JP2007191756A - 成膜装置及び成膜方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】化合物薄膜を高い効率で形成する。
【解決手段】真空槽3内の成膜ステージには、PETフィルム4上に金属薄膜を形成するスパッタリング装置10と、酸素イオンを放出するイオン銃11とが配されている。スパッタリング装置10は、流量コントローラ13でスパッタガスと酸素ガスの導入比率を変化させることにより、酸素ガスを含む雰囲気で高速にスパッタリングを行う遷移領域モードで動作させる。PETフィルム4が連続的に搬送されている間に、スパッタリング装置10で金属薄膜の形成が行われ、その直後にイオン源11にからの酸素イオンで金属薄膜が酸化される。
【選択図】図1
【解決手段】真空槽3内の成膜ステージには、PETフィルム4上に金属薄膜を形成するスパッタリング装置10と、酸素イオンを放出するイオン銃11とが配されている。スパッタリング装置10は、流量コントローラ13でスパッタガスと酸素ガスの導入比率を変化させることにより、酸素ガスを含む雰囲気で高速にスパッタリングを行う遷移領域モードで動作させる。PETフィルム4が連続的に搬送されている間に、スパッタリング装置10で金属薄膜の形成が行われ、その直後にイオン源11にからの酸素イオンで金属薄膜が酸化される。
【選択図】図1
Description
本発明は成膜装置及び方法に関するものであり、詳しくは化合物薄膜を高い効率で形成することが可能な成膜装置及び成膜方法に関するものである。
成膜装置としては、例えば稀薄なスパッタガスで満たされた真空槽内でグロー放電することによって発生する陽イオンをターゲット材料に衝突させ、その衝突エネルギーでターゲット材料の原子(スパッタ原子)を叩き出し、そのスパッタ原子を下地基板に堆積させて薄膜を形成するスパッタリング装置が広く知られている。このようなスパッタリング装置は、安定なグロー放電を生じさせるために、高真空にした真空槽内にスパッタガスとしてアルゴンガス等の不活性ガスが適宜のガス圧まで導入された雰囲気下で作動される。
また、上記のスパッタリング装置において、スパッタガスの他に酸素ガスのような反応ガスを真空槽内に導入し、化合物薄膜を形成す反応性スパッタリングも知られている。しかし、この反応性スパッタリングでは、上記のようにスパッタガスだけを導入するいわゆる物理スパッタリングと比較して、下地基板への化合物の堆積速度が低下するのが通常である。
一方、反応ガスとしての酸素ガスを含むガスの放電プラズマ中で酸化反応をともないつつ下地基板に薄膜を被着させる第1の工程と、このスパッタリング工程で得られた不完全な酸化状態の薄膜を非放電領域中のオゾンに曝して完全に酸化させる第2の工程とに、下地基板を交互に送り込んで酸化膜を形成して行く手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、スパッタガスと反応ガスとを導入した雰囲気で酸化膜を高速に形成する成膜方法が特許文献2によって知られている。この特許文献2の高速スパッタリングでは、入力電圧をほぼ一定に維持して放電を行い、この放電を継続させながら反応ガスの導入量を増やして出力電圧を一定レベルまで降下させた後、酸素ガスの導入量を減らしていったときに、出力電圧が急激に増大し、かつ出力電力が降下した高速スパッタリング領域でスパッタリング装置を作動させている。このような特殊な高速スパッタリング領域での高速なスパッタリングの動作は遷移領域モードとして知られている。
ところで、特許文献1のように、同じ工程を何度も繰り返し実施して、必要な厚みの酸化膜を得る手法は、PETフィルムやポリイミド等のシートを連続走行させながら、連続的に成膜する場合に不向きである。また、第1の工程で十分な堆積速度を得るには、第1の工程を酸素ガスの分圧を極力低くしたいわゆる金属モードでスパッタリング装置を作動させる必要がある。しかしながら、この金属モードにするには、酸素の分圧を十分に小さくした雰囲気でスパッタリング装置を動作させるために、第1の工程を行う空間と第2の工程を行う空間を実質的に遮断して分離する必要があり、設備が複雑化・大型化するという難点があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、設備の簡略を図るのに有利にしながら、高い効率で化合物薄膜を形成することができる成膜装置及び成膜方法を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1に記載の成膜装置では、真空槽内で前記下地基板を搬送する搬送手段と、前記真空槽内に配され、スパッタガスと反応ガスとを導入した雰囲気でターゲット材料を一方の電極として放電を行って、ターゲット材料から飛散した原子を搬送中の下地基板に堆積させる際に、入力電圧をほぼ一定に維持して放電を行い、この放電を継続させながら反応ガスの導入量を増やして出力電圧を一定レベルまで降下させた後、反応ガスの導入量を減らしていったときに、出力電圧が急激に増大し、かつ出力電力を降下させた高速スパッタリング領域で作動されるスパッタリング装置と、前記真空槽内で前記スパッタリング装置よりも下地基板の搬送路の下流に配され、反応ガスのイオンを搬送中の下地基板に向けて照射することにより、放出したイオンと前記下地基板に堆積した原子とを反応させて化合物薄膜とするイオン源とを備えたものである。
請求項2記載の成膜装置では、スパッタ装置による原子を堆積する領域と、イオン源からのイオンを照射する領域とが隣接または一部が重なるようにスパッタリング装置とイオン源とを配したものである。また、請求項3記載の成膜装置では、スパッタリング装置は、前記ターゲット材料を収容し、下地基板側に向かって開放されたターゲット室を備え、このターゲット室内にスパッタガスと反応ガスとを導入する導入口を設けたものである。
請求項4記載の成膜装置では、下地基板に対するイオン源の電位の符号がこのイオン源が放出するイオンの電荷の符号と同じになる向きにして、下地基板とイオン源との間にバイアス電圧を印加するバイアス電源装置を備えたものである。また、請求項5記載の成膜装置では、イオン源を、冷陰極型とし、その放電用のアノード及びカソードの近傍に熱電子を放出する熱電子発生手段を備えたものである。請求項6記載の成膜装置では、反応ガスを、酸素ガスとし、下地基板上に酸化膜を形成するようにしたものである。
請求項7記載の成膜方法では、真空槽内のスパッタガスと反応ガスとを導入した雰囲気でターゲット材料を一方の電極として放電を行い、この放電によりターゲット材料から飛散した原子を下地基板に堆積させる際に、入力電圧をほぼ一定に維持して放電を行い、この放電を継続させながら酸素ガスの導入量を増やして出力電圧を一定レベルまで降下させた後、反応ガスの導入量を減らしていったときに、出力電圧が急激に増大し、かつ出力電力が降下した高速スパッタリング領域で原子を下地基板に堆積させるスパッタリング工程と、前記スパッタリング工程の直後に、前記下地基板を反応ガスのイオンの雰囲気に曝し前記下地基板に堆積した原子と反応させる反応工程とによって化合物薄膜を形成するようにしたものである。
本発明によれば、入力電圧をほぼ一定に維持して放電を行い、この放電を継続させながら反応ガスの導入量を増やして出力電圧を一定レベルまで降下させた後、反応ガスの導入量を減らしていったときに、出力電圧が急激に増大し、かつ出力電力が降下することによって発生する高速スパッタリング領域(遷移領域モード)で作動されるスパッタリング装置で金属薄膜を形成し、その金属薄膜にイオン源からのイオンと反応させるようにしたから、イオン源からの反応ガスあるいはそのイオンがスパッタリング装置の置かれた雰囲気に達したとしても、十分な金属原子の堆積速度を得ることができ、化合物薄膜を高速に形成することができる。また、スパッタリング装置とイオン源との空間を遮断する必要がないため、部品点数を大幅に少なくすることができるとともに、成膜装置の小型化を図ることができる。
図1に本発明を実施した成膜装置2の概略を示す。真空槽3には、下地基板となるPETフィルム4を真空槽3内に送り込むための搬入口3aと、酸化膜を形成したPETフィルム4を送り出す搬出口3bとを設けてある。搬入口3aには長尺のPETフィルム4をロール状に巻いたフィルムロールを収納したロール室を連結してあり、搬出口3bには、PETフィルム4を巻き取る巻取りローラを配した巻取り室を連結してある。
PETフィルム4は、搬送機構5によって、ロール室から搬入口3aを介して真空槽3内に送り込まれ、真空槽3内を連続的に一定の速度で搬送されている間に酸化膜が形成され、この後に搬出口3bを介して巻取り室に搬送されて巻取りローラに巻き取られる。なお、ロール室と巻取り室は、真空槽3と同様に真空にされる。また、搬入口3a,搬出口3bに、酸化膜や金属膜等を成膜するための別の真空槽を連結して多層に成膜を行うこともできる。
真空槽3内には回転ドラム6と、一対のガイドローラ7とを設けてあり、これら回転ドラム6,各ガイドローラ7にPETフィルム4が掛けられており、PETフィルム4は、回転ドラム6に掛けた状態で、酸化膜を形成する成膜ステージを通過する。これら回転ドラム6,各ガイドローラ7は、図示しないモータによって、搬送中のPETフィルム4との間に滑りを生じない回転速度で回転される。真空槽3,回転ドラム6は、導電性を有しており、それぞれ接地してある。
真空槽3には、真空ポンプ9を接続してあり、この真空ポンプ9により真空槽3の内部は成膜に必要な真空度まで排気される。なお、PETフィルム4や後述するターゲット材料を交換する際、あるいは点検整備などの作業のために、真空槽3は、大気圧までリークした後には周知の構造により開放することができる。
成膜ステージには、スパッタリング装置10と、イオン源11とを配置してあり、イオン源11は、スパッタリング装置10よりもPETフィルム4の搬送路の下流側に配してある。スパッタリング装置10は、接地された真空槽3,回転ドラム6との間で放電することにより、ターゲット材料から叩き出した金属原子(スパッタ原子)をPETフィルム4の表面に堆積することによって、金属薄膜を形成する。したがって、このスパッタリング装置10によって、金属薄膜を形成するスパッタリング工程が行われる。
スパッタリング装置10には、ターゲット装置10と回転ドラム6との間に位置した閉じ位置と、それら間から退避した開き位置との間で回動自在な導電性を有するシャッタ12を設けてあり、シャッタ12が閉じ位置のときには、このスパッタリング装置10による成膜が行われず、開き位置のときに金属堆積が行われる。
イオン源11は、PETフィルム4上にスパッタリング装置10で形成された金属薄膜にイオンを反応させて、その金属薄膜を化合物薄膜とする反応工程ためのものである。この例では、酸化膜を形成するように構成されており、イオン源11は、スパッタリング装置10で反応ガスとして用いられる酸素のイオンで金属薄膜を酸化させるものであり、2価のプラス電荷を帯びた酸素イオンを放出する。後述するようにスパッタリング装置10を遷移領域モードで動作するため、スパッタリング装置10によって形成される金属薄膜の原子は、完全に酸化された状態、あるいは酸素原子が不足して不完全に酸化された状態、さらには全く酸化されていない状態が混在しており、イオン源11は、そのような金属薄膜の原子を完全に酸化させる。
イオン源11は、スパッタリング装置10の下流側に近接して配置してある。これは、スパッタリング装置10をスパッタガス(アルゴンガス)と反応ガス(酸素ガス)の雰囲気で高速なスパッタリングが可能な遷移領域モードで動作させるため、イオン源11からの酸素ガスあるいは酸素イオンがスパッタリング装置10のターゲット材料、あるいはその近傍にまで達したとしても、その量が過度になって遷移領域モードから逸脱させない限り、十分な金属原子の堆積速度を得ることができるからである。そして、スパッタリング装置10とイオン源11との空間を遮断する必要がないため、部品点数を大幅に少なくすることができるとともに、成膜装置2の小型化を図ることができる。
流量コントローラ13は、スパッタリング装置10によるスパッタリング工程のためのスパッタガスとしてのアルゴンガスと、反応ガスである酸素ガスの導入量をそれぞれ独立して調整する。流量コントローラ14は、酸素イオンの元となる酸素ガスのイオン源11への導入量を調整する。
スパッタ用電源装置16,イオン源用電源装置17として直流電源を用いている。スパッタ用電源装置16は、そのマイナス電極がスパッタリング装置10に接続され、プラス電極が真空槽3,回転ドラム6に接続して接地してあり、プラス電極側を基準にしてマイナス電極側の電位を下げるように負の電圧を出力する。また、イオン源用電源装置17は、マイナス電極を真空槽3,回転ドラム6,イオン源11の筐体に接続して接地してあり、プラス電極をイオン源11の筐体内の放電電極に接続してあり、そのマイナス電極側を基準にしてプラス電極側の電位を上げるように正の電圧を出力する。
制御部20は、各流量コントローラ13,14と、各電源装置16,17とを制御する。本発明では、流量コントローラ16によってスパッタガス及び酸素ガスのスパッタリング装置10への導入量と、スパッタ用電源装置16によるスパッタリング装置10への入力電力を制御することによって、スパッタリング装置10を高速なスパッタリングが可能な遷移領域モードで動作させる。
なお、この例では、イオン源11の酸化能力に対してスパッタリング装置10による金属薄膜の形成能力が高く、スパッタリング装置10を連続動作させた場合にはイオン源11による酸化が不完全になるため、遷移領域モードでの動作を維持するようにしつつスパッタリング装置10での動作を断続している。もちろん、イオン源11の酸化能力が十分に高い場合には、スパッタリング装置10を連続的に動作することができる。
スパッタリング装置10の外観を図2に、断面を図3に示す。スパッタリング装置10は、ターゲット室22を形成するジャケット23を備えている。ジャケット23は、中空な円筒状としてあり真空槽3に固定され、ターゲット室22には円筒状のターゲットユニット25を回動自在に収容する。
ジャケット23の周面には、回転ドラム6に面した部分にターゲット室22を開放する開口23aを設けてあり、この開口23aからターゲット室22内のターゲットユニット25が回転ドラム6側に露呈される。なお、スパッタリング装置10は、ターゲットユニット25の軸心に沿った方向が、PETフィルム4の幅方向(搬送方向と直交する方向)に一致するように真空槽3内に配される。
ターゲットユニット25は、導電性を有する支持筒25aの外周面を覆うように、スパッタリングにおけるターゲットとなるターゲット層25bを形成したものである。このターゲットユニット25は、上記のようにターゲット室22内に回動自在にしてあり、その軸に歯車等で連結された駆動軸26をジャケット23の上面に設けてある。スパッタリングの際には、この駆動軸26を介してモータ27でターゲットユニット25を回転し、ターゲット層25bの全周面をスパッタリングに供する。支持筒25aは、スパッタ用電源装置21のマイナス電極に接続してあり、ターゲットユニット25をスパッタリングのマイナス側の放電電極としている。
ターゲットユニット25の中空部内に中空管28を挿通してあり、その密封した内部に磁石ユニット29を配してある。中空管28は、ジャケット23に固定してある。磁石ユニット29は、鉄製の支持部材31に小型の磁石32a,32bを固着したものとなっている。支持部材31は、支持筒25aの軸心に沿って長くしてあり、その回転ドラム6側の面の中央に長手方向に沿って磁石32aを一列に並べ、それら磁石32aの周囲を取り囲むように磁石32bを矩形に並べてある。磁石32aは回転ドラム6側にN極を向けてあり、磁石32bは回転ドラム6側にS極を向けてある。このように構成される磁石ユニット29は、マグネトロンスパッタリングを行うためのものであり、各磁石32a,32bの磁力によってプラズマをターゲット近傍に閉じ込める。
各磁石32a,32bをターゲット27に近づけてその効果を高めるために、中空筒28を支持筒25a内で回転ドラム6側に寄せるように偏心して配置してある。また、高い効率でスパッタリングを行うために、磁石32aと磁石32bとの間の磁力線がターゲット層27bの表面に沿うようにして磁石32aの両側に設けた各磁石32bが外側に開くように取り付けてある。支持筒25aと中空筒28との間には、冷却パイプ33からの冷却水が通され、ターゲットユニット27,磁石ユニット29等が高温になることを防止する。
開口23aと反対側のジャケット23の周面部分にアルゴンガス及び酸素ガスの導入パイプ35を接続してあり、導入パイプ35からターゲット室22にアルゴンガスと酸素ガスとを導入し、これらガスがリッチな雰囲気にターゲットユニット25が配された状態とする。なお、ジャケット23とターゲットユニット25に間にアルゴンガスと酸素ガスが導入されることになる。ターゲット室25内においてアルゴンガス及び酸素ガスの濃度を均一にするために、例えば複数本の導入パイプ35をジャケット23の軸方向に沿って並べて接続してある。
イオン源11の外観を図4に、断面を図5に示す。イオン源11は、いわゆる冷陰極型のものを用いている。このイオン源11は、PETフィルム4の幅方向に細長い中空の箱形状をした筐体37と、その内部に内蔵した放電電極42や磁石43等からなる。筐体41は、導電性を有する磁性体で形成した箱部41と断面T字形状のパネル部材42とからなる。箱部41の前面に設けた開口内に、その開口サイズよりも小さいパネル部材42の前面パネル42aを配することにより、筐体37の回転ドラム6に対向する面に、その四辺に沿ったスリット44が形成される。箱部41とパネル部材42は、イオン源用電源装置22のマイナス極に接続して接地してある。
箱部41の背面側の内面中央には、開口に向かって突出した突出部41aを長手方向に沿って設けてある。この突出部41aの先端に磁石39のS極側端部を固着してあり、その磁石43のN極側端部に前面パネル42aの背面側に突設したパネル部材42の突出部42bを固着してある。これら突出部41a,42b,磁石43は、箱部41の内側上面と下面との間にそれぞれ適当な間隙を空けて配してある。このように箱部41とパネル部材42との間に磁石39を挟み込むことにより、スリット44の箱部45側のエッジをS極,前面パネル42a側のエッジをN極として、スリット44を横切る磁力線を形成し、スリット44の近傍にプラズマを発生させる。これにより導入する酸素ガスを効率的に酸素イオン(2価の陽イオン)にする。
筐体39の内部には、突出部41a,42b,磁石43を囲むようにガス供給室45が形成されている。筐体39の背面には供給パイプ47から酸素ガスが供給される副ガス供給室46を設けてあり、この副ガス供給室46とガス供給室45とが複数本の導入パイプ48で接続してある。このようにすることで、ガス供給室45に均一に酸素ガスを導入する。
酸素ガス供給室48内には、磁石43を挟むように、断面矩形で筐体41の長手方向に長い棒状の2本の放電電極42を配してある。放電電極42は、導電性を有する材料で作成され、絶縁板49を介して箱部41に取り付けることで箱部41とは電気的に絶縁してある。各放電電極42には、箱部11の背面を貫通した電極端子51を介してイオン源用電源装置17のプラス電極に接続してある。なお、符号52は、電極端子51を箱部45に絶縁した状態で取り付けるための絶縁材料で形成したスリーブを示している。符号54a〜54cは、放電電極42,箱部41,パネル部材42を冷却パイプであり、これらに冷却水を通すことでイオン源11の温度上昇を防止する。
筐体39の内面と放電電極42とを適当な間隔にまで近接させることにより、スリット44に対向する放電電極42の面だけで放電が生じてプラズマが発生するようにしている。放電電極42は、そのスリット44に対向する部分に、酸化しても導電性を失わない性質を有する、例えばTi(チタン)製の電極板53を固着してある。これにより、酸素イオンに曝されて電極板53が酸化しても放電が維持されるようにしている。
なお、酸化させるためのイオン源としては、上記構成のものに限らず種々の構成のイオン源を利用することができる。また、イオン源からのイオンによる反応工程の能力を上げるために、複数のイオン源を用いてもよい。
スパッタリング装置10,イオン源11への入力電力の制御の状態を図6に示す。スパッタ用電源装置16は、図6(a)に示すように、時間T1の動作期間中にスパッタリングで金属堆積を行うだけの入力電力(例えば3kW)をスパッタリング装置10に与える。1回の動作期間の終了後には、時間T2の休止期間となる。この休止期間では、スパッタ用電源装置16は、金属堆積を行うだけの入力電力ではないが、スパッタ用電源装置16による放電が継続されるだけの入力電力(例えば1kW程度)をスパッタリング装置10に与える。1回の休止期間が終了すると、再び動作期間とされる。一方、図6(b)に示すように、イオン源用電源装置17は、連続的にイオン源11に対して、酸素ガスをイオン化するための入力電力を与える。
なお、時間T1,T2は、PETフィルム4の搬送速度、および、スパッタリング装置10による堆積速度、イオン源11による酸化能力などに応じて決定する。もちろん、前述のように、スパッタリング装置10の能力に対してイオン源11の酸化能力が十分に高いときには、時間T2を「0」とすることができる。この例では時間T1を1秒,時間T2を4秒としている.
上記のように構成された成膜装置2の作用について説明する。真空槽3を10−6Torrオーダーの高真空にした後、モータ27によってターゲットユニット25の回転が開始される。また、流量コントローラ13を介して導入パイプ35からアルゴンガス及び酸素ガスをターゲット室22に導入する。そして、流量コントローラ13により導入されるアルゴンガスと酸素ガスとを所定の混合比、例えば5:1程度の比率とし、真空槽3内を1×10−3〜1.4×10−3Torrのガス圧に保つ。なお、導入パイプ35からのアルゴンガス,酸素ガスは、ジャケット23とターゲットユニット25との間を通って、開口23aから真空槽3内に流入するから、開口23aに露呈されているスパッタリングに供されるターゲット層25bの表面は、アルゴンガス,酸素ガスがリッチな雰囲気に置かれた状態になる。
シャッタ12が閉じ位置であることを確認してから、初期準備のために、制御部20の下で、ターゲットユニット25(マイナス極)と回転ドラム6(プラス極)と間に、例えば3kWの直流電力をスパッタ用電源装置16から供給する。これにより、導電性のシャッタ12を通して、回転ドラム6とターゲットユニット25との間で放電が開始され、アルゴンガスのプラズマが生成される。このアルゴンガスのプラズマは、磁石ユニット29の磁力によって、開口23a内に露呈されているターゲット層25bの表面近傍に密度が高く分布する。なお、シャッタ12を開き位置にしたままでもよい。
次に、流量コントローラ13による調節を行って、酸素ガスの導入量を増やしていく。酸素ガスの導入量の増加にともない、真空槽3内のガス圧は漸増する。このときには、実際に回転ドラム6とターゲットユニット25との間に生じる出力電圧(放電電圧)は徐々に低下してゆく。そして、アルゴンガスと酸素ガスの導入圧力比が1:0.8〜1:1.5程度、好ましくは1:1〜1:1.2程度にまで酸素ガスの導入量を増やした後には、酸素ガスの導入量を徐々に漸減していき、上記の出力電圧が急激な増大し、かつ出力電力を降下させ高速なスパッタが行われる高速スパッタリング領域となる特殊な放電状態、すなわち遷移領域モードにスパッタリング装置10の動作を移行させる。なお、このような特殊な放電状態である遷移領域モードの詳細については、特許第3261049号公報に詳しく記載されている。
上記のようにして遷移領域モードにした後に、搬送機構5によるPETフィルム4の搬送を開始するとともに、シャッタ12を開き位置にして、スパッタリング装置10によるスパッタ工程を開始する。上記のように、ターゲット層25bの表面近傍に密度が高くアルゴンガスのプラズマが分布し、それに含まれる陽イオンがターゲット層25bに衝突する。これにより、ターゲット層25bの表面からはその原子がスパッタ原子として叩き出され、これがスパッタリング装置10に対面しているPETフィルム4の表面に堆積して金属薄膜が形成される。なお、このときに、スパッタ原子は、PETフィルム4に向かう途中の経路に存在する酸素、酸素イオンに接触することにより、完全に酸化され、あるいは酸素原子が不足して不完全に酸化されてからPETフィルム4の表面に堆積する場合もある。
上記のようにしてスパッタ工程の開始後、時間T1が経過すると、動作期間が終了し、時間T2の休止期間となる。そして、この休止期間中には、流量コントローラ13によるアルゴンガスと酸素ガスの導入量は変化されないが、スパッタ用電源装置16によるスパッタリング装置10に対する入力電力を例えば1kW程度にまで下げる。これにより、金属堆積が行われない程度の放電状態にするが、次に入力電圧を高くしたときには再び遷移領域モードで金属薄膜を形成する状態となる。したがって、この間ではPETフィルム4には、金属堆積がされない。
時間T2が経過し休止期間が終了すると、次の動作期間となる。再びスパッタリング装置10に対する入力電力が3kWにまで高められ遷移領域モードでPETフィルム4に金属薄膜を形成する。そして、この動作期間後には、再び休止期間となる。
このようにして、断続してPETフィルム4上に金属薄膜の形成を行うが、その断続の間隔と搬送速度が適正に調整していれば、PETフィルム4の表面に均一に金属薄膜を形成することが可能である。
一方、上記のようにしてスパッタリング装置10の動作を開始させた後、制御部20は、流量コントローラ14を制御して、イオン源11のガス供給室45に酸素ガスの導入を開始するとともに、イオン源用電源装置17をオンとする。これにより、スリット44の近傍で筐体37と放電電極42との間の放電が行われ、供給される酸素ガスのプラズマがスリット近傍に生成される。そして、このプラズマで放電電流が大きくなり酸素ガスのイオン化の効率が高められた状態で、ガス供給室45に導入される酸素ガスをイオン化して放出する。このときに、イオン源11に導入される酸素ガスの全てがイオン化されるようにイオン源用電源装置17からイオン源11に投入される電力と、流量コントローラ14からの酸素ガスの導入量が調整される。
金属薄膜が形成されたPETフィルム4の部分がイオン源11による酸素イオンの照射エリアに達すると、そのイオン源11からの酸素イオンによって完全に酸化される。そして、酸化膜が形成されたPETフィルム4が搬出口3bを介して巻取りローラに送られる。
図7は、イオン源と回転ドラム(下地基板)との間にバイアス電圧を印加する例を示すものである。なお、以下に説明する他は、上記実施形態と同様であり、同じ構成部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7に概略的に示すように、イオン源用電源装置17は、そのプラス電極がイオン源11各放電電極42に接続され、マイナス電極がイオン源11の筐体37に接続されており、イオン源11は、上記実施形態と同様にイオン源用電源装置17からの電力供給で放電を行い酸素ガスをイオン化する。バイアス用電源装置61は、下地基板であるPETフィルム4とイオン源11との間にバイアス電圧を印加するものであり、そのプラス電極がイオン源用電源装置17のマイナス電極に、マイナス電極が真空槽3,回転ドラム6に接続されて接地してある。
このように接続することにより、イオン源11と回転ドラム6に掛けられるPETフィルム4との間に、イオン源11の電位が高くなるようなバイアス電圧が印加され、イオン源11から出力される陽イオンである酸素イオンが、そのバイアス電圧によってPETフィルム4に引き付けられる。したがって、PETフィルム4上の金属薄膜の酸化の効率を高めることができる他、イオン源11から放出された酸素イオンがスパッタリング装置10やそれとPETフィルム4との間に入り込まないようにすることができ、イオン源11からの酸素イオンによるスパッタリング装置10の動作、薄膜形成への影響を与えないようにすることができる。
バイアス用電源装置61は、連続的に一定のバイアス電圧を出力するようにしてもよいが、図8に示す例のように、スパッタリング装置10の入力電力の変化に同期させて変化させてもよい。図8の例では、スパッタリング装置10の動作期間中には、バイアス電圧を低くし、休止期間中にバイアス電圧を高くするようにしている。
図9に示す例は、イオン源に熱電子発生手段を設けたものである。なお、以下に説明する他は、最初の実施形態と同様であり、同じ構成部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
この例では、イオン源11の前面に一対のフィラメント65を配してあり、図10に示すように、各フィラメント65は、フィラメント用電源装置66に接続されている。各フィラメント65は、フィラメント用電源装置66からの電流が流れることによって、熱電子を放出する。なお、符号67は、導電性を有したカバーであり筐体37と等電位とされ
負電圧が与えられたカバーである。
負電圧が与えられたカバーである。
各フィラメント65は、例えば図11に示すように、イオン源11に入力電力を与えて、酸素イオンを発生する際に、放電を開始しやすくするために、フィラメント用電源装置66によって電流が流されて熱電子を放出する。放出された熱電子は、負電圧のカバー67と反発して、スリット44から放電電極42に向かう。結果として、放電電流が流れ、これをきっかけに放電電極42と筐体37との間で放電が継続的に行われようになる。
なお、この例では熱電子発生手段としてフィラメント65を用いたが、それの代わりに、近接した電極間で容易に放電が行われるようにして電子を放出させた放電手段を設け、この放電をきっかけにイオン源11自体の放電が開始されるようにしてもよい。
上記各実施形態で説明したスパッタリング装置の構成は一例であり、遷移領域モードで動作させることができるのであれば、どのようなスパッタリング装置を用いてもよく、スパッタガスもアルゴンガスに限るものではない。また、上記各実施形態では、PETフィルムに酸化膜を形成する例について説明してきたが、本発明は、下地基板としては、PETフィルムに限らず、種々のフィルムやガラス製あるいはプラスチック製のプレートやレンズなど種々のものを選択可能である。また、長尺なものにも限られない。また、連続搬送に限らず、回転ドラムに下地基板を取り付けて、繰り返し成膜ステージを通過させることで、酸化膜を形成するカルーセル方式にも利用できる。また、酸化膜の種類にしても、酸化チタニューム、酸化シリコン,酸化ニオビューム等の種々の酸化膜を成膜するにも本発明は有効である。さらには、酸化膜に限らず、反応ガスに種々のものを用いて様々な化合物薄膜を作成するのに利用することができる。
2 成膜装置
3 真空槽
6 回転ドラム
10 スパッタリング装置
11 イオン源
13,14 流量コントローラ
61 バイアス用電源装置
65 フィラメント
66 フィラメント用電源装置
3 真空槽
6 回転ドラム
10 スパッタリング装置
11 イオン源
13,14 流量コントローラ
61 バイアス用電源装置
65 フィラメント
66 フィラメント用電源装置
Claims (7)
- 下地基板上に化合物薄膜を形成する成膜装置において、
真空槽内で前記下地基板を搬送する搬送手段と、前記真空槽内に配され、スパッタガスと反応ガスとを導入した雰囲気でターゲット材料を一方の電極として放電を行って、ターゲット材料から飛散した原子を搬送中の下地基板に堆積させる際に、入力電圧をほぼ一定に維持して放電を行い、この放電を継続させながら反応ガスの導入量を増やして出力電圧を一定レベルまで降下させた後、反応ガスの導入量を減らしていったときに、出力電圧が急激に増大し、かつ出力電力を降下させた高速スパッタリング領域で作動されるスパッタリング装置と、前記真空槽内で前記スパッタリング装置よりも下地基板の搬送路の下流に配され、反応ガスのイオンを搬送中の下地基板に向けて照射することにより、放出したイオンと前記下地基板に堆積した原子とを反応させて化合物薄膜とするイオン源とを備えたことを特徴とする成膜装置。 - 前記スパッタリング装置と前記イオン源とは、前記スパッタ装置による原子を堆積する領域と、前記イオン源からのイオンを照射する領域とが隣接または一部が重なるように配してあることを特徴とする請求項1記載の成膜装置。
- 前記スパッタリング装置は、前記ターゲット材料を収容し、下地基板側に向かって開放されたターゲット室を備え、このターゲット室内に前記スパッタガスと反応ガスとを導入する導入口が設けられていることを特徴とする請求項1記載の成膜装置。
- 前記下地基板に対する前記イオン源の電位の符号が、前記イオン源が放出するイオンの電荷の符号と同じになる向きで、前記下地基板と前記イオン源との間にバイアス電圧を印加するバイアス電源装置を備えたことを特徴とする請求項1記載の成膜装置。
- 前記イオン源は、冷陰極型であり、放電用のアノード及びカソードの近傍に熱電子を放出する熱電子発生手段を備えることを特徴とする請求項4記載の成膜装置。
- 前記反応ガスは、酸素ガスであり、下地基板上に酸化膜を形成することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の成膜装置。
- 下地基板上に酸化膜を形成する成膜方法において、
真空槽内のスパッタガスと反応ガスとを導入した雰囲気でターゲット材料を一方の電極として放電を行い、この放電によりターゲット材料から飛散した原子を下地基板に堆積させる際に、入力電圧をほぼ一定に維持して放電を行い、この放電を継続させながら酸素ガスの導入量を増やして出力電圧を一定レベルまで降下させた後、反応ガスの導入量を減らしていったときに、出力電圧が急激に増大し、かつ出力電力が降下した高速スパッタリング領域で原子を下地基板に堆積させるスパッタリング工程と、前記スパッタリング工程の直後に、前記下地基板を反応ガスのイオンの雰囲気に曝し前記下地基板に堆積した原子と反応させる反応工程とからなることを特徴とする成膜方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006011569A JP2007191756A (ja) | 2006-01-19 | 2006-01-19 | 成膜装置及び成膜方法 |
PCT/JP2007/050460 WO2007083608A1 (ja) | 2006-01-19 | 2007-01-16 | スパッタ装置及びスパッタ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006011569A JP2007191756A (ja) | 2006-01-19 | 2006-01-19 | 成膜装置及び成膜方法 |
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JP2007191756A true JP2007191756A (ja) | 2007-08-02 |
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ID=38447694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006011569A Withdrawn JP2007191756A (ja) | 2006-01-19 | 2006-01-19 | 成膜装置及び成膜方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007191756A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022059278A1 (ja) * | 2020-09-16 | 2022-03-24 | 株式会社アルバック | 回転式カソードユニット用の駆動ブロック |
WO2022074893A1 (ja) * | 2020-10-08 | 2022-04-14 | 株式会社アルバック | 回転式カソードユニット用の駆動ブロック |
-
2006
- 2006-01-19 JP JP2006011569A patent/JP2007191756A/ja not_active Withdrawn
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WO2022074893A1 (ja) * | 2020-10-08 | 2022-04-14 | 株式会社アルバック | 回転式カソードユニット用の駆動ブロック |
JP7437525B2 (ja) | 2020-10-08 | 2024-02-22 | 株式会社アルバック | 回転式カソードユニット用の駆動ブロック |
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