JP2011156510A - ゴミ脱水システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、ゴミかご内のゴミの固液分離を促進させることができるゴミ脱水システムを提供すること。
【解決手段】ゴミ脱水システムは、シンクの底部102aに対してシンク開口部22が形成されている排水容器2と、シンク開口部22に向かって水を噴出可能なキッチン水栓と、排水容器2内に着脱可能に収納されるゴミかご4と、を備える。排水容器2は、シンク開口部側に向かって延在する軸部材23が底部21に形成されている。ゴミかご4は、シンク開口部側にかご開口部42が形成され、ゴミかご4内の水を排水容器2に排出する複数の脱水孔43と、ゴミかご4の底部41に形成されるとともに、軸部材23が挿入されることでゴミかご4を回転自在に支持する軸受部44と、ゴミかご4の外周面のうち、排水容器2とゴミかご4との間でシンク開口部22に露出する位置に、周方向において連続して形成される複数のフィン45とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ゴミ脱水システムに関し、ゴミかごに捕集したゴミを脱水するゴミ脱水システムに関する。
キッチンで発生する生ゴミは、多くの水分を含むため、家庭用ゴミの重量を増加する原因であるとともに悪臭の原因となる。従来のキッチンシステムでは、生ゴミなどの水分を含むゴミの固液分離が行われている。従来のキッチンシステムでは、シンクの底部に、排水管と接続された排水容器が設けられている。排水容器には、ゴミを捕集するゴミかごが着脱自在に挿入されている。ゴミかごは、ゴミかご内の水を排水容器に排出する複数の孔が形成されている。ゴミかご内のゴミの水分は、複数の孔を介して排水容器に排水として排出される。つまり、ゴミの固液分離は、ゴミを捕集したゴミかごにより行われる。ここで、ゴミかご内のゴミの固液分離が十分でないと、濡れたゴミを手で廃棄することとなり、大きなストレスとなる。
従来、特許文献1,2に示すように、ゴミかごを回転させてゴミかご内のゴミに遠心力を作用させることで、固液分離を促進させ、ゴミを脱水する技術が提案されている。特許文献1,2に記載された従来技術は、収納ケースに回転自在に支持された水切りかごの底部に周方向に連続する複数のフィンが形成されており、複数のフィンと水切りかごの径方向において対向する位置に、給水管から分岐された配管に接続されたノズルが設けられており、ノズルから噴出される水を複数のフィンに当てることでゴミかごを回転させるものである。
特開平7−16495号公報 特開平7−16497号公報
上記従来技術では、複数のフィンが水切りかごの底部に形成されているため、複数のフィンに水を当てるためのノズルを収納ケース内に設けることとなる。また、ノズルに、給水管から水を直接供給することとなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で、ゴミかご内のゴミの固液分離を促進させることができるゴミ脱水システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のゴミ脱水システムは、シンクの底部に対してシンク開口部が形成される排水容器と、前記シンク開口部に向かって水を噴出可能なキッチン水栓と、排水容器内に着脱可能に収納されるゴミかごと、を備え、前記排水容器は、排水管と接続されており、シンク開口部側に向かって延在する軸部材が底部に形成され、前記ゴミかごは、前記シンク開口部側にかご開口部が形成され、前記ゴミかご内の水を前記排水容器に排出する複数の脱水孔と、前記ゴミかごの底部に形成されるとともに、前記軸部材が挿入されることで前記ゴミかごを回転自在に支持する軸受部と、前記ゴミかごの外周面のうち、前記排水容器と前記ゴミかごとの間で前記シンク開口部に露出する位置に、周方向において連続して形成される複数のフィンと、を有することを特徴とする。
上記ゴミ脱水システムにおいて、前記シンク開口部に形成されたフランジ部に係止されることで、前記シンク開口部を閉塞し、前記シンク開口部と対向する位置に、蓋穴が形成される外蓋をさらに備え、前記外蓋は、前記シンク開口部を閉塞した状態において前記複数のフィンと対向する位置に、前記キッチン水栓から噴出された水を前記複数のフィンの翼面に当てることができる噴出口が形成されることが好ましい。
上記ゴミ脱水システムにおいて、前記蓋穴に形成されたフランジ部に係止されることで、前記蓋穴を閉塞する内蓋をさらに備えることが好ましい。
上記ゴミ脱水システムにおいて、前記キッチン水栓は、前記シンクよりも上側に配置された本体部と、前記本体部から分離され、前記水を噴出可能なノズル部と、前記ノズル部を前記シンク開口部まで移動可能な伸縮部と、を有することが好ましい。
上記ゴミ脱水システムにおいて、前記キッチン水栓は、前記ノズル部における前記水の噴出時における圧力および流量を切り替える切替機構をさらに有することが好ましい。
本発明に係るゴミ脱水システムによれば、キッチン水栓から噴出する水をシンク開口部から複数のフィンに当てることで、ゴミかごを回転させてゴミかご内に捕集されたゴミに遠心力を作用させることができる。従って、排水容器内に複数のフィンを回転させるためのノズルなどを設けることがないので、簡単な構成で、ゴミかご内のゴミの固液分離を促進させることができる。
図1は、実施形態にかかるゴミ脱水システムを備えるキッチンシステムの概略構成例を示す図である。 図2は、実施形態にかかるゴミかご等の概略構成例を示す図である。 図3は、実施形態にかかるゴミかご等の要部断面図である。 図4は、キッチン水栓の概略構成例を示す図である。 図5は、動作(ゴミ捕集時)説明図である。 図6は、動作(ゴミ脱水時)説明図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本実施形態にかかるゴミ脱水システムは、キッチンシステムに既存のキッチン水栓から噴出される水を用いてゴミかごを回転させ、ゴミかご内のゴミを脱水するものである。図1は、実施形態にかかるゴミ脱水システムを備えるキッチンシステムの概略構成例を示す図である。図2は、実施形態にかかるゴミかご等の概略構成例を示す図である。図3は、実施形態にかかるゴミかご等の要部断面図である。図4は、キッチン水栓の概略構成例を示す図である。図5は、動作(ゴミ捕集時)説明図である。図6は、動作(ゴミ脱水時)説明図である。
図1に示すように、本実施形態にかかるゴミ脱水システム1は、キッチンシステム100に設けられるものである。ここで、キッチンシステム100は、本体101と、シンク102と、給水管103と、給水管103から後述するキッチン水栓3に上水を供給する配管104と、後述する排水容器2と接続する排水管105とを備えるものである。
ゴミ脱水システム1は、図2〜図4に示すように、排水容器2と、キッチン水栓3と、ゴミかご4と、外蓋5と、内蓋6とを備えるものである。
排水容器2は、図2,3に示すように、有底円筒形状であり、シンク102の底部102aよりも下側に形成されている。排水容器2は、底部21と反対側に開口部であるシンク開口部22が形成されている。シンク開口部22は、シンク102の底部102aと同一平面で開口するように形成されている。つまり、シンク102の底部102aに排水容器2のシンク開口部22が形成されている。排水容器2は、外周面のうち底部側において排水管105と接続されている。従って、排水容器2内の水は、排水管105を介して下水に排出される。
排水容器2は、軸部材23を備える。軸部材23は、排水容器2の底部21に形成されている。軸部材23は、シンク開口部側に向かって延在して形成されている。排水容器2は、シンク開口部22にフランジ部24が形成されている。フランジ部24は、外蓋5がシンク開口部22に挿入された際に接触することで、外蓋5を排水容器2に対して係止するものである。
キッチン水栓3は、図1,4に示すように、キッチンシステム100の本体101に設けられるものである。キッチン水栓3は、配管104を介して給水管103から供給された水を噴出するものである。キッチン水栓3は、本体部31と、ノズル部32と、伸縮部33と、切替機構34とを備えるものである。
本体部31は、シンク102よりも上側、実施形態ではシンク102の溢れ面よりも上側の位置で本体101に固定されている。本体部31は、配管104を介して給水管103と接続されている。ノズル部32は、本体部31から分離され、本体部31に供給された水を噴出することができるものである。ノズル部32の先端面には、図示は省略するが複数の吐水口が形成されている。伸縮部33は、本体部31とノズル部32と接続されており、その形状を変化させることができ、本体部31からノズル部32に水を供給するものである。伸縮部33は、通常本体部31内部に収納されている。ノズル部32は、伸縮部33の収納状態では、本体部31に保持されている。ノズル部32を本体部31から分離する際には、伸縮部33が本体部31から突出し、ノズル部32と本体部31との相対距離を長くすることができる。ここで、伸縮部33は、ノズル部32と本体部31との相対距離がノズル部32をシンク開口部22まで移動することができる長さとなるように設定されている。従って、本体部31からノズル部32を分離し、ノズル部32をシンク開口部22の近傍まで移動させることで、ノズル部32をシンク開口部22に近づけた状態で、後述するゴミかご4の複数のフィン45の翼面45aにノズル部32から噴出した水を当てることができる。つまり、キッチン水栓3は、シンク開口部22に向かって水を噴出することができる。また、本体部31と、ノズル部32とが伸縮部33により連結されているので、ユーザーがノズル部32の複数のフィン45に対する向きを自由に設定することができる。従って、後述するゴミかご4の回転力を増大することができ、ゴミかご4内のゴミの固液分離を促進させることができる。
切替機構34は、ノズル部32における水の噴出時における圧力および流量を切替えるものである。切替機構34は、本実施形態では、2種類の水流を切り替えるものである。切替機構34は、切替ボタン34aを備え、ユーザーが切替ボタン34aを操作することで、2種類の水流のいずれかを選択することができる。ここで、2種類の水流は、図4の矢印Aに示すように、図示しない多数の吐出口から水が噴出されることで、噴出時における水の圧力が低く、流量が多い水流と、図4の矢印Bに示すように、図示しない1つの吐出口(多数の吐出口よりも径は大きい)から水が噴出されることで、噴出時における水の圧力が高く、流量が少ない水流とである。つまり、ユーザーは、切替ボタン34aを操作することで、ゴミかご4を回転させる場合に噴出時における圧力が高く、流量が少ない水をノズル部32から噴出させることができ、ゴミかご4を回転させる以外で水を用いる場合(例えば、調理や洗浄など)に、噴出時における圧力が低く、流量が多い水をノズル部32から噴出させることができる。従って、切替機構34により、ユーザーのキッチンシステム100の使用時における利便性を向上することができる。なお、切替機構34の構造は、周知技術であるので、ここではその説明を省略する。
ゴミかご4は、図2,3に示すように、有底円筒形状であり、排水容器2内に着脱可能に収納されている。ゴミかご4は、底部41と反対側に開口部であるかご開口部42が形成されている。つまり、かご開口部42は、ゴミかご4が排水容器2内に収納された状態で、シンク開口部側に形成されている。ここで、ゴミかご4の回転軸方向の長さは、排水容器2内に収納された状態で、シンク開口部側の先端部が排水容器2のフランジ部24よりも底部側となるように設定されている。ゴミかご4は、複数の脱水孔43が形成されている。複数の脱水孔43は、ゴミかご4内の水を排水容器2に排出するものである。複数の脱水孔43は、本実施形態では、ゴミかご4の底部41や外周面において、内壁面から外壁面まで貫通して形成されている。
ゴミかご4は、軸受部44を備える。軸受部44は、ゴミかご4の底部41に形成されている。軸受部44は、上記軸部材23が挿入されることで、ゴミかご4を回転自在に支持するものである。軸受部44は、有底円筒形状であり、底部41の外壁面に対して開口部を有し、底部41の外壁面からかご開口部側(シンク開口部側)に向かって延在して形成されている。軸部材23は、軸受部44に挿入されているのみであるので、ゴミかご4が排水容器2に収納されている状態で、ユーザーがゴミかご4をシンク開口部側に引き上げることで、ゴミかご4を排水容器2から取り出すことができる。
ゴミかご4は、複数のフィン45を備える。複数のフィン45は、ゴミかご4の外周面のうち、排水容器2とゴミかご4との間でシンク開口部22に露出する位置に、周方向において連続して形成されている。各フィン45は、ゴミかご4の外周面からゴミかご4の径方向外側に向かって延在して形成されている。ここで、複数のフィン45は、ゴミかご4が排水容器2内に収納された状態で、ゴミかご4の径方向における先端部が排水容器2の内壁面に接触しない大きさに設定される。なお、符号46は、かご開口部42に形成されたフランジ部である。
外蓋5は、図2,3に示すように、リング状に形成される。外蓋5の直径は、排水容器2のシンク開口部22の直径よりも小さく、フランジ部24の直径よりも大きく設定されている。従って、外蓋5は、排水容器2に挿入されると、フランジ部24に接触することで、排水容器2に対して係止され、シンク開口部22を閉塞する。
外蓋5には、表面から裏面まで貫通する蓋穴51が形成されている。蓋穴51は、外蓋5がシンク開口部22に挿入され、フランジ部24により係止された状態で、ゴミかご4のかご開口部42と対向するように形成されている。なお、蓋穴51の直径は、シンク開口部22の挿入された蓋穴51からシンク102内の水あるいはゴミがゴミかご4内に入り込むことができるものであればよい。例えば、蓋穴51の直径は、かご開口部42の直径以上、あるいはゴミかご4のフランジ部46の直径以下であることが好ましい。
外蓋5は、蓋穴51にフランジ部52が形成されている。フランジ部52は、内蓋6が蓋穴51に挿入された際に接触することで、内蓋6を外蓋5に対して係止するものである。
外蓋5には、噴出口53が形成されている。噴出口53は、外蓋5が排水容器2に挿入され、シンク開口部22を閉塞した状態において、複数のフィン45と対向する位置に、表面から裏面まで貫通して形成されている。噴出口53は、キッチン水栓3のノズル部32から噴出された水を複数のフィン45の翼面45aに当てることができるように形成されている。本実施形態では、噴出口53は、ノズル部32から噴出された水の流れを阻害しないように形成されている。図6に示すように、キッチン水栓3のノズル部32から噴出された水を複数のフィン45の翼面45aに当てる場合、ユーザーは、シンク開口部側から複数のフィン45の翼面45aに対して、水平方向に対して傾斜して(同図矢印W)ノズル部32から噴出された水を当てることとなる。従って、噴出口53は、ノズル部32から噴出された水の流れ、すなわち水平方向に対して傾斜した流れを阻害しないように、傾斜面53aが形成されている。噴出口53は、例えば、別部材を挿入することにより閉塞することができる。符号54は、ノズル部32から噴出された水を効率良く噴出口53に流入させるための案内板である。案内板54は、本実施形態では、噴出口53の一部を囲むようにU字状に形成されている。なお、噴出口53は、ノズル部32から噴出された水の流れを積極的に変更して、噴出口53から噴出された水が複数のフィン45の翼面45aに当たるように形成されていてもよい。この場合は、ユーザーが噴出口53に対するノズル部32の向きを設定しなくてもよいので、ゴミかご4は安定した回転力を得ることができ、ゴミかご4内のゴミの固液分離を安定して促進させることができる。
内蓋6は、図2,3に示すように、円板状に形成されている。内蓋6の直径は、外蓋5の蓋穴51の直径よりも大きく、フランジ部52の直径よりも小さく設定されている。従って、内蓋6は、外蓋5に挿入されると、フランジ部52に接触することで、外蓋5に対して係止され、蓋穴51を閉塞する。内蓋6の表面には、径方向に対向して裏面に向かって凹む凹部61,62が形成されている。この凹部61,62は、内蓋6により蓋穴51を閉塞する際、あるいは外蓋5のフランジ部52に係止された内蓋6を外蓋5から取り外す際に、ユーザーが内蓋6を摘むためのものである。内蓋6は、蓋穴51を閉塞するので、外蓋5とともに、シンク102と排水容器2とを隔離することができる。従って、ゴミかご4がシンク開口部22から露出することがなくなり、ゴミかご4の回転中においてユーザーがゴミかご4に接触することを抑制することができる。また、ゴミかご4の回転によりゴミかご4内のゴミを脱水している際に、ゴミから分離された水分が蓋穴51を介してシンク側に飛び散ることを抑制することができる。
ここで、内蓋6は、透明あるいは半透明な材料で形成されることが好ましい。内蓋6が透明あるいは半透明であると、内蓋6により蓋穴51を閉塞しても、ゴミかご4内をユーザーが視認することができる。これにより、ユーザーは、回転中のゴミかご4の状態を視認することができるので、ゴミの脱水状況を確認することができる。
次に、実施形態に係るゴミ脱水システム1の組立ておよびゴミの脱水動作について説明する。まず、図3に示すように、まず排水容器2内にゴミかご4を収納する。このとき、軸受部44に軸部材23を挿入することで、ゴミかご4が排水容器2に対して回転自在に支持される。
次に、図5に示すように、排水容器2内にゴミかご4を収納した状態で、外蓋5をシンク開口部22に挿入する。挿入された外蓋5は、フランジ部24に係止され、シンク開口部22を閉塞する。つまり、外蓋5は、排水容器2とゴミかご4との間を閉塞する。従って、複数のフィン45がシンク開口部22から露出することがなくなり、ゴミかご4の回転中においてユーザーが回転している複数のフィン45に接触することを抑制することができる。従って、安全性を向上することができる。ユーザーは、外蓋5によりシンク開口部22が閉塞されている状態で、例えば、調理や洗浄などでキッチン水栓3およびシンク102を使用する。このとき、ゴミかご4には、シンク開口部22を外蓋5で閉塞することで、シンク102内の水が蓋穴51を介して流入し、シンク102内のゴミGが捕集される。従って、排水容器2とゴミかご4との間にゴミGが落下することを抑制することができる。なお、ゴミかご4に流入した水は、複数の脱水孔43を介して排水容器2に排出され、排水管105を介して下水に排出される。
次に、ゴミかご4内のゴミGを脱水する。図6に示すように、内蓋6を蓋穴51に挿入する。挿入された内蓋6は、フランジ部52に係止され、蓋穴51を閉塞する。ユーザーは、キッチン水栓3のノズル部32を本体部31から分離し、シンク開口部22の近傍、本実施形態では、噴出口53近傍に配置する。ユーザーは、切替ボタン34aを操作することで、ノズル部32から噴出時における圧力が高く、流量が少ない水を噴出させる。そして、ユーザーは、噴出している水が噴出口53を介して、複数のフィン45の翼面45aに当たるようにノズル部32の向きを調整し、ノズル部32から噴出する水の向きを調整する(同図矢印W)。ゴミかご4は、噴出している水が噴出口53を介して、複数のフィン45の翼面45aに当たると、その水流により回転力が発生し、軸受部44を中心に回転する。ゴミかご4が回転し始めても、ノズル部32から噴出している水は、噴出口53を介して、複数のフィン45の翼面45aに当たり続けるので、ゴミかご4が回転し続ける。従って、シンク開口部22を外蓋5で閉塞しても、噴出口53を介してキッチン水栓3のノズル部32から噴出する水を複数のフィン45の翼面45aに当てることができる。ゴミかご4の回転中は、ゴミかご4内のゴミGに遠心力が作用する。ゴミGは、遠心力によりゴミかご4の内壁面に押しつけられ、水分が複数の脱水孔43を介して排水容器2に排出され、ゴミGが脱水される。ユーザーは、ゴミかご4内のゴミGの脱水が完了した後、内蓋6および外蓋5をシンク開口部22から取り外し、ゴミかご4を排水容器2から取り外して、ゴミかご4内の脱水されたゴミGを廃棄する。なお、複数のフィン45の翼面45aに当たった水は、ゴミかご4の外周面あるいは排水容器の2の内周面を伝い、排水管105を介して下水に排出される。従って、ゴミかご4の回転中にゴミかご4および排水容器2が水にさらされることにより、ゴミかご4および排水容器2の汚れを洗浄することができる。これにより、ユーザーによる排水容器2およびゴミかご4の清掃を簡略化することができる。
本実施形態に係るゴミ脱水システム1では、キッチン水栓3から噴出する水を利用して、ゴミかご4を回転させてゴミかご4内に捕集されたゴミGを脱水することができる。従って、排水容器2内に複数のフィン45を回転させるためのノズルなどを設けなくてもよい。また、上記ノズルから水を噴出するために、キッチン水栓3に水を供給する配管104を分岐してノズルに水を供給しなくてもよい。また、配管104を分岐してノズルに水を供給しなくてもよいので、シンク102の溢れ面よりも上部に上記ノズルに対応する大気開放弁を設けなくてもよい。これらのことから、簡単な構成で、ゴミかご内のゴミの固液分離を促進させることができ、ゴミを脱水することができる。また、配管104を分岐しなくても良いので、大気開放弁をシンク102の溢れ面よりも上部に設けなくてもよいので、キッチンシステム100の美観が損なわれることを抑制することができる。また、シンク102の洗浄時に、キッチン水栓3を使用している場合は、そのままゴミかご4を回転させて、ゴミかご4内のゴミGの脱水を行うことができる。従って、シンク102の洗浄とゴミGの脱水を一連の動作として行うことができ、利便性を向上することができる。
なお、上記実施形態では、ゴミかご4を内蓋6により蓋穴51を閉塞した状態で回転させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、内蓋6により蓋穴51を閉塞していない状態でゴミかご4を回転させても良い。また、上記実施形態では、ゴミかご4を外蓋5によりシンク開口部22を閉塞した状態で回転させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、外蓋5によりシンク開口部22を閉塞していない状態でゴミかご4を回転させても良い。
また、上記実施形態では、複数のフィン45の翼面45aがゴミかご4の回転軸方向と平行に形成されているが、これに限定されるものではなく、翼面45aと噴出された水との接触角が直角となるような形状であってもよい。
以上のように、本発明にかかるゴミ脱水システムは、ゴミかごに捕集したゴミを脱水するゴミ脱水システムに有用であり、特に、簡単な構成で、ゴミかご内のゴミの固液分離を促進させるのに適している。
1 ゴミ脱水システム
2 排水容器
22 シンク開口部
23 軸部材
24 フランジ部
3 キッチン水栓
31 本体部
32 ノズル部
33 伸縮部
34 切替機構
4 ゴミかご
42 かご開口部
43 脱水孔
44 軸受部
45 フィン
5 外蓋
51 蓋穴
52 フランジ部
53 噴出口
6 内蓋
100 キッチンシステム
101 本体
102 シンク
103 給水管
104 配管
105 排水管

Claims (6)

  1. シンクの底部に対してシンク開口部が形成されている排水容器と、
    前記シンク開口部に向かって水を噴出可能なキッチン水栓と、
    排水容器内に着脱可能に収納されるゴミかごと、
    を備え、
    前記排水容器は、排水管と接続されており、シンク開口部側に向かって延在する軸部材が底部に形成され、
    前記ゴミかごは、
    前記シンク開口部側にかご開口部が形成され、
    前記ゴミかご内の水を前記排水容器に排出する複数の脱水孔と、
    前記ゴミかごの底部に形成されるとともに、前記軸部材が挿入されることで前記ゴミかごを回転自在に支持する軸受部と、
    前記ゴミかごの外周面のうち、前記排水容器と前記ゴミかごとの間で前記シンク開口部に露出する位置に、周方向において連続して形成される複数のフィンと、
    を有することを特徴とするゴミ脱水システム。
  2. 前記シンク開口部に形成されたフランジ部に係止されることで、前記シンク開口部を閉塞し、前記シンク開口部と対向する位置に、蓋穴が形成される外蓋をさらに備え、
    前記外蓋は、前記シンク開口部を閉塞した状態において前記複数のフィンと対向する位置に、前記キッチン水栓から噴出された水を前記複数のフィンの翼面に当てることができる噴出口が形成される請求項1に記載のゴミ脱水システム。
  3. 前記蓋穴に形成されたフランジ部に係止されることで、前記蓋穴を閉塞する内蓋をさらに備える請求項2に記載のゴミ脱水システム。
  4. 前記内蓋は、透明あるいは半透明な材料で形成される請求項3に記載のゴミ脱水システム。
  5. 前記キッチン水栓は、
    前記シンクよりも上側に配置された本体部と、
    前記本体部から分離され、前記水を噴出可能なノズル部と、
    前記ノズル部を前記シンク開口部まで移動可能な伸縮部と、
    を有する請求項1〜4のいずれか1つに記載のゴミ脱水システム。
  6. 前記キッチン水栓は、前記ノズル部における前記水の噴出時における圧力および流量を切り替える切替機構をさらに有する請求項5に記載のゴミ脱水システム。
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