JP2007194254A - 静電気ノイズ対策機能付き放熱装置 - Google Patents

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JP2007194254A JP2006008442A JP2006008442A JP2007194254A JP 2007194254 A JP2007194254 A JP 2007194254A JP 2006008442 A JP2006008442 A JP 2006008442A JP 2006008442 A JP2006008442 A JP 2006008442A JP 2007194254 A JP2007194254 A JP 2007194254A
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Tatsuhiro Hanada
龍宏 花田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は放熱特性を損なうことなく静電気ノイズに対する対策も行える放熱装置を提供することを目的とする。
【解決手段】発熱部品1は、基板2に実装されており、基板2のサーマルビアを通して基板取付兼熱伝導用板金3に熱を逃がす。基板はキャビネット4で覆われているため、熱を外部に逃がすために熱伝導シリコンゴム板5を経て放熱フィン6に熱を伝え外部に逃がす。全ての熱伝導経路を金属ではなく、基板取付兼熱伝導用板金3を一旦熱伝導シリコンゴム板5で電気的に遮断したあと放熱フィン6で放熱することにより外部からのノイズの伝播を防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明はパチンコ台等に使用されている電気回路部品の放熱装置において、パチンコ台特有の高電圧静電気ノイズに対して対策機能を有し、かつ、従来と同等の放熱機能を持つ放熱装置に関するものである。
従来の構造は、電気回路部品で発生する熱を、板金等の金属を使用してキャビネット外部に熱を伝達する熱伝達部分と、外部に板金の一部を露出させ、外気に触れさせることにより冷却を行う放熱部分より構成されている。
図2にそのような放熱装置の構成図を示す。発熱部品21は基板22に実装され、熱は基板の銅箔を介して基板取付兼熱伝導用板金23に伝えられ金属製の放熱フィン25から外気に熱を逃がす。
しかしながら金属は電気も通しやすいことから、放熱フィン25のようなキャビネット24外の露出金属部に対して、パチンコ台に特有の静電気ノイズが流れた場合、熱伝達経路がノイズ伝播経路となり、内部回路近傍まで静電気ノイズが達し、誤動作の原因になる。ヒートシンクの耐ノイズ性を上げる目的としては特許文献1のように露出金属部を絶縁膜で覆う方法も考案されている。
特開平1−227460号公報
上記のように、従来の放熱構造では熱伝導特性に着目して金属を使用しているため、静電気ノイズに対する防御は考えられていなかった。また、回路自体も影響を受けにくかったので必要性もあまり考えられていなかった。
しかしながら液晶画面の大型化による画素数の増加、画像表示内容の高画質化に伴って、回路に要求される処理速度は年々早くなってきており、これを実現するためには動作クロックを上げる必要があり、回路自体の応答速度が早くなるため、ノイズの影響を受けやすくなっている。また、高速で動作する回路ほど発熱が大きく、この発熱を抑えるために低電圧化されており、電源電圧の面からもノイズに弱くなってきている。従って、今後ノイズに対する対策を行いつつ放熱を行う装置が必要になってくる。
本発明は、上記の課題を解決するもので、放熱特性を損なうことなく静電気ノイズに対する対策も行える放熱装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の静電気ノイズ対策機能付き放熱装置は、パチンコ台に使用される発熱部品から発する熱を放熱する放熱装置であり、前記発熱部品を実装する基板と、前記発熱部品から発する熱を前記パチンコ台のキャビネット外に放出する放熱フィンと、前記基板を前記キャビネットに取り付ける機能と、前記基板の銅箔を介して前記発熱部品の熱を伝導する機能をもつ基板取り付け兼熱伝導用板金と、高い熱伝導性を有し電気絶縁性を持ち、前記基板取り付け兼熱伝導用板金からの熱を前記放熱フィンに伝導し、電気的には絶縁された熱伝導シリコンゴム板とで構成されたことを特徴とする
耐静電気ノイズ特性を持たせた放熱装置である。熱伝導性シリコンゴムは金属より熱伝導性は劣るが、熱回路の最終放熱フィン部に適用することにより、面積的に熱伝導性を確保することができ、かつ、内部回路から最も離れた部分で電気的に遮断することができるので耐ノイズ性も有利になる。
本発明の静電気ノイズ対策機能付き放熱装置によれば、放熱特性を犠牲にすることなく耐ノイズ特性を持たせた放熱構造を実現することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における静電気ノイズ対策機能付き放熱装置の構成図である。図1において、発熱部品1は、基板2に実装されており、基板2のサーマルビア(基板の銅箔を介して熱を反対面に伝える貫通スルーホール)を通して基板取付兼熱伝導用板金3に熱を逃がす。基板はキャビネット4で覆われているため、熱を外部に逃がすために熱伝導シリコンゴム板5を経て放熱フィン6に熱を伝え外部に逃がす。
全ての熱伝導経路を金属ではなく、基板取付兼熱伝導用板金3を一旦熱伝導シリコンゴム板5で電気的に遮断したあと、放熱フィン6で放熱することにより外部からのノイズの伝播を防ぐことができる。
以上、本発明の静電気ノイズ対策機能付き放熱装置によれば、放熱特性を犠牲にすることなく、耐ノイズ特性を持たせた静電気ノイズ対策機能付き放熱装置を実現することができる。
なお、本願の場合、放熱フィン6を静電気対策としてアースすることが困難な状況で実施するもので、金属製の放熱フィン6をアースすることにより耐静電気性は向上することは言うまでもない。
本発明にかかる静電気ノイズ対策機能付き放熱装置は、放熱特性を犠牲にすることなく耐ノイズ特性を持たせた放熱構造を実現するする手段として有用である。
本発明の実施の形態1における静電気ノイズ対策機能付き放熱装置の構成図 従来の放熱装置の構成図
符号の説明
1、21 発熱部品
2、22 基板
3、23 基板取付兼熱伝導用板金
4、24 キャビネット
5 熱伝導シリコンゴム板
6、25 放熱フィン

Claims (1)

  1. パチンコ台に使用される発熱部品から発する熱を放熱する放熱装置であり、
    前記発熱部品を実装する基板と、
    前記発熱部品から発する熱を前記パチンコ台のキャビネット外に放出する放熱フィンと、
    前記基板を前記キャビネットに取り付ける機能と、前記基板の銅箔を介して前記発熱部品の熱を伝導する機能をもつ基板取り付け兼熱伝導用板金と、
    高い熱伝導性を有し電気絶縁性を持ち、前記基板取り付け兼熱伝導用板金からの熱を前記放熱フィンに伝導し、電気的には絶縁された熱伝導シリコンゴム板と
    で構成されたことを特徴とする静電気ノイズ対策機能付き放熱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014013811A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Denso Corp 電子装置

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