JP2007191855A - 地盤改良機および地盤改良システム - Google Patents

地盤改良機および地盤改良システム Download PDF

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Abstract

【課題】 注入ノズルの土詰まりならびに反応材注入ホースの座屈を防止し、また、粉体浄化材供給ラインが破損した際に粉体浄化材が飛散することを防止し、かつ、いち早くその破損を検知できる地盤改良機の提供。
【解決手段】地盤改良機10の攪拌軸12に接続された粉体浄化材供給ラインが二重管構造をなし、粉体浄化材供給路αの外側に、上記攪拌軸12側端部を閉塞した排出路βを形成し、かつ、その排出路βの排出口32’を漏気検知槽37内で水中に沈めてなる地盤改良システム。
下部を攪拌軸12に取り付けたブレ止めスペーサ17に固定し、上部を上部軸受16に上下摺動自在に支持させた注入ホース保護管18に、反応材を注入ノズル20へ送給する反応材注入ホース19を挿通させてなる反応材注入手段13を有する地盤改良機。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地盤改良機および地盤改良システムに関する。
従来より、粉体浄化材として微細鉄粉を、また反応材としてリン酸と過酸化水素との混合液等を地中に圧送注入して原位置の汚染土壌と攪拌し、その土壌中のトリクロロエチレン等の汚染物質を分解し浄化する地盤改良工法(触媒酸化法)が行われている。
この工法では、各種の地盤改良機(たとえば、特許文献1参照。)が使用されているが、その一つとして図8に示したようなものがある。
この地盤改良機1は、高さ20m程度のリーダ2を備えたベースマシン3に、下端に攪拌翼4を有する攪拌軸5を回転自在に、かつ昇降自在に支持させているものである。
その攪拌軸5は、粉体浄化材供給ライン6よりエア圧送される粉体浄化材を、その内部を通じて上記攪拌翼4まで送給し浄化材噴出孔(図示しない)より地中に噴出させることができるようになっており、また、この攪拌軸5に沿わせて、上記反応材を上記攪拌翼4付近に送給する反応材注入ホース7が、該撹拌軸5とともに昇降するように、その上下部を固定して配設されている。
上記の地盤改良機1による地盤改良は、上記反応材注入ホース7下端の注入ノズルに土が詰まらないよう、そこから水を噴射させながら上記撹拌軸5を降下させて攪拌翼4を地中所要深さまで貫入させ、その後、これを回転させながら引上げるのと同時に、上記粉体浄化材を、上記攪拌翼4の浄化材噴出孔から噴出させ、また、上記注入ノズルから反応材を噴出させることにより、その粉体浄化材および反応材を土壌と攪拌して行われる。
特開2004−290861
しかしながら、第1に、上記の通り、攪拌軸5を降下させる際には上記注入ノズルの土詰まりを防止するため該注入ノズルより水を噴射させていたので、周辺地盤が泥濘化してバックホウの走行すら困難になるなど、その後の作業に差し支えることがあった。
また、第2に、上記反応材注入ホース7は、長尺かつ小径のものであるため、攪拌軸5を引き上げる際に土砂との摩擦により座屈してしまい、攪拌軸5を引き上げながらその反応材注入ホース7を通じて行う反応材の供給が不可能になることがあった。
また、第3に、粉体浄化材供給ライン6が、その内部を圧送される粉体浄化材により摩耗し破損することがあり、この場合には粉体浄化材が周囲へ飛散して、その周辺環境へ与える被害が甚大になってしまうということがあった。
そこで、本発明は、これらの問題を解決し、注入ノズルの土詰まりならびに反応材注入ホースの座屈を防止した地盤改良機、および、粉体浄化材供給ラインが破損した際に粉体浄化材が飛散することを防止し、かついち早くその破損を検知できる地盤改良システムの提供を目的とする。
請求項1記載の本発明は、ベースマシン10’のリーダ11に、撹拌軸12と反応材注入手段13とを備えた注入攪拌装置14を昇降自在に支持してなる地盤改良機において、
<i>上記注入攪拌装置14の攪拌軸12が、上記リーダ11に沿って昇降自在な上部軸受16に回転自在に支持されるとともに、その下部にブレ止めスペーサ17を取り付けており、<ii>上記反応材注入手段13が、下部を上記ブレ止めスペーサ17に固定し、上部を上部軸受16に上下摺動自在に支持させた注入ホース保護管18に、反応材を注入ノズル20へ送給する反応材注入ホース19を挿通させてなる地盤改良機である。
請求項2記載の本発明は、上記注入ホース保護管18の上部が、上記上部軸受16に固定されたガイド管22に上下摺動自在に挿通され、支持されている請求項1記載の地盤改良機である。
請求項3記載の本発明は、ベースマシン10’のリーダ11に、撹拌軸12と反応材注入手段13とを備えた注入攪拌装置14を昇降自在に支持してなる地盤改良機において、
上記反応材注入手段13の注入ノズル20の注入管20bの先端に、可撓性を有する管状のノズルカバー20cを嵌着してなる地盤改良機である。
請求項4記載の本発明は、上記注入ノズル20が、分岐管20aに、可撓性を有する管状のノズルカバー20cを嵌着した複数本の注入管20b……を分岐接続してなる請求項3記載の地盤改良機である。
請求項5記載の本発明は、ベースマシン10’のリーダ11に、撹拌軸12と反応材注入手段13とを備えた注入攪拌装置14を昇降自在に支持してなる地盤改良機において、
<i>上記注入攪拌装置14の攪拌軸12が、上記リーダ11に沿って昇降自在な上部軸受16に回転自在に支持されるとともに、その下部にブレ止めスペーサ17を取り付けてなり、<ii>上記反応材注入手段13が、下部を上記ブレ止めスペーサ17に固定し、上部を上部軸受16に上下摺動自在に支持させた注入ホース保護管18に、反応材を注入ノズル20へ送給する反応材注入ホース19を挿通させてなり、<iii>上記注入ノズル20の注入管20bの先端に、可撓性を有する管状のノズルカバー20cを嵌着してなる地盤改良機である。
請求項6記載の本発明地盤改良システムは、ベースマシン10’のリーダ11に、撹拌軸12と反応材注入手段13とを備えた注入攪拌装置14を昇降自在に支持した地盤改良機10の上記攪拌軸12に接続された粉体浄化材供給ラインが、外側管27,32内に内側管26,30を挿通した二重管構造をなし、その内管26,30内を、上記攪拌軸12内部の浄化材送給路12”へ粉体浄化材を供給する粉体浄化材供給路αとし、その外側に、上記攪拌軸12側端部を閉塞した排出路βを形成しているとともに、上記粉体浄化材送給ラインの途中部分を漏気検知槽37に通し、上記排出路βの排出口32’を該漏気検知槽37内で水中に沈めているものである。
請求項7記載の本発明は、<i>上記注入攪拌装置14の攪拌軸12が、上記リーダ11に沿って昇降自在な上部軸受16に回転自在に支持されるとともに、その下部にブレ止めスペーサ17を取り付けており、<ii>上記反応材注入手段13が、下部を上記ブレ止めスペーサ17に固定し、上部を上部軸受16に上下摺動自在に支持させた注入ホース保護管18に、反応材を注入ノズル20へ送給する反応材注入ホース19を挿通させてなる請求項6記載の地盤改良システムである。
請求項8記載の本発明は、上記反応材注入手段13の注入ノズル20が、注入管20bの先端に可撓性を有する管状のノズルカバー20cを嵌着してなる請求項6または7記載の地盤改良システムである。
請求項1,2,5,7記載の本発明によれば、反応材注入ホースの座屈を防止できるので、その座屈により反応材の供給が断たれること防止できる。
請求項3,4,5,8記載の本発明によれば、注入ノズルの土詰まりを防止できる。したがって、注入攪拌装置の貫入下降時に、土詰まりを防止するために水を噴射させる必要がなく、周辺地盤の泥濘化を生じさせない。
請求項6,7,8記載の本発明によれば、粉体浄化材供給ラインが破損した際の粉体浄化材の飛散を防止するとともに、その破損をいち早くこれを検知することができる。
ベースマシン10’のリーダ11に、撹拌軸12と反応材注入手段13とからなる注入攪拌装置14を昇降自在に支持した地盤改良機10の上記攪拌軸12に接続された粉体浄化材供給ラインが、外側管27,32内に内側管26,30を配置した二重管構造をなし、その内管26,30内を、上記攪拌軸12内部の浄化材送給路12”へ粉体浄化材を供給する粉体浄化材供給路αとし、その外側に、上記攪拌軸12側端部を閉塞した排出路βを形成し、かつ、その排出路βの排出口32’を漏気検知槽37内で水中に沈めてなる地盤改良システム。
本発明の実施例に係る地盤改良システムについて図1〜7により詳しく説明する。
10は、クローラ式のベースマシン10’に備えられた高さ20m程度のリーダ11に、下端に攪拌翼12’……を有する一対の攪拌軸12,12と反応材注入手段13とからなる注入攪拌装置14を昇降自在に支持させてなる地盤改良機である。
上記攪拌軸12,12は、その内部に上記攪拌翼12’……の所要位置に開口した噴出孔15に連通する浄化材送給路12”を形成しているもので、それは、上記リーダ11に沿って昇降自在にした上部軸受16により、その上端部において回転自在に支持されているものである(図2)。
17は、その攪拌軸12,12の下部に、攪拌翼12’……の直上に位置させて、両攪拌軸12,12間に取り付けられているブレ止めスペーサで(図4,5)、それは、上記攪拌軸12,12を挿通させた筒状の攪拌軸挿通部17a,17aの間に連結板17bを固着してなる鋼製のものである。
上記反応材注入手段13は、上記上部軸受16と上記ブレ止めスペーサ17とにその上下部を取り付けられ、上記攪拌軸12,12の間に位置する鋼製の注入ホース保護管18内に、耐薬品性を有する反応材注入ホース19を挿通するとともに、その反応材注入ホース19の下端に、上記ブレ止めスペーサ17の前面に固定された注入ノズル20を接続してなるものである(図2〜4)。
上記注入ホース保護管18の下部は、上記ブレ止めスペーサ17の前面に固定金具21により固定されているが、その上部は、上記上部軸受16の前面に固定された、該注入ホース保護管18よりも大径のガイド管22に上下摺動自在に挿通して支えられている。
上記反応材注入ホース19は、上記注入ホース保護管18の上端より突出させた上端を、上記上部軸受16に固定されたホースジョイント23の下端に接続している。
上記注入ノズル20は、両端を閉じた中空筒状の分岐管20aの下側に、4本の注入管20b……を分岐接続している鋼製のもので、上記分岐管20aの供給口に上記反応材注入ホース19の下端を接続している。
その各注入管20b……の先端には可撓性を有する管状のノズルカバー20c……を嵌着してある。このノズルカバー20c……はゴム管とすることができる。
よって、反応材注入ホース19から送給される反応材は、各注入管20bに取り付けたノズルカバー20cから下方へ噴出するようになっている。
本地盤改良システムは、上記の地盤改良機10に、粉体浄化材であるたとえば粒径100μm程度の微細鉄粉を供給する粉体浄化材供給ラインと、リン酸と過酸化水素の混合液である反応材を供給する反応材供給ラインとを接続して構成されるので、続いて、その粉体浄化材供給ラインと反応材供給ラインについて説明する。
24,24は、上記一対の攪拌軸12,12の上端のスイベル25,25にビクトリックジョイント25’で固定された弧状のベント管である(図1,2,6)。
これは、上記攪拌軸12の浄化材送給路12”に連通するよう接続された、鋼製で内径50mm程度の内管(内側管)26の外側に、同じく鋼製で内径125mm程度の保護外管(外側管)27を被覆し、二重管としたもので、その内管26と保護外管27との間には環状空処28が形成されている。その環状空処28の攪拌軸12側の端部は閉塞してある。
上記ベント管24,24のスイベル25,25の反対側端には、同じく二重管構造をなし、上記ベント管24,24とともに粉体浄化材供給ラインをなす防護圧送ホース29,29(一方のみ図示した。)を接続している(図1,6,7)。
各防護圧送ホース29は、上記内管26にネジジョイントにより接続された、内径50mm程度の肉厚合成樹脂製で螺旋状の鋼線を内包したサンドブラストホース等の耐摩耗性を有する内側ホース(内側管)30を、上記保護外管27にビクトリックジョイント31により接続された、合成樹脂製波付き硬質可撓電線管(いわゆるエフレックス管)等の外側ホース(外側管)32内に挿通してなる。
なお、その外側ホース32は内側ホース30よりも短く、該内側ホース30のベント管接続端側の所要長さの部分にだけ被覆された状態となっている。
上記内側ホース30およびこれと接続され連通するベント管24の内管26は、粉体浄化材供給路αをなしている。
また、上記内側ホース30と外側ホース32との間に形成された通路33は、上記ベント管24の環状空処28に連通しこれとともに排出路βをなしている。
この排出路βは、閉塞されている上記環状空処28のビクトリックジョイント25’側奥部を始端とし、上記外側ホース32の排出口32’を終端としている。
また、上記外側ホース32のベント管接続端側の所要長さの部分には、いわゆるサニーホース(フラットホース)が、注入攪拌装置14の昇降に伴う擦れ防止のための保護被覆ホース34として被覆されている(図1,6)。
上記粉体浄化材供給路α、すなわち内側ホース30の上流側端は、上記地盤改良機10に粉体浄化材を圧送する浄化材供給機35に接続されており、上記粉体浄化材は該浄化材供給機35からエアにより粉体浄化材供給路αから上記攪拌軸12,12の浄化材送給路12”,12”を通じて送給され、上記攪拌軸12の噴出孔15から噴出するようになっている。
36は、粉体浄化材供給ラインの途中に設けられた漏気検知部で、それは、水を張った漏気検知槽37に、上記防護圧送ホース29の途中部分を通し、かつ、上記排出路βの終端開口すなわち上記内側ホース30に被覆している外側ホース32の排出口32’を、その漏気検知槽37内で水中に沈めているものである。
40は、反応材収容槽41,42にそれぞれ収容されたリン酸と過酸化水素とを混合ミキサ43で混合して調製され、反応材圧送ポンプ44で上記地盤改良機10へ反応材を送給するタイロンホース等の耐薬品性の反応材送給ホース(反応材供給ライン)である。
その反応材送給ホース40の下流側端は上記地盤改良機Aの上部軸受16のホースジョイント23の上端に接続され(図2,3)、上記反応材注入ホース19に連通している。
よって、上記反応材圧送ポンプ44から圧送され、反応材送給ホース40および反応材注入ホース19を通じて送給される反応材は、上記注入ノズル20の各注入管20b……を通じ、そこに嵌着されたノズルカバー20c……より噴出するようになっている。
上記地盤改良システムによる地盤改良工事は次のように行われる。
すなわち、上記地盤改良機10を地盤改良を行おうとする箇所に位置させ、攪拌軸12,12を回転させながら上記注入攪拌装置14を下降させてその攪拌翼12’……を地中に貫入させる。
この注入攪拌装置14の下降時には、可撓性を有する上記ノズルカバー20c……が屈曲するので、上記注入管20b……に土砂が詰まってしまうことがない。
したがって、従来行っていたように、注入ノズル20の詰まり防止のために水を噴出させる必要がなく、周辺地盤を泥濘化することがない。
上記攪拌翼12’……を地中の所要深さまで貫入させた後、攪拌軸12,12を回転させ、かつ該注入攪拌装置14全体を引き上げながら粉体浄化材および反応材を噴出させる。
すなわち、その引上げとともに、上記攪拌翼12’……の噴出孔15より、粉体浄化材を噴出させ、また同時に、上記注入ノズル20を通じて反応材を噴出させる。
噴出した粉体浄化材と反応材とは、攪拌翼12’……により土壌と攪拌されるので、土壌中の汚染物質を分解し浄化することができる。
なお、注入攪拌装置14の下降時に屈曲状態となっていた注入ノズル20のノズルカバー20cは、このときには、該注入攪拌装置14自体の引上げにより下方に伸長した状態になるから、反応材の噴出を妨げることはない。
また、上記反応材注入ホース19は、注入ホース保護管18内に挿通されているから、注入攪拌装置14の引上げの際に土砂との直接の摩擦がなく、従来のように座屈してしまうことがない。
上記注入ホース保護管18は、土砂と直接摩擦を生じるが、該注入ホース保護管18の上部は上記ガイド管22に上下摺動自在に挿通されているから、無理な外力が加わった場合であっても、相対摺動が許容されるようになっているので、座屈してしまうことがない。
上記の粉体浄化材の圧送により、上記内側ホース30、内管26の内面が摩耗するが、過度に摩耗して該内側ホース30または内管26が破損した場合であっても、その内部の粉体浄化材供給路αを圧送されてきた粉体浄化材およびエアは、その破損箇所から排出路β内に漏れるので、周囲に飛散しない。したがって周辺環境の悪化を防ぐことができる。
排出路βへ漏れた粉体浄化材およびエアは、該排出路βを通じて上記漏気検知槽37の方へ流れ、該漏気検知槽37内に張られた水の中に開口する上記外側ホース32の排出口32’から噴出する。
したがって、上記内側ホース30または内管26の破損は、この漏気検知槽37内に張られた水に泡が発生することにより簡単に視認されるようになっており、また、粉体浄化材は周辺に飛散することなくその漏気検知槽37内に沈殿する。
本発明の一実施例に係る地盤改良システムの全体構成図である。 上記システムで使用する地盤改良機の上部軸受付近の正面図である。 図2の要部拡大図である。 同地盤改良機の攪拌軸の下端付近の正面図である。 図4の要部拡大図である。 鉄粉送給ラインの要部の拡大側面図である。 漏気検知部の拡大側面図である。 従来の地盤改良機の側面図である。
符号の説明
α 粉体浄化材排出路
β 排出路
10 地盤改良機
10’ ベースマシン
11 リーダ
12 攪拌軸
12” 浄化材送給路
13 反応材注入手段
14 注入攪拌装置
16 上部軸受
17 ブレ止めスペーサ
18 注入ホース保護管
19 反応材注入ホース
20 注入ノズル
20b 注入管
20c ノズルカバー
22 ガイド管
26,30 内側管
27,32 外側管
21’ 排出口
37 漏気検知槽

Claims (8)

  1. ベースマシン(10’)のリーダ(11)に、撹拌軸(12)と反応材注入手段(13)とを備えた注入攪拌装置(14)を昇降自在に支持してなる地盤改良機において、
    <i> 上記注入攪拌装置(14)の攪拌軸(12)が、上記リーダ(11)に沿って昇降自在な上部軸受(16)に回転自在に支持されるとともに、その下部にブレ止めスペーサ(17)を取り付けていること、および、
    <ii> 上記反応材注入手段(13)が、下部を上記ブレ止めスペーサ(17)に固定し、上部を上部軸受(16)に上下摺動自在に支持させた注入ホース保護管(18)に、反応材を注入ノズル(20)へ送給する反応材注入ホース(19)を挿通させてなることを特徴とする地盤改良機。
  2. 上記注入ホース保護管(18)の上部が、上記上部軸受(16)に固定されたガイド管(22)に上下摺動自在に挿通され、支持されていることを特徴とする請求項1記載の地盤改良機。
  3. ベースマシン(10’)のリーダ(11)に、撹拌軸(12)と反応材注入手段(13)とを備えた注入攪拌装置(14)を昇降自在に支持してなる地盤改良機において、
    上記反応材注入手段(13)の注入ノズル(20)の注入管(20b)の先端に、可撓性を有する管状のノズルカバー(20c)を嵌着してなることを特徴とする地盤改良機。
  4. 上記注入ノズル(20)が、分岐管(20a)に、可撓性を有する管状のノズルカバー(20c)を嵌着した複数本の注入管(20b……)を分岐接続してなることを特徴とする請求項3記載の地盤改良機。
  5. ベースマシン(10’)のリーダ(11)に、撹拌軸(12)と反応材注入手段(13)とを備えた注入攪拌装置(14)を昇降自在に支持してなる地盤改良機において、
    <i> 上記注入攪拌装置(14)の攪拌軸(12)が、上記リーダ(11)に沿って昇降自在な上部軸受(16)に回転自在に支持されるとともに、その下部にブレ止めスペーサ(17)を取り付けてなること、
    <ii> 上記反応材注入手段(13)が、下部を上記ブレ止めスペーサ(17)に固定し、上部を上部軸受(16)に上下摺動自在に支持させた注入ホース保護管(18)に、反応材を注入ノズル(20)へ送給する反応材注入ホース(19)を挿通させてなること、および、
    <iii> 上記注入ノズル(20)の注入管(20b)の先端に、可撓性を有する管状のノズルカバー(20c)を嵌着してなることを特徴とする地盤改良機。
  6. ベースマシン(10’)のリーダ(11)に、撹拌軸(12)と反応材注入手段(13)とを備えた注入攪拌装置(14)を昇降自在に支持した地盤改良機(10)の上記攪拌軸(12)に接続された粉体浄化材供給ラインが、外側管(27,32)内に内側管(26,30)を挿通した二重管構造をなし、その内管(26,30)内を、上記攪拌軸(12)内部の浄化材送給路(12”)へ粉体浄化材を供給する粉体浄化材供給路(α)とし、その外側に、上記攪拌軸(12)側端部を閉塞した排出路(β)を形成していること、および上記粉体浄化材送給ラインの途中部分を漏気検知槽(37)に通し、上記排出路(β)の排出口(32’)を該漏気検知槽(37)内で水中に沈めていることを特徴とする地盤改良システム。
  7. <i>上記注入攪拌装置(14)の攪拌軸(12)が、上記リーダ(11)に沿って昇降自在な上部軸受(16)に回転自在に支持されるとともに、その下部にブレ止めスペーサ(17)を取り付けていること、および、
    <ii>上記反応材注入手段(13)が、下部を上記ブレ止めスペーサ(17)に固定し、上部を上部軸受(16)に上下摺動自在に支持させた注入ホース保護管(18)に、反応材を注入ノズル(20)へ送給する反応材注入ホース(19)を挿通させてなることを特徴とする請求項6記載の地盤改良システム。
  8. 上記反応材注入手段(13)の注入ノズル(20)が、注入管(20b)の先端に可撓性を有する管状のノズルカバー(20c)を嵌着してなることを特徴とする請求項6または7記載の地盤改良システム。
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