JP2007196372A - ロボットの外被 - Google Patents

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Abstract

【課題】柔らかい表皮を備えると共に、その表皮を介して印加される荷重の作用点あるいは荷重分布を確実に検出し、よって外界との接触点を確実に推定できるようにしたロボットの外被を提供する。
【解決手段】ベース50a上に離散的に敷設された複数個の触覚センサ52と、触覚センサの上方に配置されると共に、触覚センサに対向する面に、触覚センサのそれぞれに向けて断面視において縮径された突起50b1が触覚センサのそれぞれを押圧可能に連続的に形成された第1部材50bと、および第1部材の上方に配置されると共に、第1部材より剛性において低い素材からなる第2部材50cとを備える。
【選択図】図5

Description

この発明は、ロボットの外被に関する。
従来、下記の特許文献1に示すように、ベース上に相互に間隔をおいて離散的に配置された触覚センサと、触覚センサの全体を覆うようにその上方に配置された高剛性の素材からなる内部皮膚(第1部材)と、内部皮膚を覆うようにその上方に配置された低剛性で高摩擦係数を有する素材からなる外部皮膚(第2部材)を備え、外界との接触によって生じる荷重を内部皮膚を介して触覚センサで検出するようにしたロボットの外被が提案されている。
また、下記の特許文献2に示すように、外表面(ベース)上に配置されたマトリクス状の触覚センサと、その上方に配置されたシリコーン製の疑似皮膚膜(第1部材)を備え、外界との接触によって生じる荷重を静電容量の変化から検出するようにしたロボットの外被が提案されている。特許文献2記載の技術においては、擬似皮膚膜の、触覚センサの櫛状電極が交差する検出点の上方に当たる部位に断面凸字状の貫通孔を穿設してそこに同形状の押圧ピンを収容すると共に、押圧ピンの先端を疑似皮膚膜の表面から突出させて外界に接触させることで、外界からの荷重を押圧ピンによって検出点に作用させるように構成している。
特公平7−8477号公報 特開2004−230532号公報
ロボット外被にあっては、外部皮膚あるいは疑似皮膚膜からなる表皮は柔らかいことが要求される一方、その表皮を介して印加される荷重を確実に検出できることが要求される。しかしながら、特許文献1記載の従来技術にあっては、内部皮膚がベース上に離散的に配置された触覚センサの全体を覆うように配置されることから、外界との接触によって生じる荷重が分散され、荷重の作用点あるいは荷重分布を確実に検出できず、その結果、外界との接触点の推定精度も十分ではないという不都合があった。また、特許文献2記載の従来技術にあっても、検出点の間が不感帯となり、同様の不都合を免れないものであった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、柔らかい表皮を備えると共に、その表皮を介して印加される荷重の作用点あるいは荷重分布を確実に検出し、よって外界との接触点を確実に推定できるようにしたロボットの外被を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に係るロボットの外被にあっては、ベース上に離散的に敷設された複数個の触覚センサと、前記触覚センサの上方に配置されると共に、前記触覚センサに対向する面に、前記触覚センサのそれぞれに向けて断面視において縮径された突起が前記触覚センサのそれぞれを押圧可能に連続的に形成された第1部材と、および前記第1部材の上方に配置されると共に、前記第1部材より剛性において低い素材からなる第2部材とを備える如く構成した。
請求項2に係るロボットの外被にあっては、ベースに対して離散的に敷設された複数個の触覚センサと、前記触覚センサに対向する面に前記触覚センサのそれぞれに向けて断面視において縮径された突起が前記触覚センサのそれぞれを押圧可能に連続的に形成された第1部材と、前記第1部材より剛性において低い素材からなると共に、前記第1部材を包囲して支持する第2部材と、前記第2部材を前記ベースに固定する固定具とを備える如く構成した。
請求項3に係るロボットの外被にあっては、前記突起はそれぞれ、前記触覚センサのそれぞれの電極の面積以上の面積を有する押圧部位をその先端に備える如く構成した。
請求項4に係るロボットの外被にあっては、前記突起はそれぞれ、円錐体形状または半球形状である如く構成した。
請求項5に係るロボットの外被にあっては、前記第1部材と前記触覚センサの間に、前記第1部材より剛性において低い素材からなる第3部材を備える如く構成した。
請求項6に係るロボットの外被にあっては、前記第2部材の上面に、前記第2部材と摩擦係数において異なるコーティング材が塗布される如く構成した。
請求項7に係るロボットの外被にあっては、前記突起の押圧部位が、導電ゴム材からなる如く構成した。
請求項1に係るロボットの外被にあっては、ベース上に離散的に敷設された複数個の触覚センサと、触覚センサの上方に配置されると共に、触覚センサに対向する面に、触覚センサのそれぞれに向けて断面視において縮径された突起が前記触覚センサのそれぞれを押圧可能に連続的に形成された第1部材と、および第1部材の上方に配置されると共に、第1部材より剛性において低い素材からなる第2部材とを備える如く構成したので、第2部材を柔らかい表皮として備えると共に、その表皮を介して印加される荷重の作用点あるいは荷重分布を確実に検出し、よって外界との接触点を確実に推定することができる。
即ち、第2部材(柔らかい表皮)に印加される荷重を確実に検出するためには、荷重を分散させることなく、触覚センサの検出点(電極)に作用させる必要があるが、請求項1においては、触覚センサの上方に、触覚センサのそれぞれに向けて断面視において縮径された突起が形成された第1部材を備えるように構成したので、第1部材の上に配置された第2部材に荷重が印加されるとき、よって生じる内部応力を触覚センサの検出点に集中させることができる。
また、現実には、触覚センサを無数に配置することはできず、有限個のセンサを離散的、即ち、相互にある程度の間隔をおいて配置せざるを得ないが、不感帯が生じると、検出精度が低下する。しかしながら、請求項1においては縮径された突起が触覚センサのそれぞれを押圧可能に連続的に形成されるように構成したので、触覚センサと触覚センサの間に印加された荷重をそれらに分配することができると共に、分配の度合いに応じて両センサの間のどの辺に荷重が印加されたのかを検出することができる。
以上から、請求項1に係るロボット外被にあっては、第2部材(表皮)を介して印加される荷重の作用点あるいは荷重分布を確実に検出し、よって外界との接触点を確実に推定することができる。また、第2部材(表皮)を備える如く構成したので、外界との接触による衝撃を緩和すると共に、接触面積を拡大することができ、ロボットが人の形状を模したヒューマノイド型のロボットであり、外被がそのハンドの外被であるときなど、ワーク(外界)の把持を容易にすることができる。
請求項2に係るロボットの外被にあっては、ベースに対して離散的に敷設された複数個の触覚センサと、触覚センサに対向する面に触覚センサのそれぞれに向けて断面視において縮径された突起が触覚センサのそれぞれを押圧可能に連続的に形成された第1部材と、第1部材より剛性において低い素材からなると共に、第1部材を包囲して支持する第2部材と、第2部材をベースに固定する固定具とを備える如く構成したので、請求項1と同様、第2部材に荷重が印加されるとき、よって生じる内部応力を触覚センサのそれぞれに向けて断面視において縮径された突起が形成された第1部材を介して触覚センサの検出点に集中させることができ、よって外界との接触点を確実に推定することができる。
また、第1部材を包囲して支持する第2部材と、第2部材をベースに固定する固定具とを備える如く構成したので、第2部材をベースに確実に固定できると共に、第1部材にはベースに対してある程度の自由度を与えることができる。
さらに、請求項1と同様、第2部材を備える如く構成したので、外界との接触による衝撃を緩和すると共に、接触面積を拡大することができ、ロボットが人の形状を模したヒューマノイド型のロボットであり、外被がそのハンドの外被であるときなど、ワーク(外界)の把持を容易にすることができる。より具体的には、ワークが大きい場合はその面にならうように、小さい場合はそれを包みこむことでワークを確実に把持することができる。さらに、第2部材は第1部材より剛性において低い素材からなる如く構成したので、接触面積を増加させて一層確実に把持することができる。
請求項3に係るロボットの外被にあっては、突起はそれぞれ触覚センサのそれぞれの電極の面積以上の面積を有する押圧部位をその先端に備える如く構成したので、上記した効果に加え、位置ずれが多少生じたとしても、触覚センサの電極の全体を押圧することができ、荷重を一層確実に検出することができる。
請求項4に係るロボットの外被にあっては、突起はそれぞれ円錐体形状または半球形状である如く構成したので、上記した効果に加え、第1部材の上に配置された第2部材に荷重が印加されるとき、応力が部分的に集中するような稜線が存在しないことから、よって生じる内部応力を触覚センサに一層確実に集中させることができる。
請求項5に係るロボットの外被にあっては、第1部材と触覚センサの間に、第1部材より剛性において低い素材からなる第3部材を備える如く構成したので、突起を介しての応力(荷重)集中を一層確実にすることができる。尚、第2部材を第3部材として機能させても良い。
請求項6に係るロボットの外被にあっては、第2部材の上面に第2部材と摩擦係数において異なるコーティング材が塗布される如く構成したので、上記した効果に加え、外被の外表面の摩擦係数を簡易に変更することも可能となる。
請求項7に係るロボットの外被にあっては、突起の押圧部位が導電ゴム材からなる如く構成したしたので、上記した効果に加え、外被の高さを低くすることができ、その分だけ外被の構造をコンパクトにすることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係るロボットの外被を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係るロボットの外被が適用可能なロボットの正面図であり、図2はその右側面図である。
図1に示すように、ロボット10は、2本の脚部12を備えると共に、その上方には基体(上体)14が連結される。基体14のさらに上方には頭部16が連結されると共に、上体14の両側には2本の腕部18が連結される。左右の腕部18の先端にはハンド20が連結される。また、図2に示すように、基体14の背部には格納部22が設けられ、その内部にはECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット)24およびバッテリ26などが収容される。
尚、ロボット10は、左右の脚部12のそれぞれについて6つの自由度を与えられ、これら6×2=12個の関節を駆動する電動モータをECU24で算出された制御値に基づいて動作させることにより、足全体に所望の動きを与えることができ、ロボット10を任意に3次元空間を移動させることができる。また、左右の腕部18のそれぞれについても5つの自由度を与えられ、これら5×2=10個の関節を駆動する電動モータをECU24で算出された制御値に基づいて動作させることにより、腕部18に所望の動きを与えることができる。
さらに、左右のハンド20のそれぞれについても、後述の如く14つの自由度を与えられ、これら14×2=28個の関節を駆動する電動モータをECU24で算出された制御値に基づいて動作させることにより、ハンド20にワーク(外界)の把持などの所望の動きを与えることができる。このように、ロボット10は、人の形状を模した自律歩行が可能なヒューマノイド型ロボットとして構成される。
図3は、ハンド20を手の平側から見た平面図である。
図3に示す如く、ハンド20は、手掌部30と、手掌部30に接続された第1から第5の指部32から40と、手の平側の面を構成する手の平形成部42と、手の甲側を形成する手の甲形成部44とから構成される。ハンド20の基端部は、前記した腕部18に接続される。第1から第5の指部32〜40は、それぞれ人の手の親指、人差し指、中指、薬指および小指に相当する。手掌部30は、手の平側の面を形成する手の平形成部材42と、手の甲側の面を形成する手の甲形成部44とからなる。
第1から第5の指部32から40は、複数個の指リンクと、それらを連接する指関節とからなる。具体的には、第1の指部32(親指)は、末節リンク32aと、基節リンク32bと、それらを接続する第1関節32Aと、基節リンク32bを手掌部30に固定された中手リンク32cに接続する第2関節32Bとからなる。また、第2の指部34(人差し指)は、末節リンク34aと、中節リンク34bと、基節リンク34cと、末節リンク34aと中節リンク34bを接続する第1関節34Aと、中節リンク34bと基節リンク34cを接続する第2関節34Bと、基節リンク34cを手掌部30に固定された中手リンク34dに接続する第3関節34Cとからなる。第3の指部36、第4の指部38および第5の指部40も、第2の指部34と同様に構成される。
図4は、第2の指部34の拡大分解斜視図である。
図4に示す如く、中手リンク34dには、第1の電動モータ34d1と、その出力を減速する遊星歯車減速機などからなる第1の減速機構34d2と、第3関節34Cの回転角度(関節角度)を検出する第1のエンコーダ34d3とが配置される。第1の電動モータ34d1の出力軸と、第1の減速機構34d2の入力軸と、第1のエンコーダ34d3の回転軸とは、第1のベルト34d4を介して接続される。
第1の減速機構34d2の回転出力部34d5には、結合部34d6が設けられ、図示しないボルトによって基節リンク34cに固定される。このように、中手リンク34dと基節リンク34cは、第3関節34Cの関節軸34CSを介して相対角度変化自在に連結される。
また、基節リンク34cには、第2の電動モータ34c1と、その出力を減速する遊星歯車減速機などからなる第2の減速機構34c2と、第2関節34Bの回転角度(関節角度)を検出する第2のエンコーダ34c3とが配置される。第2の電動モータ34c1の出力軸と、第2の減速機構34c2の入力軸と、第2のエンコーダ34c3の回転軸とは、第2のベルト34c4を介して接続される。
第2の減速機構34c2の回転出力部34c5には、結合部34c6が設けられ、図示しないボルトによって中節リンク34bに固定される。このように、基節リンク34cと中節リンク34bは、第2関節34Bの関節軸34BSを介して相対角度変化自在に連結される。
中節リンク34bには、第3の電動モータ34b1と、その出力を減速する遊星歯車減速機などからなる第3の減速機構34b2と、第1関節34Aの回転角度(関節角度)を検出する第3のエンコーダ34b3とが配置される。第3の電動モータ34b1の出力軸と、第3の減速機構34b2の入力軸と、第3のエンコーダ34b3の回転軸とは、第3のベルト34b4を介して接続される。
第3の減速機構34b2の回転出力部34b5には、ピン孔34b6が穿設される。末節リンク34aにはピン孔34b6に対応するピン孔34a1が穿設され、それらに図示しないピンを挿通することにより、中節リンク34bと末節リンク34aが連結される。
中節リンク34bと末節リンク34aは、アーム34a2を介して接続される。アーム34a2は、その一端が末節リンク34aの適宜位置に回転自在に取り付けられる一方、他端が中節リンク34bの適宜位置に回転自在に取り付けられ、第2の指部34の長手方向に対して傾斜した姿勢で配置される。中節リンク34bと末節リンク34aは、第1関節34Aを構成する二つの関節軸34AS1と34AS2を介して相対角度変化自在に接続される。
尚、末節リンク34aの先端には、指先部34a3が取り付けられる。指先部34a3自体は各種の樹脂系材料あるいはアルミニウムなどの金属材料から製作される。指先部34a3の表皮は、ウレタンあるいはシリコンゴムなどから製作される。
第1の電動モータ34d1の回転出力は第1のベルト34d4を介して第1の減速装置34d2に伝達され、第3関節34Cをその関節軸34CS回りに回転させて基節リンク34cと中手リンク34dの相対角度を変化させる。第2の電動モータ34c1の回転出力は第2のベルト34c4を介して第2の減速装置34c2に伝達され、第2関節34Bをその関節軸34BS回りに回転させて中節リンク34bと基節リンク34cの相対角度を変化させる。第3の電動モータ34b1の回転出力は第3のベルト34b4を介して第3の減速装置34b2に伝達され、第1関節34Aを一方の関節軸34AS1回りに回転させて末節リンク34aと中節リンク34bの相対角度を変化させる。
第3の指部36、第4の指部38および第5の指部40も第2の指部34と同様に構成され、それぞれの指部に3個ずつ配置された電動モータ(図示せず)を駆動することにより、第1から第3関節をそれらの関節軸回りに回転させて各リンクの相対角度を変化させる。第1の指部32は、第3関節と中節リンクを備えないことを除いて第2の指部34と同様に構成され、中手リンク32aと基節リンク32bに配置された2個の電動モータ(図示せず)を駆動することにより、第1および第2関節を回転させて各リンクの相対角度を変化させる。以上のように、ハンド20にあっては、各指部に3個あるいは2個ずつ配置された電動モータを駆動することにより、各指部を屈曲・伸展させ、ワークなど(外界)の把持動作などを行うことができる。
ここで、この実施例に係る外被について説明すると、図3に示す如く、ハンド20の手の平形成部42と第1から第5の指部32〜40の手の平形成面側は、外被50で全面にわたって被覆される。
図5(a)は、外被50の構造を模式的に示す断面図である。
図示の如く、外被50は、ベース50aの上に敷設された複数個(一群の)、図示例でいえば8個の触覚センサ52と、触覚センサ52の上方に配置される第1部材50bと、第1部材50bの上方に配置される第2部材50cと、第1部材50bと触覚センサ52の間に配置される第3部材50dを備える。
ベース50aは、図3に示す例でいえば、指先部、指部の中節リンクもしくは基節リンクなどの手の平(指腹)側、あるいは手の平面(手の平形成部42)などに相当する。第2部材50cの上面にはコーティング材50eが塗布される。触覚センサ52は、導電性ゴム52aと電極部52bからなる。
図5(a)に示す構造を上方側から層ごとに説明すると、外被50は、第1層(コーティング材50e)、第2層(第2部材50c)、第3層(第1部材50b)、第4層(第3部材50d)、第5層(触覚センサ52の導電性ゴム52a)、および第6層(触覚センサ52の電極部52b)からなる。人体に即していえば、第1層が角質層、第2層が表皮、第4層が真皮、第5層と第6層が受容器に相当する。
このように、この実施例に係るロボット10の外被50は、人の皮膚組織や受容器を模した構造を備える。図示の如く、第2層は2mm、第3層(と第4層)も2mm、第5層は0.5mm、第6層は約0.1mm程度の厚みを備え、外被50全体で4.6mm程度の厚みを備える。
第6層(触覚センサ52の電極部52b)は、具体的にはFlexible Printed Circuitで製作された櫛型電極と配線からなる。図5(b)は、その平面図である。同図で、符号52b1は電極、52b2は電極52b1が露出されたエリア、換言すれば絶縁層がないエリアを示す。
以下個別に説明すると、第3層を形成する第1部材50bは、触覚センサ52に対向する面、即ち、ベース50aに近い面に、触覚センサ52のそれぞれに向けて断面視において縮径された、より具体的には徐々に縮径された一群の突起50b1が形成されてなる。
突起50b1は触覚センサ52の個数と同数個の8個からなり、触覚センサ52のそれぞれに向けて断面視において縮径された形状を備えると共に、触覚センサ52のそれぞれを押圧可能に連続的に形成される。具体的には、突起50b1はそれぞれ錐体形状(より具体的には円錐体形状)を呈すると共に、図5(a)(b)に示す如く、触覚センサ52の電極部52bの電極52b1の面積以上の面積Sを有する押圧部位50b11をその先端に備える。
次いで、素材あるいは材質を説明すると、コーティング材50e(第1層)には例えば、「人肌のゲル用表面コート剤」(商品名)を使用する。第2部材50c(第2層)には例えばポリウレタン、より具体的には「人肌のゲル 硬度O」(商品名)からなるウレタン原液でShoreA0の硬度を有する樹脂(超軟質ウレタン樹脂)を使用する。コーティング材50eの摩擦係数は、第2部材50cを形成する素材のそれと異なる。
図6は、指部34の指先部34a付近における外被50の外観を示す斜視図である。図示の如く、外被50の表面は滑らかな外観を呈する。尚、図示は省略するが、手掌部30の手の平形成部42などの外被50も同様に滑らかな表面を備える。
第1部材50b(第3層)には例えばポリウレタン、より具体的には「ハイキャスト3400」(商品名)で、例えばShoreA90の硬度を有する樹脂で、低粘度であると共に、硬化性に優れた樹脂を使用する。
第3部材50d(第4層)には例えばポリウレタン、より具体的には第2部材50c(第2層)と同様、ShoreA0の硬度を有する樹脂を使用する。換言すれば、第1部材50b(第3層)と触覚センサ52(第5,6層)の間に配置される第3部材50d(第4層)は、第1部材50b(第3層)を形成する樹脂(素材)よりも剛性において低い樹脂(素材)からなる。
第5層、即ち、触覚センサ52の導電性ゴム52aの素材としては、絶縁性ゴムの中に炭素粉末などの導電粉末を混入してなる素材を使用する。導電性ゴム材は、荷重に応じて圧縮されると、内部の導電粉末の密度が変化して抵抗値が低下する。
尚、外被50として、図5に示す如く、触覚センサ52を横方向に一列だけ並列させたものを開示したが、それに止まらないことはいうまでもない。即ち、図5に示す構成を縦方向に連続させ、触覚センサ52が図5において左右および上下にマトリクス状に連続するように構成しても良い。それについては後述する。
次いで、触覚センサ52の検出動作について説明する。
図7は、触覚センサ52の電極52b1の構造を模式的に示す説明断面図である。図7に示す如く、電極52b1は、微小距離をおいて配置された2本の電線52b11,52b12からなる。電線52b11は接地されると共に、電線52b12は電源Veに抵抗Rを介して接続される。
図8は、図7の電極を用いた、触覚センサ52の検出回路の回路図である。
図示の検出回路にあっては、印加された荷重に応じ、突起50b1の押圧部位50b11によって導電性ゴム52aが押圧されてその抵抗値が低下するにつれ、2本の電線52b11,52b12の間を流れる電流値が変化し、その両端電圧が変化する。従って、それを出力電圧として取り出すことで、ワークなどの外界との接触によって生じる荷重あるいは荷重分布を確実に検出でき、よって外界との接触点を確実に推定することができる。出力電圧Vは、以下の式に従って算出される。
V=Ve×{Rx/(R+Rx)}[V]
上記において分圧抵抗Rが大きいほど検出感度が向上する。この実施例にあっては、1[N]程度の荷重まで検出可能とすると共に、耐ノイズ性を考慮して第1部材50bの素材を上記のように選択し、その抵抗値を例えば33[kΩ]とした。また、検出感度は、第1部材50b(第3層)の他、第2部材50c(第2層)あるいは第3部材50d(第4層)の硬度によっても相違することから、それらの素材についても検出感度を考慮して上記のように選択した。
次いで、この実施例に係る触覚センサ52の検出精度について説明する。
先に述べた如く、柔らかい第2部材50c(第2層)に印加される荷重を確実に検出するためには、荷重を分散させることなく、触覚センサ52に作用させる必要があるが、この実施例においては、触覚センサ52の上方に(断面視において縮径された)円錐体からなる突起50b1が形成された第1部材50b(第3層)を備えるように構成したので、荷重が印加されるとき、よって生じる内部応力を触覚センサ52に集中させることができる。
それについて説明すると、図9において、円錐体の上面の面積をA,下面の面積をa,荷重をFとすると、面積Aが受ける面圧Pは、P=F/Aとなり、面積aが受ける面圧pは、p=F/aとなる。例えばA=5×aとすると、p=F/(A/5)=(5・F)/Aとなる。即ち、aではAの5倍の面圧となり、荷重Fによって生じる内部応力を触覚センサ52の電極52b1に確実に集中させることができる。
また、現実には、触覚センサ52を無数に配置することはできず、有限個のセンサを離散的、即ち、相互にある程度の間隔をおいて配置せざるを得ないが、不感帯が生じると、検出精度が低下する。しかしながら、この実施例においては、縮径された突起50b1が触覚センサ52のそれぞれを押圧可能に連続的に形成されるように構成したので、図10に示す如く、触覚センサ52と触覚センサ52の間に印加された荷重Fをそれらに荷重f1,f2として分配することができる。例えば、荷重Fを100%とすると、f1,f2を50%ずつなどと分配することができる。
また、分配の度合いに応じて両センサの間のどの辺に荷重が印加されたのかを検出することができる。特に、均一の荷重(圧力)が印加されるときは、触覚センサ52の出力電圧から接触点を確実にあるいは精度良く推定することができる。
それについて説明すると、図11に示す如く、外被50に径16mmのローラ60で一定の荷重2[N]を印加しながら、ローラ60を紙面において左から右に移動させた場合を想定する。図12はその出力電圧とそれから推定される接触点の推定を示す表である。
図11においてローラ60が左から7個目の触覚センサ52-7から8個目の触覚センサ52-8に移動する状況を考える。触覚センサ52-7の出力電圧をV7,触覚センサ52-8のそれをV8とすると、触覚センサ52の移動方向の幅は4mmであるから、ローラ60の位置x[mm]は、図12の下部に示す式から算出することができる。
従って、算出値からローラ60が触覚センサ52-7の上にあるか、触覚センサ52-8の上にあるか、あるいはそれらの中点(中間)にあるかを推定することができる。また、それら以外の接触点は、補間で算出することができる。図13は図12に示す値をプロットしたグラフである。
この実施例に係るロボット10の外被50は上記の如く、ベース50a上に離散的に敷設された複数個の触覚センサ52と、前記触覚センサの上方に配置されると共に、前記触覚センサに対向する面に、前記触覚センサのそれぞれに向けて断面視において縮径された突起50b1が前記触覚センサのそれぞれを押圧可能に連続的に形成された第1部材50bと、および前記第1部材の上方に配置されると共に、前記第1部材より剛性において低い素材からなる第2部材50cとを備える如く構成したので、第2部材50cを柔らかい表皮として備えると共に、その表皮を介して印加される荷重の作用点あるいは荷重分布を確実に検出し、よって外界との接触点を確実に推定することができる。
また、第2部材(表皮)50cを備える如く構成したので、外界との接触による衝撃を緩和すると共に、接触面積を拡大することができ、ハンド20の外被であるときなどはワーク(外界)の把持を容易にすることができる。
また、前記突起50b1はそれぞれ、前記触覚センサ52のそれぞれの電極52b1の面積以上の面積Sを有する押圧部位50b11をその先端に備える如く構成したので、上記した効果に加え、位置ずれが多少生じたとしても、触覚センサ52の電極52b1の全体を押圧することができ、荷重を一層確実に検出することができる。
また、前記突起50b1はそれぞれ、断面視において円錐体形状である如く構成したので、上記した効果に加え、第1部材50bの上に配置された第2部材50cに荷重が印加されるとき、応力が部分的に集中するような稜線が存在しないことから、よって生じる内部応力を触覚センサ52に一層確実に集中させることができる。
また、前記第1部材50bと前記触覚センサ52の間に、前記第1部材より剛性において低い素材からなる第3部材50dを備える如く構成したので、上記した効果に加え、突起のそれぞれの対応する触覚センサへの押圧を妨げないことで、突起を介しての応力(荷重)集中を一層確実にすることができる。
また、前記第2部材50cの上面に、前記第2部材と摩擦係数において異なるコーティング材50eが塗布される如く構成したので、上記した効果に加え、外被50の外表面の摩擦係数を簡易に変更することも可能となる。
図14は、この発明の第2実施例に係るロボットの外被を示す、図5と同様な外被の模式的な断面図である。
第1実施例においては第1部材50bの突起50b1の形状を錐体形状、より具体的には円錐体形状にしたが、第2実施例においては、それに代え、半球形状とした。これにより、第1部材50bの上に配置された第2部材50cに荷重が印加されるとき、応力が部分的に集中するような稜線が存在しないことから、よって生じる内部応力を触覚センサ52に一層確実に集中させることができる。
残余の構成および効果は、第1実施例と異ならない。尚、突起50b1の形状はそれに止まるものではなく、要は断面視において稜線を持たずに縮径される形状であれば、どのような形状でも良い。残余の構成および効果は、第1実施例と異ならない。
図15は、この発明の第3実施例に係るロボットの外被を拡大して示す、図5と同様な外被の模式的な断面図である。
従前の実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第4実施例に係るロボットの外被50にあっては、第1部材50bの突起50b1の押圧部位50b11、より正確には押圧部位50b11を含む部位が導電ゴム材(導電性ゴム52)からなる如く構成した。尚、その他の構成は従前の実施例と異ならない。
第3実施例に係る外被50は、これにより、従前の実施例で述べた効果に加え、外被50の高さを低くすることができ、その分だけ外被50の構造をコンパクトにすることができる。尚、押圧部位50b11を含む部位のみを導電性ゴム52から構成したが、突起50b1の全体を導電性ゴム52から構成しても良く、あるいは第1部材50bの全体を導電性ゴム52から構成しても良い。
図16はこの発明の第4実施例に係るロボットの外被の模式的な斜視図、図17はその断面図である。
外被50は、平坦な箇所に限られず、曲面あるいは湾曲している箇所にも配置可能である。前記したように、指先部、指部の中節リンク、即ち、指腹部などに外被50を配置するとき、湾曲する指腹部の形状に沿い、触覚センサ52が縦横にマトリクス状に連続した外被50を配置することになる。
第4実施例はそのような外被に関するもので、具体的には図4に示す第2の指部34の中節リンク34bなどに配置するようにした。尚、図16と図17において、表皮の方向は図5とは逆に下方に示す。
図示の如く、外被50は、第1実施例と同様、ベース50aに対して離散的に敷設された複数個の触覚センサ52と、触覚センサ52に対向する面に触覚センサ52のそれぞれに向けて断面視において縮径された突起50b1が触覚センサ52のそれぞれを押圧可能に連続的に形成された第1部材50b(第3層)と、第1部材より剛性において低い素材からなると共に、第1部材を包囲して支持する第2部材50c(第2層)と、第2部材50cをベース50aに固定する固定具64とを備える如く構成した。第1部材50bの上方には導電性ゴム52aと電極部52bが配置される。尚、図16などでコーティング材(第1層)の図示は省略した。
第4実施例に係る外被50にあっては、外被50とベース50aは側面視において曲面であり、従って第1部材50bなども側面視においても曲面を呈する。また、第1部材50bに形成される、押圧部位50b11を備えた突起50b1、即ち、触覚センサ52は、相互に所定の間隔をおいて離散的に形成される。
さらに、第2部材50cは、第1部材50bを包囲して支持、より具体的には突起50b1の押圧部位50b11を除く部位を包囲して支持すると共に、第2部材50cは固定具64を介してベース50aに固定される。即ち、固定具64はリブ64aと孔64bを備え、そのリブ64aが第2部材50cに埋設されると共に、孔64bを介して固定具64をベース50aにネジ止めすることで、ベース50aに固定される。
第1部材50b、第2部材50cの素材は、第1実施例の第1部材50bと第2部材50cのそれと異ならない。固定具64は、例えば、ポリカーボネイドから製作される。尚、第4実施例においても、図18に示す如く、第1部材50bの突起50b1側を第1実施例と同様に第3部材50dとしても良い。
図19に示す如く、触覚センサ52は縦横にマトリクス状に連続して配置される。それらの触覚センサ52に印加された外力から実際の加圧点(接触点)を推定する場合を説明する。
触覚センサ52のそれぞれの位置を座標(Pi,Pj)で示すと共に、その出力をFijとすると、実際の加圧点(Xp,Yp)は、周知の如く、図19の下部に示す式に従って算出することができる。即ち、位置Pと力Fの積を力Fで除算して得た商から実際の圧力が作用する点(位置)を算出することができる。
第4実施例に係る外被50は上記の如く、ベース50aに対して離散的に敷設された複数個の触覚センサ52と、触覚センサ52に対向する面に触覚センサ52のそれぞれに向けて断面視において縮径された突起50b1が触覚センサ52のそれぞれを押圧可能に連続的に形成された第1部材50bと、第1部材50bより剛性において低い素材からなると共に、第1部材50bを包囲して支持する第2部材50cと、第2部材50cをベースに固定する固定具64とを備える如く構成したので、第1実施例と同様、第2部材50cに荷重が印加されるとき、よって生じる内部応力を触覚センサ52のそれぞれに向けて断面視において縮径された突起が形成された第1部材50bを介して触覚センサ52の検出点に集中させることができ、外界との接触点を確実に推定することができる。
また、第1部材50bを包囲して支持する第2部材50cと、第2部材50cをベース50aに固定する固定具64とを備える如く構成したので、第2部材50cをベース50aに確実に固定できると共に、第1部材50bにはベース50aに対してある程度の自由度を与えることができる。
さらに、第1実施例と同様、第2部材50bを備える如く構成したので、外界との接触による衝撃を緩和すると共に、接触面積を拡大することができ、ロボット10が人の形状を模したヒューマノイド型のロボットであり、外被がそのハンド20の外被であるときなど、ワーク(外界)の把持を容易にすることができる。より具体的には、ワークが大きい場合はその面にならうように、小さい場合はそれを包みこむことでワークを確実に把持することができる。さらに、第2部材50cは第1部材50bより剛性において低い素材からなる如く構成したので、接触面積を増加させて一層確実に把持することができる。
図20はこの発明の第5実施例に係るロボットの外被の模式的な斜視図である。
第5実施例は第1実施例と同様、平坦な外被50に関し、図示の如く、外被50は、第4実施例と同様、ベース(図示せず)に対して離散的に敷設された複数個の触覚センサ52と、触覚センサ52に対向する面に触覚センサ52のそれぞれに向けて断面視において縮径された突起50b1が触覚センサ52のそれぞれを押圧可能に連続的に形成された第1部材50b(第3層)と、第1部材より剛性において低い素材からなると共に、第1部材を包囲して支持する第2部材50c(第2層)と、第2部材50cをベース50aに固定する固定具64とを備える如く構成した。第1部材50bの上方には導電性ゴム52aと電極部52bが配置される。
第5実施例は、第1部材50bなどが平板である点を除くと第4実施例と構成が同様であり、効果も第4実施例と同様である。
尚、第4、第5実施例において触覚センサ52を相互に所定の間隔をおいて離散的に配置したが、それと触覚センサ52の形状について敷衍する。
図21(a)は、触覚センサ52の相互の間隔(離間距離)に対する第1部材50bなどの硬度の関係を示すグラフであり、第4、第5実施例にあっては、図示の如く、触覚センサ52の相互の間隔が増加するにつれ、第1部材50bの強度を上げるため、硬度を増加させるのが望ましい。第2部材50cの硬度を増加することでも同様の目的を達成することができるが、第1部材50bの硬度を増加させることで、第2部材50cは所期の硬度に止めることができる。
尚、同図(b)に示す如く、硬度に代え、触覚センサ52の相互の間隔が増加するにつれ、第1部材50bの突起50b1を接続する部位の厚みdを増加させても良い。
さらに、第1から第5実施例において、外被50の表面を平坦にしたが、図22に示す如く、凹凸(ディンプル)が形成されるようにしても良い。即ち、第2部材50cの表面(上面)を凹凸形状とし、その上にコーティング材50eを塗布することで、外被50の外観として凹凸形状を呈するようにしても良い。これにより、摩擦係数が高められてワークなどの把持が一層容易となる。
さらには、凹凸(ディンプル)に代え、図23に示すように直線の溝部を等間隔に多数形成して縞形状としても良く、あるいは図24に示すように曲線の溝部を多数形成して人の指紋形状としても良い。さらには、外被50の表面は、ナール状など他の凹凸形状としても良い。
また、上記において、外被50の素材および硬度について具体的に説明したが、それらは例示であり、他の素材や硬度を使用することも可能である。
また、上記において、ロボット10の例として2足歩行の脚式移動ロボットを例にとったが、ロボットはそれに限られるものではない。
この発明の第1実施例に係るロボットの外被が適用可能なロボットの正面図である。 図1に示すロボットの右側面図である。 図1に示すハンドを手の平側から見た平面図である。 図3に示す第2の指部の拡大分解斜視図である。 図3などに示す外被の構造を模式的に示す断面図および平面図である。 図4に示す指部の指先部付近における外被の外観を示す斜視図である。 図5に示す触覚センサの電極の構造を模式的に示す説明図である。 図7に示す電極を用いた触覚センサの検出回路の回路図である。 図5に示す外被の突起の構成を模式的に示す説明図である。 同様に、図5に示す外被の突起などの構成を模式的に示す説明図である。 図5などに示す外被にローラで一定の荷重を印加しながら、ローラを移動させた状態を示す説明図である。 図11に示す状態でのセンサの出力電圧とそれから推定される接触点の推定を示す表である。 図12に示す値をプロットしたグラフである。 この発明の第2実施例に係るロボットの外被を示す、図5と同様な外被の模式的な断面図である。 この発明の第3実施例に係るロボットの外被を示す、図5と同様な外被の模式的な断面図である。 この発明の第4実施例に係るロボットの外被の模式的な斜視図である。 図16に示す第4実施例に係るロボットの外被の断面図である。 図17と同様のロボットの外被の断面図である。 図16に示す触覚センサに印加された外力から実際の加圧点(接触点)の推定を説明するための説明図である。 この発明の第5実施例に係るロボットの外被の模式的な斜視図である。 第4、第5実施例における触覚センサの相互の距離と第1部材などの硬度の関係を示すグラフ図などである。 図6と同様な外被の斜視図で、その変形例を示す説明図である。 図22と同様な外被の変形例を示す説明図である。 図22と同様な外被の変形例を示す説明図である。
符号の説明
10 ロボット、20 ハンド、50 外被、50a ベース、50b 第1部材(第3層)、50b1 突起、50b11 押圧部位、50c 第2部材(第2層)、50d 第3部材(第4層)、50d1 凹部、50e コーティング材(第1層)、52 触覚センサ、52a 導電性ゴム、52b 電極部、52b1 電極、64 固定具

Claims (7)

  1. ベース上に離散的に敷設された複数個の触覚センサと、前記触覚センサの上方に配置されると共に、前記触覚センサに対向する面に、前記触覚センサのそれぞれに向けて断面視において縮径された突起が前記触覚センサのそれぞれを押圧可能に連続的に形成された第1部材と、および前記第1部材の上方に配置されると共に、前記第1部材より剛性において低い素材からなる第2部材とを備えることを特徴とするロボットの外被。
  2. ベースに対して離散的に敷設された複数個の触覚センサと、前記触覚センサに対向する面に前記触覚センサのそれぞれに向けて断面視において縮径された突起が前記触覚センサのそれぞれを押圧可能に連続的に形成された第1部材と、前記第1部材より剛性において低い素材からなると共に、前記第1部材を包囲して支持する第2部材と、前記第2部材を前記ベースに固定する固定具とを備えることを特徴とするロボットの外被。
  3. 前記突起はそれぞれ、前記触覚センサのそれぞれの電極の面積以上の面積を有する押圧部位をその先端に備えることを特徴とする請求項1または2記載のロボットの外被。
  4. 前記突起はそれぞれ、円錐体形状または半球形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のロボットの外被。
  5. 前記第1部材と前記触覚センサの間に、前記第1部材より剛性において低い素材からなる第3部材を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のロボットの外被。
  6. 前記第2部材の上面に、前記第2部材と摩擦係数において異なるコーティング材が塗布されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のロボットの外被。
  7. 前記突起の押圧部位が、導電ゴム材からなることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のロボットの外被。
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