JP2007194721A - 通信装置及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信システムを高効率・低コストで実現する。
【解決手段】SIPプロキシ部21は音声データを多重する際の自局の多重対象エリアを示すローカルIPCMEドメインと相手局の多重対象エリアを示すリモートIPCMEドメインを登録し、受信したSIPメッセージの送信元が自局のローカルIPCMEドメインと一致し、受信したSIPメッセージの送信先が相手局のリモートIPCMEドメインに一致する場合に、受信したSIPメッセージを相手局に転送し、メディアプロキシ部22は自局の送信元からの音声データのRTPパケットを多重してIPCMEパケットを相手局に転送する。
【選択図】図3

Description

この発明は、ショートパケット多重/分離機能を有する通信装置及び通信システムに関するものであり、特に、VoIP(Voice Oever Internet Protocol)において、音声データを収容した複数のショートパケットを一つのIPパケットに多重する通信装置及び通信システムに関するものである。
ショートパケット多重/分離機能を有するIP(Internet Protocol)ベースの通信装置としては、例えば、非特許文献1としてのITU-T(International Telecommunication Union-Telecommunication standard) G.769で示されているIPベースの回線多重化装置(IPCME:Cicuit Multiplication Equipment for IP-based networks)がある。この勧告では、複数のショートパケットをRTP(Real-time Transpoprt Protocol)/UDP(Ueser Datagram Protocol)/IPパケットの中に多重し伝送する方式が提案されている。後述の図2に示すIPパケットは、この勧告に沿った方式であり、RTP/UDP/IPというVoIP(Voice Oever Internet Protocol)の標準のプロトコルを用いて、RTPペイロード中に複数のショートパケットを多重するものである。
現在、VoIPの呼制御方式としては、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC(Request For Comments)3261〜3264等で規格されているSIP(Session Initiation Protocol)が主流となっている。SIPはHTTP(HyperText Transfer Protocol)に似たテキストベースのプロトコルであり、SIPメッセージはSIPヘッダ群とSIPボディから成る。SIPボディはSDP(Session Description Protocol)という記述ルールが用いられ、音声セッション情報(例えば符号化方式やポート番号等)を記述し、エンド−エンドのネゴシエーションに使用される。
音声データの伝送については、RFC3550等で規格されているRTPで伝送する。
SIP方式によってIP電話を運用するネットワークでは、SIPメッセージを乗せたIPパケットとRTPを乗せたIPパケットは、それぞれ別のセッション、ルートをたどって伝送される。なお、SIP及びRTPのトランスポート層プロトコルはUDPが一般的であるが、TCP(Transmission Control Protocol)/IPでも可能である。
SIPによるVoIPネットワークでは、SIPプロキシと呼ばれるIP電話サーバが設置され、IP電話等のVoIP端末はそのSIPプロキシを記憶している。位置付けとしては、HTTPにおけるDNS(Domain Name System)と同様の位置付けとなる。このSIPプロキシはIP電話の位置登録や、発着・着信・切断の制御等を行うIP電話のための回線交換サーバである。
一方、メディアプロキシ(又はRTPプロキシ)とは、音声データや画像データのためのプロキシで、HTTPプロキシと同様にネットワークの境界に設置され、複数の端末のチャネルを一旦集約し伝送する装置であり、ゲートウェイやNAT(Network Address Translator)/ファイヤーウォール通過の手段として使われる。
SIPプロキシとメディアプロキシを一体化すると、SIPプロキシとメディアプロキシの機能を合わせ持ったサーバとなり、IP電話端末2台を背中合わせにした振舞いをし、SIPプロキシ処理とメディアプロキシ処理をすることから、B2BUA(Back to Back User Agent)と呼ばれる。
SIPはHTTPと類似のテキストベースの通信手順であり、他の方式よりも通信システムを組み易く拡張し易いために、通信システムを高効率・低コストで実現することができる。
また、従来の通信装置や通信システムとして、例えば、特許文献1では、送信先網接続装置が同一である複数呼の情報信号を送信する際に、通信におけるオーバヘッドの少ないIPパケットに構成して送信する網接続装置が開示されており、特許文献2では、配信されるコンテンツを取得する側において、コンテンツの再生される映像音声信号の品質が劣化することなく、また、より短い時間でより高い秘匿性を維持して、コンテンツの映像音声信号を伝送することができるコンテンツ配信システムが開示されている。
特許第3319367号公報(段落0006) 特開2004−96648号公報(段落0014) ITU-T G.769,Aug.2002
従来の通信装置及び通信システムは以上のように構成されており、例えば上記非特許文献1に示すIPベースの回線多重化装置(IPCME)は、今日主流となっているVoIPの呼制御方式であるSIPに対応したものではないため、既存のVoIPシステムで適用できるものではなく、衛星回線のような限られた帯域でVoIPを実現しようとした場合や、企業通信網におけるアクセス回線の契約帯域削減や音声回線のQoS(Quality of Service)を実現しようとした場合に、高効率・低コストで実現することができないという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、衛星回線のような限られた帯域でVoIPを実現しようとした場合や、企業通信網におけるアクセス回線の契約帯域削減や音声回線のQoSを実現しようとした場合に、SIPを適用することにより高効率・低コストで実現することができる通信装置及び通信システムを得ることを目的とする。
この発明に係る通信装置は、音声データを多重する際の自局の多重対象エリアを示すローカルIPCMEドメインと相手局の多重対象エリアを示すリモートIPCMEドメインを登録し、受信したSIPメッセージの送信元が自局のローカルIPCMEドメインと一致し、受信したSIPメッセージの送信先が相手局のリモートIPCMEドメインに一致する場合に、受信したSIPメッセージを相手局に転送することにより呼接続制御を行うSIPプロキシ部と、該SIPプロキシ部による呼接続制御に基づき、自局の送信元からの音声データのRTPパケットを多重してIPCMEパケットを相手局に転送するメディアプロキシ部とを備えたものである。
この発明により、通信装置を既存のSIP端末と共存して運用することができ、また、IP端末やエンドユーザは通信装置の存在を意識せずにシームレスに音声回線を利用することができ、最終的には、通信事業者が高効率符号化多重伝送の恩恵を受け、音声回線を低コストで効率良く運用することができるという効果が得られる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による通信システムの構成を示すブロック図である。この通信システムでは、センター局1、超小型地上局(VSAT:Very Small Aperture Terminal)2及び超小型地上局3は人工衛星4を介して通信を行い、超小型地上局2及び超小型地上局3は人工衛星4及びセンター局1を介してのダブルホップ中継による通信を行う。センター局1は、回線多重化装置(IPCME)11a、IP電話(又はターミナルアダプタ)12a、IP−PBX(Interenet Protocol-Private Branch eXchange)13a、衛星ゲートウェイ装置(Sat−GW)14a及びイーサネット(登録商標)ケーブル15aを備えており、IP−PBX13aは公衆回線網5と接続されている。
超小型地上局1は、回線多重化装置(IPCME)11b、IP電話(又はターミナルアダプタ)12b、IP−PBX13b、衛星ゲートウェイ装置(Sat−GW)14b及びイーサネット(登録商標)ケーブル15bを備えており、IP−PBX13bは公衆回線網6と接続されている。超小型地上局2は、回線多重化装置(IPCME)11c、IP電話(又はターミナルアダプタ)12c、衛星ゲートウェイ装置(Sat−GW)14c及びイーサネット(登録商標)ケーブル15cを備えている。
センター局1、超小型地上局2及び超小型地上局3において、衛星ゲートウェイ装置14a,14b,14cは互いに人工衛星4を介して通信を行い、回線多重化装置11a,11b,11cは、SIPメッセージを終端・編集・転送するSIPプロキシ機能と、音声データを終端・編集・転送するメディアプロキシ機能と、ショートパケットを多重又は分離するショートパケット多重/分離機能とを一体化したものである。IP電話12a,12b,12c及びIP−PBX13a,13bはSIP方式を採用したSIP端末で、イーサネット(登録商標)ケーブル15a,15b,15cは各局における各装置を接続している。
なお、この明細書及び図1では、ルータやスイッチングハブ等のネットワーク機器を省略している。
このように、回線多重化装置11a,11b,11cがショートパケット多重/分離機能を有していることにより、多重化によるオーバヘッドの削減とパケット数の削減を行うことができ、音声回線の帯域を大幅に削減することができる。そのため、衛星通信、拠点間通信、離島通信に有効に適用することができる。
センター局1、超小型地上局2及び超小型地上局3に設置された回線多重化装置11a,11b,11cは、SIPプロキシ機能、メディアプロキシ機能、ショートパケット多重/分離機能を一体化した通信装置であり、この通信装置はセンター局1、超小型地上局2及び超小型地上局3に設置された衛星ゲートウェイ装置14a,14b,14cに備えられていても良い。
図2はこの発明の実施の形態1による通信システムで使用するVoIPパケットを示す図である。センター局1、超小型地上局2及び超小型地上局3において、回線多重化装置11とIP電話12間の通常のVoIPパケット(RTPパケット)はヘッダ部100と音声符号化された音声データであるペイロード部104から構成され、ヘッダ部100はIPヘッダ101とUDPヘッダ102とRTPヘッダ103から構成されている。
回線多重化装置11間のVoIPパケット(IPCMEパケット)は、ヘッダ部100とショートパケット105−1,105−2,・・・,105−xから構成され、ヘッダ部100はIPヘッダ101とUDPヘッダ102とRTPヘッダ103から構成され、各ショートパケット105−1,105−2,・・・,105−xは、それぞれヘッダ部106と音声符号化された音声データであるペイロード部107から構成されている。ショートパケット105−1,105−2,・・・,105−xは一つのIPパケットに複数チャネル分の音声データを収容することが可能である。
ここでは、チャネルとは一通話と同意であるが、多重に際しては同一チャネルの複数のデータが一つのパケットに多重されても構わない。
なお、図2に示すVoIPパケットは後述の呼接続シーケンスでメディアプロキシ部22が使用するVoIPパケットを示し、図2では後述の呼接続シーケンスでSIPプロキシ部21が使用するパケットは示されていない。
図3はこの発明の実施の形態1による通信システムにおける超小型地上局2とセンター局1の呼接続シーケンスの一例を示す図である。ここでは、IP電話12b,12a間の呼接続を行うものとする。図3において、IPCMEドメイン10a,10bは、回線多重化装置11a,11bが音声データを多重する際の多重対象エリアを示し、例えば、a.ipcme.comのようなドメイン表現、又は192.168.1.0/24のようなネットワーク表現が使用され、通常はセンター局1、超小型地上局2及び超小型地上局3の各局単位に設定される。
なお、図3では図示していないが、超小型地上局3の回線多重化装置11cもIPCMEドメイン10cを有している。このIPCMEドメイン10a,10b,10cは回線多重化装置11a,11b,11cに登録されている。
回線多重化装置11a,11bは内部機能エンティティであるSIPプロキシ部21a,21bとメディアプロキシ部22a,22bをそれぞれ備えている。図3では図示していないが、超小型地上局3の回線多重化装置11cも、同様にSIPプロキシ部21cとメディアプロキシ部22cを備えている。
SIPプロキシ部21は、音声データを多重する際の自局の多重対象エリアを示すローカルIPCMEドメインと相手局の多重対象エリアを示すリモートIPCMEドメインを登録し、受信したSIPメッセージの送信元が自局のローカルIPCMEドメインと一致し、受信したSIPメッセージの送信先が相手局のリモートIPCMEドメインに一致する場合に、受信したSIPメッセージを相手局に転送することにより呼接続制御を行い、相手局から受信したSIPメッセージの送信先が自局のローカルIPCMEドメインと一致する場合に、受信したSIPメッセージを自局の送信先に転送する。
メディアプロキシ部22は、SIPプロキシ部21による呼接続制御に基づき、自局の送信元からの音声データのRTPパケットを多重してIPCMEパケットを相手局に転送し、相手局から受信したIPCMEパケットを分離してRTPパケットを自局の送信先に転送する。
図3において、F1,F2,F3は、超小型地上局2のIP電話12bをオフフックし電話をかけたときに発せられるINVITEメッセージ(SIPメッセージの一つ)のフローであり、F10,F11,F12はセンター局1のIP電話12aが受話器を取ったときに発せられる200 OKメッセージ(SIPメッセージの一つで、200番台は成功応答)のフローである。F16,F18,F19,F21は通常のVoIPパケット(RTPパケット)による音声データのフロー、F17,F20は回線多重化装置11b,11a間のVoIPパケット(IPCMEパケット)による音声データの多重伝送フローである。
F11sは、F11のフローと同時に、回線多重化装置11a内部でSIPプロキシ部21aからメディアプロキシ部22aへ運用情報を伝えるフローである。F12sは、F12のフローと同時に、回線多重化装置11b内部でSIPプロキシ部21bからメディアプロキシ部22bへ運用情報を伝えるフローである。
なお、F11s及びF12sにより伝えられる運用情報とは、F17及びF20でのIPCME待受ポート番号、F16及びF19でのRTP待受ポート番号、チャネルIDである。IPCME待受ポート番号は予め決めてしまうことも可能であり、その場合は伝達不要である。チャネルIDは回線多重化装置11b,11aによる音声データの多重フローF17,F20の中で呼を識別するためのIDであり、SIPで伝達されるCall−IDから回線多重化装置11b,11a間のVoIPパケットで伝送されるショートパケットヘッダ値へと関連付けられるものである。このチャネルIDにより同一のエンド・エンド間の複数呼を識別することができる。
図4はこの発明の実施の形態1による通信システムにおける超小型地上局2とセンター局1の呼接続シーケンスの一例を示す図であり、図3の呼接続シーケンスの詳細を示すものである。
F1,F2,F3はIP電話12bをオフフックし電話をかけたときに発せられるINVITEメッセージのフローで、F4,F5,F6は呼接続処理中であることを示す100Tryingメッセージ(SIPメッセージの一つで、100番台は暫定応答)のフローである。F7,F8,F9は相手呼出中であることを示す180Ringingメッセージ(SIPメッセージの一つ)のフローで、F10,F11,F12は呼接続が受け入れられたことを示す200OKメッセージのフローである。
F13,F14,F15はACKメッセージ(SIPメッセージの一つ)のフローで、F16〜F21は音声データのフローで、F16,F18,F19,F21は通常のVoIPパケット(RTPパケット)の伝送のフローで、F17,F20は回線多重化装置11a,11b間のVoIPパケット(IPCMEパケット)による音声データの多重伝送フローである。F22〜F27はBYEメッセージ(SIPメッセージの一つ)と200OKメッセージによる呼切断のフローである。
図4において、F2,F4,F9,F12,F14,F23,F27のフローは回線多重化装置11bのSIPプロキシ部21bの処理で、F3,F5,F8,F11,F15,F24,F26のフローは回線多重化装置11aのSIPプロキシ部21aの処理で、F17,F21の処理はメディアプロキシ部22bの処理で、F18,F20の処理はメディアプロキシ部22aの処理である。
なお、図4で示すシーケンスは説明のため簡略化したものであり、実際にはこの通りでない場合がある。
図5及び図6はこの発明の実施の形態1による通信システムにおける回線多重化装置11のSIPプロキシ部21のINVITEメッセージの処理例を示すフローチャートである。
前提として、音声データを多重する際の多重対象エリアを示すIPCMEドメイン10は予め回線多重化装置11に登録されているものとする。また、自局のドメインをローカルIPCMEドメインと呼び、相手局のドメインをリモートIPCMEドメインと呼ぶ。例えば、超小型地上局2の回線多重化装置11bから見た場合、IPCMEドメイン10bはローカルIPCMEドメインで、IPCMEドメイン10a,10cはリモートIPCMEドメインである。
ここでは、RFC3261に基づく標準SIP処理以外の回線多重化装置11特有の処理を中心に、このフローチャートに沿って説明する。
図5において、回線多重化装置11のSIPプロキシ部21がINVITEメッセージを受信すると、ステップST11において、SIPプロキシ部21は、送信元IPアドレスが予め登録された相手局の回線多重化装置11と一致するか否かをチェックする。一致する場合は相手局の回線多重化装置11から発せられたINVITEメッセージであるため図6のステップST21へ進み、一致しない場合は自局の回線多重化装置11以外の例えばIP電話12やIP−PBX13のSIP端末からのINVITEメッセージであるためステップST12へ進む。
ステップST12において、SIPプロキシ部21は、SIP−URI(SIP−Uniform Resource Identifier)又はToヘッダの宛先が予め登録されたリモートIPCMEドメインにヒットするか否かをチェックする。
ステップST12でヒットしない場合は、リモートIPCMEドメインを管理している回線多重化装置11宛てのINVITEメッセージでないため、ステップST18のRFC3261に基づく標準SIP処理へ進み、転送ルールにヒットすればINVITEメッセージを転送し、転送ルールにヒットしなければ404Not Foundメッセージ(400番台はリクエストエラー応答)の応答を行う。ここで、転送ルールとは、例えば、SIPヘッダのRecord−Routeに従うルーティングや、SIP−URIに基づきSIPプロキシ部21予め設定されたルーティングを示している。
ステップST12でヒットする場合は、リモートIPCMEドメインを管理している回線多重化装置11宛てのINVITEメッセージであるため、ステップST13へ進む。
ステップST13において、SIPプロキシ部21は、Fromヘッダで示された端末又は送信元IPアドレスが予め登録されたローカルIPCMEドメインにヒットするか否かをチェックする。
ヒットしない場合は多重対象でないため、ステップST18のRFC3261に基づく標準SIP処理へ進み、ヒットする場合は多重対象であるためステップST14へ進む。
ステップST14において、SIPプロキシ部21は、宛先の回線多重化装置11のステータス情報が正常か否かをチェックする。ここで、ステータス情報とは、宛先の回線多重化装置11の生存情報(キープアライブ)、宛先の回線多重化装置11のエラー情報有無、相手の回線多重化装置11との帯域制限オーバ、相手の回線多重化装置11とのチャネル数制限オーバ等である。
これらのステータス情報が異常な場合にはステップST19へ進み、送信元へBUSYメッセージ応答を返して呼接続を拒否し、INVITEメッセージの受信に係るSIP処理を終了する。ステータス情報が正常な場合はステップST15へ進む。
ステップST15において、SIPプロキシ部21はSIPヘッダにIPCME−Gatewayヘッダを追加する。ここで追加するIPCME−Gatewayヘッダは以下のテキストデータから構成されている。
IPCME−Gateway:<この回線多重化装置11のIPアドレス><ポート番号><ID><IPCMEドメイン(オプション)>
ここで、ポート番号は回線多重化装置11の待受ポート番号であるが、予め決められていれば不要となる。また、IDはSIPで呼を一意に表すCall−IDに対応するものであり、ショートパケットヘッダと関連付けられるものである。IPCMEドメインは相手側へ自動的にIPCMEドメインを追加するためのものであるが、各回線多重化装置11で予めリモートIPCMEを予め登録するようであれば不要である。
なお、後述の図7及び図10にはIPCME−Gatewayヘッダの具体的表現例を示している。
ステップST15の処理を終了後、ステップST16において、SIPプロキシ部21はCall−IDをSIPプロキシ部21の内部に備えているIPCMEセッション管理領域へ記憶する。この記憶領域は200OKを受信した際に参照する。最後に、ステップST17において、SIPプロキシ部21は、RFC3261に基づき標準SIP処理を実施し、SIPヘッダの処理後、図3及び図4のフローF2に示すように、リモートIPCMEドメインを管理する回線多重化装置11にINVITEメッセージを転送する。ここで、SIPヘッダの処理としては、Record−RouteヘッダにIPアドレスを記述した行を追加したり、SIP−URIを書き換えたりする。
上記ステップST13で、Fromヘッダで示された端末又は送信元IPアドレスがローカルIPCMEドメインにヒットしない場合は多重対象でないため、ステップST18において、SIPプロキシ部21はRFC3261に基づき標準SIP処理を実施し、転送ルールにヒットすればINVITEメッセージを転送し、ヒットしなければ404Not Foundの応答を行う。
図6の処理はリモートIPCMEドメインを管理する回線多重化装置11から転送されたINVITEメッセージの処理であり、ステップST21において、SIPプロキシ部21は受信したINVITEメッセージのSIPヘッダにIPCME−Gatewayヘッダがあるか否かをチェックする。このIPCME−Gatewayヘッダがない場合はステップST26に進み、通常のVoIP処理を実施し、RFC3261に基づくSIPヘッダの処理後、IP電話12等の端末にINVITEメッセージを転送する。IPCME−Gatewayヘッダがある場合はステップST22の処理へ進む。
ステップST22において、SIPプロキシ部21は受信したINVITEメッセージの宛先がローカルIPCMEドメインにヒットするか否かをチェックする。ヒットしない場合はステップST25に進み、ヒットする場合はステップST23の処理へ進む。
ステップST23において、SIPプロキシ部21はINVITEメッセージにおけるSDPの記述の書替処理を実施する。書替対象は、1文字のニーモニック「o=」のIPアドレス、「c=」のIPアドレス、「m=」のポート番号である。ここで、「o」はセッション開始者とセッションの識別に使用され、「c」はネットワーク種別、アドレス種別、セッション開始者の識別に使用され、「m」はメディア種別、ポート番号、トランスポートプロトコル、メディアリストの識別に識別に使用される。ここでの書替内容は、「o=」のIPアドレスと「c=」のIPアドレスにはこの回線多重化装置11のIPアドレス、ポート番号はこの回線多重化装置11が待ち受けるF19のフローのRTP待受ポート番号である。
後述の図8はこのステップST23でのINVITEメッセージの例であり、アンダーライン部分がSDPの書替部分である。
ステップST24において、SIPプロキシ部21は、Call−ID、又はCall−ID,Fromタグ、Toタグから成るCallダイアログと呼ばれるセットをSIPプロキシ部21の内部に備えているIPCMEセッション管理領域へ記憶する。
ステップST25において、SIPプロキシ部21は、IPCME−Gatewayヘッダに記述されているテキストデータを獲得した後、IPCME−Gatewayヘッダを削除する。ここで、テキストデータを獲得する具体的な手段としては、データベースやメモリ上の管理テーブルに記憶しておく方法が考えられる。このような機能及び手段を確保しておけば、ネットワーク運用管理者はテキストデータを予め入力しなくて済み、リモートIPCMEドメイン等を予め登録しなくても良い。
最後に、ステップST26において、SIPプロキシ部21はRFC3261に基づき標準SIP処理を実施し、SIPヘッダの処理後、IP電話12等の端末にINVITEメッセージを転送する。
図7及び図8は回線多重化装置11が出力するINVITEメッセージの例を示す図である。図7は図3及び図4のF2のフロー並びに後述する図12のG2,G5のフローでの回線多重化装置11間のINVITEメッセージに相当する。図8は図3及び図4のF3のフロー並びに後述する図12のG3,G6のフローでのINVITEメッセージに相当する。
図7及び図8に示すINVITEメッセージにおいて、空行の上の部分の各行がSIPヘッダであり、図7ではIPCME−Gatewayヘッダが追加されている。また、空行の下の部分がSDPであり、図8ではSDPの1文字のニーモニック「o=」のIPアドレス、「c=」のIPアドレス、「m=」のポート番号が書き換えられている。
図9はこの発明の実施の形態1による通信システムにおける回線多重化装置11のSIPプロキシ部21の200OKメッセージの処理例を示すフローチャートである。200OKメッセージを受信した回線多重化装置11のSIPプロキシ部21は、ステップST31において、Call−IDが図5のステップST16又は図6のステップST24で登録されているものにヒットするか否かをチェックする。ヒットしない場合は、ステップST35の通常のVoIP処理へ進み、Record−Routeヘッダに記載の転送処理を実施し、ヒットする場合はステップST32に進む。
ステップST32において、SIPプロキシ部21はIPCME−Gatewayヘッダの有無を調べる。IPCME−Gatewayヘッダがある場合は発呼側の回線多重化装置11としてのステップST41の処理へ進み、IPCME−Gatewayヘッダがない場合には着呼側の回線多重化装置11としてのステップST33の処理へ進む。
ステップST33において、着呼側の回線多重化装置11のSIPプロキシ部21はSIPヘッダにIPCME−Gatewayヘッダを追加する。追加するIPCME−Gatewayヘッダの内容は図5のステップST15の内容と同じである。その後は、ステップST34において、SIPプロキシ部21はRFC3261に基づき標準SIP処理を実施し、Record−Routeヘッダに記載の転送処理を実施する。
ステップST41において、発呼側の回線多重化装置11のSIPプロキシ部21はSDPの記述の書替処理を実施する。書替対象は、「o=」のIPアドレス、「c=」のIPアドレス、「m=」のポート番号である。ここでの書替内容は、「o=」のIPアドレスと「c=」のIPアドレスにはこの回線多重化装置11のIPアドレス、ポート番号はこの回線多重化装置11が待ち受ける図3及び図4に示すF16のフローのRTP待受ポート番号である。後述の図11はこのステップST41での200OKメッセージの例であり、アンダーライン部分がSDPの書替部分である。
ステップST42において、SIPプロキシ部21は、図6のステップST25と同様に、IPCME−Gatewayヘッダに記述されているテキストデータを獲得した後、IPCME−Gatewayヘッダを削除する。その後は、ステップST43において、SIPプロキシ部21は、RFC3261に基づき標準SIP処理を実施し、Record−Routeヘッダに記載の転送処理を実施する。
図10及び図11は回線多重化装置11が出力する200OKメッセージの例を示す図である。図10は図3及び図4に示すF11のフロー、並びに後述する図12のG8,G11のフローでの回線多重化装置11間のSIPメッセージに相当する。図11は図3及び図4に示すF12のフロー、並びに後述する図12のG9,G12のフローでのSIPメッセージに相当する。
図10及び図11に示す200OKメッセージにおいて、空行の上の部分の各行がSIPヘッダであり、図10ではIPCME−Gatewayヘッダが追加されている。また、空行の下の部分がSDPであり、図11ではSDPの1文字のニーモニック「o=」のIPアドレス、「c=」のIPアドレス、「m=」のポート番号が書き換えられている。
図12はこの発明の実施の形態1による通信システムにおける超小型地上局2と超小型地上局3間の呼接続シーケンスを示す図である。この呼接続シーケンスでは、センター局1に設置されたIP−PBX13aを介して通信する。センター局1において、IP−PBX13aには、セカンドコール機能又はB2BUA機能を搭載しているものとし、回線多重化装置11a−1は超小型地上局2との通信用に設置され、回線多重化装置11a−2は超小型地上局3との通信用に設置されている。回線多重化装置11a−1、回線多重化装置11a−2は一つの回線多重化装置11aであっても構わない。
なお、この図12では、100Trying、180Ringing、PRACK等、この発明と直接関与しないSIPメッセージについては記載を省略している。また、この図12で示す機器は図1に示す各機器と同一である。
図12で示す超小型地上局2とセンター局1の通信は、図4で示したシーケンスと同一である。また、図12で示すセンター局1と超小型地上局3の通信は、図4で示したシーケンスについて、超小型地上局2をセンター局1と置き換え、センター局1を超小型地上局3と置き換えたシーケンスになる。
図12における各回線多重化装置11の処理について、G2,G3,G5,G6,G8,G9,G11,G12,G14,G15,G17,G18のフローは、図3に示すSIPプロキシ部21の処理で、G20,G21,G23,G24,G26,G27,G29,G30のフローは、図3に示すメディアプロキシ部22の処理である。
超小型地上局2のIP電話12bが超小型地上局3のIP電話12cに電話をかけると、IP電話12bはG1のフローでINVITEメッセージを回線多重化装置11bに発信する。回線多重化装置11bは、図5に示すフローチャートのステップST11〜ST17の処理を実施し、G2のフローでINVITEメッセージをセンター局1の回線多重化装置11a−1に発信する。
センター局1の回線多重化装置11a−1は、図5及び図6に示すフローチャートのステップST11,ST21〜ST26の処理を実施し、G3のフローでINVITEメッセージをIP−PBX13aに発信する。IP−PBX13aはセカンドコール機能又はB2BUA機能により、G4のフローでG1〜G3のフローのINVITEメッセージとは独立した新たなINVITEメッセージを回線多重化装置11a−2に発信すると共に、超小型地上局3側から200OKメッセージが来るのを待つ。回線多重化装置11a−2は、図5に示すフローチャートのステップST11〜ST17の処理を実施し、G5のフローでINVITEメッセージを超小型地上局3の回線多重化装置11cに発信する。
超小型地上局3の回線多重化装置11cは、図5及び図6に示すフローチャートのステップST11,ST21〜ST26の処理を実施し、G6のフローでINVITEメッセージをIP電話12cに発信する。
IP電話12cは、G6のフローでINVITEメッセージを受信して受話器を取ると、G7のフローで200OKメッセージを回線多重化装置11cに発信する。回線多重化装置11cは、図9に示すフローチャートのステップST31〜ST34の処理を実施し、G8のフローで200OKメッセージをセンター局1の回線多重化装置11a−2に発信する。
センター局1の回線多重化装置11a−2は、図9に示すフローチャートのステップST31,ST32,ST41〜ST43の処理を実施し、G9のフローで200OKメッセージをIP−PBX13aに発信する。IP−PBX13aは超小型地上局3側の呼接続が完了したことを受け、G10のフローで200OKメッセージを回線多重化装置11a−1に発信する。回線多重化装置11a−1は、図9に示すフローチャートのステップST31〜ST34の処理を実施し、G11のフローで200OKメッセージを超小型地上局2の回線多重化装置11bに発信する。
超小型地上局2の回線多重化装置11bは、図9に示すフローチャートのステップST31,ST32,ST41〜ST43の処理を実施し、G12のフローで200OKメッセージをIP電話12bに発信する。
IP電話12bは、G12のフローで200OKメッセージを受信して、G13のフローでACKメッセージを回線多重化装置11bに返し、G19のフローで音声データを乗せたRTPパケットの送出を開始する。ここで、200OKメッセージに対するACKメッセージは標準SIPに沿った処理であり、G13〜G18のフローで転送されるが、G16のフローのACKメッセージについては、G15のフローのACKメッセージの受信を待つのではなく、G10のフローでの200OKメッセージの発信と同時に発信しても良い。
G19のフローでRTPパケットを受信した回線多重化装置11bは、RTPパケットに含まれる音声データをショートパケットに乗せ、複数のショートパケットがある場合にはそれらを多重したRTPパケットを生成して、G20のフローでIPCMEパケットをセンター局1の回線多重化装置11a−1に発信する。
センター局1の回線多重化装置11a−1は、G20のフローで受信したIPCMEパケットを分解してショートパケットを抽出し、G21のフローでVoIP標準のRTPパケットをIP−PBX13aに伝送する。IP−PBX13aは、セカンドコール機能又はB2BUA機能により、G21のフローで受信したRTPパケットから音声データを取り出すと、音声データをそのままに、G22のフローで新たにVoIP標準のRTPパケットを回線多重化装置11a−2に送出する。G22のフローでRTPパケットを受けた回線多重化装置11a−2は、RTPパケットに含まれる音声データをショートパケットに乗せ、複数のショートパケットがある場合はそれらを多重したRTPパケットを生成して、G23のフローでIPCMEパケットを超小型地上局3の回線多重化装置11cに発信する。
超小型地上局3の回線多重化装置11cは、G23のフローで受信したIPCMEパケットを分解してショートパケットを抽出し、G24のフローでVoIP標準のRTPパケットをIP電話12cに伝送する。IP電話12cは、G24のフローで受信したRTPパケットから音声データを取り出し、復号処理等を行って受話器へ再生する。
G25〜G30のフローについては、上記G19〜G24のフローでの処理と同様である。
以上のように、この実施の形態1によれば、センター局1、超小型地上局2,3の回線多重化装置11にSIPプロキシ部21を備え、このSIPプロキシ部21が例えば図5及び図6に示すSIPメッセージに対する処理を行うことにより、回線多重化装置11を既存のSIP端末と共存して運用することができ、また、IP端末やエンドユーザは回線多重化装置11の存在を意識せずにシームレスに音声回線を利用することができ、最終的には、通信事業者が回線多重化装置11の適用で高効率符号化多重伝送の恩恵を受け、音声回線を低コストで効率良く運用することができるという効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、複数の超小型地上局が存在し、さらに、センター局1と超小型地上局2が大規模でIP電話の頻度が高いケースでは、センター局1と超小型地上局2局の間の多重効果を確定することができ、高効率運用が可能となるという効果が得られる。
この発明の実施の形態1による通信システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による通信システムで使用するVoIPパケットを示す図である。 この発明の実施の形態1による通信システムにおける超小型地上局とセンター局の呼接続シーケンスの一例を示す図である。 この発明の実施の形態1による通信システムにおける超小型地上局とセンター局の呼接続シーケンスの一例を示す図である。 この発明の実施の形態1による通信システムにおける回線多重化装置のSIPプロキシ部のINVITEメッセージの処理例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による通信システムにおける回線多重化装置のSIPプロキシ部のINVITEメッセージの処理例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による通信システムにおける回線多重化装置が出力するINVITEメッセージの例を示す図である。 この発明の実施の形態1による通信システムにおける回線多重化装置が出力するINVITEメッセージの例を示す図である。 この発明の実施の形態1による通信システムにおける回線多重化装置のSIPプロキシ部の200OKメッセージの処理例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による通信システムにおける回線多重化装置が出力する200OKメッセージの例を示す図である。 この発明の実施の形態1による通信システムにおける回線多重化装置が出力する200OKメッセージの例を示す図である。 この発明の実施の形態1による通信システムにおける超小型地上局間の呼接続シーケンスを示す図である。
符号の説明
1 センター局、2 超小型地上局、3 超小型地上局、4 人工衛星、5 公衆電話網、6 公衆電話網、10a,10b,10c IPCMEドメイン、11a,11b,11c 回線多重化装置、12a,12b,12c IP電話、13a,13b IP−PBX、14a,14b,14c 衛星ゲートウェイ装置、15a,15b,15c イーサネット(登録商標)ケーブル、21a SIPプロキシ部、21b SIPプロキシ部、22a メディアプロキシ部、22b メディアプロキシ部、100 ヘッダ部、101 IPヘッダ、102 UDPヘッダ、103 RTPヘッダ、104 ペイロード部、105 ショートパケット、106 ヘッダ部、107 ペイロード部。

Claims (7)

  1. 音声データを多重する際の自局の多重対象エリアを示すローカルIPCME(Cicuit Multiplication Equipment for IP-based networks)ドメインと相手局の多重対象エリアを示すリモートIPCMEドメインを登録し、受信したSIP(Session Initiation Protocol)メッセージの送信元が自局のローカルIPCMEドメインと一致し、受信したSIPメッセージの送信先が相手局のリモートIPCMEドメインに一致する場合に、受信したSIPメッセージを相手局に転送することにより呼接続制御を行うSIPプロキシ部と、
    該SIPプロキシ部による呼接続制御に基づき、自局の送信元からの音声データのRTP(Real-time Transpoprt Protocol)パケットを多重してIPCMEパケットを相手局に転送するメディアプロキシ部とを備えた通信装置。
  2. SIPプロキシ部は、相手局から受信したSIPメッセージの送信先が自局のローカルIPCMEドメインと一致する場合に、受信したSIPメッセージを自局の送信先に転送し、
    メディアプロキシ部は、相手局から受信したIPCMEパケットを分離してRTPパケットを自局の送信先に転送することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. SIPプロキシ部は、
    自局のローカルIPCMEドメインの送信元からSIPメッセージを受信した場合に、受信したSIPメッセージのSIPヘッダに、自局のローカルIPCMEドメインを含むテキストデータを記述したIPCME−Gatewayヘッダを追加し、
    相手局のリモートIPCMEドメインの送信元からSIPメッセージを受信した場合に、SIPヘッダに追加されているIPCME−Gatewayヘッダに記述された相手局のリモートIPCMEドメインを取得して登録することを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. SIPプロキシ部が登録するローカルIPCMEドメインとリモートIPCMEドメインは、ドメイン表現又はネットワーク表現されていることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. SIPプロキシ部は、相手局の通信装置のステータス情報が正常か否かをチェックし、異常がある場合には、送信元へBUSYメッセージ応答を返して呼接続を拒否することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  6. センター局及び複数の超小型地上局で構成される衛星回線を利用した通信システムにおいて、
    上記センター局及び上記複数の超小型地上局に請求項1記載の通信装置を備え、
    上記超小型地上局は、上記センター局を介して、SIPメッセージ及び音声データを相手局の超小型地上局に送信することを特徴とする通信システム。
  7. 上記センター局及び上記複数の超小型地上局に設置され人工衛星との通信を行う衛星ゲートウェイ装置の内部に上記通信装置を設置することを特徴とする請求項6記載の通信システム。
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