JPS63103995A - 孔内流速測定方法及び測定装置 - Google Patents

孔内流速測定方法及び測定装置

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JPS63103995A
JPS63103995A JP61249074A JP24907486A JPS63103995A JP S63103995 A JPS63103995 A JP S63103995A JP 61249074 A JP61249074 A JP 61249074A JP 24907486 A JP24907486 A JP 24907486A JP S63103995 A JPS63103995 A JP S63103995A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、地盤調査を行う際、地中に深孔を掘削し、
その中へ測定装置を吊り降ろして地下水の流速を測定す
る孔内流速測定方法及び測定装置に関する。
「従来の技術」 一般に、地下水の流速を測定するには、まず、ポーリン
グ機械により所定の地盤へ深孔を掘削し、次に、掘削し
た前記深孔の上部に矢倉を設け、この矢倉に孔内の流速
を測定するための測定装置を取り付けた後、この測定装
置を測定すべき前記孔内の所定の場所へ吊り降ろす。孔
内に吊り降ろされた測定装置は、これに付随する固定機
構により測定すべき地層内に固定される。この測定装置
が固定されると、前記地層内を通過する地下水が測定装
置内をも通過するので、この通過する地下水を測定装置
に設けられたセンサープローブで検知することにより、
測定個所の地下水の流速を測定することができる。
従来、この種の地下水の流速を測定する測定装置として
は、次に示すような構成のものが知られている。すなわ
ち、この測定装置は、中間に孔内の所定の場所の流速を
測定するセンサープローブと、その上下部分にロッドを
介して設けられた、前記固定機構たる上部、下部パッカ
ーとから概略構成されるものである。この、上部、下部
パッカーは、硬質ゴム製の中空体であり、地上から送ら
れてきた圧搾空気により膨張されることで、自身が孔内
の壁面に押圧されて固定され、これにより上部、下部パ
ッカー間に位置するセンサープローブも固定される。さ
らに、前記センサープローブには、地下水の流れによっ
て濃度が変化するトレーサー(例えば食塩水、蒸留水、
硼素等)が投入されると共に、このトレーサーの濃度変
化を測定するセンサーが内蔵され、このトレーサーの濃
度変化をセンサーにより測定することで、地下水の流速
を計測することができる。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、前記従来のトレーサーを用いた孔内流速測定
装置においては、次に挙げるような問題点があった。
(1) トレーサーの濃度変化をセンサーで測定するこ
とで、間接的に孔内の流速を測定しているので、真の孔
内流速を直接測定することができない。
(2) トレーサーを投入するので、測定に時間がかか
る。
(3) トレーサーによる測定なので、流速の測定範囲
が限定される。
(4)測定部分にトレーサーを投入するため、地下水の
温度や密度に変化が生じ、又、地下水の拡散現象を生じ
るので、孔内の地下水の本来の流れと異なる流れを生じ
させることになる。
この発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、広
範囲な流速を有する地下水の真の流速を短時間に、かつ
、直接的に測定することの可能な孔内流速測定方法、及
び、これを実現する測定装置の提供を目的としている。
「問題点を解決するための手段」 前記問題点を解決するために、この発明のうち第1の発
明は、地中に深孔を掘削し、この孔内の所定深さに測定
部たるセンサープローブを挿入して、前記孔内を通過す
る地下水の流速を測定する孔内流速測定方法において、
前記センサープローブ内に透過形回折格子と光源とを設
けると共に、この光源からの光を前記回折格子を通過さ
せることで回折縞を形成し、この回折縞中を通過する地
下水中の散乱粒子からの散乱光を受光して、この散乱光
の強度変化により前記地下水の流速を測定するような孔
内流速測定方法を構成している。
また、第2の発明は、前記第1の発明である孔内流速測
定方法を実現するために、地中に掘削された深孔内に挿
入される測定部たるセンサープローブと、このセンサー
プローブの上下両端にロッドを介して取り付けられ、前
記センサープローブを前記孔内の所定位置に固定する上
部パッカー及び下部パッカーとにより、前記孔内を通過
する地下水の流速を測定する孔内流速測定装置において
、前記センサープローブに、レーザ光等を発光する光源
と、この光源の発光方向面方に位置された透過形回折格
子と、この回折格子により形成される複数次の回折光を
所定の部分に収束して回折縞を形成するためのレンズ等
の収束手段と、前記回折縞からの散乱光を受光する受光
部とを設けたような孔内流速測定装置を構成している。
「作用 」 この発明では、センサープローブ内に設けられた光源及
び透過型回折格子により複数次の回折光が発生されると
共に、これら複数次の回折光が反射板により所定の部分
に収束されることで、この所定の部分に干渉縞が形成さ
れる。この、干渉槁が形成された部分を地下水が通過す
る際、この地下水中に含まれる粒子により散乱光が生じ
、その強度は、粒子が前記干渉縞の明部にあれば強く、
逆に暗部にあれば弱くなる。そして、その強度変化は、
粒子の移動速度に比例し、干渉縞の間隔に反比例する。
従って、この散乱光の強度変化を検出すれば、粒子の移
動速度を測定することができ、この粒子の粒径が十分小
さいと仮定すれば、粒子の移動速度をそのまま地下水の
移動速度とすることができる。
「実施例」 以下、この発明の実施例について、第1図ないし第4図
を参照して説明する。
第1図は、この発明のうち第1の発明の一実施例である
孔内流速測定方法を説明するための図であり、符号Gは
調査すべき地盤である。この地盤Gは、不透水層G1と
地下水が流れる帯水層Gtとから構成されていると共に
、この地盤Gには、垂直方向に掘削されて前記帯水層G
、を貫通する深孔Hが形成されている。また、符号Bは
地下水の流速を測定すべき前記孔H内の測定区間であり
、この測定区間Bには、この発明のうち第2の発明の一
実施例である孔内流速測定装置l(以下、単に「測定装
置」と称する)が位置されている。この測定装置lは、
ケーブル2により吊持されていると共に、このケーブル
2は地上に設置された矢倉部3に固定されている。
第2図は、前記地上に設置された矢倉部3を示す図であ
る。第2図において、符号4は矢倉本体であり、符号5
はケーブル巻取装置である。このケーブル巻取装置5に
は、上下パッカー制御装置6と信号受信・解析部7(以
下、単に「解析部」と称する)とが、それぞれケーブル
8と光ファイバ9とにより接続されている。この、上下
パッカー制御装置6は、後述する測定装置lの上部、下
部パッカーに圧搾空気を送出すると共に、この圧搾空気
の圧力調整を行う機能を有している。また、前記解析部
7は、フォトマル部10、バンドパスフィルタ1mディ
ジタルコリレータ12、及びコンピュータ13で構成さ
れている。前記ケーブル巻取装置5には、前記ケーブル
2が巻回されていると共に、このケーブル2は前記矢倉
本体4の天端に取り付けられた滑車14に掛けられてい
る。
そして、このケーブル2の先端には、前述の如く測定装
置lが取り付けられている。
この測定装置lは、第1図ないし第2図に示すように、
測定部たる円筒状のセン等−プローブ15と、このセン
サープローブ15の上下両端に上ロッド16及び下ロッ
ド17を介して取り付けられた、硬質ゴム製の中空円筒
状の上部パッカー18及び下部パッカー19とから概略
構成されている。
第3図は、このセンサープローブ15を示す図である。
第3図において、符号20は前記センサ−プローブ15
上部に複数個配置されたレーザ・ソース等の光源、符号
21はこれら光源20.20、・・・の発光方向前方に
位置された円板状の透過型回折格子である。この回折格
子21には、1mm当たりN本のスリットが放射状に刻
設されている。
また、符号22はセンサ−プローブ15下部に取り付け
られた反射鏡(収束手段)であり、この反射鏡22は、
前記回折格子21からの0次回折光23及び1次回折光
24の進行方向前方に位置されていると共に、これら0
次及び1次回折光23.24をセンサープローブ15下
方の所定の交叉部(部分)30に収束するように、その
導光方向が調整されている。符号25は、その受光方向
が前記0次及び1次回折光23.24の交叉部30に向
けられた集光レンズ(受光部)であり、この集光レンズ
25によって受光された光は、光ファイバ26により伝
送される。
また、第4図は、ケーブル2の断面を示す図であり、こ
のケーブル2内には、センサープローブ15内の光源2
0に電源を供給する電源供給ケーブル27と、前記ケー
ブル8に連通して上部及び下部パッカー18、I9へ圧
搾空気を供給する空気供給チューブ28.29と、前記
集光レンズ25により受光された光を、前記光ファイバ
9を介して地上の解析部7へ伝送する前記光ファイバ2
6とが装填されている。
次に、第1図ないし第4図を参照して、この発明のうち
第1の発明の一実施例である孔内流速測定方法について
説明する。
まず、第1図に示すように、調査すべき地盤Gに測定す
べき帯水層G、、G、へ達する孔Hを、図示しない掘削
機で掘削する。
次に、掘削された孔Hの中へ、ケーブル巻取装置5に巻
回されたケーブル2を繰り出して、矢倉本体4から測定
装置lを吊り降ろす。この、吊り降ろされた測定装置l
が前記測定区間Bに達した段階で、前記巻取装置5の繰
り出しを止めて測定装置lをこの測定区間B内の所定位
置に停止させる。測定装置lか測定区間B内の所定位置
に停止したら、前記地上の上下パッカー制御装置6を駆
動して、空気圧の調整された圧搾空気を、ケーブル2内
の空気供給チューブ28.29を介して上部パッカー1
8及び下部パッカー19に供給する。
圧搾空気が供給されると、これら上部パッカー18及び
下部パッカーI9は膨張して、自身を前記孔H壁面に押
圧させて移動不可能となり、その位置に固定される。従
って、これら上部、下部パッカー18.19の中間部に
位置する前記センサープローブ15も、その位置に固定
される。
このセンサープローブ15が測定区間B内に固定される
と、センサープローブ15内の光源20を駆動して、透
過型回折格子21に向ってレーザ光等の光を発光させる
。発光された光は、この回折格子21を透過することで
回折され、0次、1次、・・・の複数次の回折光が発生
する。そして、これら複数次の回折光のうち、0次回折
光23及び1次回折光24は、反射鏡22により所定の
交叉部30に収束され、これら0次及び!次回折光23
.24の交叉により、この交叉部30には回折縞が生じ
る。ここで、この交叉部30は、地下水の流速を測定す
る測定部分となる。
この干渉縞中を地下水中の粒子が通過すると、散乱光が
生じる。生じた散乱光は、前記集光レンズ25により受
光され、光ファイバ26を通って地上の解析部7へ伝送
され、解析、記録され、これにより地下水の流速を測定
することができる。
ここで、この解析部7で行なわれる解析過程について、
その原理を説明する。すなわちこれは、いわゆるレーザ
ー・ドツプラー速度計(L、D。
V 、−L aser D oppler V elo
cjmeter )の原理を利用したものであり、レー
ザ・ソースから射出されたレーザ・ビームを強度が等し
い2本のビームに分光し、これらをレンズを用いて1点
に交叉させれば、この交叉部(測定部分)には、レーザ
光の波長λとビームの交叉角θによってその間隔dFが
決定される干渉縞が生じる。そして、この干渉縞の間隔
dFは、dF−(λ/2)sin(θ/2)で表される
。この測定部分を微粒子(直径数μm )が通過すると
、この粒子による散乱光の強度は、粒子が干渉縞の明部
にあれば強く、逆に暗部にあれば弱くなる。そして、そ
の変化の割合は、粒子の移動速度Vに比例し、干渉縞の
間隔dFに反比例する。従って、この散乱光をレンズ等
により収束して、これをフォトマル等の光電変換器で電
気信号に変換し、その信号(ドツプラー信号)の周期t
d1あるいは周波数fdを測定することで、粒子の移動
速度Vを測定することかできる。いま、粒子が干渉縞の
形成面に対して垂直に通過した場合を考えると、この粒
子の移動速度Vは、 V =dp/l =dr−f、= ((λ/2 )si
n(θ/2))・f、1で表される。これは、あくまで
も粒子の速度を測定しているのであって、流体、すなわ
ち地下水の速度を測定しているのではない。しかし、粒
子の径が十分小さければ、粒子は流体に追従して移動す
ると考えて良いので、粒子の移動速度Vをそのまま流体
の移動速度としても支障無い。
以上の原理に基づき、地下水の流速を測定することがで
きる。そして、この測定区間Bでの流速測定が終了した
ら、上部、下部パッカーI8.19の空気を暖め、次の
測定区間の深さに測定装置lを移動させて、測定を繰り
返す。
従って、以上示した実施例たる測定方法及び測定装置1
によれば、地下水の流速を直接測定することができ、ま
た、測定時間の大幅な短縮が図れると共に、流速の測定
範囲がV = I X I O−8cm/sea = 
I X I Q 0cm/ seaと広範囲な測定か可
能となる。また、地下水中の粒子の粒径分布をある程度
広く仮定し、ブラウン運動の影響を前記解析部7に設け
られたバンドパスフィルタIIにより除去すれば、地下
水の真の流速を求めることができる。さらに、この測定
方法及び測定装置は、そのセンサープローブ15にトレ
ーサーを使用する必要がないので、測定対象たる地下水
に密度変化、拡散現象等地下水の流速を擾乱させる現象
を引き起こす恐れが無い。そして、前記測定装置lは、
従来の測定装置に比較してその径を細くできるので、よ
り小口径の深孔に適用可能である。
特に、この実施例では、反射鏡22の位置調整等により
、任意の個所に回折光23.24の交叉部30を位置さ
せることができると共に、この交叉部30で形成される
干渉縞の形成面をも任意の方向に振り向けることができ
る。従って、この干渉縞の形成面を、例えば前記センサ
ープローブ15の軸線に直交するように位置させること
によって、定められた一方向における地下水の流速を測
定することが可能となる。また、この実施例のように、
光源20を2個装備し、この光源20によって生じる干
渉縞の形成面を同一にしつつ、縞の方向を互いに直交さ
せれば、地下水の流速のX成分、Y成分を直接測定する
ことが可能となり、よって、地下水の流速の絶対値を測
定することができる。
次に、第5図は、この発明の他の実施例である孔内流速
測定装置を示す図である。なお、以下の説明において、
前記実施例と同一の構成要素については同一の符号を付
し、その説明を省略する。
第5図に示す測定装置lと前記実施例の測定装置との相
異点は、センサープローブ15内の透過型回折格子21
が、その回転中心に対して回動自在に取り付けられてい
る点である。すなわち、この回折格子2Kには、その回
転中心に回転軸31が突設されていると共に、この回転
軸31はモータ32に連結されている。よって、このモ
ータ32の駆動により、前記回折格子21は所定方向、
所定速度で回動されることとなる。また、この実施例で
は、センサ−プローブ15上部に光源20が1個のみ設
けられていると共に、この光源20から発光される1本
の光は、その前方に設けられたビームスプリッタ33に
より所定本数(図示例では2本)に分岐され、反射鏡3
4.34、・・・により回折格子21に導光されている
この測定装置lにより地下水の流速を測定する方法は、
前記実施例の測定方法と同様であり、また、この方法に
従えば、前記実施例と同様に、孔■(内を通過する地下
水の流速を測定することができる。ここで、地下水の流
速測定中は、前記モータ32を駆動して、回折格子21
を一方向に所定速度で回転させておけば、地下水の流速
のみならず、その流向をも測定することができる。
この原理を、以下類を追って説明すれば、府述の如く回
折格子2Iが一方向に所定速度で回転している場合、0
次回折光23の周波数f。は変化しないが、1次回折光
24の周波数r、は、Δfだけシフトする。このシフト
量Δrは、回折格子21のスリット幅をp。、回転速度
をυとすれば、次式で与えられる量となる。
Δf=rl fo=υ/2po=πDr/2p。
ここで、Dは回折格子2Iの直径、rは回折格子21の
回転数である。従って、これら0次回折光23及び!次
回折光24の交叉部30に形成される干渉縞も、この周
波数シフトΔCに伴って、一定方向にその明暗部が移動
することになる。このような干渉縞中を、地下水内を浮
遊する粒子が通過した場合、朋述の如く散乱光が生じる
が、その周波数r、′ は、前記周波数f、に周波数シ
フトΔfを付加した量となる。そして、この周波数シフ
トΔr及び干渉縞の移動方向は予め知ることができるの
で、回折格子21が回転したことによる周波数の変化f
a’  fdの正負を検出すれば、粒子の流向、ひいて
は地下水の流向を測定することができる。
特に、この実施例でも、前記実施例と同様に、光源20
によって生じる干渉縞の形成面を同一にしつつ、縞の方
向を互いに直交さ仕れば、地下水の流速のX成分、Y成
分を直接測定することが可能となり、よって、地下水の
流速の絶対値及び流向を測定することができる。
なお、この発明の孔内流速測定方法及び測定装置は、前
記実施例に限定されず、施工条件等により適宜変更可能
である。例えば、前記パッカー18、I9も、地盤Gの
性質によって、メカニカルパッカー、空気パッカー等を
使い分ければ良い。
また、前記0次及び1次回折光23.24を収束する収
束手段も、前述の如く反射鏡22に限定されず、レンズ
、プリズム等周知の手段から適宜選択されれば良い。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明は、孔内流速測定
装置のセンサープローブに透過型回折格子を設け、この
回折格子により得られる回折光を用いて干渉縞を形成し
、この干渉縞を通過する粒子の散乱光の強度変化から孔
内の地下水の流速を測定しているので、次のような優れ
た効果を奏する。
(1)  孔内の地下水の真の流速を測定することがで
きる。
(2)測定時間の短縮か可能である。
(3)流速の測定節回がV = I X l O−’c
m/sec〜l×10°cm/secと広い範囲の測定
が可能である。
(4)センサープローブにトレーサーを用いないので、
測定する地下水に密度変化や拡散現象を生ずることが殆
んどなくなる。
(5)また、この測定装置は、従来の測定装置よりその
径を細くできるので、より小口径の深孔に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、この発明のうち第1の発明の一
実施例である孔内流速測定方法を説明するための図であ
って、第1図はその全体を説明するための概略図、第2
図は矢倉部を示す正面図、第3図はこの発明のうち第2
の発明の一実施例である孔内流速測定装置のセンサープ
ローブ部を示す斜視図、第4図はケーブルの断面図、第
5図はこの発明のうち第2の発明の他の実施例である孔
内流速測定装置のセンサープローブ部を示す斜視図であ
る。 G・・・・・・地盤、H・・・・・・深孔、l・・・・
・・測定装置、15・・・・・・センサープローブ、1
6・・・・・・上ロッド、17・・・・・・下ロッド、
18・・・・・・上部パッカー、19・・・・・・下部
パッカー、20・・・・・・光源、2X・・・・・・回
折格子、22・・・・・・反射鏡(収束手段)、25・
・・・・・集光レンズ(受光部)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)地中に深孔を掘削し、この孔内の所定深さに測定
    部たるセンサープローブを挿入して、前記孔内を通過す
    る地下水の流速を測定する孔内流速測定方法であって、
    前記センサープローブ内に透過形回折格子と光源とを設
    けると共に、この光源からの光を前記回折格子を通過さ
    せることで回折縞を形成し、この回折縞中を通過する地
    下水中の散乱粒子からの散乱光を受光して、この散乱光
    の強度変化により前記地下水の流速を測定することを特
    徴とする孔内流速測定方法。
  2. (2)地中に掘削された深孔内に挿入される測定部たる
    センサープローブと、このセンサープローブの上下両端
    にロッドを介して取り付けられ、前記センサープローブ
    を前記孔内の所定位置に固定する上部パッカー及び下部
    パッカーとにより、前記孔内を通過する地下水の流速を
    測定する孔内流速測定装置であって、前記センサープロ
    ーブには、レーザ光等を発光する光源と、この光源の発
    光方向前方に位置された透過形回折格子と、この回折格
    子により形成される複数次の回折光を所定の部分に収束
    して回折縞を形成するための収束手段と、前記回折縞か
    らの散乱光を受光する受光部とが設けられていることを
    特徴とする孔内流速測定装置。
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