JP2007192008A - 排水装置 - Google Patents

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Tsuneo Iriyama
恒夫 入山
Hiroshi Tabuchi
寛 田渕
Yoichi Yokobori
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Abstract

【課題】簡便な操作で気密性を確保できる排水桝を得る。
【解決手段】排水口を覆う一方、排水口への排水の流入を許容する流入孔を有する第一蓋板と、第一蓋板に対し上下方向に相対移動可能に設けた第二蓋板とを有し、第二蓋板を、第一蓋板の流入孔を閉塞する第一位置と、第一蓋板から離間して流入孔を開放する第二位置との間で上下動可能に設けた排水装置である。排水口の内部で略鉛直方向に延びる雄ねじ手段とこれと螺合する雌ねじ手段とを備え、第二蓋板は、雄ねじ手段及び雌ねじ手段のうちの一方と接続されて雄ねじ手段及び雌ねじ手段のうちの一方の回転操作により上下動を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、排水装置に係り、特に工場や厨房などの業務施設の床に設けられた排水口に備えられる排水装置の構造に関する。
医薬品工場や食品工場、厨房等の業務施設では、清浄な環境を保つ衛生管理が重要であり、多量の水を使用して頻繁に清掃が行われる。清掃に使用した排水は、一般に施設床面に埋設された排水口(排水目皿)に集められ下水道に排出される。排水口には、下水道からの臭気の逆流を防ぐため、トラップが設けられることがある。
図15は、このような排水口の一例を示すものである。同図に示すようにこの排水口は、床1に埋設されて排水を一時的に貯留する排水桝2と、排水桝2に貯留された排水を利用して下水管からの臭気の逆流を防ぐトラップ3とを備えており、排水桝2の上面開口に調節管5が接続され、調節管5の上端開口部が床面1と面一となるようになされてこの開口部に目皿7が設けられることにより排水の流入孔6が形成される。
一方、トラップ3は、下水管に通じる排水管45に接続されるとともに排水桝2の底面から垂直に立ち上がるトラップ管5と、このトラップ管5の上面に被せられた封水キャップ4とを備える。封水キャップ4は、トラップ管5の内部への排水の流れ込みを妨げないようトラップ管5の上端開口から上方に一定の間隔を保ち、かつ当該トラップ管5の上端開口を通じて下水管からの臭気が放出されないように、当該キャップ4の底面開口がトラップ管5の上端開口より低位置に配されるようトラップ管5に支持される。
したがって、目皿7を通過して排水桝2に流れ込んだ排水は、排水桝2の中に一旦貯留された後、トラップ管5の上端開口からトラップ管内にオーバーフローして排水管45へと流れ落ち排出される。一方、下水管から上昇してきた臭気は、トラップ管5に被せられた封水キャップ4と排水桝内に貯留された水(図示せず)により遮断されて室内に放出されない。
ところで、従来の排水口では、下水管からの臭気はトラップ3を設けることにより遮断されるものの、排水桝2に溜まった水やこれに含まれる細かなゴミからの臭気は、上記トラップ3では遮断することが出来ない。また、使用していないときは、封水の自然蒸発や糸屑などによる毛細管現象によって封水切れが発生すると、下水管からの臭気が逆流する。このため従来では、排水(清掃)を行わないときには目皿7に代え、図16に示すように盲蓋9を装着して排水桝を閉塞していた。
ところが、清掃のたびごとに盲蓋を外し、これを目皿に交換する作業は、単純作業とは言え、現実には面倒なものである。特に、多数の排水口を有する大規模な工場や厨房施設にあっては、すべての排水口について保管場所から目皿を持ってきて逐一交換作業を行い、清掃終了後に再び盲蓋を装着する作業を行わなければならず労力を要する。また、排水桝とは別の部品(目皿又は盲蓋)を別途保管しておかなければならない煩わしさもある。さらに従来の排水口では、盲蓋の気密性が十分とは言えないうえ、盲蓋と目皿の着脱の操作性についても考慮されていなかった。
また特に、上記工場などの業務施設で使用される排水桝では、耐腐食性に加え、耐荷重性や耐衝撃性も求められ、これらの要求を満足させかつ上記問題を解決できる気密性と操作性に優れた排水桝の提供が望まれる。
したがって、本発明の目的は、簡便な操作で臭気を遮断し気密性を確保することが出来る排水装置を得る点にある。
前記目的を達成して課題を解決するため、本発明に係る排水装置は、排水口を覆う一方、当該排水口への排水の流入を許容する流入孔を有する第一蓋板と、この第一蓋板に対して上下方向に相対移動可能に設けた第二蓋板とを有する排水装置であって、前記第二蓋板を、前記第一蓋板の流入孔を閉塞する第一位置と、前記第一蓋板から離間して前記流入孔を開放する第二位置との間で上下動可能に設けた。
本発明の排水装置は、第一蓋板によって排水口を覆う一方、当該第一蓋板に設けた上記流入孔を通じて排水を排水口へ流入させ排水を行うものであるが、第一蓋板に対して上下方向に相対移動可能に設けた第二蓋板を備えている。
この第二蓋板は、第一蓋板に備えられた上記流入孔を閉塞する第一位置と、第一蓋板から離間した第二位置との間で上下動できるように設置してあり、したがって本発明の排水装置では、この第二蓋板を第一位置へ(上方または下方へ)移動させることにより第一蓋板に設けた流入孔を塞ぎ、排水口を閉塞することが可能である。一方、第二蓋板を第二位置へと(下方または上方へ)移動させれば、第一蓋板に設けた上記流入孔を開放することができ、排水を行うことが可能となる。
第二蓋板を上下動させる機構は特に問わないが、例えば、排水口の内部において略鉛直方向に延びる雄ねじ手段と、この雄ねじ手段と螺合する雌ねじ手段とを備えるようにし、第二蓋板が当該雄ねじ手段および雌ねじ手段のうちのいずれか一方と接続されて当該雄ねじ手段および雌ねじ手段のうちのいずれか一方の回転操作により、前記上下動を行うようにすることが出来る。
また、上記雄ねじ手段は、第二蓋板を上面側から下面側へ貫通して当該第二蓋板に接続された雄ねじ部材であり、上記雌ねじ手段は、第二蓋板の下方位置に固定されかつ前記雄ねじ部材が差し込まれて当該雄ねじ部材と螺合する雌ねじ部材としても良い。このような構造によれば、雄ねじ部材を回転させるだけの簡便な操作で第二蓋板を上下動させて排水口を閉塞あるいは開放することが出来る。
尚、上記雄ねじ手段および雌ねじ手段は、必ずしも独立の部材(ボルトやナット等の部材を第一乃至第二蓋板に固定した構造)である必要はなく、例えば第一乃至第二蓋板の一部に雄ねじやねじを形成するなど、蓋板の一部であっても良い。
前記第一蓋板は、周縁部が排水口に固定されかつ中心部に前記流入孔を備え、この流入孔に前記第二蓋板が係合可能であり、前記第二蓋板は、その周縁部にテーパ状の傾斜側面を有し、前記第一蓋板は、前記流入孔の縁部に前記第一位置において前記第二蓋板の傾斜側面が当接する傾斜内面を有する場合がある。
かかる装置構造によれば、第二蓋板の傾斜側面と第一蓋板の傾斜内面とが当接することで流入孔を閉塞することが可能となる。
また、第二蓋板の周縁部を上下動可能に支持する支持手段を更に備え、この支持手段が、第二蓋板に固定されかつ第二蓋板の周縁部から外方に突出する複数の係合突起と、これら各係合突起を受け入れかつ鉛直方向に延在して第二蓋板の上下動を許容するガイド溝を有する、第一蓋板の下面に固定された複数のガイドポストとを含むようにしても良い。
このような装置構成によれば、上下動する第二蓋板を排水桝内に、より安定して支持させることが可能となる。
更に、上記係合突起は、進退動可能に備えられかつ外方に付勢された係合片を先端部に備え、上記ガイド溝は、当該係合片の付勢力によって当該係合片が嵌入可能な係止穴を、ガイド溝内の前記第一位置に対応した一端部と、ガイド溝内の前記第二位置に対応した他端部とにそれぞれ有するようにしても良い。
このような係止穴をガイド溝内に形成すれば、流入孔が閉塞される前記第一位置と流入孔が開放される前記第二位置とで第二蓋板をより確実に停止させて支持し、流入孔の閉塞および開放の両状態をそれぞれ保持させることが出来る。また、第一位置と第二位置とにおいて係止穴に係合片が嵌入するから、音や手応えによって当該排水装置の操作者は第二蓋板が所定位置(第一位置又は第二位置)に到達したことを容易に知ることができ、この点で操作性も良好となる。
また、第一蓋板の下面側に有底無蓋のバスケット状のストレーナを備え、前記第二位置において第二蓋板が当該ストレーナの内部に収容されるようにしても良い。
かかるストレーナを設けることにより、流入孔から排水口内に侵入したゴミを捕捉することができ、排水と共にゴミが侵入して排水管や下水管が詰るような問題が生じることを防ぐことが出来る。また、第二位置において第二蓋板が当該バスケット状のストレーナの内部に収容される構造であるから、流入孔から侵入し第二蓋板の上面に当たってゴミが飛び散るようなことがあってもこれをストレーナによってより確実に捉えることが可能となる。
一方、本発明の排水装置では、前記第二蓋板を前記第一蓋板の下方位置に設け、当該第二蓋板の上面が前記第一位置において第一蓋板の下面に当接し、これにより前記流入孔を閉塞するようにしても良い。
この場合、第二蓋板はその上面部に、前記第一位置において前記流入孔を形成した前記第一蓋板の下面部分に密着するシール部材を備えることが望ましい。第二蓋板による排水口の密閉性を高めるためである。またこのように第二蓋板によって気密性高く排水口を閉塞できるようにすれば、例えばクリーンルームを備える工場など室内を陽圧化した環境下でも、排水口から室内空気が逃げないようにすることが出来る。
更にかかる排水装置では、排水口の内部において略鉛直方向に延びる雄ねじ部材を備える一方、第二蓋板が当該雄ねじ部材と螺合する雌ねじ部を有し、これにより前記雄ねじ部材を回転させることによって当該雄ねじ部材に沿って第二蓋板を上下動可能としても良い。これによれば、雄ねじ部材を回転させるだけの簡便な操作で第二蓋板を上下動させて排水口を閉塞あるいは開放することが出来る。
また、上記雄ねじ部材の中間部に第二蓋板を上下動可能に設置し、当該雄ねじ部材の下端部にストレーナを備えても良い。このような装置構造とすれば、第一蓋板を通過して排水口内に侵入したゴミを当該ストレーナにより捕捉し、排水と共にゴミが侵入して排水管や下水管が詰るような問題が生じることを防ぐことが出来る。
更に、かかる排水装置では、第一蓋板から略垂直に下方に延びる複数本のガイドロッドを更に備えると共に、第二蓋板の上下動を許容する一方、前記ガイドロッドと係合して前記雄ねじ部材の回転操作に伴って第二蓋板が回転することを阻止する回転阻止部を第二蓋板に設け、これにより前記雄ねじ部材を回転させたときに第二蓋板のみが上下動するようにすることが望ましい。
雄ねじ部材を回転させたときに第二蓋板も一緒に回転してしまうことを防ぎ、第二蓋板をより確実かつスムースに上下動させるためである。尚、上記回転阻止部は、典型的には上記ガイドロッドが挿通される孔により構成することが出来るが、上記ガイドロッドと係合する切欠や、ガイドロッドを挿通可能なリング状部材・管状部材その他の手段であっても良い。
また、上記排水装置によれば、第一蓋板(流入孔)を開閉する第二蓋板は、排水口を覆う第一蓋板の下面側に設けられるから、第一蓋板によって外部からかかる荷重(例えば床面を歩く人間や台車、車両等の重量)を支え、第二蓋板にはこれらの荷重がかからない構造とすることが出来る。また上記第一蓋板および第二蓋板等を構成する材料は、これらに限定されるものではないが、例えばステンレス等の金属あるいは硬質の樹脂等で形成することが出来る。したがって、上記気密および操作の簡便性とともに耐荷重性・耐衝撃性ならびに耐腐食性を備えた排水装置を本発明に基づいて構成することが可能である。
本発明によれば、耐荷重性・耐衝撃性ならびに耐腐食性を備えかつ簡便な操作で気密性を確保することが可能な排水装置を実現することが出来る。
本発明の他の目的、特徴および利点は、図面を参照しつつ述べる以下の本発明の実施の形態の説明により明らかにする。尚、各図中同一の符号は、同一又は相当部分を示す。
〔第1実施形態〕
図1から図5は本発明の第一の実施形態に係る排水装置を示すものである。これらの図に示すようにこの排水装置11は、排水口に設けられた排水桝12の上面開口を覆う外蓋(第一蓋板)13と、外蓋13の中心部に上下動可能に設けた内蓋(第二蓋板)21と、排水桝12の内部に設置したストレーナ31と、ストレーナ31及び内蓋21を排水桝内に支持する支持フレーム30とを有する。
排水桝12は、従来の排水桝と同様に排水を一時的に貯留し、その底面に設けたトラップ41を通じてオーバーフローによって排水桝12内の水を排水管45へ排出させる一方、排水管45から上ってくる臭気を排水桝12内に貯留された水によって遮断するものである。本実施形態の排水装置は、このようなトラップ41を備えた排水桝12に取付け可能なものであるが、これら排水桝12及びトラップ41は本発明にとって必須のものではなく(後述の第二から第四実施形態においても同様)、排水桝やトラップが無い様々な種類・構造の排水口に設置可能な排水装置を本発明に基づいて構成することが可能である。
排水桝12は、略円筒状の全体形状を有し、上面開口の周囲に張り出す外フランジ部12aを備える一方、上面開口の内側に張り出す内フランジ部10を備えてこの内フランジ部10に前記支持フレーム30及び外蓋13が載せられ、これらがボルト15によって内フランジ部10に固定される。
排水桝12の上面開口を覆う外蓋13は、円盤(円形平板)状の平面外形形状を呈しかつ排水桝内に排水を流入させるため中心部に円形の流入孔14を備え、平面から見たときにドーナツ状の全体形状を有する。また、外蓋13の内周面(流入孔の周面)13aは、図4に拡大して示すように外蓋13の上面側において径が小さく外蓋13の下面側において径が大きくなるような傾斜面(傾斜内面)としてある。内蓋21を上昇させた上端位置(第一位置)で、後に述べる内蓋周縁の傾斜面(傾斜側面)21aと密着させて流入孔14を閉塞するためである。各傾斜面13a,21aの角度は、例えば45°とする。
外蓋13の下面には、垂直に下方に延びる3本のガイドポスト65を設けてある。これらのガイドポスト65は、外蓋13の周方向について等間隔となるように配置してあり、後に述べる雌ねじ管29に下端部が支持される支持ボルト51と共に、排水桝内を上下動する内蓋21を支持し、内蓋21の上下動を案内して流入孔14を閉塞する上端位置(第一位置)と、流入孔14を開放する下端位置(第二位置)とに内蓋21を安定して停止させる機能を果たす。
各ガイドポスト65は、その内側面に鉛直方向(内蓋21の移動方向)に延びるガイド溝65aを形成してあり、このガイド溝65aの上端部ならびに下端部には、当該ガイド溝65aより深い穴(係止穴)65bをそれぞれ設け(図4,5参照)、内蓋21が上端位置および下端位置に到達したときに当該係止穴65b内に、内蓋21に設けたボールプランジャ64(後述する)の球体64aが嵌入するようにしてある。
一方、内蓋21は、上記流入孔14と略等しい径寸法を有する円板状の全体形状を呈し、その中心部には上面側から支持ボルト51が貫通され、この支持ボルト51と下面に配したナット22とにより当該支持ボルト51の上端部に内蓋21を支持する。尚、内蓋21の中央部には、支持ボルト51のヘッド部を収容して排水桝12の上面を平らにするため(支持ボルト51のヘッド部が排水桝上面ないし床面高さより突出することがないように)凹部を形成し、この凹部に支持ボルト51のヘッド部を収容するようにしてある(図1,図3参照)。
内蓋21の周面(側面)21aは、前記外蓋13の内周面(流入孔の周面)13aに形成した傾斜面と同一の角度を有する傾斜面を形成し、内蓋21を上昇させた上端位置で内蓋周縁の傾斜面21aが外蓋内縁に形成した傾斜面13aに当接するようにしてある(図4参照)。これにより、内蓋21を最上位置まで上昇させた上端位置で内蓋21の傾斜側面21aが外蓋13の傾斜内面13aに密着し、流入孔14を閉塞することが出来る。
内蓋21の下面側周縁部には、前記外蓋13に設けた3本のガイドポスト65にそれぞれ係合する3つのボールプランジャ64を設けてある。これらのボールプランジャ64は、前記ガイドポスト65と同様に(各ガイドポスト65に対応するように)内蓋21の周方向について等間隔となるように配置してあり、各ボールプランジャ64はその先端部が前記ガイド溝65aに挿入され、進退動可能にかつ内蓋21の径方向外方にバネ付勢した球体64aを先端に備えている。各球体64aは、内蓋21の上端位置及び下端位置では、バネの付勢力によって前記係止穴65b(ガイド溝上下端の穴)内に嵌入するが、内蓋21が上端位置と下端位置との間に有る場合には、後退して(引っ込んで)内蓋21の上下動を許容する。
上記ガイドポスト65とボールプランジャ64の配設数は、最小の配設数で内蓋21を安定して支持する観点からはこの例のように3組とすることが望ましいが、2組或いは4組以上とすることも可能である。
支持フレーム30は、排水桝12の内フランジ部10に固定されるフランジリング30aと、このフランジリング30aの下面側にストレーナ31の収納空間を形成するフレーム部30bとを有する。フレーム部30bはその内部にストレーナ31を収容すると共に、当該ストレーナ31の底面部に雌ねじ管29を支持する。この雌ねじ管29は、平面から見たときに排水桝12の略中心に位置し、鉛直方向に延在して上端部はストレーナ31を貫通してその上面に突出している。また雌ねじ管29の内部には、内蓋21を支持する前記支持ボルト51と螺合するねじを形成してあり、上面側から支持ボルト51がねじ込まれる。
ストレーナ31は、例えばパンチングメタルにより形成することができ、流入孔14から排水と一緒に排水桝内に流れ込んだゴミを捕捉できるよう有底無蓋の円筒状の全体形状を持ち、流入孔14の下部空間を覆う深さを有する。また、流入孔14を開放するため下降した内蓋21は、ストレーナ31の内部に収容される。したがって、流入孔14から流れ込んだゴミは、内蓋21に当たっても周囲に飛び散って排水桝下方に落下することはなく、ストレーナ31内に確実に捕捉される。
流入孔14を閉塞するには、支持ボルト51を回転させて内蓋21を上昇させれば良い。図3(a)は内蓋21を最上位置(上端位置)まで上昇させた状態を、同図(b)は内蓋21を最下位置(下端位置)まで下降させた状態をそれぞれ示しているが(図1(b)では内蓋を上端位置まで上昇させた状態を実線で、下端位置まで下降させた状態を破線で示す)、支持ボルト51を一方向に回転させると、それに伴って雌ねじ管29にねじ込まれている支持ボルト51が雌ねじ管29から次第に引き抜かれ、支持ボルト51の上端部に支持してある内蓋21が上昇する。そして、内蓋21を最上位置まで上昇させると、内蓋21の傾斜側面21aが外蓋13の傾斜内面13aに当接して流入孔14が閉塞される。またこのとき、各ボールプランジャ64の球体64aが各ガイドポスト65に設けたガイド溝上端部の係止穴65bに嵌入し、内蓋21が閉塞状態に保持される。
一方、流入孔14を開放するには、支持ボルト51を逆方向に回転させれば良い。支持ボルト51が雌ねじ管29にねじ込まれ、内蓋21が下降する。そして、内蓋21を最下部まで下降させた下端位置において各ボールプランジャ64の球体64aが各ガイドポスト65に設けたガイド溝下端部の係止穴65bに嵌入し、内蓋21が開放状態に保持される。
本実施形態では、装置各部、特に外蓋13と内蓋21をステンレス等の金属で形成し、両蓋13,21の傾斜面13a,21aを密着させてシールを行う所謂メタルシール構造を採ることが可能である。このため、樹脂シールを使用する場合と比較して開閉部の劣化が格段に少なく、長寿命でメンテナンスの容易な排水装置を実現することが出来る。
また本実施形態の排水装置によれば、支持ボルト51を回転させるだけの簡便な操作で排水桝12を閉塞したり開放することが出来る。閉塞状態では、排水桝12を密封することが出来るから、排水桝12の底部に溜まった排水やストレーナ31の上部に捕捉されたゴミからの臭気も遮断することが可能である。更にクリーンルームのような陽圧環境下でも排水桝12を密封することが可能であるから、排水桝12を通じた空気の散逸を防ぐことも出来る。
また、前記ボルト15,51を外すことにより外蓋13や内蓋21、ストレーナ31等の各構成部材、更にはトラップ41を分解することが出来るから、着脱・部品交換・内部清掃が容易である。更に、排水桝(流入孔14)の閉塞中に外蓋13及び内蓋21の上面に溜まったゴミは、支持ボルト51を回転させて流入孔14を開け、水を流すことにより、直ちに排水桝内部のストレーナ31に落して集めることが出来る。
〔第2実施形態〕
図6から図10は本発明の第二の実施形態に係る排水装置を示すものである。これらの図に示すようにこの排水装置111は、排水口に設けられた排水桝12の上面開口を覆う上蓋113と、上蓋下面側の排水桝12の内部に設けた中蓋121およびストレーナ131を有する。
排水桝12は、前記第一実施形態で述べたものと同様にトラップ41を有するが、上面開口周囲に張り出すフランジ部12aの上面に弾性材料からなる気密シール61を備え、また排水桝12の外周面には、床に埋設される排水桝12の浮き上がりや沈み込みを防ぐため、略水平に外方に張り出すアンカーロッド12bを備えている。
上蓋113は、フランジ部12aに載せ、ボルト15によって固定する。ボルト15を締めると上記気密シール61が上蓋113の下面に密着して排水桝12の周縁部と上蓋113の周縁部との間の気密性が保たれる。
上蓋113は、円盤(円形平板)状の全体形状を呈し、その中心部と排水桝12のフランジ部12aに当接する周縁部との間のドーナツ状の中間領域に多数の貫通孔114を穿設してある。これらの貫通孔114は、排水桝12の内部に排水を流入させる前記流入孔に相当するものである。また、上蓋113の中心部には、上面側から上蓋113を貫通し、排水桝内部まで鉛直下方に延びる支持ボルト(ボタンボルト)51を設けてある。このボルト51は、図8に拡大して示すように上蓋113の中心部下面に固定する支持ボルト受部71を介して上蓋113に支持され、中蓋121とストレーナ131を排水桝12の内部上端部位置に支持すると共に、後に説明するように中蓋121の上下動操作を可能とするものである。
支持ボルト受部71には、排水桝12から排水装置111を容易に引き抜いて取り外すことを可能とする把手52を設けてある。この把手52は、半円弧状の全体形状を有し、支持ボルト受部71と上蓋113とによって両端部を回動可能に挟持することにより可倒式となっている。すなわち、排水装置111を排水桝12に設置した通常の状態では、上蓋113の上面より下方位置にある支持ボルト受部71の上面に寝かせるように把手52を倒すことができ(図8において実線で示す)、上蓋113の上面より上方に把手52が突出して邪魔になるようことがない一方で、例えばメンテナンス時等には、把手52を引き起こして上蓋113の上面より上方に突出させ(図6,図10で二点鎖線で、図8で破線で夫々示す)、これを把持することによって排水装置111を容易に排水桝12から引き抜いて取り外すことが出来る。また、支持ボルト受部71には、当該支持ボルト受部71に溜まったゴミをストレーナ131へ流し落すゴミ抜き孔72を設けてある。
さらに、上蓋113にはその下面から略鉛直に下方に延びる複数本(この例の場合4本)のガイドロッド165を設けてある。これらのガイドロッド165は中蓋121の上下動をガイドするため中蓋121に設けた回転阻止孔26(後述する)にそれぞれ差し込まれて中蓋121を貫通しており、その下端部には、中蓋121を下方に移動させた下端位置において当該中蓋121を水平に停止させるストッパリング66を備えている。ガイドロッド165は、上蓋113および中蓋121の中心から半径方向について略等距離にかつ周方向について略等間隔となるように配置してあり、これにより中蓋121が排水桝12内で傾くことを防止し、中蓋121の上下動作をバランス良くガイドすることが出来る。
上記ガイドロッド165の取付位置は、本実施形態のように流入孔(貫通孔)114の内側(中心側)でかつ気密シール25(後述する)の外側の領域に配置することが当該排水装置111の気密性を高める点で好ましい。ガイドロッド165の本数は、中蓋121の上下動作を安定させるため複数本とすることが望ましいが、必ずしも4本に限られるものではなく、2または3本、あるいは5本以上とすることも可能である。
中蓋121は、排水桝12の上端部に嵌入できるように円盤状の全体形状を有し、中心位置に前記支持ボルト51が挿通される。また、中蓋121の下面中央位置には支持ボルト51と螺合する係合ナット22を固定してあり、この係合ナット22に支持ボルト51がねじ込まれることによって支持ボルト51に中蓋121が支持されている。さらにこの中心位置の周囲には、上蓋113の流入孔114から流れ込んだ排水を下方へ流れ落す貫通孔(流下孔)23を設けてあり、さらにこれら流下孔23の周囲(上面側)には、弾性材料からなる気密シール24を設けてある。この気密シール24は、中蓋121を上方に移動させ上蓋113の下面に当接させたときに、前記上蓋113の流入孔114を塞ぐものである。
また、前記支持ボルト51の貫通部と流下孔23との間には、支持ボルト51の周囲を取り囲むように別の気密シール25を設けてある。この気密シール25は、中蓋121が上蓋113の下面に当接したときに同様に上蓋113の下面に当接して、支持ボルト51の貫通部と排水桝内部との気密性を保つものである。さらに中蓋121には、当該中蓋121を上下動させるときに支持ボルトと共に中蓋121が回転することを防ぐ回転阻止孔26を穿設してある。これらの回転阻止孔26は、前記ガイドロッドの配設位置に対応するように中蓋上面に設けた上記両気密シール24,25の間に設けてあり、これら回転阻止孔26の各々に各ガイドロッド165がそれぞれ挿通されている。
ストレーナ131は、支持ボルト51の下端部にナット33,33aにより固定し、中蓋121の流下孔23を通過して流れ落ちた排水に含まれるゴミを捕捉する。このストレーナ131は、前記第一実施形態と同様に例えばパンチングメタルにより形成することができ、捕捉したゴミが周囲にこぼれ落ちることがないように周縁部から上方に立ち上がる周壁131aを設ける。尚、ストレーナを固定するナット33の下面部には、当該ナット33の緩みを防ぐ留め輪81を設け、これを支持ボルト51に固定してある(図10参照)。
排水桝12の底面に設けたトラップ41は、前記従来のトラップと同様の構造を有し、排水桝内の水を排水管45を通じて下水管へ排出する一方、下水管から上昇してくる臭気を封水キャップ43と排水桝12に貯留された水(図示せず)によって遮断する。
排水の流れは、図9に矢印で示している。床面に流された水は、床面と面一に設けられた上蓋113の上面から流入孔114を通じて排水桝12内部に流れ込み、中蓋121の流下孔23及びストレーナ131を順に通過して排水桝12の底面部に流れ落ちる。そして、トラップ41内に入ってトラップ管42(図6参照)の上端開口から当該トラップ管42内にオーバーフローし、排水管45を通じて下水管へと排出される(トラップ41内の排水の流れは前記第一実施形態においても同様)。
上蓋113に設けた流入孔114を閉塞するには、支持ボルト51を回転させて中蓋121を上昇させれば良い。図6(b)及び図10は中蓋121を最上位置まで上昇させた状態を実線で、中蓋121を最下位置まで下降させた状態を破線でそれぞれ示しているが、支持ボルト51を一方向に回転させると、これと螺合するナット22を介して中蓋121を支持ボルト51に固定してあることから、中蓋121が上昇することとなる。またこのとき、上蓋下面に設けたガイドロッド165が、中蓋121に設けた回転阻止孔26を貫通しているから、支持ボルト51と一緒に中蓋121が回転してしまうことはなく、支持ボルト51とナット22とが確実に相対回転して中蓋121が上方に移動する。そして、中蓋121を上蓋113の下面に当接するまで上昇させると、中蓋121の上面に設けた気密シール24が上蓋113の流入孔114に密着してこれら流入孔114を塞ぎ、室内と排水桝内部との間の空気の流通が遮断される。
一方、支持ボルト51を逆方向に回転させると、これと螺合するナット22並びに上記ガイドロッド165および回転阻止孔26の相互作用によって中蓋121の回転が阻止されて当該中蓋121は下方に移動し、図6及び図10の破線で示す下端位置まで下降する。このとき中蓋121は、ガイドロッド165の下端部に設けたストッパリング66に当接し、これにより当該下端位置で中蓋121が停止する。この下端位置では、中蓋121とストレーナ131との間に一定の間隙が形成され、ストレーナ131の上面(ストレーナ131と中蓋121との間)にゴミを溜めることが可能となる。
本実施形態では、気密シール24,25,61を除いた各構成部材、すなわち上蓋113、中蓋121およびストレーナ131等、さらには排水装置111を設置する排水桝12及びトラップ41を総てステンレスにより形成する。耐加重・耐衝撃・耐腐食性を得るためである。本実施形態では、前記第一実施形態の装置と同様に、開閉操作の簡便性や排水桝からの臭気の遮断性、排水桝への着脱・部品交換・内部清掃の容易性を得ることが出来る。
〔第3実施形態〕
図11から図13は、本発明の第三の実施形態に係る排水装置を示すものである。この排水装置は、前記第二実施形態と同様に排水桝212に設置した上蓋213、中蓋221及びストレーナ131を備え、中蓋221とストレーナ131を支持すると共に中蓋221を上下動させる支持ボルト251を有するものであるが、中蓋221を上方に付勢するバネ252を支持ボルト251に設けると共に、中蓋221を下降させた下端位置(図13)で中蓋221を係止するラッチ機構(図示せず)を設けたものである。
また、上蓋213の排水桝212への設置は、排水桝212の内壁面と上蓋213の周面にネジを形成して上蓋213を排水桝212にねじ込むようにしている。更に上蓋213には、排水を流入させる流入孔として比較的大きな略扇形の流入孔214を放射状に設ける一方、これらを閉塞するシール部224を中蓋221の上面に形成してあり、中蓋221とストレーナ131とは共にナット253,253aによって支持ボルト251の先端部に固定してある。
そして、図12に示す流入孔214の閉塞状態からバネ252の付勢力に抗して支持ボルト251を下方に押し下げると、図13に示すように中蓋221とストレーナ131が一緒に下降し、下端位置で上記ラッチ機構によってこれら中蓋221とストレーナ131が係止される。一方、支持ボルト251を再び押すとラッチが解除されてバネ252の付勢力によって支持ボルト251と共に中蓋221とストレーナ131が上昇し、前記図12に示すように中蓋221が上蓋213の下面に当接して中蓋221のシール部224が上蓋213の流入孔214を閉塞する。
〔第4実施形態〕
図14は本発明の第四の実施形態に係る排水装置を示すものである。同図において前記第一実施形態と同一又は相当する構成部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略し、相違点を中心に以下説明する。
図14に示すようにこの実施形態に係る排水装置は、前記第一実施形態に係る排水装置と同様に、排水桝12の上面開口を覆う外蓋(第一蓋板)13と、外蓋13の中心部に上下動可能に設けた内蓋(第二蓋板)21と、排水桝12の内部に設置したストレーナ31と、ストレーナ31及び内蓋21を支持する支持フレーム30とを有するものであるが、前記第一実施形態と異なり、内蓋(第二蓋板)21が外蓋(第一蓋板)13より上方に移動し、これにより外蓋13の中心部に設けた流入孔14を開放できるようにしたものである。
外蓋13と内蓋21には、前記第一実施形態と同様に、内蓋21の上下動を案内支持して流入孔14を閉塞する第一位置と、流入孔14を開放する第二位置とに内蓋21を安定して停止させるため、鉛直方向に延びる3本のガイドポスト65(図14では2本しか図示せず)と、これらと係合するボールプランジャ64を設けてある。尚、この実施形態では、内蓋21が外蓋13の上方で上下動するため、前記第一実施形態とは逆に、外蓋13側にボールプランジャ64を、内蓋21側(内蓋21の下面)にガイドポスト65をそれぞれ設けている。
内蓋21の上下動は、支持フレーム30に固定した雌ねじ管29に螺合し当該雌ねじ管29にねじ込まれた支持ボルト51を回転させることにより行う。流入孔14を閉塞するには、図14(a)に示すように、支持ボルト51を回転させて内蓋21を下降させ、内蓋21を外蓋13に係合させることにより流入孔14を塞げば良い。尚、この閉塞状態では、内蓋21の周囲の傾斜面が外蓋13の内縁の傾斜面に当接して流入孔14が閉塞される。また、これら内蓋21および外蓋13の各傾斜面のいずれか一方または双方に、ゴムリング等のシール材を設けて当該排水装置の気密性を高めることも可能である。
流入孔14を開放するには、図14(b)に示すように、支持ボルト51を反対に回転させて内蓋21を上昇させれば良い。尚、かかる内蓋21の上昇位置(図14(b))と下降位置(図14(a))では、それぞれ前記第一実施形態と同様に、ボールプランジャ64の球体が各ガイドポスト65に設けたガイド溝上端部の係止穴に嵌入して当該上昇位置ないし下降位置に内蓋21が保持される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更を行うことが可能であることは当業者において明らかである。例えば、内蓋や中蓋を上下動させる機構や、外蓋・上蓋・中蓋に設ける流入孔・流下孔の形状や数、排水桝に対する外蓋や上蓋の固定構造、内蓋・中蓋およびストレーナの支持構造等については、上記各実施形態のほかにも様々な機構・構造を採用することが可能である。また本発明の排水装置は、工場や厨房等の業務施設で使用して好適なものであるが、使用用途・設置場所は特に限定されるものではなく、例えば各種公共施設や個人住宅その他様々な施設・場所に広く適用することが可能である。
本発明の第一の実施形態に係る排水装置を示す図であり、(a)は外蓋を半分切り欠いて示す平面図、(b)は当該排水装置を設置した排水桝の内部構造を示す縦断面図((a)のA‐A´断面)である。 前記第一実施形態に係る排水装置を備えた排水桝を示す分解斜視図である。 前記第一実施形態に係る排水装置の動作を示す縦断面図(図1(a)のA‐A´断面)であり、(a)は内蓋を上昇させ流入孔を閉塞した状態(第一位置)を、(b)は内蓋を下降させ流入孔を開放した状態(第二位置)をそれぞれ示す。 前記第一実施形態に係る排水装置の外蓋と内蓋との係合部を拡大して示す縦断面図である。 前記第一実施形態の排水装置が備えるガイドポストを拡大して示す斜視図である。 本発明の第二の実施形態に係る排水装置を示す図であり、(a)は上蓋を半分切り欠いて示す平面図、(b)は当該排水装置を設置した排水桝の内部構造を示す縦断面図である。 前記第二実施形態に係る排水装置を備えた排水桝を示す分解斜視図である。 前記第二実施形態の排水装置における支持ボルトの設置部を拡大して示す斜視図である。 前記第二実施形態の排水装置を設置した排水桝における排水の流れを示す分解斜視図である。 前記第二実施形態に係る排水装置を拡大して示す断面図である。 本発明の第三の実施形態に係る排水装置を設置した排水桝を示す分解斜視図である。 前記第三実施形態に係る排水装置(中蓋を上昇させた閉塞状態)を拡大して示す断面図である。 前記第三実施形態に係る排水装置(中蓋を下降させた開放状態)を拡大して示す断面図である。 本発明の第四の実施形態に係る排水装置を示す縦断面図である。同図の(a)は内蓋を下降させ流入孔を閉塞した状態(第一位置)を、(b)は内蓋を上昇させ流入孔を開放した状態(第二位置)をそれぞれ示す。 従来の排水桝の一例を示す断面図である。 前記従来の排水桝を閉塞(盲蓋を装着)した状態を示す断面図である。
符号の説明
10,12a フランジ部
11,111 排水装置
12,212 排水桝
13 外蓋(第一蓋板)
14,114,214 流入孔
21 内蓋(第二蓋板)
22 係合ナット
23 流下孔
24,25,61,224 気密シール
26 回転阻止孔
30 支持フレーム
31,131 ストレーナ
41 トラップ
42 トラップ管
43 封水キャップ
45 排水管
51,251 支持ボルト
52 把手
64 ボールプランジャ
64a 球体
65 ガイドポスト
65a ガイド溝
65b 係止穴
66 ストッパリング
71 支持ボルト受部
72 ゴミ抜き孔
113,213 上蓋(第一蓋板)
121,221 中蓋(第二蓋板)
165 ガイドロッド
252 バネ

Claims (12)

  1. 排水口を覆う一方、当該排水口への排水の流入を許容する流入孔を有する第一蓋板と、
    この第一蓋板に対して上下方向に相対移動可能に設けた第二蓋板と、
    を有する排水装置であって、
    前記第二蓋板を、前記第一蓋板の流入孔を閉塞する第一位置と、前記第一蓋板から離間して前記流入孔を開放する第二位置との間で上下動可能に設けた
    ことを特徴とする排水装置。
  2. 前記排水口の内部において略鉛直方向に延びる雄ねじ手段と、
    この雄ねじ手段と螺合する雌ねじ手段と、
    を備え、
    前記第二蓋板は、当該雄ねじ手段および雌ねじ手段のうちのいずれか一方と接続されて当該雄ねじ手段および雌ねじ手段のうちのいずれか一方の回転操作により、前記上下動を行う
    請求項1に記載の排水装置。
  3. 前記雄ねじ手段は、前記第二蓋板を上面側から下面側へ貫通して当該第二蓋板に接続された雄ねじ部材であり、
    前記雌ねじ手段は、前記第二蓋板の下方位置に固定されかつ前記雄ねじ部材が差し込まれて当該雄ねじ部材と螺合する雌ねじ部材である
    請求項1または2に記載の排水装置。
  4. 前記第一蓋板は、周縁部が排水口に固定されかつ中心部に前記流入孔を備え、
    この流入孔に前記第二蓋板が係合可能であり、
    前記第二蓋板は、その周縁部にテーパ状の傾斜側面を有し、
    前記第一蓋板は、前記流入孔の縁部に前記第一位置において前記第二蓋板の傾斜側面が当接する傾斜内面を有する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の排水装置。
  5. 前記第二蓋板の周縁部を上下動可能に支持する支持手段を更に備え、
    当該支持手段は、
    前記第二蓋板に固定されかつ前記第二蓋板の周縁部から外方に突出する複数の係合突起と、
    これら各係合突起を受け入れかつ鉛直方向に延在して前記第二蓋板の上下動を許容するガイド溝を有し、前記第一蓋板の下面に固定された複数のガイドポストと、
    を含む
    請求項1から4のいずれか一項に記載の排水装置。
  6. 前記係合突起は、進退動可能に備えられかつ外方に付勢された係合片を先端部に備え、
    前記ガイド溝は、前記係合片の付勢力によって前記係合片が嵌入可能な係止穴を、当該ガイド溝内の前記第一位置に対応した一端部と、当該ガイド溝内の前記第二位置に対応した他端部とにそれぞれ有する
    請求項5に記載の排水装置。
  7. 前記第一蓋板の下面側に有底無蓋のバスケット状のストレーナを備え、
    前記第二位置において前記第二蓋板は当該ストレーナの内部に収容される
    請求項1から6のいずれか一項に記載の排水装置。
  8. 前記第二蓋板は、前記第一蓋板の下方位置に設けられ、
    当該第二蓋板は、その上面が前記第一位置において前記第一蓋板の下面に当接し、これにより前記流入孔を閉塞する
    請求項1に記載の排水装置。
  9. 前記第二蓋板はその上面部に、前記第一位置において前記流入孔を形成した前記第一蓋板の下面部分に密着するシール部材を備える
    請求項8に記載の排水装置。
  10. 前記排水装置は、前記排水口の内部において略鉛直方向に延びる雄ねじ部材を備える一方、
    前記第二蓋板は、当該雄ねじ部材と螺合する雌ねじ部を有し、
    これにより、前記雄ねじ部材を回転させることによって当該雄ねじ部材に沿って前記第二蓋板を上下動可能とした
    請求項8または9に記載の排水装置。
  11. 前記雄ねじ部材の中間部に前記第二蓋板が上下動可能に設置され、
    前記雄ねじ部材の下端部にストレーナを備える
    請求項8から10のいずれか一項に記載の排水装置。
  12. 前記第一蓋板から略垂直に下方に延びる複数本のガイドロッドを更に備えると共に、
    前記第二蓋板の上下動を許容する一方、前記ガイドロッドと係合して前記雄ねじ部材の回転操作に伴って前記第二蓋板が回転することを阻止する回転阻止部を前記第二蓋板に設け、
    これにより、前記雄ねじ部材を回転させたときに前記第二蓋板のみが上下動するようにした
    請求項11に記載の排水装置。
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