、病院、家庭等で、無駄に紙を使用せずに図面、工程表、予定表等の差し替え等が可能となる。特に学習塾や学校等の教育機関では、計算や筆記の繰り返し練習が容易になるほか、教師は各教科の指導において、記載用フィルムのみを収集しチェックすればよいので、効率的な教授が実現する。
本実施形態のホワイトボードの部品構成を示す斜視図である。 本実施形態のホワイトボードの使用例を示す斜視図である。 本実施形態のホワイトボードに使用する印刷済シートの例である。
本実施形態のホワイトボードについて図を用いて説明する。
本ホワイトボードは、図1に示すように、基板1、ストッパー2及び記載用フィルム3によって構成される。本実施形態においては、基板1及びストッパー2は柔軟なプラスチックを使用している。また、記載用フィルム3は、ポリオレフィン系フィルムの表面をハードコート処理したものを採用し、ホワイトボード用マーカーを使用しての記載と水拭き又は圧擦による消去を可能としている。
図2は本ホワイトボードの使用法の1例を示す。まず、基板1上に印刷済用紙4、記載用フィルム3の順に載置し、重層した3枚の1辺をストッパー2で束ねる。印刷済用紙4の入れ方は、一旦ストッパー2を外して、記載用フィルム3を持ち上げてもよいし、ストッパー2を外さずに、基板1と記載用フィルム3の間に印刷済用紙4を差し込んでもよい。
前述したように、本ホワイトボードは使用する印刷済用紙4を替えることにより多目的使用を可能としたものであるが、塗り絵、暗記学習、ドリル学習のほか、小テストの解答用紙等にも使用が可能であることから、特に教育現場においての使用が見込まれる。図3は使用が予定されている印刷済用紙4の例示である。(A)は小学校低学年の算数、(B)は同じく小学校低学年の国語、(C)は小学校高学年のローマ字の練習用紙である。
図に示すように、本実施形態においては、ストッパー2の数を1としているが、記載用フィルム3を確実に固定する必要がある場合には、対辺に第2のストッパーを使用することもできる。これは、図3(B)のような、なぞり練習を行うときに有効である。また、図3(C)のように横長の印刷済用紙4を使用してのなぞり練習においては、マーカーを持つ手にストッパーが当たらないように考慮し、上の長辺を束ねる長尺のストッパーを付属して販売することも考えられる。
本ホワイトボードに使用するマーカーは、水拭きでも、圧擦でも消去が可能であるホワイトボード用マーカーが適している。
以上、本考案の有する特徴及び優れた点を上記実施形態に記載したが、本考案は、本考案の原理の範囲内で、本願の実用新案登録請求の範囲で使用されている言葉を広く一般的な意味にまで広げて実施することが可能である。例えば、本考案のホワイトボードは、家庭の冷蔵庫などにぶら下げて小型の伝言板やレシピ板として使用することもできるし、建設現場で図面レイヤーとして複数の記載用フィルム3を使用する場合においては、大型の基板を壁に固定するタイプのものも考えられる。また、記載用フィルム3の面積を基板1よりも小さくし、基板の空いた場所に掲示物を貼りつける等の構成にすることも可能である。さらに、基板及びマーカーの色を変えて、イエローボードやブラックボードにする等の実施も可能であって、これら本実施形態と異なる諸々の形態の実施についても、本考案の技術的範囲に含まれるものと解する。
1 基板
2 ストッパー
3 記載用フィルム
4 印刷済用紙

Claims (1)

  1. 基板と、
    前記基板上に着脱可能に載置された記載用フィルムと、
    前記基板及び前記記載用フィルムの1辺又は2辺を重ねて束ねる1又は2のストッパーと、
    を有し、前記記載用フィルムはホワイトボード用マーカー又はブラックボード用マーカーにより消去可能に記入することができる透明または半透明の領域を有することを特徴とするホワイトボード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018043382A (ja) * 2016-09-13 2018-03-22 株式会社トライフ 筆記構造
JP2019098642A (ja) * 2017-12-04 2019-06-24 泉株式会社 学習用ボード

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