JP2007193573A - 記憶装置システム及び記憶制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プールにより一元管理された記憶領域を複数機能で効率的に利用する。プールが使用不能になった場合でも、データ消失の影響範囲を限定する。
【解決手段】動的に割当て/解放が可能な記憶領域であるプール領域を多数個備えたプール4を、複数のプールグループ40と、複数のプールグループに共通のプール空き領域グループ41とから構成する。各プールグループ40は、記憶装置システム2aの各記憶制御機能に対応付けられる。そのシステム2aの記憶制御装置20が、或るプールグループ40Aの使用値が閾値を超えた場合、プール空き領域グループ41からそのプールグループ40Aに適当なプール空き領域を選択し、そのプールグループ40Aへ割り当てる。
【選択図】図1

Description

本発明は、記憶装置システムにおける記憶領域の割り当て技術に関する。
例えば、特開2002-222061号公報及び特開2004-234058号公報に開示されている技術が知られている。
特開2002-222061号公報には、記憶装置システムにおいてストレージブールを管理する方式が記載されている。記憶装置上にユーザの使用する記憶領域が作成される際に、あらかじめ設定されたボリューム作成ポリシーに従って、プール領域の中から特定の属性をもった記憶領域が選択され、当該領域を使用済みとして、指定されたボリュームが作成される。
特開2004-234058号公報には、ストレージネットワークシステムにおけるストレージプールを管理する方式が記載されている。ローカル・ネットワークに接続された管理装置が、自分が管理するネットワーク内のローカル・ストレージプール情報と、外部ネットワークに関するグローバル・ストレージプール情報を有し、自分が管理するホストコンピュータからのストレージプール使用要求に対してはローカル・ストレージプールから優先して記憶領域を割り当て、他のネットワークの管理装置からのストレージプール割り当て要求に対しては、グローバル・ストレージプールから記憶領域を割り当てる。
特開2002-222061号公報 特開2004-234058号公報
記憶装置の物理的な記憶領域を管理し、ホストに対して論理的に割り当てた記憶領域に対して、ホストからのライトがあった場合等の記憶領域が必要となる契機に、論理的な記憶領域に物理的な記憶領域を割り当てて使用する技術がある。本明細書では、動的に割り当てられたり解放されたりする個々の記憶領域を、「プール領域」と呼び、その種の技術を「ストレージプール管理技術」と呼ぶ。ストレージプール管理技術によれば、使用される論理的な領域に対してプール領域を割り当てれば良いため、物理的な記憶領域サイズよりも論理的な記憶領域サイズを大きく設定できる利点がある。
また、複数の機能を搭載した(例えば、複数種類の記憶制御処理を実行することができる)記憶装置システムがある。例えば、ホストからのIOコマンド(データのライトコマンド或いはリードコマンド)に従って記憶装置にアクセスする機能に加えて、他の機能を搭載いた記憶装置システムがある。他の機能としては、例えば、データ複製機能がある。データ複製機能によれば、例えば、ペアにされたプライマリの論理ボリューム(プライマリボリューム)からセカンダリの論理ボリューム(セカンダリボリューム)にデータを複製することが行われる。
この種の記憶装置システムに、ストレージプール管理技術を適用する方法として、例えば、以下の方法が考えられる。
すなわち、機能毎に、プール領域グループが用意される。また、各プール領域グループ毎に、プール領域グループに動的に割当て可能な別のプール領域(以下、プール空き領域)を複数個備えたグループ(以下、プール空き領域グループ)が用意される。
しかし、この方法によれば、機能毎にプール容量(複数のプール領域による記憶容量)が異なる。このため、或る機能のプール空き領域が枯渇するが、別の機能のプール空き領域の数に余裕があるといった、記憶領域の使用に無駄が発生するという問題がある。
また、各機能が要求する最小プール割当単位容量(つまりプール領域のサイズ)が異なる場合、(1)要求される最小の容量に合わせたプール割当単位を用意し、それより大きい容量を要求される場合は、複数のプール割当単位を割り当てる、(2)あらかじめ異なるプール割当単位を用意し、要求された容量を充足するよう、プール割当単位を選択する、等の対策が必要であると考えられる。このため、(1)では、大容量を要求する機能では、プール領域の割当や解放(以下、プール割当/解放)の処理時間が増大し、プール割当/解放を伴う処理の性能を低下させる問題がある。また(2)では、容量の異なる割り当て単位の間で使用量に偏りが生じた場合、小容量のプール領域しか必要でない場合であっても、小容量のプール領域が全て使用されていた場合、過剰に大容量のプール領域を割り当て、記憶容量の使用効率を低下させる問題がある。
ストレージプール管理技術を適用する別の方法として、例えば、多数のプール領域の使用効率を高めるため、単一のプールグループでそれら多数のプール領域の全てを管理する方法が考えられる。
しかし、この別の方法によれば、記憶装置システムの保守のための操作を誤ったり、プール領域を管理するための情報や、複数のプール領域を備えた論理ボリュームに障害が発生したりした場合、それら複数のプール領域に格納されている全ての情報を一度に失う可能性がある。特に、特定のデータ複製機能(例えば、プライマリボリュームとセカンダリボリュームがデータを共有しない方式)を使用する場合には、プール領域グループに関連する障害により、一度にプライマリボリュームとセカンダリボリュームの両方のデータを失う可能性があり、バックアップ目的で当該機能を使用できないという問題が生じる。
従って、本発明の目的は、記憶装置システムにおいて、プールにより一元管理された記憶領域を複数機能で効率的に利用することにある。
本発明の別の目的は、プールが使用不能になった場合でも、データ消失の影響範囲を限定することにある。
本発明の他の目的は、後の説明から明らかになるであろう。
本発明に従う記憶装置システムは、IOコマンドを発行する一又は複数の外部装置と通信可能であり複数の記憶制御機能を有する。この記憶装置システムは、動的に割り当てられたり解放されたりする記憶領域であるプール領域を多数個備えたプールと、前記外部装置に認識され該外部装置によるIOコマンドの発行先とされる複数の仮想的な記憶デバイスである複数の仮想ボリュームと、前記外部装置から前記仮想ボリュームに対するIOコマンドを受け、前記プール内の一以上のプール領域を前記仮想ボリュームに割り当て、前記割り当てた一以上のプール領域に対し、前記受けたIOコマンドに従うデータのライト或いはリードを行う記憶制御装置とを備える。前記プールは、複数の記憶制御機能にそれぞれ対応付けられた複数のプールグループと、プール空き領域グループとを備える。前記複数のプールグループの各々は、複数のプール領域を有する。前記プール空き領域グループは、前記複数のプールグループのうちのいずれかに動的に割り当てられたり解放されたりするプール領域であるプール空き領域を複数個有し、前記複数のプールグループに共通のグループである。前記記憶制御装置が、前記複数のプールグループのうち所定の割当て条件にマッチするプールグループに対して前記共通のプール空き領域グループ内のプール空き領域を割り当てる空き割当て部を備える。例えばプール空き領域は必要な分だけ割り当てることができる。
第一の態様では、プールグループが有する記憶容量のうち実際に使用されている容量に関する値の上限である使用値上限を記憶することできる記憶域を備えることができる。前記空き割当て部は、前記複数のプールグループのうちの或るプールグループの使用値(例えば使用率或いは使用容量)が、該或るプールグループの前記記憶域に記憶されている使用値上限を上回った場合、少なくとも一つのプール空き領域を前記或るプールグループに割り当てることができる。
第二の態様では、記憶制御装置が、各プールグループにおける各プール領域が割当て済みか未割り当てかの管理を他のプールグループのプール領域の管理とは独立して行うことができる。
第三の態様では、前記空き割当て部は、プールグループに割り当てるプール空き領域を所定のポリシーに従って選択することができる。
第四の態様では、前記第三の態様において、前記プール領域は、複数のRAIDグループが有する物理的な記憶資源を用いて設定された複数の論理ボリュームのうちの或る論理ボリュームが有する一記憶領域であってもよい。各RAIDグループは、一又は複数のディスクドライブを備えていてもよい。各ディスクドライブには各ドライブパスを介して記憶制御装置からアクセスできるようになっていてもよい。前記空き割当て部は、プールグループに割り当て済みのプール領域とは異なるRAIDグループ及び/又はドライブパスにあるプール空き領域を優先的に該プールグループに割り当てることができる。
第五の態様では、前記第四の態様において、前記空き割当て部は、前記割り当て済みのプール領域とはドライブパスが異なるプール空き領域を、前記割り当て済みのプール領域とはRAIDグループが異なるプール空き領域よりも優先的に探して割り当てることができる。
第六の態様では、前記第三の態様において、前記一又は複数の外部装置とは、ホストコンピュータと外部の記憶装置システムであってもよい。前記外部の記憶装置システムもプール領域を有していてもよい。前記複数の記憶制御機能には、前記ホストコンピュータからのIOコマンドに従って動的にプール領域を割り当てるIO処理機能と、他の記憶制御機能とが含まれていてもよい。前記割り当て部は、前記IO処理機能に対応付けられたプールグループには、前記記憶装置システム内のプール空き領域を優先的に割り当て、前記他の記憶制御機能に対応したプールグループには、前記外部の記憶装置システム内のプール領域をプール空き領域として優先的に割り当てることができる。
第七の態様では、前記記憶制御装置が、前記複数のプールグループのうち所定の削除条件にマッチするプールグループから割り当て済みのプール領域を前記共通のプール空き領域グループに退避させるプール領域退避部を更に備えることができる。
第八の態様では、前記第七の態様において、プールグループが有する記憶容量のうち実際に使用されている容量に関する値の下限である使用値下限を記憶することできる記憶域を備えることができる。前記プール領域退避部は、前記複数のプールグループのうちの或るプールグループの使用値が、該或るプールグループの前記記憶域に記憶されている使用値下限を下回った場合、前記或るプールグループから少なくとも一つのプール領域を前記プール空き領域グループに退避させることができる。
第九の態様では、前記第八の態様において、前記プール領域退避部は、前記下回った状態が一定期間続いた場合に、前記或るプールグループから少なくとも一つのプール領域を前記プール空き領域グループに退避させることができる。
第十の態様では、前記第七の態様において、前記プール領域退避部は、退避させるプール領域に記憶されていたデータを、前記或るプールグループ内の別のプール領域に移動させることができる。
第十一の態様では、前記複数の記憶制御機能には、前記複数の仮想ボリュームのうちの二以上の仮想ボリュームを使用する機能が含まれていてもよい。前記二以上の仮想ボリュームにはそれぞれ別のプールグループが対応付けられていてもよい。
第十二の態様では、一又は複数の外部装置には、外部の記憶装置システムが含まれてもよい。前記記憶制御装置は、前記外部の記憶装置システムの記憶領域を前記記憶装置システムのプール領域として管理し、前記外部の記憶装置システムのプール領域を前記複数のプールグループのうちの或るプールグループに割り当てることができる。
少なくとも一つの態様において、プール空き領域からプールグループへ割り当てる記憶領域を、既にプールグループに割り当てられた記憶領域に対して、記憶制御装置から記憶装置への接続パスが異なる、記憶装置自体が異なるものから優先して必要な容量だけ選択しても良い。
上述した各部は、各手段と言い換えることができる。各部或いは各手段は、ハードウェア(例えば回路)、コンピュータプログラム、或いはそれらの組み合わせ(例えば、コンピュータプログラムを読み込んで実行する一又は複数のCPU)によって実現することもできる。各コンピュータプログラムは、コンピュータマシンに備えられる記憶資源(例えばメモリ)から読み込むことができる。その記憶資源には、CD−ROMやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体を介してインストールすることもできるし、インターネットやLAN等の通信ネットワークを介してダウンロードすることもできる。
記憶装置システムにおいて、プールにより一元管理された記憶領域を複数機能で効率的に利用することができる。また、プールが使用不能になった場合でも、データ消失の影響範囲を限定し、処理を継続することができる。
図1に、本発明の実施例の概要の説明図を示す。なお、以下の説明では、同一の要素には同一の親番号(例えば仮想ボリューム5のうちの「5」)を付し、個々の要素を特定して説明する場合には、その要素に子符号(例えば仮想ボリューム5Eの「E」)を添えて説明する。
一又は複数の記憶装置システム2(本実施例では、記憶装置システム2aと記憶装置システム2bの二台とする)が、ネットワーク3を介して、1又は複数のホストコンピュータ10と接続されている。また、記憶装置システム2a、2bの構成状態の変更や内部状態の参照に使用する管理端末11は、記憶装置システム2a、2bと、ネットワーク3を介して、および、直接接続されている(どちらか一方の接続方式でもよいし、他の接続方式であってもよい)。
記憶装置システム2aは、実ボリューム(実体のある論理ボリューム)42と仮想ボリューム(実体の無い論理ボリューム、ただしホストコンピュータ10に認識される)5を持つ。仮想ボリューム5の記憶領域は、プール4における実ボリューム42の記憶領域に対応付けられている。プール4は、プールグループ40とプール空き領域グループ41で構成することができる。また、複数の実ボリューム42の内、実ボリューム42Aが、外部の記憶装置システム2bの仮想ボリューム5Eが対応付けられる。外部の記憶装置システム2bには、実際の記憶領域が存在する実ボリューム42Eがあり、仮想ボリューム5Eが実ボリューム42Eに対応付けられている。記憶装置システム2aにおける外部の記憶装置システム2bの記憶領域の使用方法として、実ボリューム42だけで構成したプールグループ40を作成し、外部の記憶装置システム2bの領域を必要とする場合、仮想ボリューム5を定義し、当該仮想ボリューム5の記憶領域を当該プールグループ40から割り当てるようにしても良い。また、外部の記憶装置システム2bでは、必ずしも仮想ボリュームが存在しなくても良く、その場合には、実ボリューム42Eが上位の装置(本実施形態では例えば記憶装置システム2a)に認識される。
さて、記憶装置システム2aでは、複数の実ボリューム42のうちの或る数の実ボリューム42でプール4を構成することができる。別の言い方をすれば、プール4は、多数のプール領域で構成することができる。本実施例で言うプール領域とは、実ボリューム42を構成する個々の記憶領域であって、動的に仮想ボリューム5に割り当てたり解放したりすることができる記憶領域である。
この実施例では、プール4は、一つだけでなく複数個備えることができる。一つのプール4は、前述した通り、プールグループ40とプール空き領域41とで構成することができる。プールグループ40は、記憶装置システム2aが有する一つの機能に対して一つ以上用意することができる。この場合、プール4は、複数のプールグループ40と、複数のプールグループ40に共有のプール空き領域グループ41とで構成することができる。
ここで、プールグループ40とは、プール4を構成する多数のプール領域のうちの複数のプール領域によって構成されるグループである。プールグループ40を基準とすれば、プール4は、プール大グループと言い換えることもできる。
プール空き領域グループ41とは、複数のプール空き領域で構成されたグループである。プール空き領域とは、プール4を構成する多数のプール領域のうちの一つであって、プールグループ42に動的に割り当てられたり解放されたりするプール領域である。すなわち、プール空き領域とは、仮想ボリューム5に直接割り当てられるのではなく、一旦いずれかのプールグループ40に割り当てえられた上で仮想ボリューム5に割り当てられるプール領域である。
記憶装置システム2aが有する個々の機能が発揮されることにより、各種の記憶制御処理が行われる。この記憶装置システム2aが有する機能(換言すれば、実行することができる記憶制御処理の種類)には、IO処理機能、ボリュームコピー機能、スナップショット機能及びジャーナルコピー機能の4種類の機能がある。これら4種類の機能に、それぞれ、4つのプールグループ40A〜40Dが対応付けられている。
IO処理機能とは、ホストコンピュータ10が発行するIOコマンド(データのライトコマンド又はリードコマンド)を処理する機能である。具体的には、例えば、記憶装置システム2aの図示しない記憶制御装置が、仮想ボリューム5Pが指定されたライトコマンドとライト対象データとを受けた場合、そのライト対象データをキャッシュメモリに一時的に記憶し、そのライト対象データを記憶することができるサイズの一又は複数のプール領域をプールグループ40Aから仮想ボリューム5Pに割り当て、キャッシュメモリ205からライト対象データを読出し、その割り当てた一又は複数のプール領域に、読み出したライト対象データを書き込むことができる。
ボリュームコピー機能とは、或るプライマリの仮想ボリューム5にデータが書き込まれた場合に、そのデータを、その仮想ボリューム5とペアにされているセカンダリの仮想ボリュームに書き込む機能である。具体的には、例えば、記憶制御装置が、プライマリの仮想ボリューム5Pにデータを書いた場合、そのデータを記憶することができるサイズの一又は複数のプール領域をプールグループ40Bから仮想ボリューム5Sに割り当て、その割り当てた一又は複数のプール領域に、そのデータを書き込むことができる。
スナップショット機能とは、或る時点の或る仮想ボリューム5(別の言い方をすれば、それに対応付けられた一又は複数のプール領域)のイメージを生成する機能である。具体的には、例えば、記憶制御装置が、スナップショット取得時点(例えば、ホストコンピュータ10からスナップショット取得命令を受けた時点)以降に仮想ボリューム5P内の或るデータが別のデータに更新された場合、更新前のデータを記憶することができるサイズの一又は複数のプール領域をプールグループ40Cから仮想ボリューム5Qに割り当て、その割り当てた一又は複数のプール領域に、更新前のデータを書き込むことができる。
ジャーナルコピー機能とは、或るプライマリの仮想ボリューム5にデータが書き込まれることとは非同期に、そのデータを、その仮想ボリューム5とペアにされているセカンダリの仮想ボリュームに書き込む機能である。具体的には、例えば、記憶制御装置が、プライマリの仮想ボリューム5Pにデータを書いた場合、更新履歴となるジャーナル(例えば、そのデータそれ自体とそのデータの書込み順番を表す情報)を生成し、そのジャーナルを記憶することができるサイズの一又は複数のプール領域をプールグループ40Dから仮想ボリューム5Jに割り当て、その割り当てた一又は複数のプール領域に、そのジャーナルを書き込むことができる。そして、記憶制御装置は、そのジャーナル内のデータを或るタイミングで、外部の記憶装置システム2b内の仮想ボリューム5E(仮想ボリューム5Eが無い場合には実ボリューム42E)に転送することができる。これにより、仮想ボリューム5Eの或る領域に、実ボリューム42Eのプール領域が割当てられ、そのプール領域に、転送されたデータが書き込まれる。
以上のように、記憶装置システム2aでは、複数の機能にそれぞれ対応した複数のプールグループ40が用意され、それら複数のプールグループ40と、それら複数のプールグループ40に共有のプール空き領域グループ41とを、一つのプール4に備えることができる。
図2に、記憶装置システム2の構成例を示す。この構成例は、2aと2bのうちの少なくとも2aに適用することができる。
記憶装置システム2は、ディスクドライブ210を格納する記憶装置21と、記憶装置システム2の動作を制御する記憶制御装置20とを備える。記憶制御装置20は、ホストコンピュータ10と記憶制御装置20とを接続するチャネルインタフェース201、記憶装置21と記憶制御装置20とを接続するドライブインタフェース202、メモリパッケージ203及び保守端末204を備える。
記憶装置21には、ディスクドライブ210が単数または複数格納されている。各ドライブ210は、入出力ポートを複数持つ。記憶装置システム2において、記憶装置21は複数存在しても良い。ディスクドライブ210は、例えば、ハードディスクドライブであるが、他種の記憶メディアのドライブであっても良い。
記憶制御装置20には、ホストコンピュータ10とキャッシュメモリ205の間のデータ転送を制御するチャネルインタフェース201と、キャッシュメモリ205とドライブ210の間のデータ転送を制御するドライブインタフェース202とが格納されている。チャネルインタフェース201は、ホストコンピュータ10からのIOコマンドや別の要求を受領する他、外部の記憶装置システム2bに対し、IOコマンドを発行することができる。ドライブインタフェース202は、例えば、2枚がペアとなり、記憶装置21のドライブ210に接続されている。
チャネルインタフェース201は、例えば、入出力ポートと、ローカルメモリ57と、CPU56と、データ転送の制御部とを備えることができる。ローカルメモリ57は、各種の制御プログラム(コンピュータプログラム)やデータを記憶することができる。制御プログラムとしては、例えば、プール形成/VOL登録プログラム50、プールグループ形成プログラム51、容量自動拡張プログラム52、プールグループ削除プログラム53、容量自動削減プログラム54及びデータ退避プログラム55がある。各種制御プログラムが読み込まれて実行されることにより行われる処理の主体はCPUであるが、以下、説明を分かり易くするために、そのような処理の主体を制御プログラムとする。
CPU56は、プール形成/VOL登録プログラム50、プールグループ形成プログラム51、容量自動拡張プログラム52、プールグループ削除プログラム53、容量自動削減プログラム54及びデータ退避プログラム55等の各種制御プログラムをローカルメモリ57から読み込んで実行することができる。
ドライブインタフェース202も、チャネルインタフェース201と同様の構成とすることができる。各種制御プログラムは、チャネルインタフェース201のCPUの他、ドライブインタフェース201のCPUでも同様に実行されてもよい。記憶装置システム2において、チャネルインタフェース201、ドライブインタフェース202は複数存在しても良い。
また、メモリパッケージ203は、キャッシュメモリ205と、キャッシュメモリ205とドライブ201、202との間のデータ転送を制御する制御部とがある。キャッシュメモリ205は、ホストコンピュータ10とディスクドライブ210との間で授受されるデータを一時的に記憶することができる。また、キャッシュメモリ205は、種々の制御情報を記憶することができる。制御情報としては、例えば、プール管理情報60、VOL管理情報64、プール使用要件65及び外部VOL情報66がある。制御情報は、キャッシュメモリ205とは別のメモリ、例えば、チャネルインタフェース201及びドライブインタフェース202に共有のメモリに記憶されても良い。メモリパッケージ203は複数存在しても良い。
保守端末204は、記憶措置システム2の構成を変更したり、内部状態を参照したりするために使用される。また、管理端末11から記憶装置システム2への指示を中継する。保守端末204は、チャネルインタフェース201及びドライブインタフェース202のうちの少なくとも一方に接続されていても良い。保守端末204は、入出力コンソールと制御コンソールの両方を備えていても良いし(例えばパーソナルコンピュータであっても良いし)、入出力コンソールは備えておらず制御コンソールを備えていても良い(例えばいわゆるマザーボードであっても良い)。保守端末204は、管理端末11と通信可能に接続されても良い。
図3に、記憶装置システム2のプール4を管理するプール管理情報60の一例を示す。
プール管理情報60は、記憶装置システム2に定義可能なプール4の数だけ存在する。一つの記憶装置システム2を分割して管理し、複数の独立した記憶装置サブシステムとして管理する際、各分割単位を「論理区画」と呼び、各論理区画に対して割り振る番号を、「論理区画番号」と呼ぶ。上記記憶装置システム2に定義可能なプール4の数が、システムに定義可能な論理区画数であっても良い。各プール管理情報60には、それに対応するプール4の状態を管理するプール状態管理情報61と、そのプール4に備えられる複数のプールグループ40の状態をそれぞれ管理する複数のプールグループ管理情報62と、プールグループ40に未割り当てのプール空き領域を管理するプール空き領域管理情報63とが含まれている。
図4に、プール状態管理情報61の一例を示す。以下、このプール状態管理情報61に対応するプール4を便宜上「当該プール4」と呼ぶ。
プール状態管理情報61には、例えば、当該プール4の属する論理区画の論理区画番号と、”正常”、“閉塞”、“無効”等の当該プール4の状態を示すプール状態と、当該プール4に割り当てられた個々の実ボリューム(以下、プールVOLと呼ぶことがある)の容量の総和を示すプール全容量とが含まれる。また、プール状態管理情報61には、例えば、当該プール4の属する論理区画の記憶容量においてプールが占めることのできる割合の上限値を示す記憶容量占有閾値(上限)と、当該プール4の全容量(以下、プール容量)の上限値であるプール全容量閾値(上限)とも含まれる。また、プール状態管理情報61には、例えば、当該プール4に新たなプール空き領域追加を促す契機を判断するためのプール使用率閾値(上限)と、当該プール4からプール空き領域を削除する契機を判断するためのプール使用率閾値(下限)とも含まれる。また、プール状態管理情報61には、例えば、プール使用率を確認した前回(例えば直前回)の時刻であるプール使用率確認時刻と、プール容量を自動削減する契機の判断に使用するプール使用率確認時間閾値と、プールへの新たな空き領域追加を“自動”で行うか“手動”で行うかを登録するプールVOL追加モードと、当該プール4において未使用のプールグループ40を管理するプールグループ空き管理情報と、当該プール4を構成するプールVOLの番号の一覧であるプールVOL番号リストとも含まれる。
図5に、VOL番号リストのフォーマットの一例を示す。
VOL番号リストには、例えば、記憶位置、ドライブパス番号、RAIDグループ番号及びVOL番号が含まれる。
記憶位置は、記憶領域が当該記憶装置システム2の“内部”に存在するか、あるいは、別の記憶装置システム2に存在するか(“外部”)を示す。
ドライブパス番号は、ドライブインタフェース202のペアからドライブ210へ接続されるパスにおいて、2本が1ペアとなっているパスのペアを特定する番号である。
RAIDグループ番号は、RAID(Redundant Array Of Independent Disks)1、RAID5といった形態で、データを冗長コード付きでドライブ210に格納する際、冗長コードをつけるデータ群を分散して格納する範囲のドライブ210群を特定する。
VOL番号は、実ボリュームを一意に特定するための番号である。番号に代えて他種のIDであっても良い。
なお、記憶位置が“外部”の項目については、外部VOL情報66に関連付けられた複数のパス情報67の内、優先度の最も高いパスを特定することができる。この場合、ドライブパス番号には、外部の記憶装置システム2bへ接続するチャネルインタフェース201のパスを特定する番号が設定されても良い。また、RAIDグループ番号には、外部のボリュームを特定するための情報(例えば、ターゲット情報及び/又はLUN(Logical Unit Number)等)が設定されても良い。
プール状態管理情報61に含まれるプールVOL番号リストや、後述する他種のVOL番号リスト(例えばプールグループVOL番号リストや空きプールVOL番号リスト)は、この図5に例示したVOL番号リストのフォーマットで構成することができる。
図6に、プール管理情報60の一部であるプールグループ管理情報62の一例を示す。以下、このプールグループ管理情報62に対応するプールグループ40を便宜上「当該プールグループ40」と呼ぶ。
プールグループ管理情報62には、例えば、当該プールグループ40を使用する機能(例えばスナップショット機能)を表すプールグループ属性と、当該プールグループ40内でプール領域を割り当てる単位容量を表すプール領域割り当て粒度とが含まれる。また、プールグループ管理情報62には、例えば、”正常”、“閉塞”、“無効”等の当該プールグループ40の状態を示すプールグループ状態と、当該プールグループ40に割り当てられているプールVOLの容量の総和を示すプールグループ全容量とも含まれる。また、プールグループ管理情報62には、例えば、プールグループ全容量の内、実際に仮想ボリュームに割り当てて使用している領域の容量を表すプールグループ使用量と、プール空き領域グループ41から当該プールグループ40に新たなプール空き領域追加を促す契機を判断するためのプールグループ使用率閾値(上限)と、当該プールグループ40からプール空き領域グループ41へプール領域を解放する契機を判断するためのプールグループ使用率閾値(下限)とも含まれる。また、プールグループ管理情報62には、例えば、プールグループ使用率を確認した前回(例えば直前回)の時刻を表すプールグループ使用率確認時刻と、プールグループ容量を自動削減する契機の判断に使用するプールグループ使用率確認時間閾値と、当該プールグループ40内でのプール領域の割り当てを管理するための情報であるプールグループ内プール領域割り当て管理情報620と、当該プールグループ40を構成するプールVOLの番号を登録したプールグループVOL番号リストとも含まれる。
図7に、プールグループ内プール領域割当管理情報620の概要の一例を示す。
プールグループ属性によって管理形態は異ならせることができる。この図7に示す管理形態は一例であって、これに限定するものではない。
プールグループ40に割り当てられたプールVOLの領域をプール領域割り当て粒度単位に分割し、分割されたそれぞれの領域に割当管理テーブルを対応させる。割り当て管理テーブルは、仮想ボリューム5の領域に対応付けていない未使用の状態では、空き管理情報(例えば、キュー或いはビットマップ等)により管理し、仮想ボリューム5の領域に対応づけた使用中の状態では、仮想ボリューム5の領域からプールVOLの領域を特定するために検索するディレクトリに接続することができる。
図8に、プール管理情報60の一部であるプール空き領域管理情報63の一例を示す。
プール空き領域管理情報63には、例えば、プール空き領域グループ41のプールVOLの容量の総和(つまりプール空き領域グループ41の容量)を示す空き総容量と、プール空き領域グループ41のプールVOLの総数を示す空きプールVOL数と、プール空き領域グループ41の各プールVOLの番号を登録した空きプールVOL番号リストとが含まれる。
図9に、VOL管理情報64の一例を示す。
VOL管理情報64は、論理ボリューム(VOLと略記することもある)毎に存在し、各VOLの情報を格納する。このVOL管理情報64に対応するVOLを、以下、便宜上、「当該VOL」と言う。当該VOLは、実ボリュームであっても仮想ボリュームであっても良い。
VOL管理情報64には、例えば、当該VOLが属する論理区画の論理区画番号と、当該VOLがこのVOL管理情報64を有する記憶装置システム2の“内部”に存在するか、あるいは、別の記憶装置システム2に存在するか(“外部”)を示す記憶位置とが含まれる。また、VOL管理情報64には、例えば、ドライブインタフェース202のペアからドライブ210へ接続されるパスにおいて、2本が1ペアとなっているパスのペアを特定する番号であるドライブパス番号と、RAID1、RAID5といった形態で、データを冗長コード付きでドライブ210に格納する際、冗長コードをつけるデータ群を分散して格納する範囲のドライブ210群を特定するRAIDグループ番号とも含まれる。また、VOL管理情報64には、例えば、RAIDグループ内における先頭アドレス及び終端アドレスと、ホストコンピュータ10からのアクセスを可能にするパスを表すホストパス定義情報(例えば、チャネルインタフェース201のポート番号とLUNとを含んだ情報)と、当該VOLの属性(例えば、プールVOL、仮想ボリューム等)を表すボリューム属性と、当該VOLの容量を表すVOL容量とも含まれる。
なお、記憶位置が“外部”の項目については、ドライブパス番号、RAIDグループ番号の項目を無効とし、代わりに、当該外部VOLが登録されている外部VOL情報66の格納位置を特定するIDが設定されても良い。また、仮想ボリュームでは、VOL属性に“仮想VOL”属性を設定し、ドライブパス番号の項目にプールグループ番号が設定されても良い。
図10に、プール使用要件65の一例を示す。
プール使用要件65は、例えば一種のテーブルである。当該テーブルは、論理区画毎に、インストール可能な、プールを使用する機能の数だけ持っても良い。プール使用要件65は、機能により異なるが、論理区画番号の他、インストール時に必要なプールグループ数、必要初期プールグループ容量、必要な内部/外部VOL種別やRAID構成等を示すVOL種別、当該機能が占有できるプールの割合を示すプール占有閾値(上限)等から構成される。
特に、記憶装置システム2内における仮想ボリュームによるボリュームコピー機能(プライマリ仮想ボリュームとセカンダリ仮想ボリュームがデータを共有しない方式)を使用する場合には、プール障害によるデータ喪失を避けるため、プライマリ仮想ボリュームとセカンダリ仮想ボリュームが使用するプールグループを分けられるように複数のプールグループ定義を要件とする。実際にコピー機能を使用する際は、例えば、プライマリ仮想ボリューム5Pとセカンダリ仮想ボリューム5Sが用意され、プライマリ仮想ボリューム5Pには、プールグループ40Aが対応付けられ、セカンダリ仮想ボリューム5Sには、別のプールグループ40Bが対応付けられる。プライマリ仮想ボリューム5Pとセカンダリ仮想ボリューム5S間でペアが形成される。ペア中は、プライマリ仮想ボリューム5Pに書かれたデータがセカンダリ仮想ボリューム5Sにも書かれる。そのため、当該ペアが分割された場合には、プライマリ仮想ボリューム5Pに記憶されているペア分割直前時のデータ群が、セカンダリ仮想ボリューム5Sに対応したプールグループ40Bに全てコピーされている。故に、プライマリ仮想ボリューム5Pが使用しているプールグループ40Aに障害が発生し使用不可能となった場合でも、セカンダリ仮想ボリューム5Sのデータを使用することができる。
また、プール占有閾値(上限)の決定方法は、例えば、インストール可能なプール領域を使用する機能(スナップショット機能等の前述した各種機能)毎に、プールに占める割当(例えば、プール4全体を100として、IO処理機能:40、スナップショット機能:30、ジャーナルコピー機能:20、ボリュームコピー機能:5、および、空き:5等)を指定するようにしても良い。
次に、記憶装置システム2aにおける外部の記憶装置システム2bのボリュームの管理方式について説明する。
図11に、外部VOL情報66の一例を示す。
外部VOL情報66は、外部のVOL(外部の記憶装置システムに存在するVOL)を一意に特定するための情報である。以下、外部VOL情報66に対応する外部VOLを「当該外部VOL」と言う。外部VOL情報66には、例えば、当該外部VOLに格納されたデータが有効であることを示す有効フラグと、当該外部VOLを一意に特定するためSCSI(Small Computer System Interface)のINQUIRYコマンド等で得た情報を格納するデバイス特定情報とが含まれる。また、例えば、外部VOL情報66には、当該外部VOLの先頭LBA(Logical Block Address)及び終端LBAと、当該外部VOLが対応する記憶装置システム2a内部のVOLを特定する対応VOL番号と、当該外部VOLへのアクセス経路を特定するパス情報リストとも含まれる。
図12に、外部VOL情報66のパス情報リストを構成するパス情報67の一例を示す。
パス情報67は、当該外部VOLへアクセスする経路を特定するための情報である。パス情報67には、例えば、当該外部VOLの存在する記憶装置システム2bのポートを特定するためのポートアドレス情報と、当該外部VOLの存在する記憶装置システム2bのポートにおいて当該外部VOLが対応しているLUNと、当該外部VOLへアクセスするための記憶装置システム2aのポート番号と、アクセスする経路の状態とが含まれる。
図13に、外部VOLの管理方式の概要の一例を示す。
記憶装置システム2aの記憶制御装置20は、例えば、そのシステム2aの起動時に(または、外部からの指示により)、外部の記憶装置システム2bの外部VOLを特定することができる(ディスカバリ)。特定した外部VOLに対しては、他の装置(例えば他の記憶装置システム2)から当該外部VOLへのアクセスを制限するため、記憶制御装置20は、当該外部VOLに対して、例えば、SCSIにおけるPERSISTENT RESERVE属性を設定しようと試み、他の装置に対してアクセスを制限できた外部VOLについて、外部VOL情報66とパス情報67を登録することができる。さらに、記憶装置システム2aのVOLとして使用するために、記憶制御装置20は、当該外部VOLに関する情報をVOL管理情報64に登録することができる。外部VOL情報66のエントリ数がVOL管理情報64のエントリ数よりも多い場合は、外部VOL情報66に登録されているがVOL管理情報64には登録されていない外部VOLが存在する場合である。
プールVOLとして実際に外部VOLを使用する場合は、VOL管理情報64のボリューム属性がプールVOLに更新される。また、ホストコンピュータ10からアクセスできるVOLとして実際に外部VOLを使用する場合は、ホストパス定義情報を設定する。図13では、記憶装置システム2aに、VOL_A、VOL_B、VOL_Cが登録されており、VOL_Aについては2つのパスが登録されている。VOL_A、VOL_B及びVOL_CはVOL管理情報64に登録されているが、それらのうちVOL_AのみがプールVOLとして使用されている。このため、VOL_Aの外部VOL情報66のIDが、VOL管理情報64に登録されると共に、そのVOL管理情報64において、VOL_Aのボリューム属性がプールVOLとされる。また、VOL_Aには、2つのパスが登録されるが、そのうちの一つのパス「i_0→t_0, k」によれば、記憶装置システム2aのポート番号が「i_0」であるポートから、外部の記憶装置システム2bにおけるWWN(World Wide Name)が「t_0」であるポートを通り、LUNが「k」である仮想ボリュームにアクセスされることにより、VOL_Aのプール領域が割り当てられることになる。
図14に、プール形成/VOL登録プログラム50が行う処理の流れの一例を示す。
プール形成/VOL登録プログラム50は、例えば、ホストコンピュータ10及び/又は管理端末11からの指示により起動される。ホストコンピュータ10及び/又は管理端末11から指定される起動時のパラメータは、記憶装置システム2の論理区画番号、プール全容量、記憶容量占有閾値(上限)、プール全容量閾値(上限)、プール使用率閾値(上限)、プール使用率閾値(下限)、プール使用率確認時間閾値、プールVOL追加モード、及び追加推奨VOL方針である(図4参照)。プール全容量閾値(上限)については、プール全容量に上限値を設定しない場合は、当該論理区画の記憶容量を超える十分大きな値を設定しておいてもよい。
まず、プール形成/VOL登録プログラム50は、指定された論理区画内にプールが未形成か否かを判断する(ステップ1000)。これは、例えば、プール状態管理情報61のプール状態を参照することにより行うことができる。形成済みの場合(ステップ1000のN)、ステップ1002が行われる。
未形成の場合(ステップ1000のY)、プール形成/VOL登録プログラム50は、プール状態管理情報61を初期設定する(ステップ1001)。具体的には、例えば、プール形成/VOL登録プログラム50は、その情報61であるテーブル全体に初期値(例えばゼロ)を設定し、その後、起動パラメータで指定された論理区画番号、プール全容量、プール使用率閾値(上限/下限)、プール使用率確認時間閾値、プールVOL追加モード、記憶容量専有閾値(上限)、プール全容量閾値(上限)を設定し、プール状態を“閉塞”に設定する。プール状態を“閉塞”に設定するのは、当該プールに未だプールVOLを未割り当てであるためである。
次に、プール形成/VOL登録プログラム50は、当該プールへ追加すべきVOL候補を特定するプールVOL候補選択を実行する(ステップ1002)。
ここで、図15を用いて、プールVOL候補選択の流れの一例を説明する。尚、プールに登録可能なVOLが未定義の場合、ホストコンピュータ10のオペレータ(ユーザ)や管理端末11のオペレータ(保守員)等に定義させても良い。また、記憶装置システム2が管理する記憶領域について、あらかじめ指定された手順により自動でVOL定義を実行しても良い。
まず、プール形成/VOL登録プログラム50は、自動或いは手動で指定された必要プール容量の追加により、プール全容量が、記憶容量占有閾値(上限)と、プール全容量閾値(上限)を超えるかどうか判断する(ステップ1100)。当該判定は、主に、プール容量自動拡張時に関連する判定である。具体的には、例えば、(プール全容量+必要プール容量)>=(≧)(当該論理区画の全容量×記憶容量占有閾値(上限))、および、(プール全容量+必要プール容量)>=(≧)プール全容量閾値(上限)、が成立するかが判断される。
条件成立の場合(ステップ1100のY)、プールへのVOL追加が不可能と判断され、追加可能VOL、および、追加推奨VOLがそれぞれ無しに設定され(ステップ1101)、ステップ1107が行われる。設定は、プール状態管理情報61に対して行われても良いし、図14の処理が終了するまでのメモリ上のワーク領域に行われ、図14の処理が終了した場合に消去されても良い。
条件不成立の場合(ステップ1100のN)、プール形成/VOL登録プログラム50は、全てのVOL管理情報64を参照済みか判断する(ステップ1102)。参照済みの場合(ステップ1102のY)、ステップ1105が行われる。
参照済みでない場合(ステップ1102のN)、プール形成/VOL登録プログラム50は、参照中VOLがプール追加可能であるか判断する(ステップ1103)。具体的には、例えば、参照中VOLの論理区画番号が追加先のプールに一致するか否か、参照中VOLのホストパスが未定義であるか否か、及び、参照中VOLのボリューム属性がプールVOLでない(プールに登録済みでない)か否かについて判断する。これらの判断の結果が全て肯定的となった場合に、プール追加可能であると判断することができる。プール追加可能でない場合(ステップ1103のN)、ステップ1102が行われる。
プール追加可能である場合(ステップ1103のY)、プール形成/VOL登録プログラム50は、ローカルメモリ57に用意したVOL番号リストに参照中VOLを登録する(ステップ1104)。当該VOL番号リストは、プール追加可能VOL番号を表す。その後、ステップ1102が行われる。
次に、プール形成/VOL登録プログラム50は、プール状態管理情報61のプール番号リストを参照する(ステップ1105)。
次に、プール形成/VOL登録プログラム50は、追加推奨VOLを決定する(ステップ1106)。追加推奨VOL方針とは、例えば、追加先プールの状況を考慮し、プール追加可能VOLに対する優先度を基に追加推奨VOLを選択することを方針としたものである。追加推奨VOLの選択方針は、前述のように、起動時のパラメータで受領しても良い。優先度の決定方式にはさまざまな条件が考えられるが、プールVOL間の性能の独立性を考慮すると、たとえば、(1)ドライブパス番号が異なる、(2)RAIDグループ番号が異なる、の優先順でプール追加可能VOLを選択し、優先度の高いVOLから順に必要プール容量分を追加推奨VOLとすることが考えられる。別の方法として、プールの使用するドライブパス及び/又はRAIDグループをできるだけ特定の範囲に制限したい場合は、(1)RAIDグループ番号が一致、(2)ドライブパス番号が一致、の少なくとも一方を条件に、追加推奨VOLが決定されても良い。また別の方法として、特に、外部の記憶装置システム2bの記憶領域の優先度を上げる及び/又は下げることにより、追加推奨VOLが決定されても良い。更に別の方法として、ドライブの物理性能、RAIDレベル(例えばRAID1やRAID5)、RAIDにおいてドライブ間にデータを分散するストライプサイズ、RAID5におけるパリティを付加するデータブロック数(たとえば、4つのドライブでRAID5を構成した場合、3D+1Pとなり、データブロック数は3となる)のうちの少なくとも一つのRAID構成情報で、追加推奨VOLが決定されても良い。
最後に、プール形成/VOL登録プログラム50は、プール追加可能VOLと追加推奨VOLのリストを出力し(ステップ1107)、処理を終了する。
図14に戻って、プールVOL候補選択の後、プール形成/VOL登録プログラム50は、プールVOL追加モードは”自動”か否か判断する(ステップ1003)。
“自動”でなく“手動”の場合(ステップ1003のN)、プール形成/VOL登録プログラム50は、ホストコンピュータ10及び/又は管理端末11に追加可能VOLと追加推奨VOLを表示する(ステップ1004)。これにより、ユーザや保守員等にプール追加対象VOLを選択してもらう。その後、選択結果を受領し、プール形成/VOL登録プログラム50は、選択されたVOLをプール追加対象VOLに決定する(ステップ1005)。
“自動”の場合(ステップ1003のY)、プール形成/VOL登録プログラム50は、追加推奨VOLをプール追加対象VOLに決定する(ステップ1006)。
最後に、プール形成/VOL登録プログラム50は、プールVOL登録を実行する(ステップ1007)。
図16を用いて、プールVOL登録の流れの一例を説明する。
まず、プール形成/VOL登録プログラム50は、全プール追加対象VOLについてVOL管理情報64を更新したか判断する(ステップ1200)。更新済みの場合(ステップ1200のY)、ステップ1202が行われる。
プール形成/VOL登録プログラム50は、未更新の場合(ステップ1200のN)、VOL管理情報64を更新する。具体的には、例えば、プール形成/VOL登録プログラム50は、ボリューム属性にプールVOLであることを設定する。その後、ステップ1200が行われる。
次に、プール形成/VOL登録プログラム50は、プール空き領域管理情報63を更新する(ステップ1202)。具体的には、例えば、空き総容量に追加対象プールVOL全体の容量を加算し、空きプールVOL数に追加対象プールVOL数を加算し、空きプールVOL番号リストに追加対象プールVOLを登録することが行われる。
最後に、プール形成/VOL登録プログラム50は、プール状態管理情報61を更新する(ステップ1203)。具体的には、例えば、プール全容量に追加対象プールVOL全体の容量を加算し、プールVOL番号リストに追加対象プールVOLを登録し、プール状態を”正常”に設定することが行われる。
以上が、プール形成/VOL登録プログラム50の説明である。
図17に、プールグループ形成プログラム51が行う処理の流れの一例を示す。
プールグループ形成プログラム51は、記憶装置システム2の論理区画に、プールを使用する機能を新たにインストールする際に実行される。
まず、プールグループ形成プログラム51は、論理区画にプール未形成か判断する(ステップ1300)。未形成の場合(ステップ1300のY)、プールグループ形成プログラム51は、ホストコンピュータ10及び/又は管理端末11にプール形成を要求し(ステップ1301)、処理を終了する。形成済みの場合(ステップ1300のN)、プールグループ形成プログラム51は、インストール対象機能のプール使用要件65を参照する(ステップ1302)。
次に、プールグループ形成プログラム51は、使用するプールのプール管理情報60を参照する(ステップ1303)。
次に、プールグループ形成プログラム51は、プールの状態がプール使用要件65を充足するか判断する(ステップ1304)。プール使用要件65に従って、必要なプールグループ数が形成可能か、各プールグループへ割り当てるだけのプール空き領域が存在するか等を確認する。充足する場合(ステップ1304のY)、ステップ1311が行われる。
充足しない場合(ステップ1304のN)、プールグループ形成プログラム51は、プールVOL追加モードが“自動”、かつ、リトライ未実行であるか判断する(ステップ1305)。
条件不成立の場合(ステップ1305のN)、プールグループ形成プログラム51は、ホストコンピュータ10及び/又は管理端末11に、プールVOL登録要求を出力する(ステップ1306)。なお、記憶容量占有閾値(上限)、プール全容量閾値(上限)の制限によりプール容量を拡大できない場合には、プールグループ形成プログラム51は、その旨を表示する。
条件成立の場合(ステップ1305のY)、プールグループ形成プログラム51は、プールVOL候補選択を実行する(ステップ1307)。プールVOL候補選択の流れは、図15を参照して説明した通りである。
次に、プールグループ形成プログラム51は、追加推奨VOLをプール追加対象VOLに決定し(ステップ1308)、プールVOL登録を実行する(ステップ1309)。プールVOL登録の流れは、図16を参照して説明した通りである。
次に、プールグループ形成プログラム51は、リトライ処理中を示すリトライ中のフラグを設定し(ステップ1310)、ステップ1304に戻る。
次に、プールグループ形成プログラム51は、プール使用要件65を充足するだけのプールグループの登録が済んだか判断する(ステップ1311)。登録済みの場合(ステップ1311のY)、処理が終了される。
登録済みでない場合(ステップ1311のN)、プールグループ形成プログラム51は、プール状態管理情報61のプールグループ空き管理情報を参照し、空きプールグループを選択する(ステップ1312)。
次に、プールグループ形成プログラム51は、プールグループ管理情報62を初期設定する(ステップ1313)。具体的には、例えば、プールグループ形成プログラム51は、情報62であるテーブル全体に初期値(例えばゼロ)を設定した後、プールグループ属性に当該プールグループを使用する機能を表す情報を設定し、当該機能に応じて、プールグループ領域割り当て粒度、プールグループ使用率閾値(上限)、プールグループ使用率閾値(下限)、プールグループ使用率確認時間閾値を設定し、プールグループ状態を“閉塞”に設定する。プールグループ状態を“閉塞”に設定するのは、当該プールグループに未だプールVOLを未割り当てであるためである。
次に、プールグループ追加領域候補選択が行われる(ステップ1314)。
図18を用いて、プールグループ追加領域候補選択の流れの一例を説明する。
まず、プールグループ形成プログラム51は、必要な容量を追加することで当該機能のプールグループ全容量の和がプール占有閾値(上限)を超えるか判断する(ステップ1400)。当該判定は、主に、プールグループの容量自動拡張時に関連する判定である。具体的には、例えば、当該プールにおいて、対象プールグループと同じプールグループ属性を持つプールグループについて、プールグループ全容量の総和(A)を求め、必要な容量(B)と、プール使用要件65の当該機能のプール占有閾値(上限)(C)について、例えば、{((A)+(B))/プール全容量}×100>=(≧)(C)が成立するかが判断される。
条件成立の場合(ステップ1400のY)、プールグループ形成プログラム51は、プールグループへのプールVOL追加不可能と判断し、追加推奨VOLを無しに設定し(ステップ1401)、ステップ1405を実行する。
条件不成立の場合(ステップ1400のN)、プールグループ形成プログラム51は、プールグループVOL番号リストを参照する(ステップ1402)。
次に、プールグループ形成プログラム51は、空きプールVOL番号リストを参照する(ステップ1403)。
次に、プールグループ形成プログラム51は、空きプールVOL番号リストから追加推奨VOLを決定する(ステップ1404)。追加推奨VOLは、前述した通り種々の優先度に基づいて決定することができるが、割り当てられる機能によって優先度が変更されてもよい。例えば、IO処理機能用には信頼性や性能等がそろっている記憶装置システム2a内部の実ボリューム42が優先して割当てられ、一方、スナップショット機能、ジャーナルコピー機能等には比較的容量を確保しやすい外部の記憶装置システム2bの実ボリューム42が優先して割り当てられても良い。これは、図15の処理でも同様とすることができる。
最後に、プールグループ形成プログラム51は、追加推奨VOLのリストを出力する(ステップ1405)。
図17に戻って、プールグループ形成プログラム51は、プールグループ追加領域候補選択後、プールグループ領域を追加する(ステップ1315)。
図19を用いて、プールグループ領域追加の流れの一例を説明する。
まず、プールグループ形成プログラム51は、プール空き領域管理情報63を更新する(ステップ1500)。具体的には、例えば、プールグループ形成プログラム51は、空き総容量から追加対象プールVOL全体の容量を減算し、空きプールVOL数から追加対象プールVOL数を減算し、空きプールVOL番号リストから追加対象プールVOLの登録を削除する。
次に、プールグループ形成プログラム51は、プールグループ管理情報62を更新する(ステップ1501)。具体的には、例えば、プールグループ形成プログラム51は、プールグループ全容量に追加対象VOL全体の容量を加算し、プールグループVOL番号リストへ追加対象VOLを登録する。さらに、例えば、プールグループ形成プログラム51は、プールグループ内プール領域割当管理情報620の割当管理テーブルを、追加対象VOLの容量をプール領域割り当て粒度に従って分割した領域毎に用意し、割当管理テーブルを空き状態として(例えばキュー或いはビットマップに)登録する。
図17に戻って、プールグループ領域追加後、ステップ1311が行われる。
図20に、容量自動拡張プログラム52が行う処理の流れの一例を示す。
容量自動拡張プログラム52は、例えば、プールグループにおける空き領域確保時において、プールグループの使用率がプールグループ使用率閾値(上限)を超えている場合、あるいは、一定時間経過毎に実行するプールグループの使用率確認時において起動される。
まず、容量自動拡張プログラム52は、プール状態管理情報61のプール全容量とプール空き領域管理情報63の空き総容量からプールの使用率を算出する(ステップ1600)。
次に、容量自動拡張プログラム52は、算出したプール使用率がプール使用率閾値を超えるか判断する(ステップ1601)。超えない場合(ステップ1601のN)、ステップ1608が行われる。
超える場合(ステップ1601のY)、容量自動拡張プログラム52は、プールVOL追加モードが自動、かつ、リトライ未実行であるか判断する(ステップ1602)。
条件不成立の場合(ステップ1602のN)、容量自動拡張プログラム52は、ホストコンピュータ10及び/又は管理端末11にプールVOL登録要求を出力する(ステップ1603)。なお、容量自動拡張プログラム52は、記憶容量占有閾値(上限)、プール全容量閾値(上限)の制限によりプール容量を拡大できない場合には、その旨を表示する。
条件成立の場合(ステップ1602のY)、容量自動拡張プログラム52は、プールVOL候補選択を実行する(ステップ1604)。プールVOL候補選択の流れは、図15を参照して説明した通りである。
次に、容量自動拡張プログラム52は、追加推奨VOLをプール追加対象VOLに決定し(ステップ1605)、プールVOL登録を実行する(ステップ1606)。プールVOL登録の流れは、図16を参照して説明した通りである。
次に、容量自動拡張プログラム52は、リトライ処理中を示すリトライ中のフラグを設定し(ステップ1607)、ステップ1601に戻る。
次に、容量自動拡張プログラム52は、プールグループ管理情報62のプールグループ全容量とプールグループ使用量からプールグループの使用率を算出する(ステップ1608)。
次に、容量自動拡張プログラム52は、算出したプールグループ使用率はプールグループ使用率閾値(上限)を超えるか判断する(ステップ1609)。超えない場合(ステップ1609のN)、処理が終了する。
超える場合(ステップ1609のY)、容量自動拡張プログラム52は、空きプールVOLが不足するか判断する(ステップ1610)。不足する場合(ステップ1610のY)、処理が終了される。
不足しない場合(ステップ1610のN)、容量自動拡張プログラム52は、プールグループ追加領域候補を選択する(ステップ1611)。プールグループ追加領域候補選択の流れは、図18を参照して説明した通りである。
次に、容量自動拡張プログラム52は、プールグループ領域追加を実行する(ステップ1612)。プールグループ領域追加の流れは、図19を参照して説明した通りである。その後、処理を終了する。
図21に、プールグループ削除プログラム53が行う処理の流れの一例を示す。
プールグループ削除プログラム53は、例えば、記憶装置システム2の論理区画から、プールを使用していた機能を削除する際に実行される。
まず、プールグループ削除プログラム53は、削除対象機能が使用するプールグループを全て削除済みか判断する(ステップ1700)。全て削除済みの場合(ステップ1700のY)、ステップ1705が行われる。
未だ削除済みでない場合(ステップ1700のN)、プールグループ削除プログラム53は、削除対象機能が使用するプールグループを選択し(ステップ1701)、プール空き領域管理情報63を更新する(ステップ1702)。具体的には、例えば、プールグループ削除プログラム53は、対象プールグループのプールグループVOL番号リストの全VOLを解放対象VOLとし、空き総容量に解放対象VOL全体の容量を加算し、空きプールVOL数に解放対象VOL数を加算し、空きプールVOL番号リストに解放対象プールVOLを登録する。
次に、プールグループ削除プログラム53は、対象プールグループのプールグループ管理情報62を無効化する(ステップ1703)。具体的には、プールグループ状態が“無効”に設定する。
次に、プールグループ削除プログラム53は、プール状態管理情報61を更新する(ステップ1704)。具体的には、例えば、プールグループ削除プログラム53は、プールグループ空き管理情報において、対象プールグループの状態を空き登録する。
次に、プールグループ削除プログラム53は、プールグループを削除したプールに有効なプールグループがなくなったか判断する(ステップ1705)。有効なプールグループが未だ存在する場合(ステップ1705のN)、処理が終了する。
有効なプールグループが無い場合(ステップ1705のY)、プールグループ削除プログラム53は、ホストコンピュータ10及び/又は管理端末11に、プール削除可否を表示する(ステップ1706)。これにより、ユーザや保守員等にプール削除可否を選択してもらう。通常プール削除可を選択するが、意図的に現在のプール構成を保存しておきたい場合には、プール削除不可を選択しても良い。その後、プールグループ削除プログラム53は、選択結果を受領し、プール削除可否を判断する(ステップ1707)。
プール削除不可の場合(ステップ1707のN)、処理が終了する。
プール削除可の場合(ステップ1707のY)、プールグループ削除プログラム53は、プールVOL番号リストの全VOLのボリューム属性を更新済みか判断する(ステップ1708)。
全てのVOLのボリューム属性を更新済みの場合(ステップ1708のY)、ステップ1709が行われる。
未だ全てのVOLのボリューム属性を更新済みでない場合(ステップ1708のN)、プールグループ削除プログラム53は、プールVOL番号リストのVOLのVOL管理情報64のボリューム属性からプールVOL属性を削除する(ステップ1709)。その後、ステップ1708が行われる。
最後に、プールグループ削除プログラム53は、プール状態管理情報61を無効化する(ステップ1710)。具体的には、プール状態が“無効”に設定される。
図22及び図23に、容量自動削減プログラム54が行う処理の流れの一例を示す。つまり、図22及び図23が繋がったものが、容量自動削減プログラム54が行う処理の流れの一例を示す。
容量自動削減プログラム54は、プールグループの使用率が閾値を下回る状態が続いた場合、プールグループに割り当てられているプールVOLを空きプールVOLとして解放したり、プールの使用率が閾値を下回る状態が続いた場合、プールに割り当てられているプールVOLをプールから解放したりする処理を実行することができる。容量自動削除プログラム54は、例えば、一定時間経過毎に実行するプールグループの使用率確認時に起動される。
まず、容量自動削減プログラム54は、プールグループ管理情報62のプールグループ全容量とプールグループ使用量からプールグループの使用率を算出する(ステップ1800)。
次に、容量自動削減プログラム54は、算出したプールグループ使用率がプールグループ使用率閾値(下限)未満であるか判断する(ステップ1801)。条件が成立しない場合(ステップ1801のN)、図23のステップ1850が行われる。
条件が成立する場合(ステップ1801のY)、容量自動削減プログラム54は、現在の時刻を確認し、プールグループ管理情報62のプールグループ使用率確認時刻とプールグループ使用率確認時間閾値を参照し、前回のプールグループ使用率確認時からの経過時間が閾値を超えたか判断する(ステップ1802)。閾値を超えていない場合(ステップ1802のN)、図23のステップ1850が行われる。
閾値を超えている場合(ステップ1802のY)、容量自動削減プログラム54は、プールグループ使用率確認時刻に現在の時刻を設定する(ステップ1803)。
次に、容量自動削減プログラム54は、当該プールグループの容量削除によりプール使用要件65を充足したまま維持できるか判断する(ステップ1804)。
維持できない場合(ステップ1804のN)、図23のステップ1850が行われる。当該ケースとしては、例えば、プールグループの最低容量やプールグループ数の要件が設定されており、プールグループ数の容量が少なくなりすぎる場合や、プールグループの残VOLが1つであるためプールグループ容量削減により当該プールグループを削除することになる場合であっても良い。
維持できる場合(ステップ1804のY)、容量自動削減プログラム54は、プールグループ管理情報62を参照し空き状態とするVOLを選択する(ステップ1805)。削除対象とするVOLの条件としては、例えば、当該VOLを削除することでプールグループ使用率がプールグループ使用率閾値(下限)を超えるVOLであって、ドライブパス番号やRAIDグループ番号が他のプールグループ内のVOLと重複するVOLであっても良い。さらに、データ退避の負荷を低減するため、容量自動削減プログラム54は、プールグループ内プール領域割当管理情報620より、最も使用率の低いVOLを選択しても良い。また、容量自動削減プログラム54は、空き状態化対象VOLは複数選択しても良い。
次に、容量自動削減プログラム54は、データ退避プログラム55を起動する(ステップ1806)。データ退避プログラム55が行う処理については、図24で説明する。
次に、容量自動削減プログラム54は、データ退避プログラム55が終了したか判断する(ステップ1807)。終了報告がない場合(ステップ1807のN)、容量自動削減プログラム54は、一定時間待ち、再びステップ1807を実行する。
次に、容量自動削減プログラム54は、プール空き領域管理情報63を更新する(ステップ1809)。具体的には、例えば、容量自動削減プログラム54は、空き総容量に空き状態化対象VOLの容量を加算し、空きプールVOL数に空き状態化対象VOL数を加算し、空きプールVOL番号リストに空き状態化対象VOLを登録する。
次に、容量自動削減プログラム54は、プールグループ管理情報62を更新する(ステップ1810)。具体的には、例えば、容量自動削減プログラム54は、プールグループ全容量から空き状態化対象VOL全体の容量を減算し、プールグループVOL番号リストから空き状態化対象VOLの登録を削除する。さらに、容量自動削減プログラム54は、例えば、プールグループ内プール領域割当管理情報620の空き状態化対象VOLに関連付けられた割当管理テーブルを、空き状態から不使用状態に変更する(例えば、キューからの削除、或いはビットマップ使用不可化等に変更する)。
次に、容量自動削減プログラム54は、空き状態化VOLを空き状態に変更した後のプールグループに未だ残留VOLがあるか判断する(ステップ1811)。残留VOLがある場合(ステップ1811のN)、図23のステップ1850が行われる。
残留VOLがない場合(ステップ1811のY)、容量自動削減プログラム54は、ステップ1702〜ステップ1704を実行し、プールグループを削除する(ステップ1812)。
次に、容量自動削減プログラム54は、プールVOL追加モードが“自動”であるか判断する(ステップ1850)。“自動”でない場合(ステップ1850のN)、容量自動削減プログラム54は、当該プールは容量自動削減対象でないと判断し、処理を終了する。
“自動”である場合(ステップ1850のY)、容量自動削減プログラム54は、プール状態管理情報61のプール全容量とプール空き領域管理情報63の空き総容量からプール使用率を算出する(ステップ1851)。
次に、容量自動削減プログラム54は、算出したプール使用率がプール使用率閾値(下限)未満であるか判断する(ステップ1852)。条件が成立しない場合(ステップ1852のN)、処理が終了する。
条件が成立する場合(ステップ1852のY)、容量自動削減プログラム54は、現在の時刻を確認し、プール状態管理情報61のプール使用率確認時刻とプール使用率確認時間閾値を参照し、前回のプール使用率確認時からの経過時間が閾値を超えたか判断する(ステップ1853)。閾値を超えていない場合(ステップ1853のN)、処理が終了する。
閾値を超えている場合(ステップ1853のY)、容量自動削減プログラム54は、プール使用率確認時刻に現在の時刻を設定する(ステップ1854)。
次に、容量自動削減プログラム54は、当該プールの容量削除によりプール使用要件65を充足したまま維持できるか判断する(ステップ1855)。
維持できない場合(ステップ1855のN)、処理が終了する。当該ケースとしては、例えば、プールの最低容量が設定されており、プールの容量が少なくなりすぎる場合であっても良い。
維持できる場合(ステップ1855のY)、容量自動削減プログラム54は、プール管理情報60を参照しプールから解放するVOLを選択する(ステップ1856)。プールから解放するVOLの条件としては、例えば、空き状態のプールVOLであって、当該VOLを削除することでプール使用率がプール使用率閾値(下限)を超えるVOLで、ドライブパス番号やRAIDグループ番号が他の空き状態のプールVOLと重複するVOLであっても良い。また、例えば、プールから解放するVOLは複数選択しても良い。
次に、容量自動削減プログラム54は、プール空き領域管理情報63を更新する(ステップ1857)。具体的には、例えば、容量自動削減プログラム54は、空き総容量からプール解放対象プールVOL全体の容量を減算し、空きプールVOL数からプール解放対象プールVOL数を減算し、空きプールVOL番号リストからプール解放対象プールVOLの登録を削除する。
最後に、容量自動削減プログラム54は、プール状態管理情報61を更新する(ステップ1858)。具体的には、例えば、容量自動削減プログラム54は、プール全容量からプール解放対象プールVOL全体の容量を減算し、プールVOL番号リストからプール解放対象プールVOLの登録を削除する。
図24に、データ退避プログラム55が行う処理の流れの一例を示す。
データ退避プログラム55は、例えば、前述したように、容量自動削減プログラム54により起動される。
まず、データ退避プログラム55は、プールグループ内プール領域割当管理情報620において、空き状態化対象のVOL領域の新規割当を抑止する(ステップ1900)。
次に、データ退避プログラム55は、空き状態化対象VOLの全領域について使用状態を確認したか判断する(ステップ1901)。
確認済みの場合(ステップ1901のY)、データ退避プログラム55は、データ退避終了を起動元である容量自動削減プログラム54へ報告する(ステップ1907)。
確認済みでない場合(ステップ1901のN)、データ退避プログラム55は、空き状態化対象VOLの領域に対応する割当管理テーブルを参照する(ステップ1902)。
次に、データ退避プログラム55は、割当管理テーブルが使用中であるか判断する(ステップ1903)。使用中でない場合(ステップ1903のN)、ステップ1901が行われる。
使用中である場合(ステップ1903のY)、データ退避プログラム55は、空き状態化対象VOLに格納している有効データを、当該プールグループの空き状態化対象VOL以外の領域へ退避する。このため、まず、データ退避プログラム55は、空き状態化対象VOL以外の当該プールグループのVOLの空き領域を確保する(ステップ1904)。
次に、データ退避プログラム55は、空き状態化対象VOLの領域から、新規確保した領域でデータを退避する(ステップ1905)。
次に、データ退避プログラム55は、空き状態化対象VOLの割当管理テーブルを解放する(ステップ1906)。その後、ステップ1901に戻る。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。例えば、図2に示した記憶制御装置20は、複数のチャネルインターフェースやドライブインタフェースを備えた構成に限らず、他種の構成、例えば、一又は複数のCPUとメモリとを備えた一又は複数枚の回路基盤であっても良い。また、例えば、キャッシュメモリ205に記憶される管理情報は各ローカルメモリに記憶されても良い。また、上記実施例では、プール空き領域グループ41から各プールグループ40にはVOL単位でプール空き領域が追加或いは削除されるが、それに代えて、プール空き領域単位で追加或いは削除されてもよい。
本発明の実施例の概要の説明図。 記憶装置システムの構成例を示す。 プール管理情報の一例を示す。 プール状態管理情報の一例を示す。 プールVOL番号リストのフォーマットの一例を示す。 プールグループ管理情報の一例を示す。 プールグループ内プール領域割当管理情報の概要の一例を示す。 空き状態管理情報の一例を示す。 VOL管理情報の一例を示す。 プール使用要件の一例を示す。 外部VOL情報の一例を示す。 パス情報の一例を示す。 外部VOLの管理方式の概要の一例を示す。 プール形成/VOL登録プログラムが行う処理の流れの一例を示す。 プールVOL候補選択の流れの一例を示す。 プールVOL登録の流れの一例を示す。 プールグループ形成プログラムが行う処理の流れの一例を示す。 プールグループ追加領域候補選択の一例を示す。 プールグループ領域追加の一例を示す。 容量自動拡張プログラムが行う処理の流れの一例を示す。 プールグループ削除プログラムが行う処理の流れの一例を示す。 容量自動削除プログラムが行う処理の流れの前半の一例を示す。 容量自動削除プログラムが行う処理の流れの後半の一例を示す。 データ退避プログラムが行う処理の流れの一例を示す。
符号の説明
10:ホストコンピュータ 11:管理端末 2:記憶装置システム 20:記憶制御装置 201:チャネルインタフェース 202:ドライブインタフェース 203:メモリパッケージ 204:保守端末 205:キャッシュメモリ 21:記憶装置 210:ディスクドライブ 3:ネットワーク 4:プール 40:プールグループ 41:プール空き領域 50:プール形成/VOL登録プログラム 51:プールグループ形成プログラム 52:容量自動拡張プログラム 53:プールグループ削除プログラム 54:容量自動削除プログラム 55:データ退避プログラム 60:プール管理情報 61:プール状態管理情報 62:プールグループ管理情報 620:プールグループ内プール領域割当管理情報 63:プール空き領域管理情報 64:VOL管理情報 65:プール使用要件 66:外部VOL情報 67:パス情報

Claims (20)

  1. IOコマンドを発行する一又は複数の外部装置と通信可能であり複数の記憶制御機能を有した記憶装置システムにおいて、
    動的に割り当てられたり解放されたりする記憶領域であるプール領域を多数個備えたプールと、
    前記外部装置に認識され該外部装置によるIOコマンドの発行先とされる複数の仮想的な記憶デバイスである複数の仮想ボリュームと、
    前記外部装置から前記仮想ボリュームに対するIOコマンドを受け、前記プール内の一以上のプール領域を前記仮想ボリュームに割り当て、前記割り当てた一以上のプール領域に対し、前記受けたIOコマンドに従うデータのライト或いはリードを行う記憶制御装置と
    を備え、
    前記プールは、複数の記憶制御機能にそれぞれ対応付けられた複数のプールグループと、プール空き領域グループとを備え、
    前記複数のプールグループの各々は、複数のプール領域を有し、
    前記プール空き領域グループは、前記複数のプールグループのうちのいずれかに動的に割り当てられたり解放されたりするプール領域であるプール空き領域を複数個有し、前記複数のプールグループに共通のグループであり、
    前記記憶制御装置が、前記複数のプールグループのうち所定の割当て条件にマッチするプールグループに対して前記共通のプール空き領域グループ内のプール空き領域を割り当てる空き割当て部を備える、
    記憶装置システム。
  2. プールグループが有する記憶容量のうち実際に使用されている容量に関する値の上限である使用値上限を記憶することできる記憶域を備え、
    前記空き割当て部は、前記複数のプールグループのうちの或るプールグループの使用値が、該或るプールグループの前記記憶域に記憶されている使用値上限を上回った場合、少なくとも一つのプール空き領域を前記或るプールグループに割り当てる、
    請求項1記載の記憶装置システム。
  3. 各プールグループにおける各プール領域が割当て済みか未割り当てかの管理が他のプールグループのプール領域の管理とは独立して行われる、
    請求項1記載の記憶装置システム。
  4. 前記空き割当て部は、プールグループに割り当てるプール空き領域を所定のポリシーに従って選択する、
    請求項1記載の記憶装置システム。
  5. 前記プール領域は、複数のRAIDグループが有する物理的な記憶資源を用いて設定された複数の論理ボリュームのうちの或る論理ボリュームが有する一記憶領域であり、
    各RAIDグループは、一又は複数のディスクドライブを備えており、
    各ディスクドライブには各ドライブパスを介して記憶制御装置からアクセスできるようになっており、
    前記空き割当て部は、プールグループに割り当て済みのプール領域とは異なるRAIDグループ及び/又はドライブパスにあるプール空き領域を優先的に該プールグループに割り当てる、
    請求項4記載の記憶装置システム。
  6. 前記空き割当て部は、前記割り当て済みのプール領域とはドライブパスが異なるプール空き領域を、前記割り当て済みのプール領域とはRAIDグループが異なるプール空き領域よりも優先的に探して割り当てる、
    請求項5記載の記憶装置システム。
  7. 前記一又は複数の外部装置とは、ホストコンピュータと外部の記憶装置システムであり、
    前記外部の記憶装置システムもプール領域を有し、
    前記複数の記憶制御機能には、前記ホストコンピュータからのIOコマンドに従って動的にプール領域を割り当てるIO処理機能と、他の記憶制御機能とが含まれ、
    前記割り当て部は、前記IO処理機能に対応付けられたプールグループには、前記記憶装置システム内のプール空き領域を優先的に割り当て、前記他の記憶制御機能に対応したプールグループには、前記外部の記憶装置システム内のプール領域をプール空き領域として優先的に割り当てる、
    請求項4記載の記憶装置システム。
  8. 前記記憶制御装置が、前記複数のプールグループのうち所定の削除条件にマッチするプールグループから割り当て済みのプール領域を前記共通のプール空き領域グループに退避させるプール領域退避部を更に備える、
    請求項1記載の記憶装置システム。
  9. プールグループが有する記憶容量のうち実際に使用されている容量に関する値の下限である使用値下限を記憶することできる記憶域を備え、
    前記プール領域退避部は、前記複数のプールグループのうちの或るプールグループの使用値が、該或るプールグループの前記記憶域に記憶されている使用値下限を下回った場合、前記或るプールグループから少なくとも一つのプール領域を前記プール空き領域グループに退避させる、
    請求項8記載の記憶装置システム。
  10. 前記プール領域退避部は、前記下回った状態が一定期間続いた場合に、前記或るプールグループから少なくとも一つのプール領域を前記プール空き領域グループに退避させる、
    請求項9記載の記憶装置システム。
  11. 前記プール領域退避部は、退避させるプール領域に記憶されていたデータを、前記或るプールグループ内の別のプール領域に移動させる、
    請求項8記載の記憶装置システム。
  12. 前記複数の記憶制御機能には、前記複数の仮想ボリュームのうちの二以上の仮想ボリュームを使用する機能が含まれており、前記二以上の仮想ボリュームにはそれぞれ別のプールグループが対応付けられている、
    請求項1記載の記憶装置システム。
  13. 前記一又は複数の外部装置には、外部の記憶装置システムが含まれ、
    前記記憶制御装置は、前記外部の記憶装置システムの記憶領域を前記記憶装置システムのプール領域として管理し、前記外部の記憶装置システムのプール領域を前記複数のプールグループのうちの或るプールグループに割り当てる、
    請求項1記載の記憶装置システム。
  14. 動的に割り当てられたり解放されたりする記憶領域であるプール領域を多数個備えたプールと、通信相手となる外部の装置に認識され該外部装置によるIOコマンドの発行先とされる複数の仮想的な記憶デバイスである複数の仮想ボリュームとがあり、前記プールは、複数の記憶制御機能にそれぞれ対応付けられた複数のプールグループと、プール空き領域グループとを備え、前記複数のプールグループの各々は、複数のプール領域を有し、前記プール空き領域グループは、前記複数のプールグループのうちのいずれかに動的に割り当てられたり解放されたりするプール領域であるプール空き領域を複数個有し、前記複数のプールグループに共通のグループであり、
    前記外部装置から前記仮想ボリュームに対するIOコマンドを受け、前記プール内の一以上のプール領域を前記仮想ボリュームに割り当て、前記割り当てた一以上のプール領域に対し、前記受けたIOコマンドに従うデータのライト或いはリードを行い、
    前記複数のプールグループのうち所定の割当て条件にマッチするプールグループに対して前記共通のプール空き領域グループ内のプール空き領域を割り当てる、
    記憶制御方法。
  15. プールグループが有する記憶容量のうち実際に使用されている容量に関する値の上限である使用値上限を、前記複数のプールグループのうちの或るプールグループの使用値が上回った場合、少なくとも一つのプール空き領域を前記或るプールグループに割り当てる、
    請求項14記載の記憶制御方法。
  16. 各プールグループにおける各プール領域が割当て済みか未割り当てかの管理を、他のプールグループのプール領域の管理と独立して行う、
    請求項14記載の記憶制御方法。
  17. プールグループに割り当てられる前記プール空き領域は、所定のポリシーに従って選択される、
    請求項14記載の記憶制御方法。
  18. 前記複数のプールグループのうち所定の削除条件にマッチするプールグループから割り当て済みのプール領域を前記共通のプール空き領域グループに退避させる、
    請求項14記載の記憶制御方法。
  19. 前記複数の記憶制御機能には、前記複数の仮想ボリュームのうちの二以上の仮想ボリュームを使用する機能が含まれており、前記二以上の仮想ボリュームにはそれぞれ別のプールグループが対応付けられている、
    請求項14記載の記憶制御方法。
  20. IOコマンドを発行する一又は複数の外部装置と通信可能であり複数の記憶制御機能を有した記憶装置システムにおいて、
    動的に割り当てられたり解放されたりする記憶領域であるプール領域を多数個備えたプールと、
    前記外部装置に認識され該外部装置によるIOコマンドの発行先とされる複数の仮想的な記憶デバイスである複数の仮想ボリュームと、
    前記外部装置から前記仮想ボリュームに対するIOコマンドを受け、前記プール内の一以上のプール領域を前記仮想ボリュームに割り当て、前記割り当てた一以上のプール領域に対し、前記受けたIOコマンドに従うデータのライト或いはリードを行う記憶制御装置と
    を備え、
    前記プールは、複数の記憶制御機能にそれぞれ対応付けられた複数のプールグループと、プール空き領域グループとを備え、
    前記複数のプールグループの各々は、複数のプール領域を有し、
    前記プール空き領域グループは、前記複数のプールグループのうちのいずれかに動的に割り当てられたり解放されたりするプール領域であるプール空き領域を複数個有し、前記複数のプールグループに共通のグループであり、
    各RAIDグループは、一又は複数のディスクドライブを備えており、
    各ディスクドライブには各ドライブパスを介して記憶制御装置からアクセスできるようになっており、
    前記記憶制御装置が、
    プールグループが有する記憶容量のうち実際に使用されている容量に関する値の上限である使用値上限と、プールグループが有する記憶容量のうち実際に使用されている容量に関する値の下限である使用値下限とを記憶することできる記憶域と、
    前記複数のプールグループのうちの或るプールグループの使用値が、該或るプールグループの前記記憶域に記憶されている使用値上限を上回った場合、前記共通のプール空き領域グループから、前記或るプールグループに割り当て済みのプール領域とは異なるRAIDグループ及び/又はドライブパスにあるプール空き領域を優先的に探し、探し出したプール空き領域を、前記前記或るプールグループに対して割り当てる空き割当て部と、
    前記複数のプールグループのうちの或るプールグループの使用値が、該或るプールグループの前記記憶域に記憶されている使用値下限を下回った場合、退避させる少なくとも一つのプール領域に記憶されていたデータを、前記或るプールグループ内の別のプール領域に移動させ、前記或るプールグループから前記少なくとも一つのプール領域を前記プール空き領域グループに退避させるプール領域退避部と
    を備える、
    記憶装置システム。
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