JP2007193723A - コンテンツ検索装置,コンテンツ検索方法 - Google Patents

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Takashi Fukushima
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Abstract

【課題】コンテンツを検索するに当たり,ユーザが真に所望するコンテンツを高速に検索することが可能なコンテンツ検索装置及びその検索方法を提供すること。
【解決手段】検索情報を含み,複数のコンテンツ夫々に関するコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報DB202から,入力されたキーワードに対応する検索情報を有する第1のコンテンツ情報を検索し(一次検索手段),上記第1のコンテンツ情報に関連する第2のコンテンツ情報を上記コンテンツ情報DBから検索し(二次検索手段),検索者の上記コンテンツについての知識情報を読み出して,この知識情報に基づいて,上記第2のコンテンツ情報の必要性を自動的に判定し(必要性判定手段),上記第1のコンテンツ情報及び上記必要性判定手段により必要と判定された上記第2のコンテンツ情報を検索結果として出力する(検索結果出力手段)。
【選択図】図1

Description

本発明は,コンテンツを検索する際に用いられる検索情報を含み,複数のコンテンツ夫々に関するコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段から,検索者によって入力された検索条件に対応する検索情報を有するコンテンツ情報を自動的に検索するコンテンツ検索装置及びコンテンツ検索方法に関するものである。
近年,情報技術(IT)の進歩に伴い,デジタルデータで表現された文章,音楽,画像,映像或いはこれらを組み合わせた集合体などのコンテンツ(デジタルコンテンツ)が大量に存在している。上記コンテンツは大容量記憶装置やインターネット上の情報共有サーバなどに格納されている。
一般に,上記コンテンツは,コンテンツそのものを管理するのではなく,上記コンテンツに関するコンテンツ情報(一般にコンテンツ記述或いはメタデータと呼ばれている)を用いて行われている。このコンテンツ情報には,コンテンツのタイトル情報,コンテンツを識別するコンテンツID(識別子),コンテンツの概要を示すトピック情報,コンテンツのデータ形式(JPEG,HTMLなど),コンテンツの作成日及び作成者情報,コンテンツを検索する際に用いられる検索情報などが含まれている。
上記コンテンツ情報でコンテンツを管理することにより,大量のコンテンツからユーザが所望するコンテンツの検索処理の高速化が可能となる。
一方,従来,上記コンテンツを管理する手法として,特許文献1に記載の文書処理装置が公知である。この文書処理装置は,文書データを言語解析することによって該文書データから所定の意味を有する一以上の概念表現を抽出し,この抽出された概念表現のいずれかがユーザにより指定されると,指定された概念表現に基づいて上記文書データが管理格納される文書カテゴリーが生成され,生成された文書カテゴリー別に文書データを管理するように構成される。これにより,ユーザの希望に即した文書カテゴリーが生成され該文書データが管理されるため,当該ユーザによる検索処理も迅速に行うことが可能となる。
また,コンテンツの検索処理技術の一例として,特許文献2には,コテンツの内容を示す観点が付与されたコンテンツ記述が記憶されたコンテンツ記述格納手段と,上記観点と該観点とは異なる表現の用語とが対応付けられた用語変換記述が記憶された用語変換記述格納手段とが設けられ,ユーザが検索用語(検索要求)を入力した場合に,該検索用語と上記観点とが異なる場合は,上記用語変換記述から上記検索用語に対応する用語が抽出され,この抽出された用語を新たな観点としてコンテンツ記述を生成し,その上で,検索用語と一致する新規生成されたコンテンツ記述からユーザが所望するコンテンツを検索するコンテンツ検索装置が開示されている。
また,特許文献3には,デジタル放送などにおいて伝送される参照データ付きの各種情報から,ユーザによって選択された情報をユーザに代わって情報管理装置で蓄積管理し,ユーザが必要に応じて上記情報管理装置にアクセスした場合に,ユーザが過去に選択した情報をユーザの端末に配信するデータ管理方法が開示されている。これによれば,例えば放送視聴者であるユーザが過去に視聴(選択)した放送に関する参照データを容易に検索することが可能となる。
特開2004−303198号公報 特開2004−5439号公報 特開2004−5640号公報
ところで,ユーザが知らない用語や技術などを解説するコンテンツを検索する従来周知のコンテンツ検索システムにおいては,端末などからユーザによってキーワード(検索条件)が入力されると,入力されたキーワードに対応する検索情報を含むコンテンツ情報(メタデータ)が検索される。
このとき,ユーザは,検索されたコンテンツ情報により特定される一のコンテンツを再生することにより,入力したキーワードについて新たな知識を取得するのであるが,再生されたコンテンツがユーザの知らない他の用語や技術を理解していることを前提として構成されている場合がある。
この場合,ユーザは上記知らない用語や技術について再度検索を行い,検索により得られたコンテンツを再生してその内容を理解した上で,当初検索したコンテンツを再度再生することになる。
しかしながら,これでは,真に理解したいと望むコンテンツを迅速に検索することができず,更に,コンテンツの内容を容易に理解することができないという問題が生じる。かかる問題は,上記特許文献1〜3の技術を従来周知の上記コンテンツ検索システムに適用した場合も同様に生じ得る。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,コンテンツを検索するに当たり,ユーザが真に所望するコンテンツを高速に検索することが可能なコンテンツ検索装置及びその検索方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,コンテンツを検索する際に用いられる検索情報を含み,複数のコンテンツ夫々に関するコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段から検索者によって入力された検索条件に対応する検索情報を有するコンテンツ情報を自動的に検索するコンテンツ検索装置に適用されるものであって,上記コンテンツ検索装置のコンピュータが,上記入力された検索条件に対応する検索情報を有する第1のコンテンツ情報を上記コンテンツ情報記憶手段から検索し(一次検索手段),上記第1のコンテンツ情報に関連する第2のコンテンツ情報を上記コンテンツ情報記憶手段から検索し(二次検索手段),上記検索者の上記コンテンツについての精通度及び/若しくは不精通度に関する知識情報(知識情報記憶手段に記憶された知識情報)を読み出して,この知識情報に基づいて,上記第2のコンテンツ情報の必要性を自動的に判定し(必要性判定手段),上記第1のコンテンツ情報及び上記必要性判定手段により必要と判定された上記第2のコンテンツ情報を検索結果として出力する(検索結果出力手段)ことを特徴とするコンテンツ検索装置として構成される。
これにより,検索条件(キーワード)に対応する第1のコンテンツ情報だけでなく,第2のコンテンツ情報も検索され,更に,検索された第2のコンテンツ情報については,予め取得されたユーザ(検索者)の知識情報に基づいて必要であると判定されたものだけが上記第1のコンテンツ情報と共に検索結果として出力される。その結果,何度も検索条件を入力し直して必要なコンテンツ情報を再検索するという従来の煩雑な手間を軽減することが可能となる。また,第1のコンテンツ情報だけでなく必要と判定された第2のコンテンツ情報も同時に検索されるため,ユーザが真に所望する情報を容易にしかも迅速に検索することが可能となる。
ここで,上記必要性判定手段に用いられる知識情報が,上記検索条件に関連するものであることが望ましい。
例えば,ある分野(例えばネットワーク技術分野)についての検索条件(例えばアドホック)を入力した場合に,当該分野とは全く異なる分野の知識情報を用いて必要性を判定することは,判定処理を遅延させる要因となり,また,検索処理全体として処理の高速化に支障を来たすことになる。したがって,上記必要性判定手段に用いられる上記知識情報が,上記検索条件に関連するもの(例えばネットワーク技術分野に関連する知識情報)であれば,判定に参照される知識情報が絞られるため,判定処理に要する処理時間が短縮され,その結果,検索処理が高速化されることになる。
また,上記一次検索手段が,上記知識情報に基づいて上記検索条件に対応する検索情報を含むコンテンツ情報から上記第1のコンテンツ情報を検索するものであってもよい。
一般に,検索条件を入力して検索を実行すると,多数のコンテンツ情報が検索される。検索に手馴れたユーザであれば,適した検索条件を推定してそれを入力して絞り込み検索或いはAND検索することにより,検索されるコンテンツ情報の検索数を絞ることができるが,検索に不慣れなユーザにとってはそのような検索をすることができず,不必要な多数のコンテンツ情報が第1のコンテンツ情報として検索される場合が生じ得る。しかしながら,上記第1のコンテンツ情報を検索する一次検索の段階においても上記知識情報を用いれば,不要なコンテンツ情報が検索されずに済み,また,検索される第1のコンテンツ情報の検索数をある程度抑えることもできる。また,このように検索数が抑えられた第1のコンテンツ情報から上記第2のコンテンツ情報が検索されるため,第2のコンテンツ情報の検索数も絞られることになる。
この場合,上記第2のコンテンツ情報を検索する場合と同じように,上記一次検索手段に用いられる知識情報が,上記検索条件に関連するものであることが望ましい。
また,上記第1のコンテンツ情報に,コンテンツに付随する他のコンテンツとのリンク情報が含まれている場合は,上記二次検索手段が,上記第1のコンテンツ情報に含まれた上記リンク情報に基づいて上記第2のコンテンツ情報を検索するものであることが考えられる。このようなリンク情報があれば,上記第2のコンテンツ情報の検索が容易となる。
ところで,出力されるコンテンツ情報には互いに関連性を有する場合もある。この場合,ユーザの利便を考慮すれば,関連性を有するコンテンツ情報を,共通するカテゴリー(例えばコンテンツの種類,分野など)に分類するなどして出力することが好ましい。したがって,上記検索結果出力手段が,上記第1のコンテンツ情報及び上記必要性判定手段により必要と判定された上記第2のコンテンツ情報のうち,相互に関連性を有するもの同士を関連付ける関連付け手段を備え,上記関連付け手段により関連付けられたコンテンツ情報を検索結果として出力するものであることが望ましい。これにより,例えば上記関連性が「同じ技術分野に属する」というものであれば,出力されるコンテンツ情報を同じ技術分野毎に分別して出力することが可能となる。
この場合,上記関連付け手段が,上記リンク情報に基づいて関連付けるものであれば,互いに関連する複数のコンテンツ情報が上記リンク情報に従って関連付けられた状態で検索結果として出力することが可能となる。
また,上記コンテンツ情報に,上記複数のコンテンツ間において予め定められたコンテンツ再生順序を示す順序情報が含まれている場合は,上記関連付け手段が,上記順序情報に基づいて関連付けるものであることが考えられる。この場合は,コンテンツ情報が上記順序情報に従って関連付けられて出力されるため,ユーザは上記順序情報に基づいてコンテンツを正確な順序で再生することができ,コンテンツの内容を容易に理解することが可能となる。
また,本発明のコンテンツ検索装置が備えるコンピュータが,上記検索結果出力手段により検索結果として出力されるコンテンツ情報(上記第1のコンテンツ情報及び/又は上記第2のコンテンツ情報)に重複するコンテンツ情報が含まれているかどうかを判定する重複コンテンツ情報判定手段と,上記重複コンテンツ情報判定手段により重複するコンテンツ情報が含まれていると判定された場合に,重複するコンテンツ情報から余分なコンテンツ情報を取り除くコンテンツ情報除去手段と,を更に具備してなるものであることが考えられる。
これにより,余分なコンテンツ情報が除去されるため,ユーザが重複する内容のコンテンツを再生するといった無駄がなくなる。
なお,コンテンツ情報が重複する場合,即ち,該コンテンツ情報により特定されるコンテンツが略同じ内容である場合であっても,コンテンツの属するカテゴリーが違えば多少なりともその内容は異なる。一方,ユーザにとっては,異なるカテゴリーに属する複数のコンテンツを再生するよりも,同じカテゴリーに属する複数のコンテンツを再生するほうがコンテンツを容易に理解することができると考えられる。そのため,出力されるコンテンツ情報が少なくとも二以上のカテゴリー別に分類されている場合は,上記コンテンツ情報除去手段が,上記重複するコンテンツ情報の属する複数のカテゴリー間において,コンテンツ情報の包含数の少ないカテゴリーに属する上記余分なコンテンツ情報を優先的に取り除くものであることが望ましい。
また,本発明は,コンテンツ検索方法と捉えることもできる。即ち,コンテンツを検索する際に用いられる検索情報を含み,複数のコンテンツ夫々に関するコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段から検索者によって入力された検索条件に対応する検索情報を有するコンテンツ情報を検索するコンテンツ検索方法であって,上記入力された検索条件に対応する検索情報を有する第1のコンテンツ情報を上記コンテンツ情報記憶手段から検索する一次検索工程と,上記第1のコンテンツ情報に関連する第2のコンテンツ情報を上記コンテンツ情報記憶手段から検索する二次検索工程と,上記検索者の上記コンテンツについての精通度及び/若しくは不精通度に関する知識情報に基づいて,上記第2のコンテンツ情報の必要性を判定する必要性判定工程と,上記第1のコンテンツ情報及び上記必要性判定工程により必要と判定された上記第2のコンテンツ情報を検索結果として出力する検索結果出力工程と,を具備してなることを特徴とするコンテンツ検索方法として本発明を捉えた場合も,前記コンテンツ検索装置と同様の効果を奏することが可能である。
上述したコンテンツ検索装置及びコンテンツ検索方法によれば,検索条件(キーワード)に対応する第1のコンテンツ情報だけでなく,第2のコンテンツ情報も検索され,更に,検索された第2のコンテンツ情報については,予め取得されたユーザ(検索者)の知識情報に基づいて必要であると判定されたものだけが上記第1のコンテンツ情報と共に検索結果として出力されるため,何度も検索条件を入力し直して必要なコンテンツ情報を再検索するという従来の煩雑な手間を軽減することが可能となる。また,第1のコンテンツ情報だけでなく必要と判定された第2のコンテンツ情報も同時に検索されるため,ユーザが真に所望する情報を容易にしかも迅速に検索することが可能となる。
以下,添付図面の図1〜図5を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。なお,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係るコンテンツ検索装置X1(以下「検索装置X1」と略す)の概略構成を示すブロック図,図2はコンテンツDB及びコンテンツ情報DBに格納された情報の一例を示す図,図3は知識情報DBに格納された情報の一例を示す図,図4は上記検索装置X1の制御部により実行される検索処理の手順の一例を説明するフローチャート,図5は順序情報にしたがって関連付けられたタイトル情報を示す順序ネットワーク図である。
まず,図1のブロック図を用いて,上記検索装置X1の概略構成について説明する。ここで,上記検索装置X1は,上記検索装置X1を利用する検索者のコンピュータ端末の表示装置などにキーワード(検索条件)の入力を受け付ける入力画面などを表示し,当該画面からキーワードが入力された場合に入力されたキーワードに対応する後述のトピック情報(検索情報に相当)を有するコンテンツ情報を自動的に検索するキーワード検索機能を有する装置である。なお,この実施の形態で例示説明する上記検索装置X1は,上記検索機能や後述するフローチャート(図4参照)の手順に従った処理を実現する検索プログラムが動作するコンピュータ環境が整った装置であればよく,例えば,パーソナルコンピュータやPDAなどに代表される情報処理装置がその典型例である。
本検索装置X1は,図1に示すように,一次検索部101,二次検索部102,一時記憶部103,必要性判定部104,検索結果出力部105を有する制御部100と,コンテンツDB201,コンテンツ情報DB202,知識情報DB203を有するHDDやDVDなどの記憶部200とを備えて構成されており,上記コンテンツ情報DB202から検索者によって外部接続された入力装置301から入力されたキーワードに対応するコンテンツ情報を検索して外部接続された表示装置302へ出力するものである。
ここで,上記入力装置301としては,例えば上記検索装置X1に接続されたキーボードやマウス等であり,上記表示装置302としては上記検索装置X1に接続されたLCDモニタ等であることが考えられるが,本検索装置X1がLANなどで複数のコンピュータ端末とネットワーク接続されている場合であって,上記コンピュータ端末から上記検索装置X1の検索機能が利用可能な状態である場合には,上記コンピュータ端末が上記入力装置301及び上記表示装置302に該当する。
なお,上記制御部100には,上記構成要素以外にも,上記検索プログラムを記憶するROMや,該ROMから上記検索プログラムを読み出して実行すると共に上記一次検索部101,二次検索部102,一時記憶部103,必要性判定部104,検索結果出力部105の各構成要素で実行される各処理を行うCPU,RAMなどの図示しない制御機器が備えられている。
本実施の形態では,上述の如く概略構成された検索装置X1を例示説明するが,例えば,上記コンテンツ情報DB202が複数存在する場合は,複数のコンテンツ情報DBにそれぞれアクセスして検索することが考えられる。また,上記コンテンツDB201及びコンテンツ情報DB202が上記検索装置X1とは別の独立した記憶装置に設けられており,該記憶装置と上記検索装置X1とがLANやインターネットなどの通信網を介してデータ通信可能に構成された形態であってもよい。なお,この場合は,上記検索装置X1及び上記記憶装置には上記通信網にネットワーク接続するためのネットワークインターフェースカードなどの通信手段が設けられる。
上記コンテンツDB201には,図2(a)に示すように,デジタルデータで表現された文章(テキストデータ),音楽(オーディオデータ),画像(イメージデータ),映像(ビデオデータ)或いはこれらを組み合わせた複合コンテンツなどの複数の多種多様なコンテンツC1,C2,…が格納されている。ここに,上記複合コンテンツとしては,オーディオデータとイメージデータとを組み合わせたものや,複数のビデオデータを組み合わせて連続的に再生されるものや,複数のビデオデータが組み合わされてはじめて統一的な内容を構成するものなどがある。なお,図2(a)には,各コンテンツC1,C2,…のタイトル情報(タイトルT1,T2,…)を括弧書きで示している。
また,上記コンテンツ情報DB202には,図2(b)に示すように,上記コンテンツDB201内に格納されたコンテンツを検索する際に用いられるトピック情報(検索情報に相当)や,その他,コンテンツに関する例えばタイトル情報(タイトルT1,T2,…),コンテンツDB201内のコンテンツを特定するコンテンツID(識別子),データ形式(JPEG,HTMLなど),作成日時,作成者情報,コンテンツがどのような用途(教育用,プレゼン用,初心者用,上級者用など)に適しているかを示す用途情報,リンク情報(後述),順序情報(後述)などを含むコンテンツ情報(メタデータ)が格納されている。なお,上記トピック情報はコンテンツのテーマや要約を示す情報であり,本実施形態ではこのトピック情報を検索情報として用いる。もちろん,上記トピック情報以外の情報(例えばタイトル情報や用途情報など)を検索情報として用いてもよく,また,上記各情報とは独立した形でコンテンツ情報内に検索情報を設けてもよい。ここに,上記コンテンツ情報DB202がコンテンツ情報記憶手段の一例に相当する。
本検索装置X1では,上記コンテンツ情報DB202から,入力されたキーワードと一致する或いはそれに対応する検索情報を有する一又は複数のコンテンツ情報が検索されるが,検索されたコンテンツ情報には上記コンテンツDB201内のコンテンツを識別するコンテンツIDが含まれているため,検索されたコンテンツ情報からコンテンツを特定することができる。なお,上記コンテンツIDは,該IDに対応するコンテンツにも電子透かしなどの手法により埋め込まれている。
上記知識情報DB203には,図3に示すように,本検索装置X1を利用する利用者毎に,上記コンテンツについての知識情報が格納されている。ここに,上記知識情報DB203が知識情報記憶手段の一例に相当する。
上記知識情報としては種々の形態が考えられるが,例えば,下記の表1のAさんの知識情報の一例(図3にも同じ表を示している)に示すように,コンテンツのタイトル毎にコンテンツの内容について知っているか(既知),或いは知らないか(未知)の情報をリスト化したテーブルデータが考えられる。下記表1においては,コンテンツの内容を知っている場合は「既知」の欄にチェックが付けられ,知らない場合は「未知」の欄にチェックが付けられている。なお,下記表1において「既知」の欄に付されたチェックの有無が精通度に相当し,「未知」の欄に付されたチェックの有無が不精通度に相当する。
Figure 2007193723
なお,上記表1には,該表1内のタイトル一覧から分かるように,ネットワーク技術分野に関するコンテンツについての知識情報を示しているが,もちろん,他の分野に関するコンテンツについての知識情報も上記知識情報DB203に格納されている。この場合,コンテンツの種類や分野などのカテゴリー別に上記知識情報を分類して上記知識情報DB203内で管理するようにしてもよい。
また,前記知識情報における「既知」や「未知」は,後述すように利用者から提供されるものであってもよいが,例えば利用者が過去の情報検索において指定したキーワードを「既知」,指定されたことのないものを「未知」として自動的に記憶する構成も考えられる。
上記知識情報は,予め本検索装置X1を利用する利用者から情報提供してもらった上で上記知識情報DB203に格納される。上記知識情報の取得手段としては,例えば,コンテンツの精通度に関する調査アンケート(電子データ)を検索装置X1に格納し,これを上記検索装置X1とLANなどで接続された利用者のコンピュータ端末からアクセス可能なように公開しておき,そして,利用者が上記LANを介して自身のコンピュータ端末から上記調査アンケートに答えた場合は,そのアンケートの結果を利用者毎に分けて上記知識情報DB203に自動的に記憶することが考えられる。
上記知識情報DB203に格納された知識情報は利用者の知識レベルに応じて日々変化するものであるため,利用者個人の知識情報は,例えば利用者のユーザIDが照合されたこと条件にアクセス可能な状態にしておき,そして,利用者が自身の知識情報を更新することが可能なようにしておくことが好ましい。
また,上記検索装置X1から定期的に上記調査アンケートを各利用者のコンピュータ端末に配信し,その後回収されたアンケート結果を上記知識情報DB203に格納することにより,上記知識情報DB203内の知識情報を自動的に更新するようにしてもよい。
もちろん,本検索装置X1を利用する都度,上記調査アンケートを上記表示装置302に画面表示させて,利用者に上記知識情報を入力させるようにしてもよい。
次に,上記制御部100の図示しないCPUにより制御される一次検索部101,二次検索部102,必要性判定部104,及び検索結果出力部105の各部で行われる処理動作について説明する。なお,上記各部の処理は,上記CPUによって上記各部に対応する夫々のモジュールプログラム(検索プログラムを構成する単位プログラム)が起動されることにより実行される。
上記一次検索部101(一次検索手段の一例に相当)では,上記入力装置301からキーワード(検索条件)が入力されると,上記CPUは上記コンテンツ情報DB202にアクセスして,該コンテンツ情報DB202内に,上記入力されたキーワードと一致する或いは該キーワードを含む検索情報(本実施形態ではトピックス情報)を有するコンテンツ情報が存在するかどうかの検索処理(以下「一次検索処理」という)を実行する。この一次検索処理は,例えば,上記コンテンツ情報DB202から順次読み出された任意のコンテンツ情報と上記キーワードとをマッチングすることにより行われる。
上記一次検索処理により上記キーワードに対応するコンテンツ情報が検索されると,検索されたコンテンツ情報(以下「第1のコンテンツ情報」という)が上記コンテンツ情報DB202から読み出されて,RAMやEEPROMなどの上記一時記憶部103に記憶される。
上記二次検索部102(二次検索手段の一例に相当)では,上記CPUによって,上記一時記憶部103に記憶された上記第1のコンテンツ情報に関連するコンテンツ情報(以下「第2のコンテンツ情報」という)を上記コンテンツ情報DB202から検索する検索処理(以下「二次検索処理」という)が行われる。
かかる二次検索処理は,例えば,コンテンツ情報に含まれるリンク情報に基づいて行われる。ここに,上記リンク情報とは,或るコンテンツに付随する他のコンテンツとの付随性或いは関連性を表す情報であって,上記付随性或いは関連性を有するコンテンツのコンテンツ情報の格納位置情報(格納アドレス)や,上記コンテンツを示す情報(タイトル情報など)が該当する。例えば,前記リンク情報は,当該コンテンツを理解するために前提となる他のコンテンツを示すものであって,コンテンツ製作者などによって予め指定される。
したがって,上記リンク情報が上記格納位置情報であれば,CPUがその位置にアクセスすることで上記第2のコンテンツ情報の検索が可能であり,上記リンク情報がタイトル情報であれば,マッチング処理することにより上記第2のコンテンツ情報の検索が可能である。
上記二次検索処理により第2のコンテンツ情報が検索されると,該第2のコンテンツ情報が上記コンテンツ情報DB202から読み出されて,上記一時記憶部103に記憶される。
上記必要性判定部104(必要性判定手段の一例に相当)では,上記二次検索部102で検索された上記第2のコンテンツ情報の必要性について判定する判定処理がCPUによって実行される。なお,この必要性とは,検索者にとって検索された上記第2のコンテンツ情報が有用であるかどうかを意味するものである。即ち,検索者が上記第2のコンテンツ情報で特定されるコンテンツの内容を理解している(知っている)場合は上記第2のコンテンツ情報は検索結果として出力する必要はなく,理解していない場合は出力する必要がある。
かかる判定処理は,上記知識情報DB203に格納された検索者の知識情報(表1参照)に基づいて行われる。具体的には,上記CPUが検索者の知識情報を読み出して参照して,上記第2のコンテンツ情報により特定されるコンテンツについての検索者の精通度又は不精通度を判別することにより行われる。かかる判別は,上記第2のコンテンツ情報に含まれるタイトル情報の「既知」或いは「未知」のいずれの欄にチェックが付されているかどうかにより行われる。
例えば,上記表1の知識情報を例にとって説明すると,仮に,検索された第2のコンテンツ情報に「アクセスポイント」というタイトル情報が含まれている場合は,検索者はこのコンテンツを理解している(表1参照)ため当該第2のコンテンツ情報は「不要」と判定される。また,上記第2のコンテンツ情報に「アップリンク」というタイトル情報が含まれている場合は,検索者はこのコンテンツを理解していない(表1参照)ため当該第2のコンテンツ情報は「必要」と判定される。
なお,上記第2のコンテンツ情報に含まれるタイトル情報が上記知識情報のタイトル一覧に含まれていない場合もあり得るが,この場合は,例えば,「知っている(既知)もの以外は全て知らない(未知)」,或いは「知らない(未知)もの以外は全て知っている(既知)」といったルールを予め定めておくことで,例えば前者のルールを適用した場合は,上記判定処理において「必要」と判定され,後者のルールを適用した場合は,上記判定処理において「不要」と判定される。なお,キーワードを指定して検索する場合には,検索結果を不必要に増大させないように,後者のルールを適用することが望ましい。
上記検索結果出力部105(検索結果出力手段の一例に相当)では,CPUによって,上記第1のコンテンツ情報及び上記必要性判定部104で必要と判定された上記第2のコンテンツ情報を上記一時記憶部103から読み出して,表示装置302に適したデータに変換するなどして出力する処理が行われる。
また,この検索結果出力部105において,出力される複数のコンテンツ情報の中に相互に関連性を有するコンテンツ情報がある場合は,それらを互いに関連付けて出力するように処理が行われる。このとき行われる関連付けは,上記リンク情報に基づいて行われる。即ち,上記リンク情報により特定される関連性のある複数のコンテンツ情報同士が関連付けられる。もちろん上記リンク情報を基にした関連付けに限定されることはない。例えば,出力するコンテンツ情報内のタイトル情報,トピック情報,用途情報などを比較して,互いに同じカテゴリー(同じ分野,同じ用途)に属するコンテンツであると判定された場合はそれらを関連付けてもよい。
また,互いに関連性を有するコンテンツにはコンテンツの再生順序が定められていることも多い。そのため,出力されるコンテンツ情報に順序情報が含まれている場合は,この順序情報に基づいて上記関連付けが行われてもよい。ここに,上記順序情報とは,複数のコンテンツ間において予め定められたコンテンツ再生順序を示す情報を意味する。上記順序情報に基づいて関連付けられて出力されれば,検索者はコンテンツを正確な順序で再生することができ,コンテンツの内容を容易に理解することができる。なお,上記順序情報は,複数のコンテンツが連続的に再生される前記した複合コンテンツの一部のコンテンツ情報に含まれることが多い。
続いて,上述の如く構成された検索装置X1において,上記制御部100(のCPU)により所定の検索プログラムに従って実行される検索処理の手順の一例について説明する。ここに,S10,S20,…は処理手順(ステップ)番号を示す。処理はステップS10から開始される。なお,各ステップの具体的処理手法については,前記した制御部100の各部の処理動作の説明を参照されたい。
上記検索装置X1において上記検索プログラムが起動されると,表示装置302にキーワード及びユーザIDの入力を受け付ける入力画面(不図示)が表示される。
この状態において,上記検索装置X1を利用する検索者により入力装置301から上記入力画面に自身のユーザIDが入力されると,検索者を認証するために,上記制御部100によって,上記検索装置X1に予め記憶されたユーザ登録リストに基づいてユーザIDの照合処理が行われる(ステップS10)。
上記照合が行われ,照合一致が確認されると,続いて,上記入力画面のキーワード入力欄にキーワードが入力され,検索処理を開始させる指示入力がなされたかどうかが上記制御部100により判断される(ステップS20)。
上記キーワードが入力されると(ステップS20のYes側),上記制御部100によって前記した第1のコンテンツ情報を検索する検索処理(一次検索処理)が開始される(ステップS30)。この一次検索処理において,上記コンテンツ情報DB202内の検索情報と上記キーワードとをマッチングするなどして上記キーワードに対応する検索情報を有するコンテンツ情報(第1のコンテンツ情報)が検索されると,処理はステップS50に進む。なお,上記入力画面で入力されるキーワード数は単数でも複数でもよい。複数の場合は,上記ステップS20では,所謂AND検索或いはOR検索が行われる。
また,上記第1のコンテンツ情報が検索されなかった場合は,「入力されたキーワードに該当するコンテンツが見つかりません」などの情報を出力した後に一連の検索処理が終了する(ステップS40のNo側)。この場合,上記入力画面を再度表示させて,ステップS20からの処理を繰り返してもよい。
処理がステップS50に進むと,ここでは,上記第1のコンテンツ情報に関連する第2のコンテンツ情報が上記コンテンツ情報DB202に存在するか否かを判断するために,上記第1のコンテンツ情報に前記したリンク情報が含まれているかどうかが判断される。
ここで上記リンク情報が含まれていると判断された場合は,処理はステップS60に進む(ステップS50のYes側)。また,上記リンク情報が含まれていないと判断された場合は,処理はステップS80(ステップS50のNo側)に進む。
処理がステップS60に進むと,ここでは,制御部100によって,上記リンク情報に基づいて第2のコンテンツ情報を検索する検索処理(二次検索処理)が実行される。かかる処理が実行されることにより,上記第1のコンテンツ情報に関連する第2のコンテンツ情報が検索される。
上記第2のコンテンツ情報が検索されると,続いて,検索された上記第2のコンテンツ情報の必要性を判定する前記した判定処理が上記制御部100により行われる(ステップS70)。かかる判定は前記したように検索者の知識情報に基づいて行われ,必要であると判定された第2のコンテンツ情報のみが上記第1のコンテンツ情報と共に後述するステップS90において検索結果として出力される。
ここで,上記判定処理の際には上記知識情報が参照されるが,該知識情報の全てをいちいち読み出して参照していたのでは処理に多くの時間が費やされる。そのため,例えば,入力されたキーワードに関連するカテゴリー(分野)の知識情報のみを上記知識情報DB203から抽出し,抽出された知識情報のみに基づいて上記第2のコンテンツ情報の必要性を判定することが考えられる。なお,上記キーワードに関連する分野は,例えば,予め複数の分野に分類された用語辞書などのデータベースを設けておき,上記用語辞書から入力されたキーワードと一致する用語の分野を検索することにより特定される。
処理がステップS80に進むと,ここでは,出力される複数のコンテンツ情報を互いに関連付ける関連付け処理が上記制御部100によって行われる。
ここで,上記ステップS50において「No」と判定された後に当該ステップS80に処理が移行した場合は,後述するステップS90において出力されるのは第1のコンテンツ情報のみである。このとき,該第1のコンテンツ情報が複数存在する場合は,例えば,コンテンツ情報に含まれるタイトル情報,トピック情報,用途情報などの各種情報を基にして,コンテンツの種類,分野,用途など同じカテゴリーに属するコンテンツ情報であるかどうかを判定し,同じカテゴリーに属するコンテンツ情報があると判定された場合は,同一カテゴリーにコンテンツ情報を集約させるべく,夫々のコンテンツ情報を関連付ける処理(以下「第1の関連付け処理」という)が行われる。
例えば,コンテンツC1,C2,C3,C4についてのコンテンツ情報が検索された場合において,上記コンテンツC1及びC2の用途情報が「初心者用」を示すものであり,上記コンテンツC3及びC4の用途情報が「上級者用」を示すものである場合は,下記表2に示すように,上記コンテンツC1〜C4のコンテンツ情報(ここではタイトルT1〜T4のみを示す)が「初心者用」というカテゴリーと,「上級者用」というカテゴリーに夫々関連付けて分別される。
Figure 2007193723
一方,上記ステップS50において処理がYes側に進み,ステップS60及びS70を経て当該ステップS80に処理が移行した場合は,上記第1のコンテンツ情報とステップS70で必要であると判定された第2のコンテンツ情報とを上記リンク情報に基づいて関連付ける関連付け処理(以下「第2の関連付け処理」という)が行われる。
例えば,第1のコンテンツ情報としてコンテンツC1及びC2のコンテンツ情報が検索され,コンテンツC1のリンク情報に基づいてコンテンツC3及びC4のコンテンツ情報が,コンテンツC2のリンク情報に基づいてコンテンツC5〜C7のコンテンツ情報が第2のコンテンツ情報として検索された場合は,コンテンツ情報が出力された際に検索者が夫々のコンテンツ情報の関連性を把握できるように,表3に示すように,関連性のあるコンテンツ情報(表3にはタイトル情報のみを示す)が関連付けられる。
Figure 2007193723
また,いずれのステップを経て上記ステップS80に処理が移行した場合であっても,上記各コンテンツ情報に前記した順序情報が含まれていると判定された場合には,該順序情報に基づいて各コンテンツ情報が関連付ける処理(以下「第3の関連付け処理」という)が行われる。
第1及び第2のコンテンツ情報としてコンテンツC1〜C6のコンテンツ情報が検索された場合に,コンテンツC1〜C3に「C3→C2→C1」の順で再生するという順序情報が存在し,コンテンツC1,C4〜C6に「C6→C5→C4→C1」の順で再生するという順序情報が存在する場合には,出力された際に検索者が再生順序を把握可能なように,表4に示すように,各コンテンツ情報が順序情報にしたがって関連付けられる。なお,下記表4を図式化すると,図5に示すような順序ネットワークとして表すことができる。ここで,図5の矢印はコンテンツを再生する順序を示す。
Figure 2007193723
当該ステップS80において行われる関連付け処理として,3つの処理(第1〜3の関連付け処理)について説明したが,かかる処理は,例えば,上記第3の関連付け処理を最優先し,次いで第2,第1の順に処理を行うことが望ましい。利用者の利便性を考慮すると,コンテンツ情報が同一カテゴリーに集約されるよりも,リンク情報に基づき何らかの関連性を有するもの同士が関連付けられているほうが利便がよく,更に,上記順序情報に基づいて関連付けられるほうがコンテンツの再生順序を把握することができるため更に利便がよいと考えられる。
上記ステップS80の関連付け処理が終わると,続いて,関連付けられたコンテンツ情報が検索結果として出力される。もちろん,関連付けられなかったコンテンツ情報も検索結果として出力される。
これにより,入力されたキーワードに対応する第1のコンテンツ情報のみならず,該第1のコンテンツ情報に関連する第2のコンテンツ情報も検索結果として出力されるため,第1のコンテンツ情報から特定されるコンテンツを検索者が再生した場合に,該コンテンツに理解不十分な用語や技術が用いられている場合であっても,これらに関するコンテンツを再度検索するといった煩雑な作業を省略することが可能となり,検索者の利便が向上する。また上記作業を行うことなく必要なコンテンツが迅速に検索される。
また,上記リンク情報や順序情報に基づいてコンテンツ情報が関連付けられて出力されるため,互いに関連するコンテンツの特定や,コンテンツの再生順序の把握が容易となる。
上述の実施形態では,上記ステップS70の判定処理のみに検索者の知識情報を用いる処理例について説明したが,例えば,上記ステップS30の一次検索処理を行う際にも上記知識情報を用いる処理例も考えられる。即ち,上記一次検索処理が,入力されたキーワードに対応する検索情報を有するコンテンツ情報を上記コンテンツ情報DB202から検索し,更に,上記知識情報を参照して,上記検索されたコンテンツ情報から検索者が十分に理解していない(未知の)コンテンツのコンテンツ情報を検索して,このコンテンツ情報のみを前記第1のコンテンツ情報として抽出するものであることが考えられる。
本来,入力されたキーワードに基づいて検索されたコンテンツ情報は,検索者の所望するコンテンツを表すものであるはずであるが,現状は,検索者の所望しないコンテンツ,即ち,検索者が十分理解している(知っている,既知の)コンテンツを表すものが多く含まれている。そのため,上記第1のコンテンツ情報を検索する一時検索処理を行う段階において,上記知識情報を用いることにより,検索者の所望するコンテンツ情報を的確に検索することが可能となる。
なお,この場合も,上記知識情報を全て参照していたのでは処理に多くの時間が費やされるため,入力されたキーワードに関連する分野の知識情報のみに基づいて上記第1のコンテンツ情報を検索することが考えられる。なお,具体的な処理は上記ステップS70の判定処理に準じて行われる。
ここでは,添付図面の図6〜図8を用いて,本発明の実施例に係る検索装置X2について説明する。
上述の実施形態に係る検索装置X1では,同じ内容を表す重複するコンテンツ情報検索される場合がある。ここで,例えば,上記図7(a)に示されるように,上述のステップS10〜S80の処理がなされることにより,カテゴリーαに属する複数のコンテンツ情報Tα1,Tα2,Tα3,Tα4,Tα6と,カテゴリーβに属する複数のコンテンツ情報Tβ2,Tβ3,Tβ5とが検索されたと仮定する。なお,コンテンツ情報Tα2及びTβ2と,Tα3及びTβ3(図7(a)において破線で囲まれたコンテンツ情報)は,カテゴリーは異なるが同じコンテンツを表すものである。この場合,ユーザ自身がいずれのコンテンツ情報により特定されるコンテンツを再生すればよいかの判断を行わなければならない。また,ユーザが重複するコンテンツを再生するという無駄が生じるおそれもある。
しかしながら,本実施例に係る検索装置X2の制御部100には,図6に示すように,上記検索装置X1の構成に加え,検索結果として出力されるコンテンツ情報(第1のコンテンツ情報及び第2のコンテンツ情報)の中に重複するコンテンツ情報が含まれているかどうかを判定する重複判定部106(重複コンテンツ情報判定手段の一例に相当)と,上記重複判定部106で重複するコンテンツ情報が含まれていると判定された場合に,重複するコンテンツ情報から余分なコンテンツ情報を取り除く除去部107(コンテンツ情報除去手段の一例に相当)と,が備えられているため,検索された複数のコンテンツ情報の中に,重複するコンテンツ情報がある場合に,余分なコンテンツ情報を取り除く処理が行われる。そのため,ユーザ自身が上記判断を行うこともなく,また,上記無駄な再生がなされるおそれも無くなる。
ここで,上記重複判定部106及び上記除去部107により実行される処理について,図8のフローチャートを用いて説明する。なお,図4に示すフローチャートと同じ手順については同符号を付すことによりその説明を省略し,ここでは,上記重複判定部106及び除去部107において実行される処理手順(ステップ)S81〜S83についてのみ説明する。
ステップS10〜S80の処理がなされることにより,図7(a)に示すように関連付けられたコンテンツ情報が検索されると,続いて,ステップS81において,上記制御部100によって,検索されたコンテンツ情報に重複するコンテンツ情報が含まれているかどうかが判断される。かかる判断は,例えば,コンテンツ情報に含まれるトピック情報やタイトル情報を比較することにより,同内容の用語やテーマが含まれているかどうかを判断することにより行われる。
ここで,重複するコンテンツ情報が含まれていると判断されると,処理はステップS82に進み,含まれていないと判断されると,処理はステップS90に進む。
処理がステップS82に進むと,ここでは,コンテンツ情報の包含数の少ないカテゴリー(この実施例ではカテゴリーβ)が抽出され,その後,ステップS83において,カテゴリーβに含まれる重複するコンテンツ情報(この実施例ではコンテンツ情報Tβ2とTβ3)が優先的に検索結果から除去される(図7(b)参照)。
このように,コンテンツ情報の包含数の少ないカテゴリーβから重複するコンテンツ情報Tβ2とTβ3が除去され(図7(c)参照),カテゴリーαに属するコンテンツ情報がより多く残されるため,ユーザは同一カテゴリーαに属するコンテンツ情報により特定される統一感あるコンテンツを再生することで,コンテンツの内容を比較的容易に理解することができる。
本発明の実施の形態に係るコンテンツ検索装置X1の概略構成を示すブロック図。 コンテンツDB及びコンテンツ情報DBに格納された情報の一例を示す図。 知識情報DBに格納された情報の一例を示す図。 コンテンツ検索装置X1の制御部100により実行される検索処理の手順の一例を説明するフローチャート。 順序情報にしたがって関連付けられたタイトル情報を示す順序ネットワーク図。 本発明の実施例に係るコンテンツ検索装置X2の概略構成を示すブロック図。 検索されたコンテンツ情報の一例を示す図。 コンテンツ検索装置X2の制御部100により実行される検索処理の手順の一例を説明するフローチャート。
符号の説明
100…制御部
101…一次検索部
102…二次検索部
103…一時記憶部
104…必要性判定部
105…検索結果出力部
106…重複判定部
107…除去部
200…記憶部
201…コンテンツDB
202…コンテンツ情報DB
203…知識情報DB
301…入力装置
302…表示装置

Claims (11)

  1. コンテンツを検索する際に用いられる検索情報を含み,複数のコンテンツ夫々に関するコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段から検索者によって入力された検索条件に対応する検索情報を有するコンテンツ情報を自動的に検索するコンテンツ検索装置であって,
    上記コンテンツ検索装置に備えられたコンピュータが,
    上記検索者の上記コンテンツについての精通度及び/若しくは不精通度に関する知識情報を予め記憶する知識情報記憶手段と,
    上記入力された検索条件に対応する検索情報を有する第1のコンテンツ情報を上記コンテンツ情報記憶手段から検索する一次検索手段と,
    上記第1のコンテンツ情報に関連する第2のコンテンツ情報を上記コンテンツ情報記憶手段から検索する二次検索手段と,
    上記知識情報記憶手段に記憶された知識情報に基づいて,上記第2のコンテンツ情報の必要性を自動的に判定する必要性判定手段と,
    上記第1のコンテンツ情報及び上記必要性判定手段により必要と判定された上記第2のコンテンツ情報を検索結果として出力する検索結果出力手段と,
    を具備してなることを特徴とするコンテンツ検索装置。
  2. 上記必要性判定手段に用いられる知識情報が,上記検索条件に関連するものである請求項1に記載のコンテンツ検索装置。
  3. 上記一次検索手段が,上記知識情報に基づいて上記検索条件に対応する検索情報を含むコンテンツ情報から上記第1のコンテンツ情報を検索するものである請求項1又は2のいずれかに記載のコンテンツ検索装置。
  4. 上記一次検索手段に用いられる知識情報が,上記検索条件に関連するものである請求項3に記載のコンテンツ検索装置。
  5. 上記二次検索手段が,上記第1のコンテンツ情報に含まれ,コンテンツに付随する他のコンテンツとのリンク情報に基づいて上記第2のコンテンツ情報を検索するものである請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ検索装置。
  6. 上記検索結果出力手段が,上記第1のコンテンツ情報及び上記必要性判定手段により必要と判定された上記第2のコンテンツ情報のうち,相互に関連性を有するもの同士を関連付ける関連付け手段を備え,
    上記関連付け手段により関連付けられたコンテンツ情報を検索結果として出力するものである請求項1〜5のいずれかに記載のコンテンツ検索装置。
  7. 上記関連付け手段が,上記リンク情報に基づいて関連付けるものである請求項6に記載のコンテンツ検索装置。
  8. 上記コンテンツ情報に,上記複数のコンテンツ間において予め定められたコンテンツ再生順序を示す順序情報が含まれてなる場合は,上記関連付け手段が,上記順序情報に基づいて関連付けるものである請求項6又は7のいずれかに記載のコンテンツ検索装置。
  9. 上記コンピュータが,
    上記検索結果出力手段により検索結果として出力されるコンテンツ情報に重複するコンテンツ情報が含まれているかどうかを判定する重複コンテンツ情報判定手段と,
    上記重複コンテンツ情報判定手段により重複するコンテンツ情報が含まれていると判定された場合に,重複するコンテンツ情報から余分なコンテンツ情報を取り除くコンテンツ情報除去手段と,
    を更に具備してなる請求項1〜8のいずれかに記載のコンテンツ検索装置。
  10. 出力されるコンテンツ情報が少なくとも二以上のカテゴリー別に分類されてなる場合に,
    上記コンテンツ情報除去手段が,上記重複するコンテンツ情報の属する複数のカテゴリー間において,コンテンツ情報の包含数の少ないカテゴリーに属する上記余分なコンテンツ情報を優先的に取り除くものである請求項9に記載のコンテンツ検索装置。
  11. コンテンツを検索する際に用いられる検索情報を含み,複数のコンテンツ夫々に関するコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段から検索者によって入力された検索条件に対応する検索情報を有するコンテンツ情報を検索するコンテンツ検索方法であって,
    上記入力された検索条件に対応する検索情報を有する第1のコンテンツ情報を上記コンテンツ情報記憶手段から検索する一次検索工程と,
    上記第1のコンテンツ情報に関連する第2のコンテンツ情報を上記コンテンツ情報記憶手段から検索する二次検索工程と,
    上記検索者の上記コンテンツについての精通度及び/若しくは不精通度に関する知識情報に基づいて,上記第2のコンテンツ情報の必要性を判定する必要性判定工程と,
    上記第1のコンテンツ情報及び上記必要性判定工程により必要と判定された上記第2のコンテンツ情報を検索結果として出力する検索結果出力工程と,
    を具備してなることを特徴とするコンテンツ検索方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014002470A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Ricoh Co Ltd 処理装置、処理システム、出力方法およびプログラム

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